JPH05130762A - 誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置 - Google Patents
誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置Info
- Publication number
- JPH05130762A JPH05130762A JP20402491A JP20402491A JPH05130762A JP H05130762 A JPH05130762 A JP H05130762A JP 20402491 A JP20402491 A JP 20402491A JP 20402491 A JP20402491 A JP 20402491A JP H05130762 A JPH05130762 A JP H05130762A
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- impedance
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機本体に何等検出用部品を付加すること
なく、電動機固定子コイルそのものをセンサとみなして
回転子の軸振れ偏心を検知することができる誘導電動機
の回転子軸振れ偏心検知装置を提供すること。 【構成】 誘導電動機の固定子の対向直列コイル１２
ａ，１２ｂの中点１３からみた該対向各直列コイル１２
ａ，１２ｂの見掛上のインピーダンスが回転子１４の回
転軸の正規位置からの変位量に応じ変化することにより
生じる両コイルのインピーダンスの不平衡をインピーダ
ンス値の等しいインピーダンス素子２１ａ，２１ｂでブ
リッジ回路等のインピーダンス不平衡検知手段で検出
し、該両コイルのインピーダンス不平衡から回転子軸振
れ偏心を検知する。
なく、電動機固定子コイルそのものをセンサとみなして
回転子の軸振れ偏心を検知することができる誘導電動機
の回転子軸振れ偏心検知装置を提供すること。 【構成】 誘導電動機の固定子の対向直列コイル１２
ａ，１２ｂの中点１３からみた該対向各直列コイル１２
ａ，１２ｂの見掛上のインピーダンスが回転子１４の回
転軸の正規位置からの変位量に応じ変化することにより
生じる両コイルのインピーダンスの不平衡をインピーダ
ンス値の等しいインピーダンス素子２１ａ，２１ｂでブ
リッジ回路等のインピーダンス不平衡検知手段で検出
し、該両コイルのインピーダンス不平衡から回転子軸振
れ偏心を検知する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は誘導電動機の回転子の軸
振れ偏心を検知する回転子軸振れ偏心検知装置に関する
ものである。
振れ偏心を検知する回転子軸振れ偏心検知装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来技術】従来、この種の回転子軸振れ偏心を検知す
る技術としては、電気的検知方式と機械的検知方式があ
る。電気的検知方式としては、固定子磁極に特別な検知
用コイルを付加するとか、或いはホール素子のような半
導体磁気センサを装着する等、いずれも何等かの検出用
部品を固定子磁極近辺に装着し、該検出用部品の出力か
ら、回転子の軸振れ偏心を検知している。
る技術としては、電気的検知方式と機械的検知方式があ
る。電気的検知方式としては、固定子磁極に特別な検知
用コイルを付加するとか、或いはホール素子のような半
導体磁気センサを装着する等、いずれも何等かの検出用
部品を固定子磁極近辺に装着し、該検出用部品の出力か
ら、回転子の軸振れ偏心を検知している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電気的検知
方式は、固定子磁極に特別な検知用コイルを付加すると
か半導体磁気センサを装着する必要があるため、電動機
本体の構造及びその製造工程を複雑にするという欠点が
ある。また、機械的検知方式は、複雑で高度な機械加工
や組立が要求され、且つ非破壊的検知でないため検出部
の再度の仕様ができないという欠点もある。
方式は、固定子磁極に特別な検知用コイルを付加すると
か半導体磁気センサを装着する必要があるため、電動機
本体の構造及びその製造工程を複雑にするという欠点が
