JPH05156780A - 複合パネル及びその製造方法 - Google Patents

複合パネル及びその製造方法

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JPH05156780A
JPH05156780A JP31934791A JP31934791A JPH05156780A JP H05156780 A JPH05156780 A JP H05156780A JP 31934791 A JP31934791 A JP 31934791A JP 31934791 A JP31934791 A JP 31934791A JP H05156780 A JPH05156780 A JP H05156780A
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JP
Japan
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surface material
base material
dovetail
composite panel
groove
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31934791A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Murata
義彦 村田
Hideo Tawara
英男 田原
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】下地材1と表面材2を結合した複合パネルを組
立てるに当り、長尺の部材を蟻溝に沿ってスライドして
嵌合させる非能率な固定作業を排除し、係止構造による
結合の確実性は確保する。 【構成】片蟻形凹条11をもつ下地材1と、この凹条1
1より幅狭の凸条21をもつ表面材2を製造し、前記凹
条11と凸条21の蟻形13,23が係合する向きに下
地材1と表面材2を合わせて蟻形13,23を係合さ
せ、蟻形係合側と反対側の隙間にスペーサ3を嵌入し、
下地材1と表面材2とを一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントを主体とする
建築材料としての板材の表面に表面材を被覆して複合化
した複合パネル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】押出成形パネルを下地材とし、その表面
にタイル等を貼着した建築用内外装板材が用いられてい
る。近年このような内外装材の表面材として、長尺のタ
イルを貼着したものが用いられるようになっている。こ
のような下地材と表面材を一体化して複合パネルを形成
する場合、互いに位置ぎめする溝を設け、接着剤で接着
していた。これに対して、小形のタイルを取付ける技術
として実公平1−24277号公報に示されるように下
地材とこれを被覆する表面材の接触面の長手方向に蟻溝
を設けておき、この溝に添ってスライドさせて接着剤に
より固定した複合材がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記実公平1−242
77号公報の技術によれば表面材を下地材の溝に添って
スライドさせる必要があり、長尺の板の場合端部から中
央までスライドさせるためには時間と手間が掛かり非能
率であった。位置ぎめだけの溝を有し、その溝が蟻形な
どの係合構造となっていない場合にはスライドさせる必
要がないが、表面材の脱落防止のための係合部がなく、
接着によって固定するだけとなるため確実な固定方法と
は言えない。
【0004】本発明はこのような問題を解決した複合パ
ネル及びその製造方法を提供することを目的とし、
(a)長尺の部材を蟻溝に沿ってスライドして嵌合させ
る非能率な固定作業を排除すること、(b)係止構造に
よる結合の確実性は確保することと云う課題を満足する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1(a)に
示すように下地材と表面材の接触面の何れか一方に、少
なくとも片蟻形を有する凹条を設け、他方にこれと係合
する凸条を設け、この凸条の幅は前記凹条の幅より幅狭
とし、この凹条と凸条との片蟻形係合側と反対側の隙間
に、スペーサを介在させて下地材と表面材とを一体化し
たことを特徴とする複合パネルである。本発明の複合パ
ネルは図6に示すように、スペーサをくさび状とし、予
め下地材と表面材の接触面の対向する位置にそれぞれ取
付けておき、下地材と表面材を凹条の長手方向に少しず
らすことによってくさびをスペーサとして作動させるこ
ととしてもよい。このパネルの製造は、片蟻形凹条をも
つ第1の部材(下地材又は表面材)と、この第1の部材
の凹条に係合し、この凹条より幅狭の凸条をもつ第2の
部材(表面材又は下地材)とを製造し、前記凹条と凸条
の蟻形が係合する向きに第1の部材と第2の部材とを合
わせ、第1の部材と第2の部材の蟻形を係合させ、反蟻
形係合側の隙間にスペーサを嵌入し第1、第2の部材を
一体化させることによってなされる。
【0006】
【作用】本発明の下地材及び表面材は横断面が一様な長
尺押出成形品を用いることができるので、品質の確保、
大量生産に適したものである。本発明では下地材と表面
材の接触面に両材が互いに係合する少なくとも片蟻形を
有する凹条及び凸条をそれぞれに設け、凸条の幅は凹条
の幅より幅狭とし、凹条と凸条との反係合側隙間にスペ
ーサを介在させて下地材と表面材とを一体化するので、
接着等によらずに確実に結合した複合パネルである。
【0007】この場合にスペーサを互いに図6に示すよ
うに、くさび状とし、下地材及び表面材に予め取付けて
おくと、下地材及び表面材の組立て、片蟻部の係合を簡
単に確実に実現することができ好ましい。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面によって詳細に説明す
る。図1(c)は実施例の下地材1の側面図を示すもの
で、図の奥行方向に長尺のものである。下地材1の表面
