JPH05126333A - ライターにおける安全装置 - Google Patents
ライターにおける安全装置Info
- Publication number
- JPH05126333A JPH05126333A JP3315349A JP31534991A JPH05126333A JP H05126333 A JPH05126333 A JP H05126333A JP 3315349 A JP3315349 A JP 3315349A JP 31534991 A JP31534991 A JP 31534991A JP H05126333 A JPH05126333 A JP H05126333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock button
- lighter
- lever
- push
- safety device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23Q—IGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
- F23Q2/00—Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
- F23Q2/16—Lighters with gaseous fuel, e.g. the gas being stored in liquid phase
- F23Q2/164—Arrangements for preventing undesired ignition
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lighters Containing Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 幼児等が容易にライターの点火操作を行なう
ことができないようにするための安全装置を構造が簡単
であって、確実性、操作性に優れたものにする。 【構成】 押上げレバーの後部下方におけるライター本
体上には押上げレバーの回動を阻止するロックボタンを
常時後方に突出させた状態で前後方向に進退自在に配設
し、該ロックボタンには透孔を形成すると共に前部に一
対の弾性アームを、下部に係止爪をそれぞれ備えさせ、
ライター本体には当該一対の弾性アームに対応する接触
壁を設け、ロックボタンの下方にはロックボタンの係止
爪に対応する係止部を備えた作用片をライター本体に弾
装し、押上げレバーの後部にはロックボタンが前方に押
されたときにのみ該ロックボタンの透孔に挿通させ得る
突起と該突起をロックボタンの透孔に挿通させたときに
前記作用片を押し下げる突部とを下方向に突設する。
ことができないようにするための安全装置を構造が簡単
であって、確実性、操作性に優れたものにする。 【構成】 押上げレバーの後部下方におけるライター本
体上には押上げレバーの回動を阻止するロックボタンを
常時後方に突出させた状態で前後方向に進退自在に配設
し、該ロックボタンには透孔を形成すると共に前部に一
対の弾性アームを、下部に係止爪をそれぞれ備えさせ、
ライター本体には当該一対の弾性アームに対応する接触
壁を設け、ロックボタンの下方にはロックボタンの係止
爪に対応する係止部を備えた作用片をライター本体に弾
装し、押上げレバーの後部にはロックボタンが前方に押
されたときにのみ該ロックボタンの透孔に挿通させ得る
突起と該突起をロックボタンの透孔に挿通させたときに
前記作用片を押し下げる突部とを下方向に突設する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はたばこ等のライターにお
ける安全装置に関するものであり、特に幼児等が容易に
ライターの点火操作を行なうことができないようにする
ことによりライターの安全性を高めるようにした装置に
係るものである。
ける安全装置に関するものであり、特に幼児等が容易に
ライターの点火操作を行なうことができないようにする
ことによりライターの安全性を高めるようにした装置に
係るものである。
【０００２】
【従来の技術】点火操作が容易なライターはライターの
本来の使用者にとっては好ましいものである。しかしな
がら、このようなライターは、ライターの危険性を認識
し得ない幼児等がこれを手にしたときには、極めて危険
なものとなる。即ち、かかる幼児等が当該ライターの点
火操作を行ない、火傷、火災等を生ぜしめる虞があるの
である。このような点に鑑み、特表平３−５０１６４７
号公報は、幼児等が容易にライターの点火操作を行なう
