JPH05106963A - 脱臭機能付き真空乾燥装置 - Google Patents

脱臭機能付き真空乾燥装置

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JPH05106963A
JPH05106963A JP26618791A JP26618791A JPH05106963A JP H05106963 A JPH05106963 A JP H05106963A JP 26618791 A JP26618791 A JP 26618791A JP 26618791 A JP26618791 A JP 26618791A JP H05106963 A JPH05106963 A JP H05106963A
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JP
Japan
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water
condenser
heat
drain
water tank
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Application number
JP26618791A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Kanamaru
利壽 金丸
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SEIBU GAS KK
Original Assignee
SEIBU GAS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】真空乾燥装置に、できるだけ少ない部品で脱臭
機能を付与する。 【構成】真空乾燥装置の排水管を曝気装置を内装した水
槽に接続すると共に排気管を水槽内の曝気装置に接続
し、排気管には真空ポンプの上流側にエゼクターを設け
て、該エゼクターの噴出ノズルに上記水槽の上部空間を
管路で連絡することにより、凝縮器内を吸引脱気するた
めの真空ポンプを曝気用のポンプとしても利用できるよ
うにし、曝気により排水から分離した臭気成分を取り出
して臭気成分分解装置で分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、真空乾燥装置は、被乾燥物を収
容した容器を真空に減圧することにより水の沸点を下げ
る一方、適当な加熱手段により容器を加熱して被乾燥物
から水分を蒸発させ、この蒸発した水分を冷却して水に
戻し、この水を装置外に排出するようになっている。と
ころが、被乾燥物が、肥料または飼料用原料にする魚の
アラや、生ごみの場合など、排水中にアンモニア、メチ
ルメルカプタン、トリメチルアミン、硫化水素等の揮発
性の有機物が混入するため、排水をそのまま排出すると
悪臭の問題が生ずる。そして現在のところ、上記排水の
臭気を脱臭する機能までも備えた真空乾燥装置は未だ提
供されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は真空乾
燥装置にできるだけ少ない部品で脱臭機能を付加しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の真空乾燥装置では、被乾燥物を収容する密閉
状の乾燥器と、乾燥器を加熱する加熱手段と、被乾燥物
から蒸発した水蒸気を凝縮液化する凝縮器と、凝縮器を
介して乾燥器内を吸引脱気する真空ポンプと、凝縮器で
液化した水分を排出する排水手段とを備える真空乾燥装
置において、上記排水手段を曝気装置を内装する水槽に
連絡し、真空ポンプの排気側を水槽の曝気装置に連絡す
ると共にこの真空ポンプを介して凝縮器内と曝気装置を
連絡する排気管には真空ポンプの上流側にエゼクターを
設け、上記水槽の上部空間をエゼクターの噴出ノズル
と、臭気成分分解装置に管路を介して夫々連絡せしめる
ものである。
【0005】
【作用】以上のように構成した真空乾燥装置にあって
は、排水中に混入した揮発性の有機物を曝気により水か
ら分離して分解する。そして、上記曝気のために排水中
に空気を送り込むポンプは乾燥器内を真空にするための
真空ポンプにより兼用される。
【0006】
【実施例】以下、図に基づいて本発明の実施の一例を説
明する。図中、A、Bは夫々耐圧密閉容器状に構成され
た乾燥器と凝縮器、Cはヒートポンプ式チラーユニット
で、乾燥器Aと凝縮器Bは、凝縮器Bを上側にして上下
隣接状に配置されており、乾燥器A上部から取り出した
水蒸気排出路1が凝縮器B内に起立状に挿入されて、両
者A、B相互が連通連絡している。
【0007】乾燥器Aには側壁部に温水ジャケット2が
設けられ、該温水ジャケット2には循環ポンプ3を介装
する温水循環管路4が接続されている。
【0008】凝縮器Bはその内部に突出状に設けられた
前記水蒸気排出路1と側壁との間の空間下部を溜水部5
となし、該溜水部5上方の内部空間には水蒸気排出路1
を囲繞するようにコイルタイプの熱交換器6を配設し
て、この熱交換器6に循環ポンプ7を備える冷水循環管
路8を接続している。また、凝縮器Bは上記溜水部5か
ら排水ポンプ9及び逆止弁10を備える排水管11を取り出
すと共に上部からは真空ポンプ12を備える排気管13を取
り出して、上記排水管11を水槽14に接続している。
【0009】水槽14には排水口15と空気取り入れ口16が
前者の位置より後者の位置を上方にして側壁に設けられ
ると共に多数の小孔を有する曝気装置17が内底部に配設
されており、該曝気装置17に凝縮器B上部から取り出し
た前述の排気管13が接続されている。
【0010】上記排気管13には前記真空ポンプ12より上
流側、即ち凝縮器B側にエゼクター18が設けられる一
方、水槽14上部からはエアー戻し管19と、臭気成分取り
出し管20が取り出されており、上記エアー戻し管19がエ
ゼクター18の噴出ノズル21に連絡され,臭気成分取り出
し管20がガスバーナー22に連絡されている。
【0011】ガスバーナ22は、臭気成分分解装置を構成
するものであり、ガス管23に接続されてその基部に設け
られるガスノズル24に近接する位置に上記臭気成分取り
出し管20を接続している。
【0012】一方、、ヒートポンプ式チラーユニットC
