JPH05104025A - 電気集塵機 - Google Patents
電気集塵機Info
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- JPH05104025A JPH05104025A JP3264643A JP26464391A JPH05104025A JP H05104025 A JPH05104025 A JP H05104025A JP 3264643 A JP3264643 A JP 3264643A JP 26464391 A JP26464391 A JP 26464391A JP H05104025 A JPH05104025 A JP H05104025A
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- sheet
- dust
- electrode
- electrode sheet
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、集塵コレクタの基本的な構成をその
ままにして薄型を保持し、かつ高い集塵効率を図れる電
気集塵機を提供する。 【構成】被集塵空気に含まれる塵埃粒子を帯電させるイ
オン化部１１、プラス集塵体シート１６とマイナス集塵
体シート１６との間隙に被集塵空気を導通させ帯電した
塵埃粒子をクーロン力により捕捉集塵する集塵コレクタ
１２とを備え、集塵体シートは、絶縁材からなる帯状の
電極シート２０、この電極シートの一方の面に設けられ
る導電層２１、電極シートに一体に設けられ他方の面か
ら突出して他の集塵体シート上に載る突起部２３とから
なり、上記導電層は、突起部を迂回して曲成した。
ままにして薄型を保持し、かつ高い集塵効率を図れる電
気集塵機を提供する。 【構成】被集塵空気に含まれる塵埃粒子を帯電させるイ
オン化部１１、プラス集塵体シート１６とマイナス集塵
体シート１６との間隙に被集塵空気を導通させ帯電した
塵埃粒子をクーロン力により捕捉集塵する集塵コレクタ
１２とを備え、集塵体シートは、絶縁材からなる帯状の
電極シート２０、この電極シートの一方の面に設けられ
る導電層２１、電極シートに一体に設けられ他方の面か
ら突出して他の集塵体シート上に載る突起部２３とから
なり、上記導電層は、突起部を迂回して曲成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば空気調和機に
組込まれる電気集塵機に関する。
組込まれる電気集塵機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近時、空気調和機によって循環される被
空調室空気中に含まれる微細な塵埃を捕捉し、清浄な状
態にするために、電気集塵機を空気調和機の熱交換器の
前面に組み込むことが行われている。
空調室空気中に含まれる微細な塵埃を捕捉し、清浄な状
態にするために、電気集塵機を空気調和機の熱交換器の
前面に組み込むことが行われている。
【０００３】上記電気集塵機は、放電極であるイオン化
線および対向電極板を備えたイオン化部と、プラス集塵
体シートとマイナス集塵体シートを所定間隔を存して積
層してなる集塵コレクタとから構成される。
線および対向電極板を備えたイオン化部と、プラス集塵
体シートとマイナス集塵体シートを所定間隔を存して積
層してなる集塵コレクタとから構成される。
【０００４】上記イオン化部が集塵すべき空気の上流側
に位置し、この下流側に集塵コレクタが位置する。すな
わち、イオン化部と集塵コレクタとは、前後方向に隣接
することとなる。被集塵空気は、はじめイオン化部を通
過し、このときイオン化線から対向電極板にイオン放電
することにより被集塵空気に含まれる塵埃粒子を帯電さ
せる。
に位置し、この下流側に集塵コレクタが位置する。すな
わち、イオン化部と集塵コレクタとは、前後方向に隣接
することとなる。被集塵空気は、はじめイオン化部を通
過し、このときイオン化線から対向電極板にイオン放電
することにより被集塵空気に含まれる塵埃粒子を帯電さ
せる。
【０００５】ついで、この被集塵空気を、集塵コレクタ
