JPH0491324A - 二酸化炭素回収型火力発電システム - Google Patents

二酸化炭素回収型火力発電システム

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JPH0491324A
JPH0491324A JP2206750A JP20675090A JPH0491324A JP H0491324 A JPH0491324 A JP H0491324A JP 2206750 A JP2206750 A JP 2206750A JP 20675090 A JP20675090 A JP 20675090A JP H0491324 A JPH0491324 A JP H0491324A
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JP
Japan
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gas
power generation
reformer
carbon dioxide
oxygen
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JP2206750A
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Inventor
Hideto Moritsuka
森塚 秀人
Teruhide Hamamatsu
浜松 照秀
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Central Research Institute of Electric Power Industry
Original Assignee
Central Research Institute of Electric Power Industry
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、燃料として液化天然ガス(以下LNGと表
記する)を用いる火力発電所のボイラー又はガスタービ
ンから排出される燃焼排ガス中の二酸化炭素(CO2と
表記する)を回収する火力発電システムに関する。
(従来の技術) 近年、増加の一途をなどるC02ガスによる地球の温暖
化現象が世界的な問題となっており、全世界的にその削
減が求められている。日本において発生するC02の約
3割は火力発電所からのもので、電気事業としても今後
CO2による地球温暖化問題については有効な対応が迫
られている。
しかし、火力発電所から排出されるC02は膨大な量に
のぼり、これを環境保全の点からも効率的かつ経済的に
回収する方式についての報告は従来はとんどされていな
い。従来−船釣なC02の回収方法としては、化学吸収
法や物理吸着法、膜分離法、水酸化カルシウムによる沈
澱法などが挙げられる。例えば、ゼオライト系吸着剤を
用い、その圧力によるガス吸着率の差異を利用して特定
のガスを分離する圧力変動CO2分離装置の採用よって
C02を全量回収することが考えられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これらの方法は比較的小規模の装置にお
いてCO2を取除く場合のもので、火力発電所から排出
される膨大な燃焼ガス中の数%の002を回収し、固定
化するには技術的、経済的観点から必すしも現実的でな
い。
また、排ガス中の低濃度のCO2を圧力変動CO2分離
装置(PSOCO2)を用いて回収する場合、吸着作業
を繰返して濃度を高めなければならないことから、設@
曽が増大し、経済的に見てかなり難しいものと思われる
本発明は、LNGを燃料とする火力発電所から排出され
る膨大な量のCO2を効率良く、かつ経済的に回収する
火力発電システムを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本発明の二酸化炭素回収型
火力発電システムは、レヒートガスタービンとその燃焼
