JPH05106884A - 給気量可変式空気清浄システム - Google Patents

給気量可変式空気清浄システム

Info

Publication number
JPH05106884A
JPH05106884A JP3271135A JP27113591A JPH05106884A JP H05106884 A JPH05106884 A JP H05106884A JP 3271135 A JP3271135 A JP 3271135A JP 27113591 A JP27113591 A JP 27113591A JP H05106884 A JPH05106884 A JP H05106884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
outdoor
passage
dust concentration
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3271135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2555814B2 (ja
Inventor
Akira Fujimoto
昭 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP3271135A priority Critical patent/JP2555814B2/ja
Publication of JPH05106884A publication Critical patent/JPH05106884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555814B2 publication Critical patent/JP2555814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 給気ダクト29を連通路39に接続すると共
に連通路39を第1の空気通路37と第2の空気通路3
8とに択一的に連通する。屋外塵埃濃度がしきい値以下
の場合、屋外12からの空気は、第1の空気通路37か
ら集塵エレメント33の下流側を通って直ちに室内11
に供給される。また屋外塵埃濃度が上記しきい値よりも
高い場合、屋外12からの空気は、第2の空気通路38
から集塵エレメント33を通って清浄された後、室内1
1に供給される。 【効果】 ファン32の回転数を増加するだけで全熱交
換器13と空気清浄機14との給気風量が同期して増加
するので、室内11の換気が促進され、除塵効率が向上
する。屋外12の塵埃濃度に応じて効率のよい空気清浄
処理が可能になる。室内11に開口する配管の数が給気
ダクト29の分だけ少なくなり、美観が向上し、配管に
必要な施工コストも低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給気量可変式空気清浄シ
ステムに関し、より詳細には、室内塵埃濃度検出センサ
によって検出された塵埃濃度に基づいて、空気清浄機の
ファンの回転数を増減する形式の給気量可変式空気清浄
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の空気清浄システムは、例
えば特公平1−50821号公報などに記載されてい
る。その構造では、図2に示すように、室内100の空
気と屋外101の空気とを熱交換処理して換気する全熱
交換器102と、室内100の空気を清浄する空気清浄
機103とを設けている。
【0003】全熱交換器102は、ダクト104から熱
交換素子105を介して吸引された室内100の空気
を、ダクト106を介して屋外101に排出する排気フ
ァン107と、ダクト108から熱交換素子105を介
して吸引された屋外101の空気を、ダクト109を介
して室内100に供給する吸引ファン110とを備えて
いる。
【0004】空気清浄機103は、室内100の空気を
吸引する吸引ダクト111と、室内100に清浄された
空気を還流する吹出ダクト112とを備えている。また
空気清浄機103の内部には、ファン113と、空気清
浄用の集塵エレメント114と、室内100の空気の塵
埃濃度を検出する室内塵埃濃度検出センサ115が配置
されている。室内塵埃濃度検出センサ115は制御部1
16に接続されており、室内塵埃濃度検出センサ115
が検出した塵埃濃度に基づいて上記制御部116が上記
ファン113の回転数を増減するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記構成の空
気清浄システムでは、全熱交換器102と空気清浄機1
03とが互いに独立して機能しており、室内100の塵
埃濃度が増加した場合には、空気清浄機103のファン
113の回転数を増加させることのみによって室内10
0の空気を清浄していた。そのため喫煙などによって室
内100の発塵量が多い場合、ファン113の回転数を
増加させても全熱交換器102の給気風量が空気清浄機
