JPH05130001A - 同期制御方式 - Google Patents

同期制御方式

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JPH05130001A
JPH05130001A JP3287602A JP28760291A JPH05130001A JP H05130001 A JPH05130001 A JP H05130001A JP 3287602 A JP3287602 A JP 3287602A JP 28760291 A JP28760291 A JP 28760291A JP H05130001 A JPH05130001 A JP H05130001A
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JP
Japan
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satellite
line
frame
transmission
communication
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3287602A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Tanahashi
勝彦 棚橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、地上回線と衛星回線との伝送速度
の差を吸収する同期制御方式に関し、通信衛星および地
球局の設備を簡略化できることを目的とする。 【構成】 伝送速度が通信衛星11で決定され、かつそ
の衛星を介して地球局13相互間に設定された衛星回線
と、その回線と非同期の地上回線との伝送速度の差を吸
収する同期制御方式において、通信衛星11では、衛星
回線の伝送速度を地上回線の伝送速度より高く設定し、
地球局13には、両回線のフレームの位相差に応じてス
リップの検出通知を送出するフレーム位相比較手段15
と、地上回線からの送信フレームに検出通知に応じて疑
似フレームを挿入して衛星回線に送出するスタッフィン
グ手段17と、衛星回線から受信された受信バーストか
ら疑似フレームを除去し、かつフレーム位相の変動を平
滑化して地上回線に送出するデスタッフィング手段19
とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上回線とこれに非同
期の衛星回線とを介して通信路を形成する衛星通信シス
テムにおいて、これらの回線の伝送速度の差を吸収する
同期制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の先鋭なビームを有するマルチビー
ムアンテナと、そのビーム相互間あるいは中継器相互間
の接続を時分割切り替え可能なダイナミックマトリック
ススイッチ(以下、「衛星内スイッチ」という。)とを
搭載した通信衛星を介して、TDMA方式による複数ゾ
ーン相互間の通信サービスを提供するSS−TDMA
(Satellite Switched−TDMA)方式は、地理的に隔
たった複数のサービスゾーンに同じ無線チャネルを割り
付けることができるので周波数の利用効率が高く、かつ
単一のサービスゾーンを複数のビームで分割して照射す
ることより地球局では受信電界レベルが大きくなってア
ンテナを小型化できるために、積極的に実用化されつつ
ある。
【0003】図4は、SS−TDMAシステムの構成例
を示す図である。図において基準局41、送受信局42
A 、42B 、42C は、TDMA方式によってアクセス
可能な衛星回線を介して通信衛星43に接続され、かつ
地上側のマスタクロックとなるDCSクロックに同期し
たTDMA方式の地上回線に接続される。
【0004】このような構成のSS−TDMAシステム
では、通信衛星43は、上述したサービスゾーンを小さ
なゾーンA、B、Cに分割して各ゾーン内の通信サービ
スを提供する。さらに、通信衛星43は、これに搭載さ
れた発振器で生成されるマスタクロック(以下、「衛星
マスタクロック」という。)に同期した衛星TDMAフ
レームの所定タイミングに、衛星内スイッチを介して各
ゾーンに対応した通信路を形成し、例えば、図4におい
て、衛星TDMAフレームのタイムスロットでは送受
信局42A 、42C 、42B から受信されるバーストを
それぞれ送受信局42A 、42B 、42C に送信し、同
様にしてタイムスロットでは送受信局42B 、4
A 、42C 、タイムスロットでは送受信局42C
42A 、42 B からそれぞれ受信されるバーストを送受
信局42A 、42B 、42C に送信する。
【0005】一方、基準局41は、このように通信衛星
43から送信されるバーストのパターン(以下、「ゾー
ン間切り替えパターン」という。)から衛星TDMAフ
