JPH0512730U - ドリル刃付ねじ - Google Patents

ドリル刃付ねじ

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JPH0512730U
JPH0512730U JP5937391U JP5937391U JPH0512730U JP H0512730 U JPH0512730 U JP H0512730U JP 5937391 U JP5937391 U JP 5937391U JP 5937391 U JP5937391 U JP 5937391U JP H0512730 U JPH0512730 U JP H0512730U
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▲隆▼夫 若井
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若井産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリル刃付ねじを低推力で能率よくねじ込め
るようにする。 【構成】 ねじ軸13の先端に第1の刃先15とこれに
続く第2の刃先16を設け、第1の刃先15のドリル角
に対して第2の刃先のドリル角を小さく設定し、下孔の
二段階的な穿設により、ねじ込み時の低推力化を図るこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ドリル刃付ねじ、更に詳しくは鉄骨建築の軽量型鋼に外壁を貼付 ける場合等に使用するドリル刃付タッピングねじに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のように、軽量型鋼に外壁を貼付ける場合に使用されている従来のタッピ ングねじは、図5のように、ねじ軸1の先端に、ねじ軸1の軸部と等しい外径の ドリル刃2を設けた構造になっており、このタッピングねじをねじ込むと、ドリ ル刃2が外壁4を貫通して軽量型鋼3に下孔を穿設し、続いて下孔にねじ軸1が ねじ溝を刻みながら螺入し、頭部で外壁を押え込んで固定するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなタッピングねじをねじ込むための下孔穿設時の抵抗は 、ドリル刃の直径に比例し、軸径が太くなるほど大きなねじ込み推力が必要にな り、従来のタッピングねじはねじ軸1の軸部とドリル刃2の外径が略等しいため 、ドリル刃2の径が太く、例えば6mm径のタッピングねじのような太いサイズの 場合、ねじ込み時に大きな推力を加えなければならず、作業効率も悪いという問 題がある。
【0004】 また、タッピングねじのねじ込みは高所作業の場合が多く、大きな推力を加え てねじ込みを行なうのは作業に危険をともなうと共に、作業者の頭より高い場所 にねじ込む場合、大きな推力を加えるのは困難であり、締結作業が行ない難いと いう問題がある。
【0005】 そこでこの考案は、ねじ込み時の下孔穿設の抵抗発生が小さく、太いサイズで も低推力でねじ込むことができると共に、どのような場所でも効率よく締結作業 が行なえるドリル刃付ねじを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、ねじ軸の先端に設けたドリル 刃を、先端の第1の刃先とこれに続く第2の刃先で形成し、第1の刃先のドリル 角に対して第2の刃先のドリル角が小さく設定されている構成を採用したもので ある。
【0007】
【作用】
軽量型鋼に対してねじ込むと、先ず先端の第1の刃先が穿孔し、次に第2の刃 先が上記穿孔を拡径してねじ軸に対応する径の下孔を形成し、この後ねじ軸が下 孔にねじ溝を刻みながら進入する。 下孔を形成するとき、先端の第1の刃先は小さく薄くなっているため、抵抗の 発生が少なく喰付き効果を高め、次に第2の刃先は第1の刃先よりも角度が小さ く設定されているので穿孔の周囲を削り取りながら進むため、下孔の形成が低推 力で行なえ、締結作業の効率を高めることができる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1乃至図4のように、ドリル刃付ねじ11は、頭部12を有するねじ軸13 の先端に、穿孔用のドリル刃14を設け、このドリル刃14が先端の第1の刃先 15とこれに続く第2の刃先16で形成され、先端の第1の刃先15のドリル角 Aと第2の刃先16のドリル角Bを異なった角度にした構造になっており、第1 の刃先15のドリル角Aに対して第2の刃先16のドリル角Bが小さく設定され ている。
【0009】 上記ねじ軸13は、円軸13aの外周にスクリュー13bを設けて形成され、 その直径及び軸方向の長さは、例えば軽量型鋼11に固定せんとする外壁4等の 条件に応じて任意に選択すればよく、また、頭部12は鍔付きの六角を例示した が、円形や円錐台形等のドライバ係合溝を備えた形状や構造を採用してもよい。
【0010】 ねじ軸13の先端に設けたドリル刃14は、軸心を挾む両側の外面に切欠17 が設けられ、ドリル刃付ねじのねじ回し方向の後方に位置する上記切欠17の側 縁が切刃18になっている。
【0011】 上記第1の刃先15のドリル角Aは、120°±5°であり、軽量型鋼3に対 する喰い付き効果の高い最適な角度に設定されていると共に、第2の刃先16の ドリル角Bは第1の刃先15のドリル角Aよりも小さければよく、好ましい角度 としては後述するように90°より鋭角である。
【0012】 上記第1の刃先15は小径で軸方向に薄く形成され、第2の刃先16はこの第 1の刃先15の外周部から始まり、軸方向への円錐形となるように形成されてい る。
【0013】 この考案のドリル刃付ねじは上記のような構成であり、外壁4から軽量型鋼3 に向けて先端の第1の刃先15を押し当てドリル刃付ねじ11に推力と回転を与 えると、先ず外壁4を貫通した第1の刃先15が軽量型鋼3に喰い付いて小径の 下孔を穿設し、次に第2の刃先16が小径下孔の周囲を削り取って大径下孔を形 成する。
【0014】 ドリル刃付ねじ11による下孔形成時に生じる切削抵抗はドリル刃14の直径 に比例することは先にも述べたが、第1の刃先15は小径で薄く形成されている ため、初期の切削抵抗が小さくなり、しかも第2の刃先16は第1の刃先15よ りも鋭角であり、小径下孔の周囲を削り取るだけであるため、この場合も切削抵 抗の発生が小さく、従って下孔の形成が低推力で行なえ、太いサイズのドリル刃 付ねじであっても円滑にねじ込むことができる。
【0015】 ドリル刃付ねじ11のねじ込み時において、図5に示した従来のように、ドリ ル刃2がねじ軸1と同径でドリル角度が120°に設定されていると、軽量型鋼 3に対するドリル刃先の喰い付き量が多くなり、ドリル刃2が貫通するまでに多 くの面積を削らなくてはならないので大きな抵抗が発生し、大きな推力が必要に なる。
【0016】 これに対し、第1の刃先15とこれに続く第2の刃先16でドリル刃14を形 成し、第1の刃先15を小径で薄くすると、軽量型鋼3に対する喰い付き量が少 なく、切削抵抗の発生が小さくなり、第1の刃先15と第2の刃先16がスムー スに低推力で軽量型鋼3を貫通して下孔を穿設することができる。
【0017】 上記のように、第1の刃先15と第2の刃先16が軽量型鋼3を貫通すると、 次にねじ軸13が下孔に進入し、スクリュー13bが下孔の周囲にねじ溝を形成 して螺合し、頭部12で外壁4を締付け固定することができる。
【0018】
【効果】
以上のように、この考案によると、ねじ軸の先端に第1の刃先と第2の刃先を 連ねて設け、第1の刃先に対して第2の刃先のドリル角を小さく設定したので、 下孔の穿孔が二段階的に行なえ、太いサイズのスクリューねじでも低推力でねじ 込むことができ、高所などにおいても円滑に締結作業が行なえる。 また、ねじ込み作業の短縮が可能になり、作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るドリル刃付ねじの正面図
【図2】同上の底面図
【図3】ドリル刃を拡大した説明図
【図4】同上の下孔形成の初期状態を示す説明図
【図5】従来のドリル刃付ねじの下孔切削を示す説明図
【符号の説明】
11 ドリル刃付ねじ 12 頭部 13 ねじ 14 ドリル刃 15 第1の刃先 16 第2の刃先 A、B ドリル角

