JPH05103652A - 喫煙用パイプ - Google Patents
喫煙用パイプInfo
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- JPH05103652A JPH05103652A JP17728091A JP17728091A JPH05103652A JP H05103652 A JPH05103652 A JP H05103652A JP 17728091 A JP17728091 A JP 17728091A JP 17728091 A JP17728091 A JP 17728091A JP H05103652 A JPH05103652 A JP H05103652A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 排煙フィルター内蔵式で、組立てと分解が容
易な喫煙用パイプの提供。 【構成】 紙巻タバコＴ全長を保持する通気性耐熱材料
のパイプ１０を入れる筒形第１室１１と、多孔性排煙フ
ィルター１３を入れる筒形第２室１２とが並設されたパ
イプ本体Ａを備え、前記パイプの基部を支持する突起１
４つきストッパー１５に囲まれた吸煙穴を有する第３室
２３と、前記フィルターの基部に接当するストッパーに
囲まれた排煙穴１８を有する第４室２４とが並設された
吸口部Ｂを備え、第３室吸煙穴には吸煙弁１９が、また
第３〜４室間の仕切壁の連通穴２０には排煙弁２１が設
けてあり、前記パイプ１０の先端側に臨む給気穴３０
と、前記フィルター１３の先端側に臨む排煙穴３１とを
有し、タバコ先端に点火する発熱体３２と、該発熱体用
の電池３３およびスイッチ３４とを備えたパイプ蓋体Ｃ
からなり、吸口部Ｂとパイプ蓋体Ｃがパイプ本体Ａへ気
密に着脱可能とした喫煙用パイプ。
易な喫煙用パイプの提供。 【構成】 紙巻タバコＴ全長を保持する通気性耐熱材料
のパイプ１０を入れる筒形第１室１１と、多孔性排煙フ
ィルター１３を入れる筒形第２室１２とが並設されたパ
イプ本体Ａを備え、前記パイプの基部を支持する突起１
４つきストッパー１５に囲まれた吸煙穴を有する第３室
２３と、前記フィルターの基部に接当するストッパーに
囲まれた排煙穴１８を有する第４室２４とが並設された
吸口部Ｂを備え、第３室吸煙穴には吸煙弁１９が、また
第３〜４室間の仕切壁の連通穴２０には排煙弁２１が設
けてあり、前記パイプ１０の先端側に臨む給気穴３０
と、前記フィルター１３の先端側に臨む排煙穴３１とを
有し、タバコ先端に点火する発熱体３２と、該発熱体用
の電池３３およびスイッチ３４とを備えたパイプ蓋体Ｃ
からなり、吸口部Ｂとパイプ蓋体Ｃがパイプ本体Ａへ気
密に着脱可能とした喫煙用パイプ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紙巻きタバコ喫煙者の
近傍の人々に迷惑を及ぼさないよう排煙浄化機能を備え
ている喫煙用パイプに関する。
近傍の人々に迷惑を及ぼさないよう排煙浄化機能を備え
ている喫煙用パイプに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の紙巻タバコ喫煙用パイプ
には、吸飲される煙の中に含まれているタール類やニコ
チン等をフィルター等で除去するものと、タバコが直接
唇に当たらないよう両切の紙巻タバコの場合に用いられ
る単なる吸口との２種類がある。
には、吸飲される煙の中に含まれているタール類やニコ
チン等をフィルター等で除去するものと、タバコが直接
唇に当たらないよう両切の紙巻タバコの場合に用いられ
る単なる吸口との２種類がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の喫煙パ
イプは、喫煙者に対するタバコの有害性を緩和する目的
のものであり、近傍の人々に与えるタバコ排煙の悪影響
を解消するものではなかった。近年、 喫煙が人体に及ぼ
す有害性が医学的に解明されるに伴い、 喫煙者に対して
は禁煙が奨励される一方、近くにいる非喫煙者への配慮
から禁煙の場所や時間が設定されることも多くなってき
たが、愛煙家にとっては益々不便が大きくなり、しかも
完全な禁煙ではないため非喫煙者にとっても不満足な規
