JPH05164143A - 油圧クラッチ - Google Patents

油圧クラッチ

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JPH05164143A
JPH05164143A JP3351677A JP35167791A JPH05164143A JP H05164143 A JPH05164143 A JP H05164143A JP 3351677 A JP3351677 A JP 3351677A JP 35167791 A JP35167791 A JP 35167791A JP H05164143 A JPH05164143 A JP H05164143A
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JP
Japan
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clutch
piston
cover
oil
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP3351677A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Harada
浩二 原田
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】クラッチ室の油温に拘らずクラッチ切り離し時
にクラッチディスクがクラッチカバーの回転に伴う油の
撹拌に引き摺られて回転することを低減する。 【構成】クラッチ室16内のクラッチディスク17を入
力軸23にハブ26を介してスプライン嵌合し、リヤカ
バー14の凹溝14bにピストン28を挿入し、孔14
cとピストンの背面間を連通又は遮断するバルブ29を
凹部28aに挿入する。クラッチ室内に油を循環させる
油圧機構がピストンを駆動し、ピストン及びバルブ間の
形状記憶コイルばね37は油温が所定値未満時にバルブ
を含むピストンの全長を小さくし、ピストンには当接プ
レート39を固着する。入力軸及びハブ間のバイアスス
プリング41がディスクをフロントカバー13から所定
の距離sだけ引離し、ハブの形状記憶スプリング42は
油温が所定値未満時に形状記憶スプリングを変形させフ
ロントカバーからディスクを更に引離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのクランク軸の
回転力を変速機に対して断続する油圧クラッチに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧クラッチとして、クランク
軸の後端に固着されたクラッチカバー内にクラッチディ
スクが設けられ、このクラッチディスクを油圧機構を介
してピストンがクラッチカバーに押付けるように構成さ
れたものが知られている。この油圧クラッチは図5に示
すように、クラッチカバー1がクランク軸2の後端にフ
レックスプレート3を介して固着されたフロントカバー
1aと、このカバーに接合されたリヤカバー1bと、両
カバー1a,1b間に形成されたクラッチ室1cとを有
し、フロントカバー1aの内側面にはリヤカバー1bの
内周面にスプライン挿入されるリング状の受けプレート
4が密着して取付けられる。クランク軸2と同一軸線上
に設けられた変速機の入力軸5にはハブ6aを介してク
ラッチディスク6が入力軸5の軸方向に移動可能にスプ
ライン嵌合され、リヤカバー1bのクラッチディスク6
に対向する側面に形成された凹溝1dにはクラッチディ
スク6を受けプレート4に押付け可能な環状のピストン
7が収容される。またピストン7のクラッチディスク6
に対向する面に固着された当接プレート8はリヤカバー
1bの内周面にスプライン挿入される。
【0003】油圧機構9はリヤカバー1bの後方に設け
られたコントロールバルブ9aとオイルポンプ9bを有
し、コントロールバルブ9aのポート9cは油路9dを
介してピストン7の背面に連通され、コントロールバル
ブ9aのポート9eはクラッチ室1cに連通される。ま
たクラッチ室1c内には油が充填され、この油はオイル
ポンプ9bによりコントロールバルブ9a、油路9e、
クラッチ室1c及び油路(図示せず)を通ってオイルポ
