JPH0483016A - ヤットコ用の非常油圧ユニット - Google Patents

ヤットコ用の非常油圧ユニット

Info

Publication number
JPH0483016A
JPH0483016A JP19496590A JP19496590A JPH0483016A JP H0483016 A JPH0483016 A JP H0483016A JP 19496590 A JP19496590 A JP 19496590A JP 19496590 A JP19496590 A JP 19496590A JP H0483016 A JPH0483016 A JP H0483016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yatco
steel pipe
sheet pile
pipe sheet
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19496590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06104973B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Nagabuchi
和幸 永渕
Yukichi Suzuki
勇吉 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIYOUWA KOGYO KK
Chowa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
CHIYOUWA KOGYO KK
Chowa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHIYOUWA KOGYO KK, Chowa Kogyo Co Ltd filed Critical CHIYOUWA KOGYO KK
Priority to JP19496590A priority Critical patent/JPH06104973B2/ja
Publication of JPH0483016A publication Critical patent/JPH0483016A/ja
Publication of JPH06104973B2 publication Critical patent/JPH06104973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水底の地盤に打設された鋼管杭の頂部にヤッ
トコを装着して長時間(少なくとも数時間)放置する場
合、該ヤットコに設けられている油圧シリンダ内の油圧
が低下したとき、この油圧シリンダに圧力油を供給し得
るように構成した非常用の油圧ユニットに関するもので
ある。
土木技術においてヤットコとは、杭を水面下若しくは地
表面下に打ち込む際、杭の頂部に継ぎ足して用いる柱状
の道具をいう。
ヤットコは一般に「鋏」の字を当て、若しくは「矢蛸」
の字を当てて用いられることもある。元来は、かじやの
大造りに使用する金ばさみの意である。
例えば振動杭打を行う場合、ヤットコは振動装置と杭と
の間に介装固着され、杭に対して振動を伝達する。
〔従来の技術〕
土木建設工事に用いられる振動装置は一般に、偏心重錘
を取りつけた複数対の回転軸を平行に配設した橋造であ
る。
このような構成によれば、反対方向に回転する偏心重錘
の起振力を所望の方向につし1では相加せしめるととも
に、不要の方向については相殺せしめることができる。
第3図(A)は陸上における振動杭打ち作業を示す模式
図である。
振動装置1はクレーン(図示せず)によって吊持される
上記振動装置1の下端にチャック装置2が固定されてい
る。3は、ボルトナツトを用いて締結されるフランジ継
手である。
上記のチャック装置2は、杭4の頂部を把持して、核状
3の下端を地盤5に当接せしめる。
振動装置1は電動機などの駆動機(図示せず)を内蔵し
ていて偏心重錘(図示せず)を回転させ、上下方向の振
動を発生する。
上記の振動はフランジ継手3およびチャック装置2を介
して杭4に伝えられ、核状4は自重と振動とによって地
盤5内へ沈下してゆく 第3図(B)は水底地盤5′に杭4を打設する作業を示
す模式図である。
1は(A)図について説明した振動装置、2は同じくチ
ャック装置、 3′は同じくフランジ継手である。
6は水面である。
従来例のヤットコ7は、その頂部をフランジ継手3′に
よって振動装ri11に固着されるとともに、その下端
部に設けられたチャック装置2によって杭4を把持する
この模式図(第3図(B))に示した杭4は、具体的に
はコンクリートパイルであっても良く、鋼管杭であって
もよく、また鋼矢板、鋼管矢板であってもよい。
第4図は、多数の鋼管矢板8を並べて水底地盤5′に打
設する場合の工法を示す模式図である。
隣接する鋼管矢板8の間に描かれている9は鋼管矢板の
継手である。その■−■断面を拡大して第5図に示す。
第5図(A)は二港湾型継手、(B)はパイプT型継手
、(C)はパイプ型継手である。
(A)図に示した二港湾型継手は、一方の鋼管矢板8に
は断面C字形の継手9aが、他方の鋼管矢板8′には丁
字形の継手9bが、それぞれ溶接固着されている。
(B)図に示したパイプT型継手は、一方の鋼管矢板8
には断面が円形に近い円弧状の継手9cが、他方の鋼管
矢板8′は断面丁字形の継手9dが、それぞれ溶接固着
されている。
(C)図に示したパイプ形継手は、一方の鋼管矢板8と
他方の鋼管矢板8′との双方に、それぞれ円形に近い円
弧状の継手9eが溶接固着されている。
いずれの型の継手を用いることもできるが、双方の継手
にオス・メスの区別が無いこと、および、止水性が良い
こと等の理由によりパイプ型継手が普及しつつある。
第4図(A)に示した作業において、多数の矢板8を順
次に打設してゆくとき、継手9を係合させて打ち込まね
ばならないので、矢板8を打ち込み終えたとき、本第4
