JPH05103658A - カプセルの選別装置 - Google Patents

カプセルの選別装置

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JPH05103658A
JPH05103658A JP3280505A JP28050591A JPH05103658A JP H05103658 A JPH05103658 A JP H05103658A JP 3280505 A JP3280505 A JP 3280505A JP 28050591 A JP28050591 A JP 28050591A JP H05103658 A JPH05103658 A JP H05103658A
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JP
Japan
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capsule
capsules
pipette
cells
fluorescence intensity
Prior art date
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Pending
Application number
JP3280505A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Abe
浩久 阿部
Jun Takano
純 高野
Hiroyuki Jikuya
博之 軸屋
Yoshihiro Aoyama
佳弘 青山
Manami Okada
まなみ 岡田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M47/00Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
    • C12M47/04Cell isolation or sorting

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、染色剤により染色された目的のカプ
セルを選別する装置であって、カプセルを通過させ得る
網目を有するカプセル保持容器と、該保持容器上のカプ
セルの吸光度あるいは蛍光強度を検出する検出手段と、
該検出手段により得られる結果に基づき特定のカプセル
を網目を通過させるか吸引して分離する手段、およびそ
れらを制御する制御部よりなるカプセルの選別装置に関
する。 【効果】顕微鏡観察に比べ正確にかつ定量的に蛍光量を
測定し、分別が自動的に行える。また、処理速度も大幅
に改善され、同時に数百のカプセルを認識できる。全カ
プセル中の分別するべきカプセルの割合は通常1%以下
であり、分別に数十秒要していたものが、1〜10カプ
セル/秒の速度で処理できるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモノクローナル抗体等を
産生する細胞を含むカプセルを選別する装置に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】従来、自
然界からのあるいは変異処理をした微生物群から目的の
菌株を選択(スクリーニング)する操作は、顕微鏡下に
カプセルを観察し着色したものあるいは蛍光強度の高い
ものをピペット等で無菌的に吸引し分離するような手作
業に限られていた。これに対してサンプルを無菌水で希
釈することによって適当な濃度に調整した細胞懸濁液を
シャーレ中の寒天培地上に塗抹し、培養後現れる純粋集
落(コロニー)を釣菌分離する方法があるが、この場合
得られた細胞を再度培養することとなり、時間を要す
る。また、コロニー形成が満足されるものとは限らな
い。従って、目的とする細胞を含むカプセルを選別でき
る装置の開発が期待されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、染色剤により
染色された目的のカプセルを選別する装置において、カ
プセルを通過させ得る網目を有するカプセル保持容器
と、該保持容器上のカプセルの吸光度あるいは蛍光強度
を検出する検出手段と、該検出手段により得られる結果
に基づき特定のカプセルを網目を通過させて分離する手
段、およびそれらを制御する制御部よりなるカプセルの
選別装置、あるいはカプセルを保持するカプセル保持容
器と、該保持容器上のカプセルの吸光度あるいは蛍光強
度を検出する検出手段と、該検出手段により得られる結
果に基づき特定のカプセルを吸引して分離する手段、お
よびそれらを制御する制御部よりなるカプセルの選別装
置により構成される。
