JPH05130731A - 接地開閉器 - Google Patents

接地開閉器

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Publication number
JPH05130731A
JPH05130731A JP3286875A JP28687591A JPH05130731A JP H05130731 A JPH05130731 A JP H05130731A JP 3286875 A JP3286875 A JP 3286875A JP 28687591 A JP28687591 A JP 28687591A JP H05130731 A JPH05130731 A JP H05130731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grounding switch
switch
transmission line
grounding
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP3286875A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Okano
哲也 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3286875A priority Critical patent/JPH05130731A/ja
Publication of JPH05130731A publication Critical patent/JPH05130731A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接地開閉器の開閉動作を、遮断器の事故遮断
動作に連動して行えるようにする。 【構成】 補助継電器10は、送電線の事故を検出し遮
断器に遮断指令を与える保護リレーの出力接点5、遮断
器3A1 の開路完了を検出する極限スイッチ3L1 及び
遮断器3A2 の開路完了を検出する極限スイッチ3L2
により動作するように構成されている。また、接地開閉
器4A1 の開閉は、前記補助継電器10のa接点10a
により、インターロック装置14が満足されておれば、
接地開閉器の投入コイル4Cが励磁され、接地開閉器4
1 は投入される。すると、接地開閉器のa接点4aに
より、所定のタイマー11を介して、タイマー接点11
aにより接地開閉器の引外しコイル4Tが励磁され、接
地開閉器4A1 が自動的に開路されるように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線の接地を行う接
地開閉器に係り、特に、送電線の事故電流を消滅させる
高速接地開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の送電系統は、電源立地の困難さか
ら長距離・高電圧化が増々促進され、500KVの超高
圧級から1000KVの超々高圧級になっている。この
ような送電系統においては、並設する他回線又は同一回
線の他相の送電線との距離が、鉄塔等の構造上の制約か
ら、前述の超々高圧級になるに従って電圧に比して大き
くとれない。
【0003】通常、500KV級ぐらいまでは、落雷に
よる地絡事故が発生した場合、各回線の送電線の両端の
変電所に設置された遮断器を遮断させることにより、地
絡電流を消滅させることができる。
【0004】ところが、1000KVの超々高圧級にな
ると、前述したように、他回線又は同一回線の他相の送
電線との距離が電圧に比例して大きくはとれず、他の健
全回線の送電線からの誘導電流のために、事故点の両端
の変電所における各遮断器を遮断させただけでは、他の
健全な送電線からの誘導電流が、あたかも事故電流が残
存した状態となって継続して流れ、アークが持続するた
め、遮断器の再投入時に再度遮断動作してしまうことに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様な問題点を解決
する方法の一つとして、従来は図3に示した様な保護シ
ステムが用いられていた。なお、図3は従来の並行2回
線の送電系統の保護システムの単相の概略図を示したも
のである。即ち、各回線1,2の送電線の両端にある各
変電所は、一般に、それぞれ遮断器3A1 ,3A2 を設
置すると共に、図示しないが各遮断器に直列に断路器を
接続し、さらに並列に接地開閉器や他の補助機器が接続
されて構成されている。
【0006】この様に構成された従来の送電系統におい
ては、送電系統の電圧が500KV以下の場合は、落雷
により2回線の内の回線1の送電線のA点に地絡電流が
流れた場合、送電線の両端の各変電所の遮断器3A1
び3A2 を遮断することにより、送電線のA点の地絡電
流を消滅させ、その後、遮断器3A1 及び3A2 を再投
入することにより、回線1の送電線を送電可能とし復帰
させている。
【0007】しかしながら、送電系統の電圧が1000
KV級以上になると、事故点には他回線2の送電線によ
る誘導電流により、地絡電流が継続して流れるため、遮
断器の再閉路を行った際に、再び遮断動作してしまうた
め、回線1の送電線による送電は不可能になるといった
欠点があった。
【0008】本発明は、上記の様な従来技術の欠点を解
消するために提案されたもので、その目的は、接地開閉