レームを検出し、そのフレーム毎に所定のタイミングで
基準バーストを送信する(図4)。送受信局42A
42B 、42Cは、各衛星TDMAフレームから相関検
出によって基準バーストを認識してフレーム同期をと
り、かつゾーン切り替えパターンに適応したタイムスロ
ットのタイミングでバーストを送受信するので、異なる
ゾーン相互間を結ぶ通信サービスが提供される。
【0006】また、基準局41は、ゾーン切り替えパタ
ーンから衛星マスタクロックを再生してDCSクロック
との周波数の差を常時監視し、その監視結果に応じた制
御信号を通信衛星43に送出する。通信衛星43は、そ
の制御信号に応じて衛星マスタクロックの周波数を微調
整するので、衛星マスタクロックとDCSクロックとが
非同期であることによって生じるビットスリップの発生
が回避される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の同期制御方式では、地上から所定のインターバル
で衛星マスタクロックの周波数を遠隔制御するために通
信衛星には高安定の可変周波発振器を搭載しなければな
らないが、その発振器は上述した特性に併せて宇宙環境
に耐えられる信頼性を具備しなければならないために、
多くの技術的な困難があり容易には実現できなかった。
【0008】また、基準局では、衛星マスタクロックの
周波数を可変する制御信号を通信衛星に送信するため
に、本来の通信サービスに供される施設に併せて、例え
ば、送信端局装置、送信装置、送信アンテナその他の施
設が必要であり、コスト高であった。
【0009】さらに、基準局では、ゾーン間切り替えパ
ターンから衛星マスタクロックを再生してDCSクロッ
クとの周波数差を検出するが、このように再生されたク
ロックの周波数には通信衛星の姿勢制御に伴うドップラ
ーシフト分が含まれるために、そのシフト分を通信衛星
の動きから予測して除去する演算処理機能が必要であっ
た。
【0010】本発明は、通信衛星および地球局の設備を
簡略化できる同期制御方式を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、伝送速度が通信衛星11で
決定され、かつその通信衛星を介して地球局131 〜1
N 相互間の中継伝送路として設定された衛星回線と、
衛星回線と非同期の地上回線との伝送速度の差を吸収す
る同期制御方式において、通信衛星11では、衛星回線
の伝送速度を地上回線の伝送速度より高く設定し、地球
局131 〜13N には、衛星回線と地上回線とのフレー
ムの位相差を監視し、その監視結果に応じてスリップの
検出通知を送出するフレーム位相比較手段15と、地上
回線から与えられる送信フレームに検出通知に応じて特
定の識別情報を含む疑似フレームを挿入して衛星回線に
送出するスタッフィング手段17と、識別情報との相関
に基づいて衛星回線から受信された受信バーストから疑
似フレームを除去し、かつその除去およびスリップに伴
うフレーム位相の変動を平滑化して地上回線に送出する
デスタッフィング手段19とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明は、衛星回線の伝送速度が地上回線の伝
送速度より高く設定され、地球局131 〜13N では、
フレーム位相比較手段15がこのような伝送速度の相違
に応じて発生するフレーム単位のスリップを検出して検
出通知を送出する。スタッフィング手段17はこのよう
な通知に応じて送信フレームに疑似フレームを挿入して
衛星回線に送出する。疑似フレームを含む受信バースト
を衛星回線から受信した地球局では、デスタッフィング
手段19がそのバーストから疑似フレームを除去し、か
つその除去処理や上述したスリップに伴うフレーム位相
の変動を平滑化して地上回線に送出する。
【0013】すなわち、衛星回線と地上回線との伝送速
度の差は通信衛星11に搭載された発振器を地上から遠
隔制御せずに吸収できるので、従来例のように、通信衛
星に高精度で高信頼の発振器を搭載したり、地球局に上
述した遠隔制御に必要な施設を設ける必要がない。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は、本発明の一実施例を示す図であ
る。
【0015】図において、地上回線から衛星回線に送信
すべき送信フレームはランダムアクセスメモリ(RA
M)21Ta、21Tb、21Tcのデータ入力に与えられ、
これらのメモリのデータ出力はワイヤードオアされてオ
アゲート22の一方の入力に接続される。オアゲート2
2の出力には、衛星回線に送信されるべき送信バースト
が得られる。衛星回線から受信され、かつ復調されたた
受信バーストは衛星面選択信号発生回路23R およびラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)21Ra、21Rb、2