103の給気風量と同期して増加しないので、室内10
0の換気が充分でなく、除塵効率が低いという問題があ
った。
【0006】さらに上述した清浄システムでは、全熱交
換器102と空気清浄機103とが互いに独立している
ために、空気清浄機103の吸引ダクト111と吹出ダ
クト112の他に、全熱交換器102のダクト104、
ダクト109が室内100に開口する構成になっている
ので、美観を損ねるばかりでなく、配管に必要な施工費
も高くなるという不具合があった。
【0007】本件請求項1記載の発明は上記不具合に鑑
みてなされたもので、除塵効率が高く、しかも配管や施
工が容易で美観を損ねることのない給気量可変式空気清
浄システムを提供することを目的としている。さらに図
2で説明した空気清浄システムでは、室内100の二酸
化炭素濃度が高くなっても有効に室内100の空気を換
気することができなかったので、二酸化炭素によって汚
れた室内100の空気を清浄することができないという
不具合があった。
【0008】本件請求項2記載の発明は上記不具合に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明の目的に加
え、室内100の二酸化炭素濃度が高くなった場合に、
有効に室内100の空気を清浄することができる給気量
可変式空気清浄システムを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件請求項1記載の給気量可変式空気清浄システム
は、室内の空気と屋外の空気とを熱交換処理して換気す
る全熱交換器と、室内の空気を清浄する空気清浄機とを
設け、上記全熱交換器に、熱交換処理された屋外からの
空気が流通する給気ダクトを接続し、上記空気清浄機
が、ファンと、空気清浄用の集塵エレメントと、室内の
空気の塵埃濃度を検出する室内塵埃濃度検出センサと、
上記室内塵埃濃度検出センサによって検出された塵埃濃
度に基づいて上記ファンの回転数を増減する制御部とを
備えた給気量可変式空気清浄システムにおいて、上記空
気清浄機に、上記給気ダクトの下流端と連通する連通路
と、連通路を上記集塵エレメントの下流側に連通させる
第1の空気通路と、上記連通路を上記集塵エレメントの
上流側に連通させる第2の空気通路とを設け、上記屋外
または上記第1の空気通路と上記全熱交換器の屋外空気
導入口との間に、上記屋外からの空気の塵埃濃度を検出
する屋外塵埃濃度検出センサを設け、この屋外塵埃濃度
検出センサによって検出された空気の塵埃濃度がしきい
値以下の場合に、上記第2の空気通路を閉塞すると共に
上記連通路を上記第1の空気通路と連通し、上記しきい
値よりも大きい場合に上記第1の空気通路を閉塞すると
共に上記連通路を上記第2の空気通路と連通する切換手
段を設けたことを特徴としている。
【0010】さらに本件請求項2記載の給気量可変式空
気清浄システムは、上記請求項1記載の発明の構成要件
に加え、上記制御部に、上記室内の空気の二酸化炭素濃
度を検出する二酸化炭素検出センサを接続していると共
に、この制御部が、室内の空気の二酸化炭素濃度がしき
い値以上の場合に上記ファンの回転数を上げるものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1記載の構成によれば、全熱交換器の給
気ダクトを通る熱交換後の屋外からの空気が、空気清浄
機の連通路と、第1の空気通路または第2の空気通路と
を通って室内に供給されるので、室内の塵埃濃度に応じ
て空気清浄機のファンの回転数が増減すると、給気ダク
トを通る屋外の空気もこのファンの回転数に応じて吸引
され、空気清浄機と全熱交換器の給気風量が同期して増
減する。従って全熱交換器のファンの回転数を変更する
ことなく、屋外からのきれいな空気を室内へ定格以上に
供給することができ、室内の換気が促進される。また屋
外の空気の塵埃濃度がしきい値以下の場合、切換手段に
よって連通路と第1の空気通路とが連通されるので、全
熱交換器を通る屋外からの空気は、熱交換処理された
後、第1の空気通路から空気清浄機の集塵エレメントの
下流側を通って直ちに室内に供給される。他方、屋外の
空気の塵埃濃度が上記しきい値よりも高い場合、切換手
段によって連通路と第2の空気通路とが連通されるの
で、全熱交換器を通る屋外からの空気は、熱交換処理さ
れた後、第2の空気通路から集塵エレメントを通って清
浄された後、室内に供給される。
【0012】さらに請求項2記載の清浄システムの全熱
交換器によれば、上記作用に加え、二酸化炭素検出セン
サによって検出された室内の空気の二酸化炭素濃度が予
め設定された値以上の場合に制御部がファンの回転数を
上げるので、ファンによって全熱交換器を通る屋外から
の空気の供給量も増加し、室内の換気が促進される結
果、二酸化炭素濃度を迅速に低減させることができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。本発明の一実施例の平面概略図である図1に
示すように、天井空間10内には、室内11の空気と屋
外12の空気を熱交換処理して換気する全熱交換器13