ガスから排熱を回収するボイラを少なくとも含みかつC
02を作業流体とする閉ループヒートサイクルを構成し
、前記レヒートガスタービンにおいて液化天然ガスを理
論空気量の純02で燃焼させ、燃焼により増加したC0
2を系外に抽出して回収するようにしている。
また、本発明のCo2回収型火力発電システムは、LN
Gを改質してH2とCOにする改質器と、改質ガスより
H2を分離し残余のガスを改質用燃料として前記改質器
に供給する水素分離手段と、この水素分離手段から供給
されるH2を燃料として発電する発電手段と、02を前
記改質器に供給する酸素供給手段とから成り、前記発電
手段で改質ガスのH2を燃料として発電する一方、前記
改質ガスのCOと02を改質器に導入して改質熱を得る
と共に002として回収するようにしている。
また、本発明のCO2回収型火力発電システムは、ガス
タービンとその燃焼ガスから排熱を回収するボイラとを
少なくとも含み作業媒体を水蒸気とする閉プールヒート
サイクルと、LNGを改質してN2とCOにする改質器
と、改質ガスよりN2を分離し前記ガスタービンに供給
する一方残余のガスを改質用燃料として前記改質器に供
給するN2分離手段と、02を前記ガスタービン及び改
質器に供給する02供給手段とから成り、前記ガスター
ビンで改質ガスのN2と純02を燃焼させて生成された
N20を前記閉ループ系外に抽出排除する一方、前記改
質ガスのCOと02を改質器に導入して改質熱を得ると
共にC02として回収するようにしている。
また、本発明のCO2回収型火力発電システムは、改質
器と燃料電池及び02供給手段とから成り、L N G
を前記改質器で改質し、得られた改質ガスを前記燃料電
池の燃料極に供給すると共に前記燃料電池で消費されな
かったCO及びN2と前記02供給手段からの02とを
改質器へ導入して改質のための熱源として利用すると共
に改質出口ガスを燃料電池の02極に供給する一方、C
O2と02を作業流体として前記燃料電池の02極に循
環させるリサイクルガス閉ループ系を構成し、このリサ
イクルガスから燃焼で生成されたCO2を回収するよう
にしている。
(作用) レヒートガスタービンと排熱回収ボイラで構成した閉プ
ールヒートサイクルにC02を作業流体として循環させ
る場合、レヒート力スタービンで燃焼した結果生成され
るものはCO2だけとなる。
このC02は閉プールヒートサイクルの作業流体として
使用され、燃焼で生成された分だけが系外に抽出されて
回収される。一方、CO2は比熱か高いがレヒートガス
タービンにおいて高温にされかつ圧力比が上げられるた
め作業流体として所定の働きを為す。
また、LNGの改質ガスのN2と純02とをガスタービ
ンで燃焼させる場合、ガスタービンの燃料中からCO2
の発生原因が除かれるため膨大な量の燃焼ガス中からC
O2を回収する必要がなくなる。燃料中の炭素成分は改
質によってCOとされ、改質器において02を使って燃
焼され、改質熱源として利用された後、CO2として回
収される。
更に、LNGを改質器で改質し、燃料電池の燃料極に供
給して発電する場合、燃料電池の発電に供されなかっな
COと残余のN2は改質器の熱源として使用される。そ
して、この改質器から排出される改質器出口ガス中の0
02は高濃度状態となる。そこで、改質器出口ガスから
02を除いてCO2のみが回収される。
(実施例) 以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図に本発明の002回収型火力発電シスデムの一実
施例を原理図で示す。この実施例の発電システムは、レ
ヒートガスタービン1と、排熱回収ボイラ2とで閉ルー
プヒートサイクル3を構成し、CO2を作業流体として
循環させるようにしたものである。この発電システムに
おいては、LNGを燃料とし、これに理論空気型に相当
する純O2を酸素供給手段4から供給してしし一トガス
タービン1で燃焼させるようにしている。しし−I・ガ
スタービン1内ではL N Gと純02との燃焼によっ
てCO2とN20が発生する。LNGは現産地によりそ