ことができないようにするための安全装置を提供してい
る。この安全装置は、図８に示すように、押上げレバー
１（ガスを噴出するノズルを引き上げるためのレバー。
この押上げレバー１の後部を押し下げたときに該押上げ
レバー１が回動し、ノズルを引き上げてガスを噴出させ
る。）の後部側壁２には水平方向の溝穴３を所定の角度
範囲で形成し、該溝穴３の一端を上方に切り込んで切り
込み部４を設け、押上げレバー１の後部下方には一端を
前記溝穴３から突出させたストップレバー５を水平方向
に回動自在に配設し、該ストップレバー５が溝穴３にお
ける切り込み部４の下方（非ロック位置、図８（１）参
照）にあるときにのみ押上げレバー１が下方に回動し得
る状態となり、ストップレバー５が溝穴２における他の
部分（ロック位置、図８（２）参照）にあるときには該
ストップレバー５が押上げレバー１の下方への回動を妨
げるようにしたものである。また、ストップレバー５を
非ロック位置からロック位置に自動的に戻すための手段
として渦巻きばね（図示せず。）を用いている。この事
例においては、使用者はストップレバー５を渦巻きばね
の力に抗してロック位置から非ロック位置まで回動させ
た状態でライターの点火操作を行なうのである。
本来の使用者にとっては好ましいものである。しかしな
がら、このようなライターは、ライターの危険性を認識
し得ない幼児等がこれを手にしたときには、極めて危険
なものとなる。即ち、かかる幼児等が当該ライターの点
火操作を行ない、火傷、火災等を生ぜしめる虞があるの
である。このような点に鑑み、特表平３−５０１６４７
号公報は、幼児等が容易にライターの点火操作を行なう
ことができないようにするための安全装置を提供してい
る。この安全装置は、図８に示すように、押上げレバー
１（ガスを噴出するノズルを引き上げるためのレバー。
この押上げレバー１の後部を押し下げたときに該押上げ
レバー１が回動し、ノズルを引き上げてガスを噴出させ
る。）の後部側壁２には水平方向の溝穴３を所定の角度
範囲で形成し、該溝穴３の一端を上方に切り込んで切り
込み部４を設け、押上げレバー１の後部下方には一端を
前記溝穴３から突出させたストップレバー５を水平方向
に回動自在に配設し、該ストップレバー５が溝穴３にお
ける切り込み部４の下方（非ロック位置、図８（１）参
照）にあるときにのみ押上げレバー１が下方に回動し得
る状態となり、ストップレバー５が溝穴２における他の
部分（ロック位置、図８（２）参照）にあるときには該
ストップレバー５が押上げレバー１の下方への回動を妨
げるようにしたものである。また、ストップレバー５を
非ロック位置からロック位置に自動的に戻すための手段
として渦巻きばね（図示せず。）を用いている。この事
例においては、使用者はストップレバー５を渦巻きばね
の力に抗してロック位置から非ロック位置まで回動させ
た状態でライターの点火操作を行なうのである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
安全装置は構造が複雑であって、安全装置としての動作
の確実性に欠けるという問題がある。本発明はこのよう
な問題を解決しようとしてなされたものである。
安全装置は構造が複雑であって、安全装置としての動作
の確実性に欠けるという問題がある。本発明はこのよう
な問題を解決しようとしてなされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、押上げレバーの後部下方におけるライタ
ー本体上には押上げレバーの回動を阻止するロックボタ
ンを後端が常時後方に突出した状態で前後方向に進退自
在に配設し、該ロックボタンには透孔を形成すると共に
前部に一対の弾性アームを、下部に係止爪をそれぞれ備
えさせ、ライター本体には当該一対の弾性アームに対応
する接触壁を設け、ロックボタンの下方にはロックボタ
ンの係止爪に対応する係止部を備えた作用片をライター
本体に弾装し、更に、押上げレバーの後部にはロックボ
タンが前方に押されたときにのみ該ロックボタンの透孔
に挿通させ得る突起と該突起をロックボタンの透孔に挿
通させたときに前記作用片を押し下げる突部とをそれぞ
れ下方向に突設したことを特徴とする、ライターにおけ
る安全装置を提供するものである。ロックボタンに備え
させた前記一対の弾性アームは略Ｕ字状体とし、ライタ
ー本体における前記接触壁は外側から当該弾性アームに
接触するように配設してもよい。ロックボタンに備えさ
せた前記一対の弾性アームは略Ｖ字状体とし、ライター
本体における前記接触壁は内側から当該弾性アームに接
触するように配設してもよい。なお、本明細書における
「前」「後」は、それぞれ図１における左方、右方をい