ンプ9bに戻り循環する。クラッチペダルを踏込まない
状態、即ちクラッチを接続した状態では、油路9dを介
してクラッチ室1cの油より大きい圧力の油がピストン
7の背面に供給され、ピストン7が当接プレート8を介
してクラッチディスク6を受けプレート4に押付けるの
で、クランク軸2の回転力は入力軸に伝達される。クラ
ッチペダルを踏込んだ状態、即ちクラッチを切り離した
状態では、コントロールバルブ9aが切換わりピストン
7の背面の油圧がクラッチ室1c内の油圧より下降し、
クラッチディスク6がリヤカバー1bの方向に移動して
ピストン7が凹溝1dに押込まれる。この結果、当接プ
レート8がクラッチディスク6から離れ、クラッチディ
スク6が受けプレート4から離れるので、クランク軸2
の回転力は入力軸5に伝達されなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記油圧クラ
ッチではクラッチを切り離しているにも拘らず、クラッ
チディスクが受けプレートに近接した状態になる場合が
あり、フロントカバー及び受けプレートの回転によりク
ラッチ室の油がその粘性抵抗により撹拌され、この油の
流動に引き摺られてクラッチディスクが回転してしまう
不具合があった。また寒冷地ではクラッチを切り離し、
かつクラッチディスクが受けプレートと当接プレートと
の間隔のほぼ中央に位置していても、クラッチ室の油温
が低く油の粘性抵抗が大きいため、クラッチディスクが
クラッチカバーの回転による油の撹拌に引き摺られて回
転してしまう問題点があった。
【0005】本発明の目的は、クラッチ室の油温の高低
に拘らずクラッチの切り離し時に、クラッチディスクが
クラッチカバーの回転に伴う油の撹拌に引き摺られて回
転することを低減できる油圧クラッチを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明する。本発明の油圧クラッチは、エンジンのク
ランク軸18の後端に固着されたフロントカバー13と
このカバーに接合されたリヤカバー14と両カバー1
3,14間に形成されたクラッチ室16とを有するクラ
ッチカバー12と、クランク軸18と同一軸線上に設け
られた入力軸23にハブ26を介してスプライン嵌合さ
れてクラッチ室16内に設けられ入力軸23の軸方向に
移動可能なクラッチディスク17と、リヤカバー14の
クラッチディスク17に対向する側面に形成されたリン
グ状の凹溝14bに挿入されクラッチディスク17をフ
ロントカバー13に押付け可能なリング状のピストン2
8と、凹溝14bの底面に形成された複数の孔14cと
ピストン28の背面の間を連通又は遮断しピストン28
の背面に形成された凹部28aに挿入されたバルブ29
と、クラッチ室16内に油を循環させかつピストン28
を駆動する油圧機構と、ピストン28及びバルブ29間
に装着されクラッチ室16内の油温が所定値未満になる
とバルブ29を含むピストン28の全長を小さくするよ
うに付勢する形状記憶コイルばね37と、ピストン28
のクラッチディスク17に対向する面に固着されクラッ
チカバー12の内周面にスプライン挿入された当接プレ
ート39と、入力軸23及びハブ26間に取付けられク
ラッチディスク17をフロントカバー13から所定の距
離tだけ引離すように付勢するバイアススプリング41
と、ハブ26に取付けられクラッチ室16内の油温が所
定値未満になるとバイアススプリング41を変形させフ
ロントカバー13からクラッチディスク17を更に引離
すように付勢する形状記憶スプリング42とを備えたも
のである。
【0007】
【作用】クラッチ室16の油温が所定値以上のときに
は、形状記憶コイルばね37はバルブ29を含むピスト
ン28の全長を大きくし、ばね定数の小さい形状記憶ス
プリング42はバイアススプリング41をほとんど付勢
しない。この状態でクラッチを切り離すと、当接プレー
ト39はクラッチ室16の油圧によりフロントカバー1
3から比較的小さい所定の間隔hだけ離れて停止し、ク
ラッチディスク17はフロントカバー13より所定の距
離tだけ離れた位置、即ち間隔hのほぼ中央に位置して
停止する。また、クラッチ室16の油温が所定値未満に
なると、形状記憶コイルばね37はバルブ29を含むピ
ストン28の全長を小さくし、ばね定数の大きい形状記
