JPH05146379A - セントラルクリーナ - Google Patents

セントラルクリーナ

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Publication number
JPH05146379A
JPH05146379A JP3314187A JP31418791A JPH05146379A JP H05146379 A JPH05146379 A JP H05146379A JP 3314187 A JP3314187 A JP 3314187A JP 31418791 A JP31418791 A JP 31418791A JP H05146379 A JPH05146379 A JP H05146379A
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JP
Japan
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unit
fan motor
main body
power
hose
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JP3314187A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nakatani
直史 中谷
Masaki Takahashi
正樹 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本体から各差込み口への配線が無極性の2本線
で良い、工事性に優れたセントラルクリーナを提供する
ことを目的としている。 【構成】ゴミ吸引用のファンモータ21と、このファン
モータ21の駆動電力を制御するファンモータ駆動部2
2と、外部と通信媒体を介して電文を受信するために信
号を復調する復調部25と、前記ファンモータ21の種
類を識別するためのモータ種類切り替え用のスイッチ部
24と、このスイッチ部24の出力からモータ種類を判
定し前記復調部25から受け取った電文中の吸引力決定
用のデータにより前記ファンモータ駆動部22を制御す
る本体制御部26とからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセントラルクリーナに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファンモータと集塵室を備えた本
体と、この本体に配管を介して各部屋の壁や床に差し込
み口を設置し、この差し込み口にホースをつなぐことに
よりふつうの掃除機による掃除と同じことが行えるセン
トラルクリーナが増えてきている。
【0003】従来、この種のセントラルクリーナは図6
に示すような構成が一般的であった。
【0004】1はセントラルクリーナの本体であり、内
部にファンモータ2と、このファンモータの回転力を制
御するファンモータ駆動部3と、外部からの信号により
ファンモータ駆動部3に駆動信号を出す本体制御部4
と、集塵室5を有している。
【0005】6はセントラルクリーナの手元ホースであ
り、7は使用者が吸引の開始や終了を操作したり吸引力
の大小を操作する操作部であり、同時に運転中の各種状
態も使用者に表示する働きをするところである。8は先
端ノズルであり、床との接触部分は回転ブラシ9のつい
たパワーノズル機構になっている。10は回転ブラシ9
を回すパワーノズルモータである。11は主制御部であ
り、操作部7の操作信号を検知して本体1へファンモー
タ2の駆動のオンオフ信号を送ったり、パワーノズルモ
ータ10を回したり、操作部7に動作状態を表示させた
りする。
【0006】12は配管であり、本体1から各部屋の壁
や床に取り付けられた差し込み口13、14、15につ
ながっている。差し込み口13と差し込み口14は手元
ホースがつながっていないが、このときは自動的に蓋を
閉じて、差し込み口15につながっている手元ホース6
の吸引力が低下しないような機構になっている。
【0007】19は給電電源であり、16はこの給電電
