JPH0511799U - 電流バランス補正回路 - Google Patents

電流バランス補正回路

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JPH0511799U
JPH0511799U JP5970891U JP5970891U JPH0511799U JP H0511799 U JPH0511799 U JP H0511799U JP 5970891 U JP5970891 U JP 5970891U JP 5970891 U JP5970891 U JP 5970891U JP H0511799 U JPH0511799 U JP H0511799U
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JP
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output
amplifier
frequency
adder
current balance
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Application number
JP5970891U
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Inventor
正寿 纐纈
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つのインバータの電流バランス補正を行う
電流バランス補正回路において、ハンチングの発生を抑
制するとともに、インバータ周波数の上昇に伴う回路の
利得不足を補償する。 【構成】 二つのインバータの出力電流を電流検出器1
0,11で検出して比較器12に入力する。比較器12
の出力は比例アンプ1で周波数変化と無関係に増幅さ
れ、ハンチングを抑える一定のレベルが確保される。一
方、積分アンプ2は比例アンプ1の出力を積分増幅する
が、その出力は、乗算器4でインバータ周波数に対応し
たレベルの周波数信号を発生する周波数信号発生器3の
出力と乗算される。これによりインバータ周波数の変化
に追従してその時定数が変化する。この乗算器4の出力
は加算器5で比例アンプ1の出力と加算され、加算アン
プ6で増幅されて加算器18を含む補正信号生成手段に
出力される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトランジスタインバータを並列運転する場合に用いられる電流バラン ス補正回路に係り、特に、インバータ周波数の上昇に伴う該回路の利得不足を補 償するための電流バランス補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
高調波除去や大容量運転等のため、二つのトランジスタインバータの並列運転 を行う場合がある。図3はその運用例を示したもので、二つのインバータA,B の出力を各々電流検出器(HCT)10,11と相関リアクトルLとを介してモ ータMに供給している。
【0003】 この場合、各インバータA,Bの出力電流をHCT10、11で検出して電流 バランス補正回路に導き、両インバータA,Bの出力が均等になるようにバラン ス制御を行うことが従来より行われている。
【0004】 図4はこの種の電流バランス補正回路の構成例を示したもので、10,11は 各々図3に示したHCT、12は両HCTの出力を比較する第一の比較器、13 は両HCTの出力を加算する第一の加算器、14は第一の加算器13の出力(正 極性信号)と制御部(図示省略)から出力される電流指令(負極性信号)とを比 較する第二の比較器である。
【0005】 また、15は電流バランスアンプ、16は電流アンプであり、各々、第一の比 較器12、第二の比較器14の出力を所定の時定数で増幅して出力するものであ る。電流アンプ16の出力は非反転アンプ17に導かれるとともに、第二の加算 器18で電流バランスアンプ15の出力と加算される。
【0006】 第二の加算器18の出力は加算アンプ19で増幅され、三角波発生回路20の 出力との比較が行われた後、第一のPWM指令信号発生回路21に導かれ、ここ でAインバータのベース信号(補正信号)に変換されて出力される。
【0007】 一方、非反転アンプ17の出力は三角波発生回路20の出力との比較が行われ た後、第二のPWM指令信号発生回路22に導かれ、ここでBインバータのベー ス信号(補正信号)に変換されて出力される。
【0008】 なお、電流検出器10,11、第一の加算器12、電流バランスアンプ15を 除く他の部品からなる回路手段を補正信号生成手段と称することとする。
【0009】 このように、従来は、二つのインバータA,Bの出力電流を常に比較し、いず れか一方が相対的に大きくなったときは電流バランス補正回路で両インバータA ,Bの出力補正を行い、速やかに電流バランスをとっていた。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電流バランス補正回路では、電流バランスアンプ15およ び電流アンプ16の時定数が一定のため、インバータ周波数が高くなるにつれて 各アンプ15,16の利得、伝達関数が低下し、ハンチングを生じるという問題 があった。この問題は二つのインバータA,Bの出力電流差を検出する電流バラ ンスアンプ15では特に重大であり、強く改善が望まれていた。
【0011】 本考案はかかる問題点を改善するために創案されたもので、ハンチングの発生 が抑制されるとともに、インバータ周波数の上昇に伴う回路の利得不足を補償す ることができる電流バランス補正回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の電流バランス補正回路は、前記電流バランスアンプ15に代え、前記 第一の比較器12の出力を一定利得で増幅する比例アンプと、該比例アンプの出 力を積分増幅する積分アンプと、インバータ周波数に対応したレベルの周波数信 号を発生する周波数信号発生器と、該周波数信号発生器の出力と前記積分アンプ の出力とを乗算する乗算器と、該乗算器の出力と前記比例アンプの出力とを加算 する加算器と、該加算器の出力を増幅して前記第二の加算器18に導く加算アン プとを設け、該加算アンプ出力の時定数をインバータ周波数の変化に追従して変 化させるようにしたものである。
【0013】
【作用】