憶スプリング42はクラッチディスク17をフロントカ
バー13から離す方向にバイアススプリング41を付勢
する。この状態でクラッチを切り離すと、当接プレート
39はクラッチ室16の油圧によりフロントカバー13
から上記所定の間隔hより大きい間隔Hだけ離れて停止
し、クラッチディスク17はこの間隔Hのほぼ中央に位
置して停止する。
【0008】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図4に示すように、エンジンの後端
には油圧クラッチ11が設けられる。油圧クラッチ11
はクラッチカバー12とこのクラッチカバー内に設けら
れたクラッチディスク17とを備える。クラッチカバー
12はクランク軸18の後端にフレックスプレート19
を介して固着されたフロントカバー13と、このカバー
に接合されたリヤカバー14と、両カバー13,14間
に形成されたクラッチ室16とを有する。フレックスプ
レート19の外周面にはリングギヤ21が固着され、リ
ヤカバー14の内周面には内スプライン14aが形成さ
れる。リング状に形成された受けプレート22の外周に
は内スプライン14aに噛合可能な外スプライン22a
が形成され、この受けプレート22はリヤカバー14の
内周面にスプライン挿入され、フロントカバー13の内
側面に密着して取付けられる。
【0009】クランク軸18と同一軸線上に位置する変
速機の入力軸23がクラッチ室16に挿入され、この入
力軸23の先端はフロントカバー13に軸受24を介し
て保持される。またこの入力軸23には外スプライン2
3aが形成され、この外スプラインに噛合可能な内スプ
ライン26aを有するハブ26が入力軸23にその軸方
向に移動可能にスプライン嵌合される。ハブ26にはト
ーションラバー27を介してクラッチディスク17が取
付けられる。リヤカバー14のクラッチディスク17に
対向する側面にはリング状の凹溝14bが形成され、こ
の凹溝にはクラッチディスク17をフロントカバー13
に押付け可能なリング状のピストン28が挿入される。
凹溝14bの底面には複数の孔14cが形成され、孔は
この例では3個等間隔に形成される。ピストン28の背
面には3個の孔14cに対向する位置に凹部28aがそ
れぞれ形成され、この凹部にはバルブ29が挿入され
る。バルブ29の底部中央にはシールラバー29aが取
付けられ、バルブの移動により孔14cと凹部28aの
間を連通又は遮断するようになっている(図1及び図
3)。
【0010】油圧機構31はリヤカバー14の後方に設
けられたコントロールバルブ32とオイルポンプ33を
有する。コントロールバルブ32のポート32aは油路
34及び孔14cを介してピストン28の背面に連通
し、コントロールバルブ32のポート32bは油路36
を介してクラッチ室16に連通する。またクラッチ室1
6内には油が充填され、この油はオイルポンプ33によ
りコントロールバルブ32、油路36、クラッチ室16
及び油路(図示せず)を通ってオイルポンプ33に戻り
循環するようになっている。またクラッチペダル(図示
せず)を踏込まない状態では、油路34及び孔14cを
介してクラッチ室16の油より大きい圧力の油がピスト
ン28の背面に供給され、クラッチペダルを踏込んだ状
態では、コントロールバルブ32が切換わりピストン2
8の背面の油圧がクラッチ室16の油圧より小さくなる
ようになっている(図4)。
【0011】ピストン28及びバルブ29間には形状記
憶コイルばね37が装着され、ばね37は油温が所定値
未満になると自由長が大きくなる第1コイルばね37a
と自由長が小さくなる第2コイルばね37bからなる。
ここで油温の所定値はこの例では20℃である。第1コ
イルばね37aはピストン28の内周面とバルブ29の
外周面とにより挟まれた位置に装着され、第2コイルば
ね37bはバルブ29の内側底部と凹部28aの底部間
に装着される。第1コイルばね37aの一端はバルブ2
9の開口部の縁に形成されたフランジ29bに係止し、
他端はピストン28の凹部28aの縁に取付けられたス
ナップリング38に係止する。形状記憶コイルばね37
はクラッチ室16内の油温が所定値未満になるとバルブ
29を含むピストン28の全長を小さくするように付勢
する。またリング状に形成された当接プレート39の外