図(A)のように頂部が水面6上に突出していなければ
ならない。
もし、頂部が水面下に沈んでいると、次の矢板を打ち込
もうとしても継手9を係合させることができないからで
ある。
しかし、水中構築物の仕様により、又は作業条件により
、第4図(B)に示すように鋼管矢板8′の頂部を水面
6よりも深度りだけ低くしなければならない場合がある
このような場合、従来技術においては、第4図(A)に
示したように鋼管矢板8を並べて打設した後、図示の線
c−c’に沿って水中で切断しなければならなかった。
上記の水中切断を伴う作業は多大の時間と労力とを浪費
する上に、鋼管杭の上部を切り捨てる結果となり、資源
経済の面からも好ましくない。
そこで、従来技術においては単独の杭打ちに用いられて
いたヤットコを利用して、矢板の水中打設を行うことが
要望される。
第6図は、ヤットコを用いて鋼管矢板を並べて水面下に
打ち込む工法を示す説明図である。
この工法は、本発明者らが創作した未公知の発明に係る
ものである。
本第6図の(A)図は、水面6の下方の水底5に多数の
鋼管矢板8,8’、8’、8a、〜を順次に打設してい
る途中の状態を示す。
鋼管杭8.8’、8’は打設を完了している。
鋼管杭8a、8b、8cは一応打設を終っているが、そ
れぞれ、未だヤットコ7a、7b、7cを取り付けられ
たままになっている。
これから打ち込もうとする鋼管杭8dは、その頂部をヤ
ットコ7dを介してクレーンフック9に吊持されて建て
込まれる。
ヤットコ7dと本杭との結合は、本杭をパイルキーパ−
等で一時固定し、継手部管の結合が図られる。
(B)図に示すように、ヤットコ7dの頭部に振動装置
1を取り付け(第3図で説明したチャック装@2で把持
する) 、(C)図に示すように振動打ち込みを行う。
この場合、杭(矢板を含む意)の管理(倒れ。
傾き等)は、ヤットコの倒れ、傾きを確認して、杭の打
設精度を図る。
(D)図は、鋼管矢板8dを所定深度まで打ち込んだ状
態である。
所定深度まで打ち込んだ鋼管矢板8dは、ヤットコ7d
を取り付けたままにしておく。この状態で鋼管杭8dは
水面下に在って、その位置を確認することが容易でない
から、その標識の役目を持たせてヤットコ7dを該鋼管
杭8dに取り付けておくのである。
(E)図に示すごとく、一応の打設を終えている鋼管杭
8aから離脱させてヤットコ7aを吊り上げ、 このヤットコ7aによって、(F)図に示すように次の
鋼管矢板8eを吊持し、ヤットコ7dをガイドとして建
て込みを行う。
この(F)図の状態を前掲の(A)図に比較すると。
鋼管矢板およびヤットコの順番を示す呼称が変わってい
る他は同様である。このようにして1サイクルの工程を
進め、1サイクル毎に1個の鋼管矢板が打ち込まれてゆ
く。
ところが、第6図(A)〜(F)について説明した未公
知の発明工法を実施しようとすると、次に述べる理由に
より従来例のヤットコ(第3図)では施工が困難である
すなわち、第6図で説明した工法の各工程の中で5作業
中のヤットコは、(A)図、(E)図、(F)図ではク
レーンフック9によって直接的に吊持されており、(B
)図、(C)図、(D)図では振動装置1を取り付けら
れている。
従って、第3図(B)に示した従来例ヤットコ7のよう
に、振動装置1に対してフランジ継手3′を介してボル
ト、ナツトで締結される構造のヤットコでは、各工程の
段取り替えに多大の時間と労力とを浪費し、かわぬで不
経済である。
上述の事情に鑑みて、第6図に示した未公知の発明工法
の実施に好適なりットコを構成するには。
長手方向の片方の端(使用状態における下端)に杭(矢
板を含む)用のチャック装置を設けるとともに、 他端(使用状態における上端)は、振動装置のチャック
で把持し得る構造とし、 かつ、その側面には、上記の杭に設けられている矢板用
継手に対応する矢板用継手を設けると有効である。
上記の構成に係るヤットコは本発明者らが創作し、本出
願人により別途出願中(平成2年6月6日出願)の発明
(以下、第1の先願の発明という)である。
上記第1の先願の発明の構成によれば、ヤットコの上端
に対して振動装置を(チャックを介して)自在に着脱す
ることができる。
このため、ヤットコから振動装置を離脱させて該ヤット
コを暫時放置するとともに、該振動装置で他のヤットコ
を把持することができる。
また、ヤットコで矢板を把持するとともに該ヤットコに
振動装置を装着すれば、上記振動装置を介してヤットコ
を吊り上げること、並びに該ヤットコのチャックに把持
された杭をも一緒に吊り上げることも可能となる。
このようにして、第6図(A)〜(F)について説明し
た未公知の発明工法を実施することが可能となる。
第7図は前記第1の先願の発明に係るヤットコの一実施
例を示し、同図(A)は側面図であり同図(B)は正面
図である。
本例のヤットコ11は、その本体杭11aの下端部に鋼
管矢板8用のチャックllbが設けられている。
そして、このヤットコ11の上端部11cは、振動装置
1に装着されたチャック装置2によって把持し得る把持
部になっている。
この構造を念のために従来例(第3図)と対比してみる
と、 従来例のヤットコ7は、その下端に杭用チャック装置2
を装着されているが、その上端は振動装置1のチャック
装置2では把持できない構造である。
これに比して本例のヤットコ11は、その下端部のチャ
ックllbによって鋼管矢板8を把持したり解放したり
することができ、かつ、その上端を振動装置1のチャッ
ク族[2によって把持されたり解放されたりできる構造
になっている。
さらに、このヤットコ11は、その側面に、長手方向に
矢板継手lidを設けである。
上記の矢板継手lidの形式は、例えば第5図(A)〜
(C)に示した各種の矢板継手のうち何れの形式であっ
ても良いが、第7図(A)、(B)に示すごとくチャッ
クllbで把持する鋼管矢板8に設けられている鋼管矢
板継手9と同じ形式のものとし、かつ、該鋼管矢板継手
9と同一直線上に並ぶように構成する。
側面図である第7図(A)においては、鋼管矢板8の長
方形寸法d、Lこ比してチャックllbの幅寸法Wlお
