JPH05100118A - 面状光源用導光板 - Google Patents

面状光源用導光板

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JPH05100118A
JPH05100118A JP3258173A JP25817391A JPH05100118A JP H05100118 A JPH05100118 A JP H05100118A JP 3258173 A JP3258173 A JP 3258173A JP 25817391 A JP25817391 A JP 25817391A JP H05100118 A JPH05100118 A JP H05100118A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高輝度で生産性に優れた面状光源用導光板を製
造する。 【構成】側端面に光源を設置される透明樹脂板の側端面
に直交する平面に、網点または線状のパターンを光源か
ら遠ざかるにつれ連続的に面積率が増大するようにを印
刷した光拡散層を設け、面状光源用導光板3dを作成す
る。導光板3dの光の出射率を制御する手段としてヘー
ズ値を制御する。ヘーズ値は全光線透過率に対する拡散
光線透過率であり、光拡散層の面積率100%の場合導
光板3dのヘーズ値を60以下にすると共に、パターン
の最小面積率が20%とする。 【効果】ヘーズ値を制御することにより光拡散層の面積
率を任意に変化させることができるため、光拡散層の面
積率を上げて、面状光源の輝度を明るくでき、しかも印
刷精度が安定した大きさで光拡散層の印刷を行なうこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種表示装置のバック
ライトとして用いられる面状光源装置、あるいは電飾看
板等のディスプレイ用面状光源装置、ライトテ−ブル、
ビュワ−等の面状光源装置の導光板に関する。特に導光
板の少なくとも一つの側端面に光源を配置してなるエッ
ジライト方式あるいはサイドライト方式とよばれる面状
光源装置の導光板に関し、特に輝度及び製造作業性、量
産性を改良した導光板に係わる。
【0002】
【従来の技術】エッジライト方式の面状光源装置は、図
4に示すように透明樹脂板3、透明樹脂板3の少なくと
も1つの側端面3aに設置される光源1及び透明樹脂板
3の光出射面3b側に配置される拡散板2、透明樹脂板
3の光出射面3bに対向する反射面3c側に配置される
反射板4により構成される。透明樹脂板3は、図5に示
すように透明樹脂板3の全反射を利用して光源1からの
入射光6を導光すると共に、透明樹脂板3の反射面3c
に光拡散層5を設け導光板3dを構成することによって
光拡散層5に到達した光の入射角を全反射の臨界角以上
に変えて透明樹脂板3に再入射させて、反射板4と反対
側に出射させるものである。
【0003】このようなエッジライト方式面状光源装置
においては、一般に光源から離れるにつれて到達する光
量が少なくなるので、透明樹脂板表面に均一な光拡散層
を設けた導光板の場合の輝度分布は図6に示すようにな
り、輝度は光源から離れるにつれて低下する。このため
均一な面状光源を得ることは難しく、均一な面状光源を
得るための改良が種々行われている。
【0004】例えば、特開昭51−88042号公報、
実開昭62−28306号公報、特開昭63−3370
3号公報、特開昭64−57240号公報には断面を光
源から離れるにつれて薄くなるようなくさび形、あるい
は連続傾斜面とし光出射面を粗面化して、到達する光量
を制御することによって均一な面光源を得る導光板が開
示されている。また特開昭57−128383号公報、
実開昭64−38621号公報、特開平1−24159
0号公報には光拡散層の面積率を到達する光量に応じて
調整し、図7に示すように光源から離れるにつれて面積
率が大きくなるように、光拡散層7を導光板3上に形成
させ、均一な面光源を得るようにした導光板が示されて
いる。
【0005】さらに特開平2ー126501号公報に
は、光拡散層パターンの密度を限定して、輝度及び均一
性を改良した導光板が開示されている。現在、エッジラ
イト導光板としては、光源から離れるにつれて面積率が
大きくなるように、光拡散層を形成させた導光板が多く
用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光源から離