う。
に、本発明は、押上げレバーの後部下方におけるライタ
ー本体上には押上げレバーの回動を阻止するロックボタ
ンを後端が常時後方に突出した状態で前後方向に進退自
在に配設し、該ロックボタンには透孔を形成すると共に
前部に一対の弾性アームを、下部に係止爪をそれぞれ備
えさせ、ライター本体には当該一対の弾性アームに対応
する接触壁を設け、ロックボタンの下方にはロックボタ
ンの係止爪に対応する係止部を備えた作用片をライター
本体に弾装し、更に、押上げレバーの後部にはロックボ
タンが前方に押されたときにのみ該ロックボタンの透孔
に挿通させ得る突起と該突起をロックボタンの透孔に挿
通させたときに前記作用片を押し下げる突部とをそれぞ
れ下方向に突設したことを特徴とする、ライターにおけ
る安全装置を提供するものである。ロックボタンに備え
させた前記一対の弾性アームは略Ｕ字状体とし、ライタ
ー本体における前記接触壁は外側から当該弾性アームに
接触するように配設してもよい。ロックボタンに備えさ
せた前記一対の弾性アームは略Ｖ字状体とし、ライター
本体における前記接触壁は内側から当該弾性アームに接
触するように配設してもよい。なお、本明細書における
「前」「後」は、それぞれ図１における左方、右方をい
う。
【０００５】
【作用】本発明によるライターの安全装置においては、
ライターの非使用時にはロックボタンはその後端がライ
ター本体より後方に突出した状態にある。ロックボタン
がこの状態にあるときには、押上げレバーを回動させよ
うとしても押上げレバー後部の突起がロックボタンに当
接するため、押上げレバーを回動させることはできな
い。即ち、押上げレバーはロック状態にある。従って、
この状態では、ライターを点火させることはできない。
ライターの使用時には、ロックボタンを接触壁に接触す
る弾性アームの力に抗して前方に押し込めばよい。この
ようにしてロックボタンを前方に押し込んだときには、
ロックボタン下部の係止爪がライター本体に弾装された
作用片の係止部に係止し、ロックボタンが当該前方の位
置に固定される。ロックボタンがこの位置にあるときに
は、押上げレバー後部の突起はロックボタンの透孔に挿
通させ得る状態となる。即ち、押上げレバーはロック状
態が解除され、回動可能となる。従って、安全装置を備
えていない通常のライターと同様にして点火操作を行な
うことが可能となる。点火操作において、押上げレバー
がノズルを引き上げる方向に回動されたときには、押上
げレバー後部の突起がロックボタンの透孔に挿通される
と同時に押上レバーの突部が前記作用片を押し下げる。
作用片が押し下げられると、作用片の係止部がロックボ
タンの係止爪から離れ、ロックボタンと作用片との係止
状態が解除される。するとロックボタンは接触壁に圧接
している弾性アームの力により後方に突出した元の位置
に自動的に復帰する。以上を要するに、本発明の安全装
置を備えたライターにおいては、押上げレバーは常時ロ
ック状態にあり、使用時には指でロックボタンを弾性ア
ームの力に抗して前方に押し込むことによりロック状態
を解除した後点火操作を行なうのである。点火操作にお
いて押上げレバーを回動させると押上げレバーは自動的
に元のロック状態に復帰する。このように、ライター使
用時には、指でロックボタンを弾性アームの力に抗して
前方に押し込むことにより押上げレバーのロック状態を
解除する必要があるため、幼児等がライターを点火させ
てしまう虞は極めて小さい。
ライターの非使用時にはロックボタンはその後端がライ
ター本体より後方に突出した状態にある。ロックボタン
がこの状態にあるときには、押上げレバーを回動させよ
うとしても押上げレバー後部の突起がロックボタンに当
接するため、押上げレバーを回動させることはできな
い。即ち、押上げレバーはロック状態にある。従って、
この状態では、ライターを点火させることはできない。
ライターの使用時には、ロックボタンを接触壁に接触す
る弾性アームの力に抗して前方に押し込めばよい。この
ようにしてロックボタンを前方に押し込んだときには、
ロックボタン下部の係止爪がライター本体に弾装された
作用片の係止部に係止し、ロックボタンが当該前方の位
置に固定される。ロックボタンがこの位置にあるときに
は、押上げレバー後部の突起はロックボタンの透孔に挿
通させ得る状態となる。即ち、押上げレバーはロック状
態が解除され、回動可能となる。従って、安全装置を備
えていない通常のライターと同様にして点火操作を行な
うことが可能となる。点火操作において、押上げレバー
がノズルを引き上げる方向に回動されたときには、押上
げレバー後部の突起がロックボタンの透孔に挿通される
と同時に押上レバーの突部が前記作用片を押し下げる。