の組成は異なるが、その主成分はメタン(80〜100
%)とエタンである。LNGと純02との燃焼反応によ
って、CO2とN20と僅かの不純物及び所定の発熱反
応が得られる。
そこで、閉ループヒートサイクル3内には燃焼によって
生成されたCO2とN20とが増加することとなる。N
20は凝縮器5によって排出され、燃焼によって増えた
CO2は閉ループ系3外へ抽出される。そして、LNG
の気化冷熱等を用いて液化されて回収される。液化C0
2は更に容器に密閉されて投棄されたり、工業的に使用
される。
酸素供給手段4としては、例えば酸素分離器が挙げられ
る。この酸素分離器4は大気中の02またはN2を吸着
剤で選択的に吸着し02の濃度を上げて供給するもので
ある。例えば、ゼオライト系吸着剤の圧力変動によって
生ずる吸着率の差異によって特定ガスを吸着しかつ放出
する圧力変動02分離装置(pso  o2 )のよう
なものがある。吸着剤で空気中の02あるいはN2を吸
着して純02を得る。その他の不純物は極めて微量なの
で無視する。
レヒートガスタービン1がら排出される燃焼ガスは、排
熱回収ボイラ2に導入され、作業流体たる蒸気を加熱す
ることによって排熱を回収し、蒸気タービン6を駆動す
るように設けられている。
本システムは、LNGを02で燃焼することにより、燃
焼ガス中に窒素が混じることを防ぐものである。これに
より、燃焼ガスはCo2とN20と極めて僅かの不純物
のみになるので、1−I20を凝縮除去すれば、はとん
どCO2のみとなり、C02分離装置なしにCO2が回
収できる。尚、残りのCO2は作業流体として使用され
る。
この発電システム即ちCo2閉サイクル再燃ガスタービ
ン複合発電シスデムの更に詳細な具体例を第4図に示す
作業流体にCO2を用いると、Co2の比熱比が小さい
ことから、タービンで十分に膨張仕事を取り出すために
は50程度の高圧力比が必要となり、従来の単純サイク
ル(圧力比15程度)では、実現が困難である。そこで
、本システムでは、ヒレ−トガスタービン1を採用し、
高圧燃焼器7と再燃器8とに別々に純02を供給するよ
うにしている。レヒートガスタービン1の排ガスは、公
知の排熱回収蒸気系により熱回収する複合発電システム
である。作業流体としてC02を閉ループで用いるため
、低圧圧縮器9から出たCO2は中間冷却器(水冷式>
10で一旦冷却した後、高圧圧縮器11に導入され所定
圧力まで圧縮される。
そして、この高圧の作業流体(002)と共にL N 
Gの理論燃焼量の02を高圧燃焼器7に供給して燃焼さ
せる。高圧圧縮器11と高圧タービン12は、フリータ
ービンとなっており、高圧圧縮器動力と高圧タービン出
力をバランスさせる。高圧タービン12で仕事をした後
の燃焼ガスは更に中圧タービン13で膨張した後再燃器
8へ導かれる。尚、高圧燃焼器用CO2の一部が高圧タ
ービン12の翼冷却用として供給されている。再燃器8
にはLNGの一部XRを供給し、燃焼ガスを再燃させて
再燃器用[l温度を所定温度まで高める。
ただし供給02は高圧燃焼器7と同様に理論燃焼量を供
給するものとする。低圧ガスタービン14から排出され
る燃焼ガスは排熱回収ボイラ2に導かれ、所定温度まで
冷却されて排熱が回収される。
そして、排熱回収ボイラ2において得られた蒸気で蒸気
タービン6を駆動し発電する。蒸気タービン6を出た蒸
気は復水器15で冷却されN20に戻された後、中間冷
却器10に導かれ低圧圧縮器9を出た作業流体のCO2
と熱交換し、CO2から熱を奪う。一方、排熱回収ボイ
ラ2を出た作業流体は凝縮器5で燃焼によって生成され
たN20を取除いた後、燃焼によって増量した分のCO
2が系外に抽出されて回収される。尚、図中の符合16
.17は発電機である。
本システムの熱収支は、本発明者の試算によると、発電
端出力10100Oベースに換算する場合、ガスタービ
ン出力は530 MW (130MW4台)を、蒸気タ
ービン出力は470MWとなる。
供給するLNG量は137.6ton/hで回収するC
O2は作動流体の7.4%にあたる19,3万Nm3/
h (378,3ton/h )となる。
