JPH05160795A - ビット誤り率監視回路 - Google Patents

ビット誤り率監視回路

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JPH05160795A
JPH05160795A JP3325909A JP32590991A JPH05160795A JP H05160795 A JPH05160795 A JP H05160795A JP 3325909 A JP3325909 A JP 3325909A JP 32590991 A JP32590991 A JP 32590991A JP H05160795 A JPH05160795 A JP H05160795A
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JP
Japan
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bit error
error rate
counter
alarm signal
bit
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Withdrawn
Application number
JP3325909A
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English (en)
Inventor
Manabu Moriya
学 守屋
Toshiyuki Takizawa
俊之 滝沢
Satoshi Aikawa
聡 相河
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、多重通信装置において、多重化さ
れた各チャネルのビット誤り率が所定値より低下したか
否かを監視するビット誤り率監視回路に関し、性能を保
持しつつ回路規模を低減することができることを目的と
する。 【構成】 復調された情報のビット誤りを示すエラーパ
ルス信号に応じて、所定の周期毎に情報のビット誤り率
の劣化の程度をヒステリシスループにしたがって示すア
ラーム信号が与えられ、かつそのアラーム信号を周期毎
に保持する保持手段11を備えたビット誤り率監視回路
において、保持されたアラーム信号に応じてヒステリシ
スループに対応したビット誤り率の複数の閾値の何れか
一つを選択する選択手段13と、周期毎にエラーパルス
信号に応じてビット誤りの回数をカウントし、かつその
カウント値と選択された閾値との大小関係に応じてアラ
ーム信号を出力するビット誤り回数積算手段15とを備
えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の音声信号その他
の多重化信号を無線回線を介して送受する多重通信装置
において、多重化された各チャネルのビット誤り率が所
定値より低下したか否かを監視するビット誤り率監視回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】多重通信装置は、見通し距離内の2地点
にそれぞれ対向して設置されて通信網内の所定区間にお
ける伝送路を形成するが、その装置内に局部的に発生す
る障害や無線回線の伝搬状態の変動に伴う伝送品質の劣
化を常時監視し、かつその伝送品質の劣化の程度が所定
の許容限度を超えると、その伝送品質を良好に保つため
にその劣化が生じたチャネルを予備のチャネルに切り替
える。
【0003】このような多重通信装置では、復調器から
出力される信号を復号化する処理の過程で符号語長(フ
レーム)毎のビット誤りを示すパルス(以下、「エラー
パルス」という。)信号を生成する。さらに、このよう
なエラーパルス信号を生成する復号化回路の後段には、
そのエラーパルス信号のパルス数を所定の閾値に基づい
て大小判定してビット誤り率(伝送品質)の劣化および
その劣化状態からの復旧を検出するビット誤り率監視回
路が設けられる。
【0004】図3は、従来のビット誤り率監視回路の構
成例を示す図である。図において、クロックは発動制御
部31、解除制御部32およびフリップフロップ33、
34のクロック端子C1 に与えられ、エラーパルス信号
は発動制御部31および解除制御部32に与えられる。
発動制御部31の出力はフリップフロップ33のデータ
入力に接続され、その反転出力はフリップフロップ35
のセット端子Sに接続される。解除制御部32の出力は