源19から手元ホース6へ給電するための2本の電線か
らなる給電線である。17は本体1から各差し込み口1
3、14、15へ集塵室がゴミで満杯などの異常時に異
常通知するための2本の信号線である。18は手元ホー
ス6から本体1へ吸引の開始や終了、及び吸引力の制御
を指示するための2本の信号線である。
【0008】次に、動作について説明する。手元ホース
6の主制御部11は操作部7の入力状態を常に監視して
おり、吸引開始の操作入力があると、本体1のファンモ
ータ2の吸引力を決める信号を、信号線18上にパルス
列で送る。大きな吸引力が必要なときは、パルス周期を
短くし、小さな吸引力で良いときは、パルス周期をなが
くし、さらに停止させているときは、パルスを出さな
い。本体制御部4は信号線18上のパルス周期に応じ
て、ファンモータ駆動部3にファンモータ2を位相制御
するための点弧パルスを与える。ファンモータ2は点弧
パルスの位相角に応じて回転数が変化し、吸引力を増減
させることができる。
【0009】ここで手元ホース6から出されるパルス列
は、「ファンモータの吸引力を何ワットにする」という
ような絶対値を示すわけではなく、「単に吸引力を大き
くとか小さく」といった相対的で単純な制御しか行って
おらず、パルス周期をいくらにすればノズルでの吸引力
がいくらになるかということも、ファンモータ2のバラ
ツキや配管長の長短によって変わるため、おおよその制
御しかできない。また、設置される家の大きさが種々ま
ちまちであるため、配管長がかなり長くなるところもあ
り、吸引停止の操作をした場合に、吸い込んだゴミがま
だ本体1の集塵室5に届かないうちに、本体1のファン
モータ2が停止して、配管12の途中にゴミが残りゴミ
づまりを起こしてしまう可能性もある。さらに、配管長
がかなり長くなるところもあれば短いところもある場合
は、吸引力を変更する操作などをした時の吸い込み口で
の吸引力の変化は、家や部屋によって異なるという不具
合がある。そして、2本以上の手元ホースを誤ってつな
いでしまうと、吸い込み口での吸引力が低下しているに
も関わらず、手元ホースも本体もこの状態を検出でき
ず、何の異常通知もできないため使用者は吸引力低下の
原因がわからないという問題点も有していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のセントラルクリ
ーナの本体1では、設置される家の大きさに合わせてフ
ァンモータ2の能力が変更されるのに対して、本体1は
外部の状況を認識していないため、ファンモータ2の制
御仕様は一様であり、吸い込み能力が強すぎたり逆に弱
すぎたり実状にそぐわない場合があった。
【0011】また、従来のセントラルクリーナの本体1
では、設置される家の大きさによって配管12の長さが
様々であるのに対して、本体1は外部の状況を認識して
いないためファンモータ2の制御仕様は一様であり、吸
い込み能力が強すぎたり逆に弱すぎたり、あるいは吸引
力の増大や減少の操作をしても反応が遅いなど実状にそ
ぐわない場合があった。
【0012】さらに、従来のセントラルクリーナ用の手
元ホースでは、通常の掃除機の手元ホースと操作部の機
構や操作方法が全く同じであるにもかかわらず、セント
ラルクリーナ用の手元ホース6の制御回路は本体からの
種々の信号を受けたり、ファンモータの制御信号を長距
離伝送する仕様のために通常の掃除機の手元ホースの制
御回路が流用できず、全く最初から開発しなければなら
なかった。
【0013】そして、従来のセントラルクリーナでは、
手元ホース6から本体1へ種々のファンモータ2の制御
信号を送ったり、本体1から手元ホース6へ種々の信号
を送ったりする信号線17、18と、本体1から手元ホ
ース6へ主制御部11やパワーノズルモータ10や操作
部7の各種表示用の電力を給電する給電線16の3系統
6本の電線が必要であり、配線の間違いを生じ易く工事
性が大変悪かった。
【0014】本発明では、設置される家の大きさに合わ
せてファンモータの種類が変えられても、吸い込み能力
が強すぎたり逆に弱すぎたりなどの実状にそぐわないと
いうことのないセントラルクリーナを得ることを第1の
目的としている。