制である。従って、 近傍の非喫煙者には迷惑をかけず、
喫煙者にとっても好ましい喫煙用パイプが要望されてい
る。
イプは、喫煙者に対するタバコの有害性を緩和する目的
のものであり、近傍の人々に与えるタバコ排煙の悪影響
を解消するものではなかった。近年、 喫煙が人体に及ぼ
す有害性が医学的に解明されるに伴い、 喫煙者に対して
は禁煙が奨励される一方、近くにいる非喫煙者への配慮
から禁煙の場所や時間が設定されることも多くなってき
たが、愛煙家にとっては益々不便が大きくなり、しかも
完全な禁煙ではないため非喫煙者にとっても不満足な規
制である。従って、 近傍の非喫煙者には迷惑をかけず、
喫煙者にとっても好ましい喫煙用パイプが要望されてい
る。
【０００４】本発明の課題は、排煙中の有害成分を除去
するための小型フィルターを更新容易に装着した構成と
することによって、従来の喫煙パイプが有していた諸問
題点を一挙に解消することにある。
するための小型フィルターを更新容易に装着した構成と
することによって、従来の喫煙パイプが有していた諸問
題点を一挙に解消することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成すべくな
された本発明の喫煙用パイプは、 排煙用フィルターと紙
巻タバコとを収納するパイプ本体(A)と、 該本体へ気密
に着脱される吸口部(B)およびパイプ蓋体(C)とで構成さ
れている。
された本発明の喫煙用パイプは、 排煙用フィルターと紙
巻タバコとを収納するパイプ本体(A)と、 該本体へ気密
に着脱される吸口部(B)およびパイプ蓋体(C)とで構成さ
れている。
【０００６】パイプ本体(A)は、 紙巻タバコを全長にわ
たり保持すべく通気性の耐熱材料からなるタバコ保持パ
イプ(10)を収容する筒形の第１室(11)と、 多孔性の排煙
フィルター(13)を収容する筒形の第２室(12)とが互いに
気密に並設形成されたものである。 吸口部(B)は、 パイ
プ(10)の基部を支持する突起(14)付きストッパー(15)に
囲まれた吸煙穴(16)を有する第３室(23)と、 前記排煙フ
ィルター(13)の基部に接当するストッパー(17)に囲まれ
た排煙穴(18)を有する第４室(24)とが並設形成された構
造である。 第３室(23)の前記吸煙穴には吸煙弁(19)が設
けてあり、 第３室と第４室(24)との仕切壁に穿設された
連通穴(20)には排煙弁(21)が設けてある。 前記のパイ
プ蓋体(C)は、 タバコ保持パイプ(10)の先端側に臨む給
気穴(30)と、排煙フィルター(13)の先端側に臨む排煙穴
(31)とが形成されていると共に、紙巻タバコの先端に点
火すべき発熱体(32)と、 該発熱体用の電池(33)およびス
イッチ(34)とが装着されている。 そして前記パイプ(10)
は、 排煙フィルター(13)よりも若干短く形成されている
ことが望ましく、 該排煙フィルターは取り替え容易なカ
ートリッジ式であることが望ましい。
たり保持すべく通気性の耐熱材料からなるタバコ保持パ
イプ(10)を収容する筒形の第１室(11)と、 多孔性の排煙
フィルター(13)を収容する筒形の第２室(12)とが互いに
気密に並設形成されたものである。 吸口部(B)は、 パイ
プ(10)の基部を支持する突起(14)付きストッパー(15)に
囲まれた吸煙穴(16)を有する第３室(23)と、 前記排煙フ
ィルター(13)の基部に接当するストッパー(17)に囲まれ
た排煙穴(18)を有する第４室(24)とが並設形成された構
造である。 第３室(23)の前記吸煙穴には吸煙弁(19)が設
けてあり、 第３室と第４室(24)との仕切壁に穿設された
連通穴(20)には排煙弁(21)が設けてある。 前記のパイ
プ蓋体(C)は、 タバコ保持パイプ(10)の先端側に臨む給
気穴(30)と、排煙フィルター(13)の先端側に臨む排煙穴
(31)とが形成されていると共に、紙巻タバコの先端に点
火すべき発熱体(32)と、 該発熱体用の電池(33)およびス
イッチ(34)とが装着されている。 そして前記パイプ(10)
は、 排煙フィルター(13)よりも若干短く形成されている
ことが望ましく、 該排煙フィルターは取り替え容易なカ
ートリッジ式であることが望ましい。
