JPH0514690Y2 - - Google Patents

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JPH0514690Y2
JPH0514690Y2 JP1985099869U JP9986985U JPH0514690Y2 JP H0514690 Y2 JPH0514690 Y2 JP H0514690Y2 JP 1985099869 U JP1985099869 U JP 1985099869U JP 9986985 U JP9986985 U JP 9986985U JP H0514690 Y2 JPH0514690 Y2 JP H0514690Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野 本考案は直流しや断器に関するものである。 B 考案の概要 本考案は、直流電路に設けられて、事故電流や
負荷電流をしや断する直流しや断器において、 半導体スイツチと真空しや断器とを並列に接続
し、通常時には真空しや断器側に電流を流してお
き、例えば事故電流が流れたときには半導体スイ
ツチ側に電流の大部分を移行させてから、真空し
や断器に逆方向電流を供給すると共に半導体スイ
ツチをオフ状態とすることによつて、 半導体スイツチの発熱損失が小さく、しかも真
空しや断器に逆方向電流を供給するための装置も
小型のもので済むようにしたものである。 C 従来の技術 直流しや断器としてはサイリスタやゲートター
ンオフサイリスタ等の半導体スイツチを用いた静
止形のものと真空しや断器を用いたものとがあ
る。このうち静止形のものは、直流電路に半導体
スイツチが設けられ、通常時はオン状態とされ、
事故電流が流れたときにはオフ状態とされて事故
電流をしや断する。また真空しや断器を用いたも
のは、第4図に示すように直流電路lに設けられ
た真空しや断器1と、この真空しや断器1に直流
電路lに流れる電流ISと逆方向の電流IPを供給す
る、コンデンサC、コンデンサ充電部2、抵抗
R、リアクトルL1、スイツチ部3、スイツチ部
の制御部4等より成る逆方向電流供給回路Aとを
有して成る。ここで逆方向電流供給回路Aを設け
た理由については、真空しや断器1単位ではアー
ク電圧により限流効果が小さいので直流しや断器
を行うことができないから、直流電路lに流れる
電流ISと逆方向のパルス電流IPを重畳することに
より強制的に電流零点を作つて電流のしや断を行
うためである。 D 考案が解決しようとする問題点 しかしながら静止形の直流しや断器において
は、次のような欠点がある。即ち、半導体スイツ
チは通電時に素子1ケ当り、0.7〜数ボルト程度
の順方向電圧降下があり、このため定格電流が大
きくなると発熱損失が大きくなり、この結果放熱
対策が面倒であつてそのための手段が大掛りなも
のになつてしまう。 また真空しや断器を用いた直流しや断器におい
ては次のような欠点がある。即ち、コンデンサC
のキヤパシタンス、コンデンサCの充電電圧、リ
アクトルL1のインダクタンスを夫々C,E,L1
とすると、逆方向電流供給回路Aから流れ出すパ
ルス電流IP
【式】となる。そ してしや断すべき電流ISとパルス電流IPとの関係
は常にIP>ISとなることが必要であるから、電流
ISが短絡電流のように大きいとコンデンサC、充
電部2、リアクトルL1、スイツチ部3として大
きなものを用いなければならず、このため逆方向
電流供給回路Aが非常に大型化してしまう。 本考案はこのような問題点を解決するためにな
されたものである。 E 問題点を解決するための手段 本考案は、直流電路に設けられた半導体スイツ
チ及びリアクトルより成る直列回路と、この直列
回路に並列に接続された真空しや断器と、前記半
導体スイツチのオン、オフ制御を行う制御部と、
前記真空しや断器に直流電路から流れ込む電流と
逆方向の電流を供給する逆方向電流供給回路とを
有して成る。 F 作用 通常時には、半導体スイツチ及び真空しや断器
を夫々オフ状態及び閉成状態にしておき、直流電
路の電流をしや断するときには、半導体スイツチ
及び真空しや断器を夫々オン状態及び開成状態に
して真空しや断器に流れている電流の大部分を半
導体スイツチに移行させ、その後逆方向電流供給
回路によつて真空しや断器に前記逆方向の電流を
供給し、これによつて真空しや断器の電流がしや
断された後に半導体スイツチをオフ状態にし、こ
うして事故電流等をしや断する。 G 実施例 第1図は本考案の実施例を示す回路図であり、
この実施例では、真空しや断器1と半導体スイツ
チとしてのゲートターンオフサイリスタ(以下単
に「GTO」という。)5及びリアクトルL0の直列
回路とを互に並列に接続した回路が直流電路lに
設けられている。同図において6はGTO5のゲ
ート制御部であり、通常時即ち直流電路lに定常
の負荷電流が流れているときにはGTO5をオフ
状態とし、直流電路lに事故電流が流れたときに
はGTO5をオン状態にする。またSはスイツチ
部としてのサイリスタ、7はサイリスタSのゲー
ト制御部であり、サイリスタSはゲート制御部7
により点弧されると、コンデンサCの充電電荷を
放電させて真空しや断器1にそれまで流れていた
電流IVと逆方向の電流IPを流す。 次に上述実施例の作用を第2図のタイムチヤー
ト図を参照しながら説明する。第2図においてA
は直流電路lを流れる電流IS、Bは真空しや断器
のストローク、Cは真空しや断器1のアーク電
圧、DはGTO5の順方向電圧降下、Eは真空し
や断器1を流れる電流IV、FはGTO5を流れる
電流IGを夫々示す。 先ず時刻t0以前は直流電路lに定常の負荷電流
が流れている場合であり、このときGTO5及び
真空しや断器1は夫々オフ状態及び閉状態とされ
ていて負荷電流は真空しや断器1側を流れてい
る。またコンデンサCは充電部2によつて電圧E
