JPH05124010A - 床柱加工装置 - Google Patents

床柱加工装置

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JPH05124010A
JPH05124010A JP28686291A JP28686291A JPH05124010A JP H05124010 A JPH05124010 A JP H05124010A JP 28686291 A JP28686291 A JP 28686291A JP 28686291 A JP28686291 A JP 28686291A JP H05124010 A JPH05124010 A JP H05124010A
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floor pillar
router
pillar
floor
cutout portion
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Hajime Kamijo
肇 上條
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祐治 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、人工の床柱において、小壁等を嵌
合するための切欠部の形成を容易にすることにより、床
柱の製造のコスト低減及び製造期間の短縮を図ることを
目的とする。 【構成】 本発明は、床柱を床の間等に設置する際に、
前記床柱に矩形の小壁を嵌合するための切欠部を形成す
るためのものでる。そして、前記小壁の角が嵌合する切
欠部の凹状の角の部分に穴をあけるためのボール盤D
と、前記切欠部を形成するためのルーター加工機Fとか
らなるものである。そして、予め、ボール盤Dにより凹
状の角の部分に穴をあけて置くことにより、ルーター4
4により形成される切欠部の角の部分に、ルーター44
の外周面に沿った切り残しがでないようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集成材よりなる円柱状
の柱材の外周面に化粧単板が貼設され、自然木と同様な
外観に形成された床柱を、床の間等に設置する際に、床
柱の端部に小壁を嵌め込むための切欠部を形成する床柱
加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自然木に代わる床柱として、従来、集成
材を芯材として用い、これを円柱形状に加工し、その外
周に化粧単板を巻いた人工の床柱が知られている(例え
ば実願昭56−111860号)。
【0003】この人工の床柱Aは、例えば、図15に示
すような構造である。すなわち、これは、円柱状に加工
形成された集成材よりなる芯材1の外周に、芯材1の周
囲を被服する化粧単板2を接着接合したもので、この床
柱Aの表面は、ローラーにより押圧された3〜5mmの
凹凸模様Mが付けられ、自然木の木肌に似た形態をなす
ように施されている。このような床柱Aによれば、高さ
寸法等を全て規格化して製造することができるので、現
場での取り付け作業等の作業性を向上することができ、
また、自然木に比較してコストを低下することができる
利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、床柱Aは、
図16に示すように、主に床の間Bで用いられるもので
あり、その上端部には、表側の面を出した状態で、左右
段違いの小壁3、4などが接合されることになる。従っ
て、床柱Aの上端部には、これら小壁3、4や梁等を接
合するための複雑な形状の切欠部を設ける必要がある。
単純な切欠部や直線状の溝は、電動鋸、電動糸鋸、電動
鉋等により容易に、略自動的に形成することができる
が、直角な角を有する凹部等は、円盤状の刃を有する電
動鋸や、上下方向に貫通した状態で切断してしまう糸鋸
等では、形成することが困難であった。
【0005】また、円筒状の回転体の表面に、回転方向
に対して、所定の角度を有する切削刃が設けられたルー
ターによれば、複雑な形状の切欠部を形成することがで
きる。しかし、円筒状の回転体表面の切削刃により切欠
部を形成することになるので、凸状の直角な角を形成す
ることができても、凹状の直角な角を形成しようとした