のプラス集塵体シートとマイナス集塵体シートとの間隙
に導通させると、帯電した塵埃粒子をクーロン力により
マイナス電極側の集塵体シートに捕捉し集塵する。
のプラス集塵体シートとマイナス集塵体シートとの間隙
に導通させると、帯電した塵埃粒子をクーロン力により
マイナス電極側の集塵体シートに捕捉し集塵する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電気集塵機Ｓを備える空気調和機本体は、近時、薄型化
が促進され、熱交換器等、奥行き寸法を極めて短縮して
薄型になっている。この影響は、当然、電気集塵機にも
及ぶところとなり、イオン化部および集塵コレクタの薄
型を図る必要がある。
電気集塵機Ｓを備える空気調和機本体は、近時、薄型化
が促進され、熱交換器等、奥行き寸法を極めて短縮して
薄型になっている。この影響は、当然、電気集塵機にも
及ぶところとなり、イオン化部および集塵コレクタの薄
型を図る必要がある。
【０００７】上記イオン化部においては、イオン化線の
直径が極く細く、したがって対向電極板である電極部の
幅寸法を、必要最小限まで短縮することによる薄型化が
可能である。上記集塵コレクタにおいては、集塵体シー
トの幅寸法を必要最小限まで短縮することによる薄型化
が可能である。
直径が極く細く、したがって対向電極板である電極部の
幅寸法を、必要最小限まで短縮することによる薄型化が
可能である。上記集塵コレクタにおいては、集塵体シー
トの幅寸法を必要最小限まで短縮することによる薄型化
が可能である。
【０００８】上記集塵体シートの具体的な構造は、帯状
の電極シートと、この電極シートの上面に設けられる導
電層と、この導電層を覆うよう電極シートに塗布される
半導体塗膜との、三層構造である。
の電極シートと、この電極シートの上面に設けられる導
電層と、この導電層を覆うよう電極シートに塗布される
半導体塗膜との、三層構造である。
【０００９】また、電極シートには、下方に突出する突
起部が一体に形成されていて、他の集塵体シート上に載
り、集塵体シートが上下方向に積層された状態で、これ
ら相互の間隙を保持する。上記突起部は、シートの安定
度を確保するため、この幅方向に２列で、かつ互いの位
置を相違させた、いわゆる千鳥状になるよう、位置が設
定されている。列相互の間隔が離れるほど、集塵体シー
トの安定性がよくなることは当然であるが、幅寸法が大
になる。最近の傾向として、上述したように、集塵体シ
ートの幅寸法を縮小し、薄型化が促進されているところ
から、突起部の各列が互い接近する傾向にある。そして
ついには、図７に示すような形状構造になった。
起部が一体に形成されていて、他の集塵体シート上に載
り、集塵体シートが上下方向に積層された状態で、これ
ら相互の間隙を保持する。上記突起部は、シートの安定
度を確保するため、この幅方向に２列で、かつ互いの位
置を相違させた、いわゆる千鳥状になるよう、位置が設
定されている。列相互の間隔が離れるほど、集塵体シー
トの安定性がよくなることは当然であるが、幅寸法が大
になる。最近の傾向として、上述したように、集塵体シ
ートの幅寸法を縮小し、薄型化が促進されているところ
から、突起部の各列が互い接近する傾向にある。そして
ついには、図７に示すような形状構造になった。
【００１０】すなわち、電極シートａは幅寸法が短縮化
され、薄型になっている。突起部ｂ…は、電極シートａ
を部分的に突出して形成されているので、シート面は開
口している。そして突起部ｂ…は、２列に、千鳥状にな
って配置されるが、各列の中心軸相互の間隔が極く僅か
であり、シートａの長手方向に開口の一部が重なる。一
方、導電層ｃは、電極シートａの中心部にある程度の幅
をもち、この長手方向に沿って設けられる。突起部ｂ…
のシート面は開口しているところから、導電層ｃは突起
部ｂの開口部分にかかって、部分的にとぎれてしまう。
このような構造の集塵コレクタを使用すると、導電層ｃ
の導電流容量が低減して、集塵コレクタとしての所定の
集塵能力が得られない恐れがある。
され、薄型になっている。突起部ｂ…は、電極シートａ
を部分的に突出して形成されているので、シート面は開