プリップフロップ34のデータ入力に接続され、その非
反転出力はフリップフロップ35のリセット端子Rに接
続される。フリップフロップ35の非反転出力は、アラ
ーム信号を与える。フリップフロップ33、34のセッ
ト端子Sおよびリセット端子Rは非アクティブの論理値
を与える+5Vの直流電源線に接続され、フリップフロ
ップ35のクロック端子C1 およびデータ入力は接地さ
れる。
【0005】発動制御部31では、クロックは8ビット
長のカウンタ361、371 のクロック端子C5 に与え
られ、エラーパルス信号はカウンタ361 のカウントイ
ネーブル端子G3 に与えられる。カウンタ361 のキャ
リー出力SCT255は、フリップフロップ33のデー
タ入力に接続される。カウンタ361 の並列入力端子の
内、上位4ビットはこれらのビット毎に対応した発動エ
ラー数設定スイッチ381 の接点を介して接地され、か
つ残りの下位4ビットは接地される。カウンタ371
並列入力端子の内、上位4ビットはこれらのビット毎に
対応した発動クロック数設定スイッチ391 の接点を介
して接地され、かつ残りの下位4ビットは接地される。
カウンタ371 のキャリー出力SCT255は、インバ
ータ40 1 を介してカウンタ361 、371 のロード端
子W1 、W2 に接続される。カウンタ361 、371
クリア端子CT0およびカウントイネーブル端子G4
らびにカウンタ371 のカウントイネーブル端子G
3 は、非アクティブの論理値を与える+5Vの直流電源
線に接続される。
【0006】解除制御部32の構成については、発動制
御部31とほぼ同じであるから、ここでは、上述した構
成要素の参照番号の内、添え番号「1 」が付加されたも
のに対応した各構成要素に添え番号を「2 」とした同じ
参照番号を付与してその説明を省略し、以下では、発動
制御部31との相違点のみについて説明する。
【0007】解除制御部32では、エラーパルス信号
は、オアゲート41の一方の入力に与えられ、かつその
出力はカウンタ362 のカウントイネーブル端子G3
接続される。カウンタ362 のキャリー出力SCT25
5は、オアゲート41の他方の入力、インバータ42の
入力およびオアゲート43の一方の入力に接続される。
インバータ42の出力は、カウンタ362 のカウントイ
ネーブル端子G4 に接続される。インバータ402 の出
力は、カウンタ362 、372 のロード端子W1 、W2
に併せてオアゲート43の他方の入力に接続され、その
出力はフリップフロップ34のデータ入力に接続され
る。
【0008】このような構成のビット誤り率監視回路で
は、その前段において、復調器の出力信号に所定の誤り
訂正符号(例えば、畳み込み符号)に適応した復号化処
理が施され、その処理過程で符号語長毎にビット誤りの
有無(算出されたシンドロームの全ビットが「0」であ
るか否か)を示す1ビットの情報が生成され、エラーパ
ルス信号として与えられる。なお、クロックは、このよ
うなエラーパルス信号に同期したタイミングを与える。
以下では、簡単のため、エラーパルス信号に含まれる各
ビットは、ビット誤りが検出された場合には論理「1」
となり、反対にビット誤りが検出されなかった場合には
論理「0」となるものとする。
【0009】発動クロック数設定スイッチ391 には、
予めビット誤り率の劣化検出周期がクロックの周期の整
数倍値(以下、「発動クロック数」という。)で設定さ
れる。発動エラー数設定スイッチ381 には、上述した
劣化検出周期内でビット誤り率が劣化したことを検出す
る閾値(以下、「発動エラー数」という。)が設定され
る。
【0010】カウンタ371 は、発動クロック数を初期
値としてクロックをカウントする。カウンタ361 は、
カウンタ371 と同時に発動エラー数を初期値として取
り込み、かつクロックに同期して論理「1」のエラーパ
ルス信号が与えられる度にそのカウント値をインクリメ
ントする。カウンタ361 は、このようなインクリメン
トの結果オーバーフローが生じると、キャリー信号を出
力する。
【0011】フリップフロップ33はそのキャリー信号
に応じてセットされ、これに連動してフリップフロップ
35もセットされる。すなわち、発動エラー数を超える
論理「1」のエラーパルス信号が上述した劣化検出周期
内に与えられると、ビット誤り率の劣化検出を示す論理
「1」のアラーム信号が得られる。
【0012】カウンタ371 は、オーバーフローを生じ
