JPH05131309A - 形鋼用穿孔機のクランプ装置 - Google Patents

形鋼用穿孔機のクランプ装置

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JPH05131309A
JPH05131309A JP3290233A JP29023391A JPH05131309A JP H05131309 A JPH05131309 A JP H05131309A JP 3290233 A JP3290233 A JP 3290233A JP 29023391 A JP29023391 A JP 29023391A JP H05131309 A JPH05131309 A JP H05131309A
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clamp
steel
flange
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哲男 粥川
Tadashi Mori
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    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/002Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring the holding action of work or tool holders
    • B23Q17/005Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring the holding action of work or tool holders by measuring a force, a pressure or a deformation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23B41/003Boring or drilling machines or devices specially adapted for particular work; Accessories specially adapted therefor for drilling elongated pieces, e.g. beams

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形鋼に変形や歪みがあっても、その形鋼を確
実にクランプすることができて、クランプ時に形鋼に浮
き上がりが生じたり、穿孔時に形鋼に位置ずれが生じた
りすることを防止できる形鋼用穿孔機のクランプ装置を
提供する。 【構成】 形鋼Wの一方のフランジWbの外面に接触す
るように、固定クランプ体41を配置する。形鋼Wの他
方のフランジWbの外面に接触するように、固定クラン
プ体41に対向して可動クランプ体43を移動可能に配
置する。両クランプ体41,43の内側に挟着体59を
移動可能に支持し、この挟着体59と各クランプ体4
1,43との間で、形鋼Wの両フランジWbの下端縁を
各別に挟着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、H形鋼やU形鋼等の
形鋼用穿孔機において、形鋼を穿孔位置にクランプする
クランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の形鋼用穿孔機のクランプ
装置では、形鋼の穿孔位置において、形鋼の一方のフラ
ンジの外面に接触するように、固定クランプ体が配置さ
れると共に、形鋼の他方のフランジの外面に接触するよ
うに、可動クランプ体が移動可能に配置されている。そ
して、可動クランプ体を固定クランプ体側へ移動させる
ことにより、一対のクランプ体間で形鋼を両フランジの
外側から挟着して、所定の穿孔位置にクランプ保持する
ようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
クランプ装置においては、固定クランプ体と可動クラン
プ体との間で形鋼を動かないように、強い力で両フラン
ジの外側から挟着するようになっている。従って、形鋼
に変形や歪みがあると、形鋼のクランプを確実に行うこ
とができず、クランプ時に形鋼に浮き上がりが生じた
り、形鋼の変形量がさらに大きくなったりする。このた
め、穿孔時に形鋼に位置ずれが生じて正確な穿孔を行い
得ないという問題があった。
【0004】特に、近年では建物の高層化に伴い、板厚