口している。そして突起部ｂ…は、２列に、千鳥状にな
って配置されるが、各列の中心軸相互の間隔が極く僅か
であり、シートａの長手方向に開口の一部が重なる。一
方、導電層ｃは、電極シートａの中心部にある程度の幅
をもち、この長手方向に沿って設けられる。突起部ｂ…
のシート面は開口しているところから、導電層ｃは突起
部ｂの開口部分にかかって、部分的にとぎれてしまう。
このような構造の集塵コレクタを使用すると、導電層ｃ
の導電流容量が低減して、集塵コレクタとしての所定の
集塵能力が得られない恐れがある。
【００１１】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、集塵コレクタの基本
的な構成を変えずに、薄型化を保持し、しかも導電層を
とぎらすことがなく全長に亘って均等に設けられ、高い
集塵効率を保持する電気集塵機を提供するものである。
であり、その目的とするところは、集塵コレクタの基本
的な構成を変えずに、薄型化を保持し、しかも導電層を
とぎらすことがなく全長に亘って均等に設けられ、高い
集塵効率を保持する電気集塵機を提供するものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、放電極から対向電極板にイオン放電するこ
とにより被集塵空気に含まれる塵埃粒子を帯電させるイ
オン化部と、プラス集塵体シートとマイナス集塵体シー
トを所定間隔を存して積層保持しこれらの間隙に上記被
集塵空気を導通させ帯電した塵埃粒子をクーロン力によ
り捕捉集塵する集塵コレクタとを具備した電気集塵機に
おいて、上記集塵コレクタの集塵体シートは、絶縁材か
らなる帯状の電極シートと、この電極シートの一方の面
に設けられる導電層と、上記電極シートに一体に設けら
れ他方の面から突出して他の集塵体シート上に載る突起
部とからなり、上記導電層は、突起部を迂回して曲成し
たことを特徴とする電気集塵機である。
に本発明は、放電極から対向電極板にイオン放電するこ
とにより被集塵空気に含まれる塵埃粒子を帯電させるイ
オン化部と、プラス集塵体シートとマイナス集塵体シー
トを所定間隔を存して積層保持しこれらの間隙に上記被
集塵空気を導通させ帯電した塵埃粒子をクーロン力によ
り捕捉集塵する集塵コレクタとを具備した電気集塵機に
おいて、上記集塵コレクタの集塵体シートは、絶縁材か
らなる帯状の電極シートと、この電極シートの一方の面
に設けられる導電層と、上記電極シートに一体に設けら
れ他方の面から突出して他の集塵体シート上に載る突起
部とからなり、上記導電層は、突起部を迂回して曲成し
たことを特徴とする電気集塵機である。
【００１３】
【作用】導電層は、突起部を迂回して曲成したから、と
ぎれることなく、全長に亘って形成され、必要な導電流
容量を確保し、所定の集塵能力を発揮する。
ぎれることなく、全長に亘って形成され、必要な導電流
容量を確保し、所定の集塵能力を発揮する。
【００１４】
【実施例】図４に示すように、図中１は空気調和機本体
を示し、この本体の前面を構成する前面板２には吸込口
３が設けられ、下部には吹出口４が設けられる。上記前
面板２は、上端側を枢支点として、下端側が手前側に開
放可能である。上記吹出口４には、吹出方向を切換える
ルーバ５が設けられている。
を示し、この本体の前面を構成する前面板２には吸込口
３が設けられ、下部には吹出口４が設けられる。上記前
面板２は、上端側を枢支点として、下端側が手前側に開
放可能である。上記吹出口４には、吹出方向を切換える
ルーバ５が設けられている。
【００１５】空気調和機本体１内には、熱交換器６が上
端を下端より後方に傾斜させた状態で配置される。この
熱交換器６の背面側下部には送風機７が配設され、被空
調室空気を吸込口３から熱交換器６に導通して熱交換を
行わせ、さらに吹出口４から被空調室に吹出すようにな
っている。上記熱交換器６の前面側上部には、電気集塵
機Ｓが設けられる。上記電気集塵機Ｓは、図５に示すよ
うになっている。すなわち、上記電気集塵機Ｓは、メー
ンフレーム１０に設けられるイオン化部１１と、集塵コ
レクタ１２とから構成される。上記イオン化部１１は、
放電極であるイオン化線１３と、このイオン化線１３と
