JPH0511724A - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JPH0511724A
JPH0511724A JP16535591A JP16535591A JPH0511724A JP H0511724 A JPH0511724 A JP H0511724A JP 16535591 A JP16535591 A JP 16535591A JP 16535591 A JP16535591 A JP 16535591A JP H0511724 A JPH0511724 A JP H0511724A
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JP
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line
liquid crystal
crystal display
display data
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JP16535591A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Furuhashi
勉 古橋
Hiroyuki Mano
宏之 真野
Shigehiko Kasai
成彦 笠井
Isao Takita
功 滝田
Toshio Futami
利男 二見
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外部システムから表示データを入力し、表示を
行なう液晶表示装置において、液晶パネルのガラス基盤
上に駆動回路を構成し、少ない部品点数で低コスト化が
可能な駆動回路を提供する。 【構成】表示データ100を複数のブロックに分割し記
憶する一ラインデータシフト手段110と、一ラインデ
ータラッチ手段112と、データを時分割出力するマル
チプレクサ114と、信号線117に時分割したデータ
115を分配して出力するラインデータ分配手段で構成
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリック
スタイプの液晶表示装置に係り、特に、外部から入力す
る表示データを各画素部に供給し、画像表示を行なう駆
動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置は、外部から表示デ
ータとインターフェイス信号を入力し、液晶表示装置の
駆動信号に変換し、駆動信号を日立製HD66107な
どの液晶駆動手段に与え、液晶駆動手段では、与えられ
た駆動信号で表示データを画面の水平方向一ライン分ず
つ取り込み、取り込んだ表示データに対応した液晶駆動
電圧を液晶パネルに出力することで、画像表示を行って
いた。しかし、このような従来の液晶表示装置の駆動手
段では、例えば、水平解像度が640ドットで赤色、緑
色、青色でカラー表示を行なうパソコンタイプの場合、
前記駆動用LSI:HD66107を十二個使用する必
要があり、表示装置全体の価格が高くなるといった問題
点があった。
【0003】従来の液晶表示装置を以下、図8ないし図
11を用いて一通り説明する。
【0004】図8は、従来の液晶表示装置を示すブロッ
ク図である。
【0005】図8において、100は表示データ、10
1は垂直同期信号、102は水平同期信号、103は表
示データ100に同期したドットクロックである。本実
施例では、カラー液晶表示装置として扱うため、表示デ
ータ100はレッド(以下、Rと略す。)データ、グリ
ーン(以下、Gと略す。)データ、ブルー(以下、Bと
略す。)データをもつ。更に、これらの表示データ10
0は、各々任意のビット幅をもつが、本実施例では、
R、G、B各々一ビット幅で計三ビット幅の表示データ
として扱う。800はデータ変換手段であり、801は
液晶表示データ、802はシフトクロック、107はラ
ッチクロック、108は垂直スタートイネーブル信号で
ある。803はHD66107で構成したX駆動手段で
ある。X駆動手段803のうち、804はデータシフト
手段であり、一ライン分の液晶表示データ801をシフ
トクロック802によって取り込む。807は一ライン
データシフト手段804でシフトされた一ライン分のデ
ータである。806は一ラインデータラッチ手段であ
り、データ805をラッチクロック107でラッチす
る。一ラインデータラッチ手段806では、ラッチする
データに対応した液晶印加電圧を640(ドット)×3
(R、G、B)の計1920本の807の信号線から出
力する。118はY駆動手段、119は走査線である。
120は液晶パネルである。
【0006】図9は、図8に示した液晶表示装置のブロ
ック図のうち、データ変換手段800の動作を示すタイ
ミング図である。
【0007】図9において、(a)の垂直同期信号10
1は一フレーム周期の同期信号であり、(b)の水平同
期信号102は一水平周期の同期信号であり垂直同期信
号101よりはるかに速い繰返し周波数をもつ。(c)
のドットクロック103は、水平同期信号102よりは
るかに速い繰返し周波数をもち、表示データ100の三
ビットデータである(d)のRデータ100R、(e)
のGデータ100G、(f)のBデータ100Bに同期
している。表示データ100に関して本実施例では、水
平解像度640ドットの表示として取扱うので水平方向
のデータをRデータ100Rは順次R1、R2、…、R
640とし、Gデータ100Gは順次G1、G2、…、
G640とし、Bデータ100Bは、順次、B1、B
2、…、B640とする。(g)と(l)のラッチクロ
ック802は図8に示すX駆動手段803が水平一ライ
ン分の表示データ100を取り込む毎に発生するクロッ
クであり、水平同期信号102と同一周波数である。な
お(l)は(g)のタイムスケールを縮小して記載した
ものである。(h)と(m)のシフトクロック802は
X駆動手段803が順次液晶表示データ801を取り込
むためのクロックである。なお(h)は(m)のタイム
スケールを縮小して記載したものである。液晶表示デー
タ801はX駆動手段803のインターフェイスにあわ
せるため八ビット幅のデータであり、液晶パネル120
の左側から順次(i)と(n)のデータ801A、
(j)と(o)のデータ801B、…、(k)と(p)
のデータ801Hが対応している。そして、各々八ビッ