【0015】また、本発明では、設置される家の大きさ
により、配管の長さが様々であっても、吸い込み能力が
強すぎたり逆に弱すぎたり、あるいは吸引力の増大や減
少の操作をしても反応が遅いなどの実状にそぐわないと
いうことのないセントラルクリーナを得ることを第2の
目的としている。
【0016】さらに、本発明は、通常の掃除機の手元ホ
ースの制御回路を流用でき、本体からの種々の信号を受
けたり、ファンモータの制御信号を長距離伝送する機能
を追加するだけで良く、開発効率を高くするセントラル
クリーナ用の手元ホースを得ることを第3の目的として
いる。
【0017】さらに、本発明は、手元ホースから本体へ
種々のファンモータ制御信号を送ったり、本体から手元
ホースへ種々の信号を送ったりするのを、1系統2本の
電線で済み、配線の間違いが無く工事性が大変良くなる
セントラルクリーナを得ることを第4の目的としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めの本発明の第1の手段は、ゴミ吸引用のファンモータ
と、このファンモータの駆動電力を制御するファンモー
タ駆動部と、外部と通信媒体を介して電文を受信するた
めに信号を復調する復調部と、前記ファンモータの種類
を識別するためのモータ種類切り替え用のスイッチ部
と、このスイッチ部の出力からモータ種類を判定し前記
復調部から受け取った電文中の吸引力決定用のデータに
より前記ファンモータ駆動部を制御する本体制御部とを
セントラルクリーナの本体に配してなるものである。
【0019】また、第2の目的を達成するための本発明
の第2の手段は、ゴミ吸引用のファンモータと、このフ
ァンモータの駆動電力を制御するファンモータ駆動部
と、外部と通信媒体を介して電文を受信するために信号
を復調する復調部と、各吸引口までの配管長を登録する
条件設定部と、この条件設定部のデータと前記復調部か
ら受け取った電文中の吸引力決定用のデータから前記モ
ータ駆動部を制御する本体制御部とをセントラルクリー
ナの本体に配し、取り扱う電文には送信元を示す識別子
が入っているものである。
【0020】さらに、第3の目的を達成するための本発
明の第3の手段は、先端ノズルと、この先端ノズルから
吸引したゴミを送るパイプと、このパイプに取り付けら
れた操作部と、この操作部の出力から吸引電力を決め吸
引電力データを出力する主制御部と、外部と通信媒体を
介して電文を送受信するために信号を変復調するモデム
部と、前記主制御部からの吸引電力データを含む電文を
前記モデム部に送出し応答電文を前記モデム部から受け
取る副制御部とを有する手元ホースを備えたものであ
る。
【0021】そして、第4の目的を達成するための本発
明第4の手段は、手元ホースへ給電するための給電電源
と、ゴミ吸引用のファンモータと、このファンモータの
駆動電力を制御するファンモータ駆動部と、外部と通信
媒体を介して電文を送受信するために信号を変復調する
本体側モデム部と、前記モータ駆動部を制御し前記本体
側モデム部を介して情報を送受信する本体制御部とを有
したセントラルクリーナの本体と、壁・床等に設置され
た差し込み口と、この差し込み口から前記本体へとゴミ
が送られるように接続した配管と、前記本体から給電さ
れる電力を受電する受電部と、ゴミを吸い込む先端ノズ
ルと、この先端ノズルから吸引したゴミを送るパイプ
と、このパイプに取り付けられた操作部と、この操作部
の出力につながり吸引電力データを出力する主制御部
と、外部と通信媒体を介して電文を送受信するために信
号を変復調する手元ホース側モデム部と、前記主制御部
かつ前記手元ホース側モデム部とデータをやりとりする
副制御部とを有し、かつ前記差し込み口に着脱自在に取
り付けられる手元ホースとからなり、前記本体から前記
手元ホースへの給電線を通信媒体として電文を重畳し互
いに通信するものである。
【0022】
【作用】第1の発明は、上記した構成により、設置され
る家の大きさに合わせてファンモータの種類が変えられ
ても、本体にモータ種類を入力し、ファンモータの制御
仕様を本体制御部で修正するため、吸い込み能力が強す