対向して設けられる対向電極板１４とからなる。
端を下端より後方に傾斜させた状態で配置される。この
熱交換器６の背面側下部には送風機７が配設され、被空
調室空気を吸込口３から熱交換器６に導通して熱交換を
行わせ、さらに吹出口４から被空調室に吹出すようにな
っている。上記熱交換器６の前面側上部には、電気集塵
機Ｓが設けられる。上記電気集塵機Ｓは、図５に示すよ
うになっている。すなわち、上記電気集塵機Ｓは、メー
ンフレーム１０に設けられるイオン化部１１と、集塵コ
レクタ１２とから構成される。上記イオン化部１１は、
放電極であるイオン化線１３と、このイオン化線１３と
対向して設けられる対向電極板１４とからなる。
【００１６】上記対向電極板１４は、たとえばステンレ
ス鋼板等の金属板を断面コ字状に折曲するとともに、そ
の板面には複数の電極部１４ａ…が内面側に切り起こさ
れ、上記イオン化線１３相互間に対向配置される。上記
集塵コレクタ１２は、図３に示すように、枠体１５の両
側間に複数の集塵体シート１６…が所定の間隔を存して
上下方向に積層される。
ス鋼板等の金属板を断面コ字状に折曲するとともに、そ
の板面には複数の電極部１４ａ…が内面側に切り起こさ
れ、上記イオン化線１３相互間に対向配置される。上記
集塵コレクタ１２は、図３に示すように、枠体１５の両
側間に複数の集塵体シート１６…が所定の間隔を存して
上下方向に積層される。
【００１７】各集塵体シート１６の両側部は、一組毎に
逆の位置に電極が設けられていて、枠体１５の両側端部
に設けられる第１，第２の電極１５ａ，１５ｂに電気的
に接続される。
逆の位置に電極が設けられていて、枠体１５の両側端部
に設けられる第１，第２の電極１５ａ，１５ｂに電気的
に接続される。
【００１８】第１の電極１５ａは、高圧電源のプラス側
電極１７に接続される電極接触子１７ａと掛合し、上記
第２の電極１５ｂは、アース側電極１８の電極接触子１
８ａと掛合し、それぞれ電気的な接続がなされる。
電極１７に接続される電極接触子１７ａと掛合し、上記
第２の電極１５ｂは、アース側電極１８の電極接触子１
８ａと掛合し、それぞれ電気的な接続がなされる。
【００１９】上記集塵体シート１６は、絶縁材からなる
帯状の電極シート２０の一方の面に、後述する導電層２
１が設けられる。さらに、導電層２１の全面を覆うよう
に半導体塗膜２２が塗布される。電極シート２０の他方
の面から、後述する突起部２３が一体に突出形成されて
なる。
帯状の電極シート２０の一方の面に、後述する導電層２
１が設けられる。さらに、導電層２１の全面を覆うよう
に半導体塗膜２２が塗布される。電極シート２０の他方
の面から、後述する突起部２３が一体に突出形成されて
なる。
【００２０】このようにして一組の集塵体シート１６が
構成され、上下方向に重ねられて、電極シート２０から
下方に突出する突起部２３が、下方の集塵体シート１６
上に載る。
構成され、上下方向に重ねられて、電極シート２０から
下方に突出する突起部２３が、下方の集塵体シート１６
上に載る。
【００２１】この電気集塵機Ｓの電気結線は、図５に示
すイオン化線１３に高電圧が印加される一方、対向電極
板１４はアースされる。図３に示す集塵コレクタ１２で
は、それぞれ１枚おきの集塵体シート１６の導電層２１
に対して高電圧が印加され、他方の導電層２１は全てア
ースされる。さらに、図１および図２にもとづいて、上
記導電層２１および突起部２３…を説明する。突起部２
３…は、電極シート２０の長手方向に沿って２列に揃え
られ、かつ千鳥状に位置が設定される。
すイオン化線１３に高電圧が印加される一方、対向電極
板１４はアースされる。図３に示す集塵コレクタ１２で
は、それぞれ１枚おきの集塵体シート１６の導電層２１
に対して高電圧が印加され、他方の導電層２１は全てア
ースされる。さらに、図１および図２にもとづいて、上
記導電層２１および突起部２３…を説明する。突起部２
３…は、電極シート２０の長手方向に沿って２列に揃え
られ、かつ千鳥状に位置が設定される。
【００２２】電極シート２０は、薄型化促進のために、
幅方向寸法Ｗが極端に短縮されている。このような電極
シート２０において、各突起部２３…は、シート面に直