ト単位に順次D1、D2、…、D240とする。(i)
は(n)の、(j)は(o)の、(k)は(p)のタイ
ムスケールを縮小して記載したものである。
【0008】図10は、図8のX駆動手段803とY駆
動手段118の動作を示したタイミング図である。
【0009】図10において、X駆動手段803は、
(a)と(d)のラッチクロック107の一周期中に一
ライン分の(b)と(e)の液晶表示データ801とそ
れに同期した取り込みクロックである(c)のシフトク
ロック802を入力する。そして、一ライン分の液晶表
示データ801を取り込んだのちに、(d)のラッチク
ロック107で同時に一ライン分のデータを(f)の信
号線807に(d)のラッチクロック107の一周期の
間有効とする。(g)の垂直スタートイネーブル信号1
08は垂直方向の表示スタート位置を決定する信号であ
り、この信号が有効になると走査線119のうち垂直方
向最上位の水平ラインの選択信号(h)のY−1が有効
となり、ラッチクロック107が有効になる毎に第二ラ
インの選択信号(i)のY−2、第三ラインの選択信号
(j)のY−3と順次ラインを選択する。
【0010】図11は、図8に示した液晶表示装置のブ
ロック図のうち、液晶パネル120の内部構造を示した
ブロック図である。1100は表示画素部であり、各々
の画素部1100はスイッチング素子である1101の
薄膜トランジスタ(以下、TFTと略す。)と、110
2の液晶と、1103の保持容量からなる。液晶110
2および保持容量1103は対抗電極に接続されてい
る。また各々の画素部1100には、R、G、Bの各カ
ラーフィルタが付いており、画素部1100−1−1、
1100−1−2はRのフィルタが、画素部1100−
2−1、1100−2−2はGのフィルタが、画素部1
100−3−1、1100−3−2は、Bのフィルタが
付いている縦ストライプ構造をとるものとする。
【0011】以下、動作を説明するために、改めて図8
を参照する。
【0012】図8において、R、G、B各一ビットシリ
アルの表示データ100は、データ変換手段800を介
してR、G、B混在の八ビット幅の液晶表示データ80
1に変換される。その動作を図9のタイミング図を用い
て詳しく説明する。前述のように表示画面の水平解像度
は640ドットであるから、水平同期信号102の一周
期中に表示データ100はRデータ100RがR1から
R640、Gデータ100GがG1からG640、Bデ
ータ100BがB1からB640の各々640ドット
分、計1920画素分転送される。そして、液晶表示デ
ータ801に変換する。その表示データの変換フォーマ
ットはX駆動手段803の入力インターフェイスの仕様
と液晶パネル120の画素構成の仕様に起因する。X駆
動手段803は八ビットパラレルインターフェイスであ
り、前記X駆動手段803の生成する信号線807とは
八本単位に対応しており、図9に示す液晶表示データ8
01のうち(i)と(j)のデータ801Aが画面左側
の信号線に、(k)と(p)の801Hが画面右側の信
号線807に対応するものとする。また、液晶パネル1
20は図11のブロック図にも示すように表示画面左側
から順次R、G、Bのカラーフィルタを配置した構成を
とっている。よって、図8に示すデータ変換手段800
で生成される液晶表示データ801は図9に示すように
(n)のデータ801AにR1データ、(o)のデータ
801BにG1データ、…、(p)のデータ801Hに
G3データをシフトクロック802に同期して出力す
る。更にシフトクロック802の次サイクルでは、
(n)のデータ801AにB3データ、(o)のデータ
801BにR4データ、…、(p)のデータ801Hに
R6を各々出力し、240サイクル時のシフトクロック
802では、(n)データ801AにG638データ、
(o)のデータ801BにB638データ、…、(p)
のデータ801HにB640を各々出力する。
【0013】また、R、G、Bの三ビットシリアルの表
示データ100を八ビットの液晶表示データ801に変
換することからシフトクロック802はドットクロック
103よりも低周波数になるので、シフトクロック80
2はドットクロック103を分周することで容易に生成
することは可能である。更に、ラッチクロック107は
水平同期信号102と同周期であり、垂直スタートイネ
ーブル信号108は垂直同期信号101と同周期である
ことからいずれも同期信号から容易に生成できる。
【0014】次にX駆動手段803の動作を図10を用
いて詳しく説明する。X駆動手段803では、液晶表示
データ801とシフトクロック802とラッチクロック
107を入力して、信号線807に出力する。
【0015】液晶表示データ801をシフトクロック8
02にて一ラインデータシフト手段804に一ライン分
取り込む。一ラインデータシフト手段804では、取り
込んだデータをデータ805を介して一ラインデータラ
ッチ手段806に出力する。シフトクロック802で一
ライン分の液晶表示データ801が取り込まれるとラッ
チクロック107が有効(以下、有効時を’H’レベ
ル、無効時を’L’レベルとする。)となり一ラインデ
ータラッチ手段806に一ライン分同時に取り込まれ、
次にラッチクロック107が’H’レベルとなるまで保
持する。一ラインデータラッチ手段806にデータが取
り込まれると、一ラインデータシフト手段804では次
ラインの液晶表示データ801を取り込むように動作す
る。ラッチクロック107の一周期中に二ライン目の液
晶表示データ801がシフトクロック802にて取り込
まれている間に、信号線807には一ライン目のデータ
に対応した液晶印加電圧が出力される。更に、三ライン
目の液晶表示データ801がシフトクロック802で取
り込まれている間に、信号線807には二ライン目のデ
ータに対応した液晶印加電圧が出力される。X駆動手段
803ではこの動作を繰返し行う。
【0016】次にY駆動手段118の動作について図1
0と関連付けて説明する。Y駆動手段118は垂直スタ
ートイネーブル信号108とラッチクロック107を取
り込んで走査線119を順次選択していく。垂直スター
トイネーブル信号108は走査線119のうち、液晶パ
ネル120の垂直方向最上位ラインの選択を有効とする
信号であり、ラッチクロック107は順次走査線119
を選択する信号である。図10を用いてその動作を説明
する。信号線807の一ライン目のデータに対応した液
