JPH0510168Y2 - - Google Patents

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JPH0510168Y2
JPH0510168Y2 JP15881087U JP15881087U JPH0510168Y2 JP H0510168 Y2 JPH0510168 Y2 JP H0510168Y2 JP 15881087 U JP15881087 U JP 15881087U JP 15881087 U JP15881087 U JP 15881087U JP H0510168 Y2 JPH0510168 Y2 JP H0510168Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、省エネルギ形冷水供給装置に関し、
より詳細には、大気湿球温度が低くなる季節にお
いて、大きな動力、もしくは大量の燃料を必要と
する冷凍機の運転を削減、あるいは停止し、密閉
式冷却塔のみの運転によつて直接に冷水を発生さ
せ、これを供給する装置に関する。
(従来の技術) 従来の冷水供給装置では、夏季、および中間期
における冷凍機運転による冷水供給(通常運転)
から、冬季における密閉式冷却塔による直接冷水
発生(省エネルギ運転)への切替えに際し、密閉
式冷却塔が、それまで冷凍機の凝縮器用として供
給していた摂氏20度、ないし30度程度の温度の冷
却水を、摂氏7度、ないし15度程度の温度の冷水
に転換させるため、熱交換器や配管内の保有水の
熱容量により、10分ないし数10分間の無負荷運転
時間が生じる欠点があつた。このため、大気の湿
球温度が不安定になると通常運転と省エネルギ運
転との切替えが頻繁となり、水の温度混合による
著しい熱損失を生じるとともに、熱負荷への対応
に大きな不都合となることから、通常運転から省
エネルギ運転への切替えは、大気の湿球温度が十
分に安定して低くなる時期を選んで実施されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のような従来の装置では、理論的には得ら
れるはずの省エネルギ効果が見捨てられている。
本考案は所定の設備能力を拡大することなく、省
エネルギ運転への切替えを容易にし、かつ、省エ
ネルギ運転時間を延長して可能な限りの省エネル
ギ効果を得られるようにした省エネルギ形冷水供
給装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案の冷水供給装置は、第1冷却系と、第2
冷却系と、これらを連結する水回路とより成り、
負荷に対し冷水を供給する冷水供給装置であつ
て、 該水回路は、高大気温時負荷と冷凍機を結ぶ冷
水系路と第1,第2両冷却系と冷凍機を結ぶ冷却
水系路を与え、中大気温時負荷、第1冷却系、冷
凍機を結ぶ冷水系路と第2冷却系と冷凍機を結ぶ
冷却水系路とを与え、低大気温時第1,第2両冷
却系と負荷を結ぶ冷水系路を与えることによつて
上記の目的を達成している。
(作用) 本考案の冷水供給装置は、例えば第3図を参照
して、大気湿球温度が冷水の温度より若干低い状
態となる中間期では、第1冷却塔200aより冷
凍機100の蒸発器3を経て負荷に到る水回路4
00が与えられ、冷水が供給される。又、第2冷
却塔200bは冷凍機100を冷却する。
このように冷却塔200を2つに分割して、一
方を冷凍機の補助として使用することにより、冷
凍機の負荷を軽減できる。
(実施例) 以下に図面に基づき、本考案の好適実施例につ
いて説明する。
第1図において、水冷式冷凍機100は圧縮機
もしくは発生機1、凝縮機2、蒸発器3とこれら
を連結する管および弁などで構成されている。水
冷式冷凍機100は従来公知の機器等の集合体で
あり、多くの場合、一体化された装置となつてい
る。
圧縮機1により圧縮された冷媒は、蒸発器3内
で蒸発し、蒸発器3内に導かれている管内の水を
冷却する。蒸発した冷媒は凝縮器2へと導びか
れ、凝縮器2内に導かれている管内の水により冷
却された後、再び圧縮機1へと戻される。
密閉式冷却塔200は、必要とされる冷却能力
の二分の一を備える装置二組即ち第1冷却塔20
0a及び第2冷却塔200bに分割されており、
それぞれは送風機4a,4b、散水ポンプ5a,
5b、散水装置6a,6b、熱交換器7a,7b
とこれらを包含する筺体、および管等で構成され
ている。第1,第2冷却塔200a,200bは
それぞれ従来公知の機器等の集合体であり、多く
の場合、一体化された装置となつている。
各冷却塔200a,200b内に導かれる管内
の水は空気と熱交換することにより、冷却され
る。熱交換の効率を上げるため送風機4a,4b
により空気の流通を良くするとともに、散水ポン
プ5a,5b、散水装置6a,6bにより熱交換
器7a,7bに散水する。
水回路300は、冷水回路400と冷却水回路
500で構成されている。冷水回路400は、冷
水ポンプ8、バイパス弁9、切替弁10,11,
12および13とこれらを連絡する管等で構成さ
れており、冷却水路500は、冷却水ポンプ1
4、バイパス弁15、切替弁16,17,18お
よび19とこれらを連結する管などで構成されて
いる。冷水回路400はその一端において負荷6
00に連結されている。冷水回路400の一部は
蒸発器3内を、又冷却水回路500の一部は凝縮
器2内を経過している。
以上の構成の冷水供給装置の作動について以下
に説明する。
まず、夏季および大気湿球温度が比較的高い中
間期における通常運転では、第2図に示すように
冷水バイパス弁9が開、切替弁10〜13が閉、
冷却水バイパス弁15が閉、切替弁16〜19が
開となつて、第1,第2冷却塔200a,200
