JPH05107636A - カメラのカートリツジ駆動機構 - Google Patents

カメラのカートリツジ駆動機構

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JPH05107636A
JPH05107636A JP3296361A JP29636191A JPH05107636A JP H05107636 A JPH05107636 A JP H05107636A JP 3296361 A JP3296361 A JP 3296361A JP 29636191 A JP29636191 A JP 29636191A JP H05107636 A JPH05107636 A JP H05107636A
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JP
Japan
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cartridge
spool shaft
drive member
shaft
center
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JP3296361A
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Tsutomu Wakabayashi
勤 若林
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラの駆動部材とカ−トリッジのスプール
軸との中心がある程度ずれていても両者が係合可能で、
確実にフィルム給送が行われるようにする。 【構成】 駆動部材35をカ−トリッジ10のスプール
軸12に係合させ、モータの回転を動力伝達部材38を
介して駆動部材35に伝達してスプール軸12を回転さ
せることにより、フィルムをカ−トリッジ10から送出
するカメラのカ−トリッジ駆動機構において、上記駆動
部材35は、動力伝達部材38に対して径方向に所定量
だけ移動可能とするとともに、駆動部材35の回転中心
が動力伝達部材38の回転中心と略一致するように駆動
部材35を径方向に付勢する付勢手段39と、装填され
るカ−トリッジ10のスプール軸12と当接し、上記付
勢に抗して駆動部材35を径方向へ移動し、駆動部材3
5がスプール軸12に対して芯出しされた状態を得る軸
部材32とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装填されたカ−トリッ
ジのスプール軸を回転させてフィルムを送出するカメラ
のカ−トリッジ駆動機構に関し、特にスプール軸などの
芯ずれに起因する装填ミスの防止を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許4,832,275号公報には、次のよ
うなフィルムカ−トリッジが開示されている。このカ−
トリッジは、フィルムがスプール軸に巻回された状態で
本体内に収容され、カメラの駆動部材によりこのスプー
ル軸を正転させることによりフィルムを本体内から送出
し、また逆転させることにより本体内に巻戻す。そし
て、カ−トリッジ単体で存在するときにはフィルムが先
端まで本体内に収容されている。このタイプのカ−トリ
ッジは、フィルム先端が外部に露出していないので取扱
いが簡単であり、不用意にフィルムをカ−トリッジから
引張り出してしまうことがない。ここで、このようなカ
−トリッジをカメラに装填する場合には、従来カ−トリ
ッジのようにフィルムを手で引出してカメラの巻上スプ
ールに巻付けるといった動作が不要であるので、カメラ
の底面にカ−トリッジ装填孔を設け、例えば電池を装填
する要領でその装填孔から縦方向にカ−トリッジを装填
する方式(以下、ドロップインロード方式と呼ぶ)が便
利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ドロップインロード方式により装填されたカ−トリッジ
のスプール軸を回転させるには、カメラ側の駆動部材に
スプール軸を係合させる必要があり、この係合が正しく
行われないとフィルム給送が不可能となる。しかしなが
ら、上述したカ−トリッジは、上記米国特許4,832,275
号公報の第1図に示されるように、カ−トリッジ本体が
2つに分割されており(合成樹脂で作成するため)、特
にスプール軸を保持する部分が2分割されている。この
ためスプール軸の中心位置を本体に対して精度よく保持
することが困難であり、製造時にスプール軸の中心位置
