JPH0514240A - 信号伝送回路 - Google Patents

信号伝送回路

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JPH0514240A
JPH0514240A JP16269291A JP16269291A JPH0514240A JP H0514240 A JPH0514240 A JP H0514240A JP 16269291 A JP16269291 A JP 16269291A JP 16269291 A JP16269291 A JP 16269291A JP H0514240 A JPH0514240 A JP H0514240A
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JP
Japan
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signal
transmitter
receiver
resistors
amplitude
Prior art date
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JP16269291A
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Inventor
Yoshio Ando
善夫 安藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不要な電磁波の輻射を抑制した信号の高速伝送
をする。 【構成】差動型トランスミツター1の出力電圧の振幅
は、電源電圧VccとグランドG間に設けた抵抗器3及
び5、4及び6で分圧されるため、その最大振幅は、こ
れらの抵抗の分圧比にて決まる。抵抗器3,4,5,6
の値は、使用するトランスミツター1、及びレシーバー
2の仕様や信号伝送に用いるケーブル7の特性インピー
ダンス、伝送する信号の周波数等によつて定めることに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号伝送回路に関し、特
に伝送信号の振幅を制限して不要な電磁波の輻射を軽減
する信号伝送回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、差動型のトランスミツターとレシ
ーバーを用いて信号を送受信する場合、差動型トランス
ミツターの出力側には、不要な電磁波の輻射を少なくす
るための制限を設けず、差動型トランスミツターをその
まま用いている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】近年、通信機器や
情報処理機器等で扱う信号が高速となり、伝送される信
号の周波数が高くなるにつれ、差動型のトランスミツタ
ーとレシーバー、及び伝送路としてツイストペア線を用
いても、この伝送路がアンテナ線となり、不要・有害な
電磁波が輻射されるという問題がある。この電磁波の輻
射は、周囲機器の誤動作の原因となつたり、ノイズ源と
なるので、世界各国でその輻射レベルの規制が行なわれ
ている。
【0004】また、最近の機器は外観やデザインの関係
上、外装や筺体の材料にプラスチツクを用いるものがほ
とんどであり、特別な処理を施さない限りプラスチツク
には電磁波を遮蔽する機能がないこともあり、有害な電
磁波の輻射レベルを規制値以下にし、周囲の機器に悪影
響を与えないようにすることが難しいのが現状である。
【0005】一方、高速な電気信号を周囲への電磁波の
輻射なしで伝送する方法としては、電気信号を光信号に
換え、ガラス、またはプラスチツクのフアイバーを用い
て伝送する、いわゆる光リンクによるものがあるが、機
器内、あるいは機器や装置間における短距離ながら数1
0MHz以上の高速信号を伝送する安価な光リンクは、現
在のところ入手が困難であるという問題がある。本発明
は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、不要電磁波の輻射を軽減する信号伝送回路を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する一
手段として、本発明は以下の構成を備える。即ち、差動
型トランスミツターと差動型レシーバーにて信号を伝送
する信号伝送回路であって、差動型トランスミツターか
らの出力信号が、該出力信号を受ける差動型レシーバー
の作動に必要な最小入力信号まで抑制する信号抑制手段
を備える。好ましくは、信号抑制手段は抵抗器である。
また、好ましくは、信号抑制手段はダイオードである。
【0007】
【作用】以上の構成において、不要な電磁波の輻射を抑