れるにつれて面積率が大きくなるような光拡散パタ−ン
を取着した導光板を形成する場合、同じ光源の場合、導
光距離が長くなるにつれて(導光板の長さが長くなるに
つれて)図8のように面状光源としての輝度は低下す
る。このため同じ光源の場合、導光板の長さが長くなれ
ばなるほど、光源側の光拡散層の最小点または線の面積
率はどんどん小さくならざるを得ない。例えば実際のエ
ッジライト方式面状光源装置において、直径約4mmの
冷陰極管1本を光源とし、導光板の厚さを2mmとした
場合、導光板の長さが100mmの場合光源側の光拡散
層の最小点の面積率は約17%であるのに対し、導光板
の長さが200mmになると約9%になっている。
【0007】一方、このような光拡散層を、現在一般的
に行われているようなシルクスクリーン印刷によって透
明樹脂板上に形成する場合、点の形状を正方形とする
と、印刷精度上安定的に再現される最小点の1辺の長さ
は約300μmであり、これは網点の密度が30線/イ
ンチの場合は面積率12.5%に相当し、40線/イン
チの場合は面積率22%に相当する。これ以下の面積率
の場合、印刷による網点の再現性が悪くなり、光拡散層
のパターンが網点毎にばらつき、輝度むらを生じたり、
印刷枚数によって網点面積率が変化したりする。
【0008】従って、現在望まれているように、大画面
のエッジライト方式面状光源用導光板を印刷によって製
造する場合、光源側の光拡散層の最小点または最小線の
再現性が悪く、このため著しく生産歩留が低下するとい
う問題があった。また、光拡散層を網点または線状で形
成させた導光板を使用する場合、光拡散層を取着した部
分のみから光は出射されるため、導光板は光拡散層のパ
ターン状に光って見えてしまい、均一な面状光源とは言
えなかった。このため均一な面状光源を得るために、通
常、導光板の光出射面側に拡散フィルムを用いて出射光
を拡散させ、導光板上の光拡散層のパターンが見えない
ようにぼかしていた。特に導光板上の光拡散層のパター
ンの面積率が小さいと、発光部分と非発光部分のコント
ラストが大きく、パターンをぼかすのに拡散効率の高い
拡散フィルムが必要となった。また、印刷による網点ま
たは線状の光拡散層パターンの再現性を良くし生産性を
高めるために、網点または線の密度を粗くすると、さら
に一層コントラストは大きくなるため、より拡散効率の
高い拡散フィルムが必要となってしまった。
【0009】しかしながら、拡散効率が高い拡散フィル
ムは一般的に光線透過率が低く、拡散効率の高い拡散フ
ィルムを用いた場合、面状光源としての輝度は低下して
しまった。従って輝度の高い面状光源を得るためには、
導光板上の光拡散層パターンの面積率は大きい方が好ま
しく、網点または線状の光拡散層パターンの密度が20
線/インチ以上の場合には、面積率は20%以上さらに
好ましくは40%以上が必要になる。光拡散層パターン
の密度が20線/インチ以下の粗い場合面積率は30%
以上が好ましい。
【0010】本発明は上記の欠点を解消するためになさ
れたものであって、導光板上の光拡散層パターンの最小
面積率を設定することにより、光透過性の高い拡散板を
用いて高い輝度の得られる導光板を提供することを目的
とし、本発明のもう一つの目的は、印刷によるパターン
再現性の不良に伴う導光板の輝度分布のばらつきを無く
し、導光板の生産性を高めることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
研究を行なった結果、本発明者は、現在、印刷によって
製造されている導光板においては、前述のごとく光拡散
層のヘーズ値は全く注目されず、導光板の光の出射率分
布は導光板上の光拡散層の面積率分布によって決定され
ていたが、実際には導光板のヘーズ値分布によって決定
されるという事実に到達し本発明をするに到った。即
ち、本発明の面状光源用導光板は、少なくとも一つの側
端面に光源を設置された透明樹脂板の前記側端面と直交
する少なくとも一つの平面に、前記光源から離れるにつ
れて面積率が増大する網点または線状のパターンの光拡
散層を取着した面状光源用導光板において、前記光拡散
層の最大面積率が100%の場合のヘーズ値が60以下
であると共に、前記パターンの最小面積率が20%以上
である。
【0012】本発明の面状光源用導光板は、図5に示す
面状光源用導光板3dと同様の構成であり、使用される
