JPH05150158A - 投写レンズおよび投写型表示装置 - Google Patents

投写レンズおよび投写型表示装置

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Publication number
JPH05150158A
JPH05150158A JP31769291A JP31769291A JPH05150158A JP H05150158 A JPH05150158 A JP H05150158A JP 31769291 A JP31769291 A JP 31769291A JP 31769291 A JP31769291 A JP 31769291A JP H05150158 A JPH05150158 A JP H05150158A
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JP
Japan
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lens
lens group
projection
light
screen
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Application number
JP31769291A
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English (en)
Inventor
Yoshito Miyatake
義人 宮武
Yuichi Kimura
雄一 木村
Shinya Mito
真也 三戸
Yoshimasa Fushimi
吉正 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広角でバックフォーカス比が大きく収差補正
の良好な投写レンズと、この投写レンズを用いた投写型
表示装置に関するもので、特に大画面でありながらコン
パクトで高画質の投写画像を表示できる投写型表示装置
を提供する。 【構成】 スクリーン側から順に、負パワーの第1レン
ズ群80と、負パワーの第2レンズ群81と、正パワー
の第3レンズ群82を配置する。第2レンズ群のパワー
は第1レンズ群80のパワーより弱くし、各レンズ群8
0,81,82の間に比較的長い空気間隔を設ける。 【効果】 負パワーの第2レンズ群81によりバックフ
ォーカス比を大きくすることができ、第2レンズ群81
のパワーが弱いので第2レンズ群81で発生する諸収差
が小さく、全系の諸収差をバランス良く補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライトバルブ上に形成
された光学像をスクリーン上に拡大投写する投写レンズ
およびこの投写レンズを用いた投写型表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】大画面映像を得るために、ライトバルブ
に映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像に光を
照射し投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する方
法が従来よりよく知られている。最近では、ライトバル
ブとして液晶パネルを用いる投写型表示装置が注目され
ている。投写器とスクリーンを分離したフロント方式
(例えば、特開昭62−133424号公報)、キャビ
ネットの前部に透過型のスクリーンを取り付けキャビネ
ット内にすべての光学部品を収納するリア方式(例え
ば、特開平2−250015号公報)が提案され、両方
式ともセットがコンパクトになるという点が注目されて
いる。
【0003】液晶パネルは、高画質の投写画像を得るた
めに、液晶材料としてツイストネマティック液晶を用
い、各画素にスイッチング素子としてTFTを設けたア
クティブマトリックス型を用い、赤用、緑用、青用とし
て3枚の液晶パネルを用いるのが主流となりつつある。
【0004】フロント方式の光学系の構成例を(図1
8)に示す。光源11から出た光は、ダイクロイックミ
ラー12,13と平面ミラー14で構成される色分解光
学系に入射し、赤、緑、青の3原色の光に分解される。
各原色光は、それぞれフィールドレンズ15,16,1
7を透過した後に、液晶パネル18,19,20に入射
する。液晶パネル18,19,20には映像信号に応じ
て透過率の変化として光学像が形成される。液晶パネル
18,19,20からの出射光は、ダイクロイックミラ
ー21,22と平面ミラー23で構成される色合成光学
系により1つの光に合成される。合成された光は投写レ
ンズ24に入射し、3つの液晶パネル18,19,20
上の光学像は、投写レンズ24によりスクリーン上に拡
大投写される。
【0005】リア方式の投写器の構成例を(図19)に
示す。光源31から出た光は、ダイクロイックミラー3
2,33と平面ミラー34で構成される色分解光学系に
入射し、赤、緑、青の3原色の光に分解される。各原色
光は、それぞれ液晶パネル35,36,37を透過した
後に投写レンズ38,39,40に入射する。液晶パネ
ル35,36,37上には映像信号に応じて透過率の変
化として光学像が形成される。3つの液晶パネル35,
36,37上の光学像は、それぞれ対応する投写レンズ
38,39,40によりスクリーン上に拡大投写され
る。スクリーン上で3色の投写画像を重ね合わせるため
