JPH0510242A - 点火信号発生装置 - Google Patents

点火信号発生装置

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Publication number
JPH0510242A
JPH0510242A JP16277791A JP16277791A JPH0510242A JP H0510242 A JPH0510242 A JP H0510242A JP 16277791 A JP16277791 A JP 16277791A JP 16277791 A JP16277791 A JP 16277791A JP H0510242 A JPH0510242 A JP H0510242A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
ignition signal
threshold value
output
ignition
Prior art date
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Pending
Application number
JP16277791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsumoto
謙二 松本
Masahito Ogawa
雅仁 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP16277791A priority Critical patent/JPH0510242A/ja
Publication of JPH0510242A publication Critical patent/JPH0510242A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関に使用される点火信号発生装置にお
いて、エンジン回転数急変時の点火信号の抜けを防止
し、常に最適な点火信号を発生させることを目的とす
る。 【構成】 エンジン回転角センサの信号を比較器10を
用いてしきい値と比較し、波形整形し、その出力を微分
回路13により微分したパルス信号からの経過時間をタ
イマ14によって計測し、その経過時間に応じて補正回
路15およびD/A変換器16を用いてしきい値を変化
させることにより、センサ信号のレベルに応じてしきい
値を常に最適な値とする。したがって、エンジンの回転
数にかかわらず、イグナイタに充電を開始するタイミン
グと点火タイミングの時間間隔が常に最適となるため、
常に最適な点火信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号処理によ
るエンジンの点火信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のエンジンの点火信号発生
装置の一例を示す概略ブロック図である。図3におい
て、10は比較器、11は入力端子、12は出力端子、
19はF/V変換器である。入力端子11には、図示し
ないエンジンの回転角センサから出力されるセンサ信号
が入力され、比較器10およびF/V変換器19によっ
て構成される点火信号発生装置によって信号処理され
て、出力端子12から点火信号を出力する。エンジンが
ある回転角に達した時からイグナイタに充電を開始し、
エンジンが上死点近辺に達した時を点火タイミングとす
る。イグナイタに充電を開始するタイミングおよび点火
をするタイミングは、上記点火信号発生装置によって決
められる。
【0003】次に上記従来の点火信号発生装置の動作に
ついて説明する。従来、マイクロプロセッサ(MPU)
使用のエンジン制御システムにおいて、エンジンの回転
角センサとして磁気検知方式のセンサを使用することが
多い。この磁気検知方式のセンサは、シャフトの回転に
伴う磁束の変化によって検知コイルの両端の電圧が変化
することを利用したものであるので、センサの出力、す
なわちセンサ信号はエンジン回転数の関数となる。セン
サ信号を点火信号とするには比較器10を用いて波形整
形する必要があるが、低回転時にはセンサ信号のレベル
が小さいので比較器10のしきい値を低くし、高回転時
には誘導ノイズ等の影響を避けるために比較器10のし
きい値を高くする必要がある。さらに、点火に必要なエ
ネルギーを発生させるためには、イグナイタへの充電を
開始するタイミングから点火信号を出力するタイミング
に至るまでの通電時間を最適に制御しなければならず、
このためにはエンジン回転数を計測してその回転数に応
じたしきい値を発生させて、イグナイタへの充電を開始
するタイミングを決める必要がある。このしきい値を発
生するのがF/V変換器19である。F/V変換器19
は、エンジン回転数を示すセンサ信号の周波数(F)を
電圧(V)に変換し、この変換された電圧(V)を比較
器10への比較電圧(しきい値)としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の点火信号発生装置では、クランキング時等、回転数
変化すなわち磁気検知方式センサの出力電圧変化が大き
い場合に、最適なしきい値を得ることが困難になり、こ
のために最適な通電時間が得られないことがあるという
問題点があった。例えば、回転数が急に下降した時には
センサの出力電圧がしきい値電圧よりも小さい値になる
ため、信号抜けとなり、失火の原因となる。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであり、信号抜けなく正確な点火信号を発生させ
ることのできる優れた点火信号発生装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、最適な通電時間が得られるように、エンジ
ン回転角センサの信号をしきい値と比較器により比較し
て波形整形し、その出力を微分したパルス信号からの経
過時間に応じ、前記比較器へのしきい値を変化させる。
【0007】
【作用】本発明は上記手段により最適なしきい値を得る
ことができ、信号抜けなく正確な点火信号を発生させる
ことができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例における点火信号
発生装置の構成を示すブロック図であり、図3と同一の
機能をなす構成要素には同一の符号を付する。図2は図
1に示す点火信号発生装置の要部の信号波形図である。
