JPH0487498A - テレビジョン信号多重/分離装置 - Google Patents

テレビジョン信号多重/分離装置

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JPH0487498A
JPH0487498A JP20302590A JP20302590A JPH0487498A JP H0487498 A JPH0487498 A JP H0487498A JP 20302590 A JP20302590 A JP 20302590A JP 20302590 A JP20302590 A JP 20302590A JP H0487498 A JPH0487498 A JP H0487498A
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JP
Japan
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signal
multiplexed
intra
frame averaging
averaging processing
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JP20302590A
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Hideo Makita
英雄 牧田
Takashi Tachibana
高志 橘
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テレビジジン信号多重/分離装置に関し、特
に、現行のテレビジョン方式と同一の伝送帯域で両立性
を保ちながら多重信号を伝送することが可能なテレビジ
ョン信号多重/分離装置に関する。
[従来の技術] 第8図は、現行NTSC方式における時間−垂直周波数
領域における信号成分の配置を示したものである。
同図において、第2象現と第4象現には色信号が多重さ
れているが、第1象現と第3象現のこれと共役の位置に
ある周波数領域は有効に使われていない。これは、櫛形
フィルタなどによる空間周波数領域でのY/C分離では
、この共役の位置にある周波数領域を色信号と分離する
ことができないためである。しかしながら、時間周波数
領域での処理をする事により、この共役な周波数領域の
分離が可能となる。
そこで、新たな信号成分をこの周波数領域に多重、伝送
することが考えられており、この周波数領域は、′共役
孔”あるいは”吹抜ホール”と呼ばれている。
吹抜ホールに複数の信号を多重する従来の方式としては
、米国デビッドサーノフリサーチセンタ−(Davld
    5arnoff    reserch  C
enter)によるエーシーティーヴイシステム(A 
CT V (Advanced Compatible
 Te1evisjon) S y s t em)の
直交変調による二信号の多重方式がある。この方式では
、二つのフレーム内平均処理部と、−走査線NTSCフ
ィールドごとに極性が反転する3、1MHzのキャリア
信号を各フレーム内平均処理部の出力で直交変調する直
交変調部と、この直交変調信号を主信号に加算して多重
する加算器を有している。
[解決すべき課題] 現行テレビジョンと両立性を有するEDTV方式におい
て、水平及び垂直高域周波数成分を現行NTSCコンポ
ジット信号の吹抜ホールに多重・伝送することによりテ
レビジ12画像の高画質化を実現する場合に、従来の直
交変調による多重技術では、多重信号の水平周波数帯域
が多重可能水平周波数領域の1/2に制限されるという
欠点があった。すなわち、吹抜ホールの水平周波数帯域
は約2MHzであるので、多重可能な信号の水平周波数
帯域幅はIMHzとなる。EDTV方式においては水平
周波数約4〜6MHz (水平周波数帯域2MHz)の
信号を水平高域周波数として多重・伝送することが考え
られており、従来の直交変調による多重技術では周波数
帯域が不足する。
また、多重信号による現行受像機への妨害は多重信号の
