JPH051004U - 流体圧シリンダ - Google Patents

流体圧シリンダ

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JPH051004U
JPH051004U JP5565991U JP5565991U JPH051004U JP H051004 U JPH051004 U JP H051004U JP 5565991 U JP5565991 U JP 5565991U JP 5565991 U JP5565991 U JP 5565991U JP H051004 U JPH051004 U JP H051004U
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JP
Japan
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rod
piston
packing
center hole
fitted
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Pending
Application number
JP5565991U
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English (en)
Inventor
孝二 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication of JPH051004U publication Critical patent/JPH051004U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンロツドと被動体の移動方向との心ず
れを自動的に補正する機能を内在させた流体圧シリンダ
を提供する。 【構成】 ピストン7の前面にはロツド9を遊挿する開
孔10が穿設されて、その内周に取付溝11が形成さ
れ、その中に、球形凹面15を内周に形成した環形のロ
ツドホルダ14がピストン7の軸線方向と直角方向の移
動自由に嵌装され、その球形凹面15内にロツド9の後
端に設けた球形頭部16が首振り自由に嵌合されてい
る。ロツドカバー5の中心孔18はロツド9を遊挿する
寸法に形成され、その内周に形成された嵌装溝19内
に、内周にロツドパツキン23を装着したパツキンホル
ダ21が軸線方向と直角方向の移動自由に嵌装されてい
る。ロツド9は径方向の平行移動並びにロツドカバー5
の中心孔18付近を中心とする揺動運動を行つて、被動
体の移動方向との心合わせが行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ピストンロツドの先端をスライドテーブル等の一定の案内に沿つて 移動自由な被動体に結合して用いる流体圧シリンダに関し、特に、被動体の移動 方向とピストンロツドの軸線とが不一致であつた場合に、それらを補正する機能 をそれ自身で備えた流体圧シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
この種の流体圧シリンダにおいて、ピストンロツドの軸線を被動体の移動軸線 に完全に一致させて取り付けるのはきわめて困難であつて、軸線同士が交差する 角度的なずれや、互いに偏心した位置的なずれがどうしても生じやすく、それら があると、被動体の案内に不必要な荷重が掛かつて円滑な作動が妨げられたり、 シリンダの変形を招く等の不具合があることは周知のとおりである。
【0003】 そのため従来は、ボールジヨイント等の自在継手を介して結合する手段が取ら れていたが、全長が長くなつて装置全体が大型化し、また、継手の組み込みのた めの工数が増して組付コストの負担が重くなる欠点があつた。
【0004】 1つの解決策として、実公昭57−48965号に記載されているように、ピ ストンロツドをロツドカバーの中心孔内での首振自由にピストンに連結した構造 のものが提案されたが、これは、被動体とロツドとの軸線同士の角度的なずれを 補正するには有効であるものの、両軸線が偏心した位置的なずれは補正すること ができず、心ずれの補正範囲に限界があつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の流体圧シリンダは、叙上の点に鑑み案出されたものであつて、ロツド を、チユーブの軸線と直角方向の移動可能に、かつ、その軸線に対して揺動可能 に、ピストンに突設しかつロツドカバーの中心孔に挿通した構成とした。
【0006】
【作用】
ロツドの軸線と被動体の移動軸線とが偏心している位置的なずれがあると、チ ユーブ内でロツドが平行移動して、その軸線を被動体の移動軸線と一致させる。 一方、両軸線の間に角度的なずれがあると、ロツドが揺動してその軸線を被動体 の移動軸線と一致させる。また、両方のずれがある場合も、上記のロツドの平行 移動と揺動とが組み合わされて両軸線の完全一致が図られる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案をエアシリンダに適用した数々の実施例を添付図面に基づいて説 明する。