【0009】図1において、10は比較器であり、エン
ジン回転角センサの信号を波形整形する。11はその入
力端子、12は出力端子である。13は微分回路であ
り、比較器10の出力を微分して変化点を検出する。1
4はタイマであり、一定時間毎(例えば0.5mS毎)に
時間をカウントアップする。15は補正回路であり、タ
イマ14のデジタル値を所定の関係に従いデコードする
補正回路、16はD/A変換器であり、補正回路15に
よるデコード結果をアナログ電圧に変換し、比較器10
のしきい値を発生する。17はヒステリシス発生用抵抗
であり、ノイズや電源電圧変動によって生ずるしきい値
設定の誤りを防止する。18はカウントパルスの入力端
子である。
【0010】次に、図2を用いて本実施例の動作を説明
する。図2は各部の波形を示す。図2において、20は
入力端子11に入力されるエンジン回転角センサの信号
波形である。20aはエンジン回転角センサの波形20
がD/A変換器16の出力(しきい値)24と交わる
点、20bは同じく波形20がゼロレベルと交わる点
(ゼロクロス)である。21は波形20を比較器10に
よって波形整形することによって得られる点火信号の波
形である。21aは通電時間である。点20aとゼロク
ロス20bの間が通電時間21aである。すなわち、点
20aにおいてイグナイタへの充電が開始され、ゼロク
ロス20bが点火タイミングとなる。比較器10によっ
て波形整形された点火信号21は微分回路13によって
微分される。22は微分された波形、すなわち微分回路
13の出力パルスの波形である。23は0.5mSの間隔
で発生しているタイマ用のカウントパルスである。タイ
マ14にはカウントパルスの入力端子18からカウント
パルス23が入力され、カウントアップする。またタイ
マ14は微分回路13の出力パルスの波形22のプラス
側によってリセットされ、リセットされると再びカウン
トパルス23によりカウントアップを開始する。補正回
路15の中には下記の(表1)に示すような変換内容を
有する読み出し専用メモリが備えられており、タイマ1
4の出力値を適切なデジタル値に変換する。このデジタ
ル値はD/A変換器16によって、(表1)に示すよう
な関係に従ってアナログ電圧値に変換される。D/A変
換器16の出力がしきい値24であり、比較器10に与
えられる。
【0011】
【表1】
【0012】このようにして、図2に示すエンジン回転
角センサの信号波形20とD/A変換器16の出力、す
なわちしきい値24との関係から明らかなように、セン
サ信号のレベルが変化しても、しきい値が変化するた
め、あらゆるエンジン回転数において、イグナイタに充
電を開始するタイミングと点火タイミングの間、すなわ
ち通電時間が常に最適な点火信号を発生させることがで
きる。
【0013】なお、微分回路13,タイマ14,補正回
路15,D/A変換器16はマイクロプロセッサ内蔵の
ものを使用することも可能であり、この場合、部品点数
の削減によるコストダウンの効果が得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、エンジン回転角センサの信号をしきい値と比較して
波形整形し、その出力を微分したパルス信号からの経過
時間に応じて比較器のしきい値を変化させるもので、セ
ンサ信号のレベルに応じてしきい値が最適な値となり、
イグナイタに充電する通電時間が常に最適な点火信号を
発生させるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における点火信号発生装置の
ブロック図
【図2】同装置の要部の信号波形図
【図3】従来の点火信号発生装置のブロック図
【符号の説明】
10 比較器 11 入力端子 12 出力端子 13 微分回路 14 タイマ 15 補正回路 16 D/A変換器 21 点火信号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】エンジン回転角センサからの入力信号をし
    きい値と比較して波形整形する比較器と、上記比較器の
    出力を微分する微分回路と、上記微分回路の出力パルス
    発生からの経過時間を計測するタイマと、上記経過時間
    に応じたしきい値をデジタル値として読み出す補正回路
    と、上記補正回路の出力をD/A変換するD/A変換器
    とを備え、上記比較器の出力を点火信号とする点火信号
    発生装置。
JP16277791A 1991-07-03 1991-07-03 点火信号発生装置 Pending JPH0510242A (ja)

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JP16277791A JPH0510242A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 点火信号発生装置

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JPH0510242A true JPH0510242A (ja) 1993-01-19

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ID=15761022

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JP16277791A Pending JPH0510242A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 点火信号発生装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063305A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Gifu Plast Ind Co Ltd パレットボックス
KR20160046533A (ko) * 2014-10-21 2016-04-29 현대자동차주식회사 점화 코일 충전 시작각 제어 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040901A (ja) * 1983-08-16 1985-03-04 Fujitsu Ten Ltd エンジン回転角センサ信号処理回路

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