電力によるところが大きいが、直交変調された信号の電
力は、2つの直交成分電力の自乗和の平方根となるので
、仮に直交する2つの成分の電力を1とすれば直交変調
された多重信号電力は約1. 4となり単一の信号を多
重したときと比べ現行受像器に対する妨害が大きくなる
。また、直交変調された信号レベルを抑えて現行受像機
への妨害を抑えた場合には、直交成分の信号電力が低下
し多重信号のS/Nが低下する。
さらに、直交変調による多重技術では多重信号は二種に
限られるという面もある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、水平
周波数約4〜6MHz (水平周波数帯域2 M Hz
 )の信号を多重・伝送することが可能であるとともに
現行の受像機に対する妨害が小さく、かつ、多重可能な
信号の種類が多いテレビジ謬ン信号多重/分離装置を提
供することを目的とする。
[課題の解決手段] 上記目的を達成するため、第1の請求項にかかる発明は
、エンコーダ側において、525ラインのインクレース
サブサンプルされたI信号とQ信号とY信号のそれぞれ
にフレーム内平均処理を行なう第1のフレーム内平均処
理手段と、このフレーム内平均処理された!信号とQ信
号からC信号を生成するC信号生成手段と、入力された
多重信号の帯域制限をする帯域制限手段と、この帯域制
限された多重信号を525ラインインクレ一ス信号に変
替する変替手段と、この変替された多重信号にフレーム
内平均処理を行なう第2のフレーム内平均処理手段と、
同フレーム内平均処理された多重信号を吹抜変調する吹
抜変調手段と、この吹抜変調された多重信号と上記C信
号と上記フレーム内平均処理されたY信号を加算する加
算手段とを備え、デコーダ側において、受信信号にフレ
ーム内平均処理する第3のフレーム内平均処理手段と、
このフレーム内平均処理された信号からY信号とC信号
を分離する分離手段と、同C信号から!信号とQ信号を
復調する復調手段と、受信信号において262H離れた
信号の差分をとって多重信号成分を分離する多重信号成
分分離手段と、この分離された多重信号成分の第2フィ
ールドだけを抽出して多重信号成分を取り出す抽出手段
と、この抽出された多重信号を水平・垂直周波数シフト
することにより多重信号を元の周波数帯域に戻す周波数
帯域復元手段と、時間解像度の低下した多重信号を繰り
返し出力して毎秒60フィールドの多重信号を再生する
多重信号再生手段と、この多重信号の走査線補間を行っ
て画像を再生する画像再生手段とを備えた構成しである
また、第2の請求項にかかる発明は、エンコーダ側にお
いて、525ラインのインタレースサブサンプルされた
I信号とQ信号とY信号にそれぞれフレーム内平均処理
をする第1のフレーム内平均処理手段と、フレーム内平
均処理された!信号とQ信号からC信号を生成するC信
号生成手段と、入力された多重信号の帯域制限をする帯
域制限手段と、帯域制限された多重信号を525ライン
インタレース信号に変替する変替手段と、この変替され
た多重信号にフレーム内平均処理する第2のフレーム内
平均処理手段と、フレーム内平均処理された多重信号に
識別信号を挿入する識別信号挿入手段と、この識別信号
が挿入された信号を吹抜変調する吹抜変調手段と、2つ
以上の多重信号をフレームごとに切り替える切替手段と
、この切替手段の出力と上記C信号出力と上記フレーム
内平均処理されたY信号とを加算して出力する加算手段
とを備え、デコーダ側において、受信信号にフレーム内
平均処理する第3のフレーム内平均処理手段と、上記フ
レーム内平均処理された信号からY信号とC信号を分離
する分離手段と、C信号から!信号をQ信号を復調する
復調手段と、上記受信信号において262H離れた信号
の差分をとり多重信号成分を分離する多重信号分離手段
と、この分離された多重信号成分の第2フィールドだけ
を抽出して多重信号成分を取り出す抽出手段と、抽出さ
れた多重信号の識別信号を分離する識別信号分離手段と
、識別信号からメモリ選択の制御信号を発生するメモリ