透明基板としては、ポリメタクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エステル共重合体、ポリカ−ボネ−ト、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、あるいはガラス等の透明性
の高い基板が用いられる。また使用されるインクは、透
明な樹脂と透明または白色の光拡散材とを公知の方法で
分散して調製する。透明な樹脂としては、ポリメタクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エステル共重合体等の
アクリル系、スチレン系、ウレタン系、エポキシ系、ビ
ニル系、ポリエステル系、セルロ−ス系、ポリアミド系
等が使用される。また、光拡散材としては、着色がある
と光源からの距離につれて着色が濃くなるため、透明も
しくは白色の顔料をもちいるのが好ましい。透明な顔料
としては、天然または合成シリカ、ガラスビ−ズ、ダイ
ヤモンド等の無機顔料、アクリル樹脂、スチレン樹脂、
シリコン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機顔料及び
ライススタ−チ、コ−ンスタ−チ等の天然顔料を用いる
ことができ、白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜
鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、タルク、クレ−等を用いるこ
とができる。これらの顔料は単独で用いても良いし、2
種類以上を混合して用いても良い。インクには、分散
性、塗布性を改善するために、分散剤、レベリング剤等
の添加剤を必要に応じて添加することができる。
【0013】このような透明な樹脂と透明または白色の
光拡散材とから成り、面積率100%の場合のヘーズ値
が60以下になるようなインキは、使用する顔料及び印
刷膜厚によって差はあるが、一般的な印刷においては樹
脂固形分100%に対し前記顔料をおおむね12重量%
以下添加することによって得られる。ここでヘーズ値と
は全光線透過率に対する拡散光線透過率の割合に100
をかけたものである。さらに、図1に示すように導光板
上のある部分Cのヘーズ値は(光拡散層の面積率100
%の場合のヘーズ値(11)×その部分の光拡散層の面
積率)で示される。つまり、光拡散層の面積率100%
の場合のヘーズ値を制御すれば、光拡散層の面積率は任
意に決定することができるのである。
【0014】従来のインキを面積率100%で印刷した
場合のヘーズ値は全て80以上であった。このため従来
の光拡散層の小点の面積率が10%以下になってしまう
場合が生じるのである。従って最小面積率20%以上さ
らに好ましくは40%以上で光拡散パターンを形成させ
るためには、100%の面積率の場合の光拡散層のヘー
ズ値を小さくすれば良く、実際にはヘーズ値が60以
下、さらに好ましくは50以下の光拡散層で形成すれば
良い。
【0015】このような基材から面状光源用導光板を作
成するためには、透明基板に所定のヘーズ値が得られる
ように調製したインキで光拡散層パターンを印刷する。
この場合、印刷の方式はシルクスクリーン印刷に特に限
定するものではなく、シルクスクリーン印刷よりも画像
の再現性に優れたオフセット印刷、凸版印刷等において
も、光拡散層の最小面積率を大きくすることは、生産性
及び拡散フィルムをもちいて光拡散層パターンをぼかす
点について、シルクスクリーン印刷同様有利であること
は明らかである。
【0016】
【作用】本発明は、エッジライト方式の導光板として、
導光板上の光拡散層を形成するインキのヘーズ値を制御
することによって、光拡散層パターンを任意に設定可能
としたものである。さらに詳しくは光拡散層パターン
を、印刷の再現性が良く、光線透過率の高い拡散フィル
ムでもパターンをぼかすことのできる範囲に設定したも
のである。
【0017】
【実施例】 実施例1 透明基板として厚さ2mm、大きさ148mm×225
mmのアクリル板(住友化学株式会社:スミペックスE
001)を用意し、このアクリル板の片面に、次に示す
組成のインキにて密度20線/インチ及び40線/イン
チの5%、10%、20%、30%、40%、50%、
60%、70%、80%、90%、95%の面積率から
