JPH048181A - 静電アクチュエータ - Google Patents

静電アクチュエータ

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JPH048181A
JPH048181A JP10921290A JP10921290A JPH048181A JP H048181 A JPH048181 A JP H048181A JP 10921290 A JP10921290 A JP 10921290A JP 10921290 A JP10921290 A JP 10921290A JP H048181 A JPH048181 A JP H048181A
Authority
JP
Japan
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ferroelectric
electrodes
polarization
attraction
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10921290A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ebi
海老 豊
Eiko Suzuki
栄子 鈴木
Tatsuya Furukawa
達也 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH048181A publication Critical patent/JPH048181A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、静電気を用いた静電モータ等の静電アクチュ
エータに関する。
従来の技術 従来、精密工学会誌54/9/1988中の「マイクロ
アクチュエータ(p、+635〜p、 1640) J
によれば、種々のマイクロアクチュエータについて記載
され、その−っとして表面弾性波を利用した超音波モー
タがある。このような超音波モータは特開昭58−14
8662号公報でも提案されている。
また、生産研究vol、 41 No、l2(1989
,12)中の「高分子フィルムを用いた積層形静電アク
チュエータ」によれば、静電気を利用した静電アクチュ
エータが提案されている。
発明が解決しようとする課題 ところが、上記の超音波モータの場合、変位も少なく、
高周波で正しい位相差のある駆動波を必要とし複雑とな
るため、その駆動回路コストが高いものとなる。
また、上記の静電アクチュエータは、高電界を形成する
ために高圧±800vが必要となり、高圧電源と高圧ス
イッチング回路が必要となり、やはりコスト高となる。
課題を解決するための手段 分極されて可動性を有する強誘電体と、この強訴電体に
対向させたストライプ状の電極とを設け、これらの電極
に前記分極との間で静電的な反発と吸引とを発生させる
電圧を切換え印加する印加手段を設けた。
さらには、可動性を有する強誘電性フィルムと、この強
誘電性フィルム裏面にコーティングした導電性部材と、
前記強誘電性フィルム表面に対向させたストライプ状の
電極とを設け、これらの電極に前記強誘電性フィルムを
分極させるための電界を発生させる電圧と形成された前
記分極との間で静電的な反発と吸引とを発生させる電圧
とを切換え印加する印加手段を設けた。
作用 可動体として強誘電体を用い、静電的な反発・吸引の繰
返しにより強誘電体を可動させるので、低電圧による駆
動が可能となり、駆動のための印加手段が簡単・安価な
もので済む。
この場合、強誘電体をフィルム状とし、その裏面に導電
性部材をコーティングしたものを用いれば、駆動時に電
極を利用していつでも分極を形成することができ、予め
分極させておく場合のように空気中のイオンや水分を吸
着して表面の電位変化がなくなってしまうようなことが
なく、長期に渡って安定して動作させることができる。
実施例 請求項1記載の発明の一実施例を第1図及び第2図に基
づいて説明する。まず、フィルム状に形成され第1図に
示すように分極(ポーリング)が形成された強誘電体1
が左右方向に移動自在に設けられている。ここに、強誘
電体として、本実施例ではポーリングしたPVDF (
−CH,CF。
即ち、ポリフッ化ビニリデン)が用いられている。
また、このような強誘電体lに対向させてベース2が固
定的に設けられ、このベース2上には前記強誘電体1の
分極と同一数のアルミニウムによる電極3がストライプ
状に形成され、絶縁体4により覆われている。ここに、
これらの電極3を個別にはe、、 e、、〜、eゎとす
ると、分極の種類(3種類)に対応させて3つ置きに同
電位となるように電圧印加手段(図示せず)に接続され
ている。即ち、電極e、、e、、〜が駆動パルスC3に
より同電位となり、電極e、、e、、〜が駆動パルスC
3により同電位となり、電極e、、e、、〜が駆動パル
スC3により同電位となるように印加手段に接続されて
いる。
このような構成において、いま、第1図(a)に示すよ
うに電極e1に対向する強誘電体lの電極側か土掻性に
分極しているとすると、この状態では電極e、 (=e
4.〜)が土掻性、電極e2(=e6.〜)は−極性、
電極e s (” e a +〜)は土掻性となるよう
に、駆動パルスC,,C,、C3を各々印加する。即ち
、電極e +  e を部分で見れば対向する分極部分
との間で静電的に反発力が作用する一方、電極e*+e
s部分と各々一つ前に対向する分極部分との間では静電
的に吸引力が作用するため、強誘電体lは順次右方向に
移動しながら摩擦による抵抗が弱められ吸引力が強めら
れるものとなる。よって、結果的に同図(b)に示すよ
うに電極3と分極とが1つずれた状態となるまで強誘電
体lが移動する。この状態では、今度は、電極e * 
(”eI +〜)が土掻性、電極e、 (=e、。
〜)は−極性、電極et (=e *t〜)は土掻性と
なるように、駆動パルスC,,C,,C,を各々切換え
て電圧印加する。これにより、強誘電体1はさらに右方
に移動する。以下、強誘電体lの移動位置に応じて駆動
パルスC,,,C,,C,の正負を切換えることにより
、強誘電体1を必要量だけ右方に移動させることができ
る。
第2図は、このような動作のための駆動パルスC,,C
,,C,の正負切換えタイミング例を示すもので、タイ