選択手段と、上記制御信号に応じて識別信号が分離され
た多重信号をフレームごとに切り替えてそれぞれの多重
信号に対応した処理系列に多重信号を出力する切替手段
と、識別信号が分離された多重信号を水平・垂直周波数
シフトすることにより多重信号を元の周波数帯域に戻す
周波数帯域復元手段と、時間解像度の低下した多重信号
を繰り返し出力することで毎秒60フィールドの多重信
号を再生する多重信号再生手段と、この多重信号の走査
線補間を行って画像を再生する画像再生手段とを備えた
構成としである。
[作用] 上記のように構成した第1の請求項にかかる発明におい
ては、エンコーダ側においては、第1のフレーム内平均
処理手段が525ラインのインクレースサブサンプルさ
れたI信号とQ信号とY信号のそれぞれにフレーム内平
均処理を行なうと、C信号生成手段がこのフレーム内平
均処理されたI信号とQ信号からC信号を生成するとと
もに、帯域制限手段が入力された多重信号の帯域制限を
すると、変替手段がこの帯域制限された多重信号を52
5ラインインクレ一ス信号に変替し、第2のフレーム内
平均処理手段がこの変替された多重信号にフレーム内平
均処理を行なうと、吹抜変調手段が同フレーム内平均処
理された多重信号を吹抜変調すると、加算手段がこの吹
抜変調された多重信号と上記C信号と上記フレーム内平
均処理されたY信号を加算する。一方、デコーダ側にお
いては、第3のフレーム内平均処理手段が受信信号にフ
レーム内平均処理すると、分離手段がこのフレーム内平
均処理された信号からY信号とC信号を分離するととも
に、復調手段が同C信号から■信号とQ信号を復調する
と、多重信号成分分離手段が受信信号において262H
離れた信号の差分をとって多重信号成分を分離し、抽出
手段がこの分離された多重信号成分の第2フィールドだ
けを抽出して多重信号成分を取り出すと、周波数帯域復
元手段がこの抽出された多重信号を水平・垂直周波数シ
フトすることにより多重信号を元の周波数帯域に戻し、
多重信号再生手段が時間解像度の低下した多重信号を繰
り返し出力して毎秒60フィールドの多重信号を再生し
て、画像再生手段がこの多重信号の走査線補間を行って
画像を再生する。
また、上記のように構成した第2の請求項にかかる発明
においては、エンコーダ側においては、第1のフレーム
内平均処理手段が525ラインのインタレースサブサン
プルされたI信号とQ信号とY信号にそれぞれフレーム
内平均処理をすると、C信号生成手段がフレーム内平均
処理されたI信号とQ信号からC信号を生成するととと
もに、帯域制限手段は入力された多重信号の帯域制限し
、変替手段が帯域制限された多重信号を525ラインイ
ンクレ一ス信号に変替すると、第2のフレーム内平均処
理手段がこの変替された多重信号にフレーム内平均処理
し、識別信号挿入手段がフレーム内平均処理された多重
信号に識別信号を挿入すると、吹抜変調手段がこの識別
信号が挿入された信号を吹抜変調し、切替手段が2つ以
上の多重信号をフレームごとに切り替えると、加算手段
がこの切替手段の出力と上記C信号出力と上記フレーム
内平均処理されたY信号とを加算して出力する。
一方、デコーダ側においては、第3のフレーム内平均処
理手段が受信信号にフレーム内平均処理すると、分離手
段が上記フレーム内平均処理された信号からY信号とC
信号を分離するとともに、復調手段がC信号から■信号
をQ信号を復調し、多重信号分離手段が上記受信信号に
おいて262H離れた信号の差分をとり多重信号成分を
分離すると、抽出手段がこの分離された多重信号成分の
第2フィールドだけを抽出して多重信号成分を取り出し
、識別信号分離手段が抽出された多重信号の識別信号を
分離するとともに、メモリ選択手段が識別信号からメモ
リ選択の制御信号を発生して、切替手段が上記制御信号
に応じて識別信号が分離された多重信号をフレームごと
に切り替えてそれぞれの多重信号に対応した処理系列に
多重信号を出力し、周波数帯域復元手段が識別信号が分
離された多重信号を水平・垂直周波数シフトすることに
より多重信号を元の周波数帯域に戻すと、多重信号再生