と、室内11の空気を清浄する空気清浄機14とが配置
されている。
【0014】全熱交換器13は、内部に熱交換素子15
を備えている。熱交換素子15は、排気用流路16と、
給気用流路17とを備えており、一方の流路を通過した
空気と他方の流路を通過した空気とが、この熱交換素子
15によって熱交換されるように構成されている。両流
路16、17の上流側及び下流側には、それぞれ空気室
18〜21が形成されており、各流路16、17の下流
側の空気室19、21には、排気用ファン22、給気用
ファン23がそれぞれ配置されている。排気用流路16
の上流側の空気室18には、天井板24を貫通して室内
11に開口するダクト25が接続しており、下流側の空
気室19には、壁26を貫通して屋外12に開口するダ
クト27が接続している。他方、給気用流路17の上流
側の空気室20には、壁26を貫通して屋外12に開口
するダクト28が接続しており、下流側の空気室21に
は、給気ダクト29が接続している。
【0015】空気清浄機14は、室内11の空気を吸引
する吸引ダクト30と、室内11に清浄された空気を還
流する吹出ダクト31とを備えている。また空気清浄機
14の内部の、上記吸引ダクト30と吹出ダクト31と
の間には、空気送給用のファン32が配置されており、
ファン32の上流側には、空気清浄用の集塵フィルタ3
3が配置され、この集塵フィルタ33の上流側にはプレ
フィルタ34が配置されている。さらにプレフィルタ3
4の上流側には、吸引ダクト30から吸引された室内1
1の空気の塵埃濃度を検出する室内塵埃濃度検出センサ
35が配置されており、この室内塵埃濃度検出センサ3
5は、ファン32の回転数を変更制御するための制御部
36に電気的に接続されている。制御部36は、マイク
ロコンピュータその他の電装品などで構成されており、
室内塵埃濃度がしきい値を越えると、例えば3段階にわ
たってファン32の回転数を増減できるように構成され
ている。
【0016】以上のような構成において、図1に示す実
施例では、空気清浄機14の内部に、集塵エレメント3
3の下流側に連通する第1の空気通路37と、プレフィ
ルタ34の上流側、すなわち集塵エレメント33の上流
側に連通する第2の空気通路38が形成されている。両
空気通路37、38の上流側は、空気清浄機14の内部
に形成された連通路39を介して全熱交換器13の給気
ダクト29の下流端部に連通している。さらに両空気通
路37、38の間には、切換ダンパー40が配置されて
おり、切換ダンパー40は制御部36と電気的に接続さ
れて、この制御部36と共に、各空気通路37、38を
択一的に閉塞する切換手段を構成している。上記連通路
39には、屋外塵埃濃度検出センサ41が配置されてお
り、このセンサ41は、制御部36に電気的に接続され
ている。そして切換ダンパー40が制御部36に制御さ
れることにより、上記屋外塵埃濃度検出センサ41の検
出値がしきい値以下の場合には、上記第2の空気通路3
8を閉塞すると共に連通路39と第1の空気通路37を
連通させ、上記しきい値よりも大きい場合には、第1の
空気通路37を閉塞すると共に連通路39と上記第2の
空気通路38を連通させるように構成されている。
【0017】空気清浄機14の内部には、吸引ダクト3
0を通る室内空気の二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭
素濃度検出センサ42が配置されており、このセンサ4
2も、制御部36に電気的に接続されている。さらに空
気清浄機14の内部には、吸引ダクト30の開度を調整
する絞りダンパー43が対をなして配置されており、こ
の絞りダンパー43が上記二酸化炭素濃度検出センサ4
2の検出値に基づいて制御部36により制御されること
により、吸引ダクト30の開度を全開、または半開き状
態に変更して空気流通量を変更できるように構成されて
いる。
【0018】なお制御部36には、全熱交換器13の各
ファン22、23が電気的に接続しており、空気清浄機
14の電源投入時に、各ファン22、23が同期して作
動するように構成されている。
【0019】次に動作を説明する。上記構造によると、
全熱交換器13の排気用ファン22が作動することによ
り、室内11の空気は、ダクト25から空気室18内に
吸引されて熱交換素子15の排気用流路16を通り、さ
らに空気室19、ダクト27を介して屋外12へ排出さ
れる。また全熱交換器13の給気用ファン23が作動す
ることにより、屋外12の空気は、ダクト28から空気
室20内に吸引されて熱交換素子15の給気用流路17
を通り、さらに空気室21を介してダクト29内を流通
する。そして室内11からの空気と屋外12からの空気
がそれぞれ熱交換素子15の各流路16、17を通るこ
とにより、両空気の熱が交換される。
【0020】一方、空気清浄機14は、ファン32によ
って吸引ダクト30から吸引した室内11の空気をプレ
フィルタ34、集塵フィルタ33で除塵し、吹出ダクト
31を介して室内11へ還流する。そして空気清浄機1
4の内部に配置された室内塵埃濃度検出センサ35が、