【０００７】前記のパイプ本体については、外部に臨ん
だ部位に吸煙用フィルターを設けてあることが望まし
く、また吸口部については口にくわえるべき第３室のほ
うが長く突出し、第４室が前記本体側に近い部位で第３
室に合流した短いものであることが望ましい。さらに、
パイプ蓋体については、前記タバコ保持パイプと排煙フ
ィルターとの間の長さにおける差を利用して該パイプの
先端に略々密接して発熱体、 例えば石油ストーブ用の点
火プラグ、 を収納し、 その電源としての電池を入れ換え
自在に収納するアダプターを蓋体先端部へ着脱自在に取
付けてあることが望ましい。 該アダプターにも前記の給
気穴(30)と排煙穴(31)とを穿設すべきことは勿論であ
る。
だ部位に吸煙用フィルターを設けてあることが望まし
く、また吸口部については口にくわえるべき第３室のほ
うが長く突出し、第４室が前記本体側に近い部位で第３
室に合流した短いものであることが望ましい。さらに、
パイプ蓋体については、前記タバコ保持パイプと排煙フ
ィルターとの間の長さにおける差を利用して該パイプの
先端に略々密接して発熱体、 例えば石油ストーブ用の点
火プラグ、 を収納し、 その電源としての電池を入れ換え
自在に収納するアダプターを蓋体先端部へ着脱自在に取
付けてあることが望ましい。 該アダプターにも前記の給
気穴(30)と排煙穴(31)とを穿設すべきことは勿論であ
る。
【０００８】
【作用】本発明は、このような構成としたものであるか
ら、パイプ蓋体とパイプ本体第１室とを経て吸口部に至
る吸煙経路と、該吸口部からパイプ本体第２室とパイプ
蓋体へ至り外気に通じた排煙経路とが形成される。そし
て各経路夫々に開閉弁が備えられ、しかも排煙経路には
排煙フィルターが内装されているので、吸煙経路を通じ
喫煙者に吸い込まれたタバコの煙は、再び同じ吸口部か
ら排煙経路を通って排出される。すなわち、排煙は清浄
化されたのちパイプ外へ排出されるのである。
ら、パイプ蓋体とパイプ本体第１室とを経て吸口部に至
る吸煙経路と、該吸口部からパイプ本体第２室とパイプ
蓋体へ至り外気に通じた排煙経路とが形成される。そし
て各経路夫々に開閉弁が備えられ、しかも排煙経路には
排煙フィルターが内装されているので、吸煙経路を通じ
喫煙者に吸い込まれたタバコの煙は、再び同じ吸口部か
ら排煙経路を通って排出される。すなわち、排煙は清浄
化されたのちパイプ外へ排出されるのである。
【０００９】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
ると、パイプ本体(A)の第１室(11)は図１に示すように
上方では半円形であるが下方では長方形へ移行した形状
であり、 第２室(12)は同じく図１に示す如く長方形であ
る。 そして、 パイプ本体(A)は耐熱性かつ耐サビ性の材
料を用いて製作したもの、 例えばアルミニウム合金のダ
イカスト品などである。
ると、パイプ本体(A)の第１室(11)は図１に示すように
上方では半円形であるが下方では長方形へ移行した形状
であり、 第２室(12)は同じく図１に示す如く長方形であ
る。 そして、 パイプ本体(A)は耐熱性かつ耐サビ性の材
料を用いて製作したもの、 例えばアルミニウム合金のダ
イカスト品などである。
【００１０】第１室(11)に収容される通気性のタバコ保
持パイプ(10)は、 紙巻タバコのフィルター部よりも短い
プラスチック筒部分(D)に、 ガラス繊維を編み組んだ筒
を固着してなる両端開放状の円筒であり、 その外径は第
１室の内径より適宜小であるから該パイプ(10)の周壁か
らも外気が吸引されると共に、 非吸引時には燻煙を透過
させる作用をなす。
持パイプ(10)は、 紙巻タバコのフィルター部よりも短い
プラスチック筒部分(D)に、 ガラス繊維を編み組んだ筒
を固着してなる両端開放状の円筒であり、 その外径は第
１室の内径より適宜小であるから該パイプ(10)の周壁か
らも外気が吸引されると共に、 非吸引時には燻煙を透過
させる作用をなす。
【００１１】なお第１室(11)の上面に、 本例では４個の
吸煙用フィルター(f)を設けてあり、これは非吸引時に
は燻煙を濾過して外部へ出すとともに、 吸引時に外気を
濾過して第１室(11)内へ供給する作用をなす。 この吸煙