手段が時間解像度の低下した多重信号を繰り返し出力す
ることで毎秒60フィールドの多重信号を再生し、画像
再生手段がこの多重信号の走査線補間を行って画像を再
生する。
[実施例] 以下、図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例にかかるエンコーダ部のブロ
ック図、第2図はデコーダ部のプロ・ツク図である。本
実施例では、入力信号としてY信号と■信号とQ信号が
入力されるとともに、2種類の525ライン・ノンイン
タレース信号が多重信号として入力されている。
まず、第1図によりエンコーダ部を説明する。
現行NTSCのY信号、■信号、Q信号と同じ周波数帯
域を持つ525ライン・ノンインクレース信号が、それ
ぞれl信号入力端子1、l信号入力端子6、及びQ信号
入力端子9に入力される。
Y信号は、インタレースサブサンプル処理部2で折り返
しノイズ防止のため帯域制限された後、走査線間引きが
行われ525ライン・インタレース信号に変替される。
Y信号は、0〜4.2MHzの水平周波数帯域を有する
が、HLPF3により2.IMHz以下の成分が分離さ
れる。減算器4では、0〜4.2MHzの水平周波数帯
域を有するY信号から2.1NTsc以下の成分が取り
除かれた(減算された)結果、水平周波数帯域2゜1〜
4.2MHzの信号が出力される。この信号は、フレー
ム内平均処理部5に入力される。
ここで、フレーム内平均処理について第3図を用いて説
明する。
第3図は、垂直−時間領域における第1フィールド及び
第2フィールドの走査線の関係を示したものである。一
般に、262H離れた関係にある2本の走査線の値は異
なる。この262H離れた2本の走査線の値の平均を求
め、この平均値で2本の走査線の値を置き替える。−こ
れによって262H4lれた位置にある走査線は同じ値
を持ち、多重成分の分離が容易に行えるようになる。な
お、この分離についてはデコーダの説明で行う。フレー
ム内平均処理は、フィールド間で平均を取っているため
に時間解像度が半分に低下する。すなわち、通常の輝度
信号は最大30Hzまでの時間解像度を有するが、フレ
ーム平均処理を行うことにより最大15Hzまでの時間
解像度となる。従って、時間解像度の低下が視覚に検知
されにくい信号に適用可能となる。人間の視覚特性は、
高い空間周波数の信号に対しては時間解像度の低下が知
覚されにくい特性を持つもので、フレーム内平均処理は
水平周波数2. 1MHz以上の成分についてのみ行っ
ている。
フレーム内平均処理された2、1〜4.2MHzのY信
号高域成分は、加算器26でO〜2.1HzのY信号低
域成分と加算され、0〜4.2MHzのY信号となる。
l信号入力端子6から入力された525ライン・ノンイ
ンタレースの■信号は、インクレースサブサンプル処理
部7で525ライン・インタレース信号に変替された後
、フレーム内平均処理部8でフレーム内平均処理が行わ
れ、平衡変調回路部12に入力される。Q信号入力端子
9から入力された525ライン・ノンインタレースのQ
信号は、インタレースサブサンプル処理部10で525
ライン・インタレース信号に変替された後、フレーム内
平均処理部11でフレーム内平均処理が行われ、平衡変
調回路部12に入力される。平衡変調回路部12では、
フレーム内平均処理が行われた!、Q信号によってC(
色)信号が生成され、加算器26に入力される。
次に、新たに多重する信号の処理について説明する。こ
こでは、2つの信号を多重する例を示す。
多重信号■入力端子13に525ライン・ノンインタレ
ース信号の多重信号■が入力される。多重信号のは、多
重可能な周波数帯域にまでVTフィルタ部14で帯域制
限される。
この帯域制限について第4図によって説明する。
第4図は、時間−垂直周波数領域における多重成分の周
波数帯域を示したものであり、多重信号が原点付近の周
波数領域にある場合を示している。
ここで、垂直周波数525 / 2 c p hと時間
周波数30Hzを結ぶ線の下側がNTSC方式で伝送可
能な周波数領域、斜線の部分が新たに多重できる周波数