径ｄφの開口で突出形成され、かつ相互間隔ａを存し
て、２列に揃えられ、千鳥状に位置が設定される
幅方向寸法Ｗが極端に短縮されている。このような電極
シート２０において、各突起部２３…は、シート面に直
径ｄφの開口で突出形成され、かつ相互間隔ａを存し
て、２列に揃えられ、千鳥状に位置が設定される
【００２３】突起部２３…は、電極シート２０の幅方向
に、可能な限り離間するよう相互間隔ａを設定すること
は，従来のものと同様であり、シート面における開口
が、長手方向に沿って各列互いに重なり合うことも同様
である。そこで、電極シート２０に設けられる導電層２
１は、突起部２３…相互間を波形状に曲成され、突起部
２３…を迂回する。したがって、導電層２１は途中でと
ぎれることなく、電極シート２０の両端部間を全長に亘
って一様に設けられることとなる。なお、上記電極シー
ト２０は、以下のように材料等を選択して、難燃性、耐
アーク性を向上させたものを用いる。 Ａ．難燃素材 ：ＰＢＴ系、ＰＥＴ系、ＰＣ系、ＰＶＣ系の、いずれか
一つの材料からなる電極シート。 ：ＰＰＳ系、ＰＥＩ系、ＰＩ系、ＰＡＩ系、フッ素系
の、いずれか一つの材料からなる電極シート。 ：添加剤を５Ｗt ％以下添加したＰＢＴ系、ＰＥＴ系、
ＰＣ系，ＰＶＣ系の電極シート。 Ｂ．難燃コーティング
に、可能な限り離間するよう相互間隔ａを設定すること
は，従来のものと同様であり、シート面における開口
が、長手方向に沿って各列互いに重なり合うことも同様
である。そこで、電極シート２０に設けられる導電層２
１は、突起部２３…相互間を波形状に曲成され、突起部
２３…を迂回する。したがって、導電層２１は途中でと
ぎれることなく、電極シート２０の両端部間を全長に亘
って一様に設けられることとなる。なお、上記電極シー
ト２０は、以下のように材料等を選択して、難燃性、耐
アーク性を向上させたものを用いる。 Ａ．難燃素材 ：ＰＢＴ系、ＰＥＴ系、ＰＣ系、ＰＶＣ系の、いずれか
一つの材料からなる電極シート。 ：ＰＰＳ系、ＰＥＩ系、ＰＩ系、ＰＡＩ系、フッ素系
の、いずれか一つの材料からなる電極シート。 ：添加剤を５Ｗt ％以下添加したＰＢＴ系、ＰＥＴ系、
ＰＣ系，ＰＶＣ系の電極シート。 Ｂ．難燃コーティング
【００２４】：ハロゲン系難燃剤、リン系難燃剤、三酸
化アンチモンの、いずれか一つを混合し、１０7 Ωcm以
上の抵抗率を持った合成樹脂材を電極シートにコーティ
ングする。 Ｃ．半導体塗料に難燃剤を練り込む。 Ｄ．上記ＡないしＣの組合わせ。 なお、ＰＢＴ系およびＰＥＴ系の材料を用いた場合に
は、プライマを用いなくても、導電層の電極シートへの
密着性がよくなる。
化アンチモンの、いずれか一つを混合し、１０7 Ωcm以
上の抵抗率を持った合成樹脂材を電極シートにコーティ
ングする。 Ｃ．半導体塗料に難燃剤を練り込む。 Ｄ．上記ＡないしＣの組合わせ。 なお、ＰＢＴ系およびＰＥＴ系の材料を用いた場合に
は、プライマを用いなくても、導電層の電極シートへの
密着性がよくなる。
【００２５】しかして、図４に矢印で示すように、被空
調室空気である被集塵空気が電気集塵機Ｓに導かれる。
図５に示すイオン化部１１においては、イオン化線１３
から対向電極板１４に対してイオン放電をなし、ここを
通過する被集塵空気中に含まれる微細な塵埃粒子をイオ
ン化してプラスの電荷を帯電させる。
調室空気である被集塵空気が電気集塵機Ｓに導かれる。
図５に示すイオン化部１１においては、イオン化線１３
から対向電極板１４に対してイオン放電をなし、ここを
通過する被集塵空気中に含まれる微細な塵埃粒子をイオ
ン化してプラスの電荷を帯電させる。
【００２６】このプラス帯電した塵埃粒子を含む被集塵
空気は、集塵コレクタ１２に導かれて、図３に示す各集
塵体シート１６…相互間を通過する。各集塵体シート１
６…に塗布される導電層２１は、集塵体シート１６の１
枚毎に、プラス側とマイナス側の電極に接続されている
ため、これら相互間には高い電界が形成される。そし
て、プラス帯電された塵埃粒子はクーロン力によってマ
イナス電極側の導電層２１に捕捉され、集塵がなされ
る。再び図４で示す、電気集塵機Ｓから導出される被空
