JPH05160627A - 平面アンテナ - Google Patents
平面アンテナInfo
- Publication number
- JPH05160627A JPH05160627A JP32567191A JP32567191A JPH05160627A JP H05160627 A JPH05160627 A JP H05160627A JP 32567191 A JP32567191 A JP 32567191A JP 32567191 A JP32567191 A JP 32567191A JP H05160627 A JPH05160627 A JP H05160627A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- parasitic
- antenna
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- Pending
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 無給電素子を装荷した、生産性が高い薄い基
板を用いた、平面アンテナにおいて、広帯域化を図る。 【構成】 誘電体基板１上に放射素子２を設けたマイク
ロストリップアンテナの上に、無給電素子４と、その同
心状の環５とを有するフイルム基枝で形成した無給電素
子を装荷する。
板を用いた、平面アンテナにおいて、広帯域化を図る。 【構成】 誘電体基板１上に放射素子２を設けたマイク
ロストリップアンテナの上に、無給電素子４と、その同
心状の環５とを有するフイルム基枝で形成した無給電素
子を装荷する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、帯域の広い平面アンテ
ナに関する。
ナに関する。
【０００２】
【従来の技術】平面アンテナの広帯域化の方法として
は、誘電体基板の誘電体部厚みを厚くする方法や、図４
に示すように誘電体基板１１上に放射素子１２と給電線
路１３を設けたマイクロストリップアンテナに、第５図
に示すようなフィルム基板１５上に無給電放射素子１４
を設けた無給電素子１７を装荷して複共振を利用する方
法及び第６図に示すように、誘電体基板１８上に放射素
子１９とその周囲に同心状の環２０を設け、２周波共振
現象を利用する方法が提案されている。
は、誘電体基板の誘電体部厚みを厚くする方法や、図４
に示すように誘電体基板１１上に放射素子１２と給電線
路１３を設けたマイクロストリップアンテナに、第５図
に示すようなフィルム基板１５上に無給電放射素子１４
を設けた無給電素子１７を装荷して複共振を利用する方
法及び第６図に示すように、誘電体基板１８上に放射素
子１９とその周囲に同心状の環２０を設け、２周波共振
現象を利用する方法が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】先ず、誘電体厚みを厚
くする方法は、基板が厚くなるためエッチング及び外形
加工等の二次加工が困難になりアンテナの生産性が悪
い。また、誘電体基板上の放射素子の周囲に同心状環を
設ける方法は、図９に示すように２周波共振の性質が強
く、２周波の中央部における反射損失が大きくなるため
広い周波数範囲にわたって反射損失を小さくすることは
困難である。また、無給電放射素子のみを有する無給電
素子を装荷する方法は、比較的広い周波数範囲にわたり
反射損失を小さくすることができるが、誘電体基板の比
誘電率のばらつきによっては、所望の周波数範囲内で所
望の共振状態が得られない場合がある。本発明は、生産
性の高い比較的薄い誘電体基板を用いることができ、か
つ従来の無給電放射素子のみを有する無給電素子を、装
荷した構造よりも更に広い周波数範囲内で反射損失を小
さくすることができる。平面アンテナの広帯域化を行う
方法を提供するものである。
くする方法は、基板が厚くなるためエッチング及び外形
加工等の二次加工が困難になりアンテナの生産性が悪
い。また、誘電体基板上の放射素子の周囲に同心状環を
設ける方法は、図９に示すように２周波共振の性質が強
く、２周波の中央部における反射損失が大きくなるため
広い周波数範囲にわたって反射損失を小さくすることは
困難である。また、無給電放射素子のみを有する無給電
素子を装荷する方法は、比較的広い周波数範囲にわたり
反射損失を小さくすることができるが、誘電体基板の比
誘電率のばらつきによっては、所望の周波数範囲内で所
望の共振状態が得られない場合がある。本発明は、生産
性の高い比較的薄い誘電体基板を用いることができ、か
つ従来の無給電放射素子のみを有する無給電素子を、装
荷した構造よりも更に広い周波数範囲内で反射損失を小
さくすることができる。平面アンテナの広帯域化を行う
方法を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の平面アンテナ
は、誘電体基板上に放射素子を設けたマイクロストリッ
プアンテナの放射面上に無給電放射素子と、その周りに
同心状の環を有するフィルム基板で形成した無給電素子
を装荷することを特徴とする。
は、誘電体基板上に放射素子を設けたマイクロストリッ
プアンテナの放射面上に無給電放射素子と、その周りに
同心状の環を有するフィルム基板で形成した無給電素子
を装荷することを特徴とする。
【０００５】
【作用】無給電素子が無給電放射素子とその周りに同心
状の環を有する構造になっていることは、２周波共振現
象を生じさせ、かつ無給電素子装荷構造は放射効率が高
くなるため、２周波間の周波数範囲においても反射損失
を小さくすることができる。
状の環を有する構造になっていることは、２周波共振現
象を生じさせ、かつ無給電素子装荷構造は放射効率が高
くなるため、２周波間の周波数範囲においても反射損失
を小さくすることができる。
【０００６】
【実施例】図１に本考案の一実施例を示す。本実施例の
構成は、誘電体部の厚みが０．８mmで、εｒが１．８の
誘電体基板１上に、放射素子２の端部に給電線路３を有
するマイクロストリップアンテナを形成し、その上に誘
電体の発泡体で形成された約８mmのスペーサ９を設け、
その上に第２図に示すような厚さ約４０μｍの誘電体フ
