JPH05124692A - フレキシブルコンテナ - Google Patents

フレキシブルコンテナ

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JPH05124692A
JPH05124692A JP3281460A JP28146091A JPH05124692A JP H05124692 A JPH05124692 A JP H05124692A JP 3281460 A JP3281460 A JP 3281460A JP 28146091 A JP28146091 A JP 28146091A JP H05124692 A JPH05124692 A JP H05124692A
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JP
Japan
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bag
film
port
aeration
gas
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Pending
Application number
JP3281460A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Sumiya
佳彦 住谷
Daisaku Maeda
大作 前田
Shingo Tokita
進午 時田
Takeshi Nakayama
猛 中山
Itaru Kurimoto
到 栗本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAT MARINE PLASTIC
NATL MARINPURASUCHITSUKU KK
Sumitomo Cement Co Ltd
Bridgestone Corp
Original Assignee
NAT MARINE PLASTIC
NATL MARINPURASUCHITSUKU KK
Sumitomo Cement Co Ltd
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by NAT MARINE PLASTIC, NATL MARINPURASUCHITSUKU KK, Sumitomo Cement Co Ltd, Bridgestone Corp filed Critical NAT MARINE PLASTIC
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Publication of JPH05124692A publication Critical patent/JPH05124692A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸送物の完全なる排出を、少ない作業工数の
下で、円滑かつ迅速に行う。 【構成】 補強層を有する可撓性の袋体1の頂部および
底部に、輸送物投入口2および排出口3をそれぞれ設
け、この輸送物排出口3の周りで、袋体の外側にパレッ
ト4を取付ける。袋体1の内側で、前記輸送物排出口3
の周りに、エアレーション膜6を展設し、このエアレー
ション膜6の下方で、前記袋体の底部に、少なくとも一
個の気体吹込口7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉粒状物その他の輸
送に用いられて、所要の場所での輸送物の完全なる取出
しを、円滑かつ迅速ならしめる、主として大型のフレキ
シブルコンテナに関し、とくには、タンクローリーの有
する利点と、小型のフレキシブルコンテナの有する利点
との双方をもたらすものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、セメント、重炭酸カルシウム
などの粉体、粒状体その他に対する既知の輸送方法とし
ては、タンクローリーを用いる方法および、小型のフレ
キシブルコンテナを用いる方法がある。ここで、タンク
ローリーを用いる輸送方法は、自動車の荷台に付設した
剛性タンクを、自動車の走行運動にともなって、粉粒状
物の受取り位置および取出し位置へそれぞれもたらし、
それらのそれぞれの位置で、タンク内への粉粒状物の充
填およびタンク内粉粒状物の排出を行うものであり、こ
の方法によれば、タンクが保形性を有していることに加
え、タンク内粉粒状物の排出を、圧送空気をもって行い
得ることから、粉粒状物のタンク内への充填およびそこ
からの排出を、ともに人手をかけずに簡易迅速に行い得
る利点がある。
【0003】また、フレキシブルコンテナを用いる方法
によれば、そのコンテナを、トラック、貨車、船舶、航
空機など、いずれの種類の輸送手段によっても輸送でき
る利点がある他、輸送の終了後は、コンテナをコパクト
に折り畳んで返送できるという輸送効率上の利点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、タンクロー