調室空気は清浄化され、この状態で上記熱交換器６に導
かれて必要な熱交換作用がなされる。なお、集塵コレク
タ１２においては、集塵体シート１６の幅方向寸法を極
端に短縮して薄型化している。
空気は、集塵コレクタ１２に導かれて、図３に示す各集
塵体シート１６…相互間を通過する。各集塵体シート１
６…に塗布される導電層２１は、集塵体シート１６の１
枚毎に、プラス側とマイナス側の電極に接続されている
ため、これら相互間には高い電界が形成される。そし
て、プラス帯電された塵埃粒子はクーロン力によってマ
イナス電極側の導電層２１に捕捉され、集塵がなされ
る。再び図４で示す、電気集塵機Ｓから導出される被空
調室空気は清浄化され、この状態で上記熱交換器６に導
かれて必要な熱交換作用がなされる。なお、集塵コレク
タ１２においては、集塵体シート１６の幅方向寸法を極
端に短縮して薄型化している。
【００２７】そして、突起部２３…は、電極シート２０
の幅方向に２列で、可能な限り離間する寸法ａとなし、
かつ千鳥状に配置したので、集塵体シート１６を上下に
積層した状態で、それぞれの安定性を確保する。
の幅方向に２列で、可能な限り離間する寸法ａとなし、
かつ千鳥状に配置したので、集塵体シート１６を上下に
積層した状態で、それぞれの安定性を確保する。
【００２８】ここに設けられる導電層２１は、突起部２
３…開口に接触しないよう波形状に曲成して、突起部２
３…を迂回する。導電層２１は途中でとぎれることな
く、電極シート２０の全長に亘って一様に設けられ、各
集塵体シート１２における必要な導電流容量を充分に確
保でき、したがって高い集塵機能を発揮する。
３…開口に接触しないよう波形状に曲成して、突起部２
３…を迂回する。導電層２１は途中でとぎれることな
く、電極シート２０の全長に亘って一様に設けられ、各
集塵体シート１２における必要な導電流容量を充分に確
保でき、したがって高い集塵機能を発揮する。
【００２９】上記電極シート２０は、電気絶縁性を有す
る難燃材料から形成したので、集塵コレクタ１２に集塵
捕捉される塵埃の種類によって異常放電が発生すること
があっても、電極シート２０の着火や延焼の危険を防止
できる。
る難燃材料から形成したので、集塵コレクタ１２に集塵
捕捉される塵埃の種類によって異常放電が発生すること
があっても、電極シート２０の着火や延焼の危険を防止
できる。
【００３０】上記実施例においては、導電層２１は突起
部２３…開口を迂回するため波形状に曲成したが、たと
えば図６に示すように、電極シート２０および突起部２
３…の形状構造が全く同一の条件で、ジグザグ状に屈曲
形成した導電層２１Ａを設けてもよい。要は、突起部２
３…に接触することのないよう、突起部２３…を確実に
迂回して、電極シート２０の全長に亘ってとぎれること
のないよう設ければよい。この他、本発明の要旨を超え
ない範囲内で、種々の変形実施が可能である。
部２３…開口を迂回するため波形状に曲成したが、たと
えば図６に示すように、電極シート２０および突起部２
３…の形状構造が全く同一の条件で、ジグザグ状に屈曲
形成した導電層２１Ａを設けてもよい。要は、突起部２
３…に接触することのないよう、突起部２３…を確実に
迂回して、電極シート２０の全長に亘ってとぎれること
のないよう設ければよい。この他、本発明の要旨を超え
ない範囲内で、種々の変形実施が可能である。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、集塵コレ
クタの基本的な構成をそのままにして薄型化を保持する
とともに、導電層の必要な導電流容量を確保して、高い
集塵効率を図れるという効果を奏する。
クタの基本的な構成をそのままにして薄型化を保持する
とともに、導電層の必要な導電流容量を確保して、高い
集塵効率を図れるという効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例を示す、電気集塵機の集塵コ
レクタ要部の斜視図。
レクタ要部の斜視図。
【図２】同実施例の、集塵コレクタ要部の平面図。
【図３】同実施例の、集塵コレクタの構成図。
【図４】同実施例の、電気集塵機を備えた空気調和機の