る(発動クロック数だけカウントする)とインバータ4
1 を介してカウンタ361 、371 にロード信号
1 、W 2 を与える。このようなロード信号が与えられ
ると、カウンタ361、371 の初期値がそれぞれ発動
エラー数、発動クロック数に再設定され、かつこれらの
カウンタは上述した劣化検出周期毎に同じカウント動作
を反復する。
【0013】一方、解除制御部32では、カウンタ37
2 は、解除クロック数設定スイッチ392 に設定された
値(以下、「解除クロック数」という。)に応じてカウ
ンタ371 と同様のカウント動作を行うことにより、ビ
ット誤り率が劣化した状態からの復旧検出を行う周期を
決定する。カウンタ362 は、解除エラー数設定スイッ
チ382 に設定された値(以下、「解除エラー数」とい
う。)に応じてカウンタ361と同様のカウント動作を
行う。
【0014】なお、解除クロック数に対する解除エラー
数の比率は、一般に、ビット誤り率を安定に監視するた
めに必要なヒステリシス特性を得るために、発生クロッ
ク数に対する発生エラー数の比率より小さな値に設定さ
れる。また、発生エラー数、解除エラー数、発生クロッ
ク数および解除クロック数の値については、カウンタ3
1 、362 、371 、372 がアップカウント動作を
行う2進カウンタで構成されるために、オーバーフロー
を生じるまでの差を示す補数(純2進数)で設定され
る。
【0015】ビット誤り率が劣化したためにアラーム信
号が論理「1」に設定されている状態では、カウンタ3
2 は、上述した復旧検出周期毎にオーバーフローが生
じてキャリー信号を出力する。このようなキャリー信号
はインバータ42を介してカウンタ362 のカウントイ
ネーブル端子G4 に与えられるので、上述したオーバー
フローが生じた後の復旧検出周期内では、カウンタ36
2 のカウント動作が強制的に停止させられる。このよう
な停止状態では、オアゲート43の出力は論理「1」に
固定設定されてフリップフロップ34はセットされた状
態となる。すなわち、フリップフロップ35はリセット
されないので、アラーム信号の論理値は論理「1」のま
ま保持される。
【0016】しかし、ビット誤り率が劣化した状態から
復旧して上述した復旧検出周期内に与えられる論理
「1」のエラーパルス信号のパルス数が解除エラー数未
満となると、カウンタ362 は、キャリー信号を出力し
ないのでオアゲート43の一方の入力が論理「0」に設
定される。このような状態では、カウンタ372 は、上
述した復旧検出周期毎にインバータ402 、オアゲート
43およびフリップフロップ34を介してフリップフロ
ップ35をリセットするので、アラーム信号の論理値が
「0」に復旧する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のビット誤り率監視回路では、発動エラー数、解除
エラー数、発動クロック数および解除クロック数をカウ
ントするために、個別のカウンタ361 、371 、36
2 、372 を備えているので、特に、監視対象となるチ
ャネル数が多くなったり、伝送フレーム長その他に応じ
てこれらのカウンタ長を大きく設定した場合には、回路
規模が大きなものとなっていた。
【0018】本発明は、性能を保持しつつ回路規模を低
減することができるビット誤り率監視回路を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、復調された情報のビット誤
りを示すエラーパルス信号に応じて、所定の周期毎に情
報のビット誤り率の劣化の程度をヒステリシスループに
したがって示すアラーム信号が与えられ、かつそのアラ
ーム信号を周期毎に保持する保持手段11を備えたビッ
ト誤り率監視回路において、保持されたアラーム信号に
応じてヒステリシスループに対応したビット誤り率の複
数の閾値の何れか一つを選択する選択手段13と、周期
毎にエラーパルス信号に応じてビット誤りの回数をカウ
ントし、かつそのカウント値と選択された閾値との大小
関係に応じてアラーム信号を出力するビット誤り回数積
算手段15とを備えたことを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明では、選択手段13が保持手段11に保
持されたアラーム信号に応じて複数の閾値の何れか一つ
を選択して出力し、ビット誤り回数積算手段15が、こ
のようにして選択された閾値と所定の周期毎のエラーパ