Rc、21Rdのデータ入力に与えられ、これらのランダ
ムアクセスメモリのデータ出力には地上回線に送出すべ
き受信フレームが得られる。
【0016】地上回線のTDMAフレームに同期したフ
レームパルスおよびDCSクロックは、地上面選択信号
発生回路24T 、24R に与えられる。地上面選択信号
発生回路24T の3ビットの出力は、それぞれランダム
アクセスメモリ21Ta〜21 Tcの書き込みイネーブル端
子に接続され、かつフレーム位相比較回路25T の一方
の入力に接続される。地上面選択信号発生回路24R
4ビットの出力は、それぞれランダムアクセスメモリ2
Ra〜21Rdの読み出しイネーブル端子に接続され、か
つフレーム位相比較回路25R の一方の入力に接続され
る。
【0017】ゾーン間切り替えパターンから再生された
衛星マスタクロックおよびそのクロックに同期した衛星
TDMAフレームパルスは、衛星面選択信号発生回路2
T 、23R に与えられる。衛星面選択信号発生回路2
T の3ビットの出力は、それぞれランダムアクセスメ
モリ21Ta〜21Tcの読み出しイネーブル端子に接続さ
れ、かつフレーム位相比較回路25T の他方の入力に接
続される。フレーム位相比較回路25T の出力は、衛星
面選択信号発生回路23T のスタッフ制御入力およびオ
アゲート22の他方の入力に接続される。
【0018】衛星面選択信号発生回路23R の4ビット
の出力は、それぞれランダムアクセスメモリ21Ra〜2
Rdの書き込みイネーブル端子に接続され、かつフレー
ム位相比較回路25R の他方の入力に接続される。フレ
ーム位相比較回路25R の出力は衛星面選択信号発生回
路23R のフレームスリップ入力に接続される。
【0019】なお、本実施例回路は、基準局および送受
信局において衛星回線と地上回線とのインタフェース部
に配置され、かつ図2に一点鎖線枠で示すように、衛星
回線への送信にかかわる同期をとる送信同期制御部と反
対に受信にかかわる同期をとる受信同期制御部とから構
成されるので、これらの各部で対応した同じ動作を行う
構成要素については、上述したように、参照番号の第一
の添え文字として送信同期制御部を示す「T 」あるいは
受信同期制御部を示す「R 」を付与して示す。
【0020】また、ランダムアクセスメモリ21につい
ては、複数の面から構成されるので、その参照番号に個
々の面の識別子a〜dを示す第二の添え文字「a 」〜「
d 」を付与して面毎に示す。
【0021】さらに、本実施例では、適用されるSS−
TDMAシステムの構成は図4に示すものと同じである
から、ここではその説明を省略する。また、本実施例と
図1に示すブロック図との対応関係については、通信衛
星43は通信衛星11に対応し、基準局41および送受
信局42A 〜42C は地球局131 〜13N に対応し、
フレーム位相比較回路25T 、25R はフレーム位相比
較手段15に対応し、ランダムアクセスメモリ21Ta
21Tc、オアゲート22、衛星面選択信号発生回路23
T および地上面選択信号発生回路24T はスタッフィン
グ手段17に対応し、ランダムアクセスメモリ21Ra
21Rd、衛星面選択信号発生回路23R および地上面選
択信号発生回路24R はデスタッフィング手段19に対
応する。
【0022】図3は、本実施例の動作を説明する図であ
る。以下、図2および図3を参照して本実施例の動作を
説明する。通信衛星では、衛星マスタクロックの周波数
が予めDCSクロックの周波数に比べて高い値に固定設
定される。
【0023】送信同期制御部の地上面選択信号発生回路
24T では、DCSクロックに同期したPCMフレーム
を規定回数(=16)カウントして地上TDMAフレー
ムを示すクロックを生成し、かつそのクロックを3ビッ
トのリングカウンタに与える。このリングカウンタの各
出力はそれぞれランダムアクセスメモリ21Ta〜21 Tc
に書き込みイネーブル信号として与えられ、かつこれら
の内のアクティブ(ローレベル)のビットは上述したク
ロックに応じてリサイクリックに切り替えられる。した
がって、地上回線から与えられる送信フレームは、フレ
ーム毎にランダムアクセスメモリ21T の面a、面b、
面c、面a、…とリサイクリックに、かつ規則正しく書
き込まれる。
【0024】衛星面選択信号発生回路23T は、衛星T
DMAフレームパルスを3ビットのリングカウンタに与
える。そのリングカウンタの各出力はそれぞれランダム
アクセスメモリ21Ta〜21Tcに読み出しイネーブル信
号として与えられ、かつこれらの内のアクティブ(ロー
レベル)のビットは衛星TDMAフレームパルスに応じ
てリサイクリックに切り替えられる。したがって、ラン
ダムアクセスメモリ21Ta〜21Tcに予め保持された送
信フレームは、衛星マスタクロックに同期して読み出さ
れ、オアゲート22を介して送信バーストとして衛星回
線に送信される。
【0025】しかし、衛星面選択信号発生回路23T