しきい値よりも高い塵埃濃度を検出すると、その検出値
に基づいて制御部36がファン32の回転数を上げ、送
風量を増加させて除塵能力を向上させる。
【0021】ファン32の回転数が増加すると、給気ダ
クト29から供給される屋外12の空気も、連通路39
を通って空気清浄機14の内部に供給されるので、全熱
交換器13を通る屋外12のきれいな空気が空気清浄機
14に同期して増大し、その空気が空気清浄機14を介
して室内11に積極的に供給されることにより、室内1
1の換気が促進される。 室内11の空気の塵埃濃度が
しきい値以下に下がると、制御部36は、ファン32の
回転数を低減するので、空気清浄機14の給気量が減少
すると共に、全熱交換器13からの給気量も空気清浄機
14と同期して減少する。
【0022】以上の動作において、屋外塵埃濃度検出セ
ンサ41が検出した塵埃濃度がしきい値以下の場合、制
御部36は、切換ダンパー40を制御して第2の空気通
路38を閉塞する。これにより全熱交換器13によって
屋外12から吸引された空気は、給気ダクト29から連
通路39を介して第1空気通路37を通り、ファン32
の上流側へ直接流通し、吹出ダクト31から室内11に
供給される。従って室内11には全熱交換器13で熱交
換されたきれいな空気が供給されるので、室内11の換
気が促進され、除塵効率も向上する。また単位時間当た
りの除塵量のロスが少なくなる。
【0023】他方、屋外塵埃濃度検出センサ41が検出
した塵埃濃度がしきい値よりも大きい場合、制御部36
は、切換ダンパー40を制御して第1の空気通路37を
閉塞する。これにより全熱交換器13によって屋外12
から吸引された空気は、給気ダクト29、連通路39か
ら第2空気通路38を通って、まずプレフィルタ34の
上流側へ流通し、次いで集塵フィルタ33によって除塵
された後、吹出ダクト31から室内11に供給される。
従って室内11には、全熱交換器13で熱交換された空
気が除塵されてから供給されるので、室内11に塵埃濃
度の高い空気が供給されることはなく、除塵効率が低減
することはない。
【0024】さらに以上の動作において、二酸化炭素濃
度検出センサ42がしきい値よりも高い二酸化炭素濃度
を検出した場合、制御部36は室内塵埃濃度の値に拘り
なくファン32の回転数を上げる。これにより全熱交換
器13の給気ダクト29から供給される屋外12からの
空気が増加するので、室内11の換気が促進され、二酸
化炭素濃度が迅速に低減される。 さらに本実施例にお
いては、二酸化炭素濃度が高い状態において室内の塵埃
濃度の値が高い場合、1対の絞りダンパー43の内の一
方のみを開いて半開き状態にし、二酸化炭素濃度の高い
室内11の空気がより効率よく屋外12に排出されるよ
うに設定されている。ここで絞りダンパー43を全閉に
しないのは、ある程度室内11の空気を清浄して室内1
1の空気の塵埃濃度が高くならないようにするためであ
る。なお上述した動作を纏めると、表1の通りになる。
【0025】
【表1】
【0026】なお本発明を具体化するに当たり、屋外塵
埃濃度検出センサ41を屋外12または全熱交換器13
の空気室20に配置してもよい。また全熱交換器13の
各ファン22、23が、空気清浄機14のファン32と
独立して運転されるように構成してもよい。さらにファ
ン32が集塵エレメント33の上流側に配置された形式
の空気清浄機を採用してもよく、その他特許請求の範囲
内で種々の設計変更が認められることはいうまでもな
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本件請求項1記載の
供給量可変式空気清浄システムによれば、全熱交換器の
給気ダクトを通る熱交換後の屋外からの空気が、空気清
浄機の連通路から、第1の空気通路または第2の空気通
路を通って室内に供給されるので、室内の塵埃濃度に応
じてファンの回転数が増減すると、給気ダクトを通る空
気もファンの回転数に応じて吸引され、空気清浄機と全
熱交換器の給気風量が同期して増減する。従って全熱交
換器のファンの回転数を変更することなく、屋外からの
きれいな空気を室内へ定格以上に供給することができる
ので、室内の換気が促進され、除塵効率が向上する。ま
た熱交換処理された屋外からの空気が流通する給気ダク
トを空気清浄機に接続したので、熱ロスも少なくなる。
【0028】さらに本件請求項1記載の供給量可変式空
気清浄システムによれば、屋外の空気の塵埃濃度が低い
場合、全熱交換器を通る屋外からの空気は、熱交換処理
された後、第1の空気通路から空気清浄機の集塵エレメ
ントの下流側を通って直ちに室内に供給されるので、単
位時間当たりの除塵量のロスが少なくなる。また屋外の
空気の塵埃濃度が高い場合、第2の空気通路から集塵エ
レメントを通って清浄された後、室内に供給されるの
で、吹出ダクトから除塵濃度の高い空気が吐出されるこ
とはない。従ってこの点からも室内の空気の除塵効率が
促進され、優れた空気清浄性能を発揮することができ
る。
【0029】さらに本件請求項1記載の供給量可変式空
気清浄システムによれば、給気ダクトを空気清浄機の連