作用片が押し下げられると、作用片の係止部がロックボ
タンの係止爪から離れ、ロックボタンと作用片との係止
状態が解除される。するとロックボタンは接触壁に圧接
している弾性アームの力により後方に突出した元の位置
に自動的に復帰する。以上を要するに、本発明の安全装
置を備えたライターにおいては、押上げレバーは常時ロ
ック状態にあり、使用時には指でロックボタンを弾性ア
ームの力に抗して前方に押し込むことによりロック状態
を解除した後点火操作を行なうのである。点火操作にお
いて押上げレバーを回動させると押上げレバーは自動的
に元のロック状態に復帰する。このように、ライター使
用時には、指でロックボタンを弾性アームの力に抗して
前方に押し込むことにより押上げレバーのロック状態を
解除する必要があるため、幼児等がライターを点火させ
てしまう虞は極めて小さい。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。まず、本発明の安全装置が組み込まれるライタ
ーの一例について図１を参照して説明する。このライタ
ーは、ライター本体１０に燃料槽１１と、該燃料槽１１
内の燃料を噴出させるノズル１２と、発火石１３と、該
発火石１３に摺接する回転ヤスリ１４と、上下方向に回
動し、ノズル１２を引き上げて燃料を噴出させる押上げ
レバー１５とを備えさせると共に、発火石１３を常時回
転ヤスリ１４に押圧させる押圧ばね１６と押上げレバー
１５により引き上げられたノズル１２を元の位置に戻す
戻しばね１７とを配設してなるものである。１８は回転
ヤスリ１４の支軸、１９は回転ヤスリ１４の両側部に設
けた補助車である。このようなライターを点火させる際
には、指で補助車１９を回転させることにより回転ヤス
リ１４を回転させた直後に引き続き同じ指で押上げレバ
ー１５の後部２０を押し下げればよい。しかるときは、
発火石１３が回転ヤスリ１４との摩擦により火花を発す
ると共に押上げレバー１５が回動し、ノズル１２を引き
上げて燃料を噴出させるので、該燃料が着火する。
明する。まず、本発明の安全装置が組み込まれるライタ
ーの一例について図１を参照して説明する。このライタ
ーは、ライター本体１０に燃料槽１１と、該燃料槽１１
内の燃料を噴出させるノズル１２と、発火石１３と、該
発火石１３に摺接する回転ヤスリ１４と、上下方向に回
動し、ノズル１２を引き上げて燃料を噴出させる押上げ
レバー１５とを備えさせると共に、発火石１３を常時回
転ヤスリ１４に押圧させる押圧ばね１６と押上げレバー
１５により引き上げられたノズル１２を元の位置に戻す
戻しばね１７とを配設してなるものである。１８は回転
ヤスリ１４の支軸、１９は回転ヤスリ１４の両側部に設
けた補助車である。このようなライターを点火させる際
には、指で補助車１９を回転させることにより回転ヤス
リ１４を回転させた直後に引き続き同じ指で押上げレバ
ー１５の後部２０を押し下げればよい。しかるときは、
発火石１３が回転ヤスリ１４との摩擦により火花を発す
ると共に押上げレバー１５が回動し、ノズル１２を引き
上げて燃料を噴出させるので、該燃料が着火する。
【０００７】次に、以上の如きライターに組み込まれる
本発明の安全装置について説明する。上下方向に回動し
てノズル１２を引き上げる前記押上げレバー１５の後部
２０下方におけるライター本体１０上には押上げレバー
１５の回動を阻止するロックボタン２１を該ロックボタ
ン２１の後端が常時後方に突出した状態で前後方向に進
退自在に配設する。該ロックボタン２１には透孔２２を
形成すると共に前部に一対の弾性アーム２３、２３を、
下部に係止爪２４をそれぞれ備えさせる。ロックボタン
２１は弾性アーム２３、２３及び係止爪２４と共に合成
樹脂により一体的に形成するのが望ましい。ライター本
体１０には当該一対の弾性アーム２３、２３に対応する
接触壁２５を設ける。ロックボタン２１の下方にはロッ
クボタン２１の係止爪２４に対応する係止部２６を備え
た作用片２７をライター本体１０に弾装する。作用片２
７は好ましくはライター本体構成部材２８と一体的に形
成し、上方から押されたときにはヒンジ部２９を中心と
して若干下方に傾動するが、上方からの力が除去された
ときには自らもとの状態に復帰する。更に、押上げレバ
ー１５の後部２０にはロックボタン２１が前方に押され
たときにのみ該ロックボタン２１の透孔２２に挿通させ
得る突起３０と該突起３０をロックボタン２１の透孔２
２に挿通させたときに前記作用片２７を押し下げる突部
３１とをそれぞれ下方向に突設する。
本発明の安全装置について説明する。上下方向に回動し
てノズル１２を引き上げる前記押上げレバー１５の後部
２０下方におけるライター本体１０上には押上げレバー
