JPH0489023A - 食器洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は食器洗浄機、詳しくはラックに収容した食器に
洗浄液を噴射して洗浄する食器洗浄機に関する。

（従来の技術） 従来、この種食器洗浄機は、例えば持分平１−４５３６
５号公報に記載され、かつ、第３図に示したように、ケ
ーシング（Ａ）向上部に設けた洗浄室（Ｂ）に、食器を
収容するラック（Ｃ）を前記洗浄室（Ｂ）に対し引き出
し自在に上部引出しくＤ）に支持すると共に、前記洗浄
室（Ｂ）の下部に形成した洗浄液槽（Ｅ）に洗浄液ポン
プ（Ｆ）を設けて、該ポンプ（Ｆ）の運転で前記洗浄室
（Ｂ）向上下に配置した洗浄液噴射体（Ｇ）から洗浄液
を、前記洗浄室（Ｂ）内に挿入した前記ラック（Ｃ）に
収容した食器に噴射して洗浄するものが一般的に知られ
ている。

そして、以上の食器洗浄機においては、一般に衛生的見
地から、洗浄液で洗浄した食器から洗浄液を洗い落とす
ため例えば８５°Ｃ程度以上の濯ぎ水を用いて食器を濯
ぐと共に食器の滅菌も行えるようにし・ている。

（発明が解決しようとする課題） 所が、以上のように高温の濯ぎ水を用いて食器を濯ぐと
共に滅菌するようにしているため、濯ぎ水を滅菌できる
程度の高温に加熱する必要があるし、また、前記ラック
（Ｃ）に収容する全食器を万遍なく、かつ、確実に滅菌
できないことが生じ、滅菌が不十分なま１食器が乾燥さ
れる問題があった。

本発明は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その
目的は、濯ぎ水を滅菌に必要な高温に加熱することなく
、シかも全食器の滅菌を万遍なく確実に行うことができ
るようにしようとする点にある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明では、洗浄室（２）
内に洗浄液を噴射する洗浄液噴射体（５）と、濯ぎ水を
噴射する濯ぎ噴射体（８）とを設けた食器洗浄機におい
て、前記濯ぎ噴射体（８）に濯ぎ水を供給する濯ぎ水供
給系にオゾン発生器（２３）を接続したのである。

また、オゾン発生器（２３）はオゾン水タンク（２４）
を備え、該オゾン水タンク（２４）を濯ぎ水供給系に、
オゾン水供給配管（２５）を介して接続するのが好まし
い。

（作用） 滅菌作用のあるオゾンを濯ぎ水と一緒に前記濯ぎ噴射体
（８）から噴射することにより洗浄の終わった食器を濯
ぐことができ、オゾンの滅菌作用により細菌のない清浄
な食器の濯ぎを簡単に行うことができる。また、濯ぎ水
に混入するオゾンにより食器の滅菌をするのであるから
、即ち濯ぎ水が食器に付着している間はオゾンの滅菌作
用による食器の滅菌が行われるのであるから、多数の食
器を洗浄する場合でも、これら食器のすべてを万遍なり
、シかも確実に滅菌が行われるのである。

また、前記濯ぎ噴射体（８）から噴射する濯ぎ水温度を
滅菌に必要な高温に加熱しなくても食器の滅菌が充分行
われることになって、濯ぎ水温度の低温化が可能になっ
て、食器洗浄機のランニングコストの低減が可能となる
のである。

更に、前記オゾン発生器（２３）にオゾン水タンク（２
４）を備え、該オゾン水タンク（２４）を濯ぎ水供給系
に、オゾン水供給配管（２５）を介して接続した場合は
、オゾンを溶解したオゾン水を濯ぎ水に合流させること
ができる。従ってオゾンを直接濯ぎ水に吹き込む場合に
比較してオゾンを濯ぎ水に均一に分散させることができ
、食器の滅菌をより確実に行えるのである。

（実施例） 第１図に示した実施例は、ケーシング（１）向上部に洗
浄室（２）を形成する内ケーシング（１ａ）を配置して
、前記洗浄室（２）内に洗浄液を噴射する上下一対の洗
浄アーム（３）（４）から成る洗浄液噴射体（５）と、
擢ぎ水を噴射する上下一対の濯ぎアーム（６）（７）か
ら成る濯ぎ噴射体（８）とをそれぞれ回転可能に支持す
ると共に、上下濯ぎアーム（６）（７）の間には食器を
収容するラック（９）を着脱可能に支持するようにして
いる。

また、前記下洗痒アーム（４）の下方には、排水管（１
０）に接続するオーバーフロー管（１１）をもち、所定
量の洗浄液を溜める洗浄液槽（１２）を設けて、該オー
バーフロー管（１１）の上端部近くにはストレーナパン
（ｌｌａ）を前記洗浄室（２）内部を上下方向に区画す
るように配置して、食器に付着していた残飯等が洗浄中
に洗浄液槽（１２）に落下しないようにしている。