制した信号の高速伝送ができるよう機能する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。電気信号の伝送におい
て、例えば、高速型のTTL素子(ASシリーズ,Fシ
リーズ等)やCMOS論理素子(HCシリーズ等)を用
いれば、ECL素子を用いなくても50MHz程度の高速
信号を扱えることが知られている。これらの素子は、そ
の電源電圧は+5Vが基準とされており、通常、カタロ
グ上の仕様通り+5V±5%の範囲内の電源電圧で用い
られている。
【0009】電源電圧が+5V±5%であれば、これら
の素子の入力電圧は少なくとも+3Vあれば、確実にそ
の素子の定められた論理動作を行なう。また、これらの
素子と共に用いられるべく設計されたケーブル等の伝送
路による信号伝送用トランスミツターやレシーバについ
ても、+5V以下での入力に対しても、仕様以上の電圧
を満たせば確実に動作する。特に、差動型のレシーバ素
子の中には、差動型の入力端子間の電圧が1.5V以上
あれば確実に動作するものもある。
【0010】本実施例に係る信号伝送回路は、上述の素
子の特性を利用し、ケーブルを伝送する信号の電力を小
さくして不要な電磁波の輻射を抑えるようにするもので
ある。即ち、レシーバ素子が確実に動作する程度までト
ランスミツターの出力電圧を下げ、ケーブルを流れる信
号の電力を小さくして不要な電磁波の輻射を少なくしよ
うとするものである。
【0011】図1は、本発明の実施例に係る信号伝送回
路である。同図において、差動型トランスミツター1の
出力電圧の振幅は、電源電圧VccとグランドG間に設
けた抵抗器3及び5、4及び6で分圧されるため、その
最大振幅は、これらの抵抗の分圧比にて決まる。抵抗器
3,4,5,6の値は、使用するトランスミツター1、
及びレシーバー2の仕様や信号伝送に用いるケーブル7
の特性インピーダンス、伝送する信号の周波数等によつ
て定めることになる。尚、他の条件が許すならば、抵抗
器3,5、また4,6の並列抵抗値が、使用するケーブ
ル7の特性インピーダンスに近いことが望ましい。
【0012】図2は、信号伝送路における振幅電圧の制
限を、信号伝送回路のレシーバ2側で行なった例であ
る。尚、ここでの抵抗器3及び5、4及び6による振幅
電圧の制限については、上記差動型トランスミツターに
おけるものと同様であるため、説明を省略する。尚、言
うまでもなく、伝送路の特性等により伝送路の両端に振
幅制限回路を設けた方が効果が大きい場合は、それを伝
送路の両端に設ければよい。
【0013】本実施例の信号伝送回路では、上述の条件
にて定まる値を有する抵抗器にて、差動型トランスミツ
ター1の出力振幅が受信側の差動型レシーバ2を確実に
動作させるのに必要な電位差、及びその電位差にマージ
ンを加味した信号電圧として、差動型レシーバ2の入力
に加わるようにしている。以上説明したように、本実施
例によれば、差動型トランスミツターの出力振幅を受信
側の差動型レシーバーが確実に動作するのに必要な電位
差となるよう、信号伝送ケーブルに加わる電力を最小限
にまで減らすことで、ケーブル及びその周辺回路から輻
射する不要な電磁波を抑制することができるという効果
がある。また、電力の抑制を安価な抵抗器にて実現して
いるので回路が簡単になり、不要な電磁波を抑制するた
めのコストアツプを抑えることができるという効果があ
る。
【0014】<変形例>本発明は、その趣旨を逸脱しな
い範囲において種々の変形が可能である。図3〜図6
は、上述の実施例の変形例を示す回路であり、図3では
トランスミツター1の出力をダイオード12,13にて
電源電圧VCC(通常+5V±5%)よりも低い電圧(例
えば、3V程度)である+Vx にクランプして電圧振幅
を抑えている。尚、抵抗器10,11は、トランスミツ
ター1の保護抵抗であり、トランスミツター1の出力容
量が大きく、ダイオード12,13の容量が大きい場合
には不要となる。また、その抵抗値は、可能な限り小さ
いことが望ましいが、ここでは、使用するトランスミツ
ター1、レシーバ2、ケーブル7、+Vx 、及びダイオ
ード12,13等の特性によつて算出し、さらに実験に
よつて決定する。また、+Vx の電源は別に用意して
も、あるいは電源電圧VCCよりツエナーダイオード等に
より公知の方法で作ってもよい。
【0015】図4は、トランスミツター1の出力をツエ
ナーダイオード14及び15でクランプし、電圧振幅を
抑制した例である。本例での抵抗器10,11は、図3
に示した例と同じ目的で使用される。ツエナーダイオー
ド14及び15のツエナー電圧は、トランスミツター
1、レシーバ2の特性によって決定されるが、レシーバ
2の差動入力電圧がレシーバ2が必要とする最小値に、
ある程度のマージンを上のせした値が得られるように決
定する。
【0016】また、図5は、直列に接続した複数個のダ
イオード16及び17を用いてトランスミツター1の出
力振幅を制限した例である。通常、ダイオードは順方向