周にはリヤカバー14の内周面に形成された内スプライ
ン14aに噛合可能な外スプライン39aが形成され、
リヤカバー14の内スプライン14aにスプライン挿入
されてピストン28のクラッチディスク17に対向する
面に固着される。
【0012】入力軸23の先端を保持する軸受24の内
輪とハブ26との間にはバイアススプリング41が取付
けられる。このスプリング41はこの例ではリング状に
形成された基部41aとこの基部に一体的に等間隔に放
射状に形成された6本の弾性部41bとを有し、クラッ
チディスク17をフロントカバー13から所定の距離t
だけ引離すように付勢する。弾性部41bの先端近傍の
ハブ26には形状記憶スプリング42の一端がそれぞれ
固着され、形状記憶スプリング42の他端はバイアスス
プリング41を入力軸23の中心に向って付勢する。形
状スプリング42はこのクラッチ室16内の油温が20
℃以上のときにはばね定数が小さくなり、バイアススプ
リング41をほとんど変形させず、油温が20℃未満の
ときにはばね定数が大きくなり、バイアススプリング4
1を変形させるようになっている(図1及び図2)。
【0013】このように構成された油圧クラッチの動作
を説明する。クラッチ室16の油温が20℃以上のとき
は、形状記憶コイルばね37はバルブ29を含むピスト
ン28の全長を大きくし、ばね定数の小さい形状記憶ス
プリング42はバイアススプリング41をほとんど付勢
しない。クラッチを接続した状態(図2)から切り離す
(図1)と、コントロールバルブ32が切換わってピス
トン28の背面の油圧がクラッチ室16の油圧より下降
するため、当接プレート39はクラッチディスク17か
ら離れる方向に移動し、フロントカバー13に密着した
受けプレート22から所定の間隔hだけ離れた位置で停
止する。同時にクラッチディスク17はバイアススプリ
ング41に付勢されて受けプレート22から離れる方向
に移動し、受けプレート22より所定の距離tだけ移動
した位置、即ち間隔hのほぼ中央に位置して停止する。
クラッチディスク17と受けプレート22及び当接プレ
ート39との距離tは比較的小さいが、クラッチ室16
の油の粘性抵抗は小さいので、受けプレート22や当接
プレート39が回転しても油は狭い範囲しか撹拌され
ず、クラッチディスク17が撹拌された油に引き摺られ
て回転することはほとんどない。
【0014】また、クラッチ室16の油温が20℃未満
になると、形状記憶コイルばね37はバルブ29を含む
ピストン28の全長を小さくし、形状記憶スプリング4
2はクラッチディスク17を受けプレート22から離す
方向にバイアススプリング41を付勢する。クラッチを
切り離す(図3)と、当接プレート39は受けプレート
22から上記所定の間隔hより大きい間隔Hだけ離れた
位置で停止する。同時にクラッチディスク17は形状記
憶スプリング42により付勢されたバイアススプリング
41の弾性力により受けプレート22から離れる方向に
移動し、上記所定の距離tより大きい距離Tだけ移動し
た位置、即ち間隔Hのほぼ中央に位置して停止する。ク
ラッチ室16の油の粘性抵抗は大きくなるが、クラッチ
ディスク17と受けプレート22及び当接プレート39
との隙間は大きいので、受けプレート22や当接プレー
ト39が回転して油が広い範囲にわたって撹拌されて
も、クラッチディスク17が撹拌された油に引き摺られ
て回転することはほとんどない。
【0015】なお、実施例に挙げた温度等の数値は一例
であってこの数値に限定されるものではない。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
ラッチカバーのクラッチ室内に設けられたクラッチディ
スクを入力軸にハブを介してスプライン嵌合し、リヤカ
バーのリング状の凹溝にリング状のピストンを挿入し、
凹溝の底部の孔とピストンの背面間を連通又は遮断する
バルブをピストンの凹部に挿入し、クラッチ室内に油を
循環させる油圧機構がピストンを駆動し、ピストン及び
バルブ間に装着された形状記憶コイルばねは油温が所定
値未満になるとバルブを含むピストンの全長を小さくす
るように付勢し、ピストンには当接プレートを固着し、
入力軸及びハブ間のバイアススプリングがクラッチディ
スクをフロントカバーから所定の距離だけ引離すように