よびチャック装置2の幅寸法W2が大きく、外側に張り
出しているが、 正面図である第7図(B)においては、前記鋼管矢板8
の直径寸法4口こ比してチャックllbの厚さ寸法T1
およびチャック装置2の厚さ寸法T2が小さく、側方に
張り出していない。
前述のごとく、正面図(第7図(B))において、II
I管矢板8の鋼管矢板継手9と、ヤットコ11の矢板継
手I I’dとは一直線状に並ぶように構成されている
従って、このヤットコ11のチャックllbの幅寸法T
Iは、該ヤットコ11の本体杆11aの直径寸法d2に
比して小さく、側方に張り出していない。
このように、ヤットコ11のチャックllbが。
その正面図において本体杆11aに比して側方に張り出
していないことは、複数の鋼管矢板8のそれぞれをヤッ
トコ11で把持して列設したとき、何れかのヤットコ1
1のチャックllbが、これに隣接するヤットコと干渉
しないため、および、該隣接するヤットコによって把持
されている鋼管矢板と干渉しないために設定したもので
ある。
第7図(A)、(B)を比較対照して容易に理解される
ように、ヤットコ11のチャックllbは。
鋼管矢板8を直径方向に挾持する。詳しくは、鋼管矢板
継手9を配設した方向(第7図(A)において紙面と直
角方向、第7図(B)において左右方向)に比して直交
する方向に挾持し、いわゆる2点支持の形で把持するこ
とになる。
次に、上記のように構成されたヤットコ11を用いて、
水底に鋼管矢板を並べて打設した使用例を説明する。
第8図は本使用例の工程説明図である。
水面6の下方に位置する水底5′に、多数の鋼管矢板を
打設する。
第8図(A)において、8.8’、8’は既設の鋼管矢
板である。
8a、8b、8cは、この順序に打ち込まれて未だ後処
理(ヤットコの取外し)を終えていない鋼管矢板である
11は第7図について説明したヤットコであって、本使
用例においては4本のヤットコ11A。
11B、11C,IIDを順繰りに用いた。
ヤットコIIAは、鋼管矢板8aを挾持して該鋼管矢板
8aを打ち込んだまま、未だ取り外されていない。
ヤットコIIBは、鋼管矢印8bを挾持して該鋼管矢板
8bを打ち込んだまま、未だ取り外されていない。
ヤットコ11Cは、鋼管矢板8cを挾持して該鋼管矢板
8cを打ち込んだまま、未だ取り外されていない。
鋼管矢板8Cに並べて打設しようとする鋼管矢板8dを
、ヤットコ11Dのチャックllbで挾持し、 上記ヤットコ11Dの把持部11Cを振動装置1のチャ
ック装E2で把持する。
上記の振動装置1を、棒振吊具10を介してクレーン9
′(滑車およびワイヤロープの一部のみ図示す)により
吊持し、 水面6上に突出しているヤットコ11Cの頂部を目標と
し−て吊り降し、 該ヤットコ11Cの矢板継手lidに、鋼管矢板8dの
鋼管矢板継手9を係合し、 上記鋼管矢板継手9を矢板継手lidに沿って滑らせな
がら吊り降す。
ヤットコ11Cが鋼管矢板8cを把持している状態で、
該ヤットコ11Cの矢板継手lidと鋼管矢板8cの鋼
管矢板継手9とが一直線状に揃っているので、吊り降さ
れた鋼管矢板8dの鋼管矢板継手9は、第8図(B)に
示すごとく、ヤットコ11Cの矢板継手lidから鋼管
矢板8cの鋼管矢板継手9に滑り込んで係合される。
さらにヤットコ11Dおよび該ヤットコ11Dに把持さ
れた鋼管矢板8dを吊り降して、該鋼管矢板8dの下端
を水底5′に当接させ(第8図(C)参照)、振動装置
llを作動させて振動打設作業を行う。
このようにして鋼管矢板8dは、鋼管矢板8cを基準と
して、鋼管矢板継手9を介して正確に位置決めされ、列
設して打ち込まれる。
このとき、第7図について説明したように、鋼管矢板8
dを把持しているヤットコ11Dのチャックllbの厚
さ寸法(第8図において左右方向の寸法)が、ヤットコ
11Dの本体杆11aから側方に張り出していないので
、ヤットコ11Cと干渉せず、また鋼管矢板8Cとも干
渉せず、円滑に作業が進行する。
第8図CD)に示すように、鋼管矢板8dが所定の位置
まで打ち込まれると、振動装置1の作動を停止させ、 ヤットコ11Dを把持しているチャック装置2の把持を
解除して、第8図(E)に示すように振動装置1と、こ
れに装着されているチャック装置2とを吊り上げる。
上記のチャック装置2により、第8図CF)に示すよう
にヤットコIIAを把持し、該ヤットコ11Aのチャッ
クllbによる鋼管矢板8aの把持を解除して、上記の
ヤットコIIAをクレーン9′で吊り上げる。
上記のようにして吊り上げたヤットコ11Aのチャック
llbにより、第8図(G)に示すごとく新たな鋼管矢
板8eを把持して吊り上げ、水面6上に突出しているヤ
ットコ11Dの頂部を目標として吊り降ろす。
鋼管矢板8eの鋼管矢板継手9はヤットコ11Dの矢板
継手lidに係合され、該矢板継手11dに案内されて
滑動降下し、鋼管矢板8dの鋼管矢板継手9に滑り込む
。このようにして鋼管矢板8eは鋼管矢板8dに対して
正確に隣接位置に案内される。
この第8図(G)を、前掲の第8図(B)と比較して考
察すると、 (B)図において打設しようとしている鋼管矢板8dが
(G)図においては打設済みであり、(G)図において
は該鋼管矢板8dの次に(これと並べて)打設すべき鋼
管矢板8eを打設しようとしているところである。
そして、(B)図においては使用済、未回収であった3
本のヤットコIIA、IIB、IICのうち、最も早く
使用済みとなっていたヤットコ11Aが再度使用されて
おり、(B)図において使用中であったヤットコ11D
は(G)図においては使用済、未回収である。
すなわち、この第8図(G)に示した状態は、前掲の第
8図(B)に比して1サイクルの工程が進んだ状態であ
る。
このようにして、4本のヤットコ11A、11B、II
C,IIDを順繰りに回収、再使用し。
再回収、再々使用して多数の鋼管矢板88〜を水底5′
に並べて打設してゆく。
この使用例では4本のヤットコを順繰りに使用したが、
本発明のヤットコを使用する場合、少なくとも2本を順
次に交互使用して、常に1本のヤットコを既打設鋼管矢