に、3本の投写レンズ38,39,40の光軸は平行と
し、両端の液晶パネル35,37の画面中心は投写レン
ズ38,40の光軸からわずかにずらしている。(図1
9)に示した投写器を用いた投写型表示装置のキャビネ
ット内の構成を(図20)に示す。キャビネット41の
前側上部に透過型のスクリーン42を配置し、下部後方
に投写器43を配置し、下部前方に平面ミラー44を配
置し、スクリーン42の後方に平面ミラー45を配置し
ている。投写距離(投写レンズからスクリーン中心まで
の光路長)を短くし、投写器43を小型にすることによ
り、キャビネット41をコンパクトにすることができ
る。スクリーン42はフレネルレンズとレンティキュラ
板を組み合わせたものが使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(図19)、(図2
0)に示した構成は、投写レンズが3本であることによ
り、カラーシフト(観察者が見る角度を変えた場合に投
写画像の色調が変化する現象)と、色むらの発生が問題
となる。カラーシフトは、水平適視視野角の広いスクリ
ーンを用いることにより、あるいは両面にレンティキュ
ラレンズを設けたレンティキュラ板を用いることにより
ある程度は改善できるが、完全になくすことは不可能で
ある。色むらは、電子回路によりある程度は補正できる
が、完全な補正は困難である。
【0007】カラーシフト、色むらは投写レンズが3本
であるために発生するので、これらの問題を解決するに
は、3つの液晶パネルからの出射光をダイクロイックミ
ラーを用いた色合成光学系により1つに合成し、投写レ
ンズを1本とするとよい。この場合の色合成光学系とし
て、(図18)に示したような2枚のダイクロイックミ
ラーを平行に配置する構成、あるいは2枚のダイクロイ
ックミラーをX字に交差させる構成(例えば、特開昭6
3−114489号公報、特開昭63−116123号
公報)の採用が考えられる。前者の構成では照明光路長
(光源から各液晶パネルまでの光路長)が3色で等しい
が、後者の構成では照明光路長が1色だけ他の2色より
長い。3色の照明光路長が異なると色むらを発生しやす
いので、色の均一性を確保するには(図18)に示した
構成の方が優れている。
【0008】ところで、(図18)に示した構成は、液
晶パネルと投写レンズの間にダイクロイックミラーを2
枚配置する空間が必要となるので、投写レンズのバック
フォーカス(投写レンズの後玉頂点から後側焦点までの
距離)fBを非常に長くする必要がある。一方、リア方
式でセットをコンパクトにするには、投写距離を短くす
る必要があり、このためには、投写レンズは焦点距離f
を短くし広角にする必要がある。(図18)に示したフ
ロント方式の構成に用いる投写レンズとして、f=90
mm、fB =160mmというものが実現されており、
バックフォーカス比fB /fは1.8である。このフロ
ント方式と同じ液晶パネル、色合成光学系を用いてリア
方式でコンパクトなセットを実現しようとすると、概略
計算ではf=60mmとする必要があり、バックフォー
カス比fB /fを2.5以上、望ましくは2.7以上と
非常に大きくする必要がある。
【0009】バックフォーカスfB が焦点距離fより長
いレンズ構成として、スクリーン側から順に、負パワー
の前群、正パワーの後群を配置するレトロフォーカス型
が知られている。しかし、歪曲収差が小さく、しかもf
B /f=2.7というレンズは、写真レンズでは例がな
く、他の分野でも例がない。ただ、魚眼レンズでfB
f>3という例もあるが、これは歪曲収差が非常に大き
く、液晶表示装置にマトリックス電極を用いる場合には
極端な糸巻き状の図形歪みを発生するので、採用できな
い。一般に、バックフォーカスfB を長くすることと、
焦点距離fを短くすることは相反するため、fB /f=
2.7というような投写レンズは実現困難とされてい
た。
【0010】本発明は、大画面でありながらコンパクト
であり、カラーシフトや色むらのない高画質の投写画像
を表示する投写型表示装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、そのような投写型表示装置を実現
するために、広角で、バックフォーカス比が2.5〜3
と大きく、歪曲収差が小さく、十分な解像度を有する投
写レンズを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の投写レンズは、スクリーン側から順に、負パワ
ーの第1レンズ群、負パワーの第2レンズ群、正パワー
の第3レンズ群とを備え、第1レンズ群のパワーに比べ
て第2レンズ群のパワーを弱くし、各レンズ群の間に比
較的長い空気間隔を設けたものである。
【0012】本発明の投写レンズは、スクリーン側から
順に、負パワーの第1レンズ群、負パワーの第2レンズ
群、正パワーの第3レンズ群とを備え、以下の条件を満
足させるとよい。
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】
【0015】
【数6】
【0016】ただし、fは全系の合成焦点距離、fG1
第1レンズ群の合成焦点距離、fG2は第2レンズ群の合
成焦点距離、dG1は第1レンズ群と第2レンズ群の間の
空気間隔、dG2は第2レンズ群と第3レンズ群との間の
空気間隔である。
【0017】本発明の投写レンズは、第1レンズ群と第
2レンズ群との間または第2レンズ群と第3レンズ群と
