JPH05157403A - 冷蔵庫用凝縮器及びその製造方法 - Google Patents
冷蔵庫用凝縮器及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH05157403A JPH05157403A JP32465291A JP32465291A JPH05157403A JP H05157403 A JPH05157403 A JP H05157403A JP 32465291 A JP32465291 A JP 32465291A JP 32465291 A JP32465291 A JP 32465291A JP H05157403 A JPH05157403 A JP H05157403A
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- JP
- Japan
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- refrigerator
- condenser
- plate
- refrigerant passage
- outer plate
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2339/00—Details of evaporators; Details of condensers
- F25B2339/04—Details of condensers
- F25B2339/043—Condensers made by assembling plate-like or laminated elements
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現状の冷蔵庫における問題点であるパイプと
外板との間の熱抵抗を除去し、外板表面の平均温度をパ
イプ内の冷媒温度にできるだけ近くなるまで温度上昇さ
せて、外板周囲の空気の自然対流を促進して凝縮器の性
能向上を行い、冷蔵庫の消費電力の削減を行うことを目
的としている。 【構成】 本凝縮器は外板１とパイプ４と成る凹凸を加
工した裏板２をロー付けなどにより接合してなる熱交換
器である。さらにこの裏板２に熱伝導の良好な材料を使
用し拡大伝熱面部５の熱伝導を良好にするように構成し
たものである。 【効果】 冷媒と空気の間の熱抵抗が小さくなり、また
拡大伝熱面部内の熱伝導も改善されることから空気の自
然対流が促進され、外板全体が熱交換器の伝熱面として
より有効に働き、凝縮器の性能が向上し、冷蔵庫の冷却
能力の向上、消費電力の低減が可能となる。
外板との間の熱抵抗を除去し、外板表面の平均温度をパ
イプ内の冷媒温度にできるだけ近くなるまで温度上昇さ
せて、外板周囲の空気の自然対流を促進して凝縮器の性
能向上を行い、冷蔵庫の消費電力の削減を行うことを目
的としている。 【構成】 本凝縮器は外板１とパイプ４と成る凹凸を加
工した裏板２をロー付けなどにより接合してなる熱交換
器である。さらにこの裏板２に熱伝導の良好な材料を使
用し拡大伝熱面部５の熱伝導を良好にするように構成し
たものである。 【効果】 冷媒と空気の間の熱抵抗が小さくなり、また
拡大伝熱面部内の熱伝導も改善されることから空気の自
然対流が促進され、外板全体が熱交換器の伝熱面として
より有効に働き、凝縮器の性能が向上し、冷蔵庫の冷却
能力の向上、消費電力の低減が可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫用凝縮器及びその
製造方法に係り、特に冷凍サイクルの凝縮器において空
気の自然対流により冷媒を冷却する家庭用及び業務用の
冷蔵庫用凝縮器及びその製造方法に関する。
製造方法に係り、特に冷凍サイクルの凝縮器において空
気の自然対流により冷媒を冷却する家庭用及び業務用の
冷蔵庫用凝縮器及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の小形の冷蔵庫では、蒸発器で冷媒
の蒸発により吸収した庫内の熱を凝縮器で庫外へ捨てる
とき、凝縮器により凝縮器周囲の空気を暖めて空気に自
然対流を起こして凝縮器内の冷媒を冷却する方法が多
い。このような冷蔵庫における凝縮器の性能は周囲の空
気の自然対流に大きく影響される。従来の小形の冷蔵庫
の凝縮器は特開昭５５−１２３９６９号公報等に示され
