JPH0489429A - 経皮吸収用製剤 - Google Patents

経皮吸収用製剤

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JPH0489429A
JPH0489429A JP20039990A JP20039990A JPH0489429A JP H0489429 A JPH0489429 A JP H0489429A JP 20039990 A JP20039990 A JP 20039990A JP 20039990 A JP20039990 A JP 20039990A JP H0489429 A JPH0489429 A JP H0489429A
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JP
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ethyl
transdermal absorption
fatty acid
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esters
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JP20039990A
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Inventor
Takehisa Hata
秦 武久
Kazutake Sumi
角 和武
Yuji Tokunaga
徳永 雄二
Fumio Shimojo
文男 下条
Akira Kagayama
加賀山 彰
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、経皮吸収促進剤およびそれを含有する経皮
吸収用製剤に関するものであり、詳細には、不飽和脂肪
酸、不飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪族アルコール、脂
肪酸の低級脂肪族アルフーLエステル、脂DWIのグリ
セリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、二塩基酸
のシー低級脂肪族アルコールエステル、1−ドデシルア
ザサイクロヘプタン−2−オン、N、N−ジエチル−m
−トルアマイドおよびN−エチル−N−(2−メチルフ
ェニル)−2−ブテンアミドから選ばれた1種または2
種以上の化合物を含有する4−エチル−2−ヒドロキシ
イミノ−5−ニトロ−3−ヘキセンアミドの経皮吸収促
進剤および該経皮吸収促進化合物と4−エチル−2−ヒ
ドロキシイミノ−5−ニトロ−3−ヘキセンアミドとを
含有する経皮吸収用製剤に関するものである。
[従来技術]およびC発明が解決しようとする課題]こ
の発明の生薬である4−エチル−2−ヒドロキシイミノ
−5−ニトロ−3−ヘキセンアミドは下記式(I)のよ
うな化学構造式を有し、血管拡張剤、抗血栓症剤、狭心
症治療剤等として知られている(特開昭59−1523
66号公報)。
OH この化合物(I)は、不斉炭素に基づく右旋性および左
旋性の光学活性体およびその混合物を包含する。そして
光学不活性なラセミ体である、(±)−(E)−4−エ
チル−2−[(E)−ヒドロキシイミノツー5−ニトロ
−3−−>キセンアミドを以下、FK409と称する。
この発明において主薬として使用きれる化合物(I)は
経皮吸収性が低く、経皮投与により、薬物の有効血中濃
度を得ることは、極めて困難ときれてきた。また従来の
経口剤では、迅速な作用は達成されるものの持続性の面
でやや問題点を残しており、薬物を持続的に放出する経
皮吸収用製剤の開発が望まれていた。
[発明の目的コおよび[発明の構成コ この発明者等は、上記課題解決のため鋭意研究の結果、
不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪族アル
コーノ呟脂肪酸の低級脂肪族アルコールエステル、脂肪
酸のグリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、
二塩基酸のシー低級脂肪族アルコールエステル、1−ド