の大きな一対のフランジ間に板厚の小さな幅広のウェブ
を溶接固定した大型のH形鋼等が使用されており、この
H形鋼を従来のクランプ装置の固定及び可動クランプ体
により、フランジ部の両側からクランプした場合には、
ウェブに撓みが生じて形鋼を確実にクランプすることが
できず、前記と同様に正確な穿孔を行い得ないものであ
った。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、形鋼に変形や歪みがあっても、その形
鋼を確実にクランプすることができて、クランプ時に形
鋼に浮き上がりが生じたり、穿孔時に形鋼に位置ずれが
生じたりするおそれを防止することができる形鋼用穿孔
機のクランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では形鋼の一方のフランジの外面に接触可
能に配置された固定クランプ体と、形鋼の他方のフラン
ジの外面に接触するように、固定クランプ体に対向して
移動可能に配置された可動クランプ体と、各クランプ体
との間で形鋼の両フランジの下端縁を各別に挟着するよ
うに、両クランプ体の内側に移動可能に支持された一対
の挟着体とを備えた形鋼用穿孔機のクランプ装置をその
要旨としている。
【0007】
【作用】上記のように構成された形鋼用穿孔機のクラン
プ装置において、形鋼を穿孔位置にクランプする場合に
は、両挟着体を固定及び可動クランプ体から離間させた
状態で、形鋼を穿孔位置に搬入する。この状態で、可動
クランプ体を固定クランプ体側に接近移動させると、固
定クランプ体が形鋼の一方のフランジの外面に接触する
と共に、可動クランプ体が形鋼の他方のフランジの外面
に接触して、形鋼が所定の穿孔位置に位置決めされる。
その後、挟着体を各クランプ体側に接近移動させると、
その挟着体と各クランプ体との間で、形鋼の両フランジ
の下端縁が各別に挟着されて、形鋼が所定の穿孔位置に
クランプされる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化したH形鋼用穿孔機
のクランプ装置の一実施例を、図面に基づいて詳細に説
明する。
【0009】図1に示すように、門型のフレーム1は基
台2上に立設固定され、このフレーム1の両支柱部間に
H形鋼Wが搬入される。移動台3はフレーム1の前面に
一対のレール4を介して移動可能に支持され、モータ5
によりネジ棒6を介して左右方向に移動される。支持台
7は移動台3の前面に一対のレール8を介して移動可能
に支持され、シリンダ9によりレール8に沿って上下方
向へ移動される。ドリルヘッド10は支持台7の前面に
装着され、その主軸の先端に取り付けられたドリル11
がモータ12により回転されて、H形鋼WのウェブWa
に穿孔が行われる。
【0010】固定支持板13は前記基台2の左側上面に
配置固定され、その上面には一対のレール14が前後方
向に敷設されている。移動台15はレール14上に移動
可能に支持され、移動モータ16によりレール14に沿
って前後方向に移動される。支持台17はレール18を
介して移動台15上に移動可能に支持され、シリンダ1
9によりレール18に沿って左右方向へ移動される。複
数のドリルヘッド20は支持台17上にガイド21を介
して移動可能に支持され、モータ22によりネジ棒23
を介して上下方向に移動される。そして、各ドリルヘッ
ド20の主軸先端に取り付けられたドリル24がモータ
25により回転されて、H形鋼Wの一方のフランジWb
に穿孔が行われる。
【0011】一対の支持レール26は前記固定支持板1
3の右側方において左右方向へ延びるように、基台2の
他側上面に敷設されている。移動支持板27は支持レー
ル26上に移動可能に支持され、シリンダ28により支
持レール26に沿って左右方向に移動される。支持台3
0はレール29を介して移動支持板27上に移動可能に
支持され、移動モータ31によりレール29に沿って前
後方向に移動される。複数のドリルヘッド32は支持台
30上にガイド33を介して移動可能に支持され、モー
タ34によりネジ棒35を介して上下方向に移動され
る。そして、各ドリルヘッド32の主軸先端に取り付け
られたドリル36がモータ37により回転されて、H形
鋼Wの他方のフランジWbに穿孔が行われる。
【0012】図1及び図2に示すように、固定クランプ
体41は前記支持レール26の左端部に対向して基台2
の上面に立設固定され、その右側内面にはH形鋼Wの一
方のフランジWbの外面に接触可能な一対の接触片42
が設けられている。可動クランプ体43は固定クランプ
体41に対向して支持レール26上に移動可能に支持さ