このような動作を自立的に続行すると、DCSクロック
と衛星マスタクロックとが非同期であるために、ビット
スリップを生じる。フレーム位相比較回路25T は、ラ
ンダムアクセスメモリ21Ta〜21Tcに与えられる書き
込みイネーブル信号と読み出しイネーブル信号に応じ
て、地上側TDMAのフレームと衛星側TDMAのフレ
ームとの位相を比較し、かつその比較の結果フレームタ
イミングの交差(以下、「フレームスリップ」とい
う。)を検出する(図3)と、後続フレームの先頭か
ら1フレームの期間に渡ってスタッフ指示情報を送出す
る(図3)。このようなスタッフ指示情報に応じて、
衛星面選択信号発生回路23T は、内蔵リングカウンタ
の歩進を停止させ、かつオアゲート22は送信バースト
として全ビットがハイレベルのスタッフフレーム(図3
)を出力する。
【0026】一方、受信同期制御部では、衛星面選択信
号発生回路23R は、衛星TDMAフレームパルスを2
つの4ビットのリングカウンタに与える。これらのリン
グカウンタは常時並行して動作し、かつ図3(b) に示す
ように、その第一のリングカウンタは第二のリングカウ
ンタに対して1フレーム周期進んだ出力を送出する。な
お、図3では、簡単のため、これらのリングカウンタの
出力をその出力によって選択され得るランダムアクセス
メモリ21R の面a〜dで示す。衛星面選択信号発生回
路23R は、このように2つのリングカウンタの出力の
一方を選択してそれぞれランダムアクセスメモリ21Ra
〜21Rdの書き込みイネーブル信号として与える。した
がって、通信衛星が上述したゾーン間切り替えパターン
にしたがって中継したバースト(受信バースト)は、ラ
ンダムアクセスメモリ21R の面a、面b、面c、面
d、面a、…へとリサイクリックに書き込まれる。
【0027】地上面選択信号発生回路24R は、上述し
た地上面選択信号発生回路24T と同様に地上TDMA
フレームを示すクロックを生成し、かつそのクロックを
4ビットのリングカウンタに与える。そのリングカウン
タの出力は、衛星面選択信号発生回路23R に設けられ
た2つのリングカウンタの何れより、1フレーム以上遅
れた面選択信号(読み出しイネーブル信号)を送出す
る。したがって、ランダムアクセスメモリ21R の面a
〜dからは、先行して確実に保持された内容がフレーム
毎に地上TDMAフレームに同期して読み出され、受信
フレームとして地上回線に送出される。
【0028】しかし、衛星面選択信号発生回路23R
上述した動作を自立的に続行すると、受信フレームには
送信側の送受信局から送信されたスタッフフレームがそ
のまま出力される。
【0029】衛星面選択信号発生回路23R は、受信バ
ーストの内容を常時監視してスタッフフレーム(図3
)を検出すると、その後続フレームの先頭タイミング
(図3)以降では、第二のリングカウンタの出力をラ
ンダムアクセスメモリ21Ra〜21Rdの書き込みイネー
ブル信号として与える。
【0030】また、フレーム位相比較回路25R は、ラ
ンダムアクセスメモリ21Ra〜21 Rdに与えられる書き
込みイネーブル信号と読み出しイネーブル信号に応じて
フレームスリップを検出すると、衛星面選択信号発生回
路23R にその検出タイミングを通知する(図3)。
このような通知に応じて、衛星面選択信号発生回路23
R は後続フレームの最終タイミング(図3)まで上述
した2つのリングカウンタの歩進を停止させ、かつ後続
フレームから第一のリングカウンタの出力をランダムア
クセスメモリ21Ra〜21Rdの書き込みイネーブル信号
として与える。
【0031】すなわち、受信されたスタッフフレーム
は、位相の進んだ第一のリングカウンタから与えられる
書き込みイネーブル信号によってランダムアクセスメモ
リ21 Ra〜21Rdの面(図3に示す例では、面c)に一
旦保持されるが、その後上述した書き込みイネーブル信
号が位相の遅れた第二のリングカウンタから与えられる
ので、後続のフレームはスタッフフレームと同じ面に重
ね書きされる。また、フレームスリップの発生時に上述
した2つのリングカウンタの歩進が停止するので、第一
のリングカウンタにはフレームスリップに後続のフレー
ムを保持すべきランダムアクセスメモリ21R の面選択
情報(=b)が保持される。したがって、ランダムアク
セスメモリ21Ra〜21Rdの各面には、受信バーストに
含まれるスタッフフレームを除いた受信フレームが順次
欠落することなく格納される。
【0032】このように本実施例によれば、従来例によ
うに、基準局から衛星マスタクロックの周波数を遠隔可
変制御する必要がないので、その可変制御に必要であっ
た送信設備その他の施設が不要となり、かつ通信衛星に
搭載される発振器の構成を単純化できる。
【0033】なお、本実施例では、SS−TDMA方式
を採用した衛星通信システムの基準局および送受信局へ
の適用例を示したが、本発明は、このような通信方式に