帯域である。本発明では、毎秒30フィールドの多重成
分を送ることができるので、伝送可能な多重信号の時間
周波数は最大15Hzとなる。さらに、ここでは2つの
成分を交互に伝送するので、この場合の伝送可能な多重
信号の時間周波数は最大7.5Hzである。一方、吹抜
ホールの伝送可能垂直周波数帯域から、多重信号の垂直
周波数帯域は0〜525 / 8 c p hである。
従って、この周波数帯域に納まるように帯域制限するこ
とが必要になる。
VTフィルタ部14で帯域制限された多重信号■は、イ
ンタレースサブサンプル処理部15で525ライン・イ
ンタレース信号に変替後、フレーム内平均処理部16で
フレーム内平均処理が行われ、多重成分識別信号挿入回
路部17に入力される。ここでは、各フィールドの1ラ
イン目に多重信号の種類が識別できる信号を挿入する。
この信号ハ、デコーダ側で伝送されてきた多重信号の種
類の識別に使用する。多重信号識別信号挿入回路部17
から出力された多重信号は、吹抜多重処理部18で吹抜
多重処理が行われる。多重信号■についても多重信号の
と同様の処理が行われる。すなわち、多重信号入力端子
19に入力された多重信号には、VTラフイル220で
帯域制限され、インクレースサブサンプル部21で52
5ライン・インクレース信号に変替される。次に、フレ
ーム内平均処理部22でフレーム内平均処理が行われ、
多重信号識別信号挿入回路部23で多重信号識別信号が
各フィールドの1ライン目に挿入された後、吹抜多重処
理部24で吹抜多重処理が行われる。多重信号■の吹抜
多重信号処理部18と多重信号■の吹抜多重信号処理部
24の出力信号は、信号切替器25でフレームごとに交
互に切り替えられ加算器26に入力される。従って、フ
レームごとに多重信号■と多重信号■が交互に多重され
、吹抜ホールに多重信号■あるいは■が多重された映像
信号が映像信号出力端子27に出力される。
次に、第2図によりデコーダ部を説明する。
デコーダ部では、映像信号入力端子28にエンコーダの
出力信号を入力する。入力信号はHLPF29で水平周
波数2.1MHz以下の成分が分離される。この信号は
デイレイマツチング部30に入力され、他の信号の処理
時間とのマ・/チングをとる。減算器31では入力信号
からHLPF29の出力信号が減算される。減算器31
の出力は水平周波数2.1〜4.2MHzのY信号高域
成分であり、この周波数領域にC信号、吹抜多重信号が
多重されている。第5図〜第7図は、2゜1〜4.2M
Hzの周波数領域におけるY信号高域成分、C信号及び
吹抜多重信号(Fで示す)の走査線の関係を示している
。フレーム内で262H離れた走査線間に注目すると、
Y信号及びC信号では走査線の値は等しいが、吹抜多重
信号では大きさは等しいものの符号が逆になっている。
フレーム内で262H離れた走査線の値が等しいのは、
エンコーダにおいてフレーム内平均処理が行われている
ためであり、吹抜多重信号で符号が逆になっているのは
、吹抜ホールへ多重するためのサブキャリアの極性が2
62H離れた位置では逆になっているからである。これ
らの関係からY信号にC信号及び吹抜多重信号が多重さ
れている信号ではフレーム内で262H離れた走査線を
加算すれば吹抜多重信号は完全に除去できる。また、フ
レーム内で262H離れた走査線を減算すればY信号、
C信号が除去でき、吹抜多重信号のみを完全に分離する
ことができる。
減算器31の出力は遅延器32に入力され、262H遅
延した信号が出力される。加算器33では、遅延器32
の入力と出力(262Hの時間差をもった信号)が加算
され、係数器34で1/2にされる。吹抜多重信号を除
去できるのは、第゛2フィールドの信号が映像入力端子
28に入力されたときであり、このとき信号切替器35
でフィールドメモリ36に吹抜多重信号が除去された信
号を書き込む。フィールドメモリ36への信号の書き込
みは1フィールドおきであるが、読み出しは毎フィール
ド行ない加算器37でデイレイマ・ノチング部30の出
力と加算する。この出力は、Y/C分離分離部下8信号
とC信号が分離される。Y信号はY信号出力端子40に