ある。また、機械的検知方式は、複雑で高度な機械加工
や組立が要求され、且つ非破壊的検知でないため検出部
の再度の仕様ができないという欠点もある。
【０００４】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、電動機本体に何等検出用部品を付加することなく、
電動機本体の構造の一部である固定子コイルそのものを
センサとみなして回転子の軸振れ偏心を検知することが
できる誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置を提供す
ることを目的とする。
で、電動機本体に何等検出用部品を付加することなく、
電動機本体の構造の一部である固定子コイルそのものを
センサとみなして回転子の軸振れ偏心を検知することが
できる誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、誘導電動機の固定子の対向直列コイルの中点
からみた該対向各コイルの見掛上のインピーダンスが回
転子回転軸の正規位置からの変位量に応じ変化すること
により生じる両コイルのインピーダンスの不平衡を検知
するインピーダンス不平衡検知手段を設け、該両コイル
のインピーダンス不平衡から回転子軸振れ偏心を検知す
ることを特徴とする。
本発明は、誘導電動機の固定子の対向直列コイルの中点
からみた該対向各コイルの見掛上のインピーダンスが回
転子回転軸の正規位置からの変位量に応じ変化すること
により生じる両コイルのインピーダンスの不平衡を検知
するインピーダンス不平衡検知手段を設け、該両コイル
のインピーダンス不平衡から回転子軸振れ偏心を検知す
ることを特徴とする。
【０００６】また、前記インピーダンス不平衡検知手段
を、前記対向直列コイルと該対向直列コイルの両端に接
続された等しいインピーダンス値の一対の直列インピー
ダンス素子とによりブリッジ回路を形成し、対向直列コ
イルの中点と直列インピーダンス素子の中点との間に生
ずる不平衡出力電圧から回転子軸振れ偏心を検知するこ
とを特徴とする。
を、前記対向直列コイルと該対向直列コイルの両端に接
続された等しいインピーダンス値の一対の直列インピー
ダンス素子とによりブリッジ回路を形成し、対向直列コ
イルの中点と直列インピーダンス素子の中点との間に生
ずる不平衡出力電圧から回転子軸振れ偏心を検知するこ
とを特徴とする。
【０００７】また、前記ブリッジ回路を誘導電動機の各
相毎に形成し、その不平衡出力電圧を加算回路により全
相について合成し、この合成した不平衡出力電圧から多
相誘導電動機の回転子軸振れ偏心を検知することを特徴
とする。
相毎に形成し、その不平衡出力電圧を加算回路により全
相について合成し、この合成した不平衡出力電圧から多
相誘導電動機の回転子軸振れ偏心を検知することを特徴
とする。
【０００８】
【作用】回転子軸振れ偏心検知装置を上記のように検出
することにより、誘導電動機のステータの対向直列コイ
ルの中点からみた該対向各コイルの見掛上のインピーダ
ンスは、回転子回転軸が該対向磁極からの相対位置に不
平衡があると、その程度に応じて不平衡を示すので、イ
ンピーダンスの不平衡を前記ブリッジ回路等のインピー
ダンス不平衡検知手段で検知することにより、回転子軸
振れ偏心を検知することができる。
することにより、誘導電動機のステータの対向直列コイ
ルの中点からみた該対向各コイルの見掛上のインピーダ
ンスは、回転子回転軸が該対向磁極からの相対位置に不
平衡があると、その程度に応じて不平衡を示すので、イ
ンピーダンスの不平衡を前記ブリッジ回路等のインピー
ダンス不平衡検知手段で検知することにより、回転子軸
振れ偏心を検知することができる。
【０００９】また、前記ブリッジ回路を誘導電動機の各
相毎に形成し、その不平衡出力電圧を全相について合成
することにより、多相誘導電動機においても回転子軸振
れ偏心を検知感度の方向性がなく検知することができ
る。
相毎に形成し、その不平衡出力電圧を全相について合成
することにより、多相誘導電動機においても回転子軸振
れ偏心を検知感度の方向性がなく検知することができ
る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置の
概略構成を示す図である。本軸振れ偏心検知装置は図示
するように、誘導電動機本体１０、検出回路部２０及び