ぎたり、逆に弱すぎたりなどの実状にそぐわないという
ことをなくすことができるものである。
【0023】第2の発明は、上記した構成により、設置
される家の大きさにより、配管長が様々であっても、本
体に各差し込み口までの配管長を登録し、ファンモータ
の制御仕様を本体制御部で修正するため、吸い込み能力
が強すぎたり逆に弱すぎたり、あるいは吸引力の増大や
減少の操作をしても反応が遅いなどの実状にそぐわない
ということをなくすことができるものである。
【0024】第3の発明は、上記した構成により通常の
掃除機の手元ホースの制御回路を流用でき、本体からの
種々の信号を受けたりファンモータの制御信号を長距離
伝送する機能を追加するだけで良く、開発効率を高くす
ることができるものである。
【0025】第4の発明は、上記した構成により手元ホ
ースから本体へ種々のファンモータ制御信号を送った
り、本体から手元ホースへ種々の信号を送ったりするの
を、本体から手元ホースへ制御回路やパワーノズルや操
作部の各種表示用の電力を給電する給電線に重畳するた
め1系統2本の電線で済み、配線の間違いが無く工事性
が大変良くなるものである。
【0026】
【実施例】以下に第1の発明の一実施例について図1を
参照しながら説明する。図1において、20はセントラ
ルクリーナの本体、21はゴミ吸引用のファンモータで
ある。22はこのファンモータ21の駆動電力を制御
し、吸引力を変えるファンモータ駆動部であり、トライ
アックなどのパワー素子を用いて位相制御するよう構成
されている。23は集塵室であり、吸引したゴミはここ
に貯められる。24はファンモータの種類を設定するス
イッチ部であり、1ビット以上のデータを設定できる。
25は外部との長距離のデータ伝送を可能にするための
復調部であり、0と1の信号を140kHzと170k
Hzの高周波信号に変換して外部に送信し、外部から1
40kHzと170kHzの高周波信号を受信しては0
と1の信号に変換する働きをするものである。26は本
体制御部であり、マイクロプロセッサを用いている。こ
の本体制御部26は、復調部25が外部から受けた高周
波信号の復調信号を0、1のデータ列で受けて電文とし
全体の内容を解釈したり、逆に0、1の信号の列を順番
にモデムに与えることにより意味のある電文を送信した
り、スイッチ部24のデータを読み込みモータの種類を
判定したり、受け取った電文から要求されている吸引力
を判断し、ファンモータ駆動部に制御信号を出力する働
きをする。27は高周波信号を乗せる通信線であり、復
調部25から外部の機器へとつながる。
【0027】次に動作について説明する。最初、本体制
御部26は、スイッチ部24のデータを読み取り本体2
0に実装されているファンモータ21が、どの様な仕様
のモータかを判別する。このとき、ファンモータ駆動部
22に対しては停止信号を出力している。復調部25が
通信線27から信号を受けると0、1のデータ列に変換
して本体制御部26に伝える。本体制御部26は復調部
25から受けた0、1データが決められたフォーマット
通りになっていることを確認し、正しい電文かどうかを
判断する。正しい電文と判断した場合には内容を解釈
し、吸引力を要求・設定する電文かどうかを判断する。
吸引力の要求・設定電文ならば、先にスイッチ部24か
ら読み込んだファンモータ21の仕様と照らし合わし、
要求された吸引力を実現するために最適なファンモータ
21の駆動電力を計算しその計算結果に基づいてファン
モータ駆動信号を出力する。
【0028】以上のように、実施例では設置される家の
大きさに合わせてファンモータ21の種類が変えられて
も、モータ種類に応じてファンモータ21の制御仕様を
本体制御部26で最適値に修正するため、吸い込み能力
が強すぎたり弱すぎたりすることがない。
【0029】以下に、第2の発明の一実施例について図
2を参照しながら説明する。図2において、図1と異な
るのは条件設定部29と本体制御部30であるので、共
通部分に関しては図1と同符号を付して説明を省略す
る。28はセントラルクリーナの本体、29は条件設定
部であり、本体28から各差し込み口までの配管の長さ
を各差し込み口毎に登録するためのディップスイッチが
