JPH05141725A - 自然蒸発式加湿器 - Google Patents

自然蒸発式加湿器

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JPH05141725A
JPH05141725A JP30590191A JP30590191A JPH05141725A JP H05141725 A JPH05141725 A JP H05141725A JP 30590191 A JP30590191 A JP 30590191A JP 30590191 A JP30590191 A JP 30590191A JP H05141725 A JPH05141725 A JP H05141725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
humidity
ceramic heater
temperature
water
humidifying
Prior art date
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Pending
Application number
JP30590191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takagi
謙一 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP30590191A priority Critical patent/JPH05141725A/ja
Publication of JPH05141725A publication Critical patent/JPH05141725A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は自然蒸発式加湿器において、暖房運
転時の加湿時に吸水布をかぶせた加湿エレメントに水を
滴下させ、加湿用の水をセラミックヒータにより、加熱
することにより蒸発し易くすることを目的とする。 【構成】 薄型のセラミックヒータ2に吸水布1をかぶ
せた加湿エレメント5を複数個並設し、給水箱5の穴か
ら水を滴下させ、各セラミックヒータ2を直列にスイッ
チおよび電源と接続することにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自然蒸発式加湿器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自然蒸発式加湿器においては、特
開平1−174836号公報に記載されているように、
水槽内の加湿用水中に毛細管現象を有する加湿板の下端
を浸漬して、該加湿板により吸い上げられる水と空気を
接触させて加湿しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において加湿板に吸い上げられた水が空気に触れ
て蒸発する場合その温度、湿度に大きく依存するととも
に、その加湿能力は大きく取れないという自然蒸発式加
湿器の根本的な欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので接触する空気条件に関係なく、加湿能力を大きく
取れるような加湿器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自然蒸発式加湿器は、表面をセラミックに
てコーティングした薄型でその上辺に突起部を設けたセ
ラミックヒータと、袋状でその底部を一部切り欠いた吸
水布を有し、前記吸水布を前記セラミックヒータに被せ
てなる加湿エレメントと、複数の前記加湿エレメントの
上部に複数個の穴の開いた給水箱と複数の前記加湿エレ
メントの下部に滴下した水を受けるドレンパンにより構
成される。
【0006】また、前記加湿エレメントの上流側と下流
側に温度センサーを備え、その温度差を判別する温度判
別手段とその温度差により前記加湿エレメントのセラミ
ックヒータへの通電量を調整する電圧調整手段とにより
構成される。
【0007】また、さらに前記加湿エレメントの上流側
と下流側に湿度センサーを備え、その湿度差を判別する
湿度判別手段とその湿度差により前記加湿エレメントの
セラミックヒータへの通電量を調整する電圧調整手段と
により構成される。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成により、複数この穴を開け
た給水箱に水を満たし、加湿エレメントに上部より滴下
させ湿潤させることにより、その湿潤した水をセラミッ
クヒータにより、一定の温度に加熱することにより、加
湿エレメントに接触する空気の温度、湿度条件に関係な
く一定の加湿量を安定して確保できることが可能とな
る。
【0009】また、加湿エレメントに流入させる空気の
温度と通過した温度を測定し、水の蒸発に伴う流入空気
温度の低下をセラミックヒータの加熱によりカバーする
とともに、加湿量を確保できる。
【0010】またさらに、流入空気の湿度と加湿エレメ
ントを通過した空気の湿度を測定比較することにより、
セラミックヒータを加熱し、常に一定の水の蒸発を得ら
れるようにすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0012】図1において、1は袋状で底部の一部を切
り欠いた吸水布、2はセラミックにより表面をコーティ