ルス信号のパルス数の積算値との大小関係に応じてアラ
ーム信号を出力する。
【0021】すなわち、復調された情報のビット誤り率
の劣化検出とその劣化状態からの復旧検出とが、選択手
段13によって選択される閾値に応じてアラーム信号を
出力する単一のビット誤り回数積算手段15によって行
われ、かつ上述した閾値の設定については何ら制限され
ることなく従来例と同様に設定可能である。
【0022】したがって、性能を保持しつつ従来例に比
べて回路規模を低減することができる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は、本発明の一実施例を示す図であ
る。
【0024】図において、図3に示すものとその機能お
よび構成が同じものについては、同じ参照番号を付与し
て示し、ここでは、その説明を省略する。本発明の特徴
とする構成は、本実施例では、発動エラー数と解除エラ
ー数とをカウントするカウンタ21、発動クロック数と
解除クロック数とをカウントするカウンタ22、アラー
ム信号の論理値に応じて、発動エラー数設定スイッチ3
1 および解除エラー数設定スイッチ382 の何れか一
方と、カウンタ21の並列入力(上位4ビット)との間
を切り替え接続するセレクタ23、同様にして発動クロ
ック数設定スイッチ391 および解除クロック数設定ス
イッチ392 の何れか一方と、カウンタ22の並列入力
(上位4ビット)との間を切り替え接続するセレクタ2
4を備えた点にある。
【0025】クロックは8ビット長のカウンタ21、2
2のクロック端子C5 およびフリップフロップ251
252 のクロック端子C1 に与えられ、エラーパルス信
号はカウンタ21のカウントイネーブル端子G3 に与え
られる。カウンタ21のキャリー出力SCT255はフ
リップフロップ251 のデータ入力に接続され、その非
反転出力はフリップフロップ253 のクロック端子C1
に接続される。フリップフロップ253 の非反転出力は
フリップフロップ254 のデータ入力に接続され、その
非反転出力はセレクタ23、24の選択入力および外部
にアラーム信号を与える。フリップフロップ252 の反
転出力はフリップフロップ254 のクロック端子C1
よびインバータ26の入力に接続され、その出力はフリ
ップフロップ253 のリセット端子Rに接続される。カ
ウンタ21、22の並列入力端子の内、下位4ビットは
接地される。カウンタ22のキャリー出力SCT255
は、インバータ27を介してカウンタ21、22のロー
ド端子W1 、W2 およびフリップフロップ252 のデー
タ入力に接続される。カウンタ21、22のクリア入力
端子CT0およびカウントイネーブル端子G4 と、カウ
ンタ22のカウントイネーブル端子G3 とは、非アクテ
ィブの論理値を与える+5Vの直流電源線に接続され
る。フリップフロップ251 〜254 のセット端子S、
フリップフロップ251 、252 、254 のリセット端
子Rおよびフリップフロップ253 のデータ入力は、非
アクティブの論理値を与える+5の直流電源線に接続さ
れ、セレクタ23、24のイネーブル端子Ex は接地さ
れてアクティブの論理値に設定される。
【0026】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、フリップフロップ251 〜25
4 およびインバータ26、27は保持手段11に対応
し、セレクタ23は選択手段13に対応し、カウンタ2
1はビット誤り回数積算手段15に対応する。
【0027】以下、図2を参照して本実施例の動作を説
明する。ビット誤りが発生しない状態では、カウンタ2
1がキャリー信号を出力しないので、フリップフロップ
251 はリセットされた状態に保持される。すなわち、
フリップフロップ253 、254 がカウンタ22から出
力されるキャリー信号に応じて周期的にリセットされる
ので、アラーム信号の論理値は「0」となる。
【0028】このような状態では、アラーム信号の論理
値に応じて、セレクタ23は発動エラー数設定スイッチ
381 をカウンタ21に接続し、かつセレクタ24は発
動クロック数設定スイッチ391 をカウンタ22に接続
するので、カウンタ22は図3に示すカウンタ371
同様にしてビット誤り率劣化検出を行う周期を決定し、
かつカウンタ21は図3に示すカウンタ361 と同様に
してその周期内に発生するビット誤りの回数をカウント
する。