板上に取り付けてその頂部を水面6上に突出させておく
ことにより、該突出しているヤットコの矢板継手lid
で次工程の鋼管矢板8の鋼管矢板継手9を位置決め案内
することができる。
ただし、第8図(A)〜(G)に示した使用例のごとく
4本のヤットコIIA〜IIDを使用して、常に3本以
上の使用済、未回収のヤットコを既打設矢板の上に装着
して残置しておくと、該3本以上のヤットコ同志が矢板
継手lidを介して連結され、支え合っているので、波
浪に対する抗力が大きく、安定している。
振動装置を用いて杭(矢板を含む意)を打設する場合、
防振吊具を介して該振動装置を吊持する技術は公知であ
る。この公知技術を適用すれば、クレーンにより防振吊
具を介して振動装置を吊持した状態から吊持力を減じ(
ないしは零とし)、振動装置を作動させて振動打込を行
うことができる。
このため、第8図(C)の状態においてクレーン9′と
振動装置1とを、防振吊具10を介して連結したままで
振動打込を行うことができ、第8図(D)のように振動
装置1のチャック装置2の把持を解放して、第8図(F
)のごとく該チャック装置2によってヤットコIIAに
持ち替えることができる。このような操作が可能である
ことと、第7図に示した構成との関係について、第8図
、第6図を参照しつつ次に述べる。
第6図(A)〜(F)は、本発明者の創作に係る未公知
の発明工法のアイデアを模式的に示したものであるが、
これを実施するための装置が今日まで未完成であった。
第8図(A)〜(G)は第1の先願の発明に係る水底杭
打工事用ヤットコを用い、上記発明工法のアイデアを実
施可能ならしめた段階における実際の工程を模式的に描
いたものであって1次に述べるごとく第8図、第6図の
間には若干の差が有る。
アイデアを示した第6図(A)では、クレーン9によっ
てヤットコ7dを直接的に吊持し、同第6図(B)〜(
D)においては上記クレーン9をヤットコ7dから切り
離すとともに、該ヤットコ7dの頂部に振動装置1を取
り付けている。そして、同第6図(E)では振動装置1
をヤットコ7dの頂部に残置したままクレーン9でヤッ
トコ7aを吊り上げている。
これに比して第1の先順に係る発明の実施例である第7
図の構成では、クレーン9′によって吊持された防振吊
具10と、該防振吊具10によって吊持された振動装置
1とは強固に連結されていて、容易には着脱できない。
そして、従来一般には鋼管杭(矢板を含む)を把持する
ように構成されているチャック装置2に対して、ヤット
コ11を適合せしめて把持され得るように、該ヤットコ
11の頂部に把持部11cを設けである。
本例のヤットコ11を実際に使用した工法を示す第8図
の(C:)、 (D)図においては、防振吊具10を介
してクレーン9′に連結されたままの振動装置1により
、チャック装置2を介してヤットコ11Dを把持して鋼
管矢板8dの振動打込みを行い。
同第8図(E)ではチャック装置2によるヤットコ11
0の把持を解除し、(F)図のごとく該チャック装置2
でヤットコ11Aに持ち替えて該ヤットコIIAを吊り
上げる。
吊り上げたヤットコIIAによって新たな鋼管矢板8e
を把持して所定位置に吊り降ろすと(第8図(G))、 該ヤットコ11Aを介して鋼管矢板8eの振動打込みを
行い得る状態となる。
このように、第6図(アイデアを示す)においてはクレ
ーン9による吊持相手部材の持ち替えを第8図(実用の
工程)においてはチャック装置i2による吊持相手部材
の持ち替えにより、同様の作用、効果を達成している。
このような用法を可能ならしめ、このような作用、効果
を奏した理由の主たるものは(第7図参照)、 ヤットコ11の下端に設けたチャックllbによって鋼
管矢板8を着脱内在に把持し得る構造であること、およ
び、 該ヤットコ11の頂部を、振動装置のチャック装置2に
よって着脱自在に把持され得る構造としたことによる。
而して、多数の鋼管矢板を並べて、正しい位置へ容易に
打設できることの理由は、ヤットコ11の側面に、鋼管
矢板8の鋼管矢板継手9に対応する矢板継手lidを設
けたことによる。
以上説明したように、前記第1の先願の発明に係る水底
杭打工事用ヤットコによれば、多数の鋼管矢板を並べて
水底に打設し、該多数の鋼管矢板の頂部を水面下まで打
ち込むことができ、しかも、打ち込むべき鋼管矢板の位
置決めを迅速、容易。
高精度で行うことができることが確認された。
本発明者らは、上記先願の発明に係る水底杭打工事用ヤ
ットコについてさらに実用化試験研究を続けた結果、次
に述べるように、さらに改良が望まれる点が有ることを
発見した。
前記先願の発明に係るヤットコの一実施例を示した第7
図(B)の■−■断面は第9図(A)のようになる。
すなわち、複数の鋼管矢板8がX軸方向に列設される場
合、先願の発明に係るチャック1lb(ヤットコ11の
下端部に設けられている)は、Y軸 Y /軸方向に対
向して位置せしめられる。
(本第9図は模式的な説明図であって、鋼管矢板継手9
は省略しである)。
このため、鋼管矢板8上に、チャックllbで固定され
ているヤットコに対して、矢印Wのごとく斜方向の波浪
が衝突するとヤットコが倒されてしまう。
こうした波浪の力に耐えるため、第9図(B)に示すよ
うに、1個のヤットコに対して2対のチャックllbを
直交せしめて配設することも考えられるが、隣接するヤ
ットコ相互の間でチャック11b同志が、斑点を付して
示したように干渉し合うので実用できない。
また、第9図(C)に示したように、1個のヤットコに
対して3個のチャックllbを放射状に設置することも
考えられる。しかしながら、この案によれば、ヤットコ
を順繰りに使用してゆく際にその方向性を考えなければ
ならないので、施工管理が著しく煩雑になる。
その上、符号Kを付して示した個所の干渉を避けること
は、設計面でも施工実務でも余裕が少なすぎて容易でな
い。
上述の事情に鑑みて前記第1の先願の発明のヤットコの
効果を妨げることなく、さらに改良を加えて、 i、斜方向の波浪を受けてもヤットコが倒れるおそれ無