リーを用いる場合には、剛性タンクの存在に故に、復路
を空荷で走ることを余儀なくされることになって、輸送
効率が低いという問題があり、また、フレキシブルコン
テナを用いる場合には、充填排出作業に人手がかかって
ローディング作業効率が悪いという問題があった。そこ
で、タンクローリーに特有の利点とフレキシブルコンテ
ナに特有の利点とを併せもつ大型フレキシブルコンテナ
の開発が急がれているが、現実には、輸送物の排出効率
および排出作業効率のそれぞれを満足し得る程には高め
得ない状況にある。
【0005】この発明は、従来技術のかかる問題を有利
に解決するものであり、フレキシブルコンテナそれ本来
の利点はそのまゝに、輸送物の完全なる排出を十分に簡
易迅速に、しかも、多くの作業工数を必要とすることな
く行うことができるフキシブルコンテナを提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のフレキシブル
コンテナは、補強層を有して、たとえば筒状をなす可撓
性袋体の頂部および底部のそれぞれに、輸送物投入口お
よび排出口をそれぞれ設け、たとえば底部中央部分に位
置するその輸送物排出口の周りで、袋体の外側にパレッ
トを取付ける一方、その袋体の内側で、輸送物排出口の
周りから袋体側壁までの間にエアレーション膜を展設
し、このエアレーション膜の下方で袋体底壁に、少なく
とも一の気体吹込口を設けたものである。
【0007】ここでより好ましくは、輸送物排出口を、
パレットに配設した排出管に接続し、気体吹込口を、こ
れもパレットに配設した送気管に接続する。また好まし
くは、送気管の、気体吹込口の近傍位置に可撓部分を設
ける。そしてまた、前記排出管に吹込管を接続すること
が好ましく、前記エアレーション膜を、輸送物排出口か
ら離れるにつれて、底部からの高さが次第に高くなる姿
勢で展設することが好ましい。
【0008】さらに好ましくは、エアレーション膜と気
体吹込口との間に、吹込気体の分散膜を配設し、また、
エアレーション膜と袋体底部との間に、そのエアレーシ
ョン膜に近接して位置する気体不透過性の膜体を展設
し、袋体底部に、その気体不透過性の膜体とエアレーシ
ョン膜との間に開口する気体吹込口を設けるとともに、
気体不透過性膜体の下方に開口する他の気体吹込口を設
ける。
【0009】
【作用】このフレキシブルコンテナでは、そこに所定量
の粉粒状物を充填した後に、パレット上での起立姿勢
で、それをトラックその他の運送手段をもって所定の場
所まで輸送し、一時保管の後、または一時保管なしに、
所定の荷受け設備を対して輸送物排出口を開口させ、併
せて、気体吹込口から加圧空気を吹き込むことによっ
て、輸送物としての粉粒状物の排出を行う。かかる排出
に当り、気体吹込口から吹き込まれて、エアレーション
膜を通過した加圧空気は、袋体内圧の上昇をもたらすこ
とに加え、エアレーション膜と粉粒状物との摩擦力を低
減して、粉粒状物の流動化をもたらすとともに、粉粒状
物の、いわゆる棚吊り現象の発生を有効に防止すること
から、その粉粒状物は、袋体の底部に設けた輸送物排出
口から十分円滑に、かつ迅速に排出されることになる。
【0010】ところで、粉粒状物のこのような排出作業
に際し、その排出を、パレットに配設されて、輸送物排
出口に接続された排出管を介して行うとともに、その排
出管を、荷受け設備に接続した場合には、粉粒状物の排
出に伴う発塵を十分に防止して作業環境を大きく向上さ
せることができる。同様に気体吹込口をもまた、パレッ
トに配設した送気管に接続した場合には、その気体吹込
口への、気体供給源の接続を極めて容易ならしめるこる
ことができる。
【0011】なおここで、気体吹込口に接続した送気管
に、その気体吹込口に近接して位置する可撓部分を設け
た場合には、気体吹込口から可撓性袋体内へ加圧空気を
吹き込んだときの、袋体の膨満に伴う、袋体底部、とく
には底部周縁部分のパレットからの浮き上がりを十分に
許容することができ、それ故、袋体に無理な力が作用す
ることに起因するその袋体の耐久性の低下を有効に防止
することができる。
【0012】また、輸送物排出口に接続した排出管に、
その排出口に近接した位置で吹込管を接続した場合に
は、粉粒状物が排出管内で詰まったときに、吹込管から
の加圧空気を排出管に供給することによって、その詰り
を有効に取除くことができる。そしてまた、エアレーシ
ョン膜を、輸送物排出口から離れるにつれて、高さが次
第に高くなる姿勢で展設した場合には、そのエアレーシ
ョン膜をもって、粉粒状物の、排出口への流下をガイド
することにより、それの排出を一層円滑ならしめること
ができる。
【0013】さらに、エアレーション膜と気体吹込口と
の間で、その気体吹込口の上方位置に気体分数膜を配設
した場合には、気体吹込口から吹込まれた加圧空気が、
エアレーション膜の特定箇所にのみ強く当たるのを防止
して、エアレーション膜をを通過する加圧空気量を、そ
の全周にわたってほぼ均一ならしめることができる。
【0014】加えて、エアレーション膜と袋体底部との
