JPH05128923A - 中空撚線の製造方法 - Google Patents
中空撚線の製造方法Info
- Publication number
- JPH05128923A JPH05128923A JP31151391A JP31151391A JPH05128923A JP H05128923 A JPH05128923 A JP H05128923A JP 31151391 A JP31151391 A JP 31151391A JP 31151391 A JP31151391 A JP 31151391A JP H05128923 A JPH05128923 A JP H05128923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- twisted
- strands
- twisting
- stranded wire
- inner layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 中空撚線の内層の素線17Ａを撚り合わせる際
に、周方向に所定の間隔をおいて複数本の素線ガイド穴
を形成した撚口ダイス31を用い、この撚口ダイス31を、
撚線芯材11を中心として回転自在となるように固定支持
体39に支持されたダイスホルダー37に取り付け、前記素
線ガイド穴に素線17Ａを通すと共に、撚口ダイス31の回
転をフリーにした状態で内層の撚り合わせを行う。 【効果】 中空撚線の内層の素線を撚り合わせる際に、
素線の間隔を所定の間隔に保った状態で撚り合わせを行
うことができるため、内層の素線間隔が一定した良好な
中空撚線を製造することができる。
に、周方向に所定の間隔をおいて複数本の素線ガイド穴
を形成した撚口ダイス31を用い、この撚口ダイス31を、
撚線芯材11を中心として回転自在となるように固定支持
体39に支持されたダイスホルダー37に取り付け、前記素
線ガイド穴に素線17Ａを通すと共に、撚口ダイス31の回
転をフリーにした状態で内層の撚り合わせを行う。 【効果】 中空撚線の内層の素線を撚り合わせる際に、
素線の間隔を所定の間隔に保った状態で撚り合わせを行
うことができるため、内層の素線間隔が一定した良好な
中空撚線を製造することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線あるいは架
空地線として用いられる中空撚線を製造する方法に関す
るものである。
空地線として用いられる中空撚線を製造する方法に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、架空送電線や架空地線などの撚線
は図４のようにして製造されている。すなわち、走行す
る撚線芯材（通常は撚線または素線）11のまわりに撚線
機13のボビン15を回転させ、このボビン15から引き出さ
れた素線17が撚線芯材11の外周に撚り合わされる位置に
木製の撚口19を固定配置すると共に、その手前に革ひも
による締め革21を巻き、各素線17に外周から等しい締付
け力を加えて撚線23を製造していた。
は図４のようにして製造されている。すなわち、走行す
る撚線芯材（通常は撚線または素線）11のまわりに撚線
機13のボビン15を回転させ、このボビン15から引き出さ
れた素線17が撚線芯材11の外周に撚り合わされる位置に
木製の撚口19を固定配置すると共に、その手前に革ひも
による締め革21を巻き、各素線17に外周から等しい締付
け力を加えて撚線23を製造していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法で、図
５に示すように、内層に複数本の素線17Ａが間隔をあけ
て撚り合わされ、外層に多数本の素線17Ｂが密に撚り合
わされている中空撚線25を製造する場合において、特に
内層の素線17Ａを周方向に間隔をあけて撚り合わせよう
とすると、固定状態にある撚口19および締め革21内を素
線17Ａが回転しながら進行する状態となるため、素線17
Ａの間隔が一定せず、良好な中空撚線を製造することが
できなかった。
５に示すように、内層に複数本の素線17Ａが間隔をあけ
て撚り合わされ、外層に多数本の素線17Ｂが密に撚り合
わされている中空撚線25を製造する場合において、特に
内層の素線17Ａを周方向に間隔をあけて撚り合わせよう
とすると、固定状態にある撚口19および締め革21内を素
線17Ａが回転しながら進行する状態となるため、素線17
Ａの間隔が一定せず、良好な中空撚線を製造することが
できなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した中空撚線の製造方法を提供するもので、
その構成は、中空撚線の内層を撚り合わせる際に、複数
本の素線を周方向に所定の間隔をあけて撚り合わせるた
めの複数本の素線ガイド穴を有する撚口ダイスを用い、
この撚口ダイスを、撚線芯材を中心として回転自在とな
るように固定支持体に支持されたダイスホルダーに取り
付け、前記素線ガイド穴に素線を通すと共に、撚口ダイ
スの回転をフリーにした状態で内層の撚り合わせを行う
ことを特徴とするものである。
課題を解決した中空撚線の製造方法を提供するもので、
その構成は、中空撚線の内層を撚り合わせる際に、複数
本の素線を周方向に所定の間隔をあけて撚り合わせるた
めの複数本の素線ガイド穴を有する撚口ダイスを用い、
この撚口ダイスを、撚線芯材を中心として回転自在とな
るように固定支持体に支持されたダイスホルダーに取り
付け、前記素線ガイド穴に素線を通すと共に、撚口ダイ
スの回転をフリーにした状態で内層の撚り合わせを行う
