JPH05148460A - 耐候性に優れた粘着シート - Google Patents

耐候性に優れた粘着シート

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JPH05148460A
JPH05148460A JP4587592A JP4587592A JPH05148460A JP H05148460 A JPH05148460 A JP H05148460A JP 4587592 A JP4587592 A JP 4587592A JP 4587592 A JP4587592 A JP 4587592A JP H05148460 A JPH05148460 A JP H05148460A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
parts
adhesive sheet
tacky
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Application number
JP4587592A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hagiwara
裕之 萩原
Akihiko Dobashi
明彦 土橋
Tomohisa Ota
共久 太田
Yutaka Yamaguchi
豊 山口
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線による劣化が大幅に改善され、顕著な
耐候性を有するとともに巻き戻し性にすぐれた粘着シー
トを提供すること。 【構成】 粘着シートの支持体又は粘着剤に特定の粒径
を有する無機顔料を混合分散するか、あるいは、粘着剤
と支持体との間に樹脂と無機顔料とからなる透明な紫外
線遮断層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候性に優れた粘着シ
ート、テープもしくはフィルム(以下これらを粘着シー
トという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは表面保護を目的に、建築、
住宅機器、家電・OA、自動車などの多分野で用いられ
ている。特に建築など屋外で長期間使用する場合、太陽
光線による劣化防止のため、耐紫外線対策を行った粘着
シートを用いる必要があり、これまでにも以下に示す種
々の対策方法が提案されている。 (1)粘着剤への紫外線吸収剤の添加。 (2)支持体への紫外線吸収剤の添加(特開昭58−2
20139号公報、特開昭61−111341号公報、
特開平2−251590号公報)。 (3)支持体表面への紫外線吸収層の形成(特開昭58
−29664号公報、特開昭62−263045号公
報、特開平2−24140号公報、特開昭57−187
248号公報、特開平2−170828号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術に示した(1)〜(3)については紫外線吸収剤の
添加により十分な紫外線吸収性を発現させるためには、
比較的多量に用いることが必要であるため、粘着剤ある
いは支持体背面にブリードアウトする問題が生じる。ま
た、添加による粘着剤と支持体との密着力低下、着色な
どの問題があるため多量に添加できず、紫外線吸収性は
十分な効果が期待できない。さらに紫外線吸収剤は有機
化合物であるため、紫外線あるいは熱により変質、揮
散、分解を起こし、長期間にわたり安定した特性を維持
することは困難であった。上記の問題点を解決するた
め、本発明者らは先に支持体表面への無機顔料からなる
紫外線遮断層を形成することにつき提案した。
【0004】紫外線吸収剤を無機顔料に変更することに
より、ブリードアウト、変質、揮散、分解などを抑制
し、耐汚染性、耐紫外線性の優れた支持体を得ることが
可能となった。しかしながら、このものは巻物状態で保
管しておくと、支持体表面に塗布した紫外線遮断層と粘
着剤との接着力が異常に上昇し、粘着シートの巻戻し性
が低下し剥離困難となる場合があった。特に紫外線遮断
層中の樹脂と粘着剤との極性が接近している場合は顕著
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来技術
にみられるブリードアウト、巻戻しにくさなどの問題点
の解決をすべく、鋭意、実験研究を重ねた結果、本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明は、粘着シート
の支持体又は粘着剤に特定の粒径を有する無機顔料を混
合分散するか、あるいは、粘着剤と支持体との間に樹脂
と無機顔料とからなる透明な紫外線遮断層を設けたこと
を特徴とする粘着シートに関する。
【0006】本発明に用いられる無機顔料としては、白
色顔料(酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン、鉛白)、体
質顔料(白亜、硫酸バリウム、アルミナ白、シリカ白、
白土)、黒色顔料(カーボンブラック、ランプブラッ
ク、鉄黒、ダイヤモンドブラック)、赤色顔料(ベンガ