表示回路部３０から構成される。
する。図１は誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置の
概略構成を示す図である。本軸振れ偏心検知装置は図示
するように、誘導電動機本体１０、検出回路部２０及び
表示回路部３０から構成される。
【００１１】誘導電動機本体１０は、固定子コイルのあ
る相の対向磁極１１ａ，１１ｂと、これらに巻かれた対
向直列コイル１２ａ，１２ｂ及びこれらの中点１３と回
転子１４とから構成される。対向直列コイル１２ａ，１
２ｂの両端はある相の電源端子１ａ，１ｂに接続され
る。
る相の対向磁極１１ａ，１１ｂと、これらに巻かれた対
向直列コイル１２ａ，１２ｂ及びこれらの中点１３と回
転子１４とから構成される。対向直列コイル１２ａ，１
２ｂの両端はある相の電源端子１ａ，１ｂに接続され
る。
【００１２】検出回路部２０は前記対向コイル１２ａ，
１２ｂと並列に接続されるインピーダンス値が等しく且
つ直列に接続された一対のインピーダンス素子２１ａ，
２１ｂ及びその中点２２と前記中点１３から構成され
る。
１２ｂと並列に接続されるインピーダンス値が等しく且
つ直列に接続された一対のインピーダンス素子２１ａ，
２１ｂ及びその中点２２と前記中点１３から構成され
る。
【００１３】表示回路部３０は整流用ダイオード３１と
ローパスフィルタを構成する抵抗３２とコンデンサ３３
及び表示用機器３４とから構成されている。
ローパスフィルタを構成する抵抗３２とコンデンサ３３
及び表示用機器３４とから構成されている。
【００１４】図２は図１に示す回転子軸振れ偏心検知装
置の動作を説明するための等価回路の一部を示す図であ
る。図２において交流電源１ｃ以外は図１と同一部分に
は同一記号を付している。なお、対向コイル１２ａ，１
２ｂの直流抵抗は非常に小さいので省略してある。図２
の回路は、要するに対向直列コイル１２ａ，１２ｂのイ
ンピーダンスの不平衡を検出するためにブリッジ回路を
構成しており、該ブリッジ回路の駆動電源１ｃは本誘導
電動機の駆動用電源そのものである。
置の動作を説明するための等価回路の一部を示す図であ
る。図２において交流電源１ｃ以外は図１と同一部分に
は同一記号を付している。なお、対向コイル１２ａ，１
２ｂの直流抵抗は非常に小さいので省略してある。図２
の回路は、要するに対向直列コイル１２ａ，１２ｂのイ
ンピーダンスの不平衡を検出するためにブリッジ回路を
構成しており、該ブリッジ回路の駆動電源１ｃは本誘導
電動機の駆動用電源そのものである。
【００１５】いま、図１において回転子１４が正規の軸
中心で回転しており、且つ対向磁極１１ａ，１１ｂ及び
対向コイル１２ａ，１２ｂがそれぞれ機械的にも電磁気
的にも等しく作られているとすれば、図２のブリッジ回
路の右辺即ち対向コイル１２ａ，１２ｂの各インピーダ
ンス値は等しくなり、左辺即ちインピーダンス素子２１
ａ，２１ｂの各インピーダンス値はもともと等しく、該
ブリッジ回路は平衡状態にある。従って、出力端子１
３，２２には電圧は発生しない。
中心で回転しており、且つ対向磁極１１ａ，１１ｂ及び
対向コイル１２ａ，１２ｂがそれぞれ機械的にも電磁気
的にも等しく作られているとすれば、図２のブリッジ回
路の右辺即ち対向コイル１２ａ，１２ｂの各インピーダ
ンス値は等しくなり、左辺即ちインピーダンス素子２１
ａ，２１ｂの各インピーダンス値はもともと等しく、該
ブリッジ回路は平衡状態にある。従って、出力端子１
３，２２には電圧は発生しない。
【００１６】もし、図１の回転子１４が何等かの原因に
より、正規の回転子回転軸中心からずれて対向磁極１１
ａ，１１ｂからの相対位置に不平衡をきたすと、対向磁
極１１ａ，１１ｂからみたパーミアンスに不平衡を生
じ、その結果該対向各コイル１２ａ及び１２ｂの見掛上
のインピーダンスは等価ではなくなる。即ち、図２のブ
リッジ回路は不平衡状態となり、出力端子１３，２２に
は、その不平衡の程度に応じた出力電圧が発生する。こ
の不平衡出力電圧は図１の表示回路部３０によって表示
機器３４の指示値として表示される。
より、正規の回転子回転軸中心からずれて対向磁極１１
ａ，１１ｂからの相対位置に不平衡をきたすと、対向磁
極１１ａ，１１ｂからみたパーミアンスに不平衡を生
じ、その結果該対向各コイル１２ａ及び１２ｂの見掛上