なるティントチャートをシルクスクリーン印刷して、印
刷による網点再現性を調べた。なおこのインキを面積率
100%で印刷した場合のヘーズ値は85であった。
【0018】 インキ組成 ・クリアインキ(帝国インキ製造(株):SP−62AUクリアー:固形分 37.5重量%) 100重量部 ・合成シリカ顔料(富士デヴィソン株式会社:サイロイド978) 7.5重量部 ・メチルエチルケトン 12.5重量部 60枚連続印刷した場合の印刷枚数による網点再現性変
化を図2(密度20線/インチ)及び図3(密度40線
/インチ)に示す。また、60枚目の各網点面積率にお
ける網点毎の面積率のばらつきを表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】これより、シルクスクリーン印刷におい
て、印刷枚数による網点再現性の変化の安定性、網点毎
の面積率の安定性に優れた領域は網点の密度が20線/
インチの場合面積率10%以上であり、40線/インチ
の場合面積率20%以上であることがわかる。 実施例2 実施例1のアクリル板を8枚用意し、その片面に実施例
1と同様のインキを用い20線/インチ及び40線/イ
ンチの網点密度で10%、20%、30%、40%の均
一な平網を印刷した。印刷後のアクリル板の光入射部以
外の側端面に銀蒸着反射テープを貼り付け、短辺側光入
射端部に管径5.6mm、ランプ輝度17000ntの
冷陰極ランプを設置し、ランプとアクリル板光入射部の
周囲を銀蒸着リフレクターで被った。さらにアクリル板
の塗料塗布面側に反射板として白色ポリエステルフィル
ム(東レ株式会社:ルミラーE−60)を配置し、塗料
非塗布面側に光拡散フィルム(株式会社きもと:D−2
04)を配置し、エッジライト方式の面状光源ユニット
を作製した。
【0021】この面状光源装置において、拡散フィルム
をとおして網点パターンの視認テストを行ったところ、
20線/インチの場合30%以上で網点パターンはほぼ
見えず、40%以上で網点パターンは完全に見えなくな
った。また40線/インチの場合20%以上で網点パタ
ーンはほぼ見えず、30%以上で完全に見えなくなっ
た。
【0022】実施例3 実施例1のアクリル板の片面に、実施例1と同様のイン
キを用いて光源側端部から離れるにつれて面積率が増加
するように、網点密度20線/インチ、最小点の面積率
8%最大点の面積率30%で光拡散層パターンを印刷し
導光板Aとした。
【0023】また実施例1と同様の別のアクリル板の片
面に、次に示す組成のインキで光源側端部から離れるに
つれて面積率が増加するように、網点密度20線/イン
チ、最小点の面積率20%最大点の面積率75%で光拡
散層パターンを印刷し導光板Bとした。このインキを面
積率100%で印刷したときのヘーズ値は34であっ
た。
【0024】 インキ組成 ・クリアインキ(帝国インキ製造(株):SP−62AUクリアー:固形分 37.5重量%) 100重量部 ・合成シリカ顔料(富士デヴィソン株式会社:サイロイド978) 4.2重量部 ・メチルエチルケトン 7.0重量部 この2枚の導光板をそれぞれ実施例2のエッジライトユ
ニットに装着して面光源装置としての評価を行い表2の
結果を得た。
【0025】
【表2】
【0026】この結果より、導光板の輝度分布はヘーズ
値の分布によって決定され、光拡散層の面積率100%
の場合のヘーズ値を制御すれば、光拡散層の面積率分布
を変えても同等の輝度分布がえられることがわかる。さ
らに、光拡散層の面積率の最小値を20%以上にするこ
とによって、印刷むらによる輝度むらや拡散フィルムを
とおしてのパターンの視認性が改良されたこともわか
る。
【0027】実施例4 実施例1のアクリル板の片面に、次に示す組成のインキ
にて光源側端部から離れるにつれて面積率が増加するよ
うに、網点密度20線/インチで光拡散パターンを印刷
した。このときの最小点の面積率は20%で最大点は8
0%であった。この導光板を実施例2のエッジライトユ
ニットに装着して面光源装置としたところ、光源に近い
部分でも網点面積のばらつきによる輝度むらは無く、網
点パターンも見えない均一な面光源が得られた。なおこ
のインキを面積率100%で印刷した場合のヘーズ値は
30であった。
【0028】 インキ組成 ・クリアインキ(帝国インキ製造(株):SP−62AUクリアー:固形分 37.5重量%) 100重量部 ・合成シリカ顔料(富士デヴィソン株式会社:サイロイド978) 3.0重量部 ・メチルエチルケトン 5.0重量部 実施例5 透明基板として厚さ3mm、大きさ150mm×210
