JPH05141917A - 位置合わせ装置及び位置合わせ方法 - Google Patents

位置合わせ装置及び位置合わせ方法

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JPH05141917A
JPH05141917A JP3303591A JP30359191A JPH05141917A JP H05141917 A JPH05141917 A JP H05141917A JP 3303591 A JP3303591 A JP 3303591A JP 30359191 A JP30359191 A JP 30359191A JP H05141917 A JPH05141917 A JP H05141917A
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JP
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light
illumination light
alignment
gap
image
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Withdrawn
Application number
JP3303591A
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English (en)
Inventor
Makio Fukita
牧夫 吹田
Masaki Yamabe
正樹 山部
Hironobu Kitajima
弘伸 北島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は位置合わせ装置に関し、被測定対象
に照明光を斜め入射したり、その像を斜め取得すること
なく、非干渉性の照明光を用いてそれを観察しながら同
時に干渉性の照明光を用いて位置合わせをすること、及
び、精度良く間隙を測定することを目的とする。 【構成】 非干渉性の照明光L11を発生する第1の光源
11と、干渉性の照明光L12を発生する第2の光源12
と、前記照明光L11,L12を被測定対象15の方向に変
向したり、該被測定対象15からの第1,第2の像L2
1,L22の光学処理をする光学手段13と、前記第1,
第2の像L21,L22の受光処理をする画像取得手段14
とを具備し、少なくとも、前記非干渉性の照明光L11と
干渉性の照明光L12に基づいて第1の物体15A及び第2
の物体15Bから成る被測定対象15の位置合わせ、及
び、前記第1の物体15Aと第2の物体15Bとの間隙gを
測定することを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題(図7) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例(図3〜5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、位置合わせ装置及び位
置合わせ方法に関するものであり、更に詳しく言えば、
露光前処理としてLSI転写用マスクと半導体ウエハの
位置合わせをしたり、マスク/ウエハ間のギャップを測
定する装置及びその方法に関するものである。
【0003】近年、LSI装置の高密度,高集積化に伴
い、半導体露光分野においても、LSI転写用マスクと
半導体ウエハとの高精度な位置検出要求がある。例え
ば、ターゲットマーク(位置合わせマーク)をテレビカ
メラにより取得し、これに基づいて画像信号を画像処理
及びその解析処理をすることによって、該マークの位置
を決定する位置合わせ方法が採られる。なお、該方法に
は、照明光にインコヒーレント(非干渉)光が使用で
き、マーク形状の影響を受けにくい点で有効である。
【0004】しかし、前述の方法ではマスクやウエハに
それぞれ焦点を合わせなくてはならいため、光軸ずれが
生じやすく、その測定値にオフセットが生じ易い。しか
も、このオフセットは、系統的に取り除くことが困難で
ある。従って、マスク/ウエハのターゲットマークを同
時に観察する手法が必要不可欠である。
【0005】
【従来の技術】図6,7は、従来例に係る説明図であ
る。図6(a),(b)は、従来例に係る位置合わせ装
置の構成図を示している。
【0006】例えば、X線露光処理に先立って、半導体
ウエハ25Aと露光用マスク25Bとを位置合わせをする第
1の装置は、図6(a)において、レーザ光L0をマス