間に、エアレーション膜に近接して位置する気体不透過
性の膜体を展設し、これらの両膜間で、袋体底部に開口
する気体吹込口を設け、また、気体不透過性の膜体の下
方に他の気体吹込口を設けた場合には、後者の気体吹込
口からの加圧空気の供給によって、エアレーション膜上
の粉粒状物の量の多少にかかわらず、そのエアレーショ
ン膜を、所期のテーパ状展設姿勢に維持することがで
き、従って、前者の気体吹込口からの加圧空気の吹き込
みに基づき、エアレーション膜の案内下で、粉粒状物を
常に円滑に排出することができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す図であり、図
中1は可撓性を有し、全体としてほぼ俵状をなす袋体を
示し、2,3はそれぞれ、袋体1の頂部および底部に設
けた輸送物投入口および排出口を示す。
【0016】このような袋体1を、袋体1の底部中央部
分に設けた輸送物排出口3の周りでパレット4に取付
け、その排出口3をパレット4に配設した排出管5に接
続する。また、袋体1の内側では、輸送物排出口3の周
りにエアレーション膜6を取付け、このエアレーション
膜6を、排出口3から離れるにつれて、袋体底部からの
高さが次第に高くなる展設姿勢で袋体側壁に連結する。
そしてまた、エアレーション膜6の下方で、袋体の底部
に、袋体側壁に接近して位置する、この例では一個の気
体吹込口7を設け、この吹込口7をもまた、パレット4
に配設した送気管8に接続する一方、その気体吹込口7
の上方位置に、後に詳述する気体分散膜9を設ける。
【0017】このようなフレキシブルコンテナにおい
て、可撓性の袋体1は、図2に部分断面正面図で例示す
るように、たとえばポリエステル帆布に塩化ビニル樹脂
をコーティングしてなる膜体1aに、その膜体1aの長さ方
向に所定の間隔をおいて位置する複数本の胴巻きベルト
1bを巻き掛けるとともに、その膜体1aの周方向に所定の
間隔をおく複数本の胴縦ベルト1cを巻き掛けることによ
って構成してなり、ここで、各胴縦ベルト1cは、図3
(a),(b) にそれぞれ平面図および底面図で示すように、
それぞれの端部分を、エンドレス補強ロープ1d, 1eに巻
き掛けて逢着することにより固着する。
【0018】また、輸送物投入口2は、袋体頂部からの
筒状突出部よりなり、その投入口2は、二本の締紐2aを
もって完全に閉塞することができる。そして、投入口2
のこの閉塞は、筒状部分の、締紐2aによる締め付け状態
を維持したまま、その筒状部分を、複数の山形フラップ
2b内に折り込み、そして、それらのフラップ2bに通した
閉塞ロープ2cを締め込んで、図3(a) に示すような平坦
状態とすることによって一層完全なものとすることがで
きる。
【0019】さらに、エアレーション膜6は、図4に平
面図で例示するように、これもたとえばポリエステル帆
布からなる4枚の扇形部材6aを相互に逢着して、所定の
直径を有する一枚の円形輪郭部材とすることにより構成
され、このエアレーション膜6の内縁部分は、輸送物排
出口3の縁部および、排出管5の立上り部分とともに、
複数本のボルト・ナットによってパレット4に取付けら
れ(図1(b) 参照) 、また、エアレーション膜6の外縁
部分は、袋体側壁の内面に設けた連結部材にそれを逢着
することによりその側壁に取付けられる。
【0020】ところで、気体吹込口7の上方位置に配設
される気体分散膜9は、加圧空気をほとんどもしくは全
く透過しない、たとえば樹脂コーティング織布を、図5
(a)に示すように扇形に裁断したところにおいて、それ
の半径方向の内外の各端部分を、図5(b) に示すよう
に、気体吹込口7を跨いだ位置で、袋体底部に熱融着そ
の他によって固着することにて構成することができ、こ
のような気体分散膜9は、気体吹込口7から吹き込まれ
た加圧空気が、その上方のエアレーション膜部分に直接
的に到達するのを妨げて、その加圧空気の、袋体底部の
周方向への分散をもたらす。
【0021】図6は、袋体1を起立姿勢で取付けるパレ
ットおよび、そのパレットに配設した配管を示し、この
パレット4は、その中央部分に、袋体1の輸送物排出口
3と対応して位置する穴4aを有するとともに、袋体底部
の気体吹込口7と対応して位置する穴4bを有する。そし
てこの例のパレット4には、穴4aに連通する排出管5を
配設するとともに、穴4bを連通する送気管8を配設し、
さらに、排出管5の、穴4aに通じる立上り部に接続した
吹込管10を配設して、好ましくは、この吹込管10の軸線
を、少なくともその接続部分において、排出管7の水平
部分の軸線と同軸とする。
【0022】これらの配管のうち、排出管5は、図7
(a) に示すところから明らかなように、それを、袋体1
の排出口縁部およびエアレーション膜6とともにパレッ
ト4の天板4cに固定することによって袋体の内部に開口
され、また、送気管8は、図7(b) に示すように、パレ
ット4の天板上に載置される管端フランジ8aを、気体吹
込口7の周りで袋体底部に取付けることによって、その
袋体底部とエアレーション膜6との間に区画される保形
室に開口される。