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ軸の先端に設けたドリル刃を、先端
    の第1の刃先とこれに続く第2の刃先で形成し、第1の
    刃先のドリル角に対して第2の刃先のドリル角が小さく
    設定されているドリル刃付ねじ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドリル刃付ねじにおい
    て、第1の刃先のドリル角が120°±5°であり、第
    2の刃先のドリル角が第1刃先のドリル角よりも小さく
    設定されているドリル刃付ねじ。
JP1991059373U 1991-07-29 1991-07-29 ドリル刃付ねじ Expired - Lifetime JP2509451Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991059373U JP2509451Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 ドリル刃付ねじ

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JP1991059373U JP2509451Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 ドリル刃付ねじ

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JPH0512730U true JPH0512730U (ja) 1993-02-19
JP2509451Y2 JP2509451Y2 (ja) 1996-09-04

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ID=13111412

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991059373U Expired - Lifetime JP2509451Y2 (ja) 1991-07-29 1991-07-29 ドリル刃付ねじ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013133851A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Hirata Neji Kk ドリルねじ
JP2015007475A (ja) * 2013-05-31 2015-01-15 新日鐵住金株式会社 施工性に優れたドリルねじ及びスチール構造枠
JP2017536887A (ja) * 2014-11-04 2017-12-14 デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド 鈍い先端の骨ねじ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525013U (ja) * 1991-04-06 1993-04-02 株式会社ヤマヒロ 2段切り刃を有するセルフドリリングねじ

Patent Citations (1)

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JP2509451Y2 (ja) 1996-09-04

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