場合には、角の部分が回転体の外周面に沿った円弧状に
なってしまう。従って、床柱に矩形状小壁パネルを嵌め
込むための切欠部を形成するような作業には不向きであ
る。
【0006】そして、上記のように、床柱Aを集成材に
より人工的に作ることにより、床柱A自体の形状が規格
化され、床柱Aへの上記切欠部の形成自体は、単一的な
作業とすることができるが、上記切欠部自体の形状が複
雑なため、切欠部の形成は熟練した作業者による手作業
に頼らなければならなかった。従って、床柱Aへの上記
切欠部の形成が障害となり、人工の床柱Aのコスト低
減、製造期間短縮等が図れなかった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、人工の床柱において
小壁等を嵌合するための切欠部の形成を容易にすること
により、床柱の製造のコスト低減及び製造期間の短縮を
図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、床柱を床の間等に設置する際に、前記床
柱に矩形の小壁を嵌合するための切欠部を形成するため
のものであって、前記小壁の角が嵌合する切欠部の凹状
の角の部分に穴をあけるためのボール盤と、前記切欠部
を形成するためのルーター加工機とを具備してなり、前
記ボール盤は、上下動自在に配置された穿孔用のドリル
と、前記床柱を、該床柱の穴あけ位置がドリルの下に配
置されるように搬送すると共に、その位置で固定する作
業台とを具備してなり、前記ルーター加工機は、前後左
右移動自在に配置され、かつ前記床柱を削って切欠部を
形成するルーターと、前記床柱の切欠部形成位置を所定
の位置に搬送すると共に、その位置で固定する作業台と
を具備してなることを解決手段とした。
【0009】
【作用】上記構成によれば、矩形状の小壁の端部を嵌合
するための切欠部を形成するにあたって、切欠部の凹状
の直角な角の部分を形成する際に、角の頂点の部分に予
めボール盤で穴をあけて置くことにより、ルーターで切
欠部を形成した際に、角の部分がボール盤による穴とな
る。従って、切欠部に小壁を嵌合する際に、切欠部の角
の部分が、ルーターだけで形成した場合のように、ルー
ターの外周面に沿って残り邪魔になることがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1ないし図11が本実施例の床柱加工装置C
を示すものであり、図12ないし図14が床柱加工装置
により加工された床柱Aを示すものであって、図1に示
すように、床柱加工装置Cは、ボール盤Dと第1及び第
2のルーター加工機E、Fとからなるものである。そし
て、図2及び図3がボール盤Dを示すものであり、図4
及び図8が第1のルーター加工機Eを示し、図9及び図
11が第2のルーター加工機Fの構成のうち、主に第1
のルーター加工機Eと異なる部分を示すものである。
【0011】前記ボール盤Dは、予め、図12に示すよ
うに、直線状の切欠部a、b、cを電動鋸及び電動鉋等
により形成した後に、第2のルーター加工機Fにより、
図14に示す直角な面h、fを有する切欠部iを設ける
際に、直角な角部分に図12に示す穴gを形成するもの
である。
【0012】ボール盤Dは、図2及び図3に示すよう
に、前記穴gを形成するための電動ドリル11と、該電
動ドリル11を穴あけ位置において、上下動可能に支持
する支持台12と、予め図12に示すように加工された
床柱Aを搬送すると共に、固定する作業台13とを主体
として構成されたものである。
【0013】前記電動ドリル11は、周知の小型電動ド
リルであり、電動モーター11aとドリル11bとから
なるものである。前記支持台12は、作業台13の側縁
に立設された第1の支柱14と、該第1の支柱14の上
端から作業台13の長さ方向に対して直角に延出する支
持腕15と、該支持腕15に上端部を支持されて垂直に
配置された円柱状のガイドレール16と、該ガイドレー
ル16に沿って上下に摺動自在なドリル支持部17と、
前記第1の支柱14の上部の側面に取付けられた第2の
支柱18と、該第2の支柱18の上端部の支持片18a
に、上端部を作業台13の長さ方向に対して直角な平面
内で回動自在に支持されたエアーシリンダー19と、エ
アーシリンダ19のピストン19aの先端部とドリル支
持部17とを接続するリンク部20と、ドリル支持部1
7の下方への移動を規制するリミットスイッチ21とか
らなるものである。
