JPH05115499A - 人工膝関節 - Google Patents
人工膝関節Info
- Publication number
- JPH05115499A JPH05115499A JP30698491A JP30698491A JPH05115499A JP H05115499 A JPH05115499 A JP H05115499A JP 30698491 A JP30698491 A JP 30698491A JP 30698491 A JP30698491 A JP 30698491A JP H05115499 A JPH05115499 A JP H05115499A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side member
- knee joint
- artificial knee
- femoral
- tibial
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/30—Joints
- A61F2/38—Joints for elbows or knees
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/30—Joints
- A61F2002/30001—Additional features of subject-matter classified in A61F2/28, A61F2/30 and subgroups thereof
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は人工膝関節に関し、過剰な伸展を防
止し、且つ大腿骨側部材と脛骨側部材との抜け出しを防
ぐという条件を満たし、さらに両部材は余裕をもって係
合されて外力や応力によって破損や緩みを生じず、長期
にわたっての使用を可能とする人工膝関節を提供する。 【構成】 大腿骨側部材１０と脛骨側部材２０からな
り、脛骨側部材２０の支承面２１ａ，２１ｂの前方端に
は係止突起２１ｂ2 が形成されると共に、大腿骨側部材
１０の湾曲凸面前方には前記係止突起と係合する係止片
１２が形成され、さらに上記支承面２１ａ，２１ｂの前
方側は大腿骨側部材１０の抜け出しを防止する様に上方
へ延設されてなるものである。
止し、且つ大腿骨側部材と脛骨側部材との抜け出しを防
ぐという条件を満たし、さらに両部材は余裕をもって係
合されて外力や応力によって破損や緩みを生じず、長期
にわたっての使用を可能とする人工膝関節を提供する。 【構成】 大腿骨側部材１０と脛骨側部材２０からな
り、脛骨側部材２０の支承面２１ａ，２１ｂの前方端に
は係止突起２１ｂ2 が形成されると共に、大腿骨側部材
１０の湾曲凸面前方には前記係止突起と係合する係止片
１２が形成され、さらに上記支承面２１ａ，２１ｂの前
方側は大腿骨側部材１０の抜け出しを防止する様に上方
へ延設されてなるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は整形外科治療で用いられ
る人工膝関節に関し、詳細には大腿骨側部材と脛骨側部
材の間で脱臼を引き起こすことなく安定した屈曲作動及
び停止が可能な人工膝関節に関するものである。
る人工膝関節に関し、詳細には大腿骨側部材と脛骨側部
材の間で脱臼を引き起こすことなく安定した屈曲作動及
び停止が可能な人工膝関節に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】膝関節症、リュウマチ、骨腫瘍等の治療
においては膝関節部位を切除し、これに替えて人工膝関
節を装着することがある。例えば骨腫瘍は図４（右脚の
体側に沿った縦断面を後方側より見た図）に示す大腿骨
１の遠位側及び脛骨２の近位側は腫瘍を発生しやすい疾
患であり、１点鎖線Ｃ1 ，Ｃ2 で示す間の部分を全て切
除し他の部分への腫瘍の転移を防止する必要がある。こ
のとき前十字靭帯３ａ（紙面の背側），後十字靭帯３ｂ
（紙面の手前側）、内側側副靭帯５ａ，外側側副靭帯５
ｂが全て切除されてしまうので、膝関節としての運動機
能及び固定機能は全て失われる。
においては膝関節部位を切除し、これに替えて人工膝関
節を装着することがある。例えば骨腫瘍は図４（右脚の
体側に沿った縦断面を後方側より見た図）に示す大腿骨
１の遠位側及び脛骨２の近位側は腫瘍を発生しやすい疾
患であり、１点鎖線Ｃ1 ，Ｃ2 で示す間の部分を全て切
除し他の部分への腫瘍の転移を防止する必要がある。こ
のとき前十字靭帯３ａ（紙面の背側），後十字靭帯３ｂ
（紙面の手前側）、内側側副靭帯５ａ，外側側副靭帯５
ｂが全て切除されてしまうので、膝関節としての運動機
能及び固定機能は全て失われる。