ているように、パイプを蛇行状に成形し、このパイプを
冷蔵庫箱体の外板（両側面、上面、裏面）の内壁側にテ
ープをパイプの外側から貼付て固定したり、特開昭５７
−３１７７２号公報記載のように、接着剤によりパイプ
を外板内壁にに固定して冷蔵庫箱体の外板を凝縮器の拡
大伝熱面として使用した構造である。
の蒸発により吸収した庫内の熱を凝縮器で庫外へ捨てる
とき、凝縮器により凝縮器周囲の空気を暖めて空気に自
然対流を起こして凝縮器内の冷媒を冷却する方法が多
い。このような冷蔵庫における凝縮器の性能は周囲の空
気の自然対流に大きく影響される。従来の小形の冷蔵庫
の凝縮器は特開昭５５−１２３９６９号公報等に示され
ているように、パイプを蛇行状に成形し、このパイプを
冷蔵庫箱体の外板（両側面、上面、裏面）の内壁側にテ
ープをパイプの外側から貼付て固定したり、特開昭５７
−３１７７２号公報記載のように、接着剤によりパイプ
を外板内壁にに固定して冷蔵庫箱体の外板を凝縮器の拡
大伝熱面として使用した構造である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
５５−１２３９６９号公報記載のように、テープ貼り付
けによる方法の凝縮器ではパイプと外板の間は完全密着
させることはできず、パイプと外板との間の接触部は凝
縮器パイプ内を流れる冷媒からの熱の流れの大きな抵抗
になるという問題がある。また、特開昭５７−３１７７
２号公報記載のように、接着剤を使用したものはパイプ
と外板との間に接着剤の層ができ、これが熱の流れの抵
抗となっているという問題点があった。さらに冷蔵庫の
外板は一般に薄い鋼板が使われており、この鋼板の熱伝
導率も低いため、外板が拡大伝熱面として十分な働きを
していないという問題点があった。
５５−１２３９６９号公報記載のように、テープ貼り付
けによる方法の凝縮器ではパイプと外板の間は完全密着
させることはできず、パイプと外板との間の接触部は凝
縮器パイプ内を流れる冷媒からの熱の流れの大きな抵抗
になるという問題がある。また、特開昭５７−３１７７
２号公報記載のように、接着剤を使用したものはパイプ
と外板との間に接着剤の層ができ、これが熱の流れの抵
抗となっているという問題点があった。さらに冷蔵庫の
外板は一般に薄い鋼板が使われており、この鋼板の熱伝
導率も低いため、外板が拡大伝熱面として十分な働きを
していないという問題点があった。
【０００４】本発明は、現状の冷蔵庫における問題点で
あるパイプと外板との間の熱抵抗を除去し、外板表面の
平均温度をパイプ内の冷媒温度にできるだけ近くなるま
で温度上昇させて、外板周囲の空気の自然対流を促進さ
せて凝縮器の性能向上を行い、冷蔵庫の消費電力の削減
を行うことを目的としている。
あるパイプと外板との間の熱抵抗を除去し、外板表面の
平均温度をパイプ内の冷媒温度にできるだけ近くなるま
で温度上昇させて、外板周囲の空気の自然対流を促進さ
せて凝縮器の性能向上を行い、冷蔵庫の消費電力の削減
を行うことを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、冷媒管を箱体に接合または貼付てなる冷蔵
庫用凝縮器において、前記箱体の外板の裏面に冷媒通路
用の凹部を有する裏板を接合してなることを特徴とする
ものである。また、前記冷媒通路は、冷媒が入口から出
口まで流れる主なる冷媒通路と、この主なる冷媒通路に
両端を連結した従なる冷媒通路とからなるものである。
また、前記冷媒通路は、冷媒が入口から出口まで流れる
主なる冷媒通路と、この主なる冷媒通路に一端を連結
し、多端を閉塞した従なる冷媒通路とからなるものであ
る。また、前記冷媒通路を形成した板を、銅、アルミな
どの熱伝導の良好な材料にしたものである。また、板を
プレス加工して冷媒通路用の凹部を形成し、この板と冷
蔵庫用外板との接合面の間にシート状のロー剤を挾み込
み、その後この接合面全体に均等の圧力を加えて加熱接
合することにより、冷媒通路用のパイプを成形すること
を特徴とするものである。また、板面に冷媒通路となる
部分を除いてロー剤をプリントし、この板のロー剤プリ
ント面を冷蔵庫用外板の裏面に重ね合わせ、この板と外
板とを加圧しながら加熱して接合し、次にロー剤をプリ
ントしていない冷媒通路となる部分に、圧縮空気などの
高圧の流体を吹き込み、冷媒通路になる部分の板を膨ら
ませてパイプを成形することを特徴とするものである。