また、前記ケーシング（１）内であって、かつ、前記内
ケーシング（１ａ）の下部には、吸込管（１３）と吐出
管（１４）とをもった洗浄ポンプ（１５）を設けて、前
記吸込管（１３）の先端部を前記洗浄液槽（１２）内に
突入させて前記先端部に吸込フィルタ（１６）を設ける
一方、前記吐出管（１４）を洗浄配管（１７）を介して
上下−対の洗浄アーム（３）（４）に接続し、前記ポン
プ（１５）の運転により洗浄液を前記洗ゆ室（２）内に
噴射するようにしている。更に前記洗浄ポンプ（１５）
の近くには、水道管に接続する給水配管（１８）と送水
配管（１９）とをもった電気ブースタ（電気湯沸器）（
２０）を設けて、前記送水配管（１９）を濯ぎ配管（２
１）を介して上下一対の濯ぎアーム（Ｅｔ）（７）に接
続し、前記電気ブースタ（２０）で加熱された濯ぎ水を
前記洗浄室（２）内に噴射して食器を濯ぎ、かつ、濯ぎ
終了後食器が速やかに乾燥するようにしている。尚、（
２２）は前記給水配管（１８）に介装した給水電磁弁で
ある。

しかして、以上のように構成した食器洗浄機において、
第１図に示した実施例では、前記濯ぎ噴射体（８）に濯
ぎ水を供給する濯ぎ水供給系にオゾン発生器（２３）を
接続するのである。

そして、前記オゾン発生器（２３）にはオゾン水タンク
（２４）を併設して、該オゾン水タンク（２４）を前記
濯ぎ水供給系を構成する前記送水配管（１９）に、オゾ
ン水供給配管（２５）を介して接続するのである。

具体的には、前記オゾン発生器（２３）には主としてセ
ラミック電極を用い、電極間に高電圧放電させてオゾン
を発生させるようにし、該オゾン発生器（２３）に付設
した前記オゾン水タンク（２４）には、第３図に示すよ
うに、前記オゾン水供給配管（２５）を突入させると共
に、前記給水配管（１８）から分岐した分岐配管（２６
）を接続して、前記タンク（２４）に給水可能とし、ま
た、前記オゾン水供給配管（２５）を前記送水配管（１
９）に介装したエジェクター（２７）に接続するのであ
る。また、前記オゾン発生器（２３）で発生させるオゾ
ンを前記タンク（２４）の水中に導いてオゾンを水に溶
解させるオゾン供給管（２８）を設けると共に、前記オ
ゾン発生器（２３）の下流側にはオゾンを前記供給管（
２８）を介して前記タンク（２４）の水中に強制的に吹
き込むファン（２９）を設け、該ファン（２９）の駆動
により前記オゾン発生器（２３）で発生させるオゾンを
前記タンク（２４）内の水中にオゾン供給管（２８）を
介して吹き込み、該水中にオゾンを溶解させてオゾン水
を形成するのである。尚（３０）は、前記オゾン水供給
配管（２５）に介装した逆止弁、（３１）は前記分岐配
管（２６）に介装した電磁弁である。

次に以上のように構成した第１実施例の作動を説明する
。

第１図に示すように食器を前記洗浄室（２）内に支持す
る前記ラック（９）に収容してから、前記洗浄ポンプ（
１５）の駆動により前記洗浄配管（１７）を介して洗浄
液を各洗浄アーム（３）（４）に供給して噴射させるこ
とにより前記食器を洗浄するのであるが、洗浄中に前記
電磁弁（３１）を開閉して前記タンク（２４）に水を所
定量溜めて、前記オゾン発生器（２３）からオゾンを発
生させ、前記タンク（２４）内にオゾン水を形成してお
くのである。

洗浄後前記給水電磁弁（２２）を開き、前記電気ブース
タ（２０）から前記濯ぎ配管（２１）を介して各濯ぎア
ーム（６）（７）に温水を供給して食器を濯ぐのである
が、濯ぎ水の噴射に伴う前記エジェクター（２７）の吸
引作用で前記オゾン水タンク（２４）からオゾン水を吸
引して前記電気ブースタ（２０）から各濯ぎアーム（６
）　　（７）に供給される温水と合流させ、各濯ぎアー
ム（６）（７）から噴射させるのである。

従って、以上の実施例では、前記オゾン発生器（２３）
で発生させる滅菌作用のあるオゾンを、オゾン水として
濯ぎ水に合流させてオゾンを濯ぎ水に均一に分散させな
がら各濯ぎアーム（６）（７）から食器に噴射すること
により、洗浄の終わった食器をオゾン水の混じった温水
で濯ぐことができるから、オゾンの滅菌作用により細菌
のない清浄な食器の濯ぎを簡単に行うことができる。ま
た、濯ぎ水が食器に付着することによりオゾンによる滅
菌が行われるのであるから、多数の食器を同時に洗浄す
る場合でも、その全食器の滅菌が確実に行われ、滅菌が
不充分になることはない。

また、前記電気ブースタ（２０）により加熱した温水の
温度を滅菌に必要な高温に加熱しなくても食器の滅菌を
充分行なうことができ、濯ぎ水温度の低温化が可能にな
って、食器洗浄機のランニングコストの低減が可能とな
るのである。尚、前記濯ぎ水の温度は滅菌に必要な高温
に加熱しなくてもよいが、オゾンによる滅菌と併用して
も何ら差し支えない。