用フィルター(f)は、 不織布と活性炭入りウレタンフォ
ームとを積層したシート状体である。
吸煙用フィルター(f)を設けてあり、これは非吸引時に
は燻煙を濾過して外部へ出すとともに、 吸引時に外気を
濾過して第１室(11)内へ供給する作用をなす。 この吸煙
用フィルター(f)は、 不織布と活性炭入りウレタンフォ
ームとを積層したシート状体である。
【００１２】第１室(11)との間を気密の仕切壁(s)で仕
切られている第２室(12)の内部に収納されるカートリッ
ジ式の排煙フィルター(13)の内部構造は、 本例の場合、
不織布を表裏２枚の紙でサンドイッチ状に積層したシー
ト状体と、活性炭入りウレタンフォームとを、該フィル
ターの長さ方向に交互に配列したものである。なお、該
シート状体は凹凸波形に襞をつけたものであって、該凹
凸の向きを逆にした２片を、中央の円盤形ウレタンフォ
ームと両端の円盤形ウレタンフォームとの間に夫々介在
させてある。このような排煙フィルター(13)は、 その外
周面が前記第２室(12)の内周面へ実質的に隙間なく密接
すべきものである。
切られている第２室(12)の内部に収納されるカートリッ
ジ式の排煙フィルター(13)の内部構造は、 本例の場合、
不織布を表裏２枚の紙でサンドイッチ状に積層したシー
ト状体と、活性炭入りウレタンフォームとを、該フィル
ターの長さ方向に交互に配列したものである。なお、該
シート状体は凹凸波形に襞をつけたものであって、該凹
凸の向きを逆にした２片を、中央の円盤形ウレタンフォ
ームと両端の円盤形ウレタンフォームとの間に夫々介在
させてある。このような排煙フィルター(13)は、 その外
周面が前記第２室(12)の内周面へ実質的に隙間なく密接
すべきものである。
【００１３】パイプ本体(A)へ気密かつ着脱容易に印籠
嵌合(i)されている吸口部(B)の内部には、 第１室(11)と
同じ軸線上に第３室(23)が、 また第２室(12)と同じ軸線
上に第４室(24)がたがいに隣接して形成されている。 吸
口部(B)の第３室(23)は、 タバコ保持パイプ(10)の基部
を支持する突起(14)つきストッパー(15)に囲まれた吸煙
穴(16)を有する。一方、第４室(24)は前記排煙フィルタ
ー(13)の基部に接当するストッパー(17)に囲まれた排煙
穴(18)を有する。
嵌合(i)されている吸口部(B)の内部には、 第１室(11)と
同じ軸線上に第３室(23)が、 また第２室(12)と同じ軸線
上に第４室(24)がたがいに隣接して形成されている。 吸
口部(B)の第３室(23)は、 タバコ保持パイプ(10)の基部
を支持する突起(14)つきストッパー(15)に囲まれた吸煙
穴(16)を有する。一方、第４室(24)は前記排煙フィルタ
ー(13)の基部に接当するストッパー(17)に囲まれた排煙
穴(18)を有する。
【００１４】吸口部(B)の前記第３室(23)の吸煙穴には、
喫煙者が吸引する際に先端開口(t)へ向かって開くが、
逆方向、つまり喫煙者の口から煙が吹き出される際には
閉じる逆止弁としての吸煙弁(19)が設けてある。 他方、
第３室と第４室(24)との仕切壁に穿設された連通穴(20)
には、 吸煙弁(19)とは作動方向が正反対の逆止弁として
の排煙弁(21)を設けてある。 第３室(23)を形成すべく先
端開口(t)に向かって円筒形に延長した外殻の下側部分
(y)は、 逆Ｌ字形に屈曲して本体(A)の下部へ至り、 その
内部に前記の第４室を形成している。つまり、この逆Ｌ
字形外殻は所要各室を形成するのみならず、喫煙者が口
にくわえ易いものとしているのである。
喫煙者が吸引する際に先端開口(t)へ向かって開くが、
逆方向、つまり喫煙者の口から煙が吹き出される際には
閉じる逆止弁としての吸煙弁(19)が設けてある。 他方、
第３室と第４室(24)との仕切壁に穿設された連通穴(20)
には、 吸煙弁(19)とは作動方向が正反対の逆止弁として
の排煙弁(21)を設けてある。 第３室(23)を形成すべく先
端開口(t)に向かって円筒形に延長した外殻の下側部分
(y)は、 逆Ｌ字形に屈曲して本体(A)の下部へ至り、 その
内部に前記の第４室を形成している。つまり、この逆Ｌ
字形外殻は所要各室を形成するのみならず、喫煙者が口