出力され、C信号は復調器39によって1信号とQ信号
に復調され、それぞれl信号出力端子41とQ信号出力
端子42に出力される。
減算器43は遅延器32の出力から入力を減算(262
H遅延した信号を減算)し、係数器44で1/2にする
。吹抜多重信号を分離できるのは、第2フィールドの信
号が入力されたときであり、このとき信号切替器45で
第2フィールドの信号を取り出す。前記信号切替器45
により取り出された信号は、多重成分識別信号分離回路
部46で多重信号の1ライン目に挿入された識別信号が
分離される。分離された識別信号はメモリ選択制御部4
7に送られる。ここでは、送られてきた識別信号によっ
て信号切替器48の制御信号を生成する。信号切替器4
8は、この制御信号によって、多重成分識別信号分離回
路部47から出力された識別信号が除去された多重信号
を複数の処理系列に切り替える。すなわち、伝送された
信号が多重信号のであればHV周周波数ソフト46信号
を出力する。HV周波数シフト46では、水平・垂直周
波数シフトすることにより多重信号■を元の周波数帯域
に戻して出力する。この出力信号は、フィールドメモリ
部50で、時間周波数の低下した多重信号を繰り返し出
力することにより、毎秒60フィールドの信号を再生す
る。この再生された信号は、走査線補間部51で525
ライン・ノンインタレース信号に変替され、多重信号■
出力端子52に出力される。
一方、伝送されてきた信号が多重信号■であれば信号切
替器48によりHV周周波数アフト53信号が出力され
、水平・垂直周波数シフトすることにより多重信号■を
元の周波数帯域に戻され出力される。この出力信号は、
フィールドメモリ部54に信号が書き込まれ、時間周波
数の低下した多重信号を繰り返し出力することにより、
毎秒60フィールドの信号を再生する。この再生された
信号は、走査線補間部55で525ライン・ノンインタ
レース信号に変替され、多重信号■出力端子56に出力
される。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、現行テレビジョンとの互
替性を保ったまま、2MHzの水平周波数帯域を持った
複数の信号を多重・伝送することが可能なテレビジョン
信号多重/分離装置を提供できる。
また、直交変調方式と同じ大きさの電力の信号を多重・
伝送する場合、吹抜多重した多重信号電力は同直交変調
方式のものと比べて小さいため、現行受信機に対する妨
害が小さい。
さらに、時間解像度の低下が許される範囲において何種
類の多重信号でも多重・伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるテレビジョン信号多
重/分離装置におけるエンフーダ部のブロック図、第2
図は同装置におけるデコーダ部のブロック図、第3図は
フレーム内平均処理を説明するための垂直−時間領域図
、第4図は多重信号の伝送可能周波数帯域を示した図、
第5図はY信号(2MHz以上)とフレーム内での走査
線の関係を説明するための図、第6図はC信号とフレー
ム内での走査線の関係を説明するための図、第7図は吹
抜変調された多重信号のフレーム内での走査線の関係を
説明するための図、第8図は多重を行う周波数領域を説
明するための時間−垂直周波数領域図である。 15・・・インクレースサブサンプル処理部、16・・
・フレーム内平均処理部、17・・・多重成分識別信号
挿入回路部、18・・・吹抜多重処理部、25・・・信
号切替器、26・・・加算器、43・・・減算器、44
・・・係数器、45・・・信号切替器、46・・・多重
成分識別信号分離回路部、47・・・メモリ選択制御部
、48・・・信号切替器、49・・・HVV波数シフト
、51・・・走査線補間部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンコーダ側において、525ラインのインタレ
    ースサブサンプルされたI信号とQ信号とY信号のそれ
    ぞれにフレーム内平均処理を行なう第1のフレーム内平
    均処理手段と、このフレーム内平均処理されたI信号と