デシルアザサイクロヘプタン−2〜オン、N、N−ジエ
チルm−hルアマイトおよびN−エチル−N−(2−メ
チルフェニル)−2−ブテンアミドが化合物(I)の経
皮吸収を顕著に促進するという新知見を得、この発明を
完成した。
従って、この発明の目的は不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸
アミド、不飽和脂肪族アルコール、脂肪酸の低級脂肪族
アルコールエステル、脂肪酸のグツセリンエステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、二塩基酸のシー低級脂肪族ア
ルコールエステル、1−ドデシルアザサイクロヘプタン
−2−オン、N、N−ンエチル−m−トルアマイドおよ
びN−エチル−N−(2−メチルフェニル)−2−ブテ
ンアミドから選ばれた1種または2種以上の化合物を含
有する4−エチル−2−ヒドロキシイミノ−5−ニトロ
−3−ヘキセンアミド[化合物(I)]または医薬とし
て許容されるその塩の経皮吸収促進剤を提供するもので
あり、さらには不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸アミド、不
飽和脂肪族アルコール、脂肪酸の低級脂肪族アルコール
エステル、脂肪酸のグリセリンエステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、二塩基酸のジ−低級脂肪族アルコールエ
ステル、1−ドデシルアザサイクロヘプタン−2オン、
N、N−ジエチル−m−トルアマイドおよびN−エチル
−N−(2−メチルフェニル)−2−ブテンアミドから
選ばれた1種または2種以上の化合物と4−エチル−2
−ヒドロキシイミノ−5−ニトロ−3−ヘキセンアミド
[化合物(I )]または医薬として許容されるその塩
を含有する経皮吸収用製剤を提供することにある。
この発明で生薬として使用される化合物(I)の医薬と
して許容きれる塩としては、例えば、ナトリウム塩、カ
リウム塩等のアルカリ金属塩、例えばカルシウム塩等の
アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩;エタノールアミ
ン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロへキ〉ルアミン塩
のような有機アミン塩等のような無機塩基との塩または
有機塩基との塩が挙げられる。
この発明の4−エチル−2−ヒドロキシイミノ−5−ニ
トロ−3−ヘキセンアミド[化合物(1)]または医薬
として許容されるその塩の経皮吸収促進化合物の好まし
い例について、以下に説明する。
不飽和脂肪酸の好ましい例として、バルミチン酸、オレ
イン酸、リシノール酸、リノール酸、ノルシン酸、エレ
オステアリン酸等のような不飽和結合1〜5個を有する
炭素数10〜26の直鎖または分枝鎖脂肪族カルボン酸
が挙げられ、より好ましくは不飽和結合1〜3個を有す
る炭素数14−22の直鎖脂肪族カルボン酸が挙げられ
る。
不飽和脂肪酸アミドおよび不飽和脂肪族アルコールの好
ましい例としては、上記例示した不飽和脂肪酸の対応す
るアミド(例えばオレイン酸アミド等)および対応する
アルコール(例えばオレインアルコール等)がそれぞれ
挙げられる。
脂肪酸の低級脂肪族アルコールエステルの好ましい例と
しては、例えばカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸等の炭素数6
−16の飽和脂肪族カルボン酸と炭素数1−6の飽和脂
肪族アルコールとのエステル(例えばミリスチン酸イソ
プロピルエステル等)等が挙げられ、脂肪酸のグリセリ
ンエステルの好ましい例としては、例えば前記不飽和脂
肪酸の好ましい例として例示した各不飽和脂肪酸とグリ
セリンとのエステル[例えば、α−モノオレインのよう
なモノオレイン(モノオレイン酸グツセリンエステル)
4!コ、例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸
、ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸等の炭素数