ィルムを有するフィルム基板１０上に無給電放射素子４
とその周りに同心状に環５を設けた無給電素子６を装荷
する。このとき、無給電放射素子４と、その周りの環と
のギャップは約０．０２λ0（λ0：空間での波長）と
し、環の幅は約０．０４λ0とする。その上に誘電体の
発泡体で形成された約８mmのスペーサ８を介し、厚さ約
２mmの誘電体で形成されたレドーム７を設ける。この様
にすることで、図７の周波数と反射損失の関係に示すよ
うに反射損失−１５dB以下の周波数帯域幅は６．１％と
なる。ここで、広帯域化の従来技術として、図４に示す
ような無給電素子１７を装荷した構造の場合の周波数と
反射損失の関係を図８に、また、図６に示すような誘電
体基板１８上にマイクロストリップアンテナ１９と、そ
れと同心状に環２０を設けた構造の場合の周波数と反射
損失の関係を図９に示す。図８から反射損失が−１５dB
以下の周波数帯域幅は３．７％であることがわかり、こ
のことから本考案が、より大幅に広帯域化を実現してい
ることがわかる。また、図９から反射損失が−１５dB以
下の周波数特性を見ると、２周波共振現象の性質が強
く、２周波間の反射損失が大きくなってしまい、広帯域
化は困難であることがわかる。このことからも本考案の
有意性がわかる。さらに、図１０に本実施例における広
帯域化を行う前のマイクロストリップアンテナ単体の周
波数と反射損失の関係を示す。図１０から反射損失が−
１５dB以下の周波数帯域幅は０．５％であり、本発明の
効果がわかる。また、マイクロストリップアンテナの給
電方法は、図１に示すような放射素子の端部から給電す
る側面給電方式だけでなく、図６に示すような裏面給電
方式でも良い。また、マイクロストリップアンテナ及び
無給電素子の形状に関しては、特に制限するものはな
い。
構成は、誘電体部の厚みが０．８mmで、εｒが１．８の
誘電体基板１上に、放射素子２の端部に給電線路３を有
するマイクロストリップアンテナを形成し、その上に誘
電体の発泡体で形成された約８mmのスペーサ９を設け、
その上に第２図に示すような厚さ約４０μｍの誘電体フ
ィルムを有するフィルム基板１０上に無給電放射素子４
とその周りに同心状に環５を設けた無給電素子６を装荷
する。このとき、無給電放射素子４と、その周りの環と
のギャップは約０．０２λ0（λ0：空間での波長）と
し、環の幅は約０．０４λ0とする。その上に誘電体の
発泡体で形成された約８mmのスペーサ８を介し、厚さ約
２mmの誘電体で形成されたレドーム７を設ける。この様
にすることで、図７の周波数と反射損失の関係に示すよ
うに反射損失−１５dB以下の周波数帯域幅は６．１％と
なる。ここで、広帯域化の従来技術として、図４に示す
ような無給電素子１７を装荷した構造の場合の周波数と
反射損失の関係を図８に、また、図６に示すような誘電
体基板１８上にマイクロストリップアンテナ１９と、そ
れと同心状に環２０を設けた構造の場合の周波数と反射
損失の関係を図９に示す。図８から反射損失が−１５dB
以下の周波数帯域幅は３．７％であることがわかり、こ
のことから本考案が、より大幅に広帯域化を実現してい
ることがわかる。また、図９から反射損失が−１５dB以
下の周波数特性を見ると、２周波共振現象の性質が強
く、２周波間の反射損失が大きくなってしまい、広帯域
化は困難であることがわかる。このことからも本考案の
有意性がわかる。さらに、図１０に本実施例における広
帯域化を行う前のマイクロストリップアンテナ単体の周
波数と反射損失の関係を示す。図１０から反射損失が−
１５dB以下の周波数帯域幅は０．５％であり、本発明の
効果がわかる。また、マイクロストリップアンテナの給
電方法は、図１に示すような放射素子の端部から給電す
る側面給電方式だけでなく、図６に示すような裏面給電
方式でも良い。また、マイクロストリップアンテナ及び
無給電素子の形状に関しては、特に制限するものはな
い。
【０００７】
【発明の効果】本発明は、マイクロストリップアンテナ
に、無給電放射素子とその周りに同心状の環を有する無
給電素子を装荷する構造をとることにより、生産性が高
く凡用性のある比較的薄い基板を用いても広帯域化する
ことができ、かつ無給電放射素子のみを有する無給電素
子を装荷する構造よりも広帯域化を実現することができ
る。
に、無給電放射素子とその周りに同心状の環を有する無
給電素子を装荷する構造をとることにより、生産性が高
く凡用性のある比較的薄い基板を用いても広帯域化する
ことができ、かつ無給電放射素子のみを有する無給電素
子を装荷する構造よりも広帯域化を実現することができ
る。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】本発明の一実施例の要部を示す平面図である。
【図３】本発明の一実施例の基本構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】従来例を示す断面図である。
【図５】従来例の要部を示す平面図である。
【図６】従来の別の一例を示す断面図である。
【図７】本発明の一実施例を説明するための特性を示す
線図である。
線図である。
【図８】図６の特性を示す線図である。
【図９】図６の特性を示す線図である。
【図１０】本発明の一実施例におけるアンテナ単体の特
性を示す線図である。
性を示す線図である。
１ 誘電体基板 ２ 放射素子 ３ 給電線路 ４ 無給電放射素
子 ５ 同心状の環 ６ 無給電素子 ７ レドーム ８ スペーサ ９ スペーサ １０ フィルム基板 １１ 誘電体基板 １２ 放射素子 １３ 給電線路 １４ 無給電放射
素子 １５ フィルム基板 １６ レドーム １７ 無給電素子 １８ 誘電体基板 １９ 放射素子 ２０ 同心円状環
状リング
子 ５ 同心状の環 ６ 無給電素子 ７ レドーム ８ スペーサ ９ スペーサ １０ フィルム基板 １１ 誘電体基板 １２ 放射素子 １３ 給電線路 １４ 無給電放射
素子 １５ フィルム基板 １６ レドーム １７ 無給電素子 １８ 誘電体基板 １９ 放射素子 ２０ 同心円状環
状リング
Claims (1)
- 【請求項１】 誘電体基板上に放射素子を設けてなるマ
イクロストリップアンテナの放射面上に無給電素子を設