の間に平面ミラーを配置することができる。
【0018】本発明の投写型表示装置は、3原色の色成
分を放射する光源と、光源の放射光を3つの原色光に分
解する色分解手段と、色分解手段の3つの出力光が入射
し映像信号に応じて光学的特性の変化として光学像を形
成する3つのライトバルブと、3つのライトバルブの出
射光を1つに合成する色合成手段と、色合成手段の出射
光が入射し3つのライトバルブ上の光学像をスクリーン
上に投写する投写レンズとを備え、投写レンズとして上
記の投写レンズを用いたものである。
【0019】本発明の他の投写型表示装置は、透過型の
スクリーンと、3原色の色成分を放射する光源と、光源
の放射光を3つの原色光に分解する色分解手段と、色分
解手段の3つの出力光が入射し映像信号に応じて光学的
特性の変化として光学像を形成する3つのライトバルブ
と、3つのライトバルブの出射光を1つに合成する色合
成手段と、色合成手段の出射光が入射し3つのライトバ
ルブ上の光学像をスクリーン上に投写する投写レンズ
と、キャビネットとを備え、キャビネット内に光源から
スクリーンまでの光学部品を収納し、投写レンズとして
上記の投写レンズを用いたものである。
【0020】本発明の投写型表示装置は、投写レンズの
内部に平面ミラーを内蔵させることができ、この場合に
は、光源の光軸と第3レンズ群の光軸とを含む平面に対
して第1レンズ群の光軸が垂直となるようにするとよ
い。
【0021】
【作用】本発明の投写レンズの各群を薄肉レンズと考
え、(図1)に示すように、スクリーン側から光軸51
に平行で光線高h1 の光線52が入射する場合を考え
る。光線52は負パワーの第1レンズ群G1で発散光線
53に変換され、第1レンズ群G1から離れた位置にあ
る第2レンズ群G2で光線高h2 が高くなる。第2レン
ズ群G2もパワーが負であるため、軸上光線はより発散
する光線54に変換され、第2レンズ群G2から離れた
位置にある第3レンズ群G3では軸上光線の光線高h3
がさらに高くなる。第3レンズ群G3を出射した軸上光
線は第3レンズ群G3のパワーが正であるため収束光線
55になる。この収束光線55が光軸51と交わる点が
焦点Fであり、光線52と収束光線55の交点56から
光軸51に下した垂線の足が主点Hとなる。主点Hから
焦点Fまでの距離が焦点距離fであり、第3レンズ群G
3から焦点Fまでの距離がバックフォーカスfB であ
る。負パワーの第2レンズ群G2がh3 /h1 を大きく
するので、バックフォーカス比fB /fを大きくするこ
とができる。
【0022】第2レンズ群G2の位置で軸上光線の光線
高h2 がh1 より高くなるので、第2レンズ群G2は弱
いパワーでも軸上光線をさらに発散させることができ、
第2レンズ群G2のパワーが弱ければ第2レンズ群G2
で発生する諸収差は小さいので、全系の諸収差をバラン
ス良く補正することができる。
【0023】次に、本発明の投写レンズが望ましい特性
を実現するための条件について説明する。
【0024】(数4)の条件は、第1レンズ群G1の合
成焦点距離fG1を一定範囲に限定することにより、全系
の収差バランスを保ちながら、所望のバックフォーカス
を得るためのものである。fG1/fが下限値より小さい
場合、所望のバックフォーカスを確保しようとすると第
2レンズ群G2の負担が大きくなり、第2レンズ群G2
で発生する諸収差を第3レンズ群G3で補正することが
困難となる。一方、f G1/fが上限値より大きい場合に
は、所望のバックフォーカスを得られるものの、第1レ
ンズ群G1で発生する軸外収差を第2レンズ群G2と第
3レンズ群G3で補正することが困難となる。
【0025】(数5)の条件は、(数4)の条件を満足
させた上で第2レンズ群G2の合成焦点距離fG2を一定
範囲に限定することにより、全系の収差バランスを保ち
ながら、所望のバックフォーカスを得るためのものであ
る。fG2/fが下限値より小さい場合には、所望のバッ
クフォーカスを得ることが困難となる。一方、fG2/f
が上限値より大きい場合には、所望のバックフォーカス
を得られるものの、第2レンズ群G2で発生する諸収差
を第3レンズ群G3で補正することが困難となる。
【0026】(数6)の条件は必要なバックフォーカス
を得ると同時に、周辺光量の低下を防ぐためのものであ
る。(dG1+dG2)/fが下限値より小さい場合には、
必要なバックフォーカスを得ることが困難となる。無理
にバックフォーカスを長くしようとすると、第3レンズ
群G3の負担が大きくなり、全系の諸収差をバランス良
く補正することが困難となる。一方、(dG1+dG2)/
fが上限値より大きい場合には、バックフォーカスを長
くする上では有利であるが、投写レンズの全長が長くな
るために周辺光量の低下を避けられない。周辺光量を増
やすために第1レンズ群G1の有効径を大きくすること
もできるが、大幅なコスト高を招く。第1レンズ群G1
の有効径が大きくなると、投写レンズからスクリーンま
での光路中に平面ミラーを配置する場合には、投写レン
ズが有効光を遮らないようにするためにキャビネットを
大きくせざるを得ないという問題を発生する。また、周
辺光量を増やすために第3レンズ群G3の有効径を大き
くすることもできるが、第3レンズ群G3とライトバル
ブとの間に2枚の色合成用ダイクロイックミラーを配置
することが困難となり、そのためにバックフォーカスを
さらに長くしなければならず、そうするとレンズ系全体
の諸収差をバランス良く補正することが困難となる。
【0027】(数6)の条件を満足させることにより、