ラ、朱、カドミウム赤、カドミウム水銀赤、クロムバー
ミリオン、鉛丹、レッキレッド4R、レーキレッドC、
ウオッチャンレッド、キナクリドンレッド、バラレッ
ド、マダーレーキ、ボンマルーン、ブリリアントカーミ
ン、洋朱)、黄色顔料(黄鉛、ジシククロメート、カド
ミウムイエロー、黄土、チタンイエロー、ハンザイエロ
ー、ベンジシンイエロー)、緑色顔料(クロムグリー
ン、酸化クロム、ビリジアン、フタロシアニングリー
ン、グリーンゴールド、アシッドグリーンゴールド)、
青色顔料(紺青、群青、フタロシアニンブルー、ビクト
リアブルーレッキ、ピーコックブルーレーキ)、紫色顔
料(マンガンバイオレッド、コバルトバイオレッド)、
金属粉顔料(アルミ粉、ブロンズ粉)等が挙げられる。
これらの中でも高紫外線反射(吸収)性の酸化亜鉛、酸
化チタン等が好適に用いられ、透明性を確保するために
粒径が0.001〜0.1μm であることが好ましい。
【0007】本発明に用いられる支持体としては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
などのポリエステル、脂肪族又は芳香族ポリアミド、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポ
リスチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデンなどからなる合成樹脂フィルム、セルロ
ースアセテートなどの半合成樹脂フィルム、合成樹脂フ
ィルム同志、合成樹脂フィルムと半合成樹脂フィルム、
さらには、合成樹脂フィルムおよび/または半合成樹脂
フィルムと紙とのラミネートフィルム等が挙げられる。
また、支持体中に光安定剤(紫外線吸収剤、消光剤な
ど)、酸化防止剤等を透明性に支障のない程度に添加し
てもよく、さらに耐候性は向上する。本発明に用いられ
る粘着剤としては特に制約はないが、用途に鑑みてアク
リル酸エステル系の重合体あるいはポリイソブチレン系
のものは特に好ましいものである。
【0008】支持体材料又は粘着剤と無機顔料との配合
量は、支持体材料又は粘着剤50〜95重量部、好まし
くは75〜90重量部に対し無機顔料50〜5重量部、
好ましくは25〜10重量部であり、無機顔料が5重量
部より少ないと充分な紫外線遮断性が期待できず、50
重量部を超えると支持体材料への分散性、粘着剤と支持
体との密着性が低下してしまう。無機顔料の分散性を高
めるため、ステアリン酸、ラウリン酸、オレイン酸等炭
素数6以上の高級脂肪酸塩、シランカップリング剤、チ
タンカップリング剤により無機顔料の表面処理を行うこ
とが好ましい。支持体材料と無機顔料とはマスターバッ
チあるいは通常の方法で混練、シート化すればよい。ま
たこのシートに塗布する粘着剤としてはアクリル系のも
のが好ましく用いられその厚みは通常10μm以下であ
る。
【0009】本発明においては、支持体と粘着剤との間
に紫外線遮断層を設けるようにしてもよい。紫外線遮断
層は、樹脂10〜90重量部と粒径が0.1μm 未満の
無機顔料90〜10重量部との配合物からなる。無機顔
料90重量部を超えると紫外線遮断層成形性及び支持
体、粘着剤との密着力が低下し、10重量部より少ない
と紫外線反射(吸収)能の低下を招く。樹脂としては、
アクリル樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹脂、ニトロセ
ルロース、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ケトン
樹脂等が挙げられ、それ自身耐候性の優れたアクリル樹
脂が好適に用いられる。
【0010】紫外線遮断層は、樹脂及び無機顔料が必須
であり、さらに、架橋剤、触媒等を添加してもよい。紫
外線遮断層の厚さは1μm 以上であれば透明性が失われ
ない範囲で自由に調整して差しつかえない。上記配合物
は通常、溶媒に溶解稀釈した形で支持体に塗布乾燥する
ことにより適用される。支持体と紫外線遮断層とのより
強固な密着性を得るために一般的な方法により表面処理
を行い、ぬれ性を向上させた支持体が好ましく用いられ
る。
【0011】
【作用】本発明の粘着シートの技術的なポイントは、特
定の粒径を有する無機顔料を含んだ層を設けたことであ
る。無機顔料は有機系の紫外線吸収剤と異なり、ブリー
ドアウトによる汚染性がなく、また有機系に比べて変
質、揮散、分解しにくく、紫外線、熱に対して非常に安
定しているため、長期にわたり安定した特性を維持でき
る。また、紫外線遮断層を粘着シート内側に設ければ、
接着力の上昇がなく巻戻し性が良好である。その結果、
耐候性を必要とする屋外用途に使用可能な粘着シートを
得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例について説明するが、
本発明の範囲はこれら実施例によって何ら限定されるも
のではない。ただし、部とあるのは全て重量部を示す。
【0013】実施例1 支持体材料のポリエチレン樹脂(昭和電工(株)製、シ
ョウレックスリニア)80部、超微粒子酸化亜鉛(住友
セメント(株)製、ZnO−100、粒径0.005〜