く、 ■0列設される鋼管矢板のそれぞれに固着されたヤット
コのチャック同志が干渉するおそれも無く、 ■、ヤットコを使用する際、その方向性について格別な
制約が無い、 水底杭打工事用ヤットコを提供するための構成として。
長手方向の片方の端に杭用チャック装置が設けられてお
り、他方の端は振動装置のチャックで把持し得るように
なっており、かつ、側面に沿って長手方向に矢板用継手
が設けられている水底杭打工事用ヤットコであって。
前記杭用チャック装置が設けられている片方の端に、杭
内に挿入されて拡張される拡張形サポータが設けられて
いて、 該サポータが拡張されると杭の内面に圧着され、ヤット
コと杭とが相互に固定される構造が有効である。上記の
構成は本発明者らが創作して本出願人により別途出願中
の発明(以下、第2の先願という)である。
上記の構成よりなるサポータを設けたヤットコは、鋼管
杭を外から掴むのではなく、内側に圧着して鋼管杭に固
定される。このため、隣接するヤットコ相互の間でサポ
ータが干渉するおそれが無い。
上記のようにしてヤットコが鋼管杭(矢板を含む意)に
対して固定されるので、どの方向から波浪を受けてもヤ
ットコが倒されるおそれが無くなる。
また、鋼管杭と把持装置部との間隙を無くすることによ
り鋼管杭の損傷を防ぎ、かつ、ヤットコに加わる波力に
よる応力を分散することとができ強固なりットコ支持と
なる。
第10図は第2の先願の発明に係る水底杭打工事用ヤッ
トコの一実施例を示す。
この実施例は、第7図に示した第1の先願の発明におけ
る実施例のヤットコに第2の先願の発明を適用して改良
したものであって、第2の先願の発明に係る第10図は
第10先願の発明に係る第7図(B)に対応する側面図
である。
本第10図において第7図(B)と同一の図面参照番号
を付したものは、前記第1の先願の発明におけると同様
ないし類似の構成部分である。
本実施例(第10図)が第7図(B)の第1の先願に係
る実施例に比して異なるところは、ヤットコ11の下端
に拡張形サポータ21を設けたことである。
例えば車両用のブレーキにおいても外部収縮式と内部拡
張式とがあり、それぞれ公知公用されている。第2の先
願の発明における拡張形サポータは前記内部拡張式ブレ
ーキと類似の構成であって、鋼管矢板8内に挿入され、
拡張されると該鋼管矢板の内周面に強く圧着される。
本例の拡張形サポータ21は、2対の拡開レバー21a
、21bが設けられている。核部の拡大詳細を第11図
に示す。
第11図(A)は、第10図に鎖線で囲んで示した■部
の拡大詳細図であり、第11図(B)は上記(A)図の
B−B断面図である。
11bは、前記第1の先願の発明におけると同様のチャ
ックであって、鋼管矢板8を把持、吊上げできる構成で
ある。
鋼管矢板8の上端には、その中心線を含む面に沿って案
内、補強用のプレート8pが設けられている。
22は、ヤットコ11の本体杆11aの下端に固定され
ている1対のガイドで、ヤットコ11をfRM矢板8に
対して同心状となるように案内する部材である。
第11図(A)に示すごとく、1対の拡開レバー21a
、21bが、軸21cによりヤットコ本体杆11aの下
端に対して傾動可能に支持されている。
上記拡開レバー21a、21bのそれぞれと、前記のガ
イド22との間に、シリンダ21dが介装接続されてい
る。
上記のシリンダ21dは、油圧ホースおよび操作弁(い
ずれも図示省略)を介して油圧を供給されて伸縮し、前
記拡開レバー21a、21bを往復円弧矢印21a  
、21b’のごとく拡開、収縮させる。
上記拡開レバー21a、21bを縮小させて鋼管矢板8
内に挿入して拡開させると、ヤットコ11と鋼管矢板8
とが同心状を保つように支持される。
ここに、前述したチャックllbが鋼管矢板8に対して
局部的に圧着され、その重量を吊持する機能を備えてい
るのに比して、 拡開レバー21a、21bは鋼管矢板8の内面に対して
、比較的長い接触長さLcを有しているので、鋼管矢板
8を基準としてヤットコ11の姿勢を保持する機能が優
れている。
具体的には次のごとくである。すなわち、鋼管矢板8が
水底地盤に打設されて固定されている状態で、拡張形サ
ポータ21はヤットコ11を、該鋼管矢板8と同心に支
持し、芯狂いを阻止する作用を果たす。
従って波浪の力を受けてもヤットコが倒れないように支
持される。
第10図から容易に理解できるように、本例の水底杭打
工事用ヤットコは、第1の先願の発明に係る水底杭打工
事用ヤットコの実施例(第7図)に拡張形サポータを併
設した構造であるから、第1の先願の発明における特有
の効果、すなわち「多数の鋼管矢板を並べて水底に打設
し、その頂部を水面下まで打ち込み、しかも鋼管矢板の
位置決めが容易であること」という長所を総べて備えて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは前記第2の先順に係る水底杭打工事用ヤッ
トコについて、 多数の鋼管矢板を並べて、その頂部が水面下となるよう
に打設することができ。
打設する鋼管矢板を迅速かつ容易に高精度で位置決めす
ることができ、 しかも、ヤットコに対して何れの方向から波浪の力が加
えられても該ヤットコが倒れるおそれが無いという、優
れた実用的効果を奏し得ることを確認したが、さらに実
用化試験研究を続けたところ、次に述べるような改良の
余地が発見された。
すなわち、例えば第12図に示すように鋼管矢板8を水
底地盤5′に打設し、その上にヤットコ11を取りつけ
、その頂部を水面6上に突出させた状態で相当長時間(
例えば数日間もしくはそれ以上)放置しなければならな
い場合が有る。
夜間、休日の作業中止中は勿論であるが、他の関連工事
との調整のため数日間の休止も有り得る。
第12図に示したようにチャックllbで鋼管矢板8を
把持するとともに、拡張形サポータ21の拡開レバー2
1a、21bを拡張させた状態で長時間放置した場合、
上記チャックllbの油圧シリンダおよび拡開レバー2
1a、21bの油圧シリンダの圧力油が漏洩して圧力低
下を招く場合が無いとは言えない。