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間または第2
レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に平面ミラーを
配置する空間を確保することができる。
【0028】3つのライトバルブの出射光を色合成光学
系により1つの光に合成し、各ライトバルブ上の光学像
を1本の投写レンズでスクリーン上に拡大投写するの
で、カラーシフトは発生せず、色むらも少なくなる。ま
た、投写距離が短いために、さらに投写レンズの内部に
平面ミラーを配置することにより投写器の奥行が短くな
るために、セットがコンパクトとなる。投写レンズから
スクリーンまでの間に平面ミラー2枚を配置し、投写光
の光路を折り曲げれば、コンパクトなセットを実現する
ことができる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明の投写レンズの具体的な実施
例について説明する。
【0030】第1の実施例の構成を(図2)に、具体的
数値を(表1)に示す。G1は第1レンズ群、G2は第
2レンズ群、G3は第3レンズ群、Aは絞り、Pは液晶
パネルの出射側ガラス基板を示し、Li は第iレンズを
示す。rj は第j面の曲率半径、dj は第j面から次の
面までの間隔、ni 、νi はそれぞれ第iレンズのe線
における屈折率、アッベ数である。また、rP1、rP2
液晶パネルの出射側ガラス基板の両面の曲率半径、dP
は液晶パネルの出射側ガラス基板の厚さ、nP、νP
それぞれ出射側ガラス基板のe線における屈折率、アッ
ベ数である。ωはスクリーン側の半画角、mは拡大倍
率、fB は第3レンズ群G3の最終レンズ面から焦点ま
での距離(液晶パネルの出射側ガラス基板は含まない)
である。
【0031】
【表1】
【0032】スクリーン側から順に、第1レンズL1は
スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、第2
レンズL2は両凸レンズ、第3レンズL3はスクリーン
側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、第4レンズL4
はスクリーン側に曲率の弱い面を向けた負レンズ、第5
レンズL5はスクリーン側に曲率の強い面を向けた正レ
ンズ、第6レンズL6は両凹レンズ、第7レンズL7は
両凸レンズ、第8レンズL8はスクリーン側に凹面を向
けた正メニスカスレンズ、第9レンズL9は両凸レンズ
である。第4レンズL4と第5レンズL5とを接合し、
第6レンズL6と第7レンズL7とを接合している。第
1レンズL1から第3レンズL3までの3枚で第1レン
ズ群G1が構成され、第4レンズL4と第5レンズL5
の2枚で第2レンズ群G2が構成され、第6レンズから
第9レンズL9までの4枚で第3レンズ群G3が構成さ
れている。各レンズ群の間には比較的長い空気間隔が設
けられている。絞りAは、F値を決定する光線と軸外下
光線を規制するためのものである。また、破線で示すよ
うに、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に光
路を折り曲げるための平面ミラーMを配置することがで
きる。
【0033】レトロフォーカス型レンズは、歪曲収差と
倍率色収差の補正が容易でないことが知られている。そ
こで、第1の実施例では、歪曲収差を小さくするため
に、第1レンズ群G1を負正負の構成とし、第2レンズ
L2の第4面で正の歪曲収差を発生させて負レンズで発
生する負の歪曲収差を減らすようにしている。第1レン
ズ群G1と第2レンズ群G2で負パワーを分担している
ことも歪曲収差の補正を有利にしている。また、第2レ
ンズ群G2と第3レンズ群G3に接合レンズを用い2つ
の接合面のバランスを調整することにより、軸上色収差
と倍率色収差をバランス良く補正している。第2レンズ
群G2が第1レンズ群G1で発生する色収差の大半を補
正するために、第2レンズ群G2を正レンズと負レンズ
の2枚で構成し、負レンズのアッベ数に比べて正レンズ
のアッベ数を小さくしている。この場合、2枚のレンズ
を分離すると、対向する一方の面で全反射を生じる場合
があるので、2枚のレンズを接合している。
【0034】第3レンズ群G3は第1レンズ群G1と第
2レンズ群G2とで発生する諸収差を補正し、全系の収
差バランスを良好にする必要がある。しかも、バックフ
ォーカスをながくするために、第3レンズ群の主点をで
きる限りライトバルブ側に位置させる必要がある。そこ
で、第6レンズL6と第7レンズL7による接合レンズ
と、第8レンズL8とをいずれもスクリーン側に凹面を
向けたメニスカスレンズとし、第9レンズL9の正パワ
ーを強くしている。第3レンズ群G3は4枚構成とすれ
ば、全系の諸収差をバランス良く補正できる。
【0035】本発明のようにバックフォーカス比を大き
くしようとすると、第1レンズ群G1の負レンズの凹面
の曲率半径が小さくなり、そのためにペッツバール和は
補正過剰となりやすい。そこで、正レンズは低屈折率
に、負レンズは高屈折率にするとよい。そうすると、有
効径の大きい第1レンズ群G1と第3レンズ群G3に用
いる正レンズとして比較的安価な硝材を選択できるの
で、コスト面で有利になる。
【0036】(表1)に示した投写レンズの収差図を
(図3(a)(b)(c)(d))に示す。この収差図
では、液晶パネルの出射側ガラス基板による収差も含ま