にくわえ易いものとしているのである。
【００１５】前記のパイプ蓋体(C)もパイプ本体(A)へ気
密かつ着脱容易に印籠嵌合(i)されるものであり、 本体
(A)内のタバコ保持パイプ(10)の先端側に臨む給気穴(3
0)と、排煙フィルター(13)の先端側に臨む排煙穴(31)と
が形成されている。そして紙巻タバコ(T)の先端に点火す
べきヒーターとしての発熱体(32)と、 該発熱体用の電池
(33)と、点火の際に押すべきスイッチ(34)とが装着され
ている。 電池取替えの便宜を考慮し、 該電池(33)が着脱
自在な構造のアダプター(a)を蓋体(C)の先端部へ印籠嵌
合(i)する構成としてある。 なお図中の符号(p),(n),(h)
及び(N)は、それぞれ(＋)側ターミナル、(−)側ターミナ
ル、配線およびニクロム線を示す。番号(32a)はヒータ
ーソケット、(32b)はヒーターガードである。
密かつ着脱容易に印籠嵌合(i)されるものであり、 本体
(A)内のタバコ保持パイプ(10)の先端側に臨む給気穴(3
0)と、排煙フィルター(13)の先端側に臨む排煙穴(31)と
が形成されている。そして紙巻タバコ(T)の先端に点火す
べきヒーターとしての発熱体(32)と、 該発熱体用の電池
(33)と、点火の際に押すべきスイッチ(34)とが装着され
ている。 電池取替えの便宜を考慮し、 該電池(33)が着脱
自在な構造のアダプター(a)を蓋体(C)の先端部へ印籠嵌
合(i)する構成としてある。 なお図中の符号(p),(n),(h)
及び(N)は、それぞれ(＋)側ターミナル、(−)側ターミナ
ル、配線およびニクロム線を示す。番号(32a)はヒータ
ーソケット、(32b)はヒーターガードである。
【００１６】このようにした喫煙用パイプの使用にあた
っては、図３に示す如く先ず吸口部(B)をパイプ本体(A)
から離し、 該吸口部にプラスチック筒部分(D)が嵌合し
て支持されている前記タバコ保持パイプ(10)を突起(14)
から引き抜く。 そして内部の残灰を振り落としてから新
しいタバコ(T)を取付け、 再び吸口部(B)を本体(A)へ嵌
着する。 そのあと吸口部(B)から吸引しつつ蓋体(C)のス
イッチ(34)を押してタバコ(T)の先端に点火したことを
確認後、 該スイッチを切る。 喫煙終了後は吸口部(B)を
外してタバコを取り出し、 消火して放棄すればよいが、
燻焼中のタバコを内部に収容したまま放置しておいて
も、 前記吸煙用フィルター(f)及びタバコ保持用パイプ
(10)からの酸素供給には限度があるため自然に消火し、
しかもその間は耐熱性の本体(A)に被覆されているため
安全上の問題は少ない。
っては、図３に示す如く先ず吸口部(B)をパイプ本体(A)
から離し、 該吸口部にプラスチック筒部分(D)が嵌合し
て支持されている前記タバコ保持パイプ(10)を突起(14)
から引き抜く。 そして内部の残灰を振り落としてから新
しいタバコ(T)を取付け、 再び吸口部(B)を本体(A)へ嵌
着する。 そのあと吸口部(B)から吸引しつつ蓋体(C)のス
イッチ(34)を押してタバコ(T)の先端に点火したことを
確認後、 該スイッチを切る。 喫煙終了後は吸口部(B)を
外してタバコを取り出し、 消火して放棄すればよいが、
燻焼中のタバコを内部に収容したまま放置しておいて
も、 前記吸煙用フィルター(f)及びタバコ保持用パイプ
(10)からの酸素供給には限度があるため自然に消火し、
しかもその間は耐熱性の本体(A)に被覆されているため
安全上の問題は少ない。
【００１７】比較的早期に閉塞する恐れのあるカートリ
ッジ式の排煙用フィルター(13)は、やはり図３に示す如
く吸口部(B)を本体(A)から離すことにより簡単に新品と
取り替えることができる。 なお、 吸口部(B)内の吸煙弁
(19)と排煙弁(21)の個所にはタール分が蓄積する恐れは
あるが、 これも該吸口部を外すことにより簡単に掃除で
きる。 電池の取り替えについても図３に示し、且つその
詳細は既述の通りである。
ッジ式の排煙用フィルター(13)は、やはり図３に示す如
く吸口部(B)を本体(A)から離すことにより簡単に新品と
取り替えることができる。 なお、 吸口部(B)内の吸煙弁
(19)と排煙弁(21)の個所にはタール分が蓄積する恐れは