並んで構成されている。
【0030】次に動作について説明する。最初、本体制
御部30は、条件設定部29のデータを読み取り、本体
28から何番の差し込み口が何メートルの配管を介して
接続されているかを判別する。このとき、ファンモータ
駆動部22に対しては停止信号を出力している。復調部
25が通信線27から信号を受けると0、1のデータ列
に変換して本体制御部30に伝える。本体制御部30は
復調部25から受けた0、1データが決められたフォー
マット通りになっていることを確認し、正しい電文かど
うかを判断する。正しい電文と判断した場合には、吸引
力を要求・設定する電文かどうかを判断する。吸引力の
要求・設定電文ならば、電文中の送信元を示す識別子か
ら何番の差し込み口かを知り、何メートルの配管長かを
判断し、要求された吸引力を実現するために最適なファ
ンモータ21の駆動電力と吸引力変化の応答時間の最適
値を計算し、その計算結果に基づいてファンモータ駆動
信号を出力する。
【0031】以上のように、実施例では設置される家や
部屋の大きさによって配管の長さが変わっても、配管の
長さに応じてファンモータ21の駆動電力と吸引力変化
の応答時間を本体制御部43で最適値に修正するため、
吸い込み能力が強すぎたり弱すぎたり、あるいは吸引力
を変化させた場合の反応時間が部屋毎に異なるというこ
とがない。
【0032】以下に、第3の発明の一実施例について図
3を参照しながら説明する。31はセントラルクリーナ
用の手元ホースである。32は先端ノズルであり、床と
の接触部分は回転ブラシ33のついたパワーノズル機構
になっている。34は回転ブラシ33を回すパワーノズ
ルモータである。35はゴミを送るパイプ、36は使用
者が吸引の開始や終了を操作したり、吸引力の大小を操
作する操作部であり、同時に運転中の各種状態も使用者
に表示する働きをするところである。37は主制御部で
あり、操作部36の操作信号を検知して本体へファンモ
ータ21の駆動のオンオフ信号や吸引電力データを送っ
たり、パワーノズルモータ34を回したり、操作部36
に動作状態を表示させたりする。以上の構成は従来例で
示した通常の掃除機の手元ホースの構成とまったく同じ
ものである。追加されたものは、副制御部38と変調部
39を搭載したサブ基板40である。変調部39は外部
との長距離のデータ伝送を可能にするためのものであ
り、0と1の信号を140kHzと170kHzの高周
波信号に変換して外部に送信し、外部から140kHz
と170kHzの高周波信号を受信しては0と1の信号
に変換する働きをするものである。副制御部38は、変
調部39が外部から受けた高周波信号の復調信号を0、
1のデータ列で受けて電文とし全体の内容を解釈し、そ
の結果を単純な信号で主制御部37に伝えたり、逆に
0、1の信号の列を順番にモデムに与えることにより意
味のある電文を送信する。主制御部37は操作部36の
データを読み込み操作内容を判定し、本体のファンモー
タ21やパワーノズルモータ34を駆動させるための信
号を出力する働きをする。41は高周波信号を乗せる通
信線であり、変調部39から外部の機器へとつながる。
【0033】次に動作について説明する。主制御部37
は、常に操作部36の操作状態を読み取り、適時本体に
実装されているファンモータ21を駆動するための信号
を出す。副制御部38は主制御部37からファンモータ
駆動信号を受けると、変調部39へ駆動電力値等を含ん
だ電文を0、1の列にコード化して出力する。また変調
部39が信号線41から信号を受けると0、1のデータ
列に変換して副制御部38に伝える。副制御部38は変
調部39から受けた0、1データが決められたフォーマ
ット通りになっていることを確認し、正しい電文かどう
かを判断する。正しい電文と判断した場合には内容を解
釈し簡単な信号で主制御部37に渡す。
【0034】以上のように、実施例では従来の一般の掃
除機の手元ホースに入っている制御回路に簡単な変調部
39と副制御部38の載ったサブ基板40を追加するこ
とで、ファンモータ駆動用の信号を長距離伝送し、また
外部から種々のデータを受けることのできるセントラル