は、フロン等の冷媒を封入した閉塞循環回路にコンプレ
ッサーd1 とキャピラリーチューブd2 を介装したヒー
トポンプDに、その冷媒の流動方向においてコンプレッ
サーd1 とキャピラリーチューブd2 の間に凝縮器25、
キャピラリーチューブd2 とコンプレッサーd1 の間に
蒸発器26を備えており、前記温水循環管路4が凝縮器25
を、冷水循環管路8が上記蒸発器26を夫々通るように形
成してある。
【0013】而して、この真空乾燥装置においては、ヒ
ートポンプDで発生する冷熱をチラーユニットCの蒸発
器26において冷水循環管路8を循環流動する水と熱交換
して水の熱を吸収し水を冷却すると共にヒートポンプD
の温熱をチラーユニットCの凝縮器25で温水循環管路4
を循環流動する水と熱交換して水を加熱する。
【0014】上記チラーユニットCで冷却された水はコ
イルタイプ熱交換器6へ流れて凝縮器Bを冷却し、加熱
された水は水ジャケット2へ流れて乾燥器Aを加熱す
る。従って、乾燥器A内部に収容した被乾燥物Eは温め
られて水分が蒸発し、これにより乾燥器A内の蒸気圧が
高まり、圧力の低い凝縮器B側への蒸気流が生じるの
で、乾燥器A内で被乾燥物から蒸発した蒸気は凝縮器B
に流入する。そして凝縮器B内では蒸気の凝縮が起こ
り、水となって凝縮器B底部の溜水部5に溜まる。
【0015】即ち、乾燥器A内部において蒸発が、凝縮
器B内部において凝縮が連続的に起こり、被乾燥物Eが
乾燥する。
【0016】一方、上記凝縮器Bの溜水部5に溜まった
水は、排水ポンプ9により排水管11を通して水槽14に送
られてこの水槽14に溜められ、真空ポンプ12により乾燥
器A及び凝縮器Bから引かれた空気は排気管13を通して
曝気装置17に供給されて、曝気装置17から水槽14に溜め
られた排水中に噴出されるので、水槽14内に溜まった排
水は曝気される。
【0017】乾燥器A及び凝縮器B内の空気はやがて無
くなるが、真空ポンプ9をその後も作動させ続けること
により、水槽14内の空気がエゼクター18によりエアー戻
し管19を介して吸引され、排気管13及び曝気装置17を通
って再び水槽14内に戻されるように循環流動するように
なり、その際、空気取り入れ口16で外部の新鮮な空気を
吸引して、これを循環空気に混合する。この水槽14内の
空気の循環により、水槽14内に溜められた排水の曝気は
促進され、排水中に混入した揮発性の有機物が水から分
離される。
【0018】そこで、ガスバーナー22でガスを燃やせ
ば、ガスノズル24からバーナー22内への燃料ガスの噴出
によるガスノズル24周辺の負圧により、水槽14内の揮発
性有機物を含む空気が臭気成分取り出し管20を介してバ
ーナー22内に取り込まれる一方、このバーナー22側に取
られた空気量相当の新鮮な空気が空気取り入れ口16を介
して外部より水槽14内に取り込まれる。そして、水槽14
よりバーナー22に取り込まれた揮発性有機物を含む空気
は、燃料ガスに混合された状態で炎孔(図示せず)に送
られて燃焼される。即ち、揮発製有機物が例えばアンモ
ニアの場合、窒素ガスと水に分解される。
【0019】従って、乾燥器A内が真空になった後も、
真空ホンプ12を止めずに作動させて排水の曝気を続ける
ことにより、排水中の揮発性有機物を分離して分解する
ことができ、排水の臭気を脱臭することができる。
【0020】以上説明した実施例においては、臭気成分
をガス燃焼することにより分解する方式を用いたが、こ
れに代えて、触媒を用いて臭気成分を分解する方式とす
ることも任意である。
【効果】本発明は以上のように構成したので、下記する
ような効果を奏する。 (1).被乾燥物から蒸発した水分を凝縮して排出する
排水を曝気して排水中の揮発性有機物を分離し、これを
分解するようにしたので、排水を装置外に排出しても悪
臭の問題がない。 (2).乾燥器内を真空にするための真空ポンプを、乾
燥器内が真空になった後も作動させ続け、それにより排
水を溜める水槽内の空気をエゼクターを介装する通路で
循環流動させて排水中に噴出させて曝気することができ
るので、曝気のためのポンプを特別に必要とせず、製造
コストが安く、装置も小形にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示す脱臭機能付き真空乾
燥装置の全体構成の概略を示す説明図。
【符号の説明】
A 乾燥器 B 凝縮器 2 温水ジャケット(加熱手段) 11 排水管 12 真空ポンプ 14 水槽 17 曝気装置 18 エゼクター 22 ガスバーナー(臭気成分分解装置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被乾燥物を収容する密閉状の乾燥器と、乾
    燥器を加熱する加熱手段と、被乾燥物から蒸発した水蒸
    気を凝縮液化する凝縮器と、凝縮器を介して乾燥器内を
    吸引脱気する真空ポンプと、凝縮器で液化した水分を排
    出する排水手段とを備える真空乾燥装置において、上記
    排水手段を曝気装置を内装する水槽に連絡し、真空ポン
    プの排気側を水槽の曝気装置に連絡すると共にこの真空
    ポンプを介して凝縮器内と曝気装置を連絡する排気管に
    は真空ポンプの上流側にエゼクターを設け、上記水槽の
    上部空間をエゼクターの噴出ノズルと、臭気成分分解装
    置に夫々管路を介して連絡せしめたことを特徴とする脱
    臭機能付き真空乾燥装置。
JP26618791A 1991-10-15 1991-10-15 脱臭機能付き真空乾燥装置 Pending JPH05106963A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064345A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Miike Iron Works Co Ltd 乾燥装置
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CN106482487A (zh) * 2016-12-15 2017-03-08 湖北科阳节能设备有限公司 一种用于谷物干燥的自动型空气能烘干机

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