JPH0514716U - 往復動振幅の可変機構 - Google Patents

往復動振幅の可変機構

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JPH0514716U
JPH0514716U JP6875691U JP6875691U JPH0514716U JP H0514716 U JPH0514716 U JP H0514716U JP 6875691 U JP6875691 U JP 6875691U JP 6875691 U JP6875691 U JP 6875691U JP H0514716 U JPH0514716 U JP H0514716U
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JP
Japan
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bevel gear
cam member
shaft
reciprocating
drive
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Pending
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JP6875691U
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Inventor
允英 井ノ口
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Tokuden Kosumo KK
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Tokuden Kosumo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 往復動出力機構の往復動振幅を運転状態にお
いて変更可能にする。 【構成】 ペダル軸2が垂立して設けられた軸固定カム
3には回転円盤4をそのペダル軸2に直角方向に移動可
能に装着するとともに、回転円盤4を前記移動方向に送
り可能となすネジ式送り機構を設け、かつ回動自在に軸
固定カム3上の軸受け3aに支持されたネジ軸3cには
かさ歯車3bを軸着する一方、そのかさ歯車3bと噛合
し、ネジ軸3cを回動するための駆動側かさ歯車2aを
かさ歯車3bと離接可能に、しかも回動しない状態でペ
ダル軸2と同心位置に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回動を往復動に変換する往復動出力機構における往復動振幅の可変 機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回動を往復動に変換する往復動出力機構には、クランク機構やカム機構 が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のクランク機構やカム機構では、クランクやカムの形状寸法 を変更するのが難しいため往復動振幅の変更が困難であった。
【0004】 そこで本考案では、往復動出力機構の往復動振幅を運転状態において変更可能 にすることを解決すべき技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための技術的手段は、往復動振幅の可変機構を次のように 構成することである。すなわち、駆動軸を有するカム部材と、そのカム部材が前 記駆動軸回りに回動するときにそのカム部材の外周部に当接し、そのカム部材の 回動を往復動に変換したうえで出力するための当接部材とを有する往復動出力機 構において、前記駆動軸が垂立して設けられた回動部材には前記カム部材をその 駆動軸直角方向に移動可能に装着するとともに、前記カム部材を前記移動方向に 送り可能となすネジ式送り機構を設け、かつ回動自在に前記回動部材に支持され た前記ネジ式送り機構のネジ軸にはかさ歯車を軸着する一方、そのかさ歯車と噛 合したときに前記ネジ軸を回動可能な駆動側かさ歯車を前記かさ歯車と離接可能 に、しかも回動しない状態で前記駆動軸と同心位置に設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案による往復動振幅の可変機構により往復動振幅の変更をおこなうには、 ネジ軸に軸着されたかさ歯車と駆動側かさ歯車とを噛合させる。すると、回動部 材の回動に伴って回動するかさ歯車を介して、ネジ軸が回動するため、ネジ式送 り機構により、カム部材が駆動軸直角方向に送られる。