クリーナ用の手元ホースにする事ができ、このため一般
の掃除機と同じ様な制御回路をセントラルクリーナ用に
始めから開発すると言う無駄を省ける。
【0035】以下に第4の発明の一実施例について図4
を参照しながら説明する。42はセントラルクリーナの
本体であり、43は手元ホースへ給電するための給電電
源、44はゴミ吸引用のファンモータ、45はファンモ
ータ44の駆動電力を制御するファンモータ駆動部、4
6は外部と通信媒体を介して電文を送受信するために信
号を変復調する本体側モデム部、47はファンモータ駆
動部45を制御し本体側モデム部46を介して情報を送
受信する本体制御部である。48は壁・床等に設置され
た差し込み口、49は差し込み口48から本体42へと
ゴミが送られるように接続した配管である。50は手元
ホースであり、51は本体42から給電される電力を受
電する受電部である。52はゴミを吸い込む先端ノズ
ル、53はパワーノズルモータであり、先端ノズル52
の床接地面に取り付けられた回転ブラシ54を回転させ
るものである。55は先端ノズル52から吸引したゴミ
を送るパイプ、56はパイプ55に取り付けられた操作
部、57は操作部56の出力につながりファンモータ4
4のオンオフや吸引電力データを出力する主制御部、5
8は外部と通信媒体を介して電文を送受信するために信
号を変復調する手元ホース側モデム部、59は主制御部
57かつ手元ホース側モデム部58とデータをやりとり
する副制御部である。本体42の本体側モデム部46及
び手元ホース50の手元ホース側モデム部58は、外部
との長距離のデータ伝送を可能にするためのものであり
0と1の信号を140kHzと170kHzの高周波信
号に変換して外部に送信し、外部から140kHzと1
70kHzの高周波信号を受信しては0と1の信号に変
換する働きをするものである。
【0036】図5は本発明の一実施例のセントラルクリ
ーナの電力・信号系統図である。図5において60は交
流100Vまたは200Vの商用電源である。本体42
の給電電源43は交流電源60の電圧を降圧し、交流3
6Vにして給電線61に出力する。本体42の本体側モ
デム部46の高周波信号の通信線62は給電線61とコ
ネクタ63で接続され、ここで交流電源に高周波信号が
重畳される。本体側モデム部46は通信線62とコンデ
ンサ結合しているため、商用電源周波数に対してはイン
ピーダンスが高くなり、交流電圧36Vを印加しても問
題はない。また、給電電源43の給電線61から見た入
力インピーダンスは、140kHzから170kHzま
での高周波信号に対して十分に高くなっているため、本
体側モデム部46の通信に影響を与えない。交流電源6
0と高周波信号が重畳されるケーブル64は配管に沿っ
て各差し込み口48まで配線され、差し込み口48で手
元ホース50の信号線65と接続される。この信号線6
5はコネクタ66で通信線67と給電線68に分配され
る。通信線67は手元ホース側モデム部58につなが
り、給電線68は受電部51につながる。手元ホース側
モデム部58は通信線67とコンデンサ結合しているた
め、商用電源周波数に対してはインピーダンスが高くな
り、交流電圧36Vを印加しても問題はない。また、受
電部51の給電線68から見た入力インピーダンスは1
40kHzから170kHzまでの高周波信号に対して
十分に高くなっているため、手元ホース側モデム部58
の通信に影響を与えない。
【0037】次に動作について説明する。手元ホースを
働かすための電源は、本体42の給電電源43からケー
ブル64を介して手元ホース50の受電部51へ給電さ
れ、受電部51で適当な直流安定化電源に変換されて各
ブロックに供給されている。手元ホース50の主制御部
57は、常に操作部56の操作状態を読み取り、適時本
体42に実装されているファンモータ44を駆動するた
めの信号を出す。副制御部59は主制御部57からファ
ンモータ駆動信号を受けると、手元ホース側モデム部5
8へ駆動電力値等を含んだ電文を0、1の列にコード化
して出力する。手元ホース側モデム部58は0と1の信
号を140kHzと170kHzの高周波信号に変換し