１５の回動を阻止するロックボタン２１を該ロックボタ
ン２１の後端が常時後方に突出した状態で前後方向に進
退自在に配設する。該ロックボタン２１には透孔２２を
形成すると共に前部に一対の弾性アーム２３、２３を、
下部に係止爪２４をそれぞれ備えさせる。ロックボタン
２１は弾性アーム２３、２３及び係止爪２４と共に合成
樹脂により一体的に形成するのが望ましい。ライター本
体１０には当該一対の弾性アーム２３、２３に対応する
接触壁２５を設ける。ロックボタン２１の下方にはロッ
クボタン２１の係止爪２４に対応する係止部２６を備え
た作用片２７をライター本体１０に弾装する。作用片２
７は好ましくはライター本体構成部材２８と一体的に形
成し、上方から押されたときにはヒンジ部２９を中心と
して若干下方に傾動するが、上方からの力が除去された
ときには自らもとの状態に復帰する。更に、押上げレバ
ー１５の後部２０にはロックボタン２１が前方に押され
たときにのみ該ロックボタン２１の透孔２２に挿通させ
得る突起３０と該突起３０をロックボタン２１の透孔２
２に挿通させたときに前記作用片２７を押し下げる突部
３１とをそれぞれ下方向に突設する。
【０００８】ロックボタン２１に備えさせた前記一対の
弾性アーム２３、２３とライター本体１０における前記
接触壁２５とについて更に説明する。図４〜６に示す事
例においては、一対の弾性アーム２３ａ、２３ａは略Ｕ
字状体とし、接触壁２５ａは外側から当該弾性アーム２
３ａ、２３ａに接触するように配設している。図４〜６
における接触壁２５ａはヤスリステー３４に傾斜面３３
を形成し、該傾斜面３３に弾性アーム２３ａを接触させ
るようにしてなるものである。図６において、弾性アー
ム２３ａ、２３ａは常時同図（１）の状態にあるが、同
図（２）に示す如くロックボタン２１が前方に押し付け
られて該弾性アーム２３ａ、２３ａが外側の接触壁２５
ａに圧接するとロックボタン２１は弾性アーム２３ａ、
２３ａの力により後退しようとする。一方、図７にに示
す事例においては、一対の弾性アーム２３ｂ、２３ｂは
略Ｖ字状体とし、接触壁２５ｂは内側から当該弾性アー
ム２３ｂ、２３ｂに接触するように配設している。図７
における接触壁２５ｂは発火石支持体３２である。図７
において、弾性アーム２３ｂ、２３ｂは常時同図（１）
の状態にあるが、同図（２）に示す如くロックボタン２
１が前方に押し付けられて該弾性アーム２３ｂ、２３ｂ
が内側の接触壁２５ｂに圧接するとロックボタン２１は
弾性アーム２３ｂ、２３ｂの力により後退しようとす
る。
弾性アーム２３、２３とライター本体１０における前記
接触壁２５とについて更に説明する。図４〜６に示す事
例においては、一対の弾性アーム２３ａ、２３ａは略Ｕ
字状体とし、接触壁２５ａは外側から当該弾性アーム２
３ａ、２３ａに接触するように配設している。図４〜６
における接触壁２５ａはヤスリステー３４に傾斜面３３
を形成し、該傾斜面３３に弾性アーム２３ａを接触させ
るようにしてなるものである。図６において、弾性アー
ム２３ａ、２３ａは常時同図（１）の状態にあるが、同
図（２）に示す如くロックボタン２１が前方に押し付け
られて該弾性アーム２３ａ、２３ａが外側の接触壁２５
ａに圧接するとロックボタン２１は弾性アーム２３ａ、
２３ａの力により後退しようとする。一方、図７にに示
す事例においては、一対の弾性アーム２３ｂ、２３ｂは
略Ｖ字状体とし、接触壁２５ｂは内側から当該弾性アー
ム２３ｂ、２３ｂに接触するように配設している。図７
における接触壁２５ｂは発火石支持体３２である。図７
において、弾性アーム２３ｂ、２３ｂは常時同図（１）
の状態にあるが、同図（２）に示す如くロックボタン２
１が前方に押し付けられて該弾性アーム２３ｂ、２３ｂ
が内側の接触壁２５ｂに圧接するとロックボタン２１は
弾性アーム２３ｂ、２３ｂの力により後退しようとす
る。
【０００９】次に、押上げレバー１５の状態をロックボ
タン２１及び作用片２７との関係において更に説明す
る。 ［ロック状態］ライターを使用しないときの通常の状態
である。ロックボタン２１は後端がライター本体１０よ
り後方に突出した状態にある。ロックボタン１０がこの
状態にあるときには、押上げレバー１５を回動させよう
としても押上げレバー１５後部の突起３０がロックボタ
ン２１に当接するため、押上げレバー１５を回動させる
ことはできない。従って、この状態では、ライターを点
火させることはできない。（図１、図４、図６（１）、
図７（１）参照） ［ロック解除状態］ライター使用時の状態である。この
状態を得るためには、ロックボタン２１を接触壁２５に
接触する弾性アーム２３、２３の力に抗して前方に押し