【０００３】従ってこの様な患者に対しては例えば図５
（体側方向から見た縦断面図），図６（図５のVI−VI線
方向断面図）に示す様な金属製，セラミックス製又はこ
れらの組合せからなる蝶番型の人工膝関節が用いられ
る。すなわち大腿骨の切除跡には大腿骨側部材１Ａが接
合されると共に、脛骨の切除跡には脛骨側部材２Ａが夫
々接合され、該大腿骨側部材１Ａと脛骨側部材２Ａはピ
ン軸９を介して揺動自在に軸支される。この揺動は脛骨
鉛直線に対する後部方向への揺動角θが−５〜＋１１０
度程度の範囲内での自由湾曲作動が要求される。即ち人
間が座るときの角度が＋１１０度であり、一方直立する
ときの過伸展状態角度が−５度であり、特に直立時の過
伸展状態では確実に停止されなければならない。しかし
図例に示す人工膝関節においてはこの停止のためのスト
ッパ機能がなく、そのため膝部外側に他の装具や補助器
具を併用する必要があった。
（体側方向から見た縦断面図），図６（図５のVI−VI線
方向断面図）に示す様な金属製，セラミックス製又はこ
れらの組合せからなる蝶番型の人工膝関節が用いられ
る。すなわち大腿骨の切除跡には大腿骨側部材１Ａが接
合されると共に、脛骨の切除跡には脛骨側部材２Ａが夫
々接合され、該大腿骨側部材１Ａと脛骨側部材２Ａはピ
ン軸９を介して揺動自在に軸支される。この揺動は脛骨
鉛直線に対する後部方向への揺動角θが−５〜＋１１０
度程度の範囲内での自由湾曲作動が要求される。即ち人
間が座るときの角度が＋１１０度であり、一方直立する
ときの過伸展状態角度が−５度であり、特に直立時の過
伸展状態では確実に停止されなければならない。しかし
図例に示す人工膝関節においてはこの停止のためのスト
ッパ機能がなく、そのため膝部外側に他の装具や補助器
具を併用する必要があった。
【０００４】また人工膝関節に求められる他の重要な機
能として、大腿骨側部材１Ａと脛骨側部材２Ａが屈曲時
等に脱臼しないことが要求される。この点図５，６の例
に示す両部材１Ａ，２Ａはピン接合されており、脱臼に
ついての恐れはないが次の様な問題があった。すなわち
上記両部材１Ａ，２Ａがピン軸９によって軸支される構
造であるので、揺動運動時における遊び余裕がなく、外
力が分散されることなく全てピン軸９に集中して作用さ
れるために該ピン軸９が切損したり、或は人工膝関節と
人体骨の接合部であるステム境界面に大きな応力が発生
し、該境界面で滑りを発生して人工膝関節と人体骨の間
で緩みを生じ、短期間の内に人工膝関節全体を取り替え
なければならないことが多いという不具合があった。
能として、大腿骨側部材１Ａと脛骨側部材２Ａが屈曲時
等に脱臼しないことが要求される。この点図５，６の例
に示す両部材１Ａ，２Ａはピン接合されており、脱臼に
ついての恐れはないが次の様な問題があった。すなわち
上記両部材１Ａ，２Ａがピン軸９によって軸支される構
造であるので、揺動運動時における遊び余裕がなく、外
力が分散されることなく全てピン軸９に集中して作用さ
れるために該ピン軸９が切損したり、或は人工膝関節と
人体骨の接合部であるステム境界面に大きな応力が発生
し、該境界面で滑りを発生して人工膝関節と人体骨の間
で緩みを生じ、短期間の内に人工膝関節全体を取り替え
なければならないことが多いという不具合があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は
次の(イ),(ロ) の条件を満たし、且つ長期に亘って安定し
た揺動作動が可能な人工膝関節を完成することにある。 (イ) 過伸展状態での揺動停止に際して、外部装具等の格
別の補助器具を必要とせず過伸展状態以上の過剰な揺動
屈曲を確実に規制する。 (ロ) 揺動屈曲作動時及びその作動端停止部位において大
腿骨側部材と脛骨側部材が脱臼して脱け出すのを確実に
防止できる。
次の(イ),(ロ) の条件を満たし、且つ長期に亘って安定し
た揺動作動が可能な人工膝関節を完成することにある。 (イ) 過伸展状態での揺動停止に際して、外部装具等の格
別の補助器具を必要とせず過伸展状態以上の過剰な揺動
屈曲を確実に規制する。 (ロ) 揺動屈曲作動時及びその作動端停止部位において大
腿骨側部材と脛骨側部材が脱臼して脱け出すのを確実に
防止できる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成した本発
明は、大腿骨側部材と脛骨側部材とからなり、該大腿骨
側部材は略鞍形で左右下面には少なくとも前後方向に湾
曲した湾曲凸面が形成され、また前記脛骨側部材の左右
上面には上記湾曲凸面を当接支持する１対の凹形支承面
が設けられてなる人工膝関節であって、前記支承面の少
なくとも前方側は大腿骨側部材の位置ずれを防止する様
に上方に延設され、また該延設部分の上端には夫々係止