mmのアクリル板(住友化学株式会社:スミペックスE
001)を用意し、このアクリル板の片面に、次に示す
組成のインキにて光源側端部から離れるにつれて面積率
が増加するように、網点密度40線/インチで光拡散パ
ターンを印刷した。このときの最小点の面積率は20%
で最大点は70%であった。
【0029】この導光板を実施例2のエッジライトユニ
ットに装着して面光源装置としたところ、光源に近い部
分でも網点面積のばらつきによる輝度むらは無く、網点
パターンも見えない均一な面光源が得られた。なおこの
インキを面積率100%で印刷した場合のヘーズ値は6
0であった。 インキ組成 ・クリアインキ(帝国インキ製造(株):SP−62AUクリアー:固形分 37.5重量%) 100重量部 ・炭酸カルシウム(龍森(株):サンライト700) 5.0重量部 ・メチルエチルケトン 8.3重量部 実施例6 透明基板として厚さ3mm、大きさ150mm×210
mmのアクリル板(住友化学株式会社:スミペックスE
001)を用意し、このアクリル板の片面に、次に示す
組成のインキにて光源側端部から離れるにつれて面積率
が増加するように、網点密度40線/インチで光拡散パ
ターンを印刷した。このときの最小点の面積率は40%
で最大点は80%であった。
【0030】この導光板を実施例2のエッジライトユニ
ットに装着して面光源装置としたところ、光源に近い部
分でも網点面積のばらつきによる輝度むらは無く、網点
パターンも見えない均一な面光源が得られた。なおこの
インキを面積率100%で印刷した場合のヘーズ値は2
5であった。 インキ組成 ・クリアインキ(帝国インキ製造(株):SP−62AUクリアー:固形分 37.5重量%) 100重量部 ・シリコン樹脂顔料(東芝シリコーン(株):トスパール130) 2.0重量部 ・メチルエチルケトン 3.3重量部
【0031】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明による面状光源用導光板は、光の出射率を制御する手
段として導光板のヘーズ値に着目したもので、光拡散層
の面積率100%の場合のヘーズ値を制御することによ
って光拡散層の面積率を任意に変化させることを可能と
した。このため従来の光拡散層の面積率のみで光の出射
率を制御する方法に比べて、生産性に優れ、透過率の良
い拡散フィルムで網点パターンを容易にぼかすことがで
きる高輝度面光源が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面状光源用導光板のヘーズ値を示す
図。
【図2】網点密度20線/インチで60枚まで印刷した
場合の印刷枚数による網点再現性の変化を測定したグラ
フを示す図。
【図3】網点密度40線/インチで60枚まで印刷した
場合の印刷枚数による網点再現性の変化を測定したグラ
フを示す図。
【図4】本発明及び従来例のエッジライト方式面状光源
装置の構成図。
【図5】本発明及び従来例のエッジライト方式面状光源
装置の原理を示す図。
【図6】従来例のエッジライト方式面状光源装置の光源
からの距離と輝度分布の関係を示す図。
【図7】従来例のエッジライト方式面状光源装置の一部
を示す図。
【図8】従来例のエッジライト方式面状光源装置の光源
からの距離と平均輝度の関係を示す図。
【符号の説明】
1…………光源 3…………透明樹脂板 3a………側端面 3d………導光板 5…………光拡散層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの側端面に光源を設置され
    た透明樹脂板の前記側端面と直交する少なくとも一つの
    平面に、網点または線状のパターンの光拡散層を印刷し
    て成る面状光源用導光板において、前記光拡散層の面積
    率100%のヘーズ値が60以下であると共に、前記パ
    ターンの最小面積率が20%以上であることを特徴とす
    る面状光源用導光板。
JP3258173A 1991-10-04 1991-10-04 面状光源用導光板 Expired - Lifetime JPH0795124B2 (ja)

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