第2図に他の発電システムを示す。このシステムは、液
化天然ガスを改質して水素と一酸化炭素にする一方、こ
の改質ガスより水素を分離して発電用燃料として使用す
ると共に残余のガスを改質用燃料として使用し、改質器
において前記改質ガスの一酸化炭素と酸素供給手段から
供給される純酸素との燃焼で改質熱を得ると共に二酸化
炭素として回収するものである。即ち、このシステムは
、ガスタービン燃料からCO2発生原因となるCOを分
離する火力発電システムであり、L N Gを改質器2
1で改質し、改質ガスからN2を分離してガスタービン
23に供給して燃焼させる一方、残余のガスを改質器2
1に戻して燃焼させ改質反応熱を供給した後、その燃焼
ガスからCO2を回収するようにしている。ガスタービ
ン23及び改質器21には酸素供給手段例えば前述の酸
素分離器26によって大気中から得られた02が供給さ
れる。ガスタービン23から排出される燃焼ガスは更に
排熱回収ボイラ24に導入され、蒸気タービン25を駆
動さぜるなめの蒸気を得る。
ガスタービン23ではH2と02の燃焼によってH20
が発生する。この燃焼によって発生したH20は燃焼に
よる増量分だけ閉ループヒートサイクル系27の外に抽
出されると共にその一部が必要に応じて改質器21に供
給され、改質反応に用いられる。
この発電システム即ちLNG改質CO分離複合発電シス
テムの更に詳細な具体例を第5図に示す。
本システムは、LNGを蒸気により改質した改質ガス(
I]2とCOガス)よりH2を分離し、複合発電系には
H2を燃料として供給する。残りのガスであるCOと一
部のH2やその他は、改質器21に戻して02により燃
焼させ、その排ガスよりCO2を回収する。この場合、
発電システムから完全に炭素分を取除くことができる。
燃料がH2となれば、在来型の複合発電の他、PA型燃
料電池、MC型燃料電池等のような如何ような発電シス
テムにも使用可能となる。
ここでは、改質用の水蒸気を得る目的でH2を02で燃
焼する閉ループガスタービン(蒸気タービン)複合発電
システムについて示しているが、改質用の水蒸気を外部
から供給する水を排ガスボイラにより蒸発させて用いれ
ば第7図及び第8図の従来型複合発電、PA型燃料電池
発電システムも考えられる。これら発電システムは、L
NGを改質してH2とCOにする改質器21と、改質ガ
スよりH2を分離し残余のガスを改質用燃料として改質
器21に供給する水素分離手段22と、この水素分離手
段22から供給されるH2を燃料として発電する発電手
段23,23Aと、02を改質器21に供給する酸素供
給手段26とから構成されており、発電手段23,23
Aで改質ガスのH2を燃料として発電する一方、改質ガ
スのCOと02を改質器21に導入して改質熱を得ると
共にCO2として回収するようにしている。尚、第7図
の発電システムにおいては、ガスタービン23で水素分
離手段22から供給されるH2を空気によって燃焼させ
、その燃焼排ガスを排ガスボイラ24で回収し、蒸気タ
ービンを駆動させる一方、改質器21に供給する水を加
熱するようにしている。また、第7図の発電システムの
場合には、水素分離手段22から供給されるH2はPA
型燃料電池において発電に供された後、消費されなかっ
た分が改質器21に戻されて改質用熱源として使用され
る一方、カソードガスの熱を利用して熱交換器28で水
が加熱されて改質器21に供給されている。
改質器21におけるLNG (メタン)改質反応によっ
て、LNGからCOとH2の改質ガスが得られる。この
改質ガスのH2をガスタービン23において02で燃焼
させると、燃焼ガスは全て水蒸気となる。ここでは、H
20による閉ループガスタービン系27を考え、排熱回
収ボイラ24にて熱回収した後、更に水蒸気を圧縮fi
28で加圧することとした。更に、場合によって圧縮8
!28で加圧された水蒸気の一部を抽気して、さらに圧
縮器28で昇圧して改質器21に供給する。
例えば、LNG中の炭素1モルに対し3モルの水蒸気を
混合し、LNG予熱器31において改質器出口ガスと熱