6−16の飽和脂肪族カルボン酸とグリセリンとのエス
テル[例えば、α−モノカプリンのようなモノカプリン
(モノカプリン酸グリセリンエステル)、α−モノラウ
リンのようなモノラウリン(モノラウリン酸グリセリン
エステル)等コ等が挙げられ、このうち炭素数8−12
の飽和脂肪族カルボン酸とグリセリンとのエステル(炭
素数8−12のモノ脂肪酸グリセリンエステル)が最も
好ましい。
ソルビタン脂肪酸エステルの好ましい例としては、カプ
ロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸等の炭素
数6−12の飽和脂肪族カルボン酸とソルビタンとのエ
ステル(例えばソルビタンカプリル酸エステル等)等が
挙げられる。
二塩基酸のジ−低級脂肪族アルコールエステルの好まし
い例としては、例えばアジピン酸、セバシン酸等の炭素
数4−10の脂肪族飽和ジカルボン酸と炭素数1−6の
飽和脂肪族アルコールとのエステル[例えばアジピン酸
ジイソプロピルエステル、セバシン酸ジ−エチルエステ
ル等]等が挙げられる。
この発明の化合物(I)の経皮吸収促進化合物である不
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪族アルコ
ール、脂肪酸の低級脂肪族アルコールエステル、脂肪酸
のグリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステノ呟二
塩基酸のジ−低級脂肪族アルコールエステル、1−ドデ
シルアザサイクロヘプタン−2−オン、N、N−ジエチ
ル−m−トルアマイドおよびN−エチル−N−(2−メ
チルフェニル)−2−ブテンアミドから選ばれた1種ま
たは2種以上の化合物は、4−エチル−2−ヒドロキシ
イミノ−5−ニトロ−3−ヘキセンアミド[化合物(I
 )]または医薬として許容されるその塩の経皮吸収用
製剤中に添加して使用きれる。
この発明の経皮吸収用製剤は、常法に従って製造できる
その製剤で使用される基剤としては皮膚適合性の基剤を
使用することができ、そのような皮膚適合性基剤として
は使用きれる化合物(I)や不飽和脂肪酸、不飽和脂肪
酸アミド、不飽和脂肪族アルコール、脂肪酸の低級脂肪
族アルコールエステル、脂肪酸のグリセリンエステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、二塩基酸のシー低級脂肪族
アルコールエステル、1−ドデシルアザサイクロヘプタ
ン−2−イン、N、N−ジエチル−m−トルアマイドお
よびN−エチル−N−(2−メチルフェニル)−2−ブ
テンアミドとの配合禁忌がなく、基剤中の生薬の溶解・
拡散等に悪影響を与えなければいずれの皮膚適合性基剤
でも使用できる。そのような基剤としては例えば、水、
室温又は熱硬化性のシリコンポリマー(例えば、シリコ
ンエラストマー等)、水溶性高分子から成るハイドロゲ
ルまたはハイドロゲル化剤[例えば、寒天、ゼラチン、
カラギーナン、キトサン、アガロース、コンニャク、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ(2
−ヒドロキシエチル)メタクル−ド、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース[ヒドロキシプロピルセル
ロース−H(HPC−H) 等] 、  ヒドロキシエ
チルセルロース、等]、及び流動パラフィン、トリグリ
セノド等をレシチン、エチルセルロース等でゲル化した
ものなどが挙げられるが、必ずしもこれらに限定されな
い。
また、この基剤中には薬物の放出助剤として親水性溶媒
あるいは、疎水性溶媒を含有きせることができる。その
ような親水性溶媒としては、例えばエタノール、インプ
ロパツール等の低級アルコール、例えばプロピレングリ
フール、ポリエチレングリフール(例えば、ポリエチレ
ングリコール4001ポリエチレングリコール4000
等)、グリセリン等の多価アルコール類およびこれらの
混合物等があげられ、また疎水性溶媒としては例えば、
パナセート、ミグリオール等の中鎖脂肪酸のグリセライ
ド類、流動パラフィンおよびこれらの混合物等があげら
れる。
この製剤においては、生薬の経皮吸収速度をコントロー