ク25B方向に照射をするレーザ光源1と、該マスク24B
方向からの像L01を取得処理する画像取得処理装置2か
ら成る。
【0007】なお、第1の装置は特開昭61-236118 の位
置検出装置に見られ、レーザ光L0がX線の入射方向に
対して角度θ方向から照射され、像L01が同様に角度θ
方向から取得される。
【0008】当該装置の機能は、レーザ光源1からマス
ク25B方向にレーザ光L0が角度θをもって照射される
と、該マスク24B方向からの像L01が角度θをもって画
像取得処理装置2により画像処理される。
【0009】すなわち、画像取得処理系の対物レンズを
傾斜させることにより、レーザ光L0の焦点面と、半導
体ウエハ25A及び露光用マスク25Bとがそれぞれ交わる
点に位置合わせマークM1,M2を配置することによっ
て、該マスク/ウエハが同時観察される。
【0010】また、同様に、半導体ウエハ25Aと露光用
マスク25Bとを位置合わせをする装置であって、色収差
を利用した第2の装置は、図6(b)において、帯域の
異なる二つの照明光e線,d線を発生する光源3と、該
照明光e線,d線を反射/透過するハーフミラー4と、
色付きの対物レンズ5と、像L02の取得処理をする画像
取得装置6から成り、特開平01-101630 の位置検出装置
に見られる。
【0011】当該装置の機能は、帯域の異なる二つの照
明光e線,d線が光源3から発生されると、該照明光e
線,d線がハーフミラー4を介して反射され、それが色
付きの対物レンズ5に導かれ、二つの照明光e線,d線
が露光用マスク25Bを介して半導体ウエハ25Aに照射さ
れる。
【0012】また、その像L01が画像取得装置6により
取得処理され、該マスク/ウエハが同時観察される。さ
らに、露光用マスク25Bと半導体ウエハ25Aとの間隙g
を測定するギャップ測定装置は、図7に示すように、レ
ーザー光源1及びCCD(光電子撮像素子)装置6から
成る。
【0013】当該ギャップ測定装置の機能は、例えば、
露光用マスク25Bに設定された測定基準点(位置合わせ
マークM1等)に対して、斜め方向(入射角θ〔°〕)
からレーザー光L13が入射されると、適度な反射率や透
過率を有するレチクル等のマスク25B面上では該レーザ
ー光L13が結像され、該マスク25B面からCCD装置6
の方向に第1の像L23が帰還する。一方、該マスク25B
の位置合わせマークM1からウエハ25A面に到達したレ
ーザー光L13がウエハ25A面上で結像され、該ウエハ面
25Aからマスク25Bを透過してCCD装置6の方向に第
2の像L24が帰還する。これにより、CCD装置6では
第1,2の像L23,L24に基づく干渉縞が撮像され、該
干渉縞のピッチT1が信号処理により得られ、露光用マ
スク25Bと半導体ウエハ25Aとの間隙g=c/T1(c
は定数)が測定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例のマ
スク/ウエハ同時観察可能な位置合わせ装置によれば、
図6に示すように、特開昭61-236118に見られる第1の
装置では、レーザ光L0がX線の入射方向に対して角度
θ方向から照射され、像L01が同様に角度θ方向から取
得される。
【0015】このため、像L01の斜め観察がギャップ測
定精度に大きく影響を及ぼす。このことで、半導体ウエ
ハ25A及び露光用マスク25B等の被測定面の平坦性が要
求される。
【0016】また、色収差を利用した特開平01-101630
号に見られる第2の装置では、基本的にギャップgが固
定されてしまう。また、像の解像性を向上させるために
は、二つの照明光e線,d線の帯域を狭める必要がある
が、その結果、照明光の干渉性が高くなり、像はマーク
形状の影響を受けやすくなる。
【0017】さらに、従来例のギャップ測定装置によれ
ば、図7に示すように露光用マスク25Bと半導体ウエハ
25Aとの間隙gを測定するギャップ測定装置がX線露光
装置等の被露光領域の数カ所に取付けられる。
【0018】このため、位置合わせ系とギャップ測定装
置とが被露光対象の露光領域周辺において、配置上競合
したり、また、どちらか一方を退避する必要が生じ、そ
の結果、露光前処理に多くの時間を要するという問題が
ある。
【0019】これにより、位置合わせ系とギャップ測定
装置とが分離したタイプでは、露光前処理に多くの時間
を要するという問題がある。本発明は、かかる従来例の
問題点に鑑み創作されたものであり、被測定対象に照明
光を斜め入射したり、その像を斜め取得することなく、
非干渉性の照明光を用いてそれを観察しながら同時に干