【0008】 図1乃至図3は第1実施例を示す。図において、1はシリンダチユーブであつ て、その一端に、加圧エアーの給排口3を設けたヘツドカバー2が被着されてい るとともに、他端に、詳しくは後記する同じく給排口6を設けたロツドカバー5 が被着されており、そのチユーブ1内に、ピストン7が気密にかつ摺動自由に嵌 装されている。
【0009】 そのピストン7の前面の中心には、ピストンロツド9の外周を一定のクリアラ ンスを持つて遊挿する開孔10が穿設されており、その内周にさらに円形の取付 溝11が周設され、その外周部に、ピストン7の前面に開口するエアーの逃し口 12が形成されており、その取付溝11内に、球形凹面15を内周面に形成して 2つ割りされた環形のロツドホルダ14が、取付溝11の両側面を案内としてピ ストン7の軸線方向と直角方向の移動自由に嵌装されている。そのロツドホルダ 14の球形凹面15内には、ピストンロツド9の後端に形成された球形頭部16 が首振り自由に嵌合されている。
【0010】 ピストンロツド9の先端は、上記したロツドカバー5の中心孔18を貫通して 外部に突出するようになつているが、そのロツドカバー5の中心孔18は、同じ ようにピストンロツド9の外周を一定のクリアランスを持つて遊挿する大きさに 形成されており、その中心孔18の内周にさらに円形の嵌装溝19が周設され、 その外周部に、ロツドカバー5の後面に開口するエアーの逃し口20が形成され ている。
【0011】 上記の嵌装溝19内には、環形のパツキンホルダ21が嵌装溝19の両側面を 案内としてピストン7の軸線方向と直角方向の移動自由に嵌装されており、その 内周に形成された円周溝22内に、ピストンロツド9の外周をシールするロツド パツキン23が嵌着されている。また、パツキンホルダ21の前面外周部に周設 された円形溝には、嵌装溝19と外部との間をシールするシールリング24が嵌 着されている。
【0012】 本第1実施例はこのような構造になり、次にその作動を説明する。 所定位置に据え付けられたエアシリンダのピストンロツド9の先端は、一定の 案内に沿つて移動自由に装置されたスライドテーブル等の図示しない被動体に直 接結合され、給排口3、6からピストン7の前面室と後面室に加圧エアーを交互 に給排すると、ピストンロツド9が進退して被動体が前後に往復運動する。
【0013】 その際、図1に示すように、ピストンロツド9の軸線Aと被動体の移動軸線B とが偏心している位置的なずれがあると、図2に示すように、ロツドホルダ14 がピストン7の取付溝11内で、また、パツキンホルダ21がロツドカバー5の 嵌装溝19内で、夫々逃し口12、20からエアーから給排して径方向に移動し つつ、ピストンロツド9が平行移動し、その軸線Aを被動体の移動軸線Bと一致 させる。
【0014】 両軸線A、Bの間に角度的なずれがあると、図3に示すように、ピストンロツ ド9の球形頭部16がロツドホルダ14の球形凹面15内で首を振り、また、ロ ツドホルダ14が取付溝11内で径方向に移動しつつ、ピストンロツド9がロツ ドカバー5の中心孔18付近を中心として揺動し、その軸線Aを被動体の移動軸 線Bと一致させる。
【0015】 また、両方のずれがある場合も、上記のピストンロツド9の平行移動と揺動と が組み合わされて両軸線A、Bの完全な一致が図られる。
【0016】 図4は第2実施例を示し、ロツドカバー5の中心孔18に形成された嵌装溝1 9内に、ピストンロツド9の外周のシールと、嵌装溝19と外部との間のシール の両方に機能する大型のロツドパツキン26を、径方向の移動自由に嵌装したも のであつて、その他の構造については前記第1実施例と同様である。
【0017】 同図の実線に示すように、ピストンロツド9と被動体の軸線A、Bの間に位置 的なずれがあると、鎖線に示すように、ロツドパツキン26自身が嵌装溝19内 を径方向に移動しつつピストンロツド9が平行移動して軸線を一致させ、また、 角度的なずれがあると、図示はしていないが、ロツドパツキン26内でピストン ロツド9を揺動させて軸線を一致させるように作用する。前記第1実施例に比べ て構造がより簡単となる利点がある。
【0018】 図5乃至図7は、ピストン側の構造に変形を加えたさらに他の実施例を示す。 図5に示す第3実施例は、ピストンロツド9の後端に形成した球形頭部16を 、ピストン7aの前面中心に直接穿設した球形凹面30内に首振り自由に嵌合す るとともに、ピストン7aの外周に周設した嵌装溝31内に、外周面にピストン パツキン33を、前後の側面にシールパツキン34を夫々嵌着した環形のパツキ ンホルダ32を径方向の移動自由に嵌装して、それをシリンダチユーブ1の内周 に緊密に嵌合した構造となつている。すなわち、パツキンホルダ32が嵌装溝3 1内で径方向に相対的に移動しつつピストン7aともどもピストンロツド9が平 行移動し、また、球形頭部16が球形凹面30内で首を振つてピストンロツド9 が揺動する。
【0019】 図6に示す第4実施例は、ピストンロツド9aがピストン7bの前面に一体に 突設されているとともに、ピストン7bの外周面が球面状に形成され、その球形 周面36に形成された嵌装溝31a内に、上記第3実施例と同様にピストンパツ キン33とシールパツキン34とを嵌着し、かつ、外周を球面状とした環形のパ ツキンホルダ32aが径方向の移動自由に嵌装された構造となつており、パツキ ンホルダ32aが嵌装溝31a内で径方向に相対的に移動しつつ、ピストン7b と一体にピストンロツド9aが平行移動し、また、球形周面36によるピストン 7b自体の首振りにより、ピストンロツド9aが揺動する。