て通信線67に送信する。本体42の本体側モデム部4
6は通信線62から高周波信号を受けると、140kH
zと170kHzの信号を0、1のデータ列に変換して
本体制御部47に伝える。本体制御部47は本体側モデ
ム部46から受けた0、1データが決められたフォーマ
ット通りになっていることを確認し、正しい電文かどう
かを判断する。正しい電文と判断した場合には、吸引力
を要求・設定する電文かどうかを判断する。吸引力の要
求・設定電文ならば要求されたとおりファンモータ駆動
信号を出力する。手元ホース50の主制御部57は、操
作部56の操作状態を読み取り、停止を示す操作があっ
たことを検知したときは、本体42のファンモータ駆動
信号の出力を停止する。副制御部59は主制御部57か
らのファンモータ駆動信号が消えたのを検知すると、手
元ホース側モデム部58へ停止要求を示す電文を出力す
る。
【0038】本体42の本体側モデム部46は、通信線
62から高周波信号を受けると0、1のデータ列に変換
して本体制御部47に伝える。本体制御部47は、本体
側モデム部46から受けた0、1データが吸引停止の要
求電文であると判断し、ファンモータ44の駆動信号の
出力を停止する。逆に、本体制御部47がファンモータ
44の異常等を検知すると、異常を通知する電文を構成
し本体側モデム部46に出力する。本体側モデム部46
の高周波信号は、ケーブル64を介して手元ホース50
の手元ホース側モデム部58で受信される。手元ホース
側モデム部58が通信線67から信号を受けると0、1
のデータ列に変換して副制御部59に伝える。副制御部
59は、手元ホース側モデム部58から受けた0、1デ
ータが決められたフォーマット通りになっていることを
確認し、正しい電文かどうかを判断する。正しい電文と
判断した場合には内容を解釈し、簡単な信号で主制御部
57に渡され、異常発生が手元ホース側に伝わる。
【0039】以上のように、実施例では手元ホース50
から本体42へ種々のファンモータ制御信号を送った
り、本体42から手元ホース50へ種々の信号を送る媒
体と、本体42から手元ホース50の主制御部57や副
制御部59やパワーノズルモータ53や操作部56の各
種表示用の電力を給電する給電線と同一の媒体に重畳す
るため、1系統2本の電線で済み配線の間違いが無く工
事性が大変良くなるものである。
【0040】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように、第1の
発明によれば、設置される家の大きさに合わせてファン
モータの種類が変えられても、本体にモータ種類を入力
し、ファンモータの制御仕様を本体制御部で修正するた
め、吸い込み能力が強すぎたり逆に弱すぎたりなどの実
状にそぐわないということのないセントラルクリーナが
得られる。
【0041】また第2の発明によれば、設置される家の
大きさにより、配管長が様々であっても、本体に各差し
込み口までの配管長を登録し、ファンモータの制御仕様
を本体制御部で修正するため、吸い込み能力が強すぎた
り逆に弱すぎたりあるいは、吸引力の増大や減少の操作
をしても反応が遅いなどの実状にそぐわないということ
のないセントラルクリーナが得られる。
【0042】さらに第3の発明によれば、通常の掃除機
の手元ホースの制御回路を流用でき、本体からの種々の
信号を受けたりファンモータの制御信号を長距離伝送す
る機能を手元ホースに追加するだけで良く開発効率を高
くするセントラルクリーナが得られる。
【0043】そして第4の発明によれば、手元ホースか
ら本体へ種々のファンモータ制御信号を送ったり、本体
から手元ホースへ種々の信号を送ったりするのを、本体
から手元ホースへ制御回路やパワーノズルや操作部の各
種表示用の電力を給電する給電線に重畳するため、1系
統2本の電線で済み配線の間違いが無く工事性が大変良
くなるセントラルクリーナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例を示すセントラルクリー
ナの本体の構成図
【図2】第2の発明の一実施例を示すセントラルクリー
ナの本体の構成図
【図3】第3の発明の一実施例を示すセントラルクリー