ミングT1 が第1図(a)に相当し、タイミングT1
が第1図(b)に相当する。
このようにして、複雑な駆動回路、高電界を要しない新
規なアクチュエータとして動作する。
つづいて、請求項2記載の発明の一実施例を第3図によ
り説明する。本実施例は、強誘電体1に代えて、裏面(
ベース2と反対側)に導電性部材5をコーティングした
強誘電性フィルム6を用いたものである。この強誘電体
は具体的には、VDF / T r F Eの共重合体
が用いられている。そして、電極3による電界を利用し
てこの強誘電性フィルム6を分極させるようにしたもの
である。
即ち、第3図(a)はポーリング時を示し、電極6  
 e、、〜に十電圧を印加することにより対向する導電
性部材5の部分が一極性となり、両者間に挾まれた強誘
電性フィルム6部分は電極ee、、〜側が一極性となる
ように分極する。同様に、電極e、、e、、〜に一電圧
を印加することにより対向する導電性部材5の部分が土
掻性となり、両者間に挾まれた強誘電性フィルム6部分
は電極e、、e、、〜側が土掻性となるように分極する
電極e、、e、、〜には印加しない。これにより、第1
図(a)で示した場合と同様に分極した強誘電性フィル
ム6となる。以下は、第3図(b)(c)に示すように
、第1図(a)(b)の場合と同様に、電極3に印加す
る電圧の極性を順次所定タイミングで切換えるようにす
ればよい。つまり、本実施例の印加手段は、分極形成用
と、吸引・反発電界形成用として機能する。
前記実施例のように予め分極された強誘電体1を用いる
場合、空気中のイオンや水分を吸着して表面の電位変化
がなくなるため、長期間の使用ができないことがある。
しかるに、本実施例によれば、いつでもポーリング可能
であり、対向する電極3により分極も同じ時期に形成す
るたl、このような問題がなく、長期間の使用に際して
安定駆動を確保できる。
ところで、本実施例で強誘電性フィルム6としテ用イた
vDFZTrFEなるPVDFの共重合体(強誘電体l
用のPVDFでも同様)は、例えば、有機合成化学第4
2巻第11号(1984)中の「圧電性、焦電性、強誘
電性高分子(p、986〜p、994)」でも報告され
ているように大きなヒステリシスを持っており、S/N
のよい分極を形成できるので、安定した動作が可能とな
り、スイッチング時間も速いため高速移動も可能となる
。即ち、このような共重合体はVDF分率が50mo1
%以上含有されていれば強誘電性を示し、特に、VDF
分率が50〜80mo1%のものでは延伸等の処理を経
ずに交流電界を印加することにより強誘電性を示すもの
となり、その表面電荷がほぼ70〜80mC/citに
もなるものである。また、温度と共重合体の分極量Ps
との関係を示す第4図によれば、VDF分率が50〜8
0mo1%の共重合体はキュリー温度を有し、キュリー
点近傍で分極量Psが著しく減少することが判る。なお
、キュリー温度はVDF分率分率型共重合比DFZTr
FE)に依存し、次表のような関係にある。
発明の効果 本発明は、上述したように可動体として強誘電体を用い
、対向させた電極を利用して静電的な反発・吸引の繰返
しにより強誘電体を可動させるようにしたので、低電圧
による駆動が可能となり、駆動のための印加手段を簡単
・安価なものとすることができ、特に、強誘電体をフィ
ルム状とし、その裏面に導電性部材をコーティングした
ものを用いたので、駆動時に電極を利用していつでも分
極を形成することができるため、予め分極させておく場
合のように空気中のイオンや水分を吸着して表面の電位
変化がなくなってしまうようなことがなく、長期に渡っ
て安定動作を確保できる。
の発明の一実施例の動作原理を示す概略構成図、第4図
は共重合体の温度−分極量特性図である。
l・・・強誘電体、3・・・電極、5・・・導電性部材
、6・・・強誘電性フィルム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分極されて可動性を有する強誘電体と、この強誘電
    体に対向させたストライプ状の電極と、これらの電極に
    前記分極との間で静電的な反発と吸引とを発生させる電
    圧を切換え印加する印加手段とよりなることを特徴とす
    る静電アクチュエータ。 2、可動性を有する強誘電性フィルムと、この強誘電性
    フィルム裏面にコーティングした導電性部材と、前記強
    誘電性フィルム表面に対向させたストライプ状の電極と
    、これらの電極に前記強誘電性フィルムを分極させるた
    めの電界を発生させる電圧と形成された前記分極との間
    で静電的な反発と吸引とを発生させる電圧とを切換え印
    加する印加手段とよりなることを特徴とする静電アクチ
    ュエータ。
JP10921290A 1990-04-25 1990-04-25 静電アクチュエータ Pending JPH048181A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07147786A (ja) * 1993-11-25 1995-06-06 Fujitsu Ltd 静電気アクチュエータ
WO1997009774A1 (de) * 1995-09-08 1997-03-13 Deutsche Forschungsanstalt für Luft- und Raumfahrt e.V. Elektrostatischer antrieb
US6265806B1 (en) * 1998-05-25 2001-07-24 Nec Corporation Semiconductor microactuator with an improved platform structure and method of forming the same
US9521806B2 (en) 2013-01-21 2016-12-20 Kubota Corporation Farm work machine, farm work management method, farm work management program, and recording medium recording the farm work management program

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