JPH0497241A - 光メモリ素子及びその製造方法 - Google Patents

光メモリ素子及びその製造方法

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JPH0497241A
JPH0497241A JP2212621A JP21262190A JPH0497241A JP H0497241 A JPH0497241 A JP H0497241A JP 2212621 A JP2212621 A JP 2212621A JP 21262190 A JP21262190 A JP 21262190A JP H0497241 A JPH0497241 A JP H0497241A
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JP
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substrate
resin
mixed powder
recording layer
powder
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JP2212621A
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English (en)
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Junichiro Nakayama
純一郎 中山
Hiroyuki Katayama
博之 片山
Kazuo Ban
和夫 伴
Kenji Ota
賢司 太田
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、記録媒体としてフォトクロミック材料を使用
した光メモリ素子及びその製造方法に関するものである
〔従来の技術] 近年、コンパクトディスク等の再生専用型の光メモリ素
子の他に、書替え可能な光メモリ素子の開発が進められ
、例えば、光磁気ディスクは既に実用化されている(A
PPLIED 0PTIC5/VOL、23.No。
22/1984等を参照)。
この光磁気ディスクは、通常、基板上に希土類遷移合金
薄膜等からなる垂直磁化膜、反射膜及び保護膜を順次形
成してなり、垂直磁化膜にレーザ光を照射して昇温させ
ながら外部磁場を印加することにより情報の記録を行う
とともに、垂直磁化膜からの反射光の偏光面の回転方向
を検出することにより情報の再生を行うものである。な
お、上記基板には、予め、案内溝又はプリフォーマット
ピット等の凹凸パターンが設けられる。
又、光磁気ディスク以外にも、例えば、2波長の光を照
射することにより、それぞれ記録及び再生を行うフォト
クロミック材料を記録媒体として用いる光メモリ素子が
研究されている。
この光メモリ素子は、基本的にはガラス基板上にフォト
クロミック材料を含む記録層を設けた構成である。上記
記録層は、ポリメチルメタクリレート等の樹脂及びフォ
トクロミック材料を、例えば、アセトン、メチルエチル
ケトン等のm’1fLlに溶解させたものをガラス基板
に塗布した後、溶剤を揮発させることにより形成される
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記の光メモリ素子においては、ガラス基板
に対する記録層の固着力が不足しがちになる。しかも、
記録層の形成時に溶剤を使用するので、樹脂基板は使用
できず、ガラス基板を使用しなければならない。そのた
め、基板の割れが発生しやすい、重量が増す、案内溝等
の加工が煩雑になる等の不具合があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光メモリ素子は、上記の課題を解決するた
めに、樹脂基板と、透光性の樹脂にフォトクロミック材
料を混入させてなり、上記樹脂基板上に形成される記録
層とを備えていることを特徴とするものである。
又、本発明に係る光メモリ素子の製造方法は、基板と、
透光性の樹脂にフォトクロミック材料を混入させてなり
、上記基板上に形成される記録層とを含む光メモリ素子
の製造方法であって、樹脂粉体とフォトクロミック材料
粉体との混合粉体と、基板との間に吸引力が作用するよ
うに上記混合粉体と基板の少なくとも一方を帯電させた
状態で混合粉体を基板の表面に吹き付けて静電的に付着
させ、続いて、混合粉体を、上記樹脂粉体の軟化温度以
上で、かつ、基板の軟化温度より低い温度に加熱するこ
とにより基板に融着させて上記記録層を形成するように