のインピーダンスは等価ではなくなる。即ち、図２のブ
リッジ回路は不平衡状態となり、出力端子１３，２２に
は、その不平衡の程度に応じた出力電圧が発生する。こ
の不平衡出力電圧は図１の表示回路部３０によって表示
機器３４の指示値として表示される。
【００１７】なお、図１に示す構成の回転子軸振れ偏心
検知装置においては、一対の対向コイルのみでは、その
対向方向に対して直角方向の偏心には検出感度をもたな
いという欠点がある。しかしながら経験的には電動機の
駆動時実負荷のもとでは特定方向のみに偏心したまま回
転を続けることは殆どなく、通常は振れ廻り回転を行う
ので前記実施例でも実用上十分である。また、厳密に検
知感度の方向性を除去したい場合には、円周方向に等間
隔に置かれた数の対向コイルの不平衡出力を合成すれば
よい。
検知装置においては、一対の対向コイルのみでは、その
対向方向に対して直角方向の偏心には検出感度をもたな
いという欠点がある。しかしながら経験的には電動機の
駆動時実負荷のもとでは特定方向のみに偏心したまま回
転を続けることは殆どなく、通常は振れ廻り回転を行う
ので前記実施例でも実用上十分である。また、厳密に検
知感度の方向性を除去したい場合には、円周方向に等間
隔に置かれた数の対向コイルの不平衡出力を合成すれば
よい。
【００１８】図３は三相の場合の各相に付いて前記ブリ
ッジ回路を構成した場合の等価回路を示す。本軸振れ偏
心検知装置は、検出部４０、加算回路５０及び表示回路
部６０から構成される。
ッジ回路を構成した場合の等価回路を示す。本軸振れ偏
心検知装置は、検出部４０、加算回路５０及び表示回路
部６０から構成される。
【００１９】検出部４０は３個のブリッジ回路で構成さ
れる。即ち、対向直列コイル４４ａ，４４ｂとその両端
に接続されたインピーダンス素子４７ａ，４７ｂで第１
相のブリッジ回路を構成し、対向直列コイル４５ａ，４
５ｂその両端に接続されたインピーダンス素子４８ａ，
４８ｂで第２相のブリッジ回路を構成し、対向直列コイ
ル４６ａ，４６ｂとその両端に接続されたインピーダン
ス素子４９ａ，４９ｂで第３のブリッジ回路が構成され
ている。また、インピーダンス素子４７ａと４７ｂ、イ
ンピーダンス素子４８ａと４８ｂ、インピーダンス素子
４９ａと４９ｂとはそれぞれそのインピーダンス値が等
しくなっている。１ａ，１ｂ，１ｃは三相電源の各電源
端子である。
れる。即ち、対向直列コイル４４ａ，４４ｂとその両端
に接続されたインピーダンス素子４７ａ，４７ｂで第１
相のブリッジ回路を構成し、対向直列コイル４５ａ，４
５ｂその両端に接続されたインピーダンス素子４８ａ，
４８ｂで第２相のブリッジ回路を構成し、対向直列コイ
ル４６ａ，４６ｂとその両端に接続されたインピーダン
ス素子４９ａ，４９ｂで第３のブリッジ回路が構成され
ている。また、インピーダンス素子４７ａと４７ｂ、イ
ンピーダンス素子４８ａと４８ｂ、インピーダンス素子
４９ａと４９ｂとはそれぞれそのインピーダンス値が等
しくなっている。１ａ，１ｂ，１ｃは三相電源の各電源
端子である。
【００２０】加算回路５０は適当な電源で駆動されるオ
ペアンプ５１による差動加算回路である。また、表示回
路部６０は図１の表示回路部３０と同様、整流用ダイオ
ード６１とローパスフィルタを構成する抵抗６２とコン
デンサ６３及び表示用機器６４とから構成されている。
ペアンプ５１による差動加算回路である。また、表示回
路部６０は図１の表示回路部３０と同様、整流用ダイオ
ード６１とローパスフィルタを構成する抵抗６２とコン
デンサ６３及び表示用機器６４とから構成されている。
【００２１】対向直列コイル４４ａ，４４ｂ、対向直列
コイル４５ａ，４５ｂ及び対向直列コイル４６ａ，４６
ｂが巻かれて対向磁極は互いに１２０度の機械角で配置
されているので、各相ブリッジ回路の出力をベクトル加
算すれば検知感度の方向性は除かれる。このため、一対
の対向直列コイルのみで起こりうる検出漏れも防止する
ことができる。
コイル４５ａ，４５ｂ及び対向直列コイル４６ａ，４６
ｂが巻かれて対向磁極は互いに１２０度の機械角で配置
されているので、各相ブリッジ回路の出力をベクトル加
算すれば検知感度の方向性は除かれる。このため、一対
の対向直列コイルのみで起こりうる検出漏れも防止する
ことができる。
【００２２】なお、本発明は固定子の任意の対向直列コ
イルを検出要素とするため、該対向直列コイルが三相電
