JPH05149518A - ガス燃焼器のバーナ装置 - Google Patents
ガス燃焼器のバーナ装置Info
- Publication number
- JPH05149518A JPH05149518A JP31681591A JP31681591A JPH05149518A JP H05149518 A JPH05149518 A JP H05149518A JP 31681591 A JP31681591 A JP 31681591A JP 31681591 A JP31681591 A JP 31681591A JP H05149518 A JPH05149518 A JP H05149518A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- gas
- side plate
- mixing chamber
- mounting member
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定した混合ガスの噴出を可能にしかつ逆火
の発生を防ぐ。 【構成】 外筒２２の内部に配置される側板２０の端部
に、環状取付け部材２３を溶接手段により固着し、この
環状取付け部材２３に底板２４および混合室形成部材２
５を固定具を介して固着することで、底板２４が溶接手
段による熱歪みを受けて湾曲することがないようにす
る。
の発生を防ぐ。 【構成】 外筒２２の内部に配置される側板２０の端部
に、環状取付け部材２３を溶接手段により固着し、この
環状取付け部材２３に底板２４および混合室形成部材２
５を固定具を介して固着することで、底板２４が溶接手
段による熱歪みを受けて湾曲することがないようにす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、安定した混合ガスの噴
出を可能にしかつ逆火の発生を防ぐようにしたガス燃焼
器のバーナ装置に関する。
出を可能にしかつ逆火の発生を防ぐようにしたガス燃焼
器のバーナ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば、冷媒加熱形冷凍サイクルに使
用されるガス燃焼器は、図２に示すように、フィン１を
備えた熱交換器２と、この熱交換器２の外側に配置され
た冷媒パイプ３と、熱交換器２の一端側に連結された円
筒タイプのバーナ装置４とを有して構成されている。上
記円筒タイプバーナ装置４は、バーナ部５と、このバー
ナ部５を囲む外筒６と、この外筒６の端部に取付けられ
たファン装置７とを有し、上記バーナ部５は、上記外筒
６と同心に配置されて内筒を形成する側板８と、この側
板８の一端に固定された底板９と、この底板９に取付け
られた混合室形成部材１０と、この混合室形成部材１０
の内部形成される混合室に燃料ガスを供給するガス噴射
ノズル１１とを備え、側板８と底板９は通常の溶接手段
により互いに固着されている。
用されるガス燃焼器は、図２に示すように、フィン１を
備えた熱交換器２と、この熱交換器２の外側に配置され
た冷媒パイプ３と、熱交換器２の一端側に連結された円
筒タイプのバーナ装置４とを有して構成されている。上
記円筒タイプバーナ装置４は、バーナ部５と、このバー
ナ部５を囲む外筒６と、この外筒６の端部に取付けられ
たファン装置７とを有し、上記バーナ部５は、上記外筒
６と同心に配置されて内筒を形成する側板８と、この側
板８の一端に固定された底板９と、この底板９に取付け
られた混合室形成部材１０と、この混合室形成部材１０
の内部形成される混合室に燃料ガスを供給するガス噴射
ノズル１１とを備え、側板８と底板９は通常の溶接手段
により互いに固着されている。
【０００３】しかして、ガス噴射ノズル１１より混合室
に噴射される燃料ガスは、ファン装置７に強制される一
次空気と混合され、混合室において混合された燃料ガス
と空気の混合燃料は、燃焼室内の適当位置に設けた図示
しない点火装置により点火され、ついで、側板８内に形
成された燃焼室内に導かれる二次空気により燃焼され
る。このようにして、バーナ部５において燃焼された燃
焼ガスは、熱交換器２に導かれ、この熱交換器２内にお
いて、燃焼ガスは、矢印で示す方向に流れ、熱交換器２
に設けたフィン１を介して、冷媒パイプ３を流れる冷媒
との間で熱交換され、冷媒パイプ３を流れる冷媒を加熱
する。そして、熱交換された燃焼ガスは、熱交換器２に
設けた排気口１２を通って外部に排気ガスとして排出さ
れる。
に噴射される燃料ガスは、ファン装置７に強制される一
次空気と混合され、混合室において混合された燃料ガス
と空気の混合燃料は、燃焼室内の適当位置に設けた図示