【0023】従って、送気管8は、そこを通る加圧空気
を、気体吹込口7を経て保形室内へ供給することによる
その保形室の膨脹によって袋体底部が平面状から球面状
に変形するに際し、その袋体底部によって、持上げ方向
の上向き外力を受けることになる。これがため、図7
(b) に示すことろでは、送気管8の、エルボに隣接する
水平部分に可撓部分8bを設け、この可撓部分8bによって
送気管8の持上げ変形を許容することにより、袋体底部
への無理な力の作用を防止して、その袋体底部の耐久性
の向上を担保する。なお、図中11は、可撓部分8bの余剰
の変形を拘束するチェーンを示す。
【0024】以上のように構成してなるフレキシブルコ
ンテナによる、たとえば粉状輸送物の輸送に際しては、
はじめに、袋体1の輸送物投入口2の閉止状態で、たと
えば、吹込管10から空気を供給して袋内圧力を 0.1kgf/
cm2 程度に高めることによって、その袋体1をパレット
上で起立させ、次いで、袋体1のその起立姿勢を、図示
しない吊り具を用いた吊り掛け状態にて維持する。
【0025】なおこの時点においては、吹込管10からの
空気の供給はすでに停止されており、その吹込管10その
他の配管の、図示しないバルブは閉止されている。その
後は、投入口2を、図2に示すように開放して、その投
入口2から袋体内へ所定量の輸送物を供給する。輸送物
のこのような袋内供給は、投入口2の内側へ、輸送物供
給管の先端部を差込むことにより、吊り具の作用と相俟
って、人手をほとんど必要とすることなく、容易かつ円
滑に行うことができる。
【0026】そして、袋体内への輸送物の供給終了後
は、締紐2aおよび閉塞ロープ2cのそれぞれの作用下で、
投入口2の完全なる閉止をもたらすとともに、吊り具に
よる袋体1の吊り掛け状態を解除する。このようにして
輸送物の充填を終了した後は、袋体1をパレット4とと
もに運送手段、たとえばトラックに移載して、それを目
的地まで輸送する。目的地に到達後は、フォークリフト
その他の荷役装置によって、荷卸しを行い、一時保管の
後、または一時保管なしに、フレキシブルコンテナを所
定の荷受け設備まで移送して、そこで輸送物の排出を行
う。
【0027】この排出に当っては、排出管5を荷受け設
備に連結するとともに、その荷受け設備側の配管ユニッ
トを、送気管8および吹込管10のそれぞれに連結し、こ
こでまず、排出管5に設けたバルブおよび吹込管10に設
けたバルブのそれぞれを開放して、吹込管10から供給さ
れる加圧空気で、排出管内に溜まっている輸送物の排出
を行う。その後は、それぞれの管5,10のバルブを閉止
するとともに、送気管8からの加圧空気の供給を行い、
保形室、ひいては、袋体1の内圧の上昇をもたらす。こ
のとき、気体吹込管7から保形室へ吹き込まれる加圧空
気は気体分散膜9の作用下で、エアレーション膜6の全
周にわたって、それをほぼ均等に加圧する。
【0028】このことによって、直接続的には保形室内
圧の、ひいては、エアレーション膜6を透過した加圧空
気による、袋体内圧の十分な上昇をもたらした後は、排
出管5に設けたバルブを開放することによって、輸送物
の、荷受け設備への排出を開始する。ここでのこの排出
は、袋体1の内圧増加と、輸送物それ自身の重量とによ
って十分円滑に行われ、しかも、エアレーション膜6を
透過してその膜上に形成される空気層が、輸送物とエア
レーション膜6との摩擦力の低減をもたらすことから、
その排出は、一層円滑に、かつ迅速に行われることにな
る。
【0029】従って、この排出に当ってもまた、人手を
ほとんど必要とすることなく、輸送物の完全なる排出
を、極めて簡易迅速に行うことができる。ここで、図示
例のように、パレット4に配設した排出管5を、荷受け
設備に連結して輸送物の排出を行う場合には、塵埃の発
生を防止して、作業環境を十分良好に維持することがで
きる。ところで、輸送物の排出途中において、排出管内
に輸送物が詰った場合には、その排出管5に接続した吹
込管10のバルブを開放して、その吹込管10からの加圧空
気を排出管内へ吹き込むことにより、滑りを効果的に取
り除くことができる。以上のようにして袋体1からの、
輸送物の完全なる排出を終了した後は、従来技術で述べ
たと同様、その袋体1を折り畳むことによって、極めて
コンパクトなものとして返送することができる。
【0030】図8は、保形室の他の例を示す断面図であ
り、この例は、エアレーション膜6と袋体底部との間に
そのエアレーション膜6に近接して位置して、それとほ
ぼ同様の形状を有する気体不透過性の膜体12を展設した
ところにおいて、袋体底部に、その膜体12とエアレーシ
ョン膜6との間に開口する気体吹込口を設けるととも
に、気体不透過性の膜体12の下方に開口する他の気体吹
込口を設けて、たとえば、一方の気体吹込口7を、前述
の場合と同様に送気管8に、また、他方の気体吹込口13
を、バルブを介して吹込管10にそれぞれ接続したもので
ある。
【0031】この例によれば、とくには、気体吹込口13
を通る加圧空気の吹き込みによって袋体の輸送物量の多