源に対して、Ｙ結線の場合についても、Δ結線の場合に
ついても、或いはいずれの結線方式の一部である場合に
ついても作用上全く同等である点に特徴がある。
イルを検出要素とするため、該対向直列コイルが三相電
源に対して、Ｙ結線の場合についても、Δ結線の場合に
ついても、或いはいずれの結線方式の一部である場合に
ついても作用上全く同等である点に特徴がある。
【００２３】図４は前記図１に示す構成の回転子軸振れ
偏心検知装置の試験結果の一例である。図４において、
横軸は回転子軸受の偏心差を、縦軸は検出電流（表示機
器３４の指示値）を示している。図示するように偏心差
が大きくなると検出電流が大きくなっていくことが理解
できる。
偏心検知装置の試験結果の一例である。図４において、
横軸は回転子軸受の偏心差を、縦軸は検出電流（表示機
器３４の指示値）を示している。図示するように偏心差
が大きくなると検出電流が大きくなっていくことが理解
できる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果が得られる。 （１）誘導電動機本体に何等検出用部品を付加すること
なく、電動機本来の構造の一部である固定子タの対向直
列コイル自体をセンサとして利用し、そのインピーダン
ス不平衡を検出することにより、回転子軸振れ偏心検知
装置を提供できる。
記のような優れた効果が得られる。 （１）誘導電動機本体に何等検出用部品を付加すること
なく、電動機本来の構造の一部である固定子タの対向直
列コイル自体をセンサとして利用し、そのインピーダン
ス不平衡を検出することにより、回転子軸振れ偏心検知
装置を提供できる。
【００２５】（２）誘導電動機の回転子軸振れ偏心とい
う現象は、主に回転子軸受けの摩耗によっておこるか
ら、本発明は回転子軸受摩耗を検出する手段としても利
用できる。
う現象は、主に回転子軸受けの摩耗によっておこるか
ら、本発明は回転子軸受摩耗を検出する手段としても利
用できる。
【００２６】（３）また、本発明の回転子軸振れ偏心検
知装置は本発明は固定子巻線が三相電源に対してＹ結線
の場合においても、またΔ結線の場合においても、対向
直列コイルがこれら結線方式の一部を成す場合において
も全く同等であるため適用範囲が広いという利点があ
る。
知装置は本発明は固定子巻線が三相電源に対してＹ結線
の場合においても、またΔ結線の場合においても、対向
直列コイルがこれら結線方式の一部を成す場合において
も全く同等であるため適用範囲が広いという利点があ
る。
【図１】本発明の誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装
置の概略構成を示す図である。
置の概略構成を示す図である。
【図２】図１に示す回転子軸振れ偏心検知装置の動作を
説明するための等価回路の一部を示す図である。
説明するための等価回路の一部を示す図である。
【図３】三相誘導電動機の本発明の回転子軸振れ偏心検
知装置の等価回路を示す図である。
知装置の等価回路を示す図である。
【図４】図１に示す構成の回転子軸振れ偏心検知装置の
試験結果の一例を示す図である。
試験結果の一例を示す図である。
１０ 誘導電動機本体 ２１ 検出回路部 ３０ 表示回路部 ４０ 検出部 ５０ 加算回路 ６０ 表示回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 忍 東京都大田区羽田旭町11番１号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 大山 敦 東京都中央区銀座１丁目３番１号 株式会 社荏原電産内 (72)発明者 高橋 満 東京都品川区北品川５−５−13（Ｕビル５ Ｆ） 日本ビジネスシステムズ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 誘導電動機の固定子の対向直列コイルの
中点からみた該対向各コイルの見掛上のインピーダンス
が回転子回転軸の正規位置からの変位量に応じ変化する
ことにより生じる両コイルのインピーダンスの不平衡を
検知するインピーダンス不平衡検知手段を設け、 該両コイルのインピーダンス不平衡から回転子軸振れ偏
心を検知することを特徴とする誘導電動機の回転子軸振
れ偏心検知装置。 - 【請求項２】 前記インピーダンス不平衡検知手段であ