しない点火装置により点火され、ついで、側板８内に形
成された燃焼室内に導かれる二次空気により燃焼され
る。このようにして、バーナ部５において燃焼された燃
焼ガスは、熱交換器２に導かれ、この熱交換器２内にお
いて、燃焼ガスは、矢印で示す方向に流れ、熱交換器２
に設けたフィン１を介して、冷媒パイプ３を流れる冷媒
との間で熱交換され、冷媒パイプ３を流れる冷媒を加熱
する。そして、熱交換された燃焼ガスは、熱交換器２に
設けた排気口１２を通って外部に排気ガスとして排出さ
れる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記形式のガス燃焼器
のバーナ装置では、内筒を形成する側板とこの側板の一
端に固定される底板とを溶接手段により互いに固着して
いるため、溶接時に、底板が溶接熱を受けて熱歪みし、
底板が側板に対して内側に湾曲した状態で接合され、底
板が側板に対して内側に湾曲することで、燃焼室に噴出
される燃料ガスと空気の混合燃料に悪影響を及ぼし、混
合燃料の燃焼性を悪くし、逆火して消火してしまうこと
がある。また、側板と底板を溶接する場合には、側板と
底板を同じ材料で形成する必要があり、成形材料に制限
があるという難点がある。本発明は、上記した点に鑑み
てなされたもので、底板の歪みを防ぎ、安定した混合ガ
スの噴出を可能にしかつ逆火の発生を防ぐようにしたガ
ス燃焼器のバーナ装置を提供することを目的とする。
のバーナ装置では、内筒を形成する側板とこの側板の一
端に固定される底板とを溶接手段により互いに固着して
いるため、溶接時に、底板が溶接熱を受けて熱歪みし、
底板が側板に対して内側に湾曲した状態で接合され、底
板が側板に対して内側に湾曲することで、燃焼室に噴出
される燃料ガスと空気の混合燃料に悪影響を及ぼし、混
合燃料の燃焼性を悪くし、逆火して消火してしまうこと
がある。また、側板と底板を溶接する場合には、側板と
底板を同じ材料で形成する必要があり、成形材料に制限
があるという難点がある。本発明は、上記した点に鑑み
てなされたもので、底板の歪みを防ぎ、安定した混合ガ
スの噴出を可能にしかつ逆火の発生を防ぐようにしたガ
ス燃焼器のバーナ装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のガス燃焼器のバ
ーナ装置は、外筒の内部に配置される側板の端部に、環
状取付け部材を溶接手段により固着し、この環状取付け
部材に、底板および混合室形成部材を固定具を介して固
着することでバーナ部を形成したことを特徴とする。
ーナ装置は、外筒の内部に配置される側板の端部に、環
状取付け部材を溶接手段により固着し、この環状取付け
部材に、底板および混合室形成部材を固定具を介して固
着することでバーナ部を形成したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明のガス燃焼器のバーナ装置では、底板は
側板の端部に溶着した環状取付け部材に固着することで
側板に固着されるので、底板を溶着手段により側板に固
着する必要がなく、底板が熱歪みを受けて湾曲しないの
で、底板は所定の形状を維持し、したがって、安定した
混合ガスの噴出を可能にし、また、底板を直接側板に溶
接しないことで、底板と側板を異種材料で成形でき、底
板の適用範囲を広くできる。
側板の端部に溶着した環状取付け部材に固着することで
側板に固着されるので、底板を溶着手段により側板に固
着する必要がなく、底板が熱歪みを受けて湾曲しないの
で、底板は所定の形状を維持し、したがって、安定した
混合ガスの噴出を可能にし、また、底板を直接側板に溶
接しないことで、底板と側板を異種材料で成形でき、底
板の適用範囲を広くできる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面につき説明す
る。図１は本発明のガス燃焼器のバーナ装置のバーナ部
分を示し、バーナ部を構成する筒状をなす側板２０は、
熱交換器に近い側の端部をフランジ２１を介して外筒２
２に固定されている。この側板２０の周面には、複数の
開口が列設されており、これら複数の開口を介して、二
次空気を側板２０の内部に形成される燃焼室２０ａに供
給するようにしている。また、上記側板２０のフランジ
２１を設けた側と反対側の端部には、全体形状を環状と
した取付け部材２３が配設されている。この取付け部材
２３は、断面形状をＬ形とし、一辺側が半径方向内方に
延びるように側板２０の内面に装着され、溶接手段によ
り接合端部を互いに溶接することで側板２０に固着され
る。上記取付け部材２３の半径方向内方に延びる部分に
は、周方向に間隔を置いて複数の取付けねじ孔が形成さ