れている。(図3)から分かるように、諸収差はバラン
ス良く補正されている。半画角はω=30.5°と広角
で、バックフォーカス比は2.8と非常に大きい。歪曲
収差がやや大きいが、実用上問題のないレベルである。
また、F値は4.0と液晶パネルを用いる投写型表示装
置に十分なレベルである。最大画角における開口効率は
80% 以上であるため、周辺光量も十分に確保でき
る。
【0037】平面ミラーMは表面鏡を用いることになる
が、平面度に注意する必要がある。もちろん平面ミラー
Mを用いない構成でも投写レンズとして使用できる。ま
た、F値を少し大きくすることになるが、第1レンズ群
G1と第2レンズ群G2との間に平面ミラーを配置する
こともできる。
【0038】液晶パネルの光学的特性は光線の入射角に
より変化するので、投写レンズの液晶パネル側の画角を
小さく、つまりテレセントリック性を良くする必要があ
る。第1の実施例では、バックフォーカスが長いので、
テレセントリック性は実用上問題ないレベルとなってい
る。
【0039】次に、本発明の投写レンズの他の実施例に
ついて説明する。第2から第6までの実施例の構成をそ
れぞれ(図4)から(図8)に、具体的数値をそれぞれ
(表2)から(表6)に示す。また、各実施例における
収差図をそれぞれ(図9(a)(b)(c)(d))か
ら(図13(a)(b)(c)(d))に示す。記号は
第1の実施例と同様である。
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】第2の実施例は第1の実施例と同様の構成
であり、第3の実施例は第1の実施例を基本にして第2
レンズ群G2を正負の構成としたものであり、第4の実
施例は第1の実施例を基本にして第1レンズ群G1を正
負負の構成としたものである。
【0046】第5の実施例は第1の実施例を基本にして
第2レンズ群G2を4枚で構成したものである。第5レ
ンズL5の第10面で正の歪曲収差を発生させて第1レ
ンズ群G1の負レンズで発生する負の歪曲収差を減らす
ようにして、全系の最大歪曲収差が小さくなるようにし
ている。
【0047】第6の実施例は第1の実施例を基本にして
第1レンズ群G1の第1レンズL1を非球面レンズとし
たものである。非球面の形状は、次式で与えられる。
【0048】
【数7】
【0049】ただし、hは光軸からの高さ、Sは高さh
におけるサグ量、rj は円錐定数、dj ,ej ,fj
j はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数
である。
【0050】非球面を導入すると、(図13(a)
(b)(c)(d))に示したように、全系の歪曲収差
を小さくすることができる。
【0051】第2から第6までの実施例はいずれも第1
の実施例と同様に、広角で、バックフォーカス比が非常
に大きく、諸収差も良好に補正されている。第2、第3
および第4の実施例では歪曲収差がやや大きいが、実用
上問題のないレベルである。
【0052】以下に、添付図面を用いて本発明の投写型
表示装置の実施例について説明する。
【0053】本発明の投写型表示装置の第1の実施例の
投写器の構成を(図14)に示す。61は光源、67,
68はダイクロイックミラー、69は平面ミラー、7
0,71,72はフィールドレンズ、73,74,75
は液晶パネル、76,77はダイクロイックミラー、7
8は平面ミラー、79は投写レンズ、80は第1レンズ
群、81は第2レンズ群、82は第3レンズ群、83は
平面ミラーである。
【0054】光源61はランプ62と凹面鏡63とフィ
ルタ64で構成されている。ランプ62はメタルハライ
ドランプであり、3原色の色成分を含む光を放射する。
凹面鏡63はガラス製で、反射面65の形状は放物面で
あり、反射面65に赤外光を透過させ可視光を反射する
多層膜を蒸着したものである。フィルタ64は、ガラス
基板の上に可視光を透過させ赤外光と紫外光を反射する
多層膜を蒸着したものである。凹面鏡63の光軸66は
水平方向に向き、ランプ62は管軸を光軸66と一致さ
せて配置される。ランプ62の放射光は、凹面鏡63で
反射して赤外光が除去された平行に近い光に変換され、
フィルタ64を透過して赤外光と紫外光を除去されて可
視光が出射する。
【0055】光源61の放射光は、2枚のダイクロイッ
クミラー67,68と平面ミラー69とで構成される色
分解光学系により赤、緑、青の原色光に分解される。各
原色光は、いずれもフィールドレンズ70,71,72
を透過して液晶パネル73,74,75に入射する。液
晶パネル73,74,75はツイストネマティック液晶
を用いたTFT液晶パネルであり、映像信号に応じて透
過率の変化として光学像が形成される。液晶パネル7
3,74,75の出射光は、ダイクロイックミラー7
6,77と平面ミラー78を組み合わせた色合成光学系
により1つの光に合成され、合成された光は投写レンズ
79に入射する。投写レンズ79は(図2)に示したも
のであり、スクリーン側から順に第1レンズ群80、第
2レンズ群81、第3レンズ群82を配置し、第2レン
ズ群81と第3レンズ群82との間に平面ミラー83を
配置している。3つの液晶パネル73,74,75上の
光学像は投写レンズ79により離れた位置にあるスクリ
ーン(図示せず)上に拡大投写される。
【0056】光源61から投写レンズ79までの光学部
品により投写器が構成され、光源61は投写器の上部に
配置され、投写レンズ79は投写器の下部に配置され