が大きくバラつくことになる。このようにスプール軸の
中心位置が大きくバラつくと、上述のドロップイン方式
によりカ−トリッジをカメラに装填する際、カメラの駆
動部材とスプール軸との中心が一致せずにこれらが係合
せず、フィルム給送が不可能となるおそれが多分にあ
る。これを防止する措置として、駆動部材の係合部の外
径をスプール軸の係合用凹部の内径よりも想定される芯
ずれの分だけ小さくして自由度を持たせることが考えら
れるが、あまり係合部の外径を小さくすると、本来係合
すべきでない位相で係合されしまい、駆動部材の回転が
スプール軸に伝達できなくなるおそれがあり、この場合
もフィルム給送が不可能となる。
【0004】本発明の目的は、カメラの駆動部材とスプ
ール軸との中心がある程度ずれていても両者が係合可能
で、かつ確実にフィルム給送が可能なカメラのカ−トリ
ッジ駆動機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1およ
び図6に対応付けて説明すると、本発明は、装填された
カ−トリッジ10のスプール軸12と係合可能な駆動部
材35と、駆動部材35にモータの駆動力を伝達する動
力伝達部材38とを備え、駆動部材35の回転によりス
プール軸35を回転させてフィルムをカ−トリッジ10
から送出するカメラのカ−トリッジ駆動機構に適用され
る。そして、上記駆動部材35を、動力伝達部材38に
対して径方向に所定量だけ移動可能とするとともに、駆
動部材35の回転中心が動力伝達部材38の回転中心と
略一致するように駆動部材35を径方向に付勢する付勢
手段39(例えば、円錐コイルばね)と、装填されるカ
−トリッジ10のスプール軸12と当接し、上記付勢に
抗して駆動部材35を径方向へ移動し、駆動部材35が
スプール軸12に対して芯出しされた状態を得る軸部材
32とを具備し、これにより上記問題点を解決する。
【0006】
【作用】付勢手段39は、駆動部材35の回転中心が動
力伝達部材38の回転中心と略一致するように駆動部材
35を径方向に付勢する。この状態で偏心したカ−トリ
ッジ10が装填されると、軸部材32が装填されるカ−
トリッジ10のスプール軸12と当接し、上記付勢に抗
して駆動部材35を径方向へ移動し、駆動部材35がス
プール軸12に対して芯出しされた状態とする。これに
よりカ−トリッジ10のスプール軸12と駆動部材と3
5が係合可能となる。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図9により本発明の一実施例を説明す
る。図5は、上述した米国特許4,832,275号公報に開示
されたと同様のフィルムカ−トリッジを示す平面図、図
6はその縦方向部分断面図である。カ−トリッジ10の
筒体11内部にはスプール軸12が回転可能に軸支さ
れ、このスプール軸12の回りにフィルム(不図示)が
巻回されている。スプール軸12の上端部は筒体11上
面の孔部11aから上方に突出され、スプール軸12の
周面と孔部11a内面との間には隙間が設けられてい
る。この隙間の分だけスプール軸12は、その軸と直交
する方向、すなわち径方向に移動可能とされる。またス
プール軸12の上端面には円柱状の凹部12aが形成さ
れるとともに、この凹部12aの底面12bにはテーパ
面TPを有するテーパ状の凹部12cが形成され、さら
にその先端に孔部12dが形成されている。また円柱状
凹部12a内には、後述するカメラの駆動部材35(図
1)と係合可能な係合用突起部12eが2ヵ所に形成さ
れている。ここで上記凹部12a,12c,孔部12d
の中心は一致している。
【0009】互いに直交する面X1,Y1(図5)はカ
−トリッジ10の平面に対する基準面であり、この基準
面に対するスプール軸12の理想的な中心はO1である
が、スプール軸12の実際の中心O1’は、理想的中心
O1から半径α以内のいずれかの位置にずれる可能性が
ある。これは、筒体11の製造誤差やスプール軸12が
その径方向に移動可能な構成に起因するものである。図
5では、実際の中心O1’が理想的中心O1から図示左
下にαだけずれた例を示している。なおα以上ずれるこ
とはない。
【0010】図1は本発明に係るカメラのカ−トリッジ
駆動機構の縦方向断面図、図2はそのII−II線断面図で
ある。31はカメラ本体内に固着された基板であり、こ
の基板31に設けられた孔部31aには支持軸32の軸
本体32cが貫通され、その上端のつば部32aが基板
31の上面に掛止される。基板31の上面にはまた、つ
ば部32aを覆うようにカバ−33がビス34により螺
着されている。つば部32aとカバ−33の内周面との