れ、その左側内面にはH形鋼Wの他方のフランジWbの
外面に接触可能な一対の接触片44が設けられている。
図2に示すように、各一対のガイドローラ45は両クラ
ンプ体41,43の内側面に回転可能に支持され、H形
鋼Wの両フランジWbがこのガイドローラ45に係合し
て長手方向に案内移送される。
【0013】図3及び図4に示すように、作動シリンダ
46は前記基台2の下面に装着され、そのピストンロッ
ド46aにはカップリング47を介して小型シリンダ4
8が取り付けられている。作動ピン49は小型シリンダ
48の可動プランジャ48aに取り付けられ、その長手
方向の中央には大径部49aが設けられている。筒状の
バネケース50は可動クランプ体43の下部に取着さ
れ、その内部には作動ピン49が移動可能に収容される
と共に、開口端部には蓋体51が取り付けられている。
【0014】第1バネ52は前記バネケース50内にお
いてその奥壁と作動ピン49の大径部49aとの間に介
装されている。第2バネ53はバネケース50内におい
て蓋体51と作動ピン49の大径部49aとの間に介装
されている。そして、常にはこの第1バネ52及び第2
バネ53の付勢力により、可動クランプ体43がバネケ
ース50を介して作動ピン49上の中立位置に保持さ
れ、この状態で小型シリンダ48が伸長されると共に、
作動シリンダ46のピストンロッド46aが突出される
ことにより、作動ピン49、両バネ52,53及びバネ
ケース50を介して可動クランプ体43が固定クランプ
体41側に接近移動され、H形鋼Wが両クランプ体4
1,43間で挟持されて所定の穿孔位置に位置決めされ
る。又、この可動クランプ体43が固定クランプ体41
側へ接近移動されるときには、連結体54を介して移動
支持板27も一体的に移動される。
【0015】圧力センサ55は前記作動ピン49の先端
部と接離可能に対向するように、バネケース50の奥壁
内面に配設されている。そして、可動クランプ体43の
移動によりH形鋼Wが位置決めされた後、可動クランプ
体43の停止状態で、作動ピン49が第1バネ52の付
勢力に抗して更に移動されたとき、この圧力センサ55
が作動ピン49の先端部に係合して、作動シリンダ46
の作動を停止させるための停止信号を出力する。
【0016】測長用センサ56は前記作動シリンダ46
の端部に設けられ、ピストンロッド46aに係合して回
転するローラ57と、そのローラ57の回転量をカウン
トするカウンタ58とを備えている。そして、作動シリ
ンダ46により可動クランプ体43が移動されて、両ク
ランプ体41,43間でH形鋼Wが挟持されるとき、こ
の測長用センサ56により、ピストンロッド46aの移
動量が検出されて、H形鋼Wの両フランジWbの外側面
間の幅が測長される。
【0017】図1〜図4に示すように、各一対の挟着体
59は前記固定クランプ体41及び可動クランプ体43
の内面に、ガイドロッド60を介して移動可能に支持さ
れている。各一対の挟着用シリンダ61は挟着体59に
対応して各クランプ体41,43の外面に装着され、そ
のピストンロッド61aが各挟着体59に連結されてい
る。そして、両クランプ体41,43間でH形鋼Wが挟
持されて、測長用センサ56によりH形鋼Wの幅が測長
された後、小型シリンダ48の短縮により可動クランプ
体43が作動ピン49上の中立位置に復帰移動された状
態で、各挟着体59がシリンダ61にてクランプ体4
1,43側へ接近移動されることにより、その挟着体5
9と各クランプ体41,43上の接触片42,44との
間で、H形鋼Wの両フランジWbの下端縁が各別に挟着
されて、H形鋼Wが所定の穿孔位置にクランプされる。
【0018】次に、前記H形鋼Wの穿孔時にウェブWa
を下方から支持する支持装置及びマーキング装置の構成
について述べると、図5に示すように、支持フレーム6
5は一対のレール26を介して基台2上に移動可能に支
持され、図示しないシリンダによりレール26に沿って
H形鋼Wの移送方向と直交する方向へ移動される。一対
の支持用シリンダ67は支持フレーム65上に立設配置
され、そのピストンロッド67aの先端部間には昇降台
68が取り付けられている。複数の支持ピン69は昇降
台68の上面に所定間隔おきで立設配置され、図5に鎖
線で示すように、シリンダ67のピストンロッド67a
が突出作動されて昇降台68が上昇されたとき、この支
持ピン69がH形鋼WのウェブWaの下面に係合して、
ドリル11によるウェブWaの穿孔時に、ウェブWaを
撓みが生じないように支持する。
【0019】支持台70はガイド筒71及びガイドロッ
ド72を介して前記支持フレーム65の一側上面に移動
可能に支持され、シリンダ73により上下方向へ移動さ