0.015μm)20部からなる厚さ60μmのポリエ
チレンシートの片面コロナ処理面にアクリルゴム(東亜
ペイント(株)製、XE−2644)の6重量%トルエ
ン溶液の粘着剤を乾燥後の厚みが3μmとなるように塗
布し粘着シートとした。この粘着シートの特性を表1に
示す。 実施例2 超微粒子酸化亜鉛を超微粒子酸化チタン(堺化学工業
(株)製、粒径0.005〜0.015μm、ルチル
型)に変更した以外は実施例1と同じである。この粘着
シートの特性を表1に示す。 実施例3 超微粒子酸化亜鉛を超微粒子酸化チタン(堺化学工業
(株)製、粒径0.005〜0.015μm、アナター
ゼ型)に変更した以外は実施例1と同じである。この粘
着シートの特性を表1に示す。 実施例4 超微粒子酸化亜鉛を超微粒子酸化鉄(チタン工業(株)
製、粒径0.005〜0.015μm)に変更した以外
は実施例1と同じである。この粘着シートの特性を表1
に示す。
【0014】実施例5 アクリルゴム(日本カーバイド(株)製,Q−1851
(EA/2−EHA/HEMA))80部、超微粒子Z
nO(住友セメント(株)製,ZnO−100、粒径
0.005〜0.015μm)20部からなる6重量%
のトルエン溶液粘着剤を厚さ60μm の光安定剤添加ポ
リエチレンフィルム(光安定剤:ヒンダードアミン系消
光剤(チバガイギ(株)製,チヌビン622LD))、
フェノール系酸化防止剤(チバガイギ(株)製,イルガ
ノックス1070(ポリエチレン100部に対し、光安
定剤を5部添加))の片側コロナ処理面に乾燥後の厚さ
が3μm となるように塗布し、粘着シートとした。この
粘着シートの特性を表1に示す。
【0015】実施例6 アクリルゴム(日本カーバイド(株)製,Q−1851
(EA/2−EHA/HEMA))70部、超微粒子Z
nO(住友セメント(株)製,ZnO−100、粒径
0.005〜0.015μm)30部、3官能脂肪族イ
ソシアネート(住友バイエルウレタン(株)製,スミジ
ュールN)1部からなる組成物10重量%のトルエン溶
液の紫外線遮断剤を厚さ60μm の光安定剤添加ポリエ
チレンフィルム(光安定剤:ヒンダードアミン系消光剤
(チバガイギ(株)製,チヌビン622LD))、フェ
ノール系酸化防止剤(チバガイギ(株)製,イルガノッ
クス1070(ポリエチレン100部に対し、光安定剤
を5部添加))の片側コロナ処理面に乾燥後の厚さが4
μm となるように塗布し、紫外線遮断層を形成し、その
上にアクリルゴム(東亜ペイント(株)製、XE−26
44(BA/AN/HEA))の6重量%トルエン溶液
の粘着剤を乾燥後の厚みが3μmとなるように塗布し、
粘着シートとした。この粘着シートの特性を表1に示
す。
【0016】比較例1 アクリルゴム(東亜ペイント(株)製、XE−264
4)の6重量%トルエン溶液の粘着剤を、乾燥後の厚み
が3μmとなるように、厚さ60μmの光安定剤添加ポ
リエチレンフィルムの片側コロナ処理面に塗布し粘着シ
ートとした。この粘着シートの特性を表1に示す。 比較例2 アクリルゴム(日本カーバイド(株)製,Q−1851
(EA/2−EHA/HEMA))70部、ベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤(チバガイギ(株)製,チヌビ
ン326)30部、3官能脂肪族イソシアネート(住友
バイエルウレタン(株)製,スミジュールN)1部から
なる組成物10重量%のトルエン溶液の紫外線遮断剤を
厚さ60μm の両面コロナ処理をした光安定剤添加ポリ
エチレンフィルムの片面に乾燥後の厚さが4μm となる
ように塗布し、紫外線遮断層を形成し、ポリエチレンフ
ィルムの反対側にアクリルゴム(東亜ペイント(株)
製,XE−2644(BA/AN/HEA))の6重量
%トルエン溶液の粘着剤を乾燥後の厚みが3μm となる
ように塗布し、粘着シートとした。この粘着シートの特
性を表1に示す。
【0017】比較例3 アクリルゴム(Q−1851)95部、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤(チヌビン326)5部に変更した
以外は、比較例2と同じである。この粘着シートの特性
を表1に示す。 比較例4 アクリルゴム(東亜ペイント(株)製,XE−264
4)100部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チ
バガイギ(株)製、チヌビン326)5部からなる6重
量%トルエン溶液の粘着剤を実施例6と同じように塗布
し粘着シートとした。この粘着シートの特性を表1に示
す。 比較例5 アクリル酸ブチル(85部)、アクリロニトリル(10
部)及びアクリル酸2−ヒドロキシルエチル(5部)
を、乳化重合(開始剤:過酸化水素、乳化剤:ノニオン
系界面活性剤、反応温度−時間:75℃−3時間)した
後水洗・乾燥しTgが約−42℃、Mwが約130万の
アクリルゴムを得た。ついで得られたアクリルゴムをト
ルエンに溶解し6重量%溶液とした。更にゴム固形分1
00部にたいし、メチロール化合物としてメラン22
(日立化成工業(株)製、ブチルエーテル化メチロール