晶印加電圧が有効であるときに、垂直スタートイネーブ
ル信号108は’H’レベルとなり、ラッチクロック1
07に同期して、走査線119のうちY−1が’H’レ
ベルとなる。そして、信号線807に二ライン目のデー
タに対応した液晶印加電圧が有効となると、垂直スター
トイネーブル信号108を’L’レベル、ラッチクロッ
ク107を’H’レベルとし、走査線119において、
一ライン目の走査線Y−1が’L’レベルとなり、二ラ
イン目の走査線Y−2が’H’レベルとなる。垂直スタ
ートイネーブル信号108は一ライン目以外を選択する
時では、’L’レベル状態にしておく。この動作を垂直
方向全ライン繰返し、次フレームでは再び垂直スタート
イネーブル信号108を有効としこの動作を繰り返す。
【0017】次に図8の液晶パネル120の動作を図1
0、図11を用いて説明する。
【0018】図10において液晶パネル120はR、
G、Bのカラーフィルタの付加してある表示画素部11
00と、表示画素部1100に液晶印加電圧を供給する
信号線813と、表示画素部1100を選択する走査線
119と、信号線807の対抗電極1104とで構成し
ている。更に、画素部1100はスイッチング素子であ
るTFT1101と液晶1102と保持容量1103と
で構成している。走査線119のうち、Y−1は一ライ
ン目の画素部1100−1−1、1100−2−1、1
100−3−1等のTFT1101のゲート電極に、Y
−2は二ライン目の画素部1100−1−2、1100
−2−2、1100−3−2等のTFT1101のゲー
ト電極に接続してある。信号線807のX−1は画素部
1100−1−1、1100−1−2等のTFT110
1のドレイン電極、X−2は画素部1100−2−1、
1100−2−2等のTFT1101のドレイン電極、
X−3は画素部1100−3−1、1100−3−2等
のTFT1101のドレイン電極に各々接続してある。
【0019】図11に示したように走査線119のうち
一ライン目の走査線Y−1が’H’レベル状態のとき、
Y−1に接続している各画素部1100のTFT110
1はオン状態となる。同時に、信号線807からはデー
タに対応した液晶印加電圧が供給されており、オン状態
と成ったTFT1101を介して液晶1102と保持容
量1103に電圧を蓄積する。この時、走査線Y−1以
外の走査線119に接続してある各画素部のTFT11
01はオフ状態であることから信号線807で供給され
る液晶印加電圧を液晶1102および保持容量1103
に蓄積することはない。液晶1102は印加した電圧に
対して一方向に傾く性質があるので、印加する電圧を制
御し、液晶1102の傾きを変え、光を透過するか否か
によって表示を行っている。次に、走査線Y−1が’
L’レベル状態になるとTFT1101はオフ状態とな
り、再びTFT1101がオン状態となるまで先に蓄積
した電圧を保持することになる。また、走査線Y−1
が’L’レベル状態になると走査線119のうち二ライ
ン目の走査線Y−2が’H’レベルの状態に成り、Y−
2に接続している各画素部1100のTFT1101は
オン状態となる。同時に、信号線807からはデータに
対応した液晶印加電圧が供給されており、オン状態と成
ったTFT1101を介して液晶1102と保持容量1
103に電圧を蓄積する。この時走査線Y−2以外の走
査線119に接続してある各画素部1100のTFT1
101はオフ状態であるため信号線807で供給される
液晶印加電圧を液晶1102および保持容量1103に
蓄積することはない。この動作を順次ラインで繰り返す
ことで表示を行っていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置
は、X駆動手段を複数のLSIで構成する必要があっ
た。例えば、日立製HD66107で構成した場合、水
平解像度が640ドットであるとすると、信号線は(6
40(ドット)×3(RGB)=)1920本必要であ
り、信号線の出力が160本のHD66107では、十
二個使用する必要がある。複数の駆動用LSIを使用す
ると液晶表示装置全体の価格が高くなることや、液晶表
示装置全体の駆動手段の占有する面積が多いといった課
題があった。これらの課題を解決するためには、少ない
部品点数で駆動できる方式を採用した駆動手段が必要で
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】X駆動手段に用いる駆動
用LSIを少ない部品点数で実現するには、駆動用LS
Iの出力する信号線を抑えつつ、1920本の信号線を
駆動する必要がある。つまり、液晶パネルのガラス基盤
上に、入力する少数の信号線を1920本の信号線に拡
張する手段を設けることで駆動手段を集積化することが
可能となる。
【0022】第一の課題を解決するための手段は、一水
平ライン分の表示データを一時記憶し出力する記憶手段
と、記憶したデータを複数に時分割し出力する手段と、
時分割転送するデータを液晶パネルの対応する信号線に
分配し出力する手段を備える。前記記憶手段と時分割出
力する手段をいずれも、又はいずれかを集積化するとと
もに、前記時分割に転送するデータを対応する信号線に
分配出力する手段を液晶パネルのガラス基盤上に形成す
る。
【0023】また、第二の課題を解決するための手段
は、1/N水平ライン分の表示データを一時記憶し出力
する記憶手段と、1/N水平ライン分の表示データを液
晶パネルの対応する信号線に分配し出力する手段を備え
る。前記記憶手段を集積化するとともに、前記信号線に
分配し出力する手段を液晶パネルのガラス基盤上に形成
する。
【0024】
【作用】前記第一の課題を解決するための手段におい
て、一水平ライン分の表示データを一時記憶する手段
は、一水平ライン分の表示データをパラレルデータとし
て同時に出力することが可能である。
【0025】時分割出力する手段は、入力するパラレル
データが一水平ライン分のデータであることから、その
時分割するデータの割り振りを液晶パネルの対応する信
号線に分配し出力する手段の構成に沿って任意に操作で
き、前記液晶パネルの対応する信号線の数よりも少ない
データ線数に変換することが出来る。
【0026】時分割したデータを入力し液晶パネルの対
応する信号線に分配し出力する手段は、データ線で転送
される時分割データを液晶パネルの全信号線に分配し、
一水平期間中出力可能であり、信号線からの画素部への