付勢し、ハブに取付けられた形状記憶スプリングは油温
が所定値未満になると形状記憶スプリングを変形させフ
ロントカバーからクラッチディスクを更に引離すように
付勢するので、クラッチ室の油温が変化してもクラッチ
を切り離したとき、フロントカバーや当接プレートが回
転して油が撹拌されても、クラッチディスクがフロント
カバーや当接プレートから適切な距離だけ離れる。この
結果、クラッチディスクが撹拌された油に引き摺られて
回転することはほとんどない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例油圧クラッチのクラッチ室の油
温が所定値以上かつクラッチを切り離した状態を示す図
4のA部拡大断面図。
【図2】その油圧クラッチのクラッチ室の油温が所定値
未満かつクラッチを切り離した状態を示す図1に対応す
る断面図。
【図3】その油圧クラッチのクラッチ室の油温が所定値
以上かつクラッチを接続した状態を示す図1に対応する
断面図。
【図4】その油圧クラッチを含む要部断面図。
【図5】従来例を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
11 油圧クラッチ 12 クラッチカバー 13 フロントカバー 14 リヤカバー 14b 凹溝 14c 孔 16 クラッチ室 17 クラッチディスク 18 クランク軸 23 入力軸 26 ハブ 28 ピストン 28a 凹部 29 バルブ 31 油圧機構 37 形状記憶コイルばね 39 当接プレート 41 バイアススプリング 42 形状記憶スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸(18)の後端に固着
    されたフロントカバー(13)とこのカバーに接合されたリ
    ヤカバー(14)と前記両カバー(13,14)間に形成されたク
    ラッチ室(16)とを有するクラッチカバー(12)と、 前記クランク軸(18)と同一軸線上に設けられた入力軸(2
    3)にハブ(26)を介してスプライン嵌合されて前記クラッ
    チ室(16)内に設けられ前記入力軸(23)の軸方向に移動可
    能なクラッチディスク(17)と、 前記リヤカバー(14)の前記クラッチディスク(17)に対向
    する側面に形成されたリング状の凹溝(14b)に挿入され
    前記クラッチディスク(17)を前記フロントカバー(13)に
    押付け可能なリング状のピストン(28)と、 前記凹溝(14b)の底面に形成された複数の孔(14c)と前記
    ピストン(28)の背面の間を連通又は遮断し前記ピストン
    (28)の背面に形成された凹部(28a)に挿入されたバルブ
    (29)と、 前記クラッチ室(16)内に油を循環させかつ前記ピストン
    (28)を駆動する油圧機構(31)と、 前記ピストン(28)及びバルブ(29)間に装着され前記クラ
    ッチ室(16)内の油温が所定値未満になるとバルブ(29)を
    含むピストン(28)の全長を小さくするように付勢する形
    状記憶コイルばね(37)と、 前記ピストン(28)の前記クラッチディスク(17)に対向す
    る面に固着され前記クラッチカバー(12)の内周面にスプ
    ライン挿入された当接プレート(39)と、 前記入力軸(23)及びハブ(26)間に取付けられ前記クラッ
    チディスク(17)を前記フロントカバー(13)から所定の距
    離(t)だけ引離すように付勢するバイアススプリング(4
    1)と、 前記ハブ(26)に取付けられ前記クラッチ室(16)内の油温
    が前記所定値未満になると前記バイアススプリング(41)
    を変形させ前記フロントカバー(13)から前記クラッチデ
    ィスク(17)を更に引離すように付勢する形状記憶スプリ
    ング(42)とを備えた油圧クラッチ。
JP3351677A 1991-12-12 1991-12-12 油圧クラッチ Pending JPH05164143A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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