メラミン)3部、および触媒としてパラトルエンスルフ
ォン酸0.3部を混合して粘着剤溶液を作製した。この
粘着剤を実施例5と同様に塗布し粘着シートとした。こ
の粘着シートの特性を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】試験内容 1)ブリードアウト性 粘着シートを室温65℃、40℃、90%RHの各条件
下で2ヶ月間放置させ紫外線遮断剤あるいは光安定剤が
ブリーズアウトしているかを観察した。 〇・・・・・ブリードアウトなし ×・・・・・ブリードアウトあり 2)耐候性 粘着シートをAl板にロール圧着させ、サンシャインウ
ェザーメータ(スガ試験機(株)製,WEL−SUN−
HC型)を用いて、雰囲気:43℃、60%RH(ブラ
ックパネル温度:63℃)、降雨:12min/h 、処理時
間:800hの条件で処理し、剥離時、粘着剤がAl板
に転着しているかを観察した。 〇・・・・・転着が全く認められない。 △・・・・・Al板表面積20%以下の範囲で転着が認
められる。 ×〜△・・・Al板表面積20〜50%の範囲で転着が
認められる。 ×・・・・・Al板表面積50%以上の範囲で転着が認
められる。 3)巻戻し性 製造後、15〜30℃、55±20%RHの条件にて4
8時間以上経過した粘着シートの巻物の2層を、25mm
×100mm角に切出し、引張試験機(不動工業(株)
製,レオメータNRM−3002D−H型)を用いて巻
戻し力を測定した。 巻戻し性 〇・・・・・巻戻し力≦100gf/25mm 良 好 △・・・・・巻戻し力>100gf/25mm〜≦200gf/25mm ↑ ×〜△・・・巻戻し力>200gf/25mm〜≦300gf/25mm ↓ ×・・・・・巻戻し力>300gf/25mm 不 良 4)剥離性 粘着フィルムを面粗さ3μmのポリエステル塗装鋼板に
ロール圧着させ、2枚の鉄板の間に入れて30kgf/cm2
の圧力を加え、65℃で3ヵ月処理後、粘着フィルムの
剥離抵抗を引張試験機を用いて測定した。 〇・・・・・剥離抵抗が400gf/25mm以下 △・・・・・ 〃 400〜550gf/25mm ×〜△・・・ 〃 550〜700gf/25mm ×・・・・・ 〃 700gf/25mm以上 結果は上記の記号で示した。
【0020】
【発明の効果】表1に示す結果から明らかなように、本
発明にかかる粘着シートは、ブリードアウトしない無機
顔料を支持体又は粘着剤に添加することにより、あるい
はまた支持体と粘着剤の間に紫外線遮断層を設けること
により、紫外線による劣化を大幅に抑制し、粘着シート
に顕著な耐候性を付与でき、屋内はもとより屋外でも長
期間にわたり使用することができる。さらに、接着力の
上昇による巻戻し性の低下もなく、支持体内側に設けた
紫外線遮断層は、粘着剤の一部として利用できるため、
本来の粘着剤の厚みを薄くすることができ、コストを下
げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 豊 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着シートの支持体又は粘着剤に粒径が
    0.001〜0.1μmの無機顔料を混合分散したこと
    を特徴とする粘着シート。
  2. 【請求項2】 粘着剤と支持体との間に樹脂と粒径が
    0.1μm未満の無機顔料とからなる透明な紫外線遮断
    層を設けたことを特徴とする粘着シート。
  3. 【請求項3】 支持体材料又は粘着剤と無機顔料との配
    合量が、支持体材料又は粘着剤50〜95重量部、無機
    顔料50〜5重量部である請求項1に記載の粘着シー
    ト。
  4. 【請求項4】 紫外線遮断層が樹脂10〜90重量部、
    無機顔料90〜10重量部との配合物からなる請求項2
    に記載の粘着シート。
  5. 【請求項5】 無機顔料が酸化亜鉛または酸化チタンで
    ある請求項1乃至4のいずれかに記載の粘着シート。
JP4587592A 1991-10-02 1992-03-04 耐候性に優れた粘着シート Pending JPH05148460A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-253997 1991-10-02
JP25399791 1991-10-02

Publications (1)

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JPH05148460A true JPH05148460A (ja) 1993-06-15

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ID=17258831

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JP4587592A Pending JPH05148460A (ja) 1991-10-02 1992-03-04 耐候性に優れた粘着シート

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