データ転送は従来の液晶表示装置と同様の動作をする。
【0027】前記第二の課題を解決するための手段にお
いて、1/N水平ライン分の表示データを一時記憶する
手段は、一水平期間をN回に時分割し、順次1/N水平
ライン分の表示データをパラレルデータとして同時に出
力することが可能である。
【0028】時分割したデータを入力し液晶パネルの対
応する信号線に分配し出力する手段は、データ線で転送
される時分割データを液晶パネルの全信号線に分配し、
一水平期間中出力可能であり、信号線からの画素部への
データ転送は従来の液晶表示装置と同様の動作をする。
【0029】
【実施例】本発明の一実施例を図1から図4を用いて説
明する。
【0030】図1は、本発明の液晶駆動回路を用いた液
晶表示装置のブロック図である。
【0031】図1において、100は表示データ、10
1は垂直同期信号、102は水平同期信号、103は表
示データ100に同期したドットクロックである。本実
施例では、カラー液晶表示装置として取扱うため、表示
データ100は、レッド信号(以下、Rと略す。)、グ
リーン信号(以下、Gと略す。)、ブルー信号(以下、
Bと略す。)をもつ。更に、これらの表示データは、各
々任意のビット幅をもつが、本実施例では、R、G、B
各々一ビット幅で計三ビット幅の表示データとして取扱
う。104はデータ変換手段であり、105は第一の液
晶表示データ、106はシフトクロック、107はラッ
チクロック、108は垂直スタートイネーブル信号、1
09はラインデータ選択信号である。110はデータシ
フト手段であり、本実施例では110−1から110−
6の六ブロックに領域を分割している。111−1から
111−6は第二の液晶表示データであり、一ラインデ
ータシフト手段110の各々の領域から出力する。液晶
表示データ111−1から111−6は、各々(640
(水平解像度)×3(RGB)÷6(ブロック)=)3
20ビット幅のパラレルデータである。112−1から
112−6はデータラッチ手段であり、113−1から
113−6は各々320ビット幅の第三の液晶表示デー
タである。114はマルチプレクサであり、六分割され
た第三の液晶表示データ113を時分割に選択し、11
5の第四の液晶表示データとして出力する。116はラ
インデータ分配手段であり、六つに時分割した第四の液
晶表示データ115を順次記憶し、117の信号線に同
時に出力する。118はY駆動手段であり、119は走
査線である。120は液晶パネルである。
【0032】図2は、図1に示すラインデータ分配手段
116のブロック図である。
【0033】図2において、六本のラインデータ選択信
号119は、119−1、119−2、119−3、1
19−4、119−5、119−6とする。200は入
力する液晶表示データ111をサンプリングし、一時記
憶し、更に同時出力するサンプルホールド手段である。
ラインデータ分配手段116は、このサンプルホールド
手段200を320個備えることになる。(図2には2
00−1、200−2、200−3のみ記載。)各々の
サンプルホールド手段200は、液晶表示データ115
のうち一本を隣りあう画素データ毎に共有し、六本の信
号線117に分配する機能をもつ。201はサンプルホ
ールド手段200のうち入力信号をサンプリングするス
イッチング素子であり、202は入力信号を一時記憶す
るホールド手段である。ホールド手段202は容量で構
成可能である。記憶したデータは203のデータ線で転
送される。204はホールド手段202の対抗電極であ
る。205はホールド手段202に一時記憶したデータ
を信号線117に同時に出力するためのスイッチング素
子である。206は信号線117に出力するデータを一
水平期間中保持するホールド手段である。ホールド手段
206は容量で構成可能である。
【0034】図3は、図1に示す液晶表示装置のうち、
データ変換手段104、一ラインデータシフト手段11
0、一ラインデータラッチ手段112、マルチプレクサ
114の動作を示すタイミング図である。
【0035】図3において、(a)の水平同期信号10
2は一水平期間に一度有効(以下、有効時’H’レベ
ル、無効時’L’レベルとする。)となる信号であり、
(b)のドットクロック103は(c)、(d)、
(e)の表示データ100に同期している。本実施例で
は、表示データ100である(c)のレッド信号100
R、(d)のグリーン信号100G、(e)のブルー信
号100Bは各々表示画面の水平解像度を640ドット
としており、水平期間中に(c)のレッド信号100R
は順にR1、R2、…、R640を、(d)のグリーン
信号100Gは順にG1、G2、…、G640を、
(e)のブルー信号100Bは順にB1、B2、…、B
640を各々640画素分、計1920画素分転送す
る。(f)のラッチクロック107は(a)の水平同期
信号102と同周波数であり、水平同期信号102から
容易に作成できる。(g)のシフトクロック106は
(b)のドットクロック103の1/2の周波数をもつ
クロックであり、三ビット幅の表示データ100を六ビ
ット幅の第一の液晶表示データ105に並列化する。
(h)のデータ105R1にはRの奇数画素データR
1、R3、…、R639を、(i)のデータ105R2
にはRの偶数奇数画素データR2、R4、…、R640
を、データ105G1にはGの奇数画素データG1、G
3、…、G639を、データ105G2にはGの偶数画
素データG2、G4、…、G640を、データ105B
1にはBの奇数画素データB1、B3、…、B639
を、(j)のデータ105B2にはBの偶数画素データ
B2、B4、…、B640を転送する。(データ105
G1、データ105G2、データ105B1を図示せ
ず。)(l)(m)(n)は、シフトした第二の液晶表
示データ111である。尚、(h)と(o)は(f)の
タイムスケールを縮小して記載したラッチクロック10
7である。(p)(q)(r)は(o)のラッチクロッ
ク107に同期した第三の液晶表示データ113であ
る。(s)(t)(u)(v)(w)(x)はラインデ
ータ選択信号119−1から119−6である。(y)
は時分割してデータ転送をする第四の液晶表示データ1
15に時分割出力する。(y)の液晶表示データ105
は一水平期間中に、(p)のデータ113R1をD1
に、(q)のデータ113R2をD2に、データ113
G1をD3に、データ113G2をD4に、データ11