る。3つの液晶パネル73,74,75の各画面垂直方
向は、凹面鏡63の光軸66と第3レンズ群82の光軸
84を含む平面と平行であり、第1レンズ群80の光軸
85は光軸65と光軸84を含む平面に垂直である。
【0057】投写画像のコンバージェンス調整は、液晶
パネル73,74,75を前後に微小移動することによ
り行う。この場合、2色のフォーカスがずれるが、(図
2)に示した投写レンズは軸上色収差と倍率色収差が小
さいので実用上全く問題ない。投写画像のフォーカス調
整は、投写レンズ79の第2レンズ群81を光軸85方
向に微小移動するとよい。あるいは、第1レンズ群80
と第2レンズ群81とを一体にして光軸85方向に微小
移動してもよい。なお、第1ンズ群80または第3レン
ズ群82の微小移動によるフォーカス調整は、レンズ群
の移動量に対してガウス像面の移動量が小さいのでレン
ズ群を大きく移動する必要があり、そうすると収差バラ
ンスが劣化するので望ましくない。
【0058】本発明の投写型表示装置の第1の実施例の
キャビネット内の構成を(図15)に示す。91はキャ
ビネット、92はスクリーン、93は投写器、94,9
5は平面ミラーである。
【0059】キャビネット91の前側上部にスクリーン
92が配置され、下部後方に投写器93が配置され、下
部前側に第1の平面ミラー94が配置され、スクリーン
92の後方に第2の平面ミラー95が配置されている。
投写器93の構成は(図14)に示したものと同一であ
る。光源61は投写器93の上部に位置している。投写
レンズ79は、内部に平面ミラー83が内蔵されてお
り、投写器93の下部に位置している。凹面鏡63の光
軸66はスクリーン92と平行である。投写レンズ79
からの出射光は2枚の平面ミラー94,95で反射され
た後にスクリーン92に到達する。こうして、3つの液
晶パネル73,74,75上の光学像がスクリーン92
の背後から拡大投写される。
【0060】(図14)、(図15)に示した構成の各
部の具体的寸法の一例を以下に示す。スクリーンの有効
画面サイズは対角43インチ(アスペクト比4:3)、
液晶パネルの画面サイズは対角2.8インチ、投写レン
ズの焦点距離は60mm、投写距離は860mm、キャ
ビネットの外形寸法は高さ940mm、奥行430m
m、幅950mmである。このような寸法にて構成する
ことにより、大画面でありながら、セット全体を非常に
コンパクトにすることができる。このようにセットがコ
ンパクトになるのは、投写レンズ79の内部に平面ミラ
ー83を内蔵させることにより投写器93の奥行方向の
長さが短くなること、投写レンズ79の焦点距離が短い
ために投写距離が短くなること、によるものである。
【0061】(図14)、(図15)に示した構成は、
投写レンズが1本であるので、カラーシフトは発生しな
い。また、光源61から各液晶パネル73,74,75
までの照明距離が3色で等しく、また各液晶パネルの画
面中心が投写レンズの光軸上に位置するので、色むらの
発生は少ない。その結果、両面にレンティキュラレンズ
を設けたレンティキュラ板を用いる必要がなく、スクリ
ーンは構成が簡単になるので、低コスト化を期待でき
る。さらに、投写レンズを3本用いる方式では、投写器
をキャビネット内に組み込んだ後でなければ、フォーカ
ス調整、コンバージェス調整を行えず、その調整作業は
面倒であったが、(図14)、(図15)に示した構成
では、投写器93からの出射光を反射型スクリーンに投
写してコンバージェンス調整を行った後、投写器93を
キャビネット91に組み込み、フォーカス調整のみを行
えばよいので、光学系の調整が容易という利点がある。
【0062】次に、本発明の投写型表示装置の他の実施
例について説明する。投写器の光学系の構成は多くの変
形が考えられる。(図16(a)(b)(c)(d))
に示すように、色分解光学系と色合成光学系のダイクロ
イックミラーの配置は共通でも、光源61の位置と投写
レンズ79の位置により4通りの方式が考えられる。た
だし、各方式でダイクロイックミラーに必要な分光透過
率特性が異なる。光源61の出射光の光軸と投写レンズ
79への入射光の光軸とを含む平面(基準平面)に対し
て液晶パネルの画面垂直方向を平行にする場合と垂直に
する場合とが考えられる。投写レンズ79の使い方に
は、投写レンズ79内に平面ミラーを含まない場合と含
む場合とがあり、平面ミラー83を含む場合にはその出
射光の光軸の向きを基準平面に対して垂直とする場合
と、基準平面と平行で光源61側に向ける場合と、基準
平面と平行で光源61の反対側に向ける場合とが考えら
れる。光学系の構成は、用途に応じて適宜最適な構成を
選択するとよい。投写レンズ内に平面ミラーを内蔵しな
い場合も有用であり、複数のセットを例えば横4台、縦
4台配列するような用途では、CRT投写型ディスプレ
イによる同様のシステムに比べてセットの奥行が短くな
る。このような用途では、投写レンズ79内に平面ミラ
ーを配置して、セットの奥行を短くすることができる。
また、(図17)に示すような構成にすれば、セットの
奥行を大幅に短くすることができる。
【0063】(図17)は、キャビネット91内の水平
断面構成を示したもので、投写レンズ79からスクリー
ン92までの光路中に1枚の平面ミラー94を配置し、
投写レンズ79の第3レンズ群82の光軸85をスクリ
ーン92の法線と平行にし、投写器93をキャビネット
91の右側または左側に配置したものである。投写器9
3の構成として、(図16(b))または(図16