突起が形成されると共に、上記大腿骨側部材における湾
曲凸面の各前側終端には、前記係止突起に係合する係止
片が夫々設けられてなることを要旨とするものである。
明は、大腿骨側部材と脛骨側部材とからなり、該大腿骨
側部材は略鞍形で左右下面には少なくとも前後方向に湾
曲した湾曲凸面が形成され、また前記脛骨側部材の左右
上面には上記湾曲凸面を当接支持する１対の凹形支承面
が設けられてなる人工膝関節であって、前記支承面の少
なくとも前方側は大腿骨側部材の位置ずれを防止する様
に上方に延設され、また該延設部分の上端には夫々係止
突起が形成されると共に、上記大腿骨側部材における湾
曲凸面の各前側終端には、前記係止突起に係合する係止
片が夫々設けられてなることを要旨とするものである。
【０００７】
【作用及び実施例】図１は本発明における脛骨側部材２
０の実施例を示し、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、
（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は（Ｂ）のＤ−Ｄ線断面図、
（Ｅ）は（Ａ）のＥ−Ｅ線断面図である。該脛骨側部材
２０の上面左右には凹形の支承面２１ａ，２１ｂが形成
され、該支承面２１ａ，２１ｂは（Ｄ）図に示す様に少
なくとも前後方向［（Ｄ）図の左右方向］に凹形の湾曲
面で形成される。一方上記支承面２１ｂ（２１ａ）は
（Ｄ）図に示す如く少なくとも該部材の前方側上方へ長
く延設させて延長部２１ｂ1 を形成し、これによって大
腿骨側部材１０の前方側への抜け出しを防止する。なお
該延長部２１ｂ1 の上端は先細の係止突起２１ｂ2 （２
１ａ2 ）とし、また左右の支承面２１ａ，２１ｂの間に
は前後方向に延びる中央凸部２２を形成し、該中央凸部
２２には後述する大腿骨側部材１０の中央凹部１３を嵌
め入れる構成として両部材１０，２０の左右方向の位置
ずれを防止する構造とする。
０の実施例を示し、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は正面図、
（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は（Ｂ）のＤ−Ｄ線断面図、
（Ｅ）は（Ａ）のＥ−Ｅ線断面図である。該脛骨側部材
２０の上面左右には凹形の支承面２１ａ，２１ｂが形成
され、該支承面２１ａ，２１ｂは（Ｄ）図に示す様に少
なくとも前後方向［（Ｄ）図の左右方向］に凹形の湾曲
面で形成される。一方上記支承面２１ｂ（２１ａ）は
（Ｄ）図に示す如く少なくとも該部材の前方側上方へ長
く延設させて延長部２１ｂ1 を形成し、これによって大
腿骨側部材１０の前方側への抜け出しを防止する。なお
該延長部２１ｂ1 の上端は先細の係止突起２１ｂ2 （２
１ａ2 ）とし、また左右の支承面２１ａ，２１ｂの間に
は前後方向に延びる中央凸部２２を形成し、該中央凸部
２２には後述する大腿骨側部材１０の中央凹部１３を嵌
め入れる構成として両部材１０，２０の左右方向の位置
ずれを防止する構造とする。
【０００８】他方図２は上記脛骨側部材２０と対をなす
大腿骨側部材１０の実施例を示し、（Ａ）は平面図、
（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は底面図で
ある。該大腿骨側部材１０は略鞍形に形成され、その下
部左右には湾曲凸面１１ａ，１１ｂが形成され、これら
の間に中央凹部１３が形成される。該湾曲凸面１１ａ，
１１ｂの前後方向（１０ａ−１０ｂ方向）の曲率半径は
モノセントリック又はポリセントリックのいずれであっ
ても良く、図例においてはＲ２８，Ｒ１００，Ｒ２５を
組合わせたポリセントリックを例示し、該湾曲凸面の曲
率半径は前記脛骨側部材２０の支承面２１ａ，２１ｂに
おける曲率半径と同一又はほぼ同等とすることが好まし
く、これら曲率半径の相違は２０mm以内とすることが推
奨される。
大腿骨側部材１０の実施例を示し、（Ａ）は平面図、
（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は底面図で
ある。該大腿骨側部材１０は略鞍形に形成され、その下
部左右には湾曲凸面１１ａ，１１ｂが形成され、これら
の間に中央凹部１３が形成される。該湾曲凸面１１ａ，
１１ｂの前後方向（１０ａ−１０ｂ方向）の曲率半径は
モノセントリック又はポリセントリックのいずれであっ
ても良く、図例においてはＲ２８，Ｒ１００，Ｒ２５を
組合わせたポリセントリックを例示し、該湾曲凸面の曲
率半径は前記脛骨側部材２０の支承面２１ａ，２１ｂに
おける曲率半径と同一又はほぼ同等とすることが好まし
く、これら曲率半径の相違は２０mm以内とすることが推
奨される。
【０００９】上記中央凹部１３の上部には孔１４が形成