bは二組とも冷却水回路500に組込まれる。冷
水回路400は冷水ポンプ8、負荷600、冷水
バイパス弁9、蒸発器3の経路となり、冷却水回
路500は冷却水ポンプ14、切替弁16および
17、第1,第2冷却塔200a,200b、切
替弁18および19、凝縮器2の経路となる。こ
のような運転は、冷凍機によつて冷水を供給する
装置では一般に実施されているものである。
即ち、負荷600で温度上昇した水は冷水バイ
パス弁9を経て、蒸発器3へ入つて冷却され、冷
水ポンプ8により再び負荷600へと循環され
る。一方、凝縮器2を冷却するための冷却水回路
500において、第1,第2冷却塔200a,2
00bにより冷却された水は凝縮器2内に導か
れ、凝縮器2内で熱交換して温度上昇し、冷却水
ポンプ14により再び第1、第2冷却塔200
a,200bへと戻される。
このように、夏季や大気湿球温度が比較的高い
中間期においては、水冷式冷凍機100を介し
て、必要な冷水温度を得ることができる。
次に大気の湿球温度が冷水の温度より若干低い
状態となる中間期では、密閉式冷却塔200によ
る全面的な直接冷水発生運転は困難であるが、冷
凍機100を部分負荷状態で運転し、これに対す
る冷却水の供給ならば、冷却水の温度と大気の湿
球温度との差が十分に大きいため、二分の一の能
力を有する密閉式冷却塔200、一基例えば第1
冷却塔200aのみの運転で容易に達成可能であ
り、残りの第2冷却塔200b一基において、負
荷600よりの戻り冷水を予冷した後、冷凍機1
00によつて最終温度まで冷却する過渡的運転が
可能となる。このとき、第3図に示すように冷水
回路400はバイパス弁9が閉、切替弁10およ
び12が開、弁16,18が閉、弁17,19が
閉となつて密閉式冷却塔200のうち一基を包含
したものとなる。冷却水回路500はバイパス弁
15が閉、切替弁17および19が開、弁11,
13が閉、もしくは弁16および18が開、弁1
0,12が閉となつて密閉式冷却塔200のう
ち、冷水回路400に包含されない他の1基のみ
を包含したものとなる。
このときの運転が本考案の目的に沿う過渡的運
転であり、冷水回路400が密閉式冷却塔200
を冷凍機100との直列配置の上流側に連結した
ことによつて、大気の湿球温度の変化に応じた直
接冷却を得ることが可能となり、その分、冷凍機
の負荷を軽減するため、省エネルギ効果が大であ
る。大気の湿球が十分に安定して低くなる冬季に
おいては、冷凍機100の運転は停止し、密閉式
冷却塔200は2基とも冷水回路に組込まれて直
接冷水発生運転を行なう。このとき第4図に示す
ように冷却水回路500は冷凍機100の停止と
ともに冷却水ポンプ14も停止される。冷水回路
400はバイパス弁9が閉のまま、さらに切替弁
10〜13が開、弁16〜19がすべて閉となつ
て第1、第2冷却塔200a,200bは2基と
冷水回路に包含される。
このときの運転は従来の省エネルギ形冷水供給
装置において実施されている省エネルギ運転と同
様である。
上述のような、密閉式冷却塔200の分割と水
回路の一部の切替えによつて、大気の湿球温度が
不安定ながらも低下する中間期において安定した
冷水供給を行なうとともに最大限の省エネルギ効
果をも得ることが可能となる。
(考案の効果) 以上のごとく、本考案によつて所定の設備能力
を増加させることなく、中間期における密閉式冷
却塔の有効利用を通じて、従来、見捨てられてい
た省エネルギをはかり、かつ、冬季における密閉
式冷却塔の全面的な直接冷水発生運転への切替え
を容易にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の冷水供給装置の概略回路図、
第2図より第4図はそれぞれ大気湿球湿度に応じ
た冷水供給装置の作動を示す図で、第2図は夏季
等の大気湿球温度が比較的高いときの作動回路
図、第3図は中間期の作動回路図、第4図は冬季
などの大気湿球温度が比較的低い時の作動回路図
である。 主要部分の符号の説明、水冷式冷凍機……10
0、圧縮機もしくは発生機……1、凝縮器……
2、蒸発器……3、密閉式冷却塔……100、送
風機……4、散水ポンプ……5、散水装置……
6、熱交換器……7、水回路……300、冷水回
路……400、冷水ポンプ……8、冷水バイパス
弁……9、冷水切替弁……10〜13、冷却水回
路……500、冷却水ポンプ……14、冷却水バ
イパス制御弁……15、冷却水切替弁……16〜
19、負荷……600。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水冷式冷凍機と、第1冷却系と、第2冷却系
    と、これらを連結する水回路とより成り、負荷に
    対し冷水供給する冷水供給装置であつて、 該水回路は、高大気温時負荷と冷凍機を結ぶ冷
    水系路と第1,第2両冷却系と冷凍機を結ぶ冷却
    水系路を与え、中大気温時負荷、第1冷却系、冷
    凍機を結ぶ冷水系路と第2冷却系と冷凍機を結ぶ
    冷却水系路とを与え、低大気温時第1,第2,両
    冷却系と負荷を結ぶ冷水系路を与える冷水供給装
    置。
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JP5345438B2 (ja) * 2009-03-27 2013-11-20 三機工業株式会社 水蒸気圧縮冷凍機システムにおける制御システム
JP5513984B2 (ja) * 2010-05-21 2014-06-04 株式会社日立製作所 冷水製造設備および冷水製造方法

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