って、 前記対向直列コイルと該対向直列コイルの両端に接続さ
れた等しいインピーダンス値の一対の直列インピーダン
ス素子とによりブリッジ回路を形成し、 前記対向直列コイルの中点と直列インピーダンス素子の
中点との間に生ずる不平衡出力電圧により回転子軸振れ
偏心を検知することを特徴とする請求項１記載の誘導電
動機の回転子軸振れ偏心検知装置。 - 【請求項３】 前記ブリッジ回路を誘導電動機の各相毎
に形成し、その不平衡出力電圧を加算回路により全相に
ついて合成し、この合成した不平衡出力電圧から多相誘
導電動機の回転子軸振れ偏心を検知することを特徴とす
る請求項２記載の誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20402491A JPH0799919B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20402491A JPH0799919B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05130762A true JPH05130762A (ja) | 1993-05-25 |
| JPH0799919B2 JPH0799919B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=16483501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20402491A Expired - Fee Related JPH0799919B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 誘導電動機の回転子軸振れ偏心検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0799919B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7834618B2 (en) | 2007-06-27 | 2010-11-16 | Brooks Automation, Inc. | Position sensor system |
| JP2011229226A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の偏心推定方法および回転機の偏心推定システム |
| JP2016178725A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 三菱電機株式会社 | 回転電機の軸心位置調整方法及び回転電機の製造方法 |
| US9752615B2 (en) | 2007-06-27 | 2017-09-05 | Brooks Automation, Inc. | Reduced-complexity self-bearing brushless DC motor |
| WO2018173211A1 (ja) * | 2017-03-23 | 2018-09-27 | 三菱電機株式会社 | 測定装置、測定方法、およびモーターの製造方法 |
| US20190368856A1 (en) * | 2016-06-15 | 2019-12-05 | Shandong Gute Electric Co., Ltd | Central point positioning determination device and central point positioning method thereof for rotor coil of large-scale steam turbine generator |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP20402491A patent/JPH0799919B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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|---|---|
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