され、該孔１４にはピンを挿設し、該ピンを残存する大
腿骨の骨髄内へ挿入することによってこの部材１０を大
腿骨に接合する。また前記大腿骨側部材１０の前方側１
０ａの外側で湾曲凸面１１ａ，１１ｂの前方端には係止
片１２，１２が突設され、溝部１５が形成される。該溝
部１５は前記脛骨側部材２０における係止突起２１ｂ2
と係合し、過伸展状態を超える両部材１０，２０におけ
る前方側の揺動を停止させるものである。
され、該孔１４にはピンを挿設し、該ピンを残存する大
腿骨の骨髄内へ挿入することによってこの部材１０を大
腿骨に接合する。また前記大腿骨側部材１０の前方側１
０ａの外側で湾曲凸面１１ａ，１１ｂの前方端には係止
片１２，１２が突設され、溝部１５が形成される。該溝
部１５は前記脛骨側部材２０における係止突起２１ｂ2
と係合し、過伸展状態を超える両部材１０，２０におけ
る前方側の揺動を停止させるものである。
【００１０】図３の（Ａ）〜（Ｄ）は上記大腿骨側部材
１０と脛骨側部材２０の作動状態を示す説明図である。
（Ａ）は揺動角θ1 が−５度の過伸展状態で停止された
ところで係止突起２１ｂ2 と係止片１２が係合し、大腿
骨側部材１０は脛骨側部材２０に対して前方側へこれ以
上揺動するのを確実に防止する。
１０と脛骨側部材２０の作動状態を示す説明図である。
（Ａ）は揺動角θ1 が−５度の過伸展状態で停止された
ところで係止突起２１ｂ2 と係止片１２が係合し、大腿
骨側部材１０は脛骨側部材２０に対して前方側へこれ以
上揺動するのを確実に防止する。
【００１１】（Ｂ），（Ｃ），（Ｄ）図は（Ａ）図の状
態より大腿骨側部材１０を後側へ各揺動角θ2 ＝１０
度、θ3 ＝９８度、θ4 ＝１１７度に変位した状態を示
し、支承面２１ｂ上を湾曲凸面１１ｂが滑動して両部材
１０，２０を揺動する。このとき支承面２１ｂの前側に
位置する延長部２１ｂ1 は大腿骨側部材１０を確実に受
け止めて前側へ抜け出すのを防止できるので、両部材１
０，２０が脱臼するといったことは全く引き起こされな
い。
態より大腿骨側部材１０を後側へ各揺動角θ2 ＝１０
度、θ3 ＝９８度、θ4 ＝１１７度に変位した状態を示
し、支承面２１ｂ上を湾曲凸面１１ｂが滑動して両部材
１０，２０を揺動する。このとき支承面２１ｂの前側に
位置する延長部２１ｂ1 は大腿骨側部材１０を確実に受
け止めて前側へ抜け出すのを防止できるので、両部材１
０，２０が脱臼するといったことは全く引き起こされな
い。
【００１２】上記図例において支承面２１ａ，２１ｂの
後方側２１ｂは上方に延設してなるものを示している
が、本発明はこれに限定されず後方側を直面状に形成し
たものであっても良く、また係止突起２１ｂ2 及び係止
片１２は夫々一対のものを示しているが、相互に係合す
るものであれば１個であっても構わず、またこれらの形
状は図例のものに限られず、互いに係合して両部材１
０，２０における過伸展状態からの前側への過度の揺動
を規制するものであれば板状又は柱状等であっても良
い。
後方側２１ｂは上方に延設してなるものを示している
が、本発明はこれに限定されず後方側を直面状に形成し
たものであっても良く、また係止突起２１ｂ2 及び係止
片１２は夫々一対のものを示しているが、相互に係合す
るものであれば１個であっても構わず、またこれらの形
状は図例のものに限られず、互いに係合して両部材１
０，２０における過伸展状態からの前側への過度の揺動
を規制するものであれば板状又は柱状等であっても良
い。
【００１３】上記大腿骨側部材１０は前述の通り孔１４
及びピンを介し残存大腿骨に接合されると共に、脛骨側
部材２０は図示しない台座部を介してステムが接続さ
れ、該ステムを残存脛骨の骨髄内へ挿入して台座部及び
該部材２０を接合する。
及びピンを介し残存大腿骨に接合されると共に、脛骨側
部材２０は図示しない台座部を介してステムが接続さ
れ、該ステムを残存脛骨の骨髄内へ挿入して台座部及び
該部材２０を接合する。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、過伸展時において係止突起と係止片との係合により
大腿骨側部材と脛骨側部材の前側への揺動を確実に規制
することができると共に、屈曲時等に支承面の延長部に
より両部材の抜け出しを防ぐことができる様になった。
さらに両部材の係合には遊び余裕ができるので、大きな
外力や応力が部分的に集中して部材の破損や緩みを生じ
ることがなくなり、長期にわたる使用ができる様になっ
た。
で、過伸展時において係止突起と係止片との係合により
大腿骨側部材と脛骨側部材の前側への揺動を確実に規制
することができると共に、屈曲時等に支承面の延長部に
より両部材の抜け出しを防ぐことができる様になった。
さらに両部材の係合には遊び余裕ができるので、大きな
