JPH05109241A - カートリツジ磁気テープ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】カートリッジ磁気テープ装置に於いて、装置に
装填された媒体情報を、媒体管理ファイルに登録する事
により、装置に装着されている全媒体の管理を行う。 【構成】カートリッジ磁気テープ装置に装填された媒体
情報を装填媒体認識部で認識し、情報を媒体管理ファイ
ルで管理し、使用媒体の装填を媒体装填制御部で制御
し、媒体情報の媒体管理ファイルへの登録、変更処理を
装着媒体管理部で行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジ磁気テー
プ装置に関し、特に媒体管理方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のカートリッジ磁気テープ装置の媒
体管理方式は、装置のカートリッジ収納部に装着された
媒体を装着された順序で使用する（以下、従来型自動装
填方式１と記す）か、利用者が装置のカートリッジ収納
部に装着された媒体を利用前に媒体管理ファイルに事前
登録する事で媒体のテープ走行部への自動装填（以下、
従来型自動装填方式２と記す）を行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカート
リッジ磁気テープ装置における従来型自動装填方式１で
は、利用者は予め媒体の利用順序を考慮し、媒体の装着
を行う必要がある。これは、媒体を装置順でしか使用で
きないためである。また、従来型自動装填方式２では、
装着媒体を任意の順序で使用できるが、媒体を使用する
前に媒体管理ファイルに利用媒体情報（利用する媒体を
どの装置のどのセルで使用するかなどの、情報）を利用
者が登録する必要がある。

【０００４】このように、従来のカートリッジ磁気テー
プ装置では、媒体を使用する際に利用者が利用順序を正
確に把握する必要があり、媒体装着順序誤りや装着変更
などに煩雑な操作が必要である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のカートリッジ磁
気テープ装置は、カートリッジ収納部に装填された媒体
情報を認識する装填媒体認識部と、前記カートリッジ収
納部に装填された媒体の情報を管理する装着媒体管理フ
ァイルと、前記カートリッジ収納部から利用する媒体を
取り出してテープ走行部に装填させ媒体装填制御部と、
前記装填媒体認識部が認識した媒体情報を前記媒体管理
ファイルに登録し利用要求の上がった媒体情報を前記媒
体装填制御部に伝える装着媒体管理部とを有している。

【０００６】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。

【０００７】図１は本発明の一実施例の構成ブロック
図、図２は図１中の媒体管理ファイル５の媒体管理テー
ブルの構造を示す図である。

【０００８】本実施例カートリッジ磁気テープ装置の媒
体装填方式はカートリッジ磁気テープ装置１のカートリ
ッジ収納部に媒体が装填される装填媒体認識部２によ
り、その媒体の媒体名、媒体装着位置などを認識する。
装着媒体管理部４では、装填媒体認識部２で認識された
媒体情報を取り込み、媒体管理ファイル５の媒体管理テ
ーブル６の登録内容と突き合わせを行い、装填された媒
体情報が登録されたいなければ登録を行う。媒体管理テ
ーブルに管理情報が登録されている場合は、登録内容を
装填された媒体のものに変更することも可能である。

【０００９】利用者がートリッジ磁気テープ装置のカー
トリッジ収納部に装着された媒体を使用する場合は、ま
ず利用媒体名より装着媒体管理部４が媒体管理テーブル
６より 、媒体利用権、媒体装着位置などの情報を得、
それらを媒体装填制御部３に渡し、媒体装填制御部３に
よって利用する媒体をカートリッジ磁気テープ装置のテ
ープ走行部に装填する。

【００１０】媒体管理テーブル６は、図２に示すような
構造で１つのテーブルでカートリッジ磁気テープ装置に
１度に装着可能な媒体情報を持ち、媒体管理ファイル５
にはこのようなテーブル６が複数存在する。媒体管理テ
ーブル６に登録される媒体情報は図２に示すように媒体
名ａ、装置クラスｂ、媒体装着位置ｃ、媒体の所有グル
ープｄ、媒体の所有利用者名ｅおよび媒体のアクセス権
ｆである。また利用者はどの媒体管理テーブル６を使用
するかを選択できる。媒体情報が一つも登録されていな
い新しい媒体管理テーブル６を使用すると、媒体情報は
媒体がカートリッジ磁気テープに装填されるごとに登録
されることになる。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、媒体がカ
ートリッジ磁気テープ装置に装填されたときに媒体情報
を媒体管理ファイルに装着媒体管理部が登録するこよに
より、利用者側の媒体情報登録処理が一斉不要となる。
また媒体管理テーブルを複数持てること、媒体管理テー
ブルは使用するカートリッジ磁気テープを選ばないこと
により、カートリッジ磁気テープ装置の利用方法が柔軟
になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成ブロック図である。

【図２】図１中の媒体管理ファイル５の媒体管理テーブ
ルの構造を示す図である。

【符号の説明】

１ カートリッジ磁気テープ装置 ２ 装填媒体認識部 ３ 媒体装填制御部 ４ 装着媒体管理部 ５ 媒体管理ファイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カートリッジ収納部に装填された媒体情
   報を認識する装填媒体認識部と、前記カートリッジ収納
   部に装填された媒体の情報を管理する装着媒体管理ファ
   イルと、前記カートリッジ収納部から利用する媒体を取
   り出してテープ走行部に装填させ媒体装填制御部と、前
   記装填媒体認識部が認識した媒体情報を前記媒体管理フ
   ァイルに登録し利用要求の上がった媒体情報を前記媒体
   装填制御部に伝える装着媒体管理部とを備えることを特
   徴とするカートリッジ磁気テープ装置。