に本発明は、冷媒管を箱体に接合または貼付てなる冷蔵
庫用凝縮器において、前記箱体の外板の裏面に冷媒通路
用の凹部を有する裏板を接合してなることを特徴とする
ものである。また、前記冷媒通路は、冷媒が入口から出
口まで流れる主なる冷媒通路と、この主なる冷媒通路に
両端を連結した従なる冷媒通路とからなるものである。
また、前記冷媒通路は、冷媒が入口から出口まで流れる
主なる冷媒通路と、この主なる冷媒通路に一端を連結
し、多端を閉塞した従なる冷媒通路とからなるものであ
る。また、前記冷媒通路を形成した板を、銅、アルミな
どの熱伝導の良好な材料にしたものである。また、板を
プレス加工して冷媒通路用の凹部を形成し、この板と冷
蔵庫用外板との接合面の間にシート状のロー剤を挾み込
み、その後この接合面全体に均等の圧力を加えて加熱接
合することにより、冷媒通路用のパイプを成形すること
を特徴とするものである。また、板面に冷媒通路となる
部分を除いてロー剤をプリントし、この板のロー剤プリ
ント面を冷蔵庫用外板の裏面に重ね合わせ、この板と外
板とを加圧しながら加熱して接合し、次にロー剤をプリ
ントしていない冷媒通路となる部分に、圧縮空気などの
高圧の流体を吹き込み、冷媒通路になる部分の板を膨ら
ませてパイプを成形することを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】自然対流を利用した凝縮器では、冷媒側より空
気側の熱抵抗が大きく、空気側の熱抵抗の低減を行う必
要がある。空気側の熱抵抗を低減するためには、空気の
自然対流を促進して、自然対流による熱伝達率の向上を
図らねばならない。自然対流は凝縮器表面温度と空気の
温度との温度差によって起こるもので、自然対流の促進
にはこの温度差をできるだけ大きくする必要がある。こ
のためには凝縮器表面温度を冷媒温度にできるだけ近く
なるようにしなければならない。現状の冷蔵庫用の凝縮
器においては、凝縮器表面である外板と、内部を冷媒が
流れるパイプとの間には大きな接触熱抵抗が存在してい
る。
気側の熱抵抗が大きく、空気側の熱抵抗の低減を行う必
要がある。空気側の熱抵抗を低減するためには、空気の
自然対流を促進して、自然対流による熱伝達率の向上を
図らねばならない。自然対流は凝縮器表面温度と空気の
温度との温度差によって起こるもので、自然対流の促進
にはこの温度差をできるだけ大きくする必要がある。こ
のためには凝縮器表面温度を冷媒温度にできるだけ近く
なるようにしなければならない。現状の冷蔵庫用の凝縮
器においては、凝縮器表面である外板と、内部を冷媒が
流れるパイプとの間には大きな接触熱抵抗が存在してい
る。
【０００７】本発明の上記構成によれば、外板の一部に
外板により冷媒のパイプを形成し、外板と一体化した凝
縮器によりパイプと外板の間の接触熱抵抗を無くしてい
るので、外板の表面温度は従来の冷蔵庫の凝縮器より冷
媒の温度に近付けることができ、自然対流の促進が可能
となる。また外板は冷蔵庫の強度部材の一つとして薄い
鋼板が使われており、この鋼板は熱伝導率が低いこと及
び板厚が薄いことより、外板の拡大伝熱面となるところ
では、パイプ部から遠ざかるにしたがって外板の表面温
度は急激に低下するが、外板裏側に接合した板により拡
大伝熱面部分での板厚が厚くなり熱伝導による熱抵抗を
低減することができる。
外板により冷媒のパイプを形成し、外板と一体化した凝
縮器によりパイプと外板の間の接触熱抵抗を無くしてい
るので、外板の表面温度は従来の冷蔵庫の凝縮器より冷
媒の温度に近付けることができ、自然対流の促進が可能
となる。また外板は冷蔵庫の強度部材の一つとして薄い
鋼板が使われており、この鋼板は熱伝導率が低いこと及
び板厚が薄いことより、外板の拡大伝熱面となるところ
では、パイプ部から遠ざかるにしたがって外板の表面温
度は急激に低下するが、外板裏側に接合した板により拡
大伝熱面部分での板厚が厚くなり熱伝導による熱抵抗を
低減することができる。
【０００８】さらに外板裏側に接合した板を熱伝導率の
高い材料にすることにより熱伝導による熱抵抗を一層低
下させることができる。このように外板部の熱伝導によ
る熱抵抗の低減により、この板を通して熱をパイプ部か
ら離れた部分にまで運ぶことが可能になり、外板表面温
度が全体的に冷媒温度に近づけることができる。これに
より自然対流の一層の改善が可能となる。
高い材料にすることにより熱伝導による熱抵抗を一層低