渉性の照明光を用いて位置合わせをすること、及び、精
度良く間隙を測定することが可能となる位置合わせ装置
及び位置合わせ方法の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係る位
置合わせ装置の原理図であり、図2(a),(b)は、
本発明に係る位置合わせ方法の原理図をそれぞれ示して
いる。
【0021】本発明の位置合わせ装置は、図1に示すよ
うに、非干渉性の照明光L11を発生する第1の光源11
と、干渉性の照明光L12を発生する第2の光源12と、
前記照明光L11,L12を被測定対象15の方向に変向し
たり、該被測定対象15からの第1,第2の像L21,L
22の光学処理をする光学手段13と、前記第1,第2の
像L21,L22の受光処理をする画像取得手段14とを具
備し、少なくとも、前記非干渉性の照明光L11と干渉性
の照明光L12に基づいて第1の物体15A及び第2の物体
15Bから成る被測定対象15の位置合わせ、及び、前記
第1の物体15Aと第2の物体15Bとの間隙gを測定する
ことを特徴とする。
【0022】さらに、本発明の位置合わせ方法は、図2
(a)のフローチャートに示すように、まず、ステップ
P1で回折格子Gが設けられた第2の物体15Bを介して
位置合わせマークMが設けられた第1の物体15Aに非干
渉性の照明光L11と、ステップP2で干渉性の照明光L
12との照射処理をし、次いで、ステップP3で前記照射
処理に基づいて第1の物体15Aから反射される第1の像
L21及び第2の物体15Bの回折格子Gの作用で生じる第
2の像(回折縞)L22の受光処理をし、次に、ステップ
P4で前記受光処理に基づいて第1の物体15Aと第2の
物体15Bとの位置合わせ処理をすることを特徴とする。
【0023】なお、前記位置合わせ方法において、前記
位置合わせ処理に併せて、同フローチャートのステップ
P5で回折格子Gの作用で生じる回折縞の間隔から第1
の物体15Aと第2の物体15Bとの間隙gの測定処理をす
ることを特徴とする(図2(b)参照)。
【0024】また、本発明の位置合わせ方法において、
前記照明光L11,L12を光学手段13の光軸Cに沿って
被測定対象15に照射することを特徴とし、上記目的を
達成する。
【0025】
【作 用】本発明の位置合わせ装置によれば、図1に示
すように第1,第2の光源11,12,光学手段13及
び画像取得手段14が具備され、非干渉性の照明光L11
と干渉性の照明光L12に基づいて第1の物体15Aと第2
の物体15Bとが位置合わせされ、また、これに基づいて
第1の物体15Aと第2の物体15Bとの間隙gが測定され
る。
【0026】例えば、第1の物体15Aと第2の物体15B
とを位置合わせをする場合、非干渉性の照明光L11が第
1の光源11から発生されると、それが光学手段13の
光軸Cに沿って照射される。また、干渉性の照明光L12
が第2の光源12から発生されると、第1,第2の照明
光L11,L12が光学手段13により被測定対象15の方
向に変向される。
【0027】ここで、被測定対象15から帰還する第
1,第2の像L21,L22が光学手段13により光学処理
され、両像L21,L22が画像取得手段14により受光処
理される。
【0028】この際に、第1の物体15Aの表面に回折格
子Gにより回折縞が生じ、その第2の像L22(以下回折
縞ともいう)と第1の物体15Aに設けられた位置合わせ
マークMとの相対位置を算出することにより、光学手段
13の焦点を合わせ直すことなく、第1,第2の物体15
A,15Bの位置合わせをすることが可能となる。
【0029】また、第1の物体15Aと第2の物体15Bと
の間隙gを測定する場合には、回折格子Gにより生じた
回折縞を画像処理をする。例えば、第1の物体15Aの表
面に生じた±N次光の間隔X,第2の照明光L12の波長
λ,回折格子Gの周期をfとすると、次式により求める
ことが可能となる。
【0030】g=X・f/(2N−1)・λ 以上の方法は、X線露光装置等に当該位置合わせ装置を
応用した場合において、ウエハマークを観測する際に、
その照明に非干渉光を使用するため、マーク形状の影響
が少ない。一方、マスク上の回折格子Gには干渉光を照
射するが、マスク上のマークはウエハマークに比べて管
理が容易であるため、その測定精度がほとんど劣化しな
い。
【0031】このため、特開昭61-236118 に見られる位
置合わせ装置のように、被測定対象15に第1,第2の
照明光L11,L12を斜め入射したり、その像L21,L22
を斜め取得することが無くなる。