ングした薄型のセラミックヒータでその上辺の突起部3
にリード線4を有する。前記セラミックヒータ2に前記
吸水布1を被せ加湿エレメント5を形成する。
【0013】図2において、前記加湿エレメント5を複
数個並列に並べ、前記加湿エレメント5の前記突起部3
のある上辺側に前記吸水布1に合うように複数個の穴6
を開口させた給水箱7を設けるとともに前記加湿エレメ
ント5の下部にはドレンパン8が配設されている。また
その並設された複数枚の前記加湿エレメント5のそれぞ
れの前記セラミックヒータ2はリード線により直列にス
イッチ9と電源10とにより接続され自然蒸発式加湿器
11を構成している。
【0014】以上のような構成からなる自然蒸発式加湿
器11において、その動作を説明する。前記給水箱7に
加湿用の水を供給し、その給水された加湿用の水が前記
複数個の穴6により前記加湿エレメント5に滴下し、前
記吸水布1に水を浸漬させる。また滴下した水は下部の
ドレンパン8に集められ排水される。前記自然蒸発式加
湿器11に送風すると同時に前記セラミックヒータ2に
接続されているスイッチ9をONすることにより電源1
0につながり通電され前記セラミックヒータ2は暖めら
れる。そのため前記加湿エレメント5の前記吸水布1に
給水された水も暖められ、送風された空気により浸漬し
た水は蒸発し加湿される。
【0015】以上のように本実施例によれば、前記加湿
エレメント5に設けた前記セラミックヒータ2を加熱す
ることにより、前記加湿エレメント5の前記吸水布1に
浸漬した水を蒸発し易くし、自然蒸発式加湿器11に送
風された空気に温度、湿度条件がどのようであっても安
定した加湿量が確保できるようになる。
【0016】次に本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。なお、第1の実施例と同一の構
成については、同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0017】図3において、12は前記加湿エレメント
5の上流側の温度を検出する温度センサーで13は下流
側の温度を検出する温度センサーである。14は上流側
温度検出手段で15は下流側温度検出手段である。上
流、下流の温度を検出し、16の温度差検出手段により
その差を検出前する。前記セラミックヒータ2の電圧を
調整する電圧調整手段17により構成される。このよう
な構成のシステムはマイクロコンピュータ(図示せず)
等に収納されている。
【0018】以上のような構成からなるシステムにおい
て、図4のフローチャートを用いてその動作を説明す
る。
【0019】運転が開始され、ステップ18により暖房
か冷房かを判定する。冷房運転時は加湿をあまり必要と
しないためこのシステムからは除く。暖房時にはステッ
プ19により給水を開始し、その後ステップ20により
加湿エレメント5の上流側温度Taを検出し、さらにス
テップ21により下流側温度Tbの検出も行う。
【0020】その後ステップ22によりセラミックヒー
タの電源をONとし、前記ステップ20および21での
温度差を判別し、前記上流側温度Taと下流側温度Tb
の温度差で下流側温度Tbすなわち下流側の温度が高い
場合はステップ24によりヒータ電源をOFFとする。
また前記上流側温度Taと下流側温度Tbの温度差で上
流側温度Taすなわち上流側の温度が高い場合にはステ
ップ25によりセラミックヒータの電源電圧をアップ
し、通過する空気の温度を低くならないように補正する
とともに加湿性能をも向上させる。
【0021】以上のように本実施例によれば加湿エレメ
ント5に流入する空気温度と加湿エレメント5を通過し
流出する空気温度の差を判定しセラミックヒータ2に通
電する電圧を任意に調整することにより、加湿による空
気温度に低下を防止するとともに加湿水の加熱によりよ
り効果的な加湿量を確保できるものである。
【0022】次に本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。なお、第1、第2の実施例と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0023】図5において、26は前記加湿エレメント
5の上流側の湿度を検出する湿度センサーで27は下流
側の湿度を検出する湿度センサーである。28は上流側
湿度検出手段で29は下流側湿度検出手段である。上
流、下流の湿度を検出し、30の湿度差検出手段により
その差を検出する。前記セラミックヒータ2の電圧を調
整する電圧調整手段31により構成される。このような
構成のシステムはマイクロコンピュータ(図示せず)等
に収納されている。
【0024】以上のような構成からなるシステムにおい
て、図6のフローチャートを用いてその動作を説明す
る。
【0025】運転が開始され、ステップ18により暖房
か冷房かを判定する。冷房運転時は加湿をあまり必要と
しないためこのシステムからは除く。暖房時にはステッ
プ19により給水を開始し、その後ステップ32により
加湿エレメント5の上流側湿度Haを検出し、さらにス
テップ33により下流側湿度Hbの検出も行う。
【0026】その後ステップ34によりセラミックヒー
タの電源をONとし、前記ステップ32および33での
湿度差をステップ35にて判別し、前記上流側湿度Ha
と下流側湿度Hbの温度差で下流側湿度Hbすなわち下
流側の湿度が高い場合はステップ36でヒータ電源をO
Nのままとする。また前記上流側湿度Haと下流側湿度
