JPH049416Y2 - - Google Patents

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JPH049416Y2
JPH049416Y2 JP1985107669U JP10766985U JPH049416Y2 JP H049416 Y2 JPH049416 Y2 JP H049416Y2 JP 1985107669 U JP1985107669 U JP 1985107669U JP 10766985 U JP10766985 U JP 10766985U JP H049416 Y2 JPH049416 Y2 JP H049416Y2
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hinge
screw
shaft pin
hole
door
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、扉等の取付位置を上下調整可能とし
た蝶番に係り、詳しくは、ねじの螺合により軸ピ
ンを上下させる抜差し型の羽根蝶番に関する。
[従来の技術] 従来からねじを用いた上下調整構造の蝶番は、
各種提供されている。羽根蝶番ではないが門扉用
やピボツト型蝶番においては、例えば、実公昭54
−3561号、同54−3562号、実開昭57−111965号公
報には、門扉やピボツトの下位の軸受部の下部開
口部内周面に設けた雌ねじ溝に雄ねじを螺合さ
せ、雄ねじの軸ピン下端への当接量によつて扉を
押上げて上下調整する構造の蝶番が開示されてい
る。
又、特公昭52−24189号公報には、上位の軸受
部の上部開口部内周面の雌ねじ溝らの雄ねじの螺
合量によつて軸ピンを相対的に押下げ、以つて扉
を上下調整する構造の蝶番が開示されている。
さらに、羽根蝶番については、実公昭51−
29413号、実開昭56−112256号、公報には、下位
軸受部の下部開口部内周面の雌ねじ溝に雄ねじを
螺合して上下調整する構造が開示されている。
さらに又、本実用新案登録出願人の一人は、実
開昭58−195764号公報に示すように、羽根蝶番の
各軸受部の開口部内周面に雌ねじ溝を設けて義星
の雄ねじを螺合する構造とし、以つて、左右兼用
蝶番の左開き或いは右開き扉のいずれも上下調整
可能としている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記各上下調整構造の蝶番は、
いずれもが軸受部或いはその内筒部の内周面に雌
ねじ溝を加工しなければならず、製造コストが高
くならざるを得ない。
特に、雌ねじ溝と雄ねじとの螺合が、軸ピンの
回動や扉開閉時の振動等で緩むことがあつた。
しかして本考案は、上記実情に鑑みて更に開発
されたものであつて、雌ねじ溝を設けることなく
タツピングにより羽根蝶番の上下調整を行なえ、
調整緩みを少なくできるようにしたことを、その
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案に係る蝶番
は、左右一対の羽根板の軸受部に軸ピンが差込さ
れ、各軸受部の上下端の少なくとも一つの開口内
部にはタツピング可能な素材から成るとともに雌
ねじ溝を有しない穴を備えたカラ−部材が固着さ
れ、カラ−部材の穴への雄ねじ部材のタツピング
により雄ねじ部材が軸ピン端部に当接される構成
を特徴とするものである。
[作用] 左右一対の羽根板を本体と扉とに夫々固着した
状態で扉の上下方向の取付位置調整が必要であれ
ば、例えば下位の軸受部のカラー部材の穴に雄ね
じ部材をタツピングする。ねじ溝を有しないカラ
ー部材の穴は雄ねじ部材によつて雌ねじ溝が刻設
されてタツピングされる。このタツピングに伴な
つて、雄ねじ部材が螺進して軸ピンを押上げるの
で、上下調整が行なわれる。
[実施例] 図面第1図は本考案に係る蝶番の分解斜視図、
第2図は上下調整状態を正面から示す同断面図、
第3図及び第4図は左右調整前後の状態を示す要
部断面図である。蝶番としては、羽根蝶番で且つ
左右調整可能なものを示す。
図中1、2は羽根板、3、4は羽根板1、2の
軸受部、5は各軸受部3、4に差込みされる軸ピ
ン、6は軸ピン5の略中間から一体突成される鍔
部、7は鍔部6の近傍に設けられる突起、8は上
記突起7と係合するために羽根板1の上端開口部
を切欠して成る受溝である。
しかして、上記軸受部3,4の少なくとも一つ
の開口内部3a又は4aにはカラ−部材10,1
1が固着され、カラ−部材10,11の穴12,
13には雄ねじ部材としてのいもねじ14,15
がタツピングされる。上記カラ−部材10,11
は開口内部3a,4aの嵌挿される内筒部10
a,11aと、開口端面3b,4bに当接するフ
ランジ部10b,11bとから構成され、軸受部
3,4への嵌挿状態で例えばスポツト溶接等で固
着される。
上記カラ−部材10,11は穴12,13にね
じ溝加工を設けずにばか穴構造にされる。上記カ
ラ−部材10,11としてはタツピング可能な素
材であればよく、好適には焼入れ等熱処理を施こ
さない鉄鋼等の素材が用いられる。扉等が軽量の
場合にはアルミニユウムや亜鉛合金等の金属素材
も選択可能である。いずれにしても、羽根板1,
2や軸受部3,4とは別に設けられるので、これ
らの強度に影響はない。
上記構成に基づく上下調整は、各羽根板1,2
を本体Aと図示しない扉とに夫々固定して軸ピン
5に差込すると、突起7が受溝8に係入して軸ピ
ン5が回り止めされるので、例えば、下位のいも
ねじ14を螺合させれば良い。いもねじ14はカ
ラ−部材10の穴12にタツピングされながら距