込めばよい。このようにしてロックボタン２１を前方に
押し込んだときには、ロックボタン２１下部の係止爪２
４がライター本体１０に弾装された作用片２７の係止部
２６に係止し、ロックボタン２１が当該前方の位置に固
定される。ロックボタンがこの位置にあるときには、押
上げレバー１５後部の突起３０はロックボタン２１の透
孔２２に挿通させ得る状態となる。即ち、押上げレバー
１５はロック解除状態となり、回動可能となる。従っ
て、ライターを点火させることが可能となる。（図２、
図５、図６（２）、図７（２）参照） ［点火］上記ロック解除状態において、安全装置を備え
ていない通常のライターの場合と同様に、指で補助車１
９を回転させることにより回転ヤスリ１４を回転させた
直後に引き続き同じ指で押上げレバー１５の後部２０を
押し下げればライターが点火する。（図３参照） ［ロック状態への自動復帰］上記点火操作において、押
上げレバー１５がノズル１２を引き上げる方向に回動さ
れたときには、押上げレバー１５後部の突起３０がロッ
クボタン２１の透孔２２に挿通されると同時に押上レバ
ー１５の突部３１が作用片２７を押し下げる。作用片２
７が押し下げられると、作用片２７の係止部２６がロッ
クボタン２１の係止爪２４から離れ、ロックボタン２１
と作用片２７との係止状態が解除される。するとロック
ボタン２１は接触壁２５に圧接している弾性アーム２
３、２３の力により後方に突出した元の位置に自動的に
復帰する。（図３、図６（２）、図７（２）参照）
タン２１及び作用片２７との関係において更に説明す
る。 ［ロック状態］ライターを使用しないときの通常の状態
である。ロックボタン２１は後端がライター本体１０よ
り後方に突出した状態にある。ロックボタン１０がこの
状態にあるときには、押上げレバー１５を回動させよう
としても押上げレバー１５後部の突起３０がロックボタ
ン２１に当接するため、押上げレバー１５を回動させる
ことはできない。従って、この状態では、ライターを点
火させることはできない。（図１、図４、図６（１）、
図７（１）参照） ［ロック解除状態］ライター使用時の状態である。この
状態を得るためには、ロックボタン２１を接触壁２５に
接触する弾性アーム２３、２３の力に抗して前方に押し
込めばよい。このようにしてロックボタン２１を前方に
押し込んだときには、ロックボタン２１下部の係止爪２
４がライター本体１０に弾装された作用片２７の係止部
２６に係止し、ロックボタン２１が当該前方の位置に固
定される。ロックボタンがこの位置にあるときには、押
上げレバー１５後部の突起３０はロックボタン２１の透
孔２２に挿通させ得る状態となる。即ち、押上げレバー
１５はロック解除状態となり、回動可能となる。従っ
て、ライターを点火させることが可能となる。（図２、
図５、図６（２）、図７（２）参照） ［点火］上記ロック解除状態において、安全装置を備え
ていない通常のライターの場合と同様に、指で補助車１
９を回転させることにより回転ヤスリ１４を回転させた
直後に引き続き同じ指で押上げレバー１５の後部２０を
押し下げればライターが点火する。（図３参照） ［ロック状態への自動復帰］上記点火操作において、押
上げレバー１５がノズル１２を引き上げる方向に回動さ
れたときには、押上げレバー１５後部の突起３０がロッ
クボタン２１の透孔２２に挿通されると同時に押上レバ
ー１５の突部３１が作用片２７を押し下げる。作用片２
７が押し下げられると、作用片２７の係止部２６がロッ
クボタン２１の係止爪２４から離れ、ロックボタン２１
と作用片２７との係止状態が解除される。するとロック
ボタン２１は接触壁２５に圧接している弾性アーム２
３、２３の力により後方に突出した元の位置に自動的に
復帰する。（図３、図６（２）、図７（２）参照）
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押上げレバーは常時ロック状態にあり、ライター使用時
には、指でロックボタンを弾性アームの力に抗して前方
に押し込むことにより押上げレバーのロック状態を解除
する必要があるため、幼児等がライターを点火させてし
まう虞は極めて小さい。本発明によるライターにおける
安全装置は、構造が簡単であって動作の確実性及び操作
性においても極めて優れている。従って、本発明の安全
装置を組み込んだライターは、幼児等の保護の面におい
ても、ライターの本来の使用者の立場からも、極めて好
ましいものとなる。
押上げレバーは常時ロック状態にあり、ライター使用時
には、指でロックボタンを弾性アームの力に抗して前方
に押し込むことにより押上げレバーのロック状態を解除
する必要があるため、幼児等がライターを点火させてし