(d))に示した構成を採用するとよい。この場合の各
部の具体的寸法の一例を以下に示す。スクリーンの有効
画面サイズは対角40インチ(アスペクト比4:3)、
液晶パネルの画面サイズは対角2.8インチ、投写レン
ズの焦点距離は60mm、投写距離は800mm、キャ
ビネットの外形寸法は高さ620mm、奥行720m
m、幅825mmである。
【0064】以上の実施例ではライトバルブがツイスト
ネマティック液晶を用いるTFT液晶パネルの場合につ
いて説明したが、他の方式の液晶パネルや電気光学結晶
を用いるものなど、光学的特性の変化として光学像を形
成する透過型のものであればライトバルブとして用いる
ことができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、広角で、
焦点距離に比べてバックフォーカスが非常に長く、収差
補正の良好な投写レンズを提供することができ、また、
この投写レンズを用いることにより、大画面でありなが
らコンパクトで、しかも高画質の投写画像を表示できる
リア方式の投写型表示装置を提供することができ、非常
に大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投写レンズの原理を説明する説明図で
ある。
【図2】本発明の投写レンズの第1の実施例における断
面構成図である。
【図3】本発明の投写レンズの第1の実施例における収
差図である。
【図4】本発明の投写レンズの第2の実施例における断
面構成図である。
【図5】本発明の投写レンズの第3の実施例における断
面構成図である。
【図6】本発明の投写レンズの第4の実施例における断
面構成図である。
【図7】本発明の投写レンズの第5の実施例における断
面構成図である。
【図8】本発明の投写レンズの第6の実施例における断
面構成図である。
【図9】本発明の投写レンズの第2の実施例における収
差図である。
【図10】本発明の投写レンズの第3の実施例における
収差図である。
【図11】本発明の投写レンズの第4の実施例における
収差図である。
【図12】本発明の投写レンズの第5の実施例における
収差図である。
【図13】本発明の投写レンズの第6の実施例における
収差図である。
【図14】本発明の投写型表示装置の投写器の構成を示
す斜視図である。
【図15】本発明の投写型表示装置のキャビネット内の
光学系の構成を示す一部破断斜視図である。
【図16】投写器の構成例を説明する概略構成図であ
る。
【図17】本発明の投写型表示装置の他の実施例におけ
る水平断面図である。
【図18】従来の投写型表示装置の投写器の構成を示す
概略構成図である。
【図19】従来の投写型表示装置の投写器の構成を示す
斜視図である。
【図20】従来の投写型表示装置のキャビネット内の構
成を示す側断面構成図である。
【符号の説明】 61 光源 67,68 ダイクロイックミラー 69 平面ミラー 70,71,72 フィールドレンズ 73,74,75 液晶パネル 76,77 ダイクロイックミラー 78 平面ミラー 79 投写レンズ G1,80 第1レンズ群 G2,81 第2レンズ群 G3,82 第3レンズ群 M,83 平面ミラー 91 キャビネット 92 スクリーン 93 投写器 94,95 平面ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伏見 吉正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン側から順に、負パワーの第1
    レンズ群と、負パワーの第2レンズ群と、正パワーの第
    3レンズ群とを備え、前記第1レンズ群のパワーに比べ
    て前記第2レンズ群のパワーが弱く、前記各レンズ群の
    間に比較的長い空気間隔を設けた投写レンズ。
  2. 【請求項2】 スクリーン側から順に、負パワーの第1
    レンズ群と、負パワーの第2レンズ群と、正パワーの第
    3レンズ群とを備え、前記第1レンズ群のパワーに比べ
    て前記第2レンズ群のパワーが弱く、前記各レンズ群の
    間に比較的長い空気間隔を設け、前記第1レンズ群と前
    記第2レンズ群との間または前記第2レンズ群と第3レ
    ンズ群との間に平面ミラーを配置した投写レンズ。
  3. 【請求項3】 以下の条件を満足する請求項1または請
    求項2記載の投写レンズ。 【数1】 【数2】 【数3】 ただし、fは全系の合成焦点距離、fG1は前記第1レン
    ズ群の合成焦点距離、fG2は前記第2レンズ群の合成焦
    点距離、dG1は前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と
    の間の空気間隔、dG2は前記第2レンズ群と前記第3レ
    ンズ群との間の空気間隔である。
  4. 【請求項4】 第1レンズ群は、スクリーン側から順
    に、凸面をスクリーン側に向けた負メニスカスレンズ、
    正レンズ、凸面をスクリーン側に向けた負メニスカスレ
    ンズで構成されている請求項1、請求項2または請求項
    3のいずれかに記載の投写レンズ。
  5. 【請求項5】 第1レンズ群は、スクリーン側から順
    に、曲率の強い面をスクリーン側に向けた正レンズ、凸
    面をスクリーン側に向けた負メニスカスレンズ、凸面を
    スクリーン側に向けた負メニスカスレンズで構成されて
    いる請求項1、請求項2または請求項3のいずれかに記