ルすることができ、そのような方法としては、例えば、
生薬を適当な皮膚適合性の徐放性マトリックス基剤中に
分散させ、生薬の基剤中の拡散が律速となるように経皮
吸収速度をコントロールする方法がある。そのような皮
膚適合性基剤として例えば、前述の皮膚適合性基剤がそ
のまま挙げられ、また必要によりこの基剤中に、上記親
水性溶媒あるいは疎水性溶媒を含有させることにより基
剤からの生薬の放出速度を任意に制御することができる
この発明の経皮吸収用製剤は種々の剤型で投与できる。
この製剤をパッチ剤にする場合には、例えば該製剤を布
、アルミ等の支持体に展開しく第1図参照)、さらに必
要により粘着層を接着きせることにより製造することが
できる(第2図参照)。
また、テープ製剤にする場合には、この発明の経皮吸収
用製剤を適当な粘着剤と混合して適当な支持体上に塗布
して製造することができる(第3図参照)、この場合に
用いられる粘着剤としては通常の医療用テープに用いる
ことのできるものならいずれも使用でき、例えば、シリ
コン粘着剤(ダウフーニング社製 5ilastic 
355 MedicalAdhesive等)、コム系
粘着剤(日本合成コム製JSR0585等)、アクリル
系粘着剤(日本アクリル化学部ブライマルN580S、
日本紬薬製 シュリマ−5T811、等)等から、所望
の薬物放出速度に応じて適宜選択することができる。
さらに、この発明の経皮吸収用製剤をマクロフール軟膏
、FAPG軟膏、親水軟膏、吸水軟膏、カーボボールゲ
ル軟膏等の常用の軟膏剤にすることもできる。この場合
には、持続性をもたせ、薬物吸収量をコントロールし、
また衣服への付着を防止する為に適当な容器に充填し皮
膚に接着きせるか、あるいはテープ製剤のように支持体
上に一定の厚みで塗布して皮膚に貼付することも可能で
ある。
また、この発明の経皮吸収用製剤をバッチ剤にする場合
には、例えば該製剤をアルミ等の支持体に展開し、次い
で必要により、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体(E
VA)膜、微多孔膜(例えば、ハイボアl100D等)
、等からなる経皮吸収促進剤放出制御膜をシールしく第
4図参照)、きらに必要により粘着層を接着させること
により製造できる(第5図参照)、このバッチ剤におい
ては、生薬の有効血中濃度を長時間維持するため、経皮
吸収促進剤放出制御膜を該製剤と粘着層もしくは皮膚の
間に挿入し、薬物の吸収量のフントロールすることがで
きる。この経皮吸収促進剤放出抑制膜の厚さもしくはE
VA膜の組成比率または微多孔膜の孔径、気孔率を適宜
変えることにより、薬物の吸収速度を任意にフントロー
ルできる。また、必要により粘着層に生薬および/また
は前記吸収促進化合物を含有させ、経皮吸収性を高めた
り、生薬の吸収を維持させることもできる。
きらにパンチ剤とする場合には、生薬と経皮吸収促進化
合物を必ずしも同じ層に存在きせる必要はなく、例えば
生薬を含まない徐放性マトリックスを支持体に展開し、
次いで経皮吸収促進剤放出制御膜をシールし、きらにそ
の上に生薬を含有する粘着層を接着させたようなバッチ
剤でもよい(第6図参照)。
その他、この発明の経皮吸収用製剤は、生薬を皮膚に吸
収きせることができるいかなる形態でもよく、必ずしも
上記のものに限定される必要はない。
生薬[化合物(1)または医薬として許容されるその塩
コと、不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪
族アルコール、脂肪酸の低級脂肪族アルコールエステル
、脂肪酸のグリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、二塩基酸のジ−低級脂肪族アルコールエステル、
1−ドデシルアザサイクロヘプタン−2−オン、N、N
−ジエチル−m−トルアマイドおよびN−エチル−N−
(2−メチルフェニル)−2−ブテンアミドから選ばれ
た1種または2種以上の化合物からなる経皮吸収用製剤
において、主薬および該化合物の含量の割合は特に限定
されず、生薬の経皮吸収性を高めることのできる量であ
れば、いかなる量でも使用できるが、好ましくは製剤の
全重量を基準として、0,01〜30重量%および0.