3B1をD5に、(r)のデータ113B2をD6に出
力する。(データ113G1、113G2、113B1
は図示せず。)図4は、図2に示すラインデータ分配手
段116の動作を示したタイミング図である。なお、説
明を簡略化するためにサンプルホールド手段200−1
のみ記載するが、他のサンプルホールド手段においても
動作タイミングは同様である。
【0036】図4において、(a)のラインデータ選択
信号119−1は、(g)の第四の液晶表示データ11
5のD1に同期し、(b)の119−2はD2に、
(c)の119−3はD3に、(d)の119−4はD
4に、(e)の119−5はD5に、(f)の119−
6はD6に同期する。(h)から(m)は、ホールドさ
れたデータ203−1から203−6である。そして、
(o)から(t)のデータは、(n)のラインデータ選
択信号119−6に同期して、同時に出力する信号線1
17−1から117−6である。
【0037】以下、動作を説明するために改めて図1を
参照する。
【0038】図1において、R、G、B各一ビットシリ
アルの表示データ100は、データ変換手段104を介
してR、G、B各二ビットパラレルの液晶表示データに
変換される。その動作を図3のタイミング図を用いて説
明する。表示データ100において、(c)のRデータ
100R、(d)のGデータ100G、(e)のBデー
タ100Bの偶数画素データ、奇数画素データ毎に分離
するシリアルパラレル変換を(b)のドットクロック1
02と(g)のシフトクロック106とで行なう。つま
り、第一の液晶表示データ105のうち、(h)の液晶
表示データ105R1にRデータ100Rの奇数画素デ
ータR1、R3、…、R637、R639を、(i)の
液晶表示データ105R2にRデータ100Rの偶数画
素データR2、R4、…、R638、R640を、液晶
表示データ105G1にGデータ100Gの奇数画素デ
ータG1、G3、…、G637、G639を、液晶表示
データ105G2にGデータ100Gの偶数画素データ
G2、G4、…、G638、G640を、液晶表示デー
タ105B1にBデータ100Bの奇数画素データB
1、B3、…、B637、B639を、(j)の液晶表
示データ105B2にBデータ100Bの偶数画素デー
タB2、B4、…、B638、B640を転送する。
(液晶表示データ105G1、105G2、105B1
は図示せず。)液晶表示データ105は、シフトクロッ
ク106に同期していることが分かる。
【0039】図1において、データシフト手段110
は、液晶表示データ105をシフトクロック106で取
り込む。データシフト手段110R1は液晶表示データ
105R1、データシフト手段110R2は液晶表示デ
ータ105R2、データシフト手段110G1は液晶表
示データ105G1、データシフト手段110G2は液
晶表示データ105G2、データシフト手段110B1
は液晶表示データ105B1、データシフト手段110
B2は液晶表示データ105B2を各々取り込む様に動
作する。取り込んだデータは、各データシフト手段11
0から各々320ビット幅のパラレルな第二の液晶表示
データ111として出力する。図3において、(l)に
液晶表示データ111R1、(m)に液晶表示データ1
11R2、(n)に液晶表示データ111B2をタイミ
ングを示した。(液晶表示データ111G1、111G
2、111B1は図示せず。)今後の説明を簡略化する
ために各々をD1、D2、…、D6と総称する。
【0040】図1において、データラッチ手段112で
は、ラッチクロック107に同期して一水平ライン分の
データを同時にラッチし、同一水平ラインでのデータ揃
えを行なう。ラッチ手段112R1は液晶表示データ1
11R1を、ラッチ手段112R2は液晶表示データ1
11R2を、ラッチ手段112G1は液晶表示データ1
11G1を、ラッチ手段112G2は液晶表示データ1
11G2を、ラッチ手段112B1は液晶表示データ1
11B1を、ラッチ手段112B2は液晶表示データ1
11B2を各々ラッチする。その動作を図3に示す。
(o)のラッチクロック107は、一水平周期毎に有効
となる信号であり、(l)(m)(n)の液晶表示デー
タ111をラッチし、第三の液晶表示データ113とす
る。尚、(l)の液晶表示データ111R1は(p)の
液晶表示データ113R1に、(m)の液晶表示データ
111R2は(q)の液晶表示データ113R2に、
(n)の液晶表示データ111B2は(r)の液晶表示
データ113B2になる。この動作を順次繰り返す。
【0041】図1の各々の液晶表示データ113は、マ
ルチプレクサ114に入力されラインデータ選択信号1
09によって、一水平期間を六つに時分割し順次出力す
る。本実施例では、ラインデータ選択信号109は六つ
の信号で構成しており、各々位相をずらして有効となる
信号である。マルチプレクサ114の動作を図3に示
す。ラインデータ選択信号109は(s)(t)(u)
(v)(w)(x)の109−1から109−6の計六
本あり、図示したタイミングをもって(s)の109−
1から順次有効となり、(x)の109−6を有効とし
た後、次の一水平期間では再び、(s)の109−1か
らこの動作を繰り返す。そして、各々のデータライン選
択信号109では、各々対応した液晶表示データ113
を選択して、(y)の第四の液晶表示データ115に出
力する。つまり、液晶表示データ113のうち、(p)
の113R1を(s)の109−1が、(q)の113
R2を(t)の109−2が、(r)の113B2を
(x)の109−6が選択し、順次D1からD6を一水
平期間中に有効とする。又、第四の液晶表示データ11
5は時分割制御されるので320ビット幅のパラレルデ
ータと成る。
【0042】図1において、第四の液晶表示データ11
5はラインデータ分配手段116に入力し、信号線11
7の1920本に同時出力する様に動作する。図2と図
4を用いてラインデータラッチ手段116の動作を説明
する。
【0043】図2においてサンプルホールド手段200
では、各々第四の液晶表示データ115をX−1、X−
2等から入力し、六つのスイッチング素子201の入力
ラインに共通に接続する。さらに、六つのスイッチング
素子201には、対応するラインデータ選択信号119
を個別に入力する。時分割で入力する液晶表示データ1
15を各々のデータに同期したラインデータ選択信号1