れ、この取付け部材２３の半径方向内方に延びる部分に
底板２４および混合室形成部材２５が取付けられるよう
になっている。上記混合室形成部材２５には、上記取付
け部材２３に設けた複数のねじ孔に対応した位置に開口
が形成されており、底板２４と混合室形成部材２５は、
形成した開口が互いに一致するように重ね合わされた
後、これら開口が取付け部材２３に設けた複数のねじ孔
に一致するように取付け部材２３の一面に配置され、底
板２４と混合室形成部材２５は、たとえばねじ２６のよ
うな固定具をねじ孔に螺着することで取付け部材２３に
一体的に結合される。上記混合室形成部材２５には、燃
料ガス噴射ノズル２７が取付けられていて、燃料ガス噴
射ノズル２７からの燃料ガスを混合室２５ａに供給する
ようにしている。また、上記底板２４の混合室２５ａに
対応した部位には、開口２８が形成されており、混合室
２５ａにおいて混合された燃料ガスを、開口２８を通し
て燃焼室２０ａに供給するようにしている。
る。図１は本発明のガス燃焼器のバーナ装置のバーナ部
分を示し、バーナ部を構成する筒状をなす側板２０は、
熱交換器に近い側の端部をフランジ２１を介して外筒２
２に固定されている。この側板２０の周面には、複数の
開口が列設されており、これら複数の開口を介して、二
次空気を側板２０の内部に形成される燃焼室２０ａに供
給するようにしている。また、上記側板２０のフランジ
２１を設けた側と反対側の端部には、全体形状を環状と
した取付け部材２３が配設されている。この取付け部材
２３は、断面形状をＬ形とし、一辺側が半径方向内方に
延びるように側板２０の内面に装着され、溶接手段によ
り接合端部を互いに溶接することで側板２０に固着され
る。上記取付け部材２３の半径方向内方に延びる部分に
は、周方向に間隔を置いて複数の取付けねじ孔が形成さ
れ、この取付け部材２３の半径方向内方に延びる部分に
底板２４および混合室形成部材２５が取付けられるよう
になっている。上記混合室形成部材２５には、上記取付
け部材２３に設けた複数のねじ孔に対応した位置に開口
が形成されており、底板２４と混合室形成部材２５は、
形成した開口が互いに一致するように重ね合わされた
後、これら開口が取付け部材２３に設けた複数のねじ孔
に一致するように取付け部材２３の一面に配置され、底
板２４と混合室形成部材２５は、たとえばねじ２６のよ
うな固定具をねじ孔に螺着することで取付け部材２３に
一体的に結合される。上記混合室形成部材２５には、燃
料ガス噴射ノズル２７が取付けられていて、燃料ガス噴
射ノズル２７からの燃料ガスを混合室２５ａに供給する
ようにしている。また、上記底板２４の混合室２５ａに
対応した部位には、開口２８が形成されており、混合室
２５ａにおいて混合された燃料ガスを、開口２８を通し
て燃焼室２０ａに供給するようにしている。
【０００８】ガス燃焼器のバーナ装置のバーナ部分を組
み立てるには、側板２０をフランジ２１を介して外筒２
２に固定し、側板２０のフランジ２１を設けた側と反対
側の端部に取付け部材２３を溶着し、この取付け部材２
３に、底板２４および混合室形成部材２５を、取付け部
材２３に設けた取付けねじ孔に底板２４および混合室形
成部材２５に設けた開口が一致するように配置し、つい
で、ねじ２６を混合室形成部材２５および底板２４に設
けた開口を通して取付け部材２３の取付けねじ孔に螺合
することで底板２４および混合室形成部材２５を側板２
０に固定することで行われる。
み立てるには、側板２０をフランジ２１を介して外筒２
２に固定し、側板２０のフランジ２１を設けた側と反対
側の端部に取付け部材２３を溶着し、この取付け部材２
３に、底板２４および混合室形成部材２５を、取付け部
材２３に設けた取付けねじ孔に底板２４および混合室形
成部材２５に設けた開口が一致するように配置し、つい
で、ねじ２６を混合室形成部材２５および底板２４に設
けた開口を通して取付け部材２３の取付けねじ孔に螺合
することで底板２４および混合室形成部材２５を側板２
０に固定することで行われる。
【０００９】しかして、ガス噴射ノズル２７より噴射さ
れる燃料ガスは、混合室２５ａにおいて一次空気と混合
され、混合室２５ａにおいて混合された混合燃料は、底
板２４に設けた開口２８を通して、側板２０内に設けた
燃焼室２０ａに導かれ、側板２０に設けた開口を通して
燃焼室２０ａに導かれる二次空気により燃焼されるが、
底板２４は、側板２０の端部に溶着した環状取付け部材
２３に固着されているので、底板２４が溶着手段により
熱歪みを受けて湾曲することがなく、底板２４は所定の
形状を維持し、したがって安定した混合ガスの噴出が可
能となる。なお、底板を直接側板に溶接しない構造とす