間には隙間が設けられるとともに、軸本体32cと後述
する軸受部材37との間にも隙間が設けられており、支
持軸32は、軸本体32cと軸受部材37との隙間の分
だけ径方向に移動可能とされる。また軸本体32cは駆
動部材35の中心位置を摺動可能に貫通しており、その
先端32bは球状とされる。
【0011】駆動部材35は、係合部35aと、この係
合部35aの周面上部に形成されたつば部35bとから
成り、上記支持軸32に沿って軸方向に摺動可能とされ
るが、径方向へは支持軸32と一体に移動可能とされ
る。係合部35aはカメラ本体を構成する支持部材36
の孔部36aに挿通され、その周面下部には、図3に示
すように、上記カ−トリッジ10のスプール軸12の係
合用突起部12eと係合される切欠き35Aが2ヵ所に
形成されている。またつば部35bは、支持部材36の
上面に支持され、その周面には、図2に示すように、後
述する動力伝達部材38の突出部38bと係合可能な切
欠き35Bが2ヵ所に形成されている。
【0012】また上記基板31の下面には、孔部31a
の周縁に軸受部材37が固着され、この軸受部材37に
動力伝達部材38が回転可能に支持されている。動力伝
達部材38は、周面にギアが形成されたギア部38a
と、その下部に一体に設けられた一対の突出部38bと
から成り、ギア部38aには不図示のモータの駆動力が
歯車列を介して伝達される。一対の突出部38bの先端
は、上述した駆動部材35の切欠き35Bに挿入され、
これにより動力伝達部材38が回転すると、一対の突出
部38bを介して駆動部材35が回転する。
【0013】さらに、動力伝達部材38のギア部38a
下面と、駆動部材35の上面との間には、円錐コイルば
ね39が介装されている。この円錐コイルばね39は、
ギア部38a下面に掛止される一端側の径(最大径)が
上記駆動部材35の係合部35aの径と略等しく、また
駆動部材35の上面に掛止される他端側の径(最小径)
が駆動部材35上面の突出部と略等しくされる。この円
錐コイルばね39には次の2つの作用がある。 (1) 駆動部材35を常に軸方向に図示下方に付勢す
る。 (2) 正規の円錐形状を保持しようとする力により、
駆動部材35を径方向に付勢し、支持軸32、すなわち
駆動部材35を上記動力伝達部材38に対して芯出しす
る。
【0014】ここで、図3の面X2,Y2は、カ−トリ
ッジ10の装填時に上記基準面X1,Y1(図5)がそ
れぞれ重り合うカメラ側の面であり、この面X2,Y2
に対する駆動部材35の理想的な中心をO2とすると、
駆動部材35の実際の中心O2’(円錐コイルばね39
により芯出しされる)は、上記軸受部材37の製造誤差
に起因する位置ずれにより理想的中心O2から半径γ以
内のいずれかの位置にずれる可能性がある。図3では、
実際の中心O2’が理想的中心O2から図示左下にγだ
けずれた例を示している。なおγ以上ずれることはな
い。
【0015】次に、スプール軸12と駆動部材35の径
方向への移動量について説明する。図4は各中心位置と
ずれ量との関係を示す図であり、O1,O2は上述した
ようにカ−トリッジスプール軸12および駆動部材35
の理想中心であり、カ−トリッジ10をカメラに装填し
た場合には理想中心O1,O2は重なることになる。し
かし実際には、各中心O1’,O2’は最大でぞれぞれ
α,γだけ理想中心O1,O2からずれることになるの
で、O1’,O2’間の最大ずれ量はα+γとなる。
【0016】ところで、上述したようにスプール軸12
は、図6に示した孔部11aとの隙間の分だけ径方向に
移動可能な構成となっているから、当初のO1,O1’
間のずれ量がαであっても、中心O1’は、理想中心O
1に向けて所定量だけ移動可能である。しかし、カ−ト
リッジ10の製造誤差により、理想中心O1からβ(α
>β)だけ離れた位置(O1”で示す)までしか移動で
きないようになっている。したがって、スプール軸12
の移動後の中心O1”と駆動部材35の実際の中心O
2’とのずれ量は、最大でβ+γとなる。
【0017】そこで、駆動部材35の径方向への移動量
δ(図1)を δ≧β+γ とすれば駆動部材35をスプール軸12に対して芯出し
可能である。なお図4中のO2”は、δ=β+γとした
場合に駆動部材35の中心が取り得る最もO1’から離
れた位置(軸部32cが軸部材37の図示右側の内面と
当接した場合)を示す。
【0018】また、スプール軸12が移動する前の中心
O1’と駆動部材35の実際の中心O2’とのずれ量の
最大値がα+γとなることから、スプール軸12のテー
パ面TPの径方向の長さd(図6)をα+γ以上とすれ
ば、動力伝達部材38に対して芯出しされている駆動部
材35に対して芯ずれしたカ−トリッジ10を装填した
ときに、支持軸32の先端部32bが必ずテーパ面TP
に当接することになる。そこで本実施例では、上記dを
α+γ以上としている。
【0019】次に、図7〜図9も参照してカ−トリッジ
10装填時の動作を説明する。ここで、以下の説明で
は、カ−トリッジ10のスプール軸12の中心と駆動部
材35の中心とがα+γ(最大ずれ量)だけずれている
ものとする。カ−トリッジ10を上記ドロップインロー
ド方式によりカメラ本体の底部の孔からカ−トリッジ室
に挿入し、カ−トリッジ蓋を閉じてゆくと、カ−トリッ
ジ蓋によりカ−トリッジ10が上方に押圧され、図7に
示すようにスプール軸12の上端面が駆動部材35の下
面と当接するとともに、支持軸32の先端32bがスプ
ール軸12のテーパ状凹部12cのテーパ面TPに当接
する。この状態でカ−トリッジ10が更に上方に押圧さ
れると、駆動部材35は、円錐コイルばね39の軸方向
への付勢力に抗して支持軸32を摺動しつつ上方に移動
する。その際、スプール軸12は、テーパ面TPが支持
軸32の先端部32bに押されて図示A方向に移動し、
筒体11の孔部11a壁面に当接してその移動が停止す
る。このときのスプール軸12の移動量はα−β(図
4)であり、この時点ではスプール軸12の中心と駆動
部材35の中心とがβ+γだけずれていることになる。
【0020】この状態でカ−トリッジ10が更に上方に
押し上げられると、支持軸32の先端部32bがスプー
ル軸12のテーパ面TPに押されることにより、支持軸
32が円錐コイルばね39の調芯作用に抗して図示B方
向に移動し、カートリッジ蓋が完全に閉じられたときに
は、図8に示すように支持軸32が軸受部材37の内周
面に当接して移動が停止する。このときの支持軸32の
移動量はβ+γであり、この時点で駆動部材35がスプ
ール軸12に対して芯出しされた状態となり、したがっ
て支持軸32の先端部32bはスプール軸12の孔部1
2dに落ち込む。ただし、図ではスプール軸12の係合
用突起部12eと駆動部材35の係合部35aに形成さ
れた切欠き35Aとの位相がずれているので、両者の係
合は行われない。
【0021】その後、不図示のモータが駆動されると、
その駆動力により歯車列を介して動力伝達部材38が回
転し、その突出部38bによりつば部35bを介して駆
動部材35が回転される。そして、係合部35aの切欠
き35Aがスプール軸12の係合用突起部12eと一致
する位置まで回転すると、ばね39の軸方向の付勢力に
より駆動部材35が下降して図9に示すように係合部3
5aの切欠き35Aがスプール軸12の係合用突起部1
2eと係合する。この係合により、以降は駆動部材35
の回転に伴ってスプール軸12が回転されることにな
る。このスプール軸12の回転によりフィルムがカ−ト
リッジ10から送出され、不図示のカメラの巻上スプー
ルに巻き付けられてフィルムローディングが行われる。
【0022】ここで図9では、駆動部材35の中心と動
力伝達部材38の中心とが一致しておらず、支持軸32
の軸本体32cが軸受部材37と接触し、またスプール
軸12が筒体11の孔部11aの壁面と接触しているの
で、スプール軸12への動力伝達効率は低下するが、フ
ィルム給送は確実に行える。
【0023】なお極めてまれなことではあるが、カ−ト
リッジ装填当初から上記係合用突起部12eと切欠き3
5Aとの位相が一致していた場合には、上記芯出しが行
われた時点で両者は係合し、その後、駆動部材35はス
プール軸12の凹部12aの底面12bにより上方に押
し上げられてゆくことになる。またスプール軸12の中
心位置と駆動部材35の中心位置とのずれ量がスプール
軸12の移動可能な量以下のときには、円錐コイルばね
39の調芯作用によりスプール軸12のみが径方向にに
移動し、駆動部材35の径方向への移動は行われない。
この状態が図10に示される。この場合には駆動部材3
5の中心と動力伝達部材38の中心とが一致しており、
支持軸32の軸本体32cおよびスプール軸12が軸受
部材37,孔部11aの壁面とそれぞれ接触していない
ので、スプール軸12への動力伝達効率がよくなる。
【0024】さらに、スプール軸12の中心と駆動部材
35の中心とが当初から一致していた場合(芯ずれがな
い場合)には、既に両者が係合可能な状態(ただし、位
相が合っていれば)となっているので、装填時にスプー
ル軸12および駆動部材35は共に径方向に移動しな
い。
【0025】また、カ−トリッジ10をカメラから取り
出すにあたってカ−トリッジ10を図示下方に移動させ
ると、スプール軸12の下降に伴って駆動部材35は、
円錐コイルばね39による軸方向の付勢力により支持軸
32を摺動つつ下降するとともに、ばね39による径方
向への付勢力により支持軸32と駆動部材35が移動し
てこれらの中心が動力伝達部材38の中心と一致し、そ
の結果、図1に示した状態に戻る。
【0026】以上の実施例の構成において、円錐コイル
ばね39が付勢手段を、支持軸32が軸部材をそれぞれ
構成する。
【0027】なお付勢手段は、駆動部材35の回転中心
が動力伝達部材38の回転中心と略一致するように駆動
部材35を径方向に付勢するものであれば、上記円錐コ
イルばね39に限定されない。またカ−トリッジ10の
スプール軸12が筒体11に対して径方向に移動可能な
例を示したが、このスプール軸は径方向に移動不能で駆
動部材35のみが径方向に移動可能であってもよい。さ
らに駆動部材35やスプール軸の係合部の形状や動力伝
達部材の構成なども実施例に限定されない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、付勢手段により駆動部
材の回転中心が動力伝達部材の回転中心と略一致するよ
うに駆動部材を径方向に付勢し、このときカ−トリッジ
が装填されると、そのスプール軸が軸部材に当接し、ス
プール軸により上記付勢に抗して駆動部材を径方向へ移
動してスプール軸に対して芯出しするようにしたので、
上述のドロップイン方式によりカ−トリッジをカメラに
装填する際、カメラの駆動部材とスプール軸との中心が
ある程度ずれていても駆動部材がスプール軸に対して芯
出しされ、両者が係合可能な状態となり、確実にフィル
ム給送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカ−トリッジ駆動機構の一実施例
を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】駆動部材の断面図である。
【図4】各中心位置のずれ量を説明する図である。
【図5】フィルムカ−トリッジの平面図である。
【図6】上記フィルムカ−トリッジの部分断面図であ
る。
【図7】カ−トリッジ装填当初の状態を示す断面図であ
る。
【図8】駆動部材とスプール軸との中心が一致した状態
を示す断面図である。
【図9】スプール軸が駆動部材に係合した状態を示す断
面図である。
【図10】スプール軸の芯ずれ量が小さいカ−トリッジ
を装填した場合を示す断面図である。
【符号の説明】
10 カ−トリッジ 11 筒体 12 スプール軸 12a 円柱状凹部 12c テーパ状凹部 12d 孔部 12e 係合用突起部 32 支持軸 35 駆動部材 35A,35B 切欠き 35a 係合部 37 軸受部材 38 動力伝達部材 39 円錐コイルばね TP テーパ面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填されたカ−トリッジのスプール軸と
    係合可能な駆動部材と、 該駆動部材にモータの駆動力を伝達する動力伝達部材と
    を備え、 前記駆動部材の回転により前記スプール軸を回転させて
    フィルムをカ−トリッジから送出するカメラのカ−トリ
    ッジ駆動機構において、 前記駆動部材は、前記動力伝達部材に対して径方向に所
    定量だけ移動可能とされるとともに、 前記駆動部材の回転中心が前記動力伝達部材の回転中心
    と略一致するように駆動部材を径方向に付勢する付勢手
    段と、 装填されるカ−トリッジのスプール軸と当接し、前記付
    勢に抗して前記駆動部材を径方向へ移動し、駆動部材が
    スプール軸に対して芯出しされた状態を得る軸部材とを
    具備することを特徴とするカメラのカ−トリッジ駆動機
    構。
  2. 【請求項2】 前記付勢手段は円錐コイルばねであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカメラのカ−トリッジ
    駆動機構。
JP3296361A 1991-08-02 1991-10-15 カメラのカートリツジ駆動機構 Pending JPH05107636A (ja)

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US07/920,883 US5347332A (en) 1991-08-02 1992-07-28 Film cartridge driving mechanism of a camera

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