従って、カム部材の駆動 軸に対する移動によりカム部材は偏心量が変化するため、往復動振幅が変更され る。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案に係る往復動振幅の可変機構の一実施例を自転車に適用した例 を説明する。図1は本考案に係る往復動振幅の可変機構の構成を示し、自転車の ペダル軸付近の要部断面図である。また、図2はその上面図である。 両図において、ペダル1,1が取着されたペダル軸2は軸固定カム3が取着さ れていて、図示されない軸受により自転車のフレーム側に支持されている。 軸固定カム3は長円形状に形成され、回転円盤4の直径方向に設けられた長穴 4aに係合し、ペダル軸2の回転トルクを回転円盤4へ伝達するとともに、長穴 4a内で前後移動可能に構成されている。この軸固定カム3には、軸受部3aが 設けられ、かさ歯車3bが軸端に軸着されたネジ軸3cが長穴4aの長手方向( ペダル軸2に直交する方向)に平行した姿勢で支持されている。さらに、ネジ軸 3cに螺合するナット部4bが回転円盤4に固定されている。上記のネジ軸3c およびナット部4bは、いわゆるボールネジ式送り機構を構成していて、かさ歯 車3bが回動するとネジ軸3cも回動するため、軸固定カム3に対して回転円盤 4を長穴4aの長手方向に送り可能とされている。 回転円盤4の外周部には、多数のローラベアリング4cを介してリング4dが 外嵌されている。さらに、リング4dには往復動ロッド5aが取り付けられ、後 述する回転駆動部7に連結されている。 かさ歯車3bと噛合するためのかさ歯車2aは、ペダル軸2に挿通されている が、ペダル軸2からはトルク伝達されない状態で自転車のフレーム側に支持され ている。また、そのかさ歯車2aはシフトフォーク2bにより軸方向には移動可 能とされているため、噛合状態と非噛合状態とが選択可能とされている。
【0008】 以上に示した往復動振幅の可変機構の作用を説明する。かさ歯車2a(図2の 想像線で示す)と、かさ歯車3bとが噛合していない状態において、ペダル1を 踏み、ペダル軸2を回動すると、回転円盤4は偏心した位置にあるペダル軸2を 中心として回動される。そして、この偏心回動はリング4dを介して、往復動ロ ッド5aにより往復動として後述する回転駆動部7に伝達される。 次に、シフトフォーク2bが図示しない変速レバーにより操作され、かさ歯車 2aと、かさ歯車3bとが噛合した状態においては、ペダル軸2の回動により、 回転円盤4とともにネジ軸3cがかさ歯車2aの回りを回動するため、かさ歯車 3bを介してネジ軸3cが回動される。このネジ軸3cは回転円盤4側に設けら れたナット部4bに螺合しているので、ネジ軸3cの回動はナット部4bを螺進 させ、回転円盤4をペダル軸2に対して径方向に移動させることができる。従っ て、ペダル1の回動により、ペダル軸2に対する回転円盤4の位置、すなわち回 転円盤4の回転中心の偏心量が変更されるため、往復動ロッド5aの往復動振幅 が変更される。なお、図1は、往復動振幅の可変機構が最大振幅位置にある状態 を示しており、図2は、最小振幅位置にある状態を示している。
【0009】 次に、図3は本実施例に係る自転車を示す正面図である。同図において、往復 動出力機構5から出力された往復動は往復動ロッド5aにより回転駆動部6に伝 達され、回動に変換された後、後輪7にトルクを伝達可能に構成されている。 回転駆動部6は、往復動ロッド5aから同軸上にラック部材6aが延設され、 ラック部材6aの上下両面はラックが形成されていて、ピニオン6bとピニオン 6cとがそれぞれ回動可能に噛合している。 図4は、図3のAA視図で、回転駆動部6の要部側面を示している。ピニオン 6bと、歯車9aとは同軸心上に設けられ、ワンウェイクラッチ機構8aを介し て一方向のトルクを伝達可能に構成されている。同様に、ピニオン6cと、歯車 9bとは同軸心上に設けられ、ワンウェイクラッチ機構8bを介して前記と同一 方向のトルクを伝達可能に構成されている。 このワンウェイクラッチ機構8a,8bは詳細には図示しないが、複数の楔状 の歯を円形に配列してなる一対のクラッチ歯が互いに噛み合い状態となるように 圧縮バネ等により付勢されていて、互いに対向する歯が噛み合う方向にはトルク を伝達し、逆方向には互いの傾斜面を乗り越えて空転する一種のワンウェイクラ ッチ機構(いわゆる「ランニング・フェース・ラチェット」)を構成する。 さらに、歯車9aと、歯車9bとは後輪7の車軸7aに直結された駆動歯車9 cに噛合している。