材2との接合面に片蟻形13を有する凹条11を形成し
てある。2列の凹条11の間には凸状12が形成されて
いる。一方表面材2は上記凹条11に係合する凸条21
を突出している。凸条21は上記凹条11の幅L1 (図
1(a)参照)より幅狭の幅L2 を有している。また2
列の凸条21、21の間には、上記凸条12に対応する
凹条22を有している。この下地材1と表面材2とを、
重ねわせ、図1(a)に示すように、係合部13と23
とを係合させて、この係合部と反対側の隙間にスペーサ
3を介装すると、本発明の実施例の複合パネルとなる。
この時、補助的に下地材1と表面材2との間に接着剤を
塗布して組合わせても良い。この複合パネルは下地材1
と表面材2とを片蟻部13,23の係合によって強固に
結合し、スペーサ3がこの結合を保持するので、下地材
1と表面材2は緊密に一体化している。
【0009】表面材1は複合パネルの表面を装飾するた
めのセラミック、石材、ガラス、陶磁器質、セメント
質、金属質、有機質の材料等を用いることができる。下
地材1としては、セメント質等の無機材料が主に使用さ
れるが、特にこれに限るものではない。スペーサ3は材
質、断面形状、長さを問わず、種々の材料を用いること
ができる。スペーサ3は下地材1、表面材2の板の端部
から端部までの長いものでも良いが、短いものをいくつ
か挿入しても良い。スペーサの材料としては、無機質、
金属質、有機質のものを使用することができる。ゴムな
どの弾性のあるものは固定しやすいので作業上好まし
い。無機質(セメント系等)は耐久性が高い。金属製は
挿入しやすい。棒状のスペーサは隙間の形状に合わせて
図2から図4に示すような台形断面のスペーサ31、菱
形断面のスペーサ32、角型断面のスペーサ33のよう
なものがある。また、図5に示すように、縦横の寸法に
変化を与え、90度回動させることによって下地材1と
表材2とに締め付け力を付与する形式としてもよい。ま
た図6に示すように表面材2と下地材1に傾斜した短尺
のくさび状片35、36を取り付けて、下地材1と表面
材2とを重ねた後、くさび状片35、36をくさび力が
作用する方向にわずかにスライドさせ固定することもで
きる。なお、くさび状片35、36は下地材及び表面材
自体の形状として傾斜した突起を製造時に設けておいて
もよい。
【0010】下地材1、表面材2、スペーサ3の形状は
図1〜図6に示すような、片蟻部の係合、スペーサによ
る固定の基本的な事項が満たされていれば、形状様式を
問わず、同様のものを製造することができる。図1に示
す下地材1をセメント質により押出し成形により製造し
た。また、図1に示す表面材2を陶板により製作した。
合わせ面に接着材を少量塗布し、重ね合わせ、ステンレ
ス製のスペーサ3を差込み固定し、一体化し、複合パネ
ルを製造した。この複合パネルは、安価に強固に結合さ
せることができ、建築物の内外装板材として取扱が容易
で、施工性に富んでおり好評を博した。
【0011】
【発明の効果】本発明の複合パネルは以上のように構成
したので、次の優れた効果を奏する。 (1)下地材と表面材とを重ねて、スペーサで固定する
だけなので、固定が容易で作業効率が高い。 (2)スペーサにより確実に固定するため、剥離や落下
の恐れがない。
【0012】(3)下地材と表面材の係合により複合す
るため取付具の劣化等による剥離がない。 (4)複合パネルの製作精度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の(a)複合パネルの側面図、
(b)表面材の側面図、(c)下地材の側面図である。
【図2】本発明の実施例の複合パネルの側面図である。
【図3】本発明の実施例の複合パネルの側面図である。
【図4】本発明の実施例の複合パネルの側面図である。
【図5】本発明の実施例の複合パネルの側面図である。
【図6】本発明の実施例の(a)複合パネルの側面図、
(b)下地材の平面図、(c)表面材の平面図である。
【符号の説明】
1 下地材 2 表面材 3、31、32、33、34、35、36 スペーサ 11、22 凹条 12、21 凸条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材と表面材の接触面の何れか一方
    に、少なくとも片蟻形を有する凹条を設け、他方にこれ
    と係合する凸条を設け、該凸条の幅は該凹条の幅より幅
    狭とし、該凹条と該凸条との片蟻形係合側と反対側の隙
    間に、スペーサを介在させて下地材と表面材とを一体化
    したことを特徴とする複合パネル。
  2. 【請求項2】 スペーサが下地材及び表面材に固定した
    くさび状片である請求項1記載の複合パネル。
  3. 【請求項3】 片蟻形凹条をもつ第1の部材と、この第
    1の部材の凹条に係合し該凹条より幅狭の凸条をもつ第
    2の部材とを製造し、前記凹条と凸条の蟻形が係合する
    向きに第1の部材と第2の部材とを重ね合わせ、第1の
    部材と第2の部材の蟻形を係合させ、反蟻形係合側の隙
    間にスペーサを嵌入し第1、第2の部材を一体化させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の複合パネルの製
    造方法。
JP31934791A 1991-12-03 1991-12-03 複合パネル及びその製造方法 Withdrawn JPH05156780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289496A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Seiko Epson Corp 円筒軸とその製造方法
WO2007032592A1 (en) 2005-09-16 2007-03-22 Lg Chem, Ltd. Panel installation set and method of installing panel using the same

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