【0004】即ち、本発明の装置には、シャーレにカプ
セルが保持されかつ通過しうる網目を有する網を担持し
たカプセル保持容器を用いて、ピペットから噴出する水
流または気流によってカプセルを網目を通過させて選別
する態様の装置と、シャーレ内の目的のカプセルをピペ
ットで吸引して選別する態様の装置が含まれる。
【0005】本発明におけるカプセル内で培養される細
胞は、生理学的に有用な細胞、融合細胞、形質転換細胞
等の微生物工学的な細胞等であり、培養により産生され
る検出対象となる物質としてはこれらの細胞から放出さ
れる生理的に活性な物質、例えば、サイトカイン、ペプ
チド、抗体、ホルモンなどが例示される。なかでも、標
識を有する物質と結合しうるもの、例えば表面抗原、レ
セプター結合性、特異性反応基を有するものなどが挙げ
られる。
【0006】本発明で用いられるカプセルは、細胞の成
長に必要な物質を透過し、検出目的の細胞あるいは細胞
より産生する物質は保持するものであり、分子量6万程
度の培養栄養分、老廃物等が透過でき、分子量15万程
度の高分子タンパク質、抗体等を保持できるカプセル膜
を有する。カプセル内では細胞がその培地に適応すれば
増殖可能であり、その細胞の目的の生理活性物質も保持
される。しかも十分量の培養液で培養すれば4週間以上
の長期にわたって高密度で細胞が維持される。一方、カ
プセル内の細胞がその培地に不適応ならば、細胞数が増
えないかまたは死滅する。
【0007】マイクロカプセルを形成する材料として
は、例えば、アルギン酸ナトリウム、カラゲニン、ペク
チン等の水に可能な酸性多糖類ゴムが例示される。マイ
クロカプセルへの細胞の封入は、例えば多価カチオンの
水溶液中に細胞を混和した酸性多糖類ゴム溶液を滴下し
て行なわれる。多価カチオンの水溶液は、例えば塩化カ
ルシウム溶液を使用することができ、その濃度は特に限
定されず、カルシウムイオンが前記多糖類分子を架橋す
るのに十分な量を含むものならば、いずれでもよい。滴
下手段は、例えばシリンジ型注射器、分液ロートなどを
用いることができるが、これらには限定されない。カプ
セル径を制御するためには、例えば、滴下手段の液滴落
下の箇所に気流をつくることが考えられる。
【0008】カプセル膜の透過性は適当な架橋用重合体
により表面層が架橋されることにより制御されており、
そのような架橋用重合体としては、例えば、ポリリジ
ン、ポリペプチド、ポリエチレンアミンなどが例示され
るが、特にポリ−L−リジンが好ましい。透過分子量の
制御は、架橋用重合体の濃度と反応時間によって行なわ
れ、例えば、分子量1.5万〜30万のポリ−L−リジ
ンを用いる場合には、ポリ−L−リジン含量0.05%
の生理的水溶液中に3分間マイクロカプセルを入れるこ
とにより、前記の透過度を持つ膜が得られる。
【0009】本発明において染色剤により標識される標
識物質としては、カプセル膜を透過することが可能な分
子量10万以下でなければならない。目的物質が抗体の
場合、例えばプロテインA、プロテインG等のタンパク
質、低分子化した抗体、抗原等が挙げられるが、特にプ
ロテインAが好ましい。また、ここで用いられる染色剤
としては、例えばフルオロセイン イソチオシアネート
(FITC)、ローダミンB、ダンシルクロリド等の蛍
光物質が例示され、目的物質あるいは結合物質に応じて
選択でき、また標識に応じた検出方法が採用される。
【0010】本発明において染色剤により染色されたカ
プセルの染色の強度を検出する検出手段としては、特に
限定されるものではないが、例えば励起光として490
nmのバンドパスフィルターを透過した光をカメラと同
方向より照射し、カメラに520nmのバンドパスフィ
ルターを装着して観察する方法が挙げられる。
【0011】マイクロカプセルの径は、多価カチオンの
水溶液中への多糖類ゴム溶液の滴下速度により制御でき
る。例えば、滴下手段のノズルの直径が0.5mmで、
ノズル回りの気流が6リットル/分のときに、滴下速度
が0.1〜0.5ml/分の範囲にあるとき、1カプセ
ル中に1個以下の細胞を封入するのに最適な径となる。
径の大きさは通常0.5〜0.8mmであり、このカプ
セルの大きさに応じてカプセル保持容器内の網の目の大
きさが決定される。選別用の網目の大きさは0.4〜
0.8mm位で、水流あるいは気流によって通過できる
大きさである。このような網目としては例えばナイロン
メッシュを用いることができる。
【0012】検出する際に、カプセルが塊となっていた
のでは検出強度が高く、しかも径が大きくなるので、正
確に選別するため、まずカプセルの大きさを判定する。
平均0.6mmのカプセルを製造した場合、光点の大き
さを判定し、直径0.5mm以下の物は除く。直径0.