【0010】 次に、回転駆動部6の作用を説明する。往復動ロッド5aの往復動とともにラ ック部材6aが往復動すると、ピニオン6bとピニオン6cとが互いに逆方向に 回動するが、上述したワンウェイクラッチ機構8a,8bの作用により、歯車9 aと、歯車9bとは常に一方向に回転されるため、駆動歯車9cも一方向に回転 される。従って、ラック部材6aが往動と復動のいずれの方向に駆動されるとき にも、駆動歯車9cに直結された車軸7aは一方向(自転車前進方向)に回転す る。なお、この回転駆動部6は、ワンウェイクラッチ機構8a,8bの作用によ り、後輪7の前進方向への惰性回転を制限することがない。
【0011】 本実施例に係る自転車は上記のように構成されているから、ペダル1の回動に より、後輪7を回転することができるとともに、ペダル1の回転方向に関わらず 、自転車を前進させることができる。このとき、ペダル1を所要範囲で往復回動 してもよく、往動と復動のいずれにおいても前進方向トルクを後輪7に伝達する ことができるので効率よく自転車を前進させることができる。そして、往復動振 幅の可変機構により往復動振幅の変更をおこなうことができるため、変速操作時 にはペダル1の回転方向に応じて、自転車を無段に変速することができる。 なお、往復動出力機構と、往復動振幅の可変機構とにより駆動系が構成されて いるので、従来のチェーン式駆動方式と比較して、チェーンの弛み取りのための 機構やギヤ間の掛け替え装置が不要で、変速機構をシンプルに構成できるととも に円滑な変速を可能にすることができる。さらに、チェーンと較べ往復動ロッド 5aの強度や耐久性を増すことが容易にできる。 また、本考案の往復動振幅の可変機構は、自転車に限らず、産業機械等一般に 往復動振幅の変更を必要とする機構に広く適用が可能である。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案による往復動振幅の可変機構は、駆動軸が垂立して設けら れた回動部材に装着されたカム部材をネジ式送り機構により駆動軸直角方向に送 り可能としたことから、カム部材の偏心量を変更できるため、往復動出力機構の 運転状態において往復動振幅の変更を可能にするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る自転車のペダル軸付近の
要部断面図である。
【図2】本考案の実施例に係る自転車のペダル軸付近の
要部上面図である。
【図3】本考案の実施例に係る自転車の正面図である。
【図4】図3のAA視図である。
【符号の説明】
2 ペダル軸 2a,3b かさ歯車 3 軸固定カム 3a 軸受部 3c ネジ軸 4 回転円盤 4a 長穴 4b ナット部 4d リング 5a 往復動ロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸を有するカム部材と、そのカム部
    材が前記駆動軸回りに回動するときにそのカム部材の外
    周部に当接し、そのカム部材の回動を往復動に変換した
    うえで出力するための当接部材とを有する往復動出力機
    構において、前記駆動軸が垂立して設けられた回動部材
    には前記カム部材をその駆動軸直角方向に移動可能に装
    着するとともに、前記カム部材を前記移動方向に送り可
    能となすネジ式送り機構を設け、かつ回動自在に前記回
    動部材に支持された前記ネジ式送り機構のネジ軸にはか
    さ歯車を軸着する一方、そのかさ歯車と噛合したときに
    前記ネジ軸を回動可能な駆動側かさ歯車を前記かさ歯車
    と離接可能に、しかも回動しない状態で前記駆動軸と同
    心位置に設けたことを特徴とする往復動振幅の可変機
    構。
JP6875691U 1991-08-02 1991-08-02 往復動振幅の可変機構 Pending JPH0514716U (ja)

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JP6875691U JPH0514716U (ja) 1991-08-02 1991-08-02 往復動振幅の可変機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149792A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Tatsuji Hirata 自転車等における車輪の支持構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63285361A (ja) * 1987-05-15 1988-11-22 Masahiro Yoshino 無段変速装置

Patent Citations (1)

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