限定されず、通信衛星内で生成されるクロックに応じて
伝送速度が決定される衛星回線と、これに非同期の地上
回線とを介して通信路を形成する衛星通信システムであ
れば適用可能である。
【0034】また、本実施例では、ランダムアクセスメ
モリ21の面数が送信同期制御部では3面、受信同期制
御部では4面にそれぞれ設定されているが、本発明は、
このような面数に限定されず、例えば、同期制御に伴う
衛星回線への送信遅延時間が許容されるならば、送信同
期制御部では4面以上、受信同期制御部では5面以上に
設定してもよい。
【0035】さらに、本実施例では、同期制御に不可欠
のエラスティックメモリとしてランダムアクセスメモリ
21を用いたが、本発明は、このような記憶素子に限定
されず、例えば、デュアルポートのRAM、FIFO、
レジスタファイルのように書き込みと読み出しを所定の
タイミングで交互に可能なものであれば、どのようなも
のを用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、衛星回線
の伝送速度を地上回線の伝送速度より高く設定し、かつ
地球局では、その伝送速度の相違に応じて発生するフレ
ームスリップの度に後続の送信フレームとして疑似フレ
ームを衛星回線に送出すると共に、衛星回線から受信さ
れた受信バーストからこれに含まれる疑似フレームを除
去してフレーム位相の変動を平滑化しながら地上回線に
送出する。
【0037】すなわち、衛星回線と地上回線との伝送速
度の差が通信衛星の内蔵発振器を地上から遠隔制御せず
に吸収可能なので、通信衛星では上述した発振器の構成
が単純化され、かつ地球局では、従来、上述した遠隔制
御を行うために必要であった施設と、通信衛星の姿勢制
御に伴うドップラー効果を排除するために不可欠であっ
た演算処理機能とが不要となるので、機器構成の小規模
化が可能となり、衛星通信システムの高信頼化および低
廉化がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】本実施例の動作を説明する図である。
【図4】SS−TDMAシステムの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 通信衛星 13 地球局 15 フレーム位相比較手段 17 スタッフィング手段 19 デスタッフィング手段 21 ランダムアクセスメモリ 22 オアゲート 23 衛星面選択信号発生回路 24 地上面選択信号発生回路 25 フレーム位相比較回路 41 基準局 42 送受信局 43 通信衛星

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送速度が通信衛星(11)で決定さ
    れ、かつその通信衛星を介して地球局(131 〜1
    N )相互間の中継伝送路として設定された衛星回線
    と、前記衛星回線と非同期の地上回線との伝送速度の差
    を吸収する同期制御方式において、 前記通信衛星(11)では、前記衛星回線の伝送速度を
    前記地上回線の伝送速度より高く設定し、 前記地球局(131 〜13N )には、 前記衛星回線と前記地上回線とのフレームの位相差を監
    視し、その監視結果に応じてスリップの検出通知を送出
    するフレーム位相比較手段(15)と、 前記地上回線から与えられる送信フレームに前記検出通
    知に応じて特定の識別情報を含む疑似フレームを挿入し
    て前記衛星回線に送出するスタッフィング手段(17)
    と、 前記識別情報との相関に基づいて前記衛星回線から受信
    された受信バーストから疑似フレームを除去し、かつそ
    の除去および前記スリップに伴うフレーム位相の変動を
    平滑化して前記地上回線に送出するデスタッフィング手
    段(19)とを備えたことを特徴とする同期制御方式。
JP3287602A 1991-11-01 1991-11-01 同期制御方式 Withdrawn JPH05130001A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374080B2 (en) 1999-06-17 2002-04-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Mobile communication system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374080B2 (en) 1999-06-17 2002-04-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Mobile communication system

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