けた平面アンテナにおいて、前記無給電素子が無給電放
射素子とその周りに同心状の環を有する構造であること
を特徴とする平面アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32567191A JPH05160627A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 平面アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32567191A JPH05160627A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 平面アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05160627A true JPH05160627A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18179419
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32567191A Pending JPH05160627A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 平面アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05160627A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103682660A (zh) * | 2012-08-31 | 2014-03-26 | 深圳光启创新技术有限公司 | 低频透波材料及其天线罩和天线*** |
| WO2017150054A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | 株式会社村田製作所 | アレーアンテナ |
| WO2019116718A1 (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-20 | 株式会社村田製作所 | アンテナ付き基板、及び、アンテナモジュール |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63199503A (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-18 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | マイクロストリツプアンテナ |
| JPS63240104A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-05 | Japan Radio Co Ltd | マイクロストリツプアンテナ |
| JPH0364203A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-19 | Toshiba Corp | マイクロストリップアンテナ |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP32567191A patent/JPH05160627A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63199503A (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-18 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | マイクロストリツプアンテナ |
| JPS63240104A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-05 | Japan Radio Co Ltd | マイクロストリツプアンテナ |
| JPH0364203A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-19 | Toshiba Corp | マイクロストリップアンテナ |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103682660A (zh) * | 2012-08-31 | 2014-03-26 | 深圳光启创新技术有限公司 | 低频透波材料及其天线罩和天线*** |
| WO2017150054A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | 株式会社村田製作所 | アレーアンテナ |
| CN108701908A (zh) * | 2016-03-04 | 2018-10-23 | 株式会社村田制作所 | 阵列天线 |
| JPWO2017150054A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2018-11-29 | 株式会社村田製作所 | アレーアンテナ |
| US10476149B1 (en) | 2016-03-04 | 2019-11-12 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Array antenna |
| WO2019116718A1 (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-20 | 株式会社村田製作所 | アンテナ付き基板、及び、アンテナモジュール |
| US11658405B2 (en) | 2017-12-11 | 2023-05-23 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Antenna-attached substrate and antenna module |
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