下させることができる。このように外板部の熱伝導によ
る熱抵抗の低減により、この板を通して熱をパイプ部か
ら離れた部分にまで運ぶことが可能になり、外板表面温
度が全体的に冷媒温度に近づけることができる。これに
より自然対流の一層の改善が可能となる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【００１０】図１は本発明の一実施例を示す冷蔵庫用凝
縮器の外観斜視図である。冷蔵庫の外板１の裏面には、
裏板２があり、裏板２は冷媒パイプ４用の凹部３を有し
ている。本凝縮器は外板１と裏板２をロー付けなどによ
り接合してなる熱交換器で、外板１及び裏板２は鋼板か
ら成るものである。この凝縮器においてはパイプ４内を
流れる冷媒からの熱は、直接外板１及び裏板２に伝わる
ので熱抵抗が従来の凝縮器より小さくなる。
縮器の外観斜視図である。冷蔵庫の外板１の裏面には、
裏板２があり、裏板２は冷媒パイプ４用の凹部３を有し
ている。本凝縮器は外板１と裏板２をロー付けなどによ
り接合してなる熱交換器で、外板１及び裏板２は鋼板か
ら成るものである。この凝縮器においてはパイプ４内を
流れる冷媒からの熱は、直接外板１及び裏板２に伝わる
ので熱抵抗が従来の凝縮器より小さくなる。
【００１１】さらに、パイプ４とパイプ４ａとの間の拡
大伝熱面部５へも、外板１と裏板２の両平板内の熱伝導
により冷媒からの熱を伝えることができるので、従来の
凝縮器のように外板内だけの熱伝導の場合よりも多くの
熱をパイプ４とパイプ４ａの中間部である拡大伝熱面部
５へ伝えることができる。以上の結果、パイプ４部の外
板１の温度が高くなるとともに、拡大伝熱面部５の温度
も高くなり、外板の温度が全体的に従来の凝縮器より高
くなり、空気の自然対流を促進することができる。
大伝熱面部５へも、外板１と裏板２の両平板内の熱伝導
により冷媒からの熱を伝えることができるので、従来の
凝縮器のように外板内だけの熱伝導の場合よりも多くの
熱をパイプ４とパイプ４ａの中間部である拡大伝熱面部
５へ伝えることができる。以上の結果、パイプ４部の外
板１の温度が高くなるとともに、拡大伝熱面部５の温度
も高くなり、外板の温度が全体的に従来の凝縮器より高
くなり、空気の自然対流を促進することができる。
【００１２】図２、図３は本発明の別の実施例の冷蔵庫
用凝縮器を示す外観斜視図である。図２に示した実施例
は図１の実施例において拡大伝熱面部５への熱伝導の改
善を図ったもので、図１の実施例の拡大伝熱面部５にも
細いパイプ１３を設けたものである。このうち図２の実
施例は冷媒パイプ４の間を細いパイプ１３により連結し
たもので、主となる冷媒パイプ４内を流れる冷媒のうち
の一部が細いパイプ１３をバイパスして流れることによ
り、拡大伝熱面部５への熱移動を改善したものである。
用凝縮器を示す外観斜視図である。図２に示した実施例
は図１の実施例において拡大伝熱面部５への熱伝導の改
善を図ったもので、図１の実施例の拡大伝熱面部５にも
細いパイプ１３を設けたものである。このうち図２の実
施例は冷媒パイプ４の間を細いパイプ１３により連結し
たもので、主となる冷媒パイプ４内を流れる冷媒のうち
の一部が細いパイプ１３をバイパスして流れることによ
り、拡大伝熱面部５への熱移動を改善したものである。
【００１３】また図３における実施例は、拡大伝熱面部
５に設けた細いパイプ１３ａの一端は冷媒パイプ４又は
４ａにつながり、多端は閉じた構造となっている。この
細いパイプ１３ａ内へ冷媒パイプ４又は４ａから供給さ
れた冷媒のサーモサイホンの効果により、冷媒パイプ４
又は４ａから拡大伝熱面部５へ熱を供給するようにした
ものである。このサーモサイホン効果を有効に発揮させ
るためにはこの細いパイプ１３ａの冷媒パイプ４又は４
ａとの接合部は、細いパイプ１３ａの閉端部よりも下方
になるようにすると良い。またこの細いパイプ１３ａは
樹枝状またはループ状の構造にしても良い。
５に設けた細いパイプ１３ａの一端は冷媒パイプ４又は
４ａにつながり、多端は閉じた構造となっている。この
細いパイプ１３ａ内へ冷媒パイプ４又は４ａから供給さ
れた冷媒のサーモサイホンの効果により、冷媒パイプ４
又は４ａから拡大伝熱面部５へ熱を供給するようにした
ものである。このサーモサイホン効果を有効に発揮させ
るためにはこの細いパイプ１３ａの冷媒パイプ４又は４
ａとの接合部は、細いパイプ１３ａの閉端部よりも下方
になるようにすると良い。またこの細いパイプ１３ａは