    Q信号からC信号を生成するC信号生成手段と、入力さ
    れた多重信号の帯域制限をする帯域制限手段と、この帯
    域制限された多重信号を525ラインインタレース信号
    に変替する変替手段と、この変替された多重信号にフレ
    ーム内平均処理を行なう第2のフレーム内平均処理手段
    と、同フレーム内平均処理された多重信号を吹抜変調す
    る吹抜変調手段と、この吹抜変調された多重信号と上記
    C信号と上記フレーム内平均処理されたY信号を加算す
    る加算手段とを備え、デコーダ側において、受信信号に
    フレーム内平均処理する第3のフレーム内平均処理手段
    と、このフレーム内平均処理された信号からY信号とC
    信号を分離する分離手段と、同C信号からI信号とQ信
    号を復調する復調手段と、受信信号において262H離
    れた信号の差分をとって多重信号成分を分離する多重信
    号成分分離手段と、この分離された多重信号成分の第2
    フィールドだけを抽出して多重信号成分を取り出す抽出
    手段と、この抽出された多重信号を水平・垂直周波数シ
    フトすることにより多重信号を元の周波数帯域に戻す周
    波数帯域復元手段と、時間解像度の低下した多重信号を
    繰り返し出力して毎秒60フィールドの多重信号を再生
    する多重信号再生手段と、この多重信号の走査線補間を
    行って画像を再生する画像再生手段とを備えたことを特
    徴とするテレビジョン信号多重/分離装置。
  2. (2)エンコーダ側において、525ラインのインタレ
    ースサブサンプルされたI信号とQ信号とY信号にそれ
    ぞれフレーム内平均処理をする第1のフレーム内平均処
    理手段と、フレーム内平均処理されたI信号とQ信号か
    らC信号を生成するC信号生成手段と、入力された多重
    信号の帯域制限をする帯域制限手段と、帯域制限された
    多重信号を525ラインインタレース信号に変替する変
    替手段と、この変替された多重信号にフレーム内平均処
    理する第2のフレーム内平均処理手段と、フレーム内平
    均処理された多重信号に識別信号を挿入する識別信号挿
    入手段と、この識別信号が挿入された信号を吹抜変調す
    る吹抜変調手段と、2つ以上の多重信号をフレームごと
    に切り替える切替手段と、この切替手段の出力と上記C
    信号出力と上記フレーム内平均処理されたY信号とを加
    算して出力する加算手段とを備え、デコーダ側において
    、受信信号にフレーム内平均処理する第3のフレーム内
    平均処理手段と、上記フレーム内平均処理された信号か
    らY信号とC信号を分離する分離手段と、C信号からI
    信号をQ信号を復調する復調手段と、上記受信信号にお
    いて262H離れた信号の差分をとり多重信号成分を分
    離する多重信号分離手段と、この分離された多重信号成
    分の第2フィールドだけを抽出して多重信号成分を取り
    出す抽出手段と、抽出された多重信号の識別信号を分離
    する識別信号分離手段と、識別信号からメモリ選択の制
    御信号を発生するメモリ選択手段と、上記制御信号に応
    じて識別信号が分離された多重信号をフレームごとに切
    り替えてそれぞれの多重信号に対応した処理系列に多重
    信号を出力する切替手段と、識別信号が分離された多重
    信号を水平・垂直周波数シフトすることにより多重信号
    を元の周波数帯域に戻す周波数帯域復元手段と、時間解
    像度の低下した多重信号を繰り返し出力することで毎秒
    60フィールドの多重信号を再生する多重信号再生手段
    と、この多重信号の走査線補間を行って画像を再生する
    画像再生手段とを備えたことを特徴とするテレビジョン
    信号多重/分離装置。
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