ことを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】このようにすると、内層の素線は撚口ダイスに
よって所定の間隔を保持され、しかも撚口ダイスは素線
の回転に追従して自由に回転するため、内層の素線を撚
線芯材の外周に所定の間隔をおいて無理なく撚り合わせ
ることが可能となる。
よって所定の間隔を保持され、しかも撚口ダイスは素線
の回転に追従して自由に回転するため、内層の素線を撚
線芯材の外周に所定の間隔をおいて無理なく撚り合わせ
ることが可能となる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図１は本発明の一実施例を示す。この方法
では、撚線芯材11の外周に、内層の素線17Ａを撚り合わ
せる際に、図２および図３に示すような撚口ダイス31を
用いる。この撚口ダイス31はプラスチックまたは金属製
の二つ割りの筒体で、撚線芯材11が通る中心穴33のまわ
りに複数本の素線ガイド穴35を、周方向に所定の間隔を
あけて、かつ撚り合わされる素線17Ａのピッチ角に応じ
た角度で形成したものである。
に説明する。図１は本発明の一実施例を示す。この方法
では、撚線芯材11の外周に、内層の素線17Ａを撚り合わ
せる際に、図２および図３に示すような撚口ダイス31を
用いる。この撚口ダイス31はプラスチックまたは金属製
の二つ割りの筒体で、撚線芯材11が通る中心穴33のまわ
りに複数本の素線ガイド穴35を、周方向に所定の間隔を
あけて、かつ撚り合わされる素線17Ａのピッチ角に応じ
た角度で形成したものである。
【０００７】この撚口ダイス31は、図１に示すように、
撚線芯材11が中を通る筒状のダイスホルダー37の前端に
取り付けられており、かつそのダイスホルダー37は固定
支持体39に軸受41を介して回転自在に支持されている。
これにより撚口ダイス31は素線17Ａが撚り合わされる位
置でフリーに回転できるようになっている。
撚線芯材11が中を通る筒状のダイスホルダー37の前端に
取り付けられており、かつそのダイスホルダー37は固定
支持体39に軸受41を介して回転自在に支持されている。
これにより撚口ダイス31は素線17Ａが撚り合わされる位
置でフリーに回転できるようになっている。
【０００８】このようにして撚口ダイス31の回転をフリ
ーにし、素線17Ａを素線ガイド穴35に通して撚り合わせ
を行うと、素線17Ａが所定の間隔に保持され、かつ撚口
ダイス31は素線17Ａの回転に追従して回転するため、素
線17Ａは所定の間隔に保持されたまま撚線芯材11の外周
に撚り合わされ、内層の素線間隔が一定した良好な中空
撚線29を製造することができる。
ーにし、素線17Ａを素線ガイド穴35に通して撚り合わせ
を行うと、素線17Ａが所定の間隔に保持され、かつ撚口
ダイス31は素線17Ａの回転に追従して回転するため、素
線17Ａは所定の間隔に保持されたまま撚線芯材11の外周
に撚り合わされ、内層の素線間隔が一定した良好な中空
撚線29を製造することができる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
空撚線の内層の素線を撚り合わせる際に、素線の間隔を
所定の間隔に保った状態で撚り合わせを行うことができ
るため、内層の素線間隔が一定した良好な中空撚線を製
造することができる。
空撚線の内層の素線を撚り合わせる際に、素線の間隔を
所定の間隔に保った状態で撚り合わせを行うことができ
るため、内層の素線間隔が一定した良好な中空撚線を製
造することができる。
【図１】 本発明の一実施例に係る中空撚線の製造方法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図２】 図１の方法で使用した撚口ダイスの正面図。
【図３】 図１の方法で使用した撚口ダイスの側面図。
【図４】 従来の撚線の製造方法を示す説明図。
【図５】 中空撚線の一例を示す断面図。
11：撚線芯材 13：撚線機 15：ボビン 17Ａ：内層の
素線 17Ｂ：外層の素線 25：中空撚
線 31：撚口ダイス 33：中心穴 35：素線ガイド穴 37：ダイス
ホルダー 39：固定支持体 41：軸受
素線 17Ｂ：外層の素線 25：中空撚
線 31：撚口ダイス 33：中心穴 35：素線ガイド穴 37：ダイス
ホルダー 39：固定支持体 41：軸受
Claims (1)
- 【請求項１】内層に複数本の素線が間隔をあけて撚り合
わされ、外層に多数本の素線が密に撚り合わされている
中空撚線の製造方法において、内層の素線を撚り合わせ
る際に、複数本の素線を周方向に所定の間隔をあけて撚
り合わせるための複数本の素線ガイド穴を形成した撚口
ダイスを用い、この撚口ダイスを、撚線芯材を中心とし
て回転自在となるように固定支持体に支持されたダイス
ホルダーに取り付け、前記素線ガイド穴に素線を通すと
共に、撚口ダイスの回転をフリーにした状態で内層の撚