樹枝状またはループ状の構造にしても良い。
【００１４】図１における実施例の拡大伝熱面部５への
熱移動の改善には、裏板２を銅、アルミのような熱伝導
の良好な材料にする方法がある。このように熱伝導の良
好な材料を使用すると、拡大伝熱面部５の温度はより一
層冷媒温度に近くまで高くなり、外板１の平均温度をよ
り高くすることができるので、空気の自然対流の促進を
より活発にすることができる。
熱移動の改善には、裏板２を銅、アルミのような熱伝導
の良好な材料にする方法がある。このように熱伝導の良
好な材料を使用すると、拡大伝熱面部５の温度はより一
層冷媒温度に近くまで高くなり、外板１の平均温度をよ
り高くすることができるので、空気の自然対流の促進を
より活発にすることができる。
【００１５】図４は本発明の冷蔵庫用凝縮器の製法を示
す一実施例である。まず裏板２をプレス型８、８ａをプ
レス加工機により矢印９、９ａ方向にプレスしてパイプ
用の凹部３を加工し、シート状をしたロー剤７を裏板２
と外板１との間に挾み込み、この後治具等（図示せず）
により接合面全体に均等の圧力を加え、炉内にて加熱接
合し、パイプ４を成形する。ここではロー剤にシート状
ロー剤７を使用したが、この裏板２の接合面６に液状の
ロー剤７ａを塗る方式でもよい。
す一実施例である。まず裏板２をプレス型８、８ａをプ
レス加工機により矢印９、９ａ方向にプレスしてパイプ
用の凹部３を加工し、シート状をしたロー剤７を裏板２
と外板１との間に挾み込み、この後治具等（図示せず）
により接合面全体に均等の圧力を加え、炉内にて加熱接
合し、パイプ４を成形する。ここではロー剤にシート状
ロー剤７を使用したが、この裏板２の接合面６に液状の
ロー剤７ａを塗る方式でもよい。
【００１６】図５は本発明の冷蔵庫用凝縮器の製法を示
す別の実施例である。まず裏板２のパイプ４になる部分
１０を開けてロー剤７をプリントする。この裏板２を外
板１にロー剤７のプリント面が合わせ面になるように重
ね、ローラ１１、１１ａまたはプレスなどにより加圧し
ながら加熱して外板１と裏板２とを接合する。次に圧縮
空気などの高圧の流体１２を、接合されていないパイプ
になる部分１０に吹き込み、パイプになる部分１０の裏
板２を膨らませてパイプ４を成形する。
す別の実施例である。まず裏板２のパイプ４になる部分
１０を開けてロー剤７をプリントする。この裏板２を外
板１にロー剤７のプリント面が合わせ面になるように重
ね、ローラ１１、１１ａまたはプレスなどにより加圧し
ながら加熱して外板１と裏板２とを接合する。次に圧縮
空気などの高圧の流体１２を、接合されていないパイプ
になる部分１０に吹き込み、パイプになる部分１０の裏
板２を膨らませてパイプ４を成形する。
【００１７】
【発明の効果】上述のとおり本発明は、冷媒と空気との
間の熱抵抗が小さくなり、空気の自然対流が促進され
る。また拡大伝熱面部内の熱伝導も改善されることから
外板全体が熱交換器の伝熱面としてより有効に働き、凝
縮器の性能が向上する。これらの結果、冷蔵庫の冷却能
力の向上、消費電力の低減が可能となる。
間の熱抵抗が小さくなり、空気の自然対流が促進され
る。また拡大伝熱面部内の熱伝導も改善されることから
外板全体が熱交換器の伝熱面としてより有効に働き、凝
縮器の性能が向上する。これらの結果、冷蔵庫の冷却能
力の向上、消費電力の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図３】本発明のさらに別の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】本発明の凝縮器の製法を示す工程図である。
【図５】本発明の凝縮器の別の製法を示す工程図であ
る。
る。
１ 外板 ２ 裏板 ３ 凹部 ４、４ａ 冷媒パイプ ５ 拡大伝熱面部 ６ 接合面 ７、７ａ ロー剤 ８、８ａ プレス型 ９、９ａ 矢印 １０ パイプになる部分 １１、１１ａ ローラ １２ 高圧流体 １３、１３ａ 細いパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 昌幸 栃木県下都賀郡大平町富田800番地 株式 会社日立製作所栃木工場内
Claims (6)
- 【請求項１】 冷媒管を箱体に接合または貼付てなる冷
蔵庫用凝縮器において、前記箱体の外板の裏面に冷媒通
路用の凹部を有する裏板を接合してなることを特徴とす