通路に接続しているので、室内に開口する配管の数が給
気ダクトの分だけ少なくなる。従って美観が向上し、配
管に必要な施工コストも低減する。さらに本件請求項2
記載の清浄システムの全熱交換器によれば、上記効果に
加え、室内の空気の二酸化炭素濃度がしきい値以上の場
合に、制御部がファンの回転数を上げるので、ファンに
よって全熱交換器を通る屋外からの空気の供給量も増加
し、室内の換気が促進されて空気清浄能力が向上する。
従って従来の空気清浄システムでは充分に清浄すること
ができなかった二酸化炭素による空気の汚れも、有効に
除去することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面概略図である。
【図2】従来の構造を示す側面概略図である。
【符号の説明】
11 室内 12 屋外 13 全熱交換器 14 空気清浄機 29 給気ダクト 32 ファン 33 集塵フィルタ 35 室内塵埃濃度検出センサ 36 制御部(切換手段) 37 第1の空気通路 38 第2の空気通路 39 連通路 40 切換ダンパー(切換手段) 41 屋外塵埃濃度検出センサ 42 二酸化炭素濃度検出センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内(11)の空気と屋外(12)の空気とを熱交
    換処理して換気する全熱交換器(13)と、室内(11)の空気
    を清浄する空気清浄機(14)とを設け、上記全熱交換器(1
    3)に、熱交換処理された屋外(12)からの空気が流通する
    給気ダクト(29)を接続し、上記空気清浄機(14)が、ファ
    ン(32)と、空気清浄用の集塵エレメント(33)と、室内(1
    1)の空気の塵埃濃度を検出する室内塵埃濃度検出センサ
    (35)と、上記室内塵埃濃度検出センサ(35)によって検出
    された塵埃濃度に基づいて上記ファン(32)の回転数を増
    減する制御部(36)とを備えた給気量可変式空気清浄シス
    テムにおいて、上記空気清浄機(14)に、上記給気ダクト
    (29)の下流端と連通する連通路(39)と、連通路(39)を上
    記集塵エレメント(33)の下流側に連通させる第1の空気
    通路(37)と、上記連通路(39)を上記集塵エレメント(33)
    の上流側に連通させる第2の空気通路(38)とを設け、上
    記屋外(12)または上記第1の空気通路(37)と上記全熱交
    換器(13)の屋外空気導入口との間に、上記屋外(12)の空
    気の塵埃濃度を検出する屋外塵埃濃度検出センサ(41)を
    設け、この屋外塵埃濃度検出センサ(41)によって検出さ
    れた空気の塵埃濃度がしきい値以下の場合に、上記第2
    の空気通路(38)を閉塞すると共に上記連通路(39)を上記
    第1の空気通路(37)と連通し、上記しきい値よりも大き
    い場合に上記第1の空気通路(37)を閉塞すると共に上記
    連通路(39)を上記第2の空気通路(38)と連通する切換手
    段(36)(40)を設けたことを特徴とする給気量可変式空気
    清浄システム。
  2. 【請求項2】上記制御部(36)に、上記室内(11)の空気の
    二酸化炭素濃度を検出する二酸化炭素検出センサ(42)を
    接続していると共に、この制御部(36)が、室内(11)の空
    気の二酸化炭素濃度がしきい値以上の場合に上記ファン
    (32)の回転数を上げるものである請求項1記載の給気量
    可変式空気清浄システム。
JP3271135A 1991-10-18 1991-10-18 給気量可変式空気清浄システム Expired - Lifetime JP2555814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3271135A JP2555814B2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 給気量可変式空気清浄システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3271135A JP2555814B2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 給気量可変式空気清浄システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05106884A true JPH05106884A (ja) 1993-04-27