【0014】前記ドリル支持部17は、電動ドリル1が
ボルトにより固定される支持板部17aと、ガイドレー
ル16が挿通されるリング部17b、17bが上下に取
付けられた摺動部17cとからなるものである。また、
ガイドレール16には、前記リング部17b、17b同
士の間に、コイルスプリング16aが外挿されている。
該コイルスプリング16aの下端は、その位置をガイド
レール16に固定されたストッパー16cにより決めら
れている。そして、コイルスプリング16aの上端がド
リル支持部17の上部のリング部17bを上方に付勢す
るようになっている。また、ドリル支持部17は、リン
ク部20を介して、エアーシリンダー19のピストン1
9aの先端と接続されており、ピストン19aを前進さ
せることにより、下方に移動し、床柱Aに穴をあけるよ
うになっている。
【0015】リンク部20は、一端をストッパー16c
にピン結合されたリンク片20aと、該リンク片20a
の他端に一端をピン結合されると共に、中央部の支点2
0bをドリル支持部17にピン結合され、かつ他端を回
動部20cを介してピストン19aの先端に回動自在に
接合されたアーム20dとからなっており、リンク片2
0aのストッパー16cへのピン結合部分を固定された
支点として、エアーシリンダー19によりアーム20d
を押し下げることにより、移動する支点20bを、スプ
リングコイル16aの付勢力とドリル11bによる穿孔
の負荷に抗して、ガイドレール16に沿って下方に押し
下げるようになっている。
【0016】また、ガイドレール16の下端部の近傍に
は、リミットスイッチ21が設けられており、ドリル支
持部17が下方に移動することにより、ドリル支持部1
7の下端がリミットスイッチ21に接触すると、エアー
シリンダー19の作動を停止するようになっている。
【0017】前記作業台13は、多数のローラー22a
…からなり、かつ作業面を構成するローラーコンベアー
22と、床柱Aの切欠部c(図12に図示)側面を規制
する固定定規23(図2だけに図示)と、床柱Aの切欠
部a(図12に図示)前面を規制するストッパー24
と、該ストッパー24の一端側を支持すると共に、床柱
Aの前部d(図12に図示)を固定定規23側に誘導す
る誘導柱25と、床柱Aを上方からローラーコンベアー
22に押圧して固定する押圧部26(図2だけに図示)
と、これらを支持する脚部27(図1に図示)とからな
るものである。
【0018】前記ローラーコンベアー22は、チャンネ
ル状鋼材からなる2本ずつの支持体22bの間に多数の
ローラー22a…が回動自在に2列に支持されたもので
ある。前記固定定規23は、作業台13の第1の支柱1
4の設けられた側の支持体22b上に、作業台13の長
さ方向に沿って設けられた細板状のものである。前記ス
トッパー24は、作業台13の第1の支柱14の前方側
に、作業台13の長さ方向に対して直角かつ水平に設け
られた細板状の金属板である。そして、ストッパー24
の高さは、床柱Aの前部dの高さより僅かに高く配置さ
れており、床柱Aの前部dがストッパー24の下を通過
した後に、床柱Aの切欠部aの前面に当接するようにな
っている。
【0019】前記誘導柱25は、2列のローラー22a
…の間の支持体22b、22b上に立設され、ストッパ
ー24の下を通過する床柱Aの前部を固定定規23側に
押圧するようになっている。前記押圧部26は、作業台
13の第一の支柱14側側縁の第1の支柱14後方に立
設された第3の支柱26aと、第3の支柱26aから作
業台13上に延出する腕部26bと、腕部26bに垂直
に取り付けられたエアーシリンダー26cとからなり、
エアーシリンダー26cのピストン26dの先端には、
ピストン26dの先端に対して回動自在に、押圧板26
eが取り付けられている。このような構成のもとに、押
圧部26は、床柱Aを上方から作業台13に押さえ付け
るようになっている。
【0020】第1のルーター加工機Eは、図13に示す
ように、床柱Aの小壁が嵌め込まれた際に表面側にでる
前部の両側縁e、eの角を取るものである。第1のルー
ター加工機Eは、図4ないし図8に示すように、床柱A
の角を取るためのルーター30と、該ルーター30を前
後左右に移動可能に支持する支持部31と、床柱Aを搬
送すると共に、固定する作業台32とを主体として構成
されたものである。
【0021】前記ルーター30は、周知のものであり、