このようにして、漏油のためシリンダの保持力が低下し
た状態で海が荒れるとヤットコ11が波浪の力で倒され
ることになる。
このように海が荒れているときは作業船が接近できない
ので、油圧の保持状態を点検したり圧力油を補充したり
することができない。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので。
ヤットコに設けられているチャック用の油圧シリンダや
拡張形サポータ用の油圧シリンダの保持油圧が低下した
とき、自動的に圧力油を補充することができ、しかも、
作動中に外部からエネルギーの補給を必要としない、非
常用の油圧ユニットを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するた・め、本発明は、ヤットコに設
けられている杭用チャック装置の油圧シリンダ、及び、
ヤットコに設けられている内部拡張形サポータの油圧シ
リンダの、少なくとも何れか一つに接続される油圧ポン
プと、上記油圧ポンプを回転駆動する動力源と、上記動
力源に供給するエネルギーを貯蔵する手段と、 を具備していることを特徴とする。
本発明を実施する場合、油圧シリンダ内の保持圧力油を
検出して作動する圧力感応スイッチを設けておいて、保
持油圧が低下したとき前記の動力源を作動させるように
構成しておくと好都合である。
また、前記の動力源としてエアポンプを用いるとともに
エネルギー貯蔵手段として高圧気体ボンベを用いれば、
エネルギー源としての高圧気体の補給が容易で・ある(
海が荒れていないとき、作業船から圧縮空気を補充する
と便利である)。
本発明においてエアポンプとは、狭義の空気圧送ポンプ
ではなく、圧力気体により駆動されて高圧油を吐出する
ポンプの意である。
また、前記の動力源として直流モータを用い、エネルギ
ー貯蔵手段として蓄電池もしくは燃料電池を用いれば、
動力源の出力制御が容易である。
前記の油圧ポンプ、動力源、およびエネルギー貯蔵手段
は、これらの付属部品と一緒に取り纏めてフロートに搭
載し、若しくは防水ケースに収めてヤットコの頂部に取
り付けておくと好都合である。
〔作用〕
前記の構成によれば、この非常油圧ユニットの中に油圧
ポンプと、その動力源と、エネルギー貯蔵手段とが設け
られているので、外部からのエネルギー補給(例えば送
電線による給電など)を受ける必要なく動力源を作動さ
せて油圧ポンプを回し、チャック装置の油圧シリンダや
拡張形サポータの油圧シリンダに対して、保持油圧を補
充することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る非・常油圧ユニットの一実施例を
含む油圧、空気圧系統図である。
図の右上に示したチャックシリンダ1 l b−+は第
11図に示した第2の先願におけるヤットコ11のチャ
ックllbを作動させる油圧シリンダである。
また、サポータシリンダ21dは上記第11図における
拡張形サポータ21の拡開作動用の油圧シリンダである
上記の油圧シリンダ1lb−x、21dは、通常の稼動
時はカップラー31aを介して常用油圧ユニット32に
接続されている。
上記の常用油圧ユニット32は作業船(図示せず)に搭
載されていて、駆動モータ32aで駆動される油圧ポン
プ32bの吐出圧力油を、操作弁Vを介して前記のシリ
ンダ1lb−x、21dに供給する。
32cは作動油タンクである。
上記のシリンダ1lb−t、21dは、また、カップラ
ー31aおよび油圧ホース31bを介して非常用油圧ユ
ニット33に、着脱可能に接続される構造である。
この非常用油圧ユニット33は、高圧ガスタンク33a
を備えている。
本例の高圧ガスタンク33aは、5 kg/dの減圧弁
33a−1を備えた窒素ガスボンベ(容量3゜4Q)で
ある0本発明を実施する際、この高圧ガスタンク33a
は圧縮空気タンクであっても良い。
上記高圧ガスタンク33aに貯蔵されている圧力エネル
ギーを有する高圧窒素ガスは、電磁弁33bを介してエ
アポンプ33eおよび予備のエアポンプ33fに供給さ
れる(電磁弁33bの制御については後述する)。
本例のエアポンプ33eは、吐出圧力210kg/dに
おいて吐出量1.4Q/minである。
鋼管矢板の打設作業を休止して1作業船に搭載されてい
る常用油圧ユニット32をチャックシリンダl l b
−tやサポータシリンダ21dから切り離すときは、非
常用油圧ユニット33のエアポンプ33e、33fの吐
出口は、カップラー31a。
油圧ホース31bを介して油圧シリンダ1 l b−+
21dに接続される。
前記管路内の圧力が210kg/cd未満になると、高
圧ガスタンク33a内のガス(5kg/dに減圧される
)をエアポンプ33eに供給し、該エアポンプ33eを
作動させる。
33iは作動油タンクである。
エアポンプ33eの吐出圧力油は調圧弁33hで調圧さ
れつつシリンダ1lb−x、21dに供給される。
エアーポンプ33fは、前記エアーポンプ33eの予備
として設けた予備エアーポンプである。
いま、何らかの故障によって油圧が回復せず、徐々に圧
力が低下したとする。このような場合、170kg/a
!以下になると電磁弁33bが(b)位置に作動せしめ
られて予備のエアポンプ33fが運転される。
第1図について以上に説明した非常用油圧ユニットを構
成している機器類は、第2図(A)に示すようにケース
に収納してフロート34に搭載し、油圧ホース31bを
介して撃留しておく。
これにより、鋼管矢板8にヤットコ11を装着した状態
で長時間放置しておいても、チャック装flllbの油
圧シリンダや拡開形サポータの油圧シリンダ(本第2図
(A)では隠れている)の保持油圧は常に210kg/
d以上に(万一の故障があっても170)cg/aJ以
上に)維持され、鋼管矢板8に対してヤットコ11が強
固に固定されるので。
波浪によってヤットコ11が倒されるおそれが無い。
第2図(B)は、(A)図と異なる実施例を示す。
本例においては非常用油圧ユニット33を防水ケースに