1〜50重量%、より好ましくは、0.1〜20重量%
および0.5〜30重量%である。
この発明の経皮吸収用製剤の最も好ましい態様の1つは
、生薬[化合物(1)]および炭素数8−12のモノ飽
和脂肪族カルボン酸グリセリンエステル(とくにモノラ
ウリン)を含むテープ剤である。
[実施例] この発明を実施例により説明する。
実施例I FK409             5重量部α−モ
ノラウリン        10//ジュリマ−5T8
111)85  II(固型分として) 酢酸エチル          175  tt[1)
アクリル酸ブチル、アクリル酸エチルおよびヒドロキシ
エチルメタクリレート(76: 19=5)の共重合体
コ FK409とα−モノラウリンをメタノールに溶解させ
たものを、酢酸エチルに溶解ξせたジュリマー5T81
1と合わせ均一な溶液を得る。これをナイフコーターに
て乾燥後の厚みが100μmになるよう離型紙上に展開
し、乾燥する。その後支持体を転写し、適当な大きさに
切断してテープ製剤を得た。
実施例2 FK409             5重量部α−モ
ノオレイン        10//Silatic3
55Medica185/ノAdhesive    
      (固型分として)メタノール      
     25ノ/酢厳エチル          4
70 1/実施例1においてα−モノラウリンをα−七
ソノオレインし、また粘薯剤としてシリコン系の5il
atic 355 Medical Adhesive
とした他は、実施例1と同様にして調整した。
実施例3 FK409             3重量部α−モ
ノラウリン        101/エタノール   
        51//蒸留水          
  34/1RPC−H’ltt エタノールにFK409とα−モノラウリンを加えて攪
拌した後、さらに水およびRPC−Hを加えて攪拌し懸
濁性のゲル製剤を得た。これをアルミ支持体に10m2
あたり20mgになるように展開した後、ゲル上にEV
A膜(酢酸ビニル含量19%、厚み30μm)をヒート
シールし、パッチ剤を得た。
[発明の効果コ この発明の、生薬[化合物(I)および医薬として許容
されるその塩コの経皮吸収促進化合物である不飽和脂肪
酸、不飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪族アルコール、脂
肪酸の低級脂肪族アルフールエステル、脂肪酸のグリセ
リンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、二塩基酸の
ジ−低級脂肪族アルコールエステル、l−ドデシルアザ
サイクロヘプタン−2−オン、N、N−ジエチル−m−
トルアマイドおよびN−エチル−N−(2−メチルフェ
ニル)−2−ブテンアミドは生薬の経皮吸収を高め、特
に、脂肪酸のグリセリンエステル[特にモノラウリン酸
グリセリンエステル(α−モノラウリン)のような炭素
数8−12の飽和脂肪族カルボン酸のモノグリセリンエ
ステル等コは生薬の経皮吸収を顕著に高める効果がある
この発明の効果を試験例によって説明する。
試験例: イソビトロ  透゛試 に艶1羞: 装置として水平膜製拡散セルを用い、透過膜としてラッ
ト全層皮膚を用いた。ラットは体重200g〜250.
.のSD系雌雄性ラット用い、試験前日に腹部を電気バ
リカン及び脱毛クリームで除毛しておいた。
有効拡散面積5cm2のセル内部を生理食塩液で満たし
、ラット皮膚を設置する。皮膚角質側に試料を塗布また
は貼付し、経時的にリセプター相中の薬物量を測定し、
皮膚透過速度を求めた。試料塗布量は2IIQ15cl
I12/セルとシタ。
なおリセプター相は37℃に維持した。
K監11: FK409             5%(w/W)
各経皮吸収促進化合物     10 30%ポリエチし・ングリコール  85対照は経皮吸
収促進化合物を添加せず、30%ボッエチレングリコー
ル400にFK409のみを5%懸濁させたものを使用
した。
試験結果: 薬物を含有し、薬物を含まない徐放性マトリックス中の
経皮吸収促進剤の放出を膜透過により制御したパッチ剤
をそれぞれ示す。
1)・・・支持体 2・・・・薬物を含有する徐放性マトリックス3・・・