電動モーター30aにより回転する円柱状の回転体30
bに切削刃(図示略)が取り付けられたもので、回転体
30bを回転させた状態で、木材等に押しつけることに
より、任意の形状に木材等を削っていくものである。な
お、ルーター30の上部には、ルーターの前後移動(作
業台の長さ方向)の移動距離を決める2つのリミットス
イッチ30c、30cが取り付けられている。
【0022】前記支持部31は、作業台32上に、作業
台32の長さ方向に沿って、水平かつ平行に配置された
2本の円柱状のガイドレール33、33と、ガイドレー
ル33、33に沿って移動自在な移動部34と、該移動
部34をガイドレール33、33に沿って前後に移動さ
せるためのエアーシリンダー35と、移動部34に設け
られたガイドレール34a、34aに沿って移動すると
共に、ルーター30を支持するルーター支持部36と、
該ルーター支持部36をガイドレール34a、34aに
沿って左右に移動させるためのエアーシリンダー37
と、作業台32上の床柱Aの左右方向の位置を規制する
2本の固定定規(図示略)と、床柱Aの切欠部a(図1
2)側前面に当接して、床柱Aの前後位置を規制するス
トッパー38(図4に図示)と、床柱Aを上方から作業
台に押圧するエアーシリンダー39(図7に図示)と、
これらガイドレール37、エアーシリンダー35、3
9、固定定規、ストッパー38等を支持するフレーム4
0とを主体として構成されたものである。
【0023】前記移動部34は、略ガイドレール33、
33の間隔と同様の幅に形成された矩形状の枠体34b
と、該枠体34bの左右両端部下面に二つずつ設けら
れ、かつ、ガイドレール33に摺動自在に外挿されたリ
ング部34c…と、両端を枠体34bに接合した状態
で、枠体34b内部に、2本のガイドレール33、33
に対して直角に配置されたガイドレール34a、34a
とからなるものである。
【0024】また、枠体34bの一端側には、ルーター
支持部36をガイドレール34a、34aに沿って左右
に移動させるためのエアーシリンダー37が、ガイドレ
ール34a、34aの長さ方向に沿って、固定されてい
る。そして、エアーシリンダー35は、その前端が支持
部31の前部に固定された状態で作業台の長さ方向に沿
って配置され、そのピストン35aの前端が移動部34
に接合されている。
【0025】前記ルーター支持部36は、ルーター30
の回転体30bを垂直下方に延出させた状態で、ルータ
ー30の電動モーター30aが載置されると共に、ガイ
ドレールー34a、34aが摺動自在に貫通する貫通孔
(図示略)が形成されている。そして、ルーター30の
電動モーター30aの側面には、エアーシリンダー37
のピストン37aの前端が接続されている。このような
構成のもとにより、ルーター30は、図5及び図6に示
すように、エアーシリンダー37の伸縮により、ガイド
レール34aに沿って左右に移動できると共に、図7及
び図8に示すように、エアーシリンダー35の伸縮によ
り、ガイドレール33に沿って前後に移動できるように
なっている。
【0026】前記固定定規(図示略)は、アングル状の
鋼材からなり、前記ガイドレール33、33と平行に、
両端部をフレーム40に支持された状態で作業台32上
に設置されている。2本の固定定規の間隔は、床柱Aの
幅と略同様に配置されており、床柱Aの位置を左右から
規制するようになっている。
【0027】前記ストッパー38は、ガイドレール3
3、33の長さ方向に対して直角かつ水平に設けられた
細板状の金属板である。そして、ストッパー38の高さ
は、図4に示すように裏返した状態の床柱A前部dの高
さより僅かに低く配置されており、床柱Aの前部dがス
トッパー38の上を通過した後に、床柱Aの切欠部aの
前面に当接するようになっている。このような構成のも
とに、床柱Aを後述するローラーコンベアー41により
前進させた際に、床柱aは、左右を固定定規に規制さ
れ、かつ前部dをストッパー38に規制された状態で、
エアーシリンダー39で床柱aを作業台に押圧すること
により、床柱Aを所定位置に固定できるようになってい
る。
【0028】前記作業台32は、多数のローラー41a
…からなり、かつ作業面を構成するローラーコンベアー
41と、このローラーコンベアー41を支持する脚部4
2からなるものである。前記ローラーコンベアー41
は、前記ボール盤のローラーコンベアー22と略同様の
ものである。