離αだけ螺進してその先端面14aが軸ピン下端
5aを押上げすると、鍔部6が上位の羽根板2を
距離α押上げした状態となるので、扉側において
距離αの上下調整されることとなる。
上記一実施例の蝶番には左右調整機構を付加で
きる。羽根板1の他に座板20が備えられ、座板
20には止めねじ用皿穴21と調整ねじ部材用ね
じ穴22と連結用ねじ穴23とが夫々複数形成さ
れている。上記座板20の一方の連結用ねじ穴2
2には、調整用ねじ部材24の雄ねじ部27が複
数螺合されている。調整用ねじ部材24は中間に
鍔部25を張出し、その上半部には径大の頭部2
6を有し、下半部には雄ねじ部材27が形成され
て成る。又、座板20の連結用ねじ穴には羽根板
1との連結用ねじ28が螺合される。尚、29は
座板20の止めねじ、30は羽根板1の丸穴、3
1は羽根板1の連結ねじ用皿穴である。
上記左右調整構造によれば、本体Aの掘込溝B
よりも深い掘込穴Cに座板20を止めねじ29で
固定する。この状態において、座板20の上面に
は調整用ねじ部材24の鍔部25が密接した状態
で頭部26が突出しているので、頭部26に羽根
板1の丸穴30を係合し、連結用ねじ28を連結
ねじ用皿穴31から連結用ねじ穴23に螺合して
取付する。この場合に連結用ねじ28を緩くして
おき、前述の如く扉側の羽根板2を軸ピン5を介
して取付した後に左右調整が行なわれる。
即ち、前記状態において調整用ねじ部材24を
例えば反時計方向へ回動させて鍔部25を突出さ
せ、鍔部25に羽根板1を押付けた状態で左右の
位置決めを行なう。位置決め後には連結用ねじ2
8で羽根板1を座板20に締付けすれば、羽根板
1は鍔部25で浮き上げされた状態で固着されて
調整されることとなる。
図面第5図は本考案に係る蝶番の羽根板の他の
一実施例を示す部分斜視図であり、第1図乃至第
4図と同一符合は同等部分を示す。
しかして、上位の羽根板2にはその中央に丸穴
32を設け、下端開口部には受溝33を切欠して
おく。この場合に各羽根板1,2を同一構造とで
きるので、皿穴31を表裏面から係合することに
よつて、左開き扉用或いは右開き扉用の羽根蝶番
の上下タツピング調整構造にできる。
上記一実施例において、下位のカラ−部材10
を調整する構造を説明したが、上位のカラ−部材
11を螺合調整しても、軸ピン上端5bへのいも
ねじ15の押下げによつて、同様な上下調整効果
が得られる。
又、カラ−部材10,11として内筒部10
a,11aとフランジ部10b,11bとから成
る構造を図示説明したが、軸受部3,4の開口内
部3a,4aを掘込構造として、内筒部相当部分
のみを差込して固着する等の設計変更が可能であ
る。
さらに、雄ねじ部材としていもねじ14,15
を例示したが、タツピング可能な他のねじでも同
様に用いることを妨げない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る蝶番によれ
ば、羽根板の各軸受部の上下端の少なくとも一つ
の開口内部にタツピング可能な素材から成るとと
もに雌ねじ溝を有しない穴を備えたカラ−部材が
固着されているので、カラ−部材の穴へ雄ねじ部
材をタツピングして雄ねじ部材を軸ピン端部に当
接することによつて扉等の上下調節を行なうこと
ができた。従つて、軸受部に予め雌ねじ溝を形成
しておく必要がないので、それだけ製造工程を簡
素化できるうえ、タツピングによる食込力で緊密
に螺合させておくことができ、経年使用による調
整位置狂いも解消できた。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本考案に係る蝶番の分解斜視図、
第2図は上下調整状態を正面から示す同断面図、
第3図及び第4図は左右調整前後の状態を示す要
部断面図、第5図は羽根板の他の一実施例を示す
部分斜視図である。 1,2……羽根板、3,4……軸受部、3a,
4a……開口内部、3b,4b……開口端面、5
……軸ピン、5a,5b……軸ピン端部、6……
鍔部、10,11……カラ−部材、10a,11
a……内筒部、12,13……穴、14,15…
…いもねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右一対の羽根板の軸受部に軸ピンが差込さ
    れ、各軸受部の上下端の少なくとも一つの開口内
    部にはタツピング可能な素材から成るとともに雌
    ねじ溝を有しない穴を備えたカラ−部材が固着さ
    れ、カラ−部材の穴への雄ねじ部材のタツピング
    により雄ねじ部材が軸ピン端部に当接される構成
    とした蝶番。
JP1985107669U 1985-07-16 1985-07-16 Expired JPH049416Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985107669U JPH049416Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

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JPS6216671U JPS6216671U (ja) 1987-01-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59146477U (ja) * 1983-03-18 1984-09-29 福井 亀之助 左右兼用蝶番

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