れる。係合ピン74は支持台70の上面に立設配置さ
れ、図5に鎖線で示すように、シリンダ73のピストン
ロッド73aが突出作動されて支持台70が上昇された
とき、この係合ピン74がH形鋼WのウェブWaの下面
に係合される。マーキングピン75は支持台70の上面
に回転可能に支持され、支持台70が上昇されたとき、
このマーキングピン75がH形鋼WのウェブWaの下面
に係合される。モータ76は取付板77を介して支持台
70の下面に装着され、このモータ76によりマーキン
グピン75がウェブWaとの接触状態で回転されて、そ
のウェブWaの下面にマーキングが行われる。
【0020】次に、前記のように構成されたH形鋼用穿
孔機のクランプ装置について動作を説明する。さて、こ
のクランプ装置において、H形鋼Wを穿孔位置にクラン
プする場合には、図1に示すように、各挟着体59を固
定及び可動クランプ体41,43から離間させた状態
で、H形鋼Wの両フランジWbが各挟着体59と両クラ
ンプ体41,43との間に位置するように、H形鋼Wを
穿孔位置に搬入する。このとき、可動クランプ体43
は、図4に示すバネケース50内の第1バネ52及び第
2バネ53の付勢力により、作動ピン49上の中立位置
に保持されている。
【0021】その後、小型シリンダ48を伸長させると
共に、作動シリンダ46のピストンロッド46aを突出
作動させると、作動ピン49、両バネ52,53及びバ
ネケース50を介して可動クランプ体43が固定クラン
プ体41側に接近移動され、H形鋼Wが両クランプ体4
1,43間で挟持されて所定の穿孔位置に位置決めされ
る。このとき、可動クランプ体43の移動に伴い、連結
体54を介して移動支持板27も一体的に移動されて、
ドリル36がH形鋼Wの他方のフランジWbに近接配置
される。
【0022】そして、可動クランプ体43がH形鋼Wの
他方のフランジWbとの接触により停止された後に、作
動シリンダ46のピストンロッド46aが更に突出作動
され、図4に示すように、作動ピン49が第1バネ52
の付勢力に抗して移動されて、作動ピン49の大径部4
9aと第2バネ53との間に隙間Sが生じる。それと共
に、作動ピン49の先端部が圧力センサ55に係合し
て、その圧力センサ55から停止信号が出力され、この
停止信号によって作動シリンダ46の作動が停止され
る。
【0023】又、前記のように作動シリンダ46により
可動クランプ体43が移動されて、両クランプ体41,
43間でH形鋼Wが挟持され、作動シリンダ46が停止
されたとき、測長用センサ56によって、ピストンロッ
ド46aの移動量が検出され、その検出移動量に基づい
てH形鋼Wの両フランジWbの外側面間の幅が測長され
る。なお、この実施例においては、前記のように作動シ
リンダ46の突出作動開始時に小型シリンダ48が突出
作動されるとともに、可動クランプ体43がH形鋼Wの
他方のフランジWbとの接触により停止された後に、作
動シリンダ46のピストンロッド46aが図4に示す隙
間S分だけ余分に突出作動されるため、測長用センサ5
6により検出されたピストンロッド46aの実際の移動
量から、小型シリンダ48の突出量分及び隙間S分を差
し引いて、両フランジWbの外側面間の幅が算出される
ようになっている。
【0024】その後、小型シリンダ48が短縮され、作
動ピン49が後退される。このため、作動ピン49は第
1,第2バネ52,53間の中立位置を越えて後退し、
第2バネ53、バネケース50を介して可動クランプ体
43がH形鋼WのフランジWbから若干離れるように後
退される。この状態で、各挟着体59がシリンダ61の
引き込み作動によりクランプ体41,43側へ接近移動
され、その挟着体59と各クランプ体41,43上の接
触片42,44との間で、H形鋼Wの両フランジWbの
下端縁が各別に挟着される。
【0025】このフランジWbの挟着動作時には、前記
のように可動クランプ体43が他方のフランジWbの外
面から若干離間した状態にあるが、シリンダ61により
挟着体59がフランジWbの内面に接近移動される際
に、可動クランプ体43も第1バネ52の付勢力に抗し
て第1バネ52を圧縮させながらフランジWbの外面に
接近移動される。すなわち、固定クランプ体41側のフ
ランジWbは固定クランプ体41に沿う固定位置で挟持
されるため、H形鋼Wは全体として固定クランプ体41
に沿って配置される。このため、可動クランプ体43及
び挟着体59が可動クランプ体43側のフランジWbを
挟持するのにともなって可動クランプ体43は固定クラ
ンプ41側に移動される。
【0026】そして、この状態においては、H形鋼Wの