【0029】前記第2のルーター加工機Fは、図14に
示す床柱の切欠部iを形成するものである。なお、第2
のルーター加工機Fは、第1のルーター加工機Eの一部
を変更したものであり、第1のルーター加工機Eと同様
の構成要素は、その説明を簡略化する。
【0030】そして、第2ルーター加工機Fは、図9な
いし図11に示すように、切欠部iを形成するためのル
ーター44と、該ルーター44を前後左右に移動可能に
支持する支持部45と、床柱Aを搬送すると共に、固定
する作業台46とを主体として構成されたものである。
前記ルーター44は、ルーターケース44a内に収納さ
れた、電動モーター(図示略)により回転する円柱状の
回転体44bに切削刃(図示略)が取り付けられたもの
である。また、ルーター44は、その内部の電動モータ
ー及び回転体44bがルーターケース44aに対して上
下動自在に嵌合されている。
【0031】そして、電動モーター及び回転体44b
は、上下動手段44cにより、上下動できるようになっ
ている。そして、上下動手段44cは、図10に示すよ
うに、ラック44d及びピニオン部44eと、伝達片4
4fとを主体として構成されている。ピニオン部44e
は、その内部に、ピニオン(図示略)及び該ピニオンを
回転させる小型モーター(図示略)が内蔵されている。
前記伝達片44fは、その一端がラック44dの下端に
回動自在にピン結合され、他端がルーターケース44a
に回動自在にピン結合されている。また、伝達片44f
の中央部は、ルーターケース44aに上下方向に形成さ
れたスリットを通して電動モーターの側面にピン結合さ
れている。このような構成ものもとに、ルーター44
は、回転体44bを上下に移動することができ、任意の
深さに、切欠部を形成できるようになっている。
【0032】前記支持部45は、作業台46上に、作業
台46の長さ方向に沿って、水平かつ平行に配置された
2本の円柱状のガイドレール47、47と、ガイドレー
ル47、47に沿って移動自在な移動部48と、該移動
部48をガイドレール47、47に沿って前後に移動さ
せるためのウォームネジ49と、前記移動部48に設け
られたガイドレール48aに沿って移動すると共に、ル
ーター44を支持するルーター支持部50と、該ルータ
ー支持部50をガイドレール48aに沿って左右に移動
させるためのエアーシリンダー51と、作業台46上の
床柱Aの左右方向の位置を規制する2本の固定定規(図
示略)と、床柱Aの切欠部a前面に当接して、床柱の前
後位置を規制するストッパー(図示略)と、床柱Aを上
方から作業台に押圧するエアーシリンダー52(図10
に図示)と、これらガイドレール47、47、ウォーム
ネジ49、エアーシリンダー52、固定定規、ストッパ
ー等を支持するフレーム53とを主体として構成された
ものである。
【0033】前記移動部48は、2本のガイドレール4
7、47の間隔と略同様の幅に形成された枠体48b
と、該枠体48bの左右両端部下面に二つずつ設けら
れ、かつ、ガイドレール47に摺動自在に外挿されたリ
ング部48c…と、枠体48b内部に両端を枠体48b
に接合した状態で、2本のガイドレール47、47に対
して直角に配置されたガイドレール48aと、前記ウォ
ームネジ49と羅合するねじ孔を有する羅合部48dと
からなるものである。
【0034】また、枠体48bの一端側には、ルーター
支持部50を左右に移動させるためのエアーシリンダー
51が、ガイドレール48aの長さ方向に沿って、その
前端を固定されている。なお、移動部48には、粉塵吸
引装置(図示略)のフレキシブルなチューブ55(図1
0に図示)が、吸引口を下方に向けた状態で接続されお
り、ルーター44により発生する切り屑を吸引するよう
になっている。
【0035】そして、ウォームネジ49は、ガイドレー
ル47、47と平行に配置され、また、軸心を回転中心
として回動自在に両端をフレーム53に支持されてい
る。そして、ウォームネジ49の一端には、ウォームネ
ジ49を回動させるための電動モーター49aが接続さ
れている。
【0036】該電動モーター49aは、フレーム53に
支持されている。そして、電動モーター49aは、図示
しない周知の制御装置によりその回転回数を制御される
ことにより、移動部48をガイドレール47に沿って任
意の位置に移動できるようになっている。
【0037】前記ルーター支持部50は、第1のルータ
ー加工機Eのルーター支持部36と略同様の構成のもの