る冷蔵庫用凝縮器。 - 【請求項２】 請求項１記載の冷蔵庫用凝縮器におい
て、前記冷媒通路は、冷媒が入口から出口まで流れる主
なる冷媒通路と、この主なる冷媒通路に両端を連結した
従なる冷媒通路とからなることを特徴とする冷蔵庫用凝
縮器。 - 【請求項３】 請求項１記載の冷蔵庫用凝縮器におい
て、前記冷媒通路は、冷媒が入口から出口まで流れる主
なる冷媒通路と、この主なる冷媒通路に一端を連結し、
多端を閉塞した従なる冷媒通路とからなることを特徴と
する冷蔵庫用凝縮器。 - 【請求項４】 請求項１記載の冷蔵庫用凝縮器におい
て、前記冷媒通路を形成した板を、銅、アルミなどの熱
伝導の良好な材料にしたことを特徴とする冷蔵庫用凝縮
器。 - 【請求項５】 板をプレス加工して冷媒通路用の凹部を
形成し、この板と冷蔵庫用外板との接合面の間にシート
状のロー剤を挾み込み、その後この接合面全体に均等の
圧力を加えて加熱接合することにより、冷媒通路用のパ
イプを成形することを特徴とする冷蔵庫用凝縮器の製造
方法。 - 【請求項６】 板面に冷媒通路となる部分を除いてロー
剤をプリントし、この板のロー剤プリント面を冷蔵庫用
外板の裏面に重ね合わせ、この板と外板とを加圧しなが
ら加熱して接合し、次にロー剤をプリントしていない冷
媒通路となる部分に、圧縮空気などの高圧の流体を吹き
込み、冷媒通路になる部分の板を膨らませてパイプを成
形することを特徴とする冷蔵庫用凝縮器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32465291A JPH05157403A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 冷蔵庫用凝縮器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32465291A JPH05157403A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 冷蔵庫用凝縮器及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05157403A true JPH05157403A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18168217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32465291A Pending JPH05157403A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 冷蔵庫用凝縮器及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05157403A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2762901A1 (fr) * | 1997-04-30 | 1998-11-06 | Valeo Thermique Moteur Sa | Echangeur de chaleur a faisceau de tubes horizontaux, en particulier pour un moteur de vehicule automobile |
| EP1304533A2 (en) * | 2001-10-18 | 2003-04-23 | Whirlpool Corporation | Condenser for domestic refrigerator cabinets and a domestic refrigerator cabinet provided with such a condenser |
| CN102778098A (zh) * | 2011-05-12 | 2012-11-14 | 苏州三星电子有限公司 | 一种冰箱、后背盖板及其制备方法 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP32465291A patent/JPH05157403A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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