更に、前記オゾン発生器（２３）で発生させる滅菌作用
のあるオゾンを、オゾン水として濯ぎ水に合流させてい
るから、オゾンを直接濯ぎ水に吹き込む場合に比較して
オゾンを濯ぎ水に均一に分散させることができ、食器の
滅菌をより確実に行えるのである。

以上説明した実施例は、ケーシング（１）向上部に洗浄
室（２）を形成する内ケーシング（１ａ）を配置したが
、第２図に示した第２実施例のように、ケーシング（１
）の上部−側に洗浄液槽（１２）を設けると共に、前記
ケーシング（１）の上方に回転可能に支持する各洗浄ア
ーム（３）（４）及び各濯ぎアーム（６）（７）を覆う
フード（３２）を設けて、該フード（３２）を前記ケー
シング（１）に着脱可能に設けてもよいし、また、前記
ケーシング（１）にガスブースター（３３）を添設して
、該ガスブースター（３３）に濯ぎポンプ（３４）を接
続し、この濯ぎポンプ（３４）の吐出管（３５）を前記
濯ぎ配管（２１）に接続すると共に、該吐出管（３５）
に前記エジェクター（２７）を介装して、このエジェク
ター（２７）に前記オゾン水供給配管（２５）を接続し
てもよい。尚、（３６）は前記給水配管（１８）の先端
部に設けた給水ポールタップである。

尚、第２図において第１図に示した第１実施例と共通の
構成部材については同一の符号を用いており、その説明
は省略する。

しかして、第２図に示した第２実施例において食器を洗
浄して濯ぐ場合には、前記ラック（９）に食器を収容し
てから、前記フード（２３）を前言己ケーシング（１）
上にはめ込んで、前記したように各洗浄アーム（３）（
４）から洗浄液を噴射し食器を洗浄してから、前記濯ぎ
ポンプ（３４）の駆動により前記ガスブースター（３３
）で加熱した温水を各濯ぎアーム（ｅ）（７）に供給す
ると共に、前記オゾン水供給配管（２５）からオゾン水
を前記エジェクター（２７）にて吸引して温水に合流さ
せるのである。

以上の第２実施例では、ケーシング（１）に着脱可能と
した前記フード（３２）を用いているため、回転可能に
支持している各洗浄アーム（６）（４）や各濯ぎアーム
（６）（７）を清掃したり、補修したりするメンテナン
ス作業を簡単に行うことができるのである。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の食器洗浄機では、洗浄室
（２）内に洗浄液を噴射する洗浄液噴射体（５）と、濯
ぎ水を噴射する濯ぎ噴射体（８）とを設けた食器洗浄機
において、前記濯ぎ噴射体（８）に濯ぎ水を供給する濯
ぎ水供給系にオゾン発生器（２３）を接続したから、滅
菌作用のあるオゾンを濯ぎ水と一緒に前記濯ぎ噴射体（
８）から噴射することにより洗浄の終わった食器を濯く
ことができ、オゾンの滅菌作用により細菌のない清浄な
食器の濯ぎを簡単に行うことができる。また、濯ぎ水に
混入するオゾンで滅菌するのであるから、濯ぎ水が食器
に付着することにより滅菌でき、従って、多数の食器を
洗浄する場合でも、これら全食器の滅菌が万遍なく、確
実に行われ、滅菌が不充分になることはないのである。

また、前記濯ぎ噴射体（８）から噴射する濯ぎ水温度を
滅菌に必要な高温に加熱しなくても食器の滅菌を充分行
えるのであるから、濯ぎ水温度の低温化が可能になり、
この低温化により食器洗浄機のランニングコストの低減
が可能となるのである。

更に、前記オゾン発生器（２３）にオゾン水タンク（２
４）を備え、該オゾン水タンク（２４）を濯ぎ水供給系
に、オゾン水供給配管（２５）を介して接続した場合は
、オゾンを溶解したオゾン水を濯ぎ水に合流させること
ができる。従ってオゾンを直接濯ぎ水に吹き込む場合に
比較してオゾンを濯ぎ水に均一に分散させることができ
、食器の滅菌をより確実に均一に行えるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の食器洗浄機の断面図、第２図は他の実
施例を示す断面図、第３図は従来例を示す説明図である
。 （２）・・・・・洗浄室 （５）・・・・・洗浄液噴射体 （８）・・・・・濯ぎ噴射体 曇オゾン発生器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）洗浄室（２）内に洗浄液を噴射する洗浄液噴射体（
   ５）と、濯ぎ水を噴射する濯ぎ噴射体（８）とを設けた
   食器洗浄機において、前記濯ぎ噴射体（８）に濯ぎ水を
   供給する濯ぎ水供給系にオゾン発生器（２３）を接続し
   たことを特徴とする食器洗浄機。 ２）オゾン発生器（２３）はオゾン水タンク（２４）を
   備え、該オゾン水タンク（２４）を濯ぎ水供給系に、オ
   ゾン水供給配管（２５）を介して接続している請求項１
   記載の食器洗浄機。