JPH0515828A - 加圧型カーテン塗布装置 - Google Patents
加圧型カーテン塗布装置Info
- Publication number
- JPH0515828A JPH0515828A JP16828991A JP16828991A JPH0515828A JP H0515828 A JPH0515828 A JP H0515828A JP 16828991 A JP16828991 A JP 16828991A JP 16828991 A JP16828991 A JP 16828991A JP H0515828 A JPH0515828 A JP H0515828A
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- JP
- Japan
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- mesh
- curtain
- coating
- defoaming
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】カーテン供給ヘッダー内で塗被液中の気泡を除
去し、均一なカーテン膜をつくり、塗りむらや泡跡のな
い、優れた塗工面を得ることのできる加圧型カーテン塗
布装置を提供する。 【構成】カーテン供給ヘッダー内に出口全幅にわたる消
泡ネットを配設し、カーテン供給ヘッダーの上部にエア
ー抜き用の流出口を設けた加圧型カーテン塗布装置であ
る。また消泡ネットを多段に配設し、消泡ネットのメッ
シュを選択すると効果的である。
去し、均一なカーテン膜をつくり、塗りむらや泡跡のな
い、優れた塗工面を得ることのできる加圧型カーテン塗
布装置を提供する。 【構成】カーテン供給ヘッダー内に出口全幅にわたる消
泡ネットを配設し、カーテン供給ヘッダーの上部にエア
ー抜き用の流出口を設けた加圧型カーテン塗布装置であ
る。また消泡ネットを多段に配設し、消泡ネットのメッ
シュを選択すると効果的である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧型カーテン塗布装
置に関し、特にカーテン供給ヘッダー内の塗被液中に存
在する気泡を除去することに関する。
置に関し、特にカーテン供給ヘッダー内の塗被液中に存
在する気泡を除去することに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種塗被液のカーテンの下を連続
走行しているウエブ上に塗布するいわゆるカーテン塗布
方式には、加圧ダムで大気圧よりも高い圧力を塗被液に
加えて連続走行しているウエブ上に塗工する加圧型カー
テン塗布方式と、ダムよりのオーバーフローによって傾
斜板上を流下させた塗被液をウエブ上に塗布するダム型
カーテン塗布方式の主に二つの方式がある。
走行しているウエブ上に塗布するいわゆるカーテン塗布
方式には、加圧ダムで大気圧よりも高い圧力を塗被液に
加えて連続走行しているウエブ上に塗工する加圧型カー
テン塗布方式と、ダムよりのオーバーフローによって傾
斜板上を流下させた塗被液をウエブ上に塗布するダム型
カーテン塗布方式の主に二つの方式がある。
【0003】加圧型カーテン塗布方式は、塗被液中の気
泡が問題である。塗被液は主として顔料粉体等の固体と
接着剤等の液体とをミキシングして構成されるため、調
製工程において多くの気泡が発生する。また、塗被液は
ポンプで配管中を送り循環させるため、このときにも気
泡が発生する。
泡が問題である。塗被液は主として顔料粉体等の固体と
接着剤等の液体とをミキシングして構成されるため、調
製工程において多くの気泡が発生する。また、塗被液は
ポンプで配管中を送り循環させるため、このときにも気
泡が発生する。
【0004】これらの気泡は、カーテン供給ヘッダー内
の自由落下カーテン膜の一部に局部的に集中した場合、
泡状のスジをつくりカーテン膜を乱してしまう。カーテ
ン膜の均一性はカーテン塗布装置による塗工の最も重要
な点であり、塗被液中の気泡はカーテン膜を乱し、塗り
むらの原因となるため重大な問題である。また、多くの
気泡を含んだ塗被液がそのまま塗布されると、塗布面に
気泡の影響があらわれる泡跡の問題もある。
の自由落下カーテン膜の一部に局部的に集中した場合、
泡状のスジをつくりカーテン膜を乱してしまう。カーテ
ン膜の均一性はカーテン塗布装置による塗工の最も重要
な点であり、塗被液中の気泡はカーテン膜を乱し、塗り
むらの原因となるため重大な問題である。また、多くの
気泡を含んだ塗被液がそのまま塗布されると、塗布面に
気泡の影響があらわれる泡跡の問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カーテン供
給ヘッダー内の塗被液中の気泡を除去し、均一なカーテ
ン膜をつくり、塗りむらや泡跡のない、優れた塗布面を
得ることのできる加圧型カーテン塗布装置を提供する。
給ヘッダー内の塗被液中の気泡を除去し、均一なカーテ
ン膜をつくり、塗りむらや泡跡のない、優れた塗布面を
得ることのできる加圧型カーテン塗布装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、カーテン供給
ヘッダー内に出口全幅にわたる消泡ネットを配設し、カ
ーテン供給ヘッダーの上部にエアー抜き用の流出口を設
けたことを特徴とする加圧型カーテン塗布装置である。
ヘッダー内に出口全幅にわたる消泡ネットを配設し、カ
ーテン供給ヘッダーの上部にエアー抜き用の流出口を設