7mmを大きく超えるものや形状が円形より大きく異な
るものは2つ以上のカプセルが隣接していると考え、円
形に分離する。
【0013】次に、蛍光強度を測定し、その強度によっ
て選別する。蛍光強度が強いカプセル内には目的の細胞
が増殖していることを示す。カプセルの上にピペットを
先に装着したマニュピレータを移動させ、カプセルに狙
いをつける。カプセルを分離する手段としては、図1の
態様では、目的の細胞を含むカプセルをピペット先端よ
りポンプにより気流あるいは水流を勢いよく噴出させ、
該カプセルを網目を通過させ、下に落とす。選別された
目的の細胞を含むカプセルを回収する。この場合、2〜
10リットル/分程度の気流あるいは10〜100ml
/分程度の水流でよい。また図2の態様では目的の細胞
を含むカプセルをピペット先端より吸引し、分離する。
この場合の吸引力は0.1〜2ml/秒程度のものでよ
い。次いで、カメラを動かし別の視野にあるカプセルを
観察し、同様に目的の細胞を含むカプセルを選別する。
これをシャーレの全カプセルについて行ない目的のカプ
セルを回収する。
【0014】図1の装置の場合、別の態様として目的の
細胞を含まないカプセルを網目を通過させて、網上に残
された目的のカプセルを回収することもできる。また図
2の装置の場合、別の態様として目的の細胞を含まない
カプセルを吸引し、シャーレ中に残された目的のカプセ
ルを回収することもできる。
【0015】標識カプセルを選別できれば、カプセル膜
を破壊し、細胞を回収する。カプセル膜の破壊に際して
は、まずカプセルを培養ボトルから取り出し、十分に洗
浄して、カプセル外部に存在する汚染物を全て除去して
おく必要がある。膜の破壊は、公知の手法、例えば、マ
イクロカプセルを塩化カルシウムとヘパリンを含む溶液
に分散させインキュベートした後、クエン酸ナトリウム
溶液に入れることにより容易に行うことができる。塩化
カルシウム、ヘパリン、クエン酸ナトリウムの濃度はカ
プセル内の細胞に悪影響を与えない範囲で、適宜決めら
れる。なお、膜破壊の方法は、これに限定されない。
【0016】
【作 用】平面に配置されたカプセルの吸光度あるいは
蛍光強度を測定し、ある一定値以上の値を持つものを探
す。xyz方向に移動できるマニュピレータの先端にピ
ペットを装着し、ピペットの先端を、目的のカプセルの
位置へ動かす。ピペットよりカプセルに水流あるいは気
流をあて、カプセル保持容器内の網目を通過させ分離す
るか、ピペットでカプセルを吸引し分離する。これによ
り一定蛍光強度以上のカプセルのみを集めることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定さ
れるものではない。 免疫および細胞融合 ダルベコ・リン酸緩衝液(PBS)に溶解したヒトのト
ランスフェリン溶液(200μg/ml)と完全フロイ
ンドアジュバントを等量混合して作成したエマルジョン
(200μl)を、4週令のBablb/cマウスの腹
腔内に、2週間おきに3回注射した。さらに2週間後、
50μlのトランスフェリン溶液(1mg/ml)を尾
部静脈から注入し、3日目に脾臓を摘出した。脾臓をほ
ぐして得られた細胞を、5mlの0.17M塩化アンモ
ニウム溶液に10分間懸濁して赤血球を破壊し、脾細胞
を調製した。
【0018】1.5×108 個の脾臓細胞と3×107
のマウス骨髄腫細胞P3X63Ag8U.1を、50%
ポリエチレングリコール溶液(平均分子量1500、ベ
ーリンガーマンハイム社)を用いて、Galfreらの
方法(ネーチャー、266,550(1977)) に準じて融合し、
融合後の細胞を50mlのHAT培地に懸濁し、37
℃、5%CO2 環境下で6日間培養した。
【0019】カプセルへの封入および培養 培養した細胞を遠心して集めた後、0.5mlのHAT
培地に再懸濁し、0.85%の塩化ナトリウムを含む2
%アルギン酸ナトリウム溶液1.5mlを加えた。この
細胞懸濁液を直径0.5mmのノズルから毎分0.1m
lの速さで押し出し、1.5%塩化カルシウム溶液中に
滴下した。この際、ノズル周辺部に6リットル/分の速
さで空気を流して、カプセル径を制御した。1.5%塩
化カルシウム中で15分間攪拌し、ゲル化させた後、5
%グルコース溶液で2回洗浄した。このようにして作成
したマイクロカプセル(直径約600μm)を0.05
%ポリ−L−リジンを含む5%グルコース溶液(20m
l)中に10分間入れて、カプセル表面を高分子で被覆
した後、20mlの5%グルコース溶液で2回洗浄し
た。さらに0.03%アルギン酸ナトリウムを含む5%
グルコース溶液(20ml)で4分間処理した後、5%
グルコースで2回洗浄した。
【0020】カプセルを0.05Mクエン酸ナトリウム
を含むHAT培地(20ml)で1.5分間処理した
後、20mlのHAT培地で2回洗浄した。カプセルを
50mlのHAT培地に懸濁し、37℃、5%CO2
境下で培養した。封入後7日目から1週間ごとにHT培
地を用いて培養液の交換を行なった。
【0021】実施例1 前記のようにして得られたカプセルをリン酸緩衝生理食
塩水でよく洗浄し、培地を十分に除去したのち、染色剤
を加え、30分間よく攪拌した(攪拌の方法はwave-rot
ationが望ましい)。例えば2.5mg/mlになるよ
うにリン酸緩衝生理食塩水に溶解したFITC標識プロ