り合わせを行うことを特徴とする中空撚線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31151391A JPH05128923A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 中空撚線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31151391A JPH05128923A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 中空撚線の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05128923A true JPH05128923A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18018142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31151391A Pending JPH05128923A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 中空撚線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05128923A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012059568A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 電線束製造装置及び電線束の製造方法 |
| CN103077782A (zh) * | 2013-01-05 | 2013-05-01 | 佛冈鑫源恒业电缆科技有限公司 | 一种异型架空导线绞线装置 |
| CN103996465A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-20 | 伍俊 | 一种开合式压紧绞线模具 |
| JP2017522701A (ja) * | 2014-07-23 | 2017-08-10 | レオニ カーベル ゲーエムベーハー | 電気的な導体の製造方法、電気的な導体並びにこの電気的な導体を備えた自動車電気システム |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31151391A patent/JPH05128923A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012059568A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 電線束製造装置及び電線束の製造方法 |
| CN103077782A (zh) * | 2013-01-05 | 2013-05-01 | 佛冈鑫源恒业电缆科技有限公司 | 一种异型架空导线绞线装置 |
| CN103996465A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-20 | 伍俊 | 一种开合式压紧绞线模具 |
| JP2017522701A (ja) * | 2014-07-23 | 2017-08-10 | レオニ カーベル ゲーエムベーハー | 電気的な導体の製造方法、電気的な導体並びにこの電気的な導体を備えた自動車電気システム |
| US10566113B2 (en) | 2014-07-23 | 2020-02-18 | Leoni Kabel Gmbh | Method for producing an electrical line, electrical line, and vehicle on-board power supply system having a corresponding electrical line |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2014136839A (ja) | 多芯ケーブルの製造装置及びその製造方法 | |
| JPH05128923A (ja) | 中空撚線の製造方法 | |
| JP2835827B2 (ja) | 電線撚り機 | |
| US4426837A (en) | Apparatus for stranding wire | |
| JPH0357997B2 (ja) | ||
| US4509317A (en) | Apparatus and method for making metallic cord | |
| JP2002371486A (ja) | 撚り線機の母材供給装置 | |
| JPH11236171A (ja) | 光ファイバケーブル巻き付け装置 | |
| US6948304B2 (en) | Compact universal concentric strander with take-off sheaves mounted on strander shaft | |
| JPH0325558B2 (ja) | ||
| JP2915656B2 (ja) | ヒレ付き撚線の製造方法 | |
| JP2001345026A (ja) | テープ巻き装置 | |
| JPH04197541A (ja) | 撚線装置 | |
| JPH03116613A (ja) | 多芯ケーブルの製造方法 | |
| JPH0714448A (ja) | 層型ケーブルの製造方法及び装置 | |
| JPH05203849A (ja) | 自己支持型ケーブル | |
| JP4096551B2 (ja) | 絶縁巻線の製造方法 | |
| JPS5865087A (ja) | 撚線機 | |
| KR20210088167A (ko) | 케이블 제조 장치 | |
| JPS57124536A (en) | Manufacture of stranded wire | |
| JPH0545844U (ja) | 撚線装置 | |
| JPS5930438A (ja) | 撚線の製造方法 | |
| JPS60222809A (ja) | 光フアイバケ−ブルの製造装置 | |
| JPS6110928B2 (ja) | ||
| JPH0466952B2 (ja) |