で、ガイドレール48aが摺動自在に貫通されたもので
ある。そして、ルーター44の電動モーター44aの側
面には、エアーシリンダー51のピストン51aの前端
部が接続されている。このような構成のもとにより、ル
ーター44は、ウォームネジ49の回転及びエアーシリ
ンダー51の伸縮により、各ガイドレール47、48a
に沿って前後左右に移動できるようになっている。
【0038】前記固定定規及びストッパーは、第1のル
ーター加工機Eの固定定規及びストッパー38と同様の
構成のものである。前記作業台46も、第1のルーター
加工機Eの作業台32と略同様の構成のものである。
【0039】次ぎに、床柱加工装置Cによる床柱Aの加
工方法について説明する。まず、ボール盤Dに図12に
示すように予め加工された床柱A(穴gが形成される前
の状態)を搬送する。そして、床柱Aの上端側を前方に
向け、かつ切欠部a、b、cが設けられた側を上方に向
けてローラーコンベアー22上に載せ、床柱Aの切欠部
a側の前面がストッパー24に当接するまで、ローラー
コンベアー22を作動させる。
【0040】この際に、切欠部c側側面が固定定規23
に規制され、また、ストッパー24の下側を通過する床
柱Aの前部dの一側部側が誘導柱25に当接することに
より、床柱Aが固定定規d側に誘導されることになる。
そして、ストッパー24に床柱Aの切欠部a側の前面が
当接した段階で、ローラーコンベアー22を停止すると
共に、押圧部26のエアーシリンダー26cにより、床
柱Aを作業台13上に押圧して作業台13に固定する。
【0041】次ぎに、電動ドリル11及びエアーシリン
ダー19を作動させて、ドリル11bを回転させながら
下方に移動させることにより、床柱Aに穴gを形成す
る。この際に、穴gの深さは、ドリル支持部17が下方
に移動した際に接触するリミットスイッチ21により規
制されることになる。
【0042】次ぎに、図12に示すように穴gを形成さ
れた床柱は、第1のルーター加工装置Eに搬送される。
第1のルーター加工装置Eにおいて、床柱Aは、反転し
た状態で、作業台32上に載置する。そして、床柱Aの
切欠部a側の前面がストッパー38に当接するまで、ロ
ーラーコンベアー41を作動させる。この際に、床柱A
は、2本の固定定規に左右側縁を規制された状態でロー
ラーコンベアー41上を搬送される。
【0043】そして、ストッパー38により床柱Aの前
進が止った段階で、ローラーコンベアー41を停止する
と共に、エアーシリンダー39を作動させ、床柱Aを作
業台32に押しつけて固定する。次ぎに、ルーター30
の左右方向の位置を、図6に示すよに、エアーシリンダ
ー37により、予め、床柱Aの前部dの一側縁に対応す
る位置に移動しておく。そして、エアーシリンダー35
によりルーター30を前記床柱Aの一側縁に沿って、図
7及び図8に示すように往復移動させると共に、回転体
30bを回転させ、床柱A前部dの側縁の角を削り取り
る。そして、ルーター30を床柱Aの前端側に戻し、エ
アーシリンダー37により、床柱A前部dの他側縁側に
移動する。そして、床柱A前部dの一側縁側と同様に角
を削り取り、図13に示す床柱Aのように加工する。
【0044】次ぎに、床柱を第2のルーター加工機Fに
搬送する。この際にも、床柱Aを反転して作業台46上
に載置する。そして、第1のルーター加工機Eと同様
に、床柱の切欠部a側の前面がストッパーに当接するま
で、ローラーコンベアーにより搬送し、エアーシリンダ
ー52により上方から押圧して床柱Aを作業台46上に
搬送する。そして、ルーター44を回転させながら前後
左右に移動することにより図14に示す床柱Aの切欠部
iを形成する。
【0045】この際に、切欠部iの深さをそのままルー
ター44により削ろうとすると、ルーター44に大きな
負荷がかかるので、上下動部44cにより、切欠部iの
深さの1/3の高さにルーター44の下端の高さを調整
して、切欠部iの1/3の深さだけ切削する。次ぎに、
ルーター44の高さを切欠部iの1/3の深さ分だけ下
げて、床柱Aを切削する。その後に、さらに、ルーター
44を下げて切欠部iの残りの部分を切削する。以上の
ように、本実施例の床柱加工装置Cによれば、まずボー
ル盤Dにより小壁を嵌合させるための切欠部iの凹状の
角の部分に穴gをあけることにより、ルーター44によ
り切欠部iを形成しても、切欠部iの凹状の角の部分