【0029】ビット誤り率が増加すると、カウンタ21
のカウント値が発動エラー数に達し、カウンタ21はキ
ャリー信号を送出する。フリップフロップ251 はその
キャリー信号に応じてセットされ、かつその出力に応じ
てフリップフロップ253 がセットされる。一方、カウ
ンタ22は上述した周期毎にインバータ27を介してフ
リップフロップ252 をリセットするので、フリップフ
ロップ254 の出力には、フリップフロップ253 に保
持された論理値「1」のビットが伝達され、アラーム信
号として出力される。
【0030】なお、このようにフリップフロップ253
に保持されていたビットは、上述したフリップフロップ
254 への伝達タイミングとほぼ同時にインバータ26
を介してリセットされる。
【0031】このようなアラーム信号の反転に応じて、
セレクタ23は解除エラー数設定スイッチ382 をカウ
ンタ21に接続し、かつセレクタ24は解除クロック数
設定スイッチ392 をカウンタ22に接続するので、カ
ウンタ22は図3に示すカウンタ372 と同様にしてビ
ット誤り率が劣化した状態からの復旧検出を行う周期を
決定し、かつカウンタ21は図3に示すカウンタ262
と同様にしてその周期内に発生するビット誤りの回数を
カウントする。
【0032】ビット誤り率が劣化した状態では、解除カ
ウント数と解除エラー数とが従来例と同様のヒステリシ
ス特性が得られる値に設定されるので、カウンタ21の
カウント値が解除エラー数に達してフリップフロップ2
4 は同様にセットされ、アラーム信号の論理値は
「1」に保持される。
【0033】ビット誤り率が減少してカウンタ21のカ
ウント値が解除エラー数に達しなくなると、フリップフ
ロップ253 は先行する復旧検出周期にインバータ26
を介してリセットされたままの状態を保持する。フリッ
プフロップ254 は、ビット誤り率が増加したときと同
様にして復旧検出周期毎にトリガされるが、その結果出
力されるアラーム信号の論理値はフリップフロップ25
3 に保持されたビットに応じて「0」に設定される。
【0034】このように本実施例によれば、発動クロッ
ク数で指定されるビット誤り率の劣化検出周期と、解除
クロック数で指定されるビット誤り率の劣化状態からの
復旧検出周期とがカウンタ22によって決定され、かつ
発動エラー数で指定されるビット誤り率の劣化検出と、
解除エラー数で指定されるビット誤り率の劣化状態から
の復旧検出とがカウンタ21によって行われる。さら
に、監視条件については何ら制限されることなく従来例
と全く同じに設定することができ、かつこのようなカウ
ンタの共用に伴って必要となるセレクタ23、24その
他の回路は、上述した共用に伴い不要となったカウンタ
の約50%の規模の回路で実現可能である。
【0035】したがって、ビット誤り監視回路は、その
性能を保持したまま回路規模の低減がはかられる。な
お、本実施例では、エラーパルス信号として誤り訂正符
号の符号長毎にビット誤りが検出されたか否かを示す1
ビットの情報を取り込んでいるが、本発明は、このよう
な情報に限定されず、例えば、上述した符号長毎に検出
された誤りビットの数に等しい数のパルスがクロックに
同期して与えられる場合にも適用可能である。
【0036】また、本発明は、エラーパルス信号として
ビット誤りを示すビット列が所望の精度で与えられるな
らば、誤り訂正符号化方式の如何にかかわらず適用可能
であり、さらに、誤り訂正符号化方式が採用されている
か否かにかかわらず適用可能である。
【0037】さらに、本実施例では、アラーム信号とし
て1ビットの情報を出力しているが、本発明は、このよ
うなアラーム信号に限定されず、例えば、発動エラー数
や解除エラー数とエラーパルス信号のパルス数との差を
示す多値のアラーム信号を出力したり、その多値のアラ
ーム信号に応じて発動エラー数や解除エラー数の値を多
段階に切り替えてもよい。
【0038】また、本実施例では、カウンタ21、22
として並列入力端子に与えられる値をプリセット(ロー
ド)可能な8ビット長のアップカウンタを用いたが、本
発明は、これらのカウンタの形式を限定するものではな
く、例えば、カウンタ長については要求されるビット誤
りの監視精度、フレーム長その他に応じて任意に設定可
能であり、カウント方法については、所望の速度でカウ
ント動作が可能であれば、ダウンカウンタその他のどの
ようなカウンタを用いてもよい。
【0039】さらに、本実施例では、ビット誤り率の劣