Hbの温度差で上流側湿度Haすなわち上流側の湿度が
高い場合にはステップ37によりセラミックヒータの電
源電圧をアップし、より湿度が得られるように加湿エレ
メント5の水を加熱し加湿性能をも向上させる。
【0027】以上のように本実施例によれば加湿エレメ
ント5に流入する空気の湿度と加湿エレメント5を通過
し流出する空気の湿度の差を判定しセラミックヒータ2
に通電する電圧を任意に調整することにより、流入空気
の温度・湿度条件に関係なく、効果的な加湿量を確保で
きるとともに任意に加湿量を調整できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の自然蒸発式加湿器
は、セラミックヒータに吸水布を被せ加湿エレメントを
形成し、これらを複数個並設するとともに加湿エレメン
トの上方に複数個の穴を開口した給水箱を配置し、セラ
ミックヒータを直列に接続した回路を構成することによ
り、給水箱に供給された加湿用の水を加湿エレメントに
滴下し吸水布を浸漬する。
【0029】その浸漬された水がセラミックヒータによ
り加熱されるため、この自然蒸発式加湿器に送風される
空気の温度、湿度条件がどのようであっても安定した加
湿量が得られるとともに、従来よりこの自然蒸発式加湿
器の設置する位置が熱交換器の下流側しか配置できない
という規制も排除できるといった実用上極めて効果があ
る。
【0030】また、他の本発明の自然蒸発式加湿器は加
湿エレメントの上流および下流側に温度検出手段を配置
し、その温度差によりセラミックヒータに通電する電圧
を調整することにより、通過空気温度の低下を防止する
とともに加湿量を任意に調整できる。
【0031】また、さらに他の本発明の自然蒸発式加湿
器は加湿エレメントの上流および下流側に湿度検出手段
を配置し、その湿度差によりセラミックヒータに通電す
る電圧を調整することにより、加湿量を任意に調整でき
るといった実用上きわめて効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す加湿エレメントの
斜視図
【図2】同実施例における自然蒸発式加湿器の斜視図
【図3】本発明の第2の実施例の機能ブロック図
【図4】同実施例の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例の機能ブロック図
【図6】同実施例の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 吸水布 2 セラミックヒータ 3 突起部 4 リード線 5 加湿エレメント 7 給水箱 8 ドレンパン 14 上流側温度検出手段 15 下流側温度検出手段 16 温度差判別手段 17 電圧調整手段 28 上流側湿度検出手段 29 下流側湿度検出手段 30 湿度差判別手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面をセラミックにてコーティングした
    薄型でその上辺に突起部を設け、前記突起部の上端から
    リード線を出した形状のセラミックヒータと、前記セラ
    ミックヒータに袋状で底部を一部切り欠いた吸水布を前
    記突起部が露出するようにかぶせて形成される加湿エレ
    メントと、前記加湿エレメントを複数個配列し、前記突
    起部の横に前記吸水布と底面が接触し、前記吸水布と接
    触する部分に複数個の穴の開いた給水箱と、前記加湿エ
    レメントの下部に設けたドレンパンとより形成される自
    然蒸発式加湿器。
  2. 【請求項2】 複数個配列された加湿エレメントの上流
    側と下流側に夫々温度検出手段を有し、前記の各温度検
    出手段により検出した温度差を判別する温度差判別手段
    と、その温度差により前記加湿エレメントを構成するセ
    ラミックヒータに通電する電圧調整手段を備えた請求項
    1記載の自然蒸発式加湿器。
  3. 【請求項3】 複数個配列された加湿エレメントの上流
    側と下流側に夫々湿度検出手段を有し、前記の各湿度検
    出手段により検出した湿度差を判別する湿度差判別手段
    と、その湿度差により前記加湿エレメントを構成するセ
    ラミックヒータに通電する電圧調整手段を備えた請求項
    1記載の自然蒸発式加湿器。
JP30590191A 1991-11-21 1991-11-21 自然蒸発式加湿器 Pending JPH05141725A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104484A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd サウナ装置
US8186656B2 (en) 2006-10-23 2012-05-29 Panasonic Corporation Sauna device
JP2015152180A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 三菱電機株式会社 加湿装置

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US8186656B2 (en) 2006-10-23 2012-05-29 Panasonic Corporation Sauna device
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