あるが、 これも該吸口部を外すことにより簡単に掃除で
きる。 電池の取り替えについても図３に示し、且つその
詳細は既述の通りである。
【００１８】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができる。例えば、 点火用の電池(33)及び／又は
発熱体(32)を本体(A)の側方に配置すれば、 吸口部(B)か
ら先端までの長さを一層短くでき、 使用者に与える抵抗
感を減ずることができる利点がある。 吸口部(B)と蓋体
(C)をパイプ本体(A)へ連結する手段として小型のヒンジ
（蝶番）とクリック嵌合方式とを併用すること、更に
は、吹出しの際にフィルターから受ける排煙濾過抵抗を
減ずるべく排煙フィルターの長さ或は内部構造を適宜変
更すること、等々も勿論可能である。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができる。例えば、 点火用の電池(33)及び／又は
発熱体(32)を本体(A)の側方に配置すれば、 吸口部(B)か
ら先端までの長さを一層短くでき、 使用者に与える抵抗
感を減ずることができる利点がある。 吸口部(B)と蓋体
(C)をパイプ本体(A)へ連結する手段として小型のヒンジ
（蝶番）とクリック嵌合方式とを併用すること、更に
は、吹出しの際にフィルターから受ける排煙濾過抵抗を
減ずるべく排煙フィルターの長さ或は内部構造を適宜変
更すること、等々も勿論可能である。
【００１９】
【発明の効果】本発明の喫煙用パイプは、以上のように
構成されタバコの排煙が浄化されるため、 排煙が近くの
嫌煙者に直接的な迷惑を掛けることはなく安心して喫煙
できる。しかも喫煙中には灰皿が不要であり、また着火
タバコの放置による火災発生の危険性も排除できるた
め、たとえ現状では禁煙場所とされている場所において
も将来は喫煙が許可される可能性を斉らす。
構成されタバコの排煙が浄化されるため、 排煙が近くの
嫌煙者に直接的な迷惑を掛けることはなく安心して喫煙
できる。しかも喫煙中には灰皿が不要であり、また着火
タバコの放置による火災発生の危険性も排除できるた
め、たとえ現状では禁煙場所とされている場所において
も将来は喫煙が許可される可能性を斉らす。
【００２０】更に、タバコの点火に現在汎用されている
ライターやマッチのような焔によらず電池式ヒーターを
用いているため、火傷や火災の事故も大幅に抑えること
ができる。また本発明の喫煙パイプは、喫煙の方法や喫
煙器具の維持管理も大して煩雑ではなく、各パーツを更
新し或は掃除することにより往時のキセルの如くに長期
間のあいだ愛用できるものである。そのためには主とし
て本体(A)等の外面に任意かつ適宜の装飾を施すことも
できる。
ライターやマッチのような焔によらず電池式ヒーターを
用いているため、火傷や火災の事故も大幅に抑えること
ができる。また本発明の喫煙パイプは、喫煙の方法や喫
煙器具の維持管理も大して煩雑ではなく、各パーツを更
新し或は掃除することにより往時のキセルの如くに長期
間のあいだ愛用できるものである。そのためには主とし
て本体(A)等の外面に任意かつ適宜の装飾を施すことも
できる。
【図１】本発明一実施例を示した分解斜視図。
【図２】同じく縦断面図。
【図３】同じく分解縦断面図。
【符号の説明】 (10) タバコ保持パイプ (11) 第１室 (12) 第２室 (13) 排煙フィルター (14) 突起 (15) ストッパー (16) 吸煙穴 (17) ストッパー (18) 排煙穴 (19) 吸煙弁 (20) 連通穴 (21) 排煙弁 (23) 第３室 (24) 第４室 (30) 給気穴 (31) 排煙穴 (32) 発熱体 (33) 電池 (34) スイッチ (T) 紙巻タバコ (A) パイプ本体 (B) 吸口部 (C) パイプ蓋体
Claims (1)
- 【請求項１】 紙巻タバコ(T)を全長にわたり保持すべ
く通気性の耐熱材料からなるタバコ保持パイプ(10)を収
容する筒形の第１室(11)と、 多孔性の排煙フィルター(1
3)を収容する筒形の第２室(12)とが互いに気密に並設形
成されてなるパイプ本体(A)を備え、 前記パイプ(10)の
基部を支持する突起(14)つきストッパー(15)に囲まれた