側面図。
側面図。
【図５】同実施例の、集塵コレクタの一部省略した側面
図。
図。
【図６】他の実施例の、集塵コレクタ要部の平面図。
【図７】従来例の、集塵コレクタ要部の平面図。
１３…放電極（イオン化線）、１４…対向電極板、１１
…イオン化部、１６…集塵体シート、１２…集塵コレク
タ、２０…電極シート、２１…導電層、２２…半導体塗
膜、２３…突起部。
…イオン化部、１６…集塵体シート、１２…集塵コレク
タ、２０…電極シート、２１…導電層、２２…半導体塗
膜、２３…突起部。
Claims (1)
- 【請求項１】放電極から対向電極板にイオン放電するこ
とにより被集塵空気に含まれる塵埃粒子を帯電させるイ
オン化部と、プラス集塵体シートとマイナス集塵体シー
トを所定間隔を存して積層保持しこれらの間隙に上記被
集塵空気を導通させ帯電した塵埃粒子をクーロン力によ
り捕捉集塵する集塵コレクタとを具備した電気集塵機に
おいて、上記集塵コレクタの集塵体シートは、絶縁材か
らなる帯状の電極シートと、この電極シートの一方の面
に設けられる導電層と、上記電極シートに一体に設けら
れ他方の面から突出して他の集塵体シート上に載る突起
部とからなり、上記導電層は、突起部を迂回して曲成し
たことを特徴とする電気集塵機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3264643A JPH05104025A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 電気集塵機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3264643A JPH05104025A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 電気集塵機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05104025A true JPH05104025A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17406207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3264643A Pending JPH05104025A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 電気集塵機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05104025A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100646762B1 (ko) * | 2004-09-10 | 2006-11-23 | 인하대학교 산학협력단 | 수술용 스테이플 및 이를 구비한 수술용 자동 문합기 |
| CN112264189A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-01-26 | 重庆再升科技股份有限公司 | 石墨烯多极曲力叠加导电极片、集尘电场模块及制作工艺 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP3264643A patent/JPH05104025A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100646762B1 (ko) * | 2004-09-10 | 2006-11-23 | 인하대학교 산학협력단 | 수술용 스테이플 및 이를 구비한 수술용 자동 문합기 |
| CN112264189A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-01-26 | 重庆再升科技股份有限公司 | 石墨烯多极曲力叠加导电极片、集尘电场模块及制作工艺 |
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