したことを特徴としている。
又、本発明に係る光メモリ素子の他の製造方法は、基板
と、透光性の樹脂にフォトクロミック材料を混入させて
なり、上記基板上に形成される記録層とを含む光メモリ
素子の製造方法であって、樹脂粉体とフォトクロミック
材料粉体との混合粉体を流動槽内で流動させておき、上
記基板を樹脂粉体の軟化温度以上で、かつ、基板の軟化
温度より低い温度に加熱した状態で流動槽内の混合粉体
に浸漬して基板の表面に混合粉体を付着させ、基板の熱
で融着させることにより上記記録層を形成するようにし
たことを特徴とするものである。
又、本発明に係る光メモリ素子の更に別の製造方法は、
基板と、透光性の樹脂にフォトクロミック材料を混入さ
せてなり、上記基板上に形成される記録層とを含む光メ
モリ素子の製造方法であって、樹脂粉体とフォトクロミ
ック材料粉体との混合粉体を流動槽内で流動させておき
、かつ、上記混合粉体と基板の少なくとも一方を帯電さ
せておき、基板を流動槽内の混合粉体に浸漬させること
により混合粉体を基板の表面に静電的に付着させ、続い
て、混合粉体をその軟化温度以上で、がっ、基板の軟化
温度より低い温度に加熱することにより混合粉体を基板
に融着させて上記記録層を形成するようにしたことを特
徴とするものである。
〔作 用] 上記した光メモリ素子は、フォトクロミック材料を記録
媒体とする光メモリ素子において基板に樹脂基板(例え
ば、ポリカーボネイト類、アモルファスポリオレフィン
製等)を採用したので、基板を軽量化できるとともに、
割れも生じにくく、更に、案内溝等の凹凸パターンの加
工も射出成形法等により容易に行えるので量産性が向上
する利点がある。
又、本発明に係る光メモリ素子の製造方法は、特に、基
板に樹脂基板を採用できるようにするために、上記の如
く、樹脂粉体とフォトクロミック材料粉体との混合粉体
と、基板との少なくとも一方を帯電させることにより、
混合粉体を基板の表面に静電的に付着させ、その後、熱
により混合粉体を基板に溶着させるようにしている。な
お、この加熱は、樹脂粉体のみを軟化させる必要上、混
合粉体中の樹脂粉体の軟化温度以上で、かつ、樹脂基板
の軟化温度よりは低い温度で行う必要がある。従って、
樹脂粉体の軟化温度が樹脂基板の軟化温度より低くなる
ように各樹脂材料を選択する必要がある。又、混合粉体
中のフォトクロミック材料粉体は、加熱中に軟化しても
、軟化しなくても、いずれでも良い。
上記の如く、混合粉体を樹脂基板に静電的に付着させる
ようにしたので、従来のように、溶剤を使用することな
く記録層を形成することができ、これにより、基板とし
て樹脂基板を使用できるようになる。但し、本製造方法
は、樹脂基板ばかりでな(、ガラス基板等にも適用でき
るものである。
又、混合粉体を基板に融着して記録層を形成するように
したので、基板に対する記録層の付着力が増大する利点
がある。
本発明に係る光メモリ素子の他の製造方法は、上記のよ
うに、基板を樹脂粉体の軟化温度以上で基板自体の軟化
温度より低い温度に加熱した状態で、流動槽内の混合粉
体に浸漬することにより、混合粉体中の少なくとも樹脂
粉体を基板の熱で軟化させて基板の表面に混合粉体を融
着させることにより記録層を形成するようにしている。
このようにすれば、やはり、溶剤を使用することなく、
フォトクロミック材料が混入された記録層を形成できる
ので、基板として樹脂基板を使用できるようになる。な
お、樹脂基板以外のガラス基板等にも本製造方法が適用
できることは言うまでもない。
又、本製造方法でも、混合粉体を基板に熱で融着するよ
うにしたので、基板に対する記録層の付着力が増大する
次に、本発明に係る光メモリ素子の更に別の製造方法は
、上記のように、混合粉体と基板の少なくとも一方を帯
電させておき、基板を流動槽内に浸漬させることにより
混合粉体を基板の表面に静電的に付着させ、その後、熱
により混合粉体を基板に融着させるようすしている。
このようにすれば、やはり、溶剤を使用することなく、
フォトクロミック材料が混入された記録層を形成できる
ので、基板として樹脂基板を使用できるようになる。な
お、樹脂基板以外のガラス基板等にも本製造方法が適用
できることは言うまでもない。
又、本製造方法でも、混合粉体を基板に熱で融着するよ
うにしたので、基板に対する記録層の付着力が増大する
〔実施例1] 本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
第2図に示すように、光メモリ素子は、基本的には、ポ
リカーボネイト、アモルファスポリオレフィン等からな