化検出とその劣化状態からの復旧検出の周期とが、それ
ぞれ発動クロック数設定スイッチ391 と解除クロック
数設定スイッチ392 とを用いて設定されるが、本発明
は、これらの周期を個別に設定をする必要がない場合に
は、これらのスイッチの何れか一方とセレクタ24とを
取り除いて構成することもできる。
【0040】また、本実施例では、発動エラー数、解除
エラー数、発動クロック数および解除クロック数がそれ
ぞれ発動エラー数設定スイッチ381 、解除エラー数設
定スイッチ382 、発動クロック数設定スイッチ391
および解除クロック数設定スイッチ392 上に設定され
ているが、本発明は、このような設定方法に限定され
ず、例えば、ソフトウエアの制御の下に設定・更新可能
なラッチ回路その他を介して設定してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、復調さ
れた情報のビット誤り率の劣化検出とその劣化状態から
の復旧検出とが、これらの検出の基準となるエラーパル
ス信号のパルス数の閾値をアラーム信号に応じて切り替
えることにより単一のビット誤り回数積算手段によって
行われる。
【0042】すなわち、上述したビット誤り率とその劣
化の程度を対応づけるヒステリシスループについては何
ら制限されることなく従来例と同様に設定可能であり、
かつ従来例のように、上述したヒステリシスループに対
応する各閾値に応じて個別のビット誤り回数積算手段を
備える必要がないので、性能を保持しつつ回路規模を低
減することができる。
【0043】したがって、監視対象となるチャネルの数
が多い場合や、カウンタ長を大きく設定することが要求
される場合にも、ビット誤り率監視回路を搭載した機器
の実装効率と信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】従来のビット誤り率監視回路の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
11 保持手段 13 選択手段 15 ビット誤り回数積算手段 21,22,36,37 カウンタ 23,24 セレクタ 25,33〜35 フリップフロップ 26,27,40,42 インバータ 31 発動制御部 32 解除制御部 381 発動エラー数設定スイッチ 382 解除エラー数設定スイッチ 391 発動クロック数設定スイッチ 392 解除クロック数設定スイッチ 41,43 オアゲート
フロントページの続き (72)発明者 相河 聡 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調された情報のビット誤りを示すエラ
    ーパルス信号に応じて、所定の周期毎に前記情報のビッ
    ト誤り率の劣化の程度をヒステリシスループにしたがっ
    て示すアラーム信号が与えられ、かつそのアラーム信号
    を前記周期毎に保持する保持手段(11)を備えたビッ
    ト誤り率監視回路において、 前記保持されたアラーム信号に応じて前記ヒステリシス
    ループに対応した前記ビット誤り率の複数の閾値の何れ
    か一つを選択する選択手段(13)と、 前記周期毎に前記エラーパルス信号に応じて前記ビット
    誤りの回数をカウントし、かつそのカウント値と前記選
    択された閾値との大小関係に応じて前記アラーム信号を
    出力するビット誤り回数積算手段(15)とを備えたこ
    とを特徴とするビット誤り率監視回路。
JP3325909A 1991-12-10 1991-12-10 ビット誤り率監視回路 Withdrawn JPH05160795A (ja)

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JP3325909A JPH05160795A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 ビット誤り率監視回路

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JP3325909A JPH05160795A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 ビット誤り率監視回路

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