比例アンプは比較器(第一の比較器12)の出力を直線的に増幅する。積分ア ンプは比例アンプの出力を積分増幅するが、その出力は乗算器で周波数信号発生 器の出力と乗算される。周波数信号発生器は、インバータ周波数に対応したレベ ルの信号を発生するもので、例えば周波数上昇すれば出力される信号のレベルも 上昇する。これにより積分アンプ出力の時定数があたかもインバータ周波数の変 化に追従して変化したようになる。この乗算器の出力を加算器で比例アンプの出 力と加算し、加算アンプで増幅することにより、一定の利得(レベル)を確保し つつ、インバータ周波数の変化に追従してその時定数が変化する信号が得られる 。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0015】 図1は本考案の一実施例に係る電流バランス補正回路の部分構成図であり、従 来の電流バランスアンプ15に相当する部分を示している。図1において、1は 比例アンプ、2は積分アンプ、3は周波数信号発生器、4は乗算器、5は第三の 加算器、6は加算アンプを示す。
【0016】 比例アンプ1は周波数とは無関係に第二の比較器12の出力を所定利得で増幅 する。比例アンプ1の出力は第三の加算器5および積分アンプ2に入力される( b信号)。積分アンプ2では比例アンプ1の出力を積分増幅し、その出力を乗算 器4に導く。乗算器4では積分アンプ2の出力と周波数発生器3の出力とを乗算 し、これを第三の加算器5に入力する(a信号)。
【0017】 周波数信号発生器3は一種の関数発生器であり、周波数に対応したレベルの信 号を発生するものである。例えば周波数が高いときはその出力レベルも高く、周 波数が低いときはそのレベルも低い。したがって、インバータ周波数が変化した ときはその変化した周波数に対応したレベルの信号が乗算器5に入力される。
【0018】 なお、本実施例はインバータ周波数の上昇に伴う回路の利得不足の補償を目的 とするので、利得不足の問題が生じない周波数範囲においては一定レベルを出力 するようにしている。
【0019】 図2は上記回路における各部の出力信号波形図であり、(a)は乗算器4の出 力信号(a信号)波形図、(b)は比例アンプ1の出力信号(b信号)波形図、 (c)は第三の加算器6の出力信号(c信号)波形図である。
【0020】 これらの波形図に示すように、比例アンプ1の出力(b信号)は周波数変化に 拘わらず一定レベルを保持し、乗算器4の出力(a信号)はインバータ周波数変 化に伴ってその出力の時定数を追従変化させる。したがってこれら信号を加算し た第三の加算器5の出力(c信号)は一定レベルを確保しつつインバータ周波数 の変化に対応してその時定数が変化した波形の信号となる。
【0021】 この第三の加算器5の出力(c信号)は、電流バランス加算アンプ6で増幅さ れ、前記第二の加算器18に導かれる。この第二の加算器18の出力に基づいて 両インバータA,Bの出力補正がなされ、速やかに電流バランスがとられる。
【0022】 このように、本実施例の電流バランス補正回路は、比例アンプ1により所定の 利得を確保するとともに、インバータ周波数が変化したときは、その変化した周 波数に対応したレベルの信号を周波数信号発生器3から乗算器4に導き、これを 積分アンプ2の出力と乗算することで時定数を追従変化させるようにしたので、 ハンチングの発生が抑えられるとともに、インバータ周波数の上昇に伴う利得不 足を補償することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ハンチングの発生が抑制されるととも に、インバータ周波数の上昇に伴う回路の利得不足を補償することができる電流 バランス補正回路を提供することができる。これにより安定したインバータの制 御が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電流バランス補正回路
の部分構成図である。
【図2】上記構成図における各部の出力信号波形図であ
り、(a)は乗算器の出力信号波形図、(b)は比例ア
ンプの出力信号波形図、(c)は加算器(第三の加算
器)の出力信号波形図である。
【図3】インバータの並列運転適用図である。
【図4】従来の電流バランス補正回路の構成図である。
【符号の説明】
1…比例アンプ、2…積分アンプ、3…周波数信号発生
器、4…乗算器、5…加算器、6…加算アンプ、10,
11…電流検出器、12…比較器、15…電流バランス
アンプ(増幅器)、A,B…インバータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 二つのインバータの出力電流を各々検出
    して両者を比較する比較器と、該比較器の出力を一定時
    定数で増幅する増幅器と、該増幅器の出力に基づいて前
    記二つのインバータのバランス補正を行う補正信号を生
    成する補正信号生成手段とを備えてなる電流バランス補
    正回路において、 前記増幅器に代え、前記比較器の出力を一定利得で増幅
    する比例アンプと、該比例アンプの出力を積分増幅する
    積分アンプと、インバータ周波数に対応したレベルの周
    波数信号を発生する周波数信号発生器と、該周波数信号
    発生器の出力と前記積分アンプの出力とを乗算する乗算
    器と、該乗算器の出力と前記比例アンプの出力とを加算
    する加算器と、該加算器の出力を増幅して前記補正信号
    生成手段に導く加算アンプとを設け、該加算アンプ出力
    の時定数をインバータ周波数の変化に追従して変化させ
    るようにしたことを特徴とする電流バランス補正回路。
JP5970891U 1991-07-30 1991-07-30 電流バランス補正回路 Pending JPH0511799U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014123199A1 (ja) * 2013-02-06 2014-08-14 株式会社明電舎 電力変換回路の横流電流抑制制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014123199A1 (ja) * 2013-02-06 2014-08-14 株式会社明電舎 電力変換回路の横流電流抑制制御装置
JP5979253B2 (ja) * 2013-02-06 2016-08-24 株式会社明電舎 電力変換回路の横流電流抑制制御装置

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