に充電されており、サイリスタSはオフ状態とな
つている。時刻t0にて負荷側に短絡事故が起こる
と電流ISは急激に増加する。この電流増加は図示
しない検知手段で検知され、時刻t1に真空しや断
器1の可動コンタクトに開離命令が出されると共
に、ゲート制御部6にGTO5のオン指令が出さ
れる。時刻t1以降にはGTO5はオン状態となる
が、その順方向電圧降下は真空しや断器1の接触
抵抗電圧降下よりも大きいため、電流ISは全て真
空しや断器1側に流れて、時刻t2に至る。時刻t2
にて真空しや断器1の可動コンタクトは開離し始
め、極間にアーク電圧が生じる。このアーク電圧
は通常20Vから数百Vであつて、GTO5の順方
向電圧降下より大きいため、それまで真空しや断
器1に流れていた電流IVの大部分がGTO5側に
移行する。この電流の移行は、GTO5に対して
直列にリアクトルL0が接続されているのである
時定数をもつて行われる。こうして時刻t2から電
流IGが増加する一方電流IVが減少し、時刻t3には
電流IVは電流ISよりもはるかに小さくなる。そし
て真空しや断器1の可動コンタクトが十分に開離
した時刻t4にてゲート制御部7によりサイリスタ
Sが点弧され、コンデンサCの充電電荷がサイリ
スタSを通じて放電されて、コンデンサCの充電
電圧、そのキヤパシタンス及びリアクトルL1
インダクタンスで決定される振動性のパルス電流
が逆方向電流IPとして真空しや断器1に流れる。
逆方向電流供給回路Aについては、逆方向電流IP
がサイリスタSの点弧時点で真空しや断器1に流
れている電流IVよりも大きくなるように回路定数
が定められており、このため電流IVに逆方向電流
IPが重畳されると強制的に電流零点が作られて、
時刻t5にて真空しや断器1は電流IVをしや断す
る。尚電流IVが零になるまでの間電流IPの一部が
GTO5側にも流れようとするが、リアクトルL0
によりブロツクされ、GTO5には電流IPの極く
一部しか流れない。電流IVがしや断された時刻t5
の後には電流IPはGTO5側を流れる。こうして
直流電路lに流れる事故電流IPが全てGTO5側
に移行した後、時刻t6にてゲート制御部6に
GTO5のオフ命令が出されて、GTO5に流れる
電流が減少し、時刻t7で電流ISがしや断される。 ここでGTO5と真空しや断器1との分流に関
して述べておくと、GTO5の順方向電圧降下は
等価的にVF=VFO+RG・iで表わされ、真空しや
断器1のアーク電圧は、電流が10KA程度以下で
はVa=Vap+Ra・iで表わされる。ただしVFO
Vapは定数で、夫々0.7〜1V、20V程度の大きさて
あり、RG,Raは抵抗値で、夫々10mΩ程度、5〜
10mΩ程度であり、iは電流値である。従つて
GTO5と真空しや断器1とが並列接続され、
GTO5がオン状態であり、真空しや断器1が開
極状態でアークを発生している場合には、GTO
5及び真空しや断器1の電流−電圧特性は、夫々
第3図の実線,のようになる。このグラフか
ら明らかなように、例えば直流しや断器の端子間
電圧が点線レベルにあつた場合電流IGは電流IV
りもはるかに大きくなり、このため電流ISの大部
分はGTO5側を流れることになる。尚真空しや
断器のアーク電圧特性は数KA以上で傾斜が立つ
てくるので電流IVに対する電流IGの分流比は大電
流領域程大きくなる。 H 考案の効果 以上のように本考案によれば、GTO等の半導
体スイツチについては、通常時にはオフ状態にあ
るので通電電流による発熱は全くなくなり、電流
しや断時の短時間(実施例では時刻t2〜t7に相当
する)の発熱のみを考慮すればよいから、放熱対
策が容易になる。そして半導体スイツチの通電が
短時間しか行われないことから半導体スイツチを
短時間定格で設計することができ、使用数も低減
できる。また半導体スイツチに電流の大部分が移
行して真空しや断器に流れる電流が小さくなつて
から真空しや断器に逆方向電流を流すようにして
いるため、逆方向電流は小さなものでよく、従つ
てコンデンサの充電電圧を低くすることができる
ので逆方向電流供給回路のリアクトル、コンデン
サ、充電部及びスイツチ部が小型のもので済み、
逆方向電流供給回路を小さくすることができる。
その上真空しや断器としては小さな電流をしや断
するものであればよいから小型のものを使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図
は本考案の実施例の動作を示すタイムチヤート
図、第3図はゲートターンオフサイリスタ及び真
空しや断器の電流−電圧特性を示すグラフ、第4
図は従来の直流しや断器の回路図である。 1……真空しや断器、2……充電部、5……ゲ
ートターンオフサイリスタ、6……ゲート制御
部、L0……リアクトル、A……逆方向電流供給
回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 直流回路に接続され通常時はオフ状態となつて
    いる半導体スイツチと、 この半導体スイツチと並列に接続され通常時に
    直流電流を流す真空しや断器と、 この真空しや断器の開極時に該真空しや断器に
    流れている電流とは逆方向の電流を供給するため
    の逆方向電流供給回路と、 直流電流しや断時に前記半導体スイツチをオン
    とし直流電流を流した後該半導体スイツチをゲー
    トしや断するゲート制御部と、 前記半導体スイツチと直列に接続され前記逆方
    向電流供給回路よりの逆電流を阻止するリアクト
    ル、 とを備えたことを特徴とした直流しや断器。
JP1985099869U 1985-06-29 1985-06-29 Expired - Lifetime JPH0514690Y2 (ja)

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