ることで、底板と側板を異種材料で成形することがで
き、底板の板厚や材質を必要に応じた適当な条件に設定
でき、装置の適用範囲が広くなる。
れる燃料ガスは、混合室２５ａにおいて一次空気と混合
され、混合室２５ａにおいて混合された混合燃料は、底
板２４に設けた開口２８を通して、側板２０内に設けた
燃焼室２０ａに導かれ、側板２０に設けた開口を通して
燃焼室２０ａに導かれる二次空気により燃焼されるが、
底板２４は、側板２０の端部に溶着した環状取付け部材
２３に固着されているので、底板２４が溶着手段により
熱歪みを受けて湾曲することがなく、底板２４は所定の
形状を維持し、したがって安定した混合ガスの噴出が可
能となる。なお、底板を直接側板に溶接しない構造とす
ることで、底板と側板を異種材料で成形することがで
き、底板の板厚や材質を必要に応じた適当な条件に設定
でき、装置の適用範囲が広くなる。
【００１０】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、側板
の端部に環状取付け部材を溶着し、この環状取付け部材
に底板および混合室形成部材を固着することでバーナ部
を形成したことで、底板が溶接による熱歪みを受けて湾
曲することがなく、混合ガスの噴出が安定し、底板の板
厚や材質を必要に応じた適当な条件に設定でき、しか
も、燃焼性が悪くなり、逆火して消火してしまうことは
ない。
の端部に環状取付け部材を溶着し、この環状取付け部材
に底板および混合室形成部材を固着することでバーナ部
を形成したことで、底板が溶接による熱歪みを受けて湾
曲することがなく、混合ガスの噴出が安定し、底板の板
厚や材質を必要に応じた適当な条件に設定でき、しか
も、燃焼性が悪くなり、逆火して消火してしまうことは
ない。
【図１】本発明によるガス燃焼器のバーナ装置のバーナ
部分を示す図
部分を示す図
【図２】従来のガス燃焼器のバーナ装置を示す図
２０ 側板 ２２ 外筒 ２３ 取付け部材 ２４ 底板 ２５ 混合室形成部材 ２６ ねじ
Claims (1)
- 【請求項１】外筒の内部に配置される側板の端部に、環
状取付け部材を溶接手段により固着し、この環状取付け
部材に、底板および混合室形成部材を固定具を介して固
着することでバーナ部を形成したことを特徴とするガス
燃焼器のバーナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31681591A JPH05149518A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | ガス燃焼器のバーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31681591A JPH05149518A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | ガス燃焼器のバーナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05149518A true JPH05149518A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18081229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31681591A Pending JPH05149518A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | ガス燃焼器のバーナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05149518A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008020142A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | T Rad Co Ltd | バーナ |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP31681591A patent/JPH05149518A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008020142A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | T Rad Co Ltd | バーナ |
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