JP2555814B2 JP2555814B2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=17495809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3271135A Expired - Lifetime JP2555814B2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 給気量可変式空気清浄システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555814B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214612A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Lg Electronics Inc 換気兼用空気清浄器
EP1788317A3 (en) * 2005-11-21 2012-03-14 LG Electronics Inc. Air conditioning system
CN104208963A (zh) * 2014-08-25 2014-12-17 石永丽 一种pm2.5自适应空气净化器及其工作方法
CN110608485A (zh) * 2019-08-30 2019-12-24 泰棵(上海)净化科技有限公司 一种室内氧气浓度快速调控装置及其调控方法
JP2021042940A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 三菱電機株式会社 換気装置
CN114576735A (zh) * 2022-04-07 2022-06-03 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 清理组件、空调器以及除尘控制方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214612A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Lg Electronics Inc 換気兼用空気清浄器
US7338358B2 (en) 2004-01-28 2008-03-04 Lg Electronics Inc. Apparatus for air purifying and ventilating
EP1788317A3 (en) * 2005-11-21 2012-03-14 LG Electronics Inc. Air conditioning system
CN104208963A (zh) * 2014-08-25 2014-12-17 石永丽 一种pm2.5自适应空气净化器及其工作方法
CN110608485A (zh) * 2019-08-30 2019-12-24 泰棵(上海)净化科技有限公司 一种室内氧气浓度快速调控装置及其调控方法
JP2021042940A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 三菱電機株式会社 換気装置
CN114576735A (zh) * 2022-04-07 2022-06-03 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 清理组件、空调器以及除尘控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2555814B2 (ja) 1996-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100491851C (zh) 通风***和用于驱动该通风***的方法
KR100617085B1 (ko) 초박형 환기장치
KR100539566B1 (ko) 공기청정장치 일체형 환기시스템
KR100617082B1 (ko) 초박형 환기장치
JPH1078254A (ja) 換気空調システム
KR100587315B1 (ko) 환기시스템
KR100587359B1 (ko) 공기청정장치 일체형 환기시스템
KR100582457B1 (ko) 청정모드기능을 갖는 전열교환기
KR101013379B1 (ko) 공기청정기
KR100502615B1 (ko) 창문형 환기장치
KR100941413B1 (ko) 환기기능을 갖춘 공기청정장치
JP3211343B2 (ja) 空気清浄機
JP2555814B2 (ja) 給気量可変式空気清浄システム
JPH05106883A (ja) 給気量可変式空気清浄システム
KR102506254B1 (ko) 공기청정기능 및 환기기능을 구현하는 냉방제습기
KR200284643Y1 (ko) 창문형 환기장치
CN212901882U (zh) 一种净化节能工程***
KR100845836B1 (ko) 환기장치 및 환기장치의 운영방법
JPH03195835A (ja) 空調装置
JP4320136B2 (ja) 空気清浄化装置
KR100587313B1 (ko) 공기청정장치 일체형 환기시스템
KR100531084B1 (ko) 공기청정시스템 및 그 운전방법
KR20050010410A (ko) 환기기능을 구비한 공기청정기
KR20070008200A (ko) 환기장치 및 그 운전제어방법
KR100577289B1 (ko) 환기시스템