【0032】さらに、色収差を利用した特開平01-10163
0 に見られる位置合わせ装置に比べて、ギャップgが固
定されない。これにより、当該位置合わせ装置に位置合
わせ機能とギャップ測定機能とを併存させることが可能
となる。このことで、例えば、当該位置合わせ装置をX
線露光装置に適用した場合であっても、従来例のような
位置合わせ系とギャップ測定系との配置競合が回避さ
れ、被露光対象の露光領域周辺において、配置余裕を持
たせることが可能となる。
【0033】また、本発明の位置合わせ方法によれば、
図2(a)のフローチャートに示すように、ステップP
1で非干渉性の照明光L11が照射処理され、併せて、ス
テップP2で干渉性の照明光L12が照射処理され、次い
で、ステップP3で第1,第2の像L21,L22が受光処
理され、その後、ステップP4で第1の物体15Aと第2
の物体15Bとの位置合わせ処理をしている。
【0034】また、位置合わせ処理に併せて、例えば、
図2(a)のフローチャートに示すように、ステップP
5で第1の物体15Aと第2の物体15Bとの間隙gが算出
処理される(図2(b)参照)。
【0035】このため、第1の物体15Aと第2の物体15
Bとを同一視野において、しかも、非干渉性の照明光を
用いてそれを同時に観察しながら位置合わせ処理とギャ
ップ測定処理とを行うことが可能となる。
【0036】これにより、位置合わせ機能とギャップ測
定機能とを併存した高信頼度の位置合わせ装置の提供を
することが可能となる。
【0037】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜5は、本発明の実施例に係る位
置合わせ装置及び位置合わせ方法を説明する図である。
【0038】図3は、本発明の実施例に係る位置合わせ
装置の構成図を示している。例えば、半導体チップ25A
に露光用マスク25Bを位置合わせして露光するX線露光
装置等に適用可能な位置合わせ装置は、図3において、
ハロゲンランプ光源21,HeNe(ヘリウーム・ネオン)
レーザ光源22,落射インコヒーレント照明型顕微鏡2
3及び画像処理装置24から成る。
【0039】すなわち、ハロゲンランプ光源21は第1
の光源11の一実施例であり、非干渉性の照明光(以下
インコヒーレント光という)L11を発生するものであ
る。HeNeレーザ光源22は第2の光源12の一実施例で
あり、干渉性の照明光(以下コヒーレント光という)L
12を発生するものである。例えば、該光源22は波長λ
=633 〔nm〕程度のHe/Neレーザ光を発生する。
【0040】落射インコヒーレント照明型顕微鏡23は
光学手段13の一実施例であり、第1,第2のハーフミ
ラー23A,23B,反射ミラー23C,対物レンズ23D及び
CCDカメラ23Eから成る。第1のハーフミラー23Aは
ハロゲンランプ光源21から光ファイバ27を介して顕
微鏡23内に導かれたインコヒーレント光L11を反射し
たり、第2のハーフミラー23Bから帰還する第1,第2
の像L21,L22をCCDカメラ23Eに導くものである。
【0041】なお、第1,第2の像L21,L22は被測定
対象15の一例となる半導体チップ25Aや露光用マスク
25Bから帰還する光学像である。また、インコヒーレン
ト光L11やコヒーレント光L12を顕微鏡23の光軸Cに
沿って半導体チップ25Aや露光用マスク25Bに照射す
る。
【0042】第2のハーフミラー23BはHeNeレーザ光源
22から光ファイバ27を介して顕微鏡23内に導かれ
たコヒーレント光L12を反射したり、反射ミラー23Cか
ら帰還する第1,第2の像L21,L22を第1のハーフミ
ラー23Aに導くものである。反射ミラー23Cはインコヒ
ーレント光L11やコヒーレント光L12を変向してそれを
対物レンズ23D方向に導くものである。また、その像L
21,L22を第2のハーフミラーに変向するものである。
【0043】対物レンズ23Dはインコヒーレント光L11
やコヒーレント光L12を結像したり、その像L21,L22
を集光するものである。CCDカメラ23Eは像L21,L
22を光電変換して画像取得信号S1を画像処理装置に出
力するものである。
【0044】画像処理装置24は画像取得手段14の一
実施例であり、第1,第2の像L21,L22に係る画像取
得信号S1の信号処理をするものである。例えば、画像
処理装置24は画像取得信号S1をアナログ/デジタル
変換をして、その画像データから半導体チップ25Aと露
光用マスク25Bとの位置ずれ量を算出し、その位置補正