る透光性の樹脂基板1上に、記録層2を形成してなる構
成である。記録層2上には、必要に応じて図示しない反
射層及び/又は保護層等が設けられる。
記録層2は、ポリメチルメタクリレート等の透光性の樹
脂内にフォトクロミック材料を混入させたものである。
記録層2をなす樹脂は樹脂基板1より軟化温度が高い樹
脂材料を選択する必要がある。
フォトクロミック材料としては、例えば、ジアリル酸エ
テンの誘導体、具体的には、例えば、インドール環とチ
オフェン環を有する下記の式(■)で示す非対称なジア
リルエテン酸無水物等を使用することができる。
第3図に上記(I)式で示すフォトクロミック材料の吸
光度特性を示す(@i軸は最大値を1.0とする相対表
示)。初期状態における吸光度分布′は図中曲線Aの如
くであり、これに波長490nmの光を照射すると、図
中曲線Bで示す吸光度特性に変化し、情報が記録される
。一方、波長560nm以上の光を照射するか、又は加
熱すると、曲線Aの特性に戻り、情報が消去される。
従って、上記の光メモリ素子に対する情報の記録、再生
及び消去は、波長490nm付近の光を発生する第1の
レーザと、波長560nm以上の光を発生する第2のレ
ーザとを有する光ヘッドを用いて行うことができる。
次に、上記の光メモリ素子の製造手順を説明する。
第1図(a)に示すように、まず、攪拌槽3内でポリメ
チルメタクリレート、ポリスチレン、エポキシ樹脂等か
らなる樹脂粉体4・4・・・と、上記のジアリルエテン
誘導体等からなるフォトクロミック材料粉体5・5・・
・とを充分に攪拌しておく。樹脂粉体4・4・・・及び
フォトクロミック材料粉体5・5・・・の粒径はともに
数10nm〜数μm程度とし、好ましくはともに1μm
以下とする。
続いて、同図(b)に示すような噴射ガン6を使用し、
樹脂粉体4・4・・・とフォトクロミック材料粉体5・
5・・・との混合粉体を樹脂基板1の表面に、例えば、
100〜200g/min程度の噴出速度で噴射する。
この際、樹脂基板1は接地される一方、噴射ガン6の導
電性噴射口部7には直流型#8から負の電圧(例えば、
−30〜−100に■程度)が印加され、混合粉体に負
の電荷が帯電させられる。従って、混合粉体は静電力に
より樹脂基板1の表面に付着する。
その後、同図(C)に示すように、ヒータ10により樹
脂基板1上の混合粉体を加熱し、少なくとも混合粉体中
の樹脂粉体4・4・・・を軟化させることにより樹脂基
板1に付着させて記録層2を形成する(第2図)。記録
層2の膜厚は、例えば、数μm〜数10μm程度である
。なお、ヒータ10による加熱は、樹脂粉体4・4・・
・の軟化温度以上で、かつ、樹脂基板1の軟化温度より
低い温度、例えば、90〜130°Cとなるように行う
。この時、フォトクロミック材料粉体5・5・・・は軟
化しても、しなくても、いずれでも良い。又、上記の工
程によれば、樹脂粉体4・4・・・を軟化させるための
加熱により、フォトクロミック材料が初期化(消去状態
とすること)されるので、改めて光を照射することによ
り、初期化を行う必要がない。
本実施例では、静電力により混合粉体を樹脂基板1に付
着させるようにしたので、混合粉体を樹脂基板1の全域
にほぼ均一に付着させることができる。これにより、記
録層2を樹脂基板1の全域でほぼ均一な膜厚で形成でき
る。なお、混合粉体の付着時に必要に応して噴射ガン6
又は樹脂基板1を移動させながら混合粉体を噴射するよ
うにしても良い。
又、上記の実施例では、樹脂基板1は接地したが、樹脂
基板1に正の電荷を帯電させるようにしても良い。或い
は、混合粉体に正の電荷を、樹脂基板1に負の電荷を帯
電させるか、又は接地するようにしても良い。
〔実施例2] 次に、本発明の第2実施例を説明する。
この実施例は、光メモリ素子の他の製造方法を開示する
ものである。第4図(a)に示すように、第1実施例と
同様、まず、撹拌槽3内で樹脂粉体44・・・とフォト
クロミック材料粉体5・5・・・とを充分に攪拌してお
く。
続いて、これら樹脂粉体4・4・・・とフォトクロミッ
ク材料粉体5・5・・・からなる混合粉体を同図(b)
に示すような流動槽11に入れ、エヤ導入口12から供
給されるエヤを多孔質板13を介して上方へ吹き上げる
ことにより、流動槽11内で混合粉体を流動させておく
続いて、樹脂基板1をヒータ14により、この樹脂基板
1の軟化温度よりは低く、かつ、樹脂粉体4・4・・・
の軟化温度以上の温度に加熱する。この状態で、樹脂基
板1を適宜の支持部材15により支持し、流動槽11内
の混合粉体内に浸漬する。
そうすると、樹脂基板1の熱により、少なくとも樹脂粉
体4・4・・・が軟化し、これにより、混合粉体が樹脂