まう虞は極めて小さい。本発明によるライターにおける
安全装置は、構造が簡単であって動作の確実性及び操作
性においても極めて優れている。従って、本発明の安全
装置を組み込んだライターは、幼児等の保護の面におい
ても、ライターの本来の使用者の立場からも、極めて好
ましいものとなる。
【図１】本発明による安全装置の一例を組み込んだライ
ターにおいて押上げレバーがロック状態にあるときを示
す縦断面図である。
ターにおいて押上げレバーがロック状態にあるときを示
す縦断面図である。
【図２】同上ライターにおいて押上げレバーがロック解
除状態にあるときを示す断面図である。
除状態にあるときを示す断面図である。
【図３】同上ライターにおいて点火時の状態を示す断面
図である。
図である。
【図４】同上ライターにおいて押上げレバーがロック状
態にあるときを示す一部省略横断面図である。
態にあるときを示す一部省略横断面図である。
【図５】同上ライターにおいて押上げレバーがロック解
除状態にあるときを示す一部省略横断面図である。
除状態にあるときを示す一部省略横断面図である。
【図６】本発明の一実施例において、ロックボタンの弾
性アームと接触壁との関係を概略的に示す平面図であ
る。
性アームと接触壁との関係を概略的に示す平面図であ
る。
【図７】本発明の別の実施例において、ロックボタンの
弾性アームと接触壁との関係を概略的に示す平面図であ
る。
弾性アームと接触壁との関係を概略的に示す平面図であ
る。
【図８】従来の安全装置を示す背面図である。
１ 押上げレバー ２ 後部側壁 ３ 溝穴 ４ 切り込み部 ５ ストップレバー １０ ライター本体 １１ 燃料槽 １２ ノズル １３ 発火石 １４ 回転ヤスリ １５ 押上げレバー １６ 押圧ばね １７ 戻しばね １８ 回転軸 １９ 補助車 ２０ 後部 ２１ ロックボタン ２２ 透孔 ２３ 弾性アーム ２３ａ 弾性アーム ２３ｂ 弾性アーム ２４ 係止爪 ２５ 接触壁 ２５ａ 接触壁 ２５ｂ 接触壁 ２６ 係止部 ２７ 作用片 ２８ ライター本体構成部材 ２９ ヒンジ部 ３０ 突起 ３１ 突部 ３２ 発火石支持体 ３３ 傾斜面 ３４ ヤスリステー
Claims (3)
- 【請求項１】 押上げレバー（１５）の後部（２０）下
方におけるライター本体（１０）上には押上げレバーの
回動を阻止するロックボタン（２１）を後端が常時後方
に突出した状態で前後方向に進退自在に配設し、該ロッ
クボタンには透孔（２２）を形成すると共に前部に一対
の弾性アーム（２３）（２３）を、下部に係止爪（２
４）をそれぞれ備えさせ、ライター本体には当該一対の
弾性アームに対応する接触壁（２５）を設け、ロックボ
タンの下方にはロックボタンの係止爪に対応する係止部
（２６）を備えた作用片（２７）をライター本体に弾装
し、更に、押上げレバーの後部にはロックボタンが前方
に押されたときにのみ該ロックボタンの透孔に挿通させ
得る突起（３０）と該突起をロックボタンの透孔に挿通
させたときに前記作用片を押し下げる突部（３１）とを
それぞれ下方向に突設したことを特徴とする、ライター
における安全装置。 - 【請求項２】 ロックボタンに備えさせた前記一対の弾
性アーム（２３）（２３）は略Ｕ字状体とし、ライター
本体における前記接触壁（２５）は外側から当該弾性ア
ームに接触するように配設したことを特徴とする請求項
１記載のライターにおける安全装置。 - 【請求項３】 ロックボタンに備えさせた前記一対の弾
性アーム（２３）（２３）は略Ｖ字状体とし、ライター
本体における前記接触壁（２５）は内側から当該弾性ア
ームに接触するように配設したことを特徴とする請求項
１記載のライターにおける安全装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315349A JPH05126333A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ライターにおける安全装置 |
| US07/879,992 US5205729A (en) | 1991-11-01 | 1992-05-08 | Safety mechanism for a lighter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315349A JPH05126333A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ライターにおける安全装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126333A true JPH05126333A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18064345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3315349A Pending JPH05126333A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | ライターにおける安全装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5205729A (ja) |