けたことを特徴とする加圧型カーテン塗布装置である。
【0007】
【作用】本発明の加圧型カーテン塗布装置を図面を参照
してより詳細に説明する。図1の(1)は加圧型カーテ
ン塗布装置の全体概略で、塗料流入口(4)から供給さ
れた塗被液は、カーテン供給ヘッダー(3)で自由落下
カーテン膜(2)に形成され、連続走行しているウエブ
(8)に塗布される。
してより詳細に説明する。図1の(1)は加圧型カーテ
ン塗布装置の全体概略で、塗料流入口(4)から供給さ
れた塗被液は、カーテン供給ヘッダー(3)で自由落下
カーテン膜(2)に形成され、連続走行しているウエブ
(8)に塗布される。
【0008】本発明では、カーテン供給ヘッダー内の自
由落下カーテン膜の出口前部に出口全幅にわたる消泡ネ
ット(6)(7)を配設し、カーテン供給ヘッダーの上
部にエアー抜き用の流出口(5)を設ける。
由落下カーテン膜の出口前部に出口全幅にわたる消泡ネ
ット(6)(7)を配設し、カーテン供給ヘッダーの上
部にエアー抜き用の流出口(5)を設ける。
【0009】消泡ネットのメッシュは40〜200メッ
シュが好ましい。40メッシュの目開きは例えば0.4
8mmでありこれを越える大きさの気泡は塗料の送り液
圧により破壊される。また200メッシュの場合は同様
に0.076mmとなり、より細かい気泡を破壊する。
なお、ネットを通過しない気泡はエアー抜き用の流出口
から取り出される。
シュが好ましい。40メッシュの目開きは例えば0.4
8mmでありこれを越える大きさの気泡は塗料の送り液
圧により破壊される。また200メッシュの場合は同様
に0.076mmとなり、より細かい気泡を破壊する。
なお、ネットを通過しない気泡はエアー抜き用の流出口
から取り出される。
【0010】消泡ネットのメッシュが40メッシュを越
えて粗いと、小さな気泡が多いままカーテンとなるため
に問題の解決にならない。一方200メッシュより細か
いネットを使用すると塗被液中の微小な異物等で目詰ま
りを起こし易くなり使用に適さない。
えて粗いと、小さな気泡が多いままカーテンとなるため
に問題の解決にならない。一方200メッシュより細か
いネットを使用すると塗被液中の微小な異物等で目詰ま
りを起こし易くなり使用に適さない。
【0011】本発明では、さらにこの消泡ネットを多段
に配設して、より一層効果を良くし、より安定した塗布
をすることができる。この場合は多段に配設した消泡ネ
ットの上段程粗いメッシュとする。
に配設して、より一層効果を良くし、より安定した塗布
をすることができる。この場合は多段に配設した消泡ネ
ットの上段程粗いメッシュとする。
【0012】さらに、一段目の消泡ネットのメッシュを
40〜100メッシュの範囲に、二段目の消泡ネットの
メッシュを150〜200メッシュの範囲にすると最も
好ましい効果が得られる。
40〜100メッシュの範囲に、二段目の消泡ネットの
メッシュを150〜200メッシュの範囲にすると最も
好ましい効果が得られる。
【0013】一段目の消泡ネットのメッシュを40〜1
00メッシュの範囲にして使用すると大きな気泡を破壊
し、同時に塗料中に残存しているゴミ等の異物を除去し
て、二段目のより細かいメッシュの効果を助ける。40
メッシュより粗いとゴミ等の異物を除去する効果が少な
い。そして100メッシュより細かいと目詰まりを起こ
し不安定になり易い。
00メッシュの範囲にして使用すると大きな気泡を破壊
し、同時に塗料中に残存しているゴミ等の異物を除去し
て、二段目のより細かいメッシュの効果を助ける。40
メッシュより粗いとゴミ等の異物を除去する効果が少な
い。そして100メッシュより細かいと目詰まりを起こ
し不安定になり易い。
【0014】二段目の消泡ネットのメッシュを150〜
200メッシュの範囲にして使用すると自由落下カーテ
ン膜が極めて均一になり充分な効果が得られる。150
メッシュより粗いと通過した気泡が悪い影響を残し、一
方前に述べたように200メッシュより細かいネットを
使用すると塗被液中の微小な異物等で目詰まりを起こし
易い。
200メッシュの範囲にして使用すると自由落下カーテ
ン膜が極めて均一になり充分な効果が得られる。150
メッシュより粗いと通過した気泡が悪い影響を残し、一
方前に述べたように200メッシュより細かいネットを
使用すると塗被液中の微小な異物等で目詰まりを起こし
易い。
【0015】本発明の消泡ネット部材としては、例えば
プラスチック材料やステンレス鋼等の不錆材質が望まし
い。
プラスチック材料やステンレス鋼等の不錆材質が望まし
い。
【0016】
【発明の効果】本発明の加圧型カーテン塗布装置によれ
ば、塗被液中の気泡による問題を解決し、塗りむらや泡
跡のない高品質の塗布シートが安定して得られる。
ば、塗被液中の気泡による問題を解決し、塗りむらや泡
跡のない高品質の塗布シートが安定して得られる。
【図1】図1は本発明の加圧型カーテン塗布装置を示
す。
す。
1・・・加圧型カーテン塗布装置
2・・・自由落下カーテン膜
3・・・カーテン供給ヘッダー
4・・・塗料流入口
5・・・エアー抜き用流出口
6・・・一段目の消泡ネット
7・・・二段目の消泡ネット
8・・・ウエブ
Claims (4)
- 【請求項1】カーテン供給ヘッダー内に出口全幅にわた
る消泡ネットを配設し、カーテン供給ヘッダーの上部に
エアー抜き用の流出口を設けたことを特徴とする加圧型
カーテン塗布装置。 - 【請求項2】消泡ネットのメッシュが40〜200メッ
シュの範囲である請求項1記載の加圧型カーテン塗布装