基板1の下側の表面に融着されて記録層2が形成される
(同図(C))。その後、樹脂基板lを流動槽11外に
引き上げれば良い(同図(d))。なお、必要により、
樹脂基板1を引き上げた後、ヒータ12により再度加熱
して、混合粉体を確実に樹脂基板1に融着させるように
しても良い。
第4図(b)等では、便宜上、樹脂基板1の上方にヒー
タ14を配置したか、必要に応して樹脂基板1の下方に
ヒータ14を配置して、記録層2の形成される樹脂基板
1の下側の表面から加熱するようにしても良い。
上記の各実施例では、樹脂基板1を使用したか、ガラス
基板を使用する場合にも、上記の各製造方法を適用でき
る。
(実施例3] 次に、本発明の第3実施例を説明する。
この実施例は、光メモリ素子の他の製造方法を開示する
ものである。
第5図(a)に示すように、まず、攪拌槽3内で樹脂粉
体4・4・・・とフォトクロミック材料粉体5・5・・
・とを充分に攪拌しておく。
続いて、これら樹脂粉体4・4・・・とフォトクロミッ
ク材料粉体5・5・・・からなる混合粉体を第5図(b
)に示すような流動槽11内に入れ、エヤ導入口12か
ら供給されるエヤを多孔質板13を介して上方へ吹き上
げることにより、流動槽11内で混合粉体を流動させて
おく。
この時、同時に流動槽重1又は多孔質板13に直流電源
16から負の電圧(例えば、−30〜100V程度)を
印加し、混合粉体に負の電荷を帯電させておく。
次に、樹脂基板1を適宜の支持部材15により支持し、
流動槽11内の混合粉体に浸漬する。そうすると、混合
粉体には負の電荷が帯電させられているので、混合粉体
は静電力により樹脂基板1の表面に付着する(第5図(
C))。
その後、第5図(d)に示すように、ヒータ17により
、この樹脂基板1の軟化温度より低く、かつ、樹脂粉体
4・4・・・の軟化温度以上の温度に加熱する。そうす
ると、少なくとも樹脂粉体4・4・・・が軟化し、これ
により、混合粉体が樹脂基板1の表面に融着されて記録
層2が形成される。
〔発明の効果] 本発明に係る光メモリ素子は、以上のように、樹脂基板
と、透光性の樹脂にフォトクロミック材料を混入させて
なり、上記樹脂基板上に形成される記録層とを備えてい
る構成である。
これにより、フォトクロミック材料を記録媒体とする光
メモリ素子において基板に樹脂基板(例えば、ポリカー
ボネイト類、アモルファスポリオレフィン類等)を採用
したので、基板を軽量化できるとともに、割れも生じに
く(、更に、案内溝等の凹凸パターンの加工も射出成形
法等により容易に行えるので量産性が向上する利点が生
しる。
又、本発明に係る光メモリ素子の製造方法は、樹脂粉体
とフォトクロミック材料粉体との混合粉体と、基板との
間に吸引力が作用するように上記混合粉体と基板の少な
くとも一方を帯電させた状態で混合粉体を基板の表面に
吹き付けて静電的に付着させ、続いて、混合粉体を、上
記樹脂粉体の軟化温度以上で、かつ、基板の軟化温度よ
り低い温度に加熱することにより基板に融着させて上記
記録層を形成するようにした構成である。
これにより、樹脂粉体とフォトクロミック材料粉体との
混合粉体と、基板との少なくとも一方を帯電させること
により、混合粉体を基板の表面に静電的に付着させ、そ
の後、熱により混合粉体を基板に溶着させることができ
るので、溶剤を使用しなくても、記録層を形成できるよ
うになる。従って、基板として、軽量、安価で量産性の
高い樹脂基板を使用できるようになる。但し、樹脂基板
以外のガラス基板等にも本製造方法は適用できる。
又、混合粉体を基板に融着して記録層を形成するように
したので、基板に対する記録層の付着力が増大する利点
がある。
更に、本発明に係る光メモリ素子の他の製造方法は、樹
脂粉体とフォトクロミック材料粉体との混合粉体を流動
槽内で流動させておき、上記基板を樹脂粉体の軟化温度
以上で、かつ、基板の軟化温度より低い温度に加熱した
状態で流動槽内の混合粉体に浸漬して基板の表面に混合
粉体を付着させ、基板の熱で融着させることにより上記
記録層を形成するようにした構成である。
これにより、基板に持たせた熱により流動槽内の混合粉
体を基板に付着させ、溶着させるようにしたので、溶剤
を使用しなくても記録層を形成することができ、従って
、樹脂基板を使用できるようになる。なお、本製造方法
においても、樹脂基板ばかりでなく、ガラス基板等も使
用可能である。
又、本製造方法においても、混合粉体を熱で基板に融着
して記録層を形成するようにしたので、基板に対する記
録層の付着力が増大する。
本発明に係る光メモリ素子の更に別の製造方法は、樹脂