少にかかわらずエアレーションの傾斜を形成ならしめら
れる為、エアレーション効果がより高まり、このスライ
ドに添って排出がスムーズになされる。前述した実施例
に比して袋体内の輸送物が多い時でも、エアレーション
傾斜角がしっかりと形成されるため、スムーズに効率良
く排出が可能になる。
【0032】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、フレキシ
ブルコンテナそれ本来の機能を十分に発揮させ得ること
はもちろん、輸送物の充填および排出に要する作業工数
を十分小ならしめるとともに、その輸送物の完全なる排
出を極めて簡易迅速にならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す図である。
【図2】袋体の部分断面正面図である。
【図3】袋体の平面図および底面図である。
【図4】エアレーション膜の平面図である。
【図5】気体分散膜を示す図である。
【図6】パレットおよびそこへの配管を示す部分断面平
面図である。
【図7】排出管および送気管の、袋体底部への連結状態
を示す図である。
【図8】保形室の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 袋体 2 輸送物投入口 2a 締紐 2c 閉塞ロープ 3 輸送物排出口 4 パレット 4a, 4b 穴 4c 天板 5 排出管 6 エアレーション膜 7,13 気体吹込口 8 送気管 8a 管端フランジ 8b 可撓部分 9 気体分散膜 10 吹込管 12 膜体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 大作 千葉県松戸市樋野口813 (72)発明者 時田 進午 東京都品川区南大井6丁目28番12号 株式 会社ナシヨナルマリンプラスチツク内 (72)発明者 中山 猛 神奈川県茅ケ崎市室田2−8−33 (72)発明者 栗本 到 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町150−7

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強層を有する可撓性の袋体の頂部およ
    び底部に、輸送物投入口および排出口をそれぞれ設け、
    この輸送物排出口の周りで、袋体の外側にパレットを取
    付け、その袋体の内側で、前記輸送物排出口の周りに、
    エアレーション膜を展設し、このエアレーション膜の下
    方で、前記袋体の底部に、少なくとも一個の気体吹込口
    を設けてなるフレキシブルコンテナ。
  2. 【請求項2】 輸送物排出口を、パレットに配設した排
    出管に接続し、気体吹込口を、これもパレットに配設し
    た送気管に接続してなる請求項1記載のフレキシブルコ
    ンテナ。
  3. 【請求項3】 前記送気管の、気体吹込口の近傍位置に
    可撓部分を設けてなる請求項2記載のフレキシブルコン
    テナ。
  4. 【請求項4】 前記排出管に吹込管を接続してなる請求
    項2もくは3のいずれかに記載のフレキシブルコンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】 前記エアレーション膜を、輸送物排出口
    から離れるにつれて、高さが次第に高くなる姿勢で展設
    してなる請求項1〜4のいずれかに記載のフレキシブル
    コンテナ。
  6. 【請求項6】 前記エアレーション膜と気体吹込口との
    間に、気体分散膜を配設してなる請求項1〜5のいずれ
    かに記載のフレキシブルコンテナ。
  7. 【請求項7】 エアレーション膜と袋体底部との間に、
    そのエアレーション膜に近接して位置する気体不透過性
    の膜体を展設し、袋体底部に、その気体不透過性の膜体
    とエアレーション膜との間に開口する気体吹込口を設け
    るとともに、気体不透過性の膜体の下方に開口する他の
    気体吹込口を設けてなる請求項1〜6のいずれかに記載
    のフレキシブルコンテナ。
JP3281460A 1991-10-28 1991-10-28 フレキシブルコンテナ Pending JPH05124692A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6062732A (en) * 1997-07-25 2000-05-16 Intertape Polymer Group Flexible intermediate bulk container

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6062732A (en) * 1997-07-25 2000-05-16 Intertape Polymer Group Flexible intermediate bulk container

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