交換して昇温した後、改質器21に供給する。改質ガス
は、先程のLNG予熱器31においてLNGと熱交換し
た後に更に改質ガス熱交換器32で改質燃焼器21aに
戻すガスと熱交換して冷却し、比較的低温にして水素分
離装置(水素分離膜)22に導かれる。そして、その中
からH2が分離され、その85%がガスタービン23に
供給され、COを含む残りのガスが、改質燃焼器21a
に戻される。
水素分離膜22で分離されたH2ガスはH2予熱器35
で予熱された後ガスタービン23の燃焼器30に供給さ
れ、酸素供給手段例えば前述の酸素分離器26から供給
される02によって作業流体たる水蒸気中で燃焼させら
れる。このとき、燃焼によってはH2Oしか発生しない
。ガスタービン29で仕事を完了した燃焼ガスは排熱回
収ボイラ24に導かれ、所定温度まで冷却されて、その
排熱を回収する。排熱回収ボイラ24で得られた蒸気は
蒸気タービン25を回し発電すると共に復水器41で凝
縮され、再び排熱回収ボイラ24に戻される。
まな、排熱回収ボイラ24を出た作業流体たるH’20
は燃焼で増量した分の一部を系外に排出する一方、残部
を圧縮器28で昇圧したのち分岐系46で抽出してLN
Gに混入させる。
一方、改質器出口燃焼ガスは膨張タービン37で動力回
収を行った後、予熱器40で給水子熱し、更に凝縮器3
9で冷却して水魚気分を凝縮除去し、CO2のみを回収
する。尚、膨張タービン37の回転によって蒸気昇圧機
36を回し、残りを発電仕事に使用する。また、図中の
符号472,43゜44は発電機、45は駆動用モータ
である。
本システムの熱収支は、本発明者の試算によると、発電
端出力<151MW3台)100OMWベースに換算す
るとガスタービン出力は453MW(151MW3台)
、蒸気タービン出力は479MW、膨張タービン出力は
、68MWとなり、供給するLNG (メ、タン)量は
135.3ton/hで回収するCO2量は18,9万
Nm’/h(372ton/h )となる。
更に、第3図に本発明の他の実施例を示す。このシステ
ムはL N Gを改質器51で改質し1.燃料電池52
の燃料と改質反応の熱源用燃料として供給する一方、改
質器出口ガスから002を回収すると共にこの改質器出
口ガスを燃料電池52の酸素極に循環させて供給するよ
うにしている。燃料電池52は供給された燃料の全てを
消費することはなく、その一部例えば20%程度を残し
て80%程度を発電に消費する。そこで、残りの20%
のH2とCOを改質器31に戻し、酸素供給手段例えば
前述の酸素分離器53から供給される02によって燃焼
させ改質反応熱を得るようにしている。
したがって、改質器出口ガスはCO2と燃焼に使われな
かった余分な02とから成る。この改質器出口ガスは燃
料電池52の酸素極側へ供給される。更に燃料電池52
の酸素極から排出されたC02と残存02とは再び改質
器出口ガスと合流し酸素様へ供給される。即ち、酸素極
から排出されたガスは再び酸素極に導かれるリサイクル
ガス閉ループ系54が構成されている。このリサイクル
ガス閉ループ系54のCO2は濃度が高い、一方、改質
器出口ガスに含まれるC02はC02分離回収手段例え
ば圧力変動C02分離装置55によって系外に回収され
る。このとき、CO2濃度は非常に高いため効率的に回
収される。
この発電システム即ちL N G改質02吹きMC型燃
料電池発電システムの一具体例を第6図に示す。このシ
ステムにおいては、LNG改質器51については第5図
のシステムと同じであるが、得られた改質ガスで燃料電
池を作動させ、更にこの燃料電池52のアノード(燃料
極)で消費されないで出てきなCO,H2ガス(例“え
ば、アノードガス燃料利用率μ6=80%程度)を改質
燃焼器51へ導き改質のための熱源としている点で異な
る。アノード出口ガスより凝縮除去された水分(1−1
20)は蒸発器71において、カソード出口ガスで蒸発
させ、更に過熱器62,60、アノードガス熱交換器5
9を介して昇温されて改質器51へ供給される。他方、
アノード出口ガスはアノードガス熱交換器59,61,
64、過熱器60゜62及びI、N、G予熱器63と熱