信号S2をステージ制御装置26Aに出力する。また、半
導体チップ25Aと露光用マスク25Bとのギャップgを算
出し、それを基準値を比較し、そのギャップ誤差に係る
位置補正信号S2をステージ制御装置26Aに出力する。
【0045】なお、ステージ制御装置26Aは半導体チッ
プ25Aが載置されたステージ26BをX,Y,Z方向に移
動制御をするものである。このようにして、本発明の実
施例に係る位置合わせ装置によれば、図3に示すように
ハロゲンランプ光源21,HeNeレーザ光源22,落射イ
ンコヒーレント照明型顕微鏡23,CCDカメラ24A及
び画像処理装置24が具備され、インコヒーレント光L
11とコヒーレント光L12とに基づいて半導体ウエハ25A
と露光用マスク25Bとが位置合わせされ、該コヒーレン
ト光L12に基づいて半導体ウエハ25Aと露光用マスク25
Bとの間隙gが測定される。
【0046】例えば、半導体ウエハ25Aと露光用マスク
25Bとを位置合わせをする場合、インコヒーレント光L
11がハロゲンランプ光源21から発生されると、それが
顕微鏡23の光軸Cに沿って照射される。また、コヒー
レント光L12がHeNeレーザ光源22から発生されると、
両者の光L11,L12が顕微鏡23により露光用マスク25
Bの方向に変向される。
【0047】また、半導体ウエハ25Aや露光用マスク25
Bから帰還する第1,第2の像L21,L22が顕微鏡23
により光学処理され、両像L21,L22がCCDカメラ23
Dにより受光処理される。
【0048】この際に、半導体ウエハ25Aの表面に回折
格子Gによる回折縞が生じ、その回折縞と半導体ウエハ
25Aに設けられた位置合わせマークMとの相対位置を算
出することにより、落射インコヒーレント照明型顕微鏡
23の対物レンズ23Dの焦点を合わせ直すことなく、半
導体ウエハ25Aと露光用マスク25Bとを位置合わせをす
ることが可能となる。
【0049】また、半導体ウエハ25Aと露光用マスク25
Bとの間隙gを測定する場合、回折格子Gにより生じた
回折縞を画像処理をする。例えば、半導体ウエハ25Aの
表面に生じた±1次光の間隔X,コヒーレント光L12の
波長λ,回折格子Gの周期をfとすると、次式により求
めることが可能となる。
【0050】g=X・f/(2N−1)・λ このため、特開昭61-236118 に見られる位置合わせ装置
のように、被測定対象15に第1,第2の照明光L11,
L12を斜め入射したり、その像L21,L22を斜め取得す
ることが無くなる。
【0051】さらに、色収差を利用した特開平01-10163
0 に見られる位置合わせ装置に比べて、ギャップgが固
定されない。これにより、当該位置合わせ装置に位置合
わせ機能とギャップ測定機能とを併存させることが可能
となる。このことで、例えば、当該位置合わせ装置をX
線露光装置に適用した場合であっても、従来例のような
位置合わせ系とギャップ測定系との配置競合が回避さ
れ、被露光対象の露光領域周辺において、配置余裕を持
たせることが可能となる。
【0052】次に、本発明の実施例に係る位置合わせ方
法について、当該装置の動作を補足しながら説明をす
る。図4は、本発明の実施例に係る位置合わせ/ギャッ
プ測定の処理フローチャートであり、図5は、その補足
説明図をそれぞれ示している。
【0053】例えば、X線露光処理に先立って、図5に
示すように露光用マスク25Bと半導体チップ25Aとの位
置合わせ/ギャップ測定をする場合、図4の処理フロー
チャートにおいて、両者の位置合わせをする場合には、
ステップP1〜P4にしたがって処理を行い、そのギャ
ップ測定をする場合には、ステップP5でその処理を行
う。
【0054】すなわち、両者の位置合わせをする場合、
まず、ステップP1で回折格子Gが設けられた露光用マ
スク25Bを介して位置合わせマークMが設けられた半導
体チップ25Aにインコヒーレント光L11を照射処理をす
る(図5参照)。
【0055】この際に、ハロゲンランプ光源21で発生
されたインコヒーレント光L11が光ファイバ27を介し
て顕微鏡23内に導かれ、該インコヒーレント光L11が
第1のハーフミラー23Aにより反射され、第2のハーフ
ミラー23Bに導かれる。
【0056】ここで、該インコヒーレント光L11の焦点
が半導体チップ25Aに合うように照射される。例えば、
対物レンズ23Dを調整して、インコヒーレント光L11の
焦点を半導体チップ25Aに合わせる。
【0057】これに併せて、ステップP2で半導体チッ
プ25A上の露光用マスク25Bにインコヒーレント光L11