【0020】 図7に示す第5実施例は、ピストンロツド9aを同じくピストン7cに一体に 突設するとともに、ピストン7cの外周に形成した嵌装溝31b内に、シールパ ツキンを兼ねた大型のピストンパツキン38を径方向の移動自由に嵌装したもの であつて、ピストンパツキン38の嵌装溝31b内での径方向の相対的な移動を 伴いピストンロツド9aが平行移動し、また、ピストンパツキン38を弾性変形 させつつピストン7cが首を振つてピストンロツド9aが揺動する。
【0021】 なお、本考案は、エアシリンダに限らず、油圧シリンダ等のその他の流体圧シ リンダ全般に広く適用することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案によれば、ロツドと被動体の軸線同士の角度的な ずれと位置的なずれの両方にわたる広範囲の心ずれの補正を自動的に行うことが でき、心ずれに起因して円滑な作動が妨げられたり、シリンダの変形を招く等の 不具合が生ずるのを確実に防止することができ、また、広範囲の補正ができるこ とで、流体圧シリンダの据付許容誤差が大幅に拡大されて、据付作業を簡単に行 うことができる。
【0023】 しかも、上記の補正機能をすべて流体圧シリンダ自身に持たせた構造であるか ら、従来の継手を用いた場合と比較すると、継手が不要となつた分装置を小型に することができ、また、組付工数が削減されて組付コストの低減化を図ることが できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の断面図である。
【図2】位置的なずれの補正動作の説明図である。
【図3】角度的なずれの補正動作の説明図である。
【図4】第2実施例の一部切欠側面図である。
【図5】第3実施例の一部切欠側面図である。
【図6】第4実施例の一部切欠側面図である。
【図7】第5実施例の一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1:シリンダチユーブ 2:ヘツドカバー 5:ロツド
カバー 7、7a、7b、7c:ピストン 9、9a:
ピストンロツド 10:開孔 11:取付溝14:ロツ
ドホルダ 15:球形凹面 16:球形頭部 18:
(ロツドカバー5の)中心孔 19、31、31a、3
1b:嵌装溝 21、32、32a:パツキンホルダ
26:ロツドパツキン 36:球形周面 38:ピスト
ンパツキン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一端にヘツドカバーを被着したチユーブ
    内にピストンを摺動自由に嵌装して、該ピストンの一面
    側に突設したロツドを前記チユーブの他端に被着したロ
    ツドカバーの中心孔を通して外部に突出させ、該ロツド
    の突出端を一定の案内に沿つて移動自由な被動体に結合
    して用いるようにした流体圧シリンダにおいて、前記ロ
    ツドを、前記チユーブの軸線と直角方向の移動可能に、
    かつ、該軸線に対して揺動可能に、前記ピストンに突設
    しかつ前記ロツドカバーの前記中心孔に挿通したことを
    特徴とする流体圧シリンダ。
JP5565991U 1991-06-21 1991-06-21 流体圧シリンダ Pending JPH051004U (ja)

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JPH051004U true JPH051004U (ja) 1993-01-08

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JP5565991U Pending JPH051004U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 流体圧シリンダ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51110838U (ja) * 1975-03-03 1976-09-07
JP2011058563A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Honda Motor Co Ltd 流体圧駆動装置及びそれを用いた屈伸機構
JP2018150991A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 株式会社コガネイ 流体圧シリンダ
JP2021110344A (ja) * 2020-01-06 2021-08-02 住友重機械工業株式会社 アクチュエータ

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JPS54111067A (en) * 1978-01-31 1979-08-31 Kuehnle Kopp Kausch Ag Piston cylinder device

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