・・粘着層 4  ・薬物を含有する粘着層 5 ・・・経皮吸収促進剤放出制御膜 6)・・ ・薬物を含有しない徐放性マトリックス()
内の数値は対照に対する速度の比を示す。
【図面の簡単な説明】
第1区は徐放性マトリックスにより薬物放出を制御した
パッチ剤、第2図は徐放性マトリックスにより薬物放出
を制御し、さらに粘着層を接着したパッチ剤、第3図は
テープ製剤、第4図は膜透過により薬物移動を制御した
パッチ剤、第5図は膜透過により薬物移動を制御し、き
らに粘着層を接着したパッチ剤、そして第6図は粘着層
部分に図面の浄書(内容に変更なし) 第1図 第4図 第2図 第5図 第3図 平成2年11月16日 第6図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪
    族アルコール、脂肪酸の低級脂肪族アルコールエステル
    、脂肪酸のグリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エス
    テル、二塩基酸のジ−低級脂肪族アルコールエステル、
    1−ドデシルアザサイクロヘプタン−2−オン、N,N
    −ジエチル−m−トルアマイドおよびN−エチル−N−
    (2−メチルフェニル)−2−ブテンアミドから選ばれ
    た1種または2種以上の化合物を含有する4−エチル−
    2−ヒドロキシイミノ−5−ニトロ−3−ヘキセンアミ
    ドまたは医薬として許容されるその塩の経皮吸収促進剤
  2. (2)不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪
    族アルコール、脂肪酸の低級脂肪族アルコールエステル
    、脂肪酸のグリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エス
    テル、二塩基酸のジ−低級脂肪族アルコールエステル、
    1−ドデシルアザサイクロヘプタン−2−オン、N,N
    −ジエチル−m−トルアマイドおよびN−エチル−N−
    (2−メチルフェニル)−2−ブテンアミドから選ばれ
    た1種または2種以上の化合物と4−エチル−2−ヒド
    ロキシイミノ−5−ニトロ−3−ヘキセンアミドまたは
    医薬として許容されるその塩を含有する経皮吸収用製剤
  3. (3)脂肪酸のグリセリンエステルを含有する4−エチ
    ル−2−ヒドロキシイミノ−5−ニトロ−3−ヘキセン
    アミドの経皮吸収促進剤。
  4. (4)脂肪酸のグリセリンエステルが炭素数8〜12の
    飽和脂肪酸のモノグリセリンエステルである請求項(3
    )記載の経皮吸収促進剤。
  5. (5)脂肪酸のグリセリンエステルがモノラウリン酸グ
    リセリンエステル(α−モノラウリン)である請求項(
    3)記載の経皮吸収促進剤。
  6. (6)脂肪酸のグリセリンエステルと4−エチル−2−
    ヒドロキシイミノ−5−ニトロ−3−ヘキセンアミドま
    たは医薬として許容されるその塩を含有する経皮吸収用
    製剤。
  7. (7)脂肪酸のグリセリンエステルが炭素数8〜12の
    飽和脂肪酸のモノグリセリンエステルである請求項(6
    )記載の経皮吸収用製剤。
  8. (8)脂肪酸のグリセリンエステルがモノラウリン酸グ
    リセリンエステル(α−モノラウリン)である請求項(
    6)記載の経皮吸収用製剤。
  9. (9)4−エチル−2−ヒドロキシイミノ−5−ニトロ
    −3−ヘキセンアミドが、(±)−(E)−4−エチル
    −2−[(E)−ヒドロキシイミノ]−5−ニトロ−3
    −ヘキセンアミドである請求項(1)および(3)〜(
    5)記載の経皮吸収促進剤。
  10. (10)4−エチル−2−ヒドロキシイミノ−5−ニト
    ロ−3−ヘキセンアミドが(±)−(E)−4−エチル
    −2−[(E)−ヒドロキシイミノ]−5−ニトロ−3
    −ヘキセンアミドである請求項(2)および(6)〜(
    8)記載の経皮吸収用製剤。
  11. (11)経皮吸収用製剤がテープ製剤である請求項(2
    )、(6)〜(8)および(10)記載の経皮吸収用製
    剤。
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