19が順次有効となり、六つのスイッチング素子201
を順次オン状態にし、データ線203を経由して、ホー
ルド手段202に一時記憶する。説明を簡略化するため
にサンプルホールド手段220−1について図4を用い
て動作の説明をする。(a)から(f)のラインデータ
選択信号119−1から119−6は、(g)の信号線
115から入力するデータを時分割でラッチする。
(a)のラインデータ選択信号119−1は(g)の信
号線115で有効なD1を、(b)のラインデータ選択
信号119−2はD2を、(c)のラインデータ選択信
号119−3はD3を、(d)のラインデータ選択信号
119−4はD4を、(e)のラインデータ選択信号1
19−5はD5を、(f)のラインデータ選択信号11
9−6はD6をラッチし、各々(h)のデータ線203
−1、(i)のデータ線203−2、(j)のデータ線
203−3、(k)のデータ線203−4、(l)のデ
ータ線203−5、(m)のデータ線203−6に出力
する。
【0044】図2にもどり、データ線203に有効と成
っているデータは、スイッチング素子205の入力ライ
ンと接続しており、スイッチング素子205の選択信号
であるラインデータ選択信号119−6が有効になる
と、スイッチング素子205がオン状態になり、ホール
ド手段206に記憶されるとともに、信号線117から
同時に出力される。図4でその動作を説明する。各々の
データ線203に同一水平ライン分のデータが揃うタイ
ミングは、ラインデータ選択信号119−6が有効な時
であるから、このタイミングで一ライン分のデータ揃え
を行ない、信号線117に出力することになる。(h)
のデータ203−1は(o)のデータ117−1に、
(i)のデータ203−2は(p)のデータ117−2
に、(j)のデータ203−3は(q)のデータ117
−3に、(k)のデータ203−4は(r)のデータ1
17−4に、(l)のデータ203−5は(s)のデー
タ117−5に、(m)のデータ203−6は(t)の
データ117−6に同期出力する。出力するデータは
(n)のラインデータ選択信号119−6が再び有効と
なるまで、ホールドされる。そして、図1に示す液晶パ
ネル120に出力し、画像表示を行なう。本実施例で
は、図2に示すラインデータ分配手段116のサンプル
ホールド手段200において、一本のデータ線を六本の
信号線に分配するため図1に示すデータシフト手段11
0、データラッチ手段111、を六ブロックに分割して
データの処理を行なったが、図2に示すサンプルホール
ド手段200の分配する本数が増加する場合は、図1に
示すデータシフト手段110、データラッチ手段111
の分割するブロック数を増加させることで対応可能であ
る。
【0045】ここで、図1に示すデータ変換手段10
4、データシフト手段110、データラッチ手段11
2、マルチプレクサ114、ラインデータ分配手段11
6のうち、いずれかを液晶パネルのガラス基盤上に構成
することも可能であり、複数の手段を集積化することも
可能である。
【0046】本発明のもう一つの実施例を図5から図7
を用いて説明する。
【0047】図5は、本発明の液晶駆動回路を用いた液
晶表示装置のブロック図である。
【0048】図5において、500はデータ変換手段で
あり、501は第一の液晶表示データ、502はシフト
クロック、503は1/Nラインデータラッチクロッ
ク、504はラインデータ選択信号である。505は1
/Nラインデータシフト手段であり、液晶表示データ5
01をシフトクロック502で取り込む。本実施例では
N=6として話を進める。506は第二の液晶表示デー
タであり、(640(水平解像度)×3(RGB)÷6
(1/6ラインデータ)=)320ビット幅のパラレル
データである。507は1/Nラインデータラッチ手段
であり、508は第三の液晶表示データである。液晶表
示データ508も320ビット幅のパラレルデータであ
る。509はラインデータ分配手段であり、510は1
920本の信号線である。
【0049】図6は、図5に示すラインデータ分配手段
509のブロック図である。
【0050】図6において、ラインデータ選択信号50
4は504−1から504−6の六本の信号で構成す
る。第三の液晶表示データ508は508−1から50
8−320の320本の信号で構成する。600はスイ
ッチング素子であり、信号線510の総数である600
−1から600−1920までの1920個が最小構成
個数である。601は各スイッチング素子600の出力
データを転送するデータ線である。602はホールド手
段で、容量で構成可能である。603はホールド手段6
02の対抗電極である。604はスイッチング素子であ
り、605は一水平期間データを保持するホールド手段
である。信号線510は510−1から510−192
0の1920本の信号で構成する。
【0051】図7は、図5の液晶表示装置のデータ変換
手段500の入力信号のタイミングと、図6に示すライ
ンデータ分配手段509の内部動作を示すタイミング図
である。(a)と(f)は水平同期信号102であり、
(f)は(a)のタイムスケールを縮小したものであ
る。(g)は1/Nラインデータラッチクロック503
であり、一水平分の表示データを六つに時分割するよう
に動作する。(h)は六つに時分割された第三の液晶表
示データ508である。(i)から(n)のラインデー
タ選択信号504−1から504−6は、六つに時分割
した液晶表示データ508の各々に同期している。説明
を簡略化するために(o)から(t)は、データ転送を
行なうデータ線604−1、604−321、604−
641、604−961、604−1281、604−
1601の動作のみを示す。さらに、(u)から(z)
は、(n)のラインデータ選択信号504−6で同期化
したデータ転送をする信号線510−1、510−32
1、510−641、510−961、510−128
1、510−1601の動作を示す。
【0052】以下、動作を説明するために改めて図5を
参照する。
【0053】図5において、R、G、B各一ビットシリ
アルの表示データ100は、データ変換手段104を介
してR、G、B混在の複数ビット幅の液晶表示データ5
01に変換される。その変換するビット幅は1/Nライ
ンデータシフト手段のシフト動作を行なう速度にのみ起
因し、つまり、シフトクロック502の動作周波数が、
1/Nラインデータシフト手段505のシフト周波数よ