吸煙穴(16)を有する第３室(23)と、 前記排煙フィルター
(13)の基部に接当するストッパー(17)に囲まれた排煙穴
(18)を有する第４室(24)とが並設形成されてなる吸口部
(B)を備え、 更に、 第３室(23)の前記吸煙穴には吸煙弁
(19)が、 また第３室と第４室(24)との仕切壁に穿設され
た連通穴(20)には排煙弁(21)がそれぞれ設けてあると共
に、 前記タバコ保持パイプ(10)の先端側に臨む給気穴(3
0)と、 排煙フィルター(13)の先端側に臨む排煙穴(31)と
が形成され、 且つ、紙巻タバコの先端に点火すべき発熱
体(32)と、 該発熱体用の電池(33)およびスイッチ(34)と
が装着されているパイプ蓋体(C)を備えていて、 前記吸
口部(B)およびパイプ蓋体(C)が前記パイプ本体(A)へ気
密に着脱可能な構成とされた喫煙用パイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17728091A JPH05103652A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 喫煙用パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17728091A JPH05103652A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 喫煙用パイプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05103652A true JPH05103652A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=16028284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17728091A Pending JPH05103652A (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 喫煙用パイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05103652A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5495859A (en) * | 1993-04-14 | 1996-03-05 | 1149235 Ontario Inc. | Cigarette smoke filter system |
| JP2013526855A (ja) * | 2010-04-22 | 2013-06-27 | アダミック，ケリー，ジェイ． | 煙と匂いを除去するフィルタ、装置、及び方法 |
| KR101538575B1 (ko) * | 2014-02-07 | 2015-07-22 | 순천대학교 산학협력단 | 간접흡연 방지용 흡연 파이프 |
| KR102007299B1 (ko) * | 2018-02-12 | 2019-08-05 | 송준영 | 전자담배연기 정화장치 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP17728091A patent/JPH05103652A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5497791A (en) * | 1993-04-14 | 1996-03-12 | 114935 Ontario Inc. | Smoker's accessory |
| US5638833A (en) * | 1993-04-14 | 1997-06-17 | 1149235 Ontario Inc. | Cigarette smoke filter system |
| US5752527A (en) * | 1993-04-14 | 1998-05-19 | Ontario Inc. | Smoker's accessory |
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