に通電した場合、アノードとカソード間で電位差を持
つ。この電位差は、シリコンダイオードの場合、0.7
〜0.8V程度のものが多いが、ここでは、このダイオ
ードを複数個直列に接続して、図4に示したツエナーダ
イオード14,15のツエナー電圧と同程度の電位差を
持つようにする。即ち、個々のダイオードの順方向電位
差の合計が、図4のツエナーダイオード14,15のツ
エナー電圧と同程度になるようにその直列個数を定め
る。
【0017】図6は、トランスミツターとレシーバに
+,−両極性の電源を用い、伝送信号も+,−両極性に
スイツチングさせる方式(バイポーラ信号)をとる伝送
回路における信号振幅の制限回路の例である。同図にお
ける+Vx については、図3に示した例における+Vx
と同様であり、−Vx は、トランスミツター1の電源電
圧よりも高い(絶対値が小さい)電源である。この−V
x についても、+Vx と同様な方法にて得る。尚、ここ
でのダイオード12,13,20,21、及び抵抗1
0,11の機能については、図3、あるいは図4に示し
た例におけるダイオード、抵抗と同様であるため、その
説明は省略する。
【0018】以上の変形例においても、上記実施例と同
様の効果、即ち、有害な電磁波の輻射を抑えた信号の高
速伝送が可能となる。尚、上記図3〜図6に示した例に
おいて、受信側の回路構成は、図1の実施例と同様であ
るため、その図示及び説明は省略する。本発明は、複数
の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機
器から成る装置に適用しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
差動型トランスミツターの出力信号を受信側の差動型レ
シーバーが確実に動作するのに必要な最小値となるよう
抑えることで、伝送路から輻射する不要な電磁波を軽減
することができるという効果がある。また、信号の抑制
を安価な部品にて実現しているので、回路のコストアツ
プを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る信号伝送回路を示す図、
【図2】信号伝送路における振幅電圧の制限をレシーバ
側で行なった例を示す図、
【図3】ダイオードクランプによる振幅電圧の制限例を
示す図、
【図4】ツエナーダイオードによるクランプ例を示す
図、
【図5】複数個の直列ダイオードによるクランプ例を示
す図、
【図6】伝送信号が+,−両極性にスイツチングする場
合のクランプ例を示す図である。
【符号の説明】
1 差動型トランスミツター 2 差動型レシーバー 3〜6,10,11 抵抗器 7 伝送ケーブル 12,13,16,17,20,21 ダイオード 14,15 ツエナーダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動型トランスミツターと差動型レシー
    バーにて信号を伝送する信号伝送回路であって、 差動型トランスミツターからの出力信号が、該出力信号
    を受ける差動型レシーバーの作動に必要な最小入力信号
    まで抑制する信号抑制手段を備えることを特徴とする信
    号伝送回路。
  2. 【請求項2】 信号抑制手段は抵抗器であることを特徴
    とする請求項1に記載の信号伝送回路。
  3. 【請求項3】 信号抑制手段はダイオードであることを
    特徴とする請求項1に記載の信号伝送回路。
JP16269291A 1991-07-03 1991-07-03 信号伝送回路 Withdrawn JPH0514240A (ja)

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JP16269291A JPH0514240A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 信号伝送回路

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11289355A (ja) * 1998-01-29 1999-10-19 Fairchild Semiconductor Corp 差動ドライバ用クランプ
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JP2017079398A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置
JP2020141930A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 株式会社ソフイア 遊技機

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008