器の開閉動作を、遮断器の事故遮断動作に連動して行え
るようにした接地開閉器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線の各送電
線の両端に接続された遮断器の送電線側に設けられた接
地開閉器において、前記遮断器が事故電流を遮断したこ
とを検出する手段を備え、また、前記遮断器の遮断後に
自動的に閉動作し、その後タイマーを介して所定時間後
に自動的に開動作するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】本発明の接地開閉器によれば、回線で地絡事故
が発生した場合、まず、送電線の両端の遮断器が遮断さ
れる。この遮断器の事故遮断が、接地開閉器に設けられ
た検出手段によって検出され、補助継電器により接地開
閉器の投入コイルが励磁され、接地開閉器が投入され
る。次に、接地開閉器のタイマーを介して、接地開閉器
の引外しコイルが励磁され、接地開閉器が自動的に開路
される。接地開閉器の開路後、直ちに遮断器が再投入さ
れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて具体的に説明する。なお、図3に示した従来型と
同一の部材には同一の符号を付して、説明は省略する。
【0012】本実施例においては、図2に示した様に、
並設する回線1,2の送電線の両端である各変電所の遮
断器3A1 ,3A2 ,3B1 及び3B2 のそれぞれの送
電線側には、接地開閉器4A1 ,4A2 ,4B1 及び4
2 が設置されている。
【0013】また、前記接地開閉器4A1 〜4B2
は、図1に示した様な制御回路が設けられ、遮断器の事
故遮断後、接地開閉器を高速度に開閉し、事故電流を強
制的に転流させ、事故点における地絡電流を消滅させる
ことができるように構成されている。即ち、図1におい
て、補助継電器10は、送電線の事故を検出し遮断器に
遮断指令を与える保護リレーの出力接点5、遮断器3A
1 の開路完了を検出する極限スイッチ3L1 及び遮断器
3A2 の開路完了を検出する極限スイッチ3L2 により
動作するように構成されている。
【0014】なお、保護リレーの出力接点5と並列接続
した接点10aは、補助継電器10のa接点で、出力接
点5が短時間動作のため、補助継電器10を自己保持す
るものである。また、補助継電器10のリセット用に、
接地開閉器4A1 のb接点4bが接続されている。
【0015】また、接地開閉器4A1 の開閉は、前記補
助継電器10のa接点10aにより、インターロック装
置14が満足されておれば、接地開閉器の投入コイル4
Cが励磁され、接地開閉器4A1 は投入される。する
と、接地開閉器のa接点4aにより、所定のタイマー1
1を介して、タイマー接点11aにより接地開閉器の引
外しコイル4Tが励磁され、接地開閉器4A1 が自動的
に開路されるように構成されている。
【0016】さらに、選択スイッチ12aは接地開閉器
の動作モードを選択するスイッチで、自動側選択スイッ
チの接点12aと手動側選択スイッチの接点12bとで
構成されている。ここで、手動側を選択すれば、接地開
閉器4A1 は操作スイッチ13a,13bにより、手動
で開閉可能な回路構成とされている。これにより、接地
開閉器4A1 は、送電線事故時の高速度開閉動作と、送
電線または遮断器3A1 の保守作業等、長時間停止時の
接地用としても使用することができる。
【0017】なお、前記インターロック装置14は、2
つの条件下において動作するように構成されている。即
ち、一つは高速度自動動作用に関連遮断器3A1 ,3A
2 の開時に、他の条件は保守用等の無電圧条件で、図示
していないが、通常、当該接地開閉器に関連する断路器
の開時とする。
【0018】さらに、本発明の接地開閉器は、送電事故
時に高速自動開閉動作となるので、接地開閉器の開路
後、直ちに遮断器3A1 ,3A2 は再投入される。従っ
て、接地開閉器4A1 ,4A2 が閉路継続中に遮断器3
1 ,3A2 が再投入されれば、送電系統が強制接地状
態となり、非常に危険且つ大停電となりかねない。
【0019】これを防止するため、遮断器3A1 ,3A
2 の投入回路は次の様に構成されている。通常、遮断器
3A1 ,3A2 には、保護リレー側から自動再投入指令
6が送られて再投入される。従って、この再投入指令6
と直列に、接地開閉器4A1 のb接点4bと相手端の接
地開閉器4A2 のb接点4b2 を接続し、これらの条件
で遮断器3A1 ,3A2 の投入コイル3Cを励磁するよ
うにしている。これにより、遮断器3A1 ,3A2 の再
投入時に、接地開閉器4A1 ,4A2 が閉路中のままに
なることを防止できる。
【0020】なお、図中15は遮断器の閉路用スイッチ
である。また、P,Nは制御回路の電源のプラス極側P
とマイナス極側Nを示している。
【0021】この様な構成を有する本実施例の接地開閉
器は、以下に述べる様に動作する。即ち、図2の回線1
のA点で地絡事故が発生した場合、回線1の送電線の両
端の遮断器3A1 ,3A2 が遮断される。この遮断器の
事故遮断が前記極限スイッチ3L1 ,3L2 によって検
出され、補助継電器10のa接点10aにより、インタ
ーロック装置14が満足されていれば、接地開閉器の投
入コイル4Cが励磁され、接地開閉器4A1 が投入され
る。
【0022】次に、接地開閉器のa接点4aにより、所
定のタイマー11を介して、タイマー接点11aにより
