JPH05142312A - 充電回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池容量の確定、不確定を区別する。 【構成】 充放電制御回路２は、電池４の装着を検知し
た際、電池４の電圧の測定値が第１の設定電圧より低い
ときと、前記第１の設定電圧より高い第２の設定電圧よ
りさらに高いときは、装着された電池４の容量状態が確
定であると判定し、前記測定値が第１および第２の設定
電圧間にあるときは、装着された電池４の容量状態が不
確定であると判定する。この判定結果に応じて残量表示
制御回路３は、図示しない表示装置に区別して表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は充電回路に関し、特に充
電可能な電池の容量状態を表示する表示手段を有する充
電回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の充電回路は、装着された電池の電
圧から一意的に容量状態を判定し、この判定結果を表示
していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の充電回路では、
電池の着脱による電池容量の不確定時の容量表示と確定
時の容量表示の区別がつきにくいため、ユーザーがこの
表示を見たとき電池容量の不確定時の表示（不正確な表
示）でも確定時の表示（正確な表示）と判断してしまう
という問題があった。

【０００４】本発明の目的は、電池容量の確定、不確定
を区別することができる充電回路を提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の充電回路は、充
電可能な電池の容量状態を表示する表示手段を備え、前
記電池の着脱が可能な充電回路において、前記電池の着
脱を検知する検知手段と、装着された電池の電圧を測定
する測定手段と、前記検知手段が前記電池の装着を検知
した際、前記測定手段の測定値が第１の設定電圧より低
いときと、前記第１の設定電圧より高い第２の設定電圧
よりさらに高いときは、装着された電池の容量状態が確
定であると判定し、前記測定手段の測定値が第１および
第２の設定電圧間にあるときは、装着された電池の容量
状態が不確定であると判定する判定手段と、前記判定手
段の判定結果に応じて前記表示手段に区別して表示させ
る残量表示制御手段とを有することを特徴とする。

【０００６】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。

【０００７】図１は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。

【０００８】電源供給回路１および充放電制御回路２の
各電流入力端は、図示しない直流電源にそれぞれ接続さ
れている。充放電制御回路２の電池接続端には充電可能
な電池４が着脱可能に装着、接続されており、充放電制
御回路２の信号出力端は残量表示制御回路３の信号入力
端に接続されている。

【０００９】電源供給回路１は図示しない各種の回路に
定電圧の電流を供給する。充放電制御回路２は、電池４
の着脱を検知する検知手段と、電池４の電圧を測定する
測定手段と、電池４の容量状態を判定する判定手段とを
兼ねる。残量表示制御回路３は、充放電制御回路２の判
定結果に応じて図示しない表示装置に点滅または点灯の
区別をして表示させる。

【００１０】次に本実施例の動作について説明する。

【００１１】電池４が装着され、各極が充放電制御回路
２の電池接続端に接続されると、充放電制御回路２は、
電池接続端間の電圧の変化により電池４の装着を検知す
るとともに、電池４の電圧を測定する。

【００１２】測定値が第１の設定電圧（例えば８．８
Ｖ）より低いときは、充放電制御回路２は、容量状態が
確定であると判定し、残量表示制御回路３に「確定」お
よび測定値を示す信号を出力する。この信号を受けて残
量表示制御回路３は、図示しない表示装置に測定値を点
灯表示させる。そして、充放電制御回路２は電池４の充
電を開始する。

【００１３】測定値が第２の設定電圧（例えば１２Ｖ）
より高いときは、充放電制御回路２は、容量状態が確定
であると判定し、残量表示制御回路３に「確定」および
測定値を示す信号を出力する。この信号を受けて残量表
示制御回路３は、図示しない表示装置に測定値を点灯表
示させる。そして、充放電制御回路２は電池４から図示
しない負荷への放電を開始する。

【００１４】測定値が第１、第２の設定電圧間（８．８
Ｖ〜１２Ｖ）にあるときは、充放電制御回路２は、容量
状態が不確定であると判定し、残量表示制御回路３に
「不確定」および測定値を示す信号を出力する。この信
号を受けて残量表示制御回路３は、図示しない表示装置
に測定値を点滅表示させる。そして、充放電制御回路２
は、電池４の充電を開始する。

【００１５】本実施例では、「確定」のときは点灯表
示、「不確定」のときは点滅表示としたが、逆でもよい
し、いずれも点滅とし、点滅間隔を変えたるようにして
もよい。また、表示色を変えるなどの区別でもよい。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、電池の容
量状態の確定、不確定により残量表示方法を区別するこ
とにより、電池の容量状態を判断しやすくすることがで
き、過充電や充電不足を防ぐことができる。したがっ
て、電池の損傷を防ぎ、効率の良い充電をすることがで
きるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。

【符号の説明】

１ 電源供給回路 ２ 充放電制御回路 ３ 残量表示制御回路 ４ 電池

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 充電可能な電池の容量状態を表示する表
   示手段を備え、前記電池の着脱が可能な充電回路におい
   て、 前記電池の着脱を検知する検知手段と、 装着された電池の電圧を測定する測定手段と、 前記検知手段が前記電池の装着を検知した際、前記測定
   手段の測定値が第１の設定電圧より低いときと、前記第
   １の設定電圧より高い第２の設定電圧よりさらに高いと
   きは、装着された電池の容量状態が確定であると判定
   し、前記測定手段の測定値が第１および第２の設定電圧
   間にあるときは、装着された電池の容量状態が不確定で
   あると判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に応じて前記表示手段に区別し
   て表示させる残量表示制御手段とを有することを特徴と
   する充電回路。