    載の投写レンズ。
  6. 【請求項6】 第1レンズ群は非球面を含んでいる請求
    項1、請求項2または請求項3のいずれかに記載の投写
    レンズ。
  7. 【請求項7】 第2レンズ群は正レンズと負レンズとで
    構成され、前記負レンズのアッベ数に比べて前記正レン
    ズのアッベ数が小さい請求項1、請求項2または請求項
    3のいずれかに記載の投写レンズ。
  8. 【請求項8】 第2レンズ群は正レンズと負レンズとを
    接合したものであり、前記正レンズのアッベ数に比べて
    前記負レンズのアッベ数が大きい請求項1、請求項2ま
    たは請求項3のいずれかに記載の投写レンズ。
  9. 【請求項9】 第3レンズ群は接合レンズを含んでいる
    請求項1、請求項2または請求項3のいずれかに記載の
    投写レンズ。
  10. 【請求項10】 第3レンズ群は接合レンズを含み4枚
    のレンズで構成されている請求項1、請求項2または請
    求項3のいずれかに記載の投写レンズ。
  11. 【請求項11】 第1レンズ群と第3レンズ群の位置を
    固定し、第2レンズ群を光軸方向に移動することにより
    フォーカス調整を行うようにした請求項1、請求項2ま
    たは請求項3のいずれかに記載の投写レンズ。
  12. 【請求項12】 3原色の色成分を含む光を放射する光
    源と、前記光源の放射光を3つの原色光に分解する色分
    解手段と、前記色分解手段の3つの出力光がそれぞれ入
    射し映像信号に応じて光学的特性の変化として光学像を
    形成する3つのライトバルブと、前記3つのライトバル
    ブの出射光を1つに合成する色合成手段と、前記色合成
    手段の出射光が入射し前記3つのライトバルブに形成さ
    れた光学像をスクリーン上に投写する投写レンズとを備
    え、前記投写レンズとして請求項1記載の投写レンズを
    用いた投写型表示装置。
  13. 【請求項13】 3原色の色成分を含む光を放射する光
    源と、前記光源の放射光を3つの原色光に分解する色分
    解手段と、前記色分解手段の3つの出力光がそれぞれ入
    射し映像信号に応じて光学的特性の変化として光学像を
    形成する3つのライトバルブと、前記3つのライトバル
    ブの出射光を1つに合成する色合成手段と、前記色合成
    手段の出射光が入射し前記3つのライトバルブに形成さ
    れた光学像をスクリーン上に投写する投写レンズとを備
    え、前記投写レンズとして請求項2記載の投写レンズを
    用いた投写型表示装置。
  14. 【請求項14】 光源の光軸と第3レンズ群の光軸とを
    含む平面に対して第1レンズ群の光軸が垂直である請求
    項13記載の投写型表示装置。
  15. 【請求項15】 透過型のスクリーンと、3原色の色成
    分を含む光を放射する光源と、前記光源の放射光を3つ
    の原色光に分解する色分解手段と、前記色分解手段の3
    つの出力光がそれぞれ入射し映像信号に応じて光学的特
    性の変化として光学像を形成する3つのライトバルブ
    と、前記3つのライトバルブの出射光を1つに合成する
    色合成手段と、前記色合成手段の出射光が入射し前記3
    つのライトバルブに形成された光学像を前記スクリーン
    上に投写する投写レンズと、キャビネットとを備え、前
    記キャビネット内に前記光源から前記スクリーンまでの
    光学部品を収納し、前記投写レンズとして請求項1記載
    の投写レンズを用いた投写型表示装置。
  16. 【請求項16】 透過型のスクリーンと、3原色の色成
    分を含む光を放射する光源と、前記光源の放射光を3つ
    の原色光に分解する色分解手段と、前記色分解手段の3
    つの出力光がそれぞれ入射し映像信号に応じて光学的特
    性の変化として光学像を形成する3つのライトバルブ
    と、前記3つのライトバルブの出射光を1つに合成する
    色合成手段と、前記色合成手段の出射光が入射し前記3
    つのライトバルブに形成された光学像を前記スクリーン
    上に投写する投写レンズと、キャビネットとを備え、前
    記キャビネット内に前記光源から前記スクリーンまでの
    光学部品を収納し、前記投写レンズとして請求項2記載
    の投写レンズを用いた投写型表示装置。
  17. 【請求項17】 光源の光軸と第3レンズ群の光軸とを
    含む平面に対して第1レンズ群の光軸が垂直である請求
    項16記載の投写型表示装置。
  18. 【請求項18】 投写レンズからスクリーンまでの光路
    中に2枚の平面ミラーを配置した請求項16記載の投写
    型表示装置。
  19. 【請求項19】 投写レンズからスクリーンまでの光路
    中に1枚の平面ミラーを配置し、第1レンズ群の光軸は
    前記スクリーンの画面水平方向と平行であり、第3レン
    ズ群の光軸と前記第1レンズ群の光軸と前記スクリーン
    の光軸とがコ字状となるようにした請求項16記載の投
    写型表示装置。
  20. 【請求項20】 光源の光軸と第3レンズ群の光軸とを
    含む平面に対して第1レンズ群の光軸が垂直である請求
    項19記載の投写型表示装置。
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