交換して冷却された後、凝縮器65でH20が凝縮除去
された後、アノードガスブロア66で加圧され、再びア
ノードガス熱交換器64,61.59で加熱後に改質燃
焼器51aへ供給される。改質器51の改質燃焼器51
aではアノード出口ガスに残存する燃料分(20%のH
2とCO)と、酸素供給手段例えば前述の02分離装置
53から圧m機67とアノードガス熱交換器59とを介
して供給される02とを燃焼させる。この燃焼によって
発生したCO2と残存02よりなる改質器出口ガスは、
MC型燃料電池のカソード(酸素極)58に供給され、
発電に使用される。尚、02はモータ駆動される圧縮器
67によって昇圧された後アノードガス熱交換器59に
おいて昇温されな後改質燃焼器51aへ供給される。
このとき、MC型燃料電池52では、アノード5711
11において、 )12±CO32−+H20モC02士2eCO+CO
s 2−=2CO2士2eの反応を、カソード58側で
は、 CO2+1/202 +2e−”CO32の反応が起こ
る。発生ずるCO32−は電解質を通リアノード電極5
7側に移動する。尚、カソードリサイクルガスは700
℃と高温であるので膨張タービン70で動力をとり、そ
の排ガスで蒸発機71においてアノード凝縮水を蒸発さ
せL N G改質用蒸気とする。
ここで、カソード58の02利用率は、例えば(1パス
)25%とすると、リサイクルガスにより02を4.8
モル循環させることが望ましい。
また、MC型燃料電池52では、700℃以下に運転温
度を保つ必要があるので、温度の調節はカソードリサイ
クルCO2ガスで行う。
更にLNGで供給された炭素分の0021モルを圧力変
動CO2分離装置55 (PSA  CO2)により回
収する。この場合の所要動力及び設備は原料ガスのCO
2濃度が高いこと(例えばC02:02 =84 : 
16Vo1%)と、リサイクルガスの約4%のガスから
分離すればよいので、従来よりも極めて少ない動力と設
備で可能となる。リサイクルガスは圧縮機73によって
加圧されな後再び燃料電池のカソード58に供給される
本システムの熱収支は本発明者の試算によると、発電端
出力10100Oベースに換算する場合、供給するLN
G (メタン)量は110 、8ton/hで、回収す
るCO2は15.6万Nm3/h(304、6ton/
h )となる。
尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の一例ではある
がこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変形実施可能である。例えば、第
1図及び第2図の実施B様においてガスタービンと蒸気
タービンとの複合発電システムを採用しているが、特に
これに限定されるものではなくガスタービンから排出さ
れた燃焼ガスの排熱をボイラで回収した後蒸気そのもの
を利用するようにしても良い。
(発明の効果) 以上の説明より明らかなように、本発明の火力発電シス
テムは、燃焼によって発生するガスを002のみとする
か、燃料から002の発生原因を取除くようにしている
ので、C02分離装置を用いることなく、あるいは比較
的小規模の酸素分離装置を用いてCO2を回収できる。
しかも、いずれのシステムも排ガス量を減少できると共
に燃焼ガス中にNOxの発生がなくなるので、脱硝装置
が不要となる。更に、本発明の火力発電システムの送電
端効率は、いずれも現行のボイラ焚火力と同様若しくは
より高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のCO2回収型火力発電システムの一実
施例を示す原理図である。 第2図は本発明のCO2回収型火力発電システムの他の
実施例を示す原理図である。 第3図は本発明のC02回収型火力発電システムの更に
他の実施例を示す原理図である。 第4図は第1図の実施例を具体的にした発電システムを
示すシステム構成図である。 第5図は第2図の実施例を具体的にした発電システムを
示すシステム構成図である。 第6図は第3図の実施例を具体的にした発電システムを