に、ルーター44の回転体44bの外周面に添った削り
残しができることがない。従って、切欠部iにさらに加
工を施すことなく、小壁を嵌合させることができ、床柱
Aへの切欠部iの形成を簡略化することができ、また、
ボール盤Dとルーター44とにより、略自動的に切欠部
iを形成することができるので、床柱Aのコスト低減と
製造期間の短縮を図ることができる。なお、本発明の床
柱加工装置は、前記実施例に限られるものではなく、各
部材の形状、寸法、材質等の具体的構成要件は、実施に
当たり適宜変更可能である。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
床柱加工装置によれば、まずボール盤により小壁を嵌合
させるための凹状の角を有する切欠部の前記角の頂点の
部分に穴をあけることにより、ルーターにより切欠部を
形成しても、前記角の部分に、ルーターの外周面に添っ
た削り残しができることがない。従って、切欠部にさら
に加工を施すことなく、小壁を嵌合させることができ、
床柱への切欠部の形成を簡略化することができ、よっ
て、床柱へ段違いの小壁を嵌合する際などの複雑な形状
の切欠部も容易に略自動的に形成することができる。以
上のように、ボール盤とルーターとにより、略自動的に
切欠部を形成することができるので、床柱のコスト低減
と製造期間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施例床柱加工装置の全体を示す斜視図で
ある。
【図2】上記床柱加工装置のボール盤を示す斜視図であ
る。
【図3】上記ボール盤を示す側面図である。
【図4】上記床柱加工装置の第1のルーター加工機を示
す斜視図である。
【図5】上記第1のルーター加工機を示す平面図であ
る。
【図6】上記第1のルーター加工機を示す側面図であ
る。
【図7】上記第1のルーター加工機を示す正面図であ
る。
【図8】上記第1のルーター加工機を示す平面図であ
る。
【図9】上記床柱加工装置の第2のルーター加工機を示
す斜視図である。
【図10】上記第2のルーター加工機を示す正面図であ
る。
【図11】上記第2のルーター加工機を示す側面図であ
る。
【図12】上記実施例の床柱の切欠部分を示す斜視図で
ある。
【図13】上記床柱の切欠部分を示す斜視図である。
【図14】上記床柱の切欠部分を示す斜視図である。
【図15】上記従来例の床柱を示す斜視図である。
【図16】上記床柱を用いた床の間を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 床柱 B 床の間 C 床柱加工装置 D ボール盤 E 第1のルーター加工機 F 第2のルーター加工機 3 小壁 4 小壁 11 電動ドリル 13 作業台 30 ルーター 32 作業台 44 ルーター 46 作業台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床柱を床の間等に設置する際に、前記床
    柱に矩形の小壁を嵌合するための切欠部を形成するため
    の床柱加工装置であって、 前記小壁の角が嵌合する切欠部の凹状の角の部分に穴を
    あけるためのボール盤と、前記切欠部を形成するための
    ルーター加工機とを具備してなり、 前記ボール盤は、上下動自在に配置された穿孔用のドリ
    ルと、前記床柱を、該床柱の穴あけ位置がドリルの下に
    配置されるように搬送すると共に、その位置で固定する
    作業台とを具備してなり、 前記ルーター加工機は、前後左右移動自在に配置され、
    かつ前記床柱を削って切欠部を形成するルーターと、前
    記床柱の切欠部形成位置を所定の位置に搬送すると共
    に、その位置で固定する作業台とを具備してなることを
    特徴とする床柱加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236809A (ja) * 2002-02-13 2003-08-26 Nisshin Mokuzai Kogyo Kk 木質材等の表面加工法及び表面加工された木質材
KR100941937B1 (ko) * 2009-09-07 2010-02-11 서평전기공업(주) 가로등지주에 형성된 불법광고물 부착방지홈의 엣지 가공장치

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