置。 - 【請求項3】消泡ネットを多段に配設し上段程粗いメッ
シュとする請求項1記載の加圧型カーテン塗布装置。 - 【請求項4】一段目の消泡ネットのメッシュが40〜1
00メッシュの範囲で、二段目の消泡ネットのメッシュ
が150〜200メッシュの範囲である請求項3記載の
加圧型カーテン塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16828991A JPH0515828A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 加圧型カーテン塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16828991A JPH0515828A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 加圧型カーテン塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515828A true JPH0515828A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15865264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16828991A Pending JPH0515828A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 加圧型カーテン塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0515828A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998021408A1 (en) * | 1996-11-15 | 1998-05-22 | Beloit Technologies, Inc. | Dual feed flow system apparatus for a paper web coater |
JP2005230807A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-09-02 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
JP2006102659A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Sk Kaken Co Ltd | 塗料供給装置及び塗料供給方法 |
JP2007504001A (ja) * | 2003-05-16 | 2007-03-01 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 塗布ダイおよび使用方法 |
EP2505270A1 (en) | 2011-03-31 | 2012-10-03 | Ricoh Company, Ltd. | Curtain coating method and curtain coating device |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP16828991A patent/JPH0515828A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998021408A1 (en) * | 1996-11-15 | 1998-05-22 | Beloit Technologies, Inc. | Dual feed flow system apparatus for a paper web coater |
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JP4685783B2 (ja) * | 2003-05-16 | 2011-05-18 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 塗布ダイおよび使用方法 |
JP2005230807A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-09-02 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
JP2006102659A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Sk Kaken Co Ltd | 塗料供給装置及び塗料供給方法 |
JP4491315B2 (ja) * | 2004-10-06 | 2010-06-30 | エスケー化研株式会社 | 塗料供給装置及び塗料供給方法 |
EP2505270A1 (en) | 2011-03-31 | 2012-10-03 | Ricoh Company, Ltd. | Curtain coating method and curtain coating device |
US9199268B2 (en) | 2011-03-31 | 2015-12-01 | Ricoh Company, Ltd. | Curtain coating method and curtain coating device |
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