ナの手元ホースの構成図
【図4】第4の発明の一実施例を示すセントラルクリー
ナの構成図
【図5】同セントラルクリーナの電力・信号系統図
【図6】従来のセントラルクリーナの構成図
【符号の説明】
20、28、42 本体 21、44 ファンモータ 22、45 ファンモータ駆動部 24 スイッチ部 25 復調部 26、47 本体制御部 29 条件設定部 31、50 手元ホース 32、52 先端ノズル 35、55 パイプ 36、56 操作部 37、57 主制御部 38、59 副制御部 39 変調部 43 給電電源 46 本体側モデム部 51 受電部 58 手元ホース側モデム部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴミ吸引用のファンモータと、このファン
    モータの駆動電力を制御するファンモータ駆動部と、外
    部と通信媒体を介して電文を受信するために信号を復調
    する復調部と、前記ファンモータの種類を識別するため
    のモータ種類切り替え用のスイッチ部と、このスイッチ
    部の出力からモータ種類を判定し前記復調部から受け取
    った電文中の吸引力決定用のデータにより前記ファンモ
    ータ駆動部を制御する本体制御部とを有するセントラル
    クリーナ。
  2. 【請求項2】ゴミ吸引用のファンモータと、このファン
    モータの駆動電力を制御するファンモータ駆動部と、外
    部と通信媒体を介して電文を受信するために信号を復調
    する復調部と、各吸引口までの配管長を登録する条件設
    定部と、この条件設定部のデータと前記復調部から受け
    取った電文中の吸引力決定用のデータから前記モータ駆
    動部を制御する本体制御部とからなり、取り扱う電文に
    は送信元を示す識別子が入っているセントラルクリー
    ナ。
  3. 【請求項3】先端ノズルと、この先端ノズルから吸引し
    たゴミを送るパイプと、このパイプに取り付けられた操
    作部と、この操作部の出力から吸引電力を決め吸引電力
    データを出力する主制御部と、外部と通信媒体を介して
    電文を送信するために信号を変調する変調部と、前記主
    制御部からの吸引電力データを含む電文を前記変調部に
    送出する副制御部とを有する手元ホースを備えたセント
    ラルクリーナ。
  4. 【請求項4】手元ホースへ給電するための給電電源と、
    ゴミ吸引用のファンモータと、このファンモータの駆動
    電力を制御するファンモータ駆動部と、外部と通信媒体
    を介して電文を送受信するために信号を変復調する本体
    側モデム部と、前記モータ駆動部を制御し前記本体側モ
    デム部を介して情報を送受信する本体制御部とを有した
    セントラルクリーナの本体と、壁・床等に設置された差
    し込み口と、この差し込み口から前記本体へとゴミが送
    られるように接続した配管と、前記本体から給電される
    電力を受電する受電部と、ゴミを吸い込む先端ノズル
    と、この先端ノズルから吸引したゴミを送るパイプと、
    このパイプに取り付けられた操作部と、この操作部の出
    力につながり吸引電力データを出力する主制御部と、外
    部と通信媒体を介して電文を送受信するために信号を変
    復調する手元ホース側モデム部と、前記主制御部かつ前
    記手元ホース側モデム部とデータをやりとりする副制御
    部とを有しかつ前記差し込み口に着脱自在に取り付けら
    れる手元ホースとからなり、前記本体から前記手元ホー
    スへの給電線を通信媒体として電文を重畳し互いに通信
    することを特徴とするセントラルクリーナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111938508A (zh) * 2019-05-15 2020-11-17 添可智能科技有限公司 地刷类型识别方法、吸尘设备及存储介质

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