外力や応力が部分的に集中して部材の破損や緩みを生じ
ることがなくなり、長期にわたる使用ができる様になっ
た。
【図１】本発明の脛骨側部材の実施例を示し、（Ａ）は
平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は
（Ｂ）のＤ−Ｄ線断面図、（Ｅ）は（Ａ）のＥ−Ｅ線断
面図を示す。
平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は
（Ｂ）のＤ−Ｄ線断面図、（Ｅ）は（Ａ）のＥ−Ｅ線断
面図を示す。
【図２】本発明の大腿骨側部材の実施例を示し、（Ａ）
は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）
は底面図を示す。
は平面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）
は底面図を示す。
【図３】（Ａ）〜（Ｄ）は本発明人工膝関節の作動状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図４】膝関節を示す説明図である。
【図５】従来の人工膝関節の例を示す断面説明図であ
る。
る。
【図６】図５のVI−VI線断面図である。
１０ 大腿骨側部材 11ａ，11ｂ 湾曲凸面 13Ａ，13Ｂ ストッパ面 １２ 係止片 ２０ 脛骨側部材 21ａ，21ｂ 支承面 21ｂ1 延長部 21ｂ2 係止突起
フロントページの続き (72)発明者 土居 憲司 神戸市須磨区菅の台６−４−１ (72)発明者 伊藤 喜昌 神戸市須磨区西落合６−１−56−104 (72)発明者 川井 隆夫 神戸市北区惣山町４−21−２
Claims (1)
- 【請求項１】 大腿骨側部材と脛骨側部材とからなり、
該大腿骨側部材は略鞍形で左右下面には少なくとも前後
方向に湾曲した湾曲凸面が形成され、また前記脛骨側部
材の左右上面には上記湾曲凸面を当接支持する１対の凹
形支承面が設けられてなる人工膝関節であって、 前記支承面の少なくとも前方側は大腿骨側部材の位置ず
れを防止する様に上方に延設され、また該延設部分の上
端には夫々係止突起が形成されると共に、上記大腿骨側
部材における湾曲凸面の各前側終端には、前記係止突起
に係合する係止片が夫々設けられてなることを特徴とす
る人工膝関節。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30698491A JPH05115499A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 人工膝関節 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30698491A JPH05115499A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 人工膝関節 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05115499A true JPH05115499A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17963618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30698491A Withdrawn JPH05115499A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 人工膝関節 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05115499A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001252296A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-09-18 | Aesculap | 膝義肢大腿骨部及びこれを用いた膝義肢 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP30698491A patent/JPH05115499A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001252296A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-09-18 | Aesculap | 膝義肢大腿骨部及びこれを用いた膝義肢 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |