JPH05107351A - 閾値決定手段を有する車間距離測定装置 - Google Patents

閾値決定手段を有する車間距離測定装置

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JPH05107351A
JPH05107351A JP26756691A JP26756691A JPH05107351A JP H05107351 A JPH05107351 A JP H05107351A JP 26756691 A JP26756691 A JP 26756691A JP 26756691 A JP26756691 A JP 26756691A JP H05107351 A JPH05107351 A JP H05107351A
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JP
Japan
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frequency
threshold
radar
ambient temperature
inter
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JP26756691A
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English (en)
Inventor
Kanako Fujiwara
加奈子 藤原
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閾値を周波数の関数として定めることがで
き、また周囲温度に応じて適切な閾値を決定する手段を
有する車間距離測定装置を提供する。 【構成】 車間距離測定用のレーダ101と、レーダの
出力信号を周波数分析する手段102と、前方に車両が
存在しない場合に周波数分析結果を閾値として記憶する
手段103と、記憶された閾値によって周波数分析結果
からノイズを除去する処理手段104と、から構成され
る。第2の発明では、閾値記憶手段103が少なくとも
2つの記憶領域を有し、さらにレーダ周囲の大気温度を
検出する手段105と、周囲温度に応じて閾値を記憶す
る閾値記憶領域を切り換える手段1061と、周囲温度
に応じて閾値を選択して処理手段104に出力する手段
1062と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーダを使用した車間距
離測定装置に係わり、特に有意な周波数成分とノイズ成
分とを分離するための閾値決定手段を有する車間距離測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の追突事故を防止するために、前
方の所定範囲内に障害物が存在するか否かを検出する車
間距離測定装置が実用化されている。このような車間距
離測定装置においては、センサとしては一般にいわゆる
FM−CW型レーダが使用されることが多く、この出力
信号を周波数分析しピーク周波数を同定することによっ
て車間距離を求めている。
【0003】即ちFM−CW型レーダでは障害物に向け
て発射する信号を周波数f0 を中心として±ΔF/2の
範囲でFM変調し、送信信号と受信信号とのいわゆるビ
ートをとる。そして送信信号の周波数が増加している間
のビート周波数fupと送信信号の周波数が減少している
間のビート周波数fdownを同定することによって車間距
離と相対速度とを求める。
【0004】従ってレーダの出力信号を処理して2つの
ビート周波数fupおよびfdownを同定することが必要と
なり、このためにレーダ出力信号を周波数分析すること
が一般的である。図5は従来の車間距離測定装置の構成
図であって、レーダ301の出力信号は折り返しノイズ
を除去するためのローパスフィルタ3011を通過した
のちアナログ・ディジタル変換器3012でディジタル
化する。
【0005】ディジタル化された信号は周波数分析部3
02で周波数分析されたのち周波数同定部5502に送
られる。この周波数分析部302と周波数同定部550
2はディジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成さ
れる。周波数同定部5502では閾値設定部5501で
設定された閾値以下の周波数成分を除去したのちピーク
周波数を同定して車間距離を求め、処理部5503へ出
力する。そして所定距離以下になったことが検出された
場合に処理5503で警報を発生する。
【0006】このため精度のよい測定結果を得るために
は所定のパワー以下の周波数成分はノイズとして除去す
る必要があるが、従来はノイズとピーク周波数とを分離
するために閾値設定部5501で設定される閾値は固定
値であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにFM変調に
よる車間距離測定装置においては、前方に障害物がない
場合の周波数分析結果には変調周波数の周波数成分にピ
ークがあらわれるため、ノイズレベルは一様でない。従
って閾値を周波数によらず一定値とする場合は比較的大
きい値とする必要があり、障害物の反射強度が小さい場
合のピーク値の検出はできないこととなる。
【0008】またレーダの雑音特性は大気温度によって
影響を受ける。本発明はかかる問題点に鑑みなされたも
のであって、閾値を周波数の関数として定めることがで
き、また周囲温度に応じて適切な閾値を決定する手段を
有する車間距離測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明に係る
車間距離測定装置の基本構成図であって、車間距離測定
用のレーダ101と、レーダ101の出力信号を周波数
分析する周波数分析手段102と、前方に障害物が存在
しない場合に周波数分析手段102の分析結果を閾値と
して記憶する閾値記憶手段103と、閾値記憶手段10
3に記憶された閾値によって周波数分析手段102の分
析結果からノイズを除去する処理手段104と、から構
成される。
【0010】また図2は第2の発明に係る車間距離測定
装置の基本構成図であって、閾値記憶手段103が少な
くとも2つの記憶領域1031、1032・・・103
Nから構成されるとともに、さらにレーダ101周囲の
大気温度を検出する周囲温度検出手段105と、周囲温
度検出手段105により検出された周囲温度に応じて閾
値を記憶する少なくとも2つの閾値記憶領域1031、
1032・・・103Nを切り換える第1の切り換え手
段1061と、周囲温度検出手段105により検出され
た周囲温度に応じて少なくとも2つの記憶領域103
1、1032・・・103Nに記憶された閾値を選択し
て処理手段104に出力する第2の切り換え手段106
2と、を有する。
【0011】
【作用】第1の発明にあっては周波数に応じた閾値を設
定されるため測定精度および感度を向上する。第2の発
明にあってはさらに大気温度によって適切な閾値が設定
され、測定精度が一層向上する。
【0012】
【実施例】図3は本発明に係る車間距離測定装置の実施
例の構成図であって、センサとしていわゆるFM−CW
型レーダ301を使用する。レーダ301から発射され
たミリ波あるいはレーザー光は障害物310によって反
射されレーダ301で受信される。
【0013】前述のように発射される信号は周波数f0
を中心として±ΔF/2の範囲で変調されているため発
射される信号と受信される信号の間にビートが発生す
る。このビート周波数信号がレーダ301の出力信号と
なり、折り返しノイズを除去するためのローパスフィル
タ3011を介してアナログ・ディジタル変換器301
2に供給される。
【0014】ビート周波数信号はアナログ・ディジタル
変換器3012でディジタル化されディジタル・シグナ
ル・プロセッサ(DSP)302に入力される。DSP
302内で高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムに
よりビート周波数信号に対して周波数分析が行われ、離
散化された周波数毎にパワーが算出される。
【0015】図4はレーダ301の出力信号の周波数分
析結果のスペクトル図であって、横軸に周波数、縦軸に
パワーをとる。(イ)は障害物310が存在しない場合
のスペクトルを示しているが、パワーは周波数の関数と
なる。この障害物が存在しない場合のスペクトルが閾値
としてコントローラ350中のメモリに記憶される。
【0016】なお、記憶する閾値としてはこのスペクト
ルに1以上の定数Kをかけたものとしてもよい。(ロ)
は障害物310の存在する状態におけるスペクトルであ
って、コントローラ350中のメモリに記憶されている
周波数の関数としての閾値以上のピーク(○印)が検出
され、車間距離および相対速度が演算される。
【0017】レーダ301は周囲温度の影響を受けるの
で、周囲温度によって閾値を変更することにより検出精
度を向上させることができる。即ち第2の発明の実施例
においては温度検出センサ305をレーダ301の近傍
に設け、出力信号をコントローラ350に入力する。そ
して障害物310がない状態でレーダ301の周囲温度
を変更してスペクトルを演算する。
【0018】例えば周囲温度を−20度から40度まで
20度毎に3分割してそれぞれの温度帶域でのスペクト
ルをコントローラ350中に設けられた3つのメモリ領
域に記憶する。走行中は温度検出センサ305によって
検出されたレーダ301の周囲温度に応じて、3つのメ
モリ領域中に記憶された閾値を選択することができる。
【0019】
【発明の効果】第1の発明によれば、レーダの出力信号
から車間距離に関する情報を抽出する際に、周波数の関
数として定められた適切な閾値によってノイズを除去し
て測定精度を向上することが可能となる。第2の発明に
よれば、レーダの周囲温度に応じた閾値が使用されるた
め、測定精度を一層向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の発明の基本構成図である。
【図2】図2は第2の発明の基本構成図である。
【図3】図3は本発明の実施例のハードウエア構成図で
ある。
【図4】図4は周波数分析結果のスペクトル図である。
【図5】図5は従来の車間距離測定装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
101…レーダ 102…周波数分析手段 103…閾値記憶手段 104…処理手段 105…周囲温度検出手段 1061…第1の切り換え手段 1062…第2の切り換え手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車間距離測定用のレーダ(101)と、 該レーダ(101)の出力信号を周波数分析する周波数
    分析手段(102)と、 前方に障害物が存在しない場合に該周波数分析手段(1
    02)の分析結果を閾値として記憶する閾値記憶手段
    (103)と、 該閾値記憶手段(103)に記憶された閾値によって該
    周波数分析手段(102)の分析結果からノイズを除去
    する処理手段(104)と、から構成される閾値決定手
    段を有する車間距離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値記憶手段(103)が少なくと
    も2つの記憶領域(1031、1032・・・103
    N)から構成されるとともに、さらに前記レーダ(10
    1)周囲の大気温度を検出する周囲温度検出手段(10
    5)と、 該周囲温度検出手段(105)により検出された周囲温
    度に応じて閾値を記憶する該少なくとも2つの閾値記憶
    領域(1031、1032・・・103N)を切り換え
    る第1の切り換え手段(1061)と、 該周囲温度検出手段(105)により検出された周囲温
    度に応じて該少なくとも2つの記憶領域(1031、1
    032・・・103N)に記憶された閾値を選択して前
    記処理手段(104)に出力する第2の切り換え手段
    (1062)と、を有する請求項1に記載の閾値決定手
    段を有する車間距離測定装置。
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