粉体とフォトクロミック材料粉体との混合粉体を流動槽
内で流動させておき、かつ、上記混合粉体と基板の少な
くとも一方を帯電させておき、基板を流動槽内の混合粉
体に浸漬させることにより混合粉体を基板の表面に静電
的に付着させ、続いて、混合粉体をその軟化温度以上で
、かつ、基板の軟化温度より低い温度に加熱することに
より混合粉体を基板に融着させて記録層を形成するよう
にした構成である。
これにより、基板を流動槽内で混合粉体に浸漬して混合
粉体を静電的に付着させた後、熱で融着するようにした
ので、溶剤を使用しなくても記録層を形成することがで
き、従って、樹脂基板も使用できるようになる。なお、
本製造方法においても、樹脂基板ばかりでなく、ガラス
基板等も使用可能である。
又、本製造方法においても、混合粉体を熱で基板に融着
して記録層を形成するようにしたので、基板に対する記
録層の付着力が向上する。
おける光メモリ素子の製造手順を示す説明図である。
第5図(a)〜(d)はそれぞれ本発明の第3実施例に
おける光メモリ素子の製造手順を示す説明図である。
1は樹脂基板、2は記録層、4は樹脂粉体、5はフォト
クロミック材料粉体である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、樹脂基板と、透光性の樹脂にフォトクロミック材料
    を混入させてなり、上記樹脂基板上に形成される記録層
    とを備えていることを特徴とする光メモリ素子。 2、基板と、透光性の樹脂にフォトクロミック材料を混
    入させてなり、上記基板上に形成される記録層とを含む
    光メモリ素子の製造方法であって、樹脂粉体とフォトク
    ロミック材料粉体との混合粉体と、基板との間に吸引力
    が作用するように上記混合粉体と基板の少なくとも一方
    を帯電させた状態で混合粉体を基板の表面に吹き付けて
    静電的に付着させ、続いて、混合粉体を、上記樹脂粉体
    の軟化温度以上で、かつ、基板の軟化温度より低い温度
    に加熱することにより基板に融着させて上記記録層を形
    成するようにしたことを特徴とする光メモリ素子の製造
    方法。 3、基板と、透光性の樹脂にフォトクロミック材料を混
    入させてなり、上記基板上に形成される記録層とを含む
    光メモリ素子の製造方法であって、樹脂粉体とフォトク
    ロミック材料粉体との混合粉体を流動槽内で流動させて
    おき、上記基板を樹脂粉体の軟化温度以上で、かつ、基
    板の軟化温度より低い温度に加熱した状態で流動槽内の
    混合粉体に浸漬して基板の表面に混合粉体を付着させ、
    基板の熱で融着させることにより上記記録層を形成する
    ようにしたことを特徴とする光メモリ素子の製造方法。 4、基板と、透光性の樹脂にフォトクロミック材料を混
    入させてなり、上記基板上に形成される記録層とを含む
    光メモリ素子の製造方法であって、樹脂粉体とフォトク
    ロミック材料粉体との混合粉体を流動槽内で流動させて
    おき、かつ、上記混合粉体と基板の少なくとも一方を帯
    電させておき、基板を流動槽内の混合粉体に浸漬させる
    ことにより混合粉体を基板の表面に静電的に付着させ、
    続いて、混合粉体をその軟化温度以上で、かつ、基板の
    軟化温度より低い温度に加熱することにより混合粉体を
    基板に融着させて上記記録層を形成するようにしたこと
    を特徴とする光メモリ素子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6068797A (en) * 1998-12-11 2000-05-30 Ppg Industries Ohio, Inc. Method of preparing a shaped article having a photochromic coating thereon
KR100390772B1 (ko) * 2000-08-28 2003-07-10 한국화학연구원 광변색 수지조성물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6068797A (en) * 1998-12-11 2000-05-30 Ppg Industries Ohio, Inc. Method of preparing a shaped article having a photochromic coating thereon
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