両フランジWbが両クランプ体41,43と挟着体59
とによって挟着はされているが、H形鋼W全体は両クラ
ンプ体41,43から挟着圧力を受けない。従って、H
形鋼WのフランジWbに変形や歪みが生じていても、そ
のフランジWbの下端縁を堅固に挟着して、H形鋼Wが
浮き上がったり、H形鋼Wの変形量がさらに大きくなっ
たりすることなく、H形鋼Wを所定の穿孔位置に確実に
クランプすることができる。
【0027】そして、このH形鋼Wのクランプ状態で、
上方のドリル11が回転されながら下降されて、H形鋼
WのウェブWaの所定位置に穿孔が行われると共に、両
側方のドリル24,36が回転されながら内側方に移動
されて、H形鋼Wの両フランジWbの所定位置に穿孔が
行われる。この際、両フランジWbが挟着保持されてい
るので、ドリル24,36による穴明加工の推力がフラ
ンジWbに加わってもH形鋼Wのずれは生じない。その
後、各挟着体59がシリンダ61の突出作動によりクラ
ンプ体41,43から離間移動されて、H形鋼Wのクラ
ンプが解放される。このとき、可動クランプ体43が第
1バネ52の付勢力により固定クランプ体41から離間
する方向に移動されて、可動クランプ体43とH形鋼W
の他方のフランジWbの外面との間にH形鋼Wの移動の
ための若干の隙間が形成される。
【0028】この状態で、H形鋼Wが長手方向へ所定量
移動され、その後、クランプ体41,43側への挟着体
59の接近移動により、両フランジWbの下端縁がクラ
ンプされて、ウェブWa及び両フランジWbに対する穿
孔が行われる。そして、このH形鋼Wのクランプ、穿孔
及びクランプ解除の動作が繰り返し行われて、1つのH
形鋼Wに対する穿孔作業が終了する。
【0029】以上のように、この実施例のクランプ装置
においては、固定及び可動クランプ体41,43と挟着
体59とにより、H形鋼Wの両フランジWbの下端縁を
挟着して、H形鋼Wを穿孔位置にクランプするようにな
っている。そのため、固定クランプ体と可動クランプ体
との間でH形鋼Wを両フランジWbの外側から挟着する
ように構成した従来装置とは異なり、H形鋼Wに変形や
歪みがあっても、そのH形鋼Wを確実にクランプするこ
とができる。従って、クランプ時にH形鋼Wに浮き上が
りが生じたり、穿孔時にH形鋼Wに位置ずれが生じたり
するおそれを確実に防止することができる。
【0030】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、U形鋼を上下の反転状態
でクランプして穿孔するように構成する等、この発明の
趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に変更し
て具体化することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
形鋼に変形や歪みがあっても、その形鋼を確実にクラン
プすることができて、クランプ時に形鋼に浮き上がりが
生じたり、穿孔時に形鋼に位置ずれが生じたりするおそ
れを防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化したH形鋼用穿孔機のクラン
プ装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】そのクランプ装置の要部を拡大して示す部分平
面図である。
【図3】同じクランプ装置の部分拡大正断面図である。
【図4】図3の一部を更に拡大して示す部分正断面図で
ある。
【図5】H形鋼のウェブの支持装置及びマーキング装置
を示す側断面図である。
【符号の説明】
41…固定クランプ体、43…可動クランプ体、46…
作動シリンダ、59…挟着体、61…挟着用シリンダ、
W…H形鋼、Wb…フランジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形鋼の一方のフランジの外面に接触可能
    に配置された固定クランプ体と、形鋼の他方のフランジ
    の外面に接触するように、固定クランプ体に対向して移
    動可能に配置された可動クランプ体と、各クランプ体と
    の間で形鋼の両フランジの下端縁を各別に挟着するよう
    に、両クランプ体の内側に移動可能に支持された一対の
    挟着体とを備えたことを特徴とする形鋼用穿孔機のクラ
    ンプ装置。
JP3290233A 1991-11-06 1991-11-06 形鋼用穿孔機のクランプ装置 Expired - Lifetime JP3068685B2 (ja)

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