示すシステム構成図である。 第7図及び第8図は第2図のCO2回収型火力発電シス
テムの変形例をそれぞれ示す原理図である。 1・・・レヒート力スタービン、 2・・・排熱回収ボイラ、 3・・・C02を作業流体とする 閉ループヒーサイクル、 4・・・酸素供給手段、 21・・・改質器、 22・・・H2分離手段、 23・・・ガスタービン、 24・・・排熱回収ボイラ、 26・・・酸素供給手段、 Oを作業流体とする 閉ループヒーサイクル、 1・・・改質器、 2・・・燃料電池、 3・・・酸素供給手段、 4・・・リサイクルガス閉ループ系、 5・・・co2分離手段。 27・・・H2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)レヒートガスタービンとその燃焼ガスから排熱を
    回収するボイラを少なくとも含みかつ二酸化炭素を作業
    流体とする閉ループヒートサイクルを構成し、前記レヒ
    ートガスタービンにおいて液化天然ガスを理論空気量の
    純酸素で燃焼させ、燃焼により増加した二酸化炭素を系
    外に抽出して回収することを特徴とする二酸化炭素回収
    型火力発電システム。(2)液化天然ガスを改質して水
    素と一酸化炭素にする改質器と、改質ガスより水素を分
    離し残余のガスを改質用燃料として前記改質器に供給す
    る水素分離手段と、この水素分離手段から供給される水
    素を燃料として発電する発電手段と、酸素を前記改質器
    に供給する酸素供給手段とから成り、前記発電手段で改
    質ガスの水素を燃料として発電する一方、前記改質ガス
    の一酸化炭素と酸素を改質器に導入して改質熱を得ると
    共に二酸化炭素として回収することを特徴とする二酸化
    炭素回収型火力発電システム。 (3)前記発電手段はガスタービンとその燃焼ガスから
    排熱を回収するボイラとを少なくとも含むことを特徴と
    する請求項2記載の二酸化炭素回収型火力発電システム
    。 (4)前記発電手段は燃料電池であることを特徴とする
    請求項2記載の二酸化炭素回収型火力発電システム。 (5)ガスタービンとその燃焼ガスから排熱を回収する
    ボイラとを少なくとも含み作業媒体を水蒸気とする閉ル
    ープヒートサイクルと、液化天然ガスを改質して水素と
    一酸化炭素にする改質器と、改質ガスより水素を分離し
    前記ガスタービンに供給する一方残余のガスを改質用燃
    料として前記改質器に供給する水素分離手段と、酸素を
    前記ガスタービン及び改質器に供給する酸素供給手段と
    から成り、前記ガスタービンで改質ガスの水素と純酸素
    を燃焼させて生成された水を前記閉ループ系外に抽出排
    除する一方、前記改質ガスの一酸化炭素と酸素を改質器
    に導入して改質熱を得ると共に二酸化炭素として回収す
    ることを特徴とする二酸化炭素回収型火力発電システム
    。 (6)ボイラで得た蒸気で蒸気タービンを駆動し、複合
    発電を行なうことを特徴とする請求項1または3もしく
    は5のいずれかに記載の二酸化炭素回収型火力発電シス
    テム。 (7)改質器と燃料電池及び酸素供給手段とから成り、
    LNGを前記改質器で改質し、得られた改質ガスを前記
    燃料電池の燃料極に供給すると共に前記燃料電池で消費
    されなかった一酸化炭素及び水素と前記酸素供給手段か
    らの酸素とを改質器へ導入して改質のための熱源として
    利用すると共に改質出口ガスを燃料電池の酸素極に供給
    する一方、二酸化炭素と酸素を作業流体として前記燃料
    電池の酸素極に循環させるリサイクルガス閉ループ系を
    構成し、このリサイクルガスから燃焼で生成された二酸
    化炭素を回収することを特徴とする二酸化炭素回収型火
    力発電システム。
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