収納し、ヤットコ11の頂部に固定しである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、杭用チャック装置および拡張形サ
ポータを備えたヤットコに、本発明に係る非常用ユニッ
トを適用すると、該ヤットコを鋼管杭(矢板を含む)に
装着して長時間放置しても、チャック装置の油圧シリン
ダや拡張形サポータの油圧シリンダの保持油圧が低下し
ないので、ヤットコが波浪で倒されるおそれが無いとい
う優れた実用的効果を奏し、水底杭打技術の進歩に貢献
するところ多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る非常用油圧ユニットの一実施例を
示す空気、油圧系統図である。 第2図(A)、(B)は、それぞれ上記実施例の使用状
態を示す外観斜視図である。 第3図は従来例の杭打工法の説明図で、(A)は陸上打
設を、(B)は水底打設を示している。 第4図(A)、(B)は、従来技術における水底杭打工
法における問題点の説明図である。 第5図は鋼管矢板継手の説明図であって、(A)は二港
湾形継手を、(B)はT型継手を、(C)はパイプ形継
手を、それぞれ示している。 第6図(A)〜(F)は、未公知の水底杭打工法の説明
図である。 第7図は第1の先順に係る発明の一実施例の説明図であ
る。 第8図(A)ないし第8図(G)は上記第1の先願の発
明に係る実施例の使用方法の説明図である。 第9図は上記第1の先願に係る発明における課題の説明
図である。 第10図は第2の先願の発明に係るヤットコを示す側面
図、第11図(A)はその■部拡大詳細図、第11図C
B)はそのB−B断面図である。 第12図は上記第2の先願の発明に係るヤットコにおけ
る課題の説明図である。 1・・・振動装置、2・・・チャック装置、3,3′・
・・フランジ継手、4・・・鋼管杭、5・・・地盤、5
′・・・水底地盤、6・・・水面、7・・・従来例のヤ
ットコ、8・・・鋼管矢板、9・・・鋼管矢板継手、1
0・・・防振吊具、11・・・実施例のヤットコ、ll
a・・・本体杆、11b・・・チャック、lie・・・
把持部、lld・・・矢板継手、21・・・拡張形サポ
ータ、21a、21b・・・拡開レバー、21c・・・
軸、21d・・・シリンダ、22・・・ガイド、31a
・・・カップラー 31b・・・油圧ホース、32・・
・常用油圧ユニット、32a・・・駆動モータ、32b
・・・油圧ポンプ、33・・・非常用油圧ユニット、3
3a・・・高圧ガスタンク、33b・・・電磁弁、33
e・・・エアポンプ、33f・・・予備のエアポンプ、
33g・・・感圧スイッチ、33h・・・調圧弁、33
i・・・作動油タンク、34・・・フロート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヤットコに設けられている杭用チャック装置の油圧
    シリンダ、及び、ヤットコに設けられている内部拡張形
    サポータの油圧シリンダの、少なくとも何れか一つに接
    続される油圧ポンプと、上記油圧ポンプを回転駆動する
    動力源と、 上記動力源に供給するエネルギーを貯蔵する手段と、 を具備していることを特徴とするヤットコ用の非常油圧
    ユニット。 2、前記の油圧シリンダは圧力感応スイッチを備えてお
    り、 かつ、上記圧力感応スイッチが所定の圧力以下になると
    ONして前記油圧ポンプの動力源を作動させる構造であ
    ることを特徴とする、請求項1に記載したヤットコ用の
    非常油圧ユニット。 3、前記の動力源は圧力気体で駆動されるエアポンプで
    あり、かつ、 前記のエネルギー貯蔵手段は高圧気体ボンベであること
    を特徴とする、請求項1に記載したヤットコ用の非常油
    圧ユニット。 4、前記の動力源は直流電動機であり、かつ、前記のエ
    ネルギー貯蔵手段は蓄電池若しくは燃料電池であること
    を特徴とする、請求項1に記載したヤットコ用の非常油
    圧ユニット。 5、前記の油圧ポンプ、動力源、およびエネルギー貯蔵
    手段は、これらの機器の付属部材と共に取り纏めてフロ
    ートに搭載されており、ヤットコとの間を接続する高圧
    油ホースを備えていることを特徴とする、請求項1に記
    載したヤットコ用の非常油圧ユニット。 6、前記の油圧ポンプ、動力源、およびエネルギー貯蔵
    手段は、これらの機器の付属部材と共に取り纏めて防水
    ケースに収納され、ヤットコの頂部付近に取り付け得る
    構造であることを特徴とする、請求項1に記載したヤッ
    トコ用の非常油圧ユニット。
JP19496590A 1990-07-25 1990-07-25 ヤットコ用の非常油圧ユニット Expired - Lifetime JPH06104973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19496590A JPH06104973B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 ヤットコ用の非常油圧ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19496590A JPH06104973B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 ヤットコ用の非常油圧ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0483016A true JPH0483016A (ja) 1992-03-17
JPH06104973B2 JPH06104973B2 (ja) 1994-12-21

Family