接地開閉器の引外しコイル4Tが励磁され、接地開閉器
4A1 が自動的に開路される。そして、接地開閉器の開
路後、直ちに遮断器3A1 ,3A2 は再投入される。
【0023】なお、接地開閉器4A1 ,4A2 が閉路継
続中に遮断器3A1 ,3A2 が再投入されることがない
ように、前述したように、遮断器の再投入指令6と直列
に、接地開閉器4A1 のb接点4bと相手端の接地開閉
器4A2 のb接点4b2 を接続し、これらの条件で遮断
器3A1 ,3A2 の投入コイル3Cを励磁するようにし
ている。
【0024】この様に、本実施例によれば、遮断器の事
故遮断に連動して接地開閉器の投入・遮断動作を行うよ
うにしたため、他相・他回線の誘導による事故電流の続
流を防止し、送電線の保護を効果的に行うことができ
る。また、本実施例の接地開閉器は、送電線等の保守時
の接地用としても使用することができるので、経済性に
も優れている。
【0025】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、遮断
器の送電線側に設けられる接地開閉器に、遮断器が事故
電流を遮断したことを検出する手段を設け、また、前記
遮断器の遮断後に接地開閉器が自動的に閉動作し、その
後タイマーを介して所定時間後に自動的に開動作するよ
うに構成することにより、接地開閉器の開閉動作を、遮
断器の事故遮断動作に連動して行えるようにした接地開
閉器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接地開閉器の一実施例の制御回路を示
す回路図
【図2】本発明の接地開閉器を用いた回線の送電系統の
保護原理を示す単相回路図
【図3】一般的な平行2回線の送電系統を示す単相回路
【符号の説明】
1,2…回線 3A1 ,3A2 ,3B1 ,3B2 …遮断器 3C…遮断器の投入コイル 3L1 ,3L2 …遮断器の極限スイッチ 4A1 ,4A2 ,4B1 ,4B2 …接地開閉器 4C…接地開閉器の投入コイル 4T…接地開閉器の引き外しコイル 4a…接地開閉器のa接点 4b,4b2 …接地開閉器のb接点 5…保護リレーの出力接点 6…自動再投入指令 10…補助継電器 10a…補助継電器のa接点 11…タイマー 11a…タイマーの接点 12a,12b…選択スイッチの接点 13a,13b…操作スイッチ 14…インターロック装置 15…遮断器用開路スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線の各送電線の両端に接続された遮断
    器の送電線側に設けられた接地開閉器において、 前記遮断器が事故電流を遮断したことを検出する手段を
    備え、また、前記遮断器の遮断後に自動的に閉動作し、
    その後タイマーを介して所定時間後に自動的に開動作す
    るように構成したことを特徴とする接地開閉器。
JP3286875A 1991-10-31 1991-10-31 接地開閉器 Pending JPH05130731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3286875A JPH05130731A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 接地開閉器

Applications Claiming Priority (1)

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JP3286875A JPH05130731A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 接地開閉器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05130731A true JPH05130731A (ja) 1993-05-25

Family

ID=17710135

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3286875A Pending JPH05130731A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 接地開閉器

Country Status (1)

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JP (1) JPH05130731A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2184321A2 (en) 2008-11-06 2010-05-12 Cheil Industries Inc. Thermoplastic resin composition and molded product made using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2184321A2 (en) 2008-11-06 2010-05-12 Cheil Industries Inc. Thermoplastic resin composition and molded product made using the same

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