り低くなるようにする。第一の液晶表示データ501
は、シフトクロック502により、順次、1/Nライン
データシフト手段505に取り込まれ、320ビット幅
のパラレルデータである第二の液晶表示データ506と
して出力する。1/Nラインデータラッチ手段507で
は第二の液晶表示データ506に一水平ライン分の表示
データのうち1/6のデータ、つまり、320画素分の
データが揃うタイミングで1/Nラインデータラッチク
ロック503は’H’レベルとなる。この動作を図7を
用いて説明する。(f)の水平同期信号102の一周期
中に(g)の1/Nラインデータラッチクロック503
は第二の液晶表示データ506に同期し、六回’H’レ
ベルと成る。そして、(h)の第三の液晶表示データ5
08に時分割出力する。
【0054】図5におけるラインデータ分配手段509
の動作を図6と図7を用いて説明する。図6において、
信号線508−1はスイッチング素子600−1、60
0−7、…、600−1915と六画素間隔に入力す
る。同様に信号線508−2はスイッチング素子600
−2、600−8、…、600−1916に、信号線5
08−6はスイッチング素子600−6、600−1
6、…、600−1920に入力する。又、ラインデー
タ選択信号504−1はスイッチング素子600−1、
600−2、…、600−320に、ラインデータ選択
信号504−2はスイッチング素子600−321、6
00−322、…、600−640に、ラインデータ選
択信号504−6は、スイッチング素子600−160
1、600−1602、…、600−1920に入力す
る。第三の液晶表示データ508で、スイッチング素子
600−1から600−320に対応するデータが入力
されると、ラインデータ選択信号504−1が有効と成
り、スイッチング素子600−1から600−320が
オン状態と成り各々のデータ線601−1から601−
320を経由してホールド手段602−1から602−
320に一時記憶される。次に、第三の液晶表示データ
508で、スイッチング素子600−321から600
−640に対応するデータが入力されると、ラインデー
タ選択信号504−2が有効となり、スイッチング素子
600−321から600−640がオン状態と成り各
々のデータ線601−321から601−640を経由
してホールド手段602−321から602−640に
一時記憶される。この動作を繰返し、全てのホールド手
段602に一時記憶する。一水平ライン分のデータが前
記動作で処理されると、ラインデータ選択信号504−
6に接続している全てのスイッチング素子604がオン
状態と成り、信号線510に同時に出力する。更に、こ
の時、全てのホールド手段605に信号線510に出力
するデータと同等のデータが記憶されるから、再び、ス
イッチング素子604がオン状態となるまで、つまり、
一水平期間中信号線510からは同一データが出力され
ることになる。尚、スイッチング素子604とホールド
手段605でデータ揃えの処理を行なっている間、スイ
ッチング素子600とホールド手段602では次ライン
のデータを前述の記した処理をすることになる。この動
作を図7を用いて説明する。(h)の液晶表示データ5
08で転送される(i)のラインデータ選択信号504
−1に対応したデータを(o)のデータ線604−1に
出力しする。以下同様に(j)のラインデータ選択信号
504−2に対応したデータを(p)のデータ線604
−321に、(k)のラインデータ選択信号504−3
に対応したデータを(q)のデータ線604−641
に、(l)のラインデータ選択信号504−4に対応し
たデータを(r)のデータ線604−961に、(m)
のラインデータ選択信号504−5に対応したデータを
(s)のデータ線604−1281に、(n)のライン
データ選択信号504−6に対応したデータを(t)の
データ線604−1601に出力する。そして、次ライ
ン以降も同様の動作を繰り返す。そして、一ライン分の
データがデータ線604に揃うタイミング、つまり、ラ
インデータ選択信号504−6が’H’レベルと成った
時に、(o)のデータ線604−1は(u)の信号線5
10−1に、(p)のデータ線604−1は(v)の信
号線510−1に、(q)のデータ線604−1は
(w)の信号線510−1に、(r)のデータ線604
−1は(x)の信号線510−1に、(s)のデータ線
604−1は(y)の信号線510−1に、(z)のデ
ータ線604−1は(u)の信号線510−1に出力す
る。再び、ラインデータ選択信号504−6が有効と成
ったとき次ラインのデータが一水平期間中有効と成り、
これを繰り返すことで、図5の液晶パネル120に表示
を行なう。
【0055】ここで、図5に示すデータ変換手段50
0、1/Nラインデータシフト手段505、1/Nライ
ンデータラッチ手段507、ラインデータ分配手段11
6のうち、いずれかを液晶パネルのガラス基盤上に構成
することも可能であり、複数の手段を集積化することも
可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、ラインデータ分配手段
内のスイッチング素子やホールド手段は、液晶パネル内
部のTFTや保持容量と同様にガラス基盤上に少ないス
ペースで構成することができる。
【0057】更に、駆動手段をデータ記憶手段とデータ
分配手段に分離し、転送するデータを時分割にしたこと
で、前記データを転送するバス幅を液晶パネルの信号線
より少なくできるので、データ記憶手段を容易に集積化
出来、少ない回路規模で液晶表示装置の駆動回路を構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を用いた液晶表示装置のブロ
ック図、
【図2】図1に示すラインデータ分配手段のブロック
図、
【図3】図1に示すデータ変換手段の動作を示すタイミ
ング図、
【図4】図1、図2に示すラインデータ分配手段の動作
説明図、
【図5】本発明の一実施例を用いた液晶表示装置の説明
図、
【図6】図5に示すラインデータ分配手段のブロック
図、
【図7】図5に示す液晶表示装置の動作を示すタイミン
グ図、
【図8】従来の液晶表示装置のブロック図、
【図9】図8に示すデータ変換手段の動作を示すタイミ
ング図、
【図10】図8に示すX駆動手段とY駆動手段の動作を
示すタイミング図、
【図11】図8に示す液晶パネルのブロック図。
【符号の説明】
100…表示データ、103…ドットクロック、104