ID=16333282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19496590A Expired - Lifetime JPH06104973B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 ヤットコ用の非常油圧ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06104973B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309014A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Shimizu Corp 杭芯材施工方法
JP2012162905A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Chowa Kogyo Kk 杭打機及びそれを用いた杭打工法
WO2015050207A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 新日鐵住金株式会社 連続壁打設方法および連続壁打設用治具
JP2017096019A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 調和工業株式会社 振動杭打抜機および杭の打込み・引抜き工法
JP2018105120A (ja) * 2018-04-02 2018-07-05 調和工業株式会社 振動杭打抜機および杭の打込み・引抜き工法
JP2018204278A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社技研製作所 回転圧入装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309014A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Shimizu Corp 杭芯材施工方法
JP2012162905A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Chowa Kogyo Kk 杭打機及びそれを用いた杭打工法
WO2015050207A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 新日鐵住金株式会社 連続壁打設方法および連続壁打設用治具
JPWO2015050207A1 (ja) * 2013-10-04 2017-03-09 新日鐵住金株式会社 連続壁打設方法および連続壁打設用治具
JP2017096019A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 調和工業株式会社 振動杭打抜機および杭の打込み・引抜き工法
JP2018204278A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社技研製作所 回転圧入装置
JP2018105120A (ja) * 2018-04-02 2018-07-05 調和工業株式会社 振動杭打抜機および杭の打込み・引抜き工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06104973B2 (ja) 1994-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1869259B1 (en) Method and apparatus for driving a pile into underwater substrates
US5425599A (en) Method for repairing a submerged pipeline
WO1996028616A1 (en) Method and apparatus for installing prefabricated deck packages on offshore jacket foundations
WO1998010145A2 (en) Method and apparatus for the offshore installation of multi-ton packages
NO320633B1 (no) Fremgangsmate og apparat for offshore installasjon av flertonns-pakker slik som dekks-pakker og plattformunderstell
US4229121A (en) Concrete removal apparatus
JPH0483016A (ja) ヤットコ用の非常油圧ユニット
CN112411603A (zh) 一种海上风电升压站的安装施工工艺
JP2003252563A (ja) コンクリート構造物の撤去方法およびその際用いる吊り金具
US3434295A (en) Pipe laying method
CN111980594A (zh) 临时海底基盘及批量安装深水表层导管的方法
JPH0441816A (ja) 水底杭打工事用ヤットコ
CN217458436U (zh) 一种海上钢管桩起吊组件
CN113551081B (zh) 一种千米水深浮筒式plet舷侧安装方法
JPH0464617A (ja) 水底杭打工事用ヤットコ
US10472791B1 (en) Removing submerged piles of offshore production platforms
CN210151774U (zh) 一种用于海上风电单桩基础钢管桩起吊立桩的工装
CN112919305A (zh) 吊车临时支撑吊梁工装拆除方法
JP4048141B2 (ja) 基礎杭施工装置
CN112228633B (zh) 一种海底管道水下带压开孔作业水下安装的施工方法
JPH10212511A (ja) 高炉の炉底煉瓦築炉方法
CN220078311U (zh) 一种适用于环形负压筒吊装的吊装框架
CN217841593U (zh) 双向反钩的打捞装置
CN113336073B (zh) 一种海上钢管桩起吊方法
CN220647257U (zh) 一种市政管道机器人施工始发定向管