を照射処理をする(図5参照)。この際に、HeNeレーザ
光源22から発生された,例えば、波長λ=633 〔n
m〕程度のコヒーレント光L12が光ファイバ27を介し
て顕微鏡23内に導かれ、該コヒーレント光L12が第2
のハーフミラー23Bにより反射される。
【0058】この両者の光L11,L12が該顕微鏡23の
光軸Cに沿って、反射ミラー23C,対物レンズ23D及び
露光用マスク25Bを介して半導体チップ25Aに照射され
る。次に、ステップP3で照射処理に基づいて半導体チ
ップ25Aから反射される第1の像L21及び露光用マスク
25B上の回折格子Gの作用で生じる回折縞(第2の像L
22)の受光処理をする。この際に、露光用マスク25Bや
半導体チップ25Aから帰還する第1,第2の像L21,L
22が対物レンズ23D,反射ミラー23C,第2,第1のハ
ーフミラー23B,23Aを介してCCDカメラ23Eに導か
れる。
【0059】また、CCDカメラ23Eにより像L21,L
22が光電変換され、その画像取得信号S1が画像処理装
置に出力される。その後、ステップP4で受光処理に基
づいて半導体チップ25Aと露光用マスク25Bとの位置合
わせ処理をする。この際に、画像処理装置24では画像
取得信号S1がアナログ/デジタル変換されて、その画
像データから半導体チップ25Aと露光用マスク25Bとの
位置ずれ量が算出され、その位置補正信号S2がステー
ジ制御装置26Aに出力される。
【0060】また、ステージ制御装置26Aにより半導体
チップ25Aを載置したステージ26BがX,Y,Z方向に
移動制御される。これに併せて、ステップP5で回折格
子Gの作用で生じる回折縞の間隔から半導体チップ25A
と露光用マスク25Bとの間隙(ギャップ)gの算出処理
を行う。この際に、画像処理装置24では画像取得信号
S1がアナログ/デジタル変換されて、その画像データ
から半導体チップ25Aと露光用マスク25Bとのギャップ
gが算出される。
【0061】なお、半導体ウエハ25Aと露光用マスク25
Bとの間隙gは、半導体ウエハ25Aの表面に生じた±1
次光(N=1)の間隔X,コヒーレント光L12の波長
λ,回折格子Gの周期をfとすると、次式により算出さ
れる。
【0062】g=X・f/(2N−1)・λ また、ギャップgはその基準値grと比較され、そのギ
ャップ誤差εに係る位置補正信号S2がステージ制御装
置26Aに出力される。
【0063】なお、ステージ制御装置26Aにより半導体
チップ25Aを載置したステージ26BがX,Y,Z方向に
移動制御され、所定のギャップ値に半導体チップ25Aと
露光用マスク25Bとが位置補正される。
【0064】また、ステップP6で位置合わせ/ギャッ
プ測定値が設定条件を満足したか否かの判断をする。こ
の際に、両者が設定条件を満足しない場合(NO)に
は、ステップP1〜5を繰り返す。また、両者が設定条
件を満足した場合(YES)には、位置合わせ/ギャップ
測定処理を終了する。
【0065】その後、露光用マスク25Bを介して半導体
チップ25AにX線を照射するX線露光処理等に移行す
る。このようにして、本発明の実施例に係る位置合わせ
方法によれば、図5のフローチャートに示すように、ス
テップP1でインコヒーレント光L11が照射処理され、
併せて、ステップP2でコヒーレント光L12が照射処理
され、次に、ステップP3で第1,第2の像L21,L22
が受光処理され、その後、ステップP4で半導体ウエハ
25Aと露光用マスク25Bとの位置合わせ処理をしてい
る。
【0066】また、位置合わせ処理に併せて、例えば、
ステップP5で半導体ウエハ25Aと露光用マスク25Bと
の間隙gが算出処理される。このため、半導体ウエハ25
Aと露光用マスク25Bとを同一視野において、しかも、
インコヒーレント光L11を用いてそれを同時に観察しな
がら位置合わせ処理とギャップ測定処理とを行うことが
可能となる。
【0067】これにより、位置合わせ機能とギャップ測
定機能とを併存した高信頼度の位置合わせ装置の提供を
することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置合わ
せ装置によれば第1,第2の光源,光学手段及び画像取
得手段が具備され、非干渉性の照明光と干渉性の照明光
に基づいて第1の物体と第2の物体とが位置合わせさ
れ、また、これに基づいて第1の物体と第2の物体との
間隙が測定される。
【0069】このため、第1の物体の表面に生じた回折
格子による回折縞と第1の物体に設けられた位置合わせ
マークとの相対位置を算出することにより、光学手段の