…データ変換手段、105…第一の液晶表示データ、1
06…シフトクロック、107…ラッチクロック、11
0…データシフト手段、111…第二の液晶表示デー
タ、112…データラッチ手段、113…第三の液晶表
示データ、114…マルチプレクサ、115…第四の液
晶表示データ、116…ラインデータ分配手段、117
…信号線、118…Y駆動手段、119…走査線、12
0…液晶パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 成彦 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立 製作所マイクロエレクトロニクス機器開発 研究所内 (72)発明者 滝田 功 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立 製作所マイクロエレクトロニクス機器開発 研究所内 (72)発明者 二見 利男 千葉県茂原市早野3300番地株式会社日立製 作所茂原工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックス状に配列した画素部に液晶を
    駆動する電極を有し、前記液晶に電圧を印加することで
    画像表示を行なう液晶表示装置において、外部から一水
    平ライン分毎に表示データを入力し、記憶した後、第一
    の信号線に、一水平ライン分同時に出力する手段と、前
    記第一の信号線で転送する一水平ライン分のデータをN
    分割して、第二の信号線に、1/N水平ライン分の表示
    データ毎に時分割出力する手段と、前記第二の信号線で
    転送するデータを1/Nライン分のデータ毎に記憶する
    手段と、一水平ライン分のデータを記憶した後、第三の
    信号線に、一水平ライン分のデータを同時に出力する手
    段と、前記第三の信号線で画像データに対応する電圧を
    画素部に供給することを特徴とする液晶表示装置の駆動
    回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、外部から一水平ライン
    分毎に表示データを入力し、記憶した後、第一の信号線
    に、一水平ライン分同時に出力する手段と、前記第一の
    信号線で転送する一水平ライン分のデータをN分割し
    て、第二の信号線に、1/N水平ライン分の表示データ
    毎に時分割出力する手段と、前記第二の信号線で転送す
    るデータを1/Nライン分のデータ毎に記憶する手段
    と、一水平ライン分のデータを記憶した後、第三の信号
    線に、一水平ライン分のデータを同時に出力する手段の
    内、何れかを集積化する液晶表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、外部から一水平ライン
    分毎に表示データを入力し、記憶した後、第一の信号線
    に、一水平ライン分の表示データを同時に出力する手段
    と、前記第一の信号線で転送する一水平ライン分のデー
    タをN分割して、第二の信号線に、1/N水平ライン分
    の表示データ毎に時分割出力する手段と、前記第二の信
    号線で転送するデータを1/Nライン分のデータ毎に記
    憶する手段と、一水平ライン分のデータを記憶した後、
    第三の信号線に、一水平ライン分のデータを同時に出力
    する手段の内、何れかを液晶パネルのガラス基板上に形
    成する液晶表示装置の駆動回路
  4. 【請求項4】マトリックス状に配列した画素部に液晶を
    駆動する電極を有し、前記液晶に電圧を印加することで
    画像表示を行なう液晶表示装置において、外部から表示
    データを入力し、一水平ライン分の表示データをN分割
    し、1/N水平ライン分のデータ毎に記憶した後、第一
    の信号線に、1/Nライン分の表示データを同時に出力
    する手段と、前記第一の信号線で転送するデータを1/
    Nライン分のデータ毎に記憶する手段と、一水平ライン
    分のデータを記憶した後、第二の信号線に、同時に出力
    する手段と、前記第二の信号線で表示データに対応する
    電圧を画素部に供給することを特徴とする液晶表示装置
    の駆動回路。
  5. 【請求項5】請求項4において、外部から表示データを
    入力し、一水平ライン分の表示データをN分割し、1/
    N水平ライン分のデータ毎に記憶した後、第一の信号線
    に、1/Nライン分の表示データを同時に出力する手段
    と、前記第一の信号線で転送するデータを1/Nライン
    分のデータ毎に記憶する手段と、一水平ライン分のデー
    タを記憶した後、第二の信号線に、同時に出力する手段
    の何れも、又は一方を集積化する液晶表示装置の駆動回
    路。
  6. 【請求項6】請求項4において、外部から表示データを
    入力し、一水平ライン分の表示データをN分割し、1/
    N水平ライン分のデータ毎に記憶した後、第一の信号線
    に、1/Nライン分の表示データを同時に出力する手段
    と、前記第一の信号線で転送するデータを1/Nライン
    分のデータ毎に記憶する手段と、一水平ライン分のデー
    タを記憶した後、第二の信号線に、同時に出力する手段
    の何れも、又は一方を液晶パネルのガラス基板上に形成
    する液晶表示装置の駆動回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100313210B1 (ko) * 1998-11-19 2001-11-07 가네꼬 히사시 액정 표시 장치 및 영상 데이타 전송 방법
JP2012256012A (ja) * 2010-09-15 2012-12-27 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
JP2014067415A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Samsung Electronics Co Ltd ディスプレードライバ集積回路及びディスプレーデータ処理方法

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