テインAを染色剤として用いた。その後、静置し、デカ
ンテーションかアスピレーターによる吸引で上清を除去
し、リン酸緩衝生理食塩水を加え、10分間よく攪拌
し、洗浄した。通常、この洗浄操作を再度繰り返し余分
な標識を除去した。このカプセル中に抗体産生能のある
ハイブリドーマが含まれていればカプセル中に抗体が高
濃度に蓄積されている。
【0022】このように染色剤により染色されたカプセ
ルを互いに重ならないようにシャーレに広げた。励起光
として490nmのバンドパスフィルターを透過した光
をカメラと同方向より照射し、カメラに520nmのバ
ンドパスフィルターを装着して観察した(図1参照)。
情報は制御部へ伝達され制御部において処理される。そ
の処理の主なものは次のとおりである。
【0023】(1)予め設定した値により二値化を行
う。次に光点の大きさを判定し、直径0.5mm以下の
物は除く。直径0.7mmを大きく超えるものや形状が
円形より大きく異なるものは2つ以上のカプセルが隣接
していると考え、円形に分離する。 (2)蛍光強度を測定し、その強度によって選別する。
カプセルの位置に従って、ピペットを先に装着したマニ
ュピレータを移動させ、カプセルに狙いをつける。 (3)目的の細胞を含むカプセルをピペット先端よりポ
ンプにより気流あるいは水流を勢いよく吹き出し、カプ
セルを網目を通過させ、下に落とす。選別されたカプセ
ルを回収する。 (4)カメラを動かし別の視野にあるカプセルを観察
し、同様にカプセルを選別する。これをシャーレの全カ
プセルについて行ない目的のカプセルを回収する。
【0024】この装置の場合、別の態様として目的の細
胞を含まないカプセルを網目を通過させて、網上の目的
のカプセルを回収することもできる。
【0025】実施例2 実施例1と同様にして得たカプセルを互いに重ならない
ようにシャーレに広げた。励起光として490nmのバ
ンドパスフィルターを透過した光をカメラと同方向より
照射し、カメラに515nm以上のハイパスフィルター
を装着して観察した(図2参照)。情報は制御部へ伝達
され制御部において処理される。その処理の主なものは
次のとおりである。
【0026】(1)予め設定した値により二値化を行
う。次に光点の大きさを判定し、直径0.5mm以下の
物は除く。直径0.7mmを大きく超えるものや形状が
円形より大きく異なるものは2つ以上のカプセルが隣接
していると考え、円形に分離する。 (2)蛍光強度を測定し、その強度によって選別する。
カプセルの位置に従って、ピペットを先に装着したマニ
ュピレータを移動させ、カプセルに狙いをつける。 (3)目的の細胞を含むカプセルをピペット先端より吸
引する。吸引されたカプセルは回収ビン(図示せず)に
移される。 (4)カメラを動かし別の視野にあるカプセルを観察
し、同様にカプセルを選別する。これをシャーレの全カ
プセルについて行ない目的のカプセルを回収する。
【0027】この場合、別の態様として目的の細胞を含
まないカプセルを吸引し、シャーレ中に目的のカプセル
を回収することもできる。
【0028】
【発明の効果】顕微鏡観察に比べ正確にかつ定量的に蛍
光量を測定し、分別が自動的に行える。また、処理速度
も大幅に改善され、同時に数百のカプセルを認識でき
る。全カプセル中の分別するべきカプセルの割合は通常
1%以下であり、分別に数十秒要していたものが、1〜
10カプセル/秒の速度で処理できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は蛍光強度の高いカプセルを水流あるいは
気流にて網目を通過させ選別する装置の概略図である。
【図2】図2は蛍光強度の高いカプセルをピペットで吸
引し選別する装置の概略図である。
フロントページの続き (72)発明者 青山 佳弘 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所三条工場内 (72)発明者 岡田 まなみ 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所三条工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染色剤により染色された目的のカプセル
    を選別する装置において、カプセルを通過させ得る網目
    を有するカプセル保持容器と、該保持容器上のカプセル
    の吸光度あるいは蛍光強度を検出する検出手段と、該検
    出手段により得られる結果に基づき特定のカプセルを網
    目を通過させて分離する手段、およびそれらを制御する
    制御部よりなるカプセルの選別装置。
  2. 【請求項2】 染色剤により染色された目的のカプセル
    を選別する装置において、カプセルを保持するカプセル
    保持容器と、該保持容器上のカプセルの吸光度あるいは
    蛍光強度を検出する検出手段と、該検出手段により得ら
    れる結果に基づき特定のカプセルを吸引して分離する手
    段、およびそれらを制御する制御部よりなるカプセルの
    選別装置。
JP3280505A 1991-09-30 1991-09-30 カプセルの選別装置 Pending JPH05103658A (ja)

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