| JP (1) | JPH05126333A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5624254A (en) * | 1994-05-31 | 1997-04-29 | Capital Line Industries, Ltd. | Cigarette lighter |
| KR200453000Y1 (ko) * | 2010-08-23 | 2011-03-31 | 홍병욱 | 안전장치를 구비한 압전 점화식 라이터 |
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| KR0114876Y1 (ko) * | 1995-03-23 | 1998-04-16 | 마고토 이찌가와 | 안전 잠금장치를 구비한 라이터 |
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| US6102689A (en) * | 1998-09-29 | 2000-08-15 | Man; Aman Chung Kai | Push button safety lighter |
| CN2916403Y (zh) * | 2006-04-06 | 2007-06-27 | 邓卫城 | 具有安全防护功能的一次性打火机 |
| US8653942B2 (en) | 2008-08-20 | 2014-02-18 | John Gibson Enterprises, Inc. | Portable biometric lighter |
| US10502419B2 (en) | 2017-09-12 | 2019-12-10 | John Gibson Enterprises, Inc. | Portable biometric lighter |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH045891Y2 (ja) * | 1987-03-09 | 1992-02-19 | ||
| WO1990000239A1 (fr) * | 1988-07-01 | 1990-01-11 | Sibjet S.A. | Briquet de securite |
| US5125829A (en) * | 1988-09-02 | 1992-06-30 | Bic Corporation | Bidirectional selectively actuatable lighter |
| FR2645626B1 (fr) * | 1989-04-07 | 1994-06-03 | Swedish Match Consumer Product | Briquet a gaz |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP3315349A patent/JPH05126333A/ja active Pending
-
1992
- 1992-05-08 US US07/879,992 patent/US5205729A/en not_active Expired - Fee Related
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| US5624254A (en) * | 1994-05-31 | 1997-04-29 | Capital Line Industries, Ltd. | Cigarette lighter |
| KR200453000Y1 (ko) * | 2010-08-23 | 2011-03-31 | 홍병욱 | 안전장치를 구비한 압전 점화식 라이터 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5205729A (en) | 1993-04-27 |
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