焦点を合わせ直すことなく、第1,第2の物体の位置合
わせをすることが可能となる。
【0070】また、回折格子により生じた回折縞を画像
処理をすることにより、第1の物体と第2の物体との間
隙を算出することができる。このことで、従来例のよう
に被測定対象に第1,第2の照明光を斜め入射したり、
その像を斜め取得することが無くなる。また、従来例の
色収差を利用した位置合わせ装置に比べて、ギャップが
固定されない。
【0071】また、本発明の位置合わせ方法によれば、
非干渉性の照明光が照射処理され、併せて、干渉性の照
明光が照射処理され、その後、第1,第2の像の受光処
理に基づいて、第1の物体と第2の物体との位置合わせ
処理や両者の間隙が算出処理される。
【0072】このため、第1の物体と第2の物体とを同
一視野において、しかも、非干渉性の照明光を用いてそ
れを同時に観察しながら位置合わせ処理とギャップ測定
処理とを行うことが可能となる。
【0073】これにより、位置合わせ機能とギャップ測
定機能とを併存した高信頼度の位置合わせ装置の提供を
することが可能となる。このことで、当該位置合わせ装
置をX線露光装置等に適用した場合に、露光前処理時間
の短縮化を図ること、及び、位置合わせ系の配置余裕を
持たせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置合わせ装置の原理図である。
【図2】本発明に係る位置合わせ方法の原理図である。
【図3】本発明の実施例に係る位置合わせ装置の構成図
である。
【図4】本発明の実施例に係る位置合わせ/ギャップ測
定の処理フローチャートである。
【図5】本発明の実施例に係る位置合わせ方法の補足説
明図である。
【図6】従来例に係る位置合わせ装置の説明図である。
【図7】従来例に係るギャップ測定装置及びギャップ測
定方法の説明図である。
【符号の説明】
11,12…第1,第2の光源、 13…光学手段、 14…画像取得手段、 M…位置合わせマーク、 G…回折格子、 L11,L12…第1,第2の照明光、 L21,L22…第1,第2の像、 g…間隙(ギャップ)、 C…光軸。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非干渉性の照明光(L11)を発生する第
    1の光源(11)と、干渉性の照明光(L12)を発生す
    る第2の光源(12)と、前記照明光(L11,L12)を
    被測定対象(15)の方向に変向したり、該被測定対象
    (15)からの第1,第2の像(L21,L22)の光学処
    理をする光学手段(13)と、前記第1,第2の像(L
    21,L22)の受光処理をする画像取得手段(14)とを
    具備し、少なくとも、前記非干渉性の照明光(L11)と
    干渉性の照明光(L12)とに基づいて第1の物体(15
    A)及び第2の物体(15B)から成る被測定対象(1
    5)の位置合わせ、及び、前記第1の物体(15A)と第
    2の物体(15B)との間隙(g)を測定することを特徴
    とする位置合わせ装置。
  2. 【請求項2】 回折格子(G)が設けられた第2の物体
    (15B)を介して位置合わせマーク(M)が設けられた
    第1の物体(15A)に非干渉性の照明光(L11)と干渉
    性の照明光(L12)との照射処理をし、前記照射処理に
    基づいて第1の物体(15A)から反射される第1の像
    (L21)及び第2の物体(15B)の回折格子(G)の作
    用で生じる第2の像(L22)の受光処理をし、前記受光
    処理に基づいて第1の物体(15A)と第2の物体(15
    B)との位置合わせ処理をすることを特徴とする位置合
    わせ方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の位置合わせ方法におい
    て、前記位置合わせ処理に併せて、前記回折格子(G)
    の作用で生じる回折縞の間隔から第1の物体(15A)と
    第2の物体(15B)との間隙(g)の測定処理をするこ
    とを特徴とする位置合わせ方法。
  4. 【請求項4】 請求項2,3記載の位置合わせ方法にお
    いて、前記照明光(L11,L12)を光学手段(13)の
    光軸(C)に沿って被測定対象(15)に照射すること
    を特徴とする位置合わせ方法。
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