JPH0475279B2 - - Google Patents

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JPH0475279B2
JPH0475279B2 JP57230953A JP23095382A JPH0475279B2 JP H0475279 B2 JPH0475279 B2 JP H0475279B2 JP 57230953 A JP57230953 A JP 57230953A JP 23095382 A JP23095382 A JP 23095382A JP H0475279 B2 JPH0475279 B2 JP H0475279B2
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cream
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、クリーム状洗浄料に関する。 更に詳しくは、クリーム状洗浄料のうち、クレ
ンジングクリームとクレンジングフオームの両機
能を有するクリーム状洗浄料に関する。 洗顔を目的とした洗浄料には、石けん、透明石
けん及びクレンジングフオーム等の石けんタイプ
と、クレンジングクリーム等のクリームタイプと
がある。 これらの洗浄料の使用方法は、前者の石けんタ
イプは、水を用いて泡立てて洗顔し、その後洗い
流すもので、後者のクリームタイプは、水を用い
ず直接クリームを顔面上に伸ばし、肌上の汚れと
混ぜ合せたのちにテイツシユペーパー等で拭きと
るものである。 これら洗浄料の使用性を概略評価すると、石け
んタイプは、使用中泡立ち、使用後比較的さつぱ
りした感覚が得られるが、洗い過ぎるとつつぱつ
たり、かさついたりする欠点もある。また、油性
フアンデーシヨン等のような油分の多い化粧品を
完全に落とすには洗浄力が不足である。一方、ク
リームタイプは、水のないところでも化粧落しが
出来、直接クリームを顔面上に伸ばす時容易に伸
び、クリーム中の油分と肌上の汚れとを混合した
のちにテイツシユペーパー等で拭きとるものなの
で、油性フアンデーシヨンを落とすのに適してい
るが、拭きとつた後、油つぽくべたつきが感じら
れる。 上記のような長所短所を有する石けんタイプ、
クリームタイプであるが、実際に一般消費者は、
それぞれどちらかのタイプを単独で、あるいはお
互いの欠点をカバーする為に、まずクリームタイ
プで予め油汚れを落とし、次に石けんタイプで洗
顔するといういわゆる二重洗顔を実施している。
しかし、二重洗顔はその言葉が示すように二度手
間がかかる煩わしさの欠点を有していた。 以上の事情に鑑み、本発明者らは、石けんタイ
プとクリームタイプの両方の長所・機能を有した
洗顔料はできないものかと考え、本発明の研究に
着手した。すなわち、本発明の目的は1つの洗浄
料でありながら次の3つの使用法ができ、しかも
従来の石けんタイプ、クリームタイプに付随して
いた欠点を取り除いた洗浄料を製造するものであ
る。 (1) 石けんタイプのように手の平で水を使つて泡
立て洗顔する使用法で使うことができる。この
とき油性フアンデーシヨン等の油汚れに対する
洗浄力はクリームタイプのように優れており、
しかも洗い上りがしつとりしていてかさつかな
い。 (2) クリームタイプのように肌上に伸ばして汚れ
と混ぜ合せた後テイツシユペーパーなどで拭き
とる使用法で使うことができる。拭きとつた後
はべたつかない。 (3) さらに好みによつてはクリームタイプのよう
に肌上に伸ばして汚れと混ぜ、しかる後肌上に
水を与え泡立てて洗い流す使い方もできる。 上記観点に立つて鋭意研究の結果、本発明者ら
は、脂肪酸石けんと、保湿剤と、油分とを特定の
量範囲で配合したならば、安定性良好な前記3目
的を満足したクリーム状洗浄料が得られることを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に至つたのである。 すなわち、本発明は、脂肪酸のカリウム塩6〜
40重量%と、保湿剤6〜50重量%と、油分6〜60
重量%とを配合され、全油分中に占める液状油分
の割合が50重量%以上であることを特長とするク
リーム状洗浄料を提供するものである。(以下、
重量%は単に%と称す)。 以下本発明の構成について詳述する。 本発明で用いられる脂肪酸のカリウム塩を構成
する脂肪酸は、炭素数8〜22の脂肪酸であつて、
直鎖、分岐、飽和、不飽和のいずれでもよい。具
体的な例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、パル
ミトオレイン酸、オレイン酸、イソミリスチン
酸、イソパルミチン酸及びイソステアリン酸等を
挙げることが出来る。これらのうちから1種また
は2種以上が組み合されて使用される。上記脂肪
酸の中ではラウリン酸、ミリスチン酸、オレイン
酸がとくに起泡性が高い。また、ラウリン酸等の
炭素数8〜12の脂肪酸は多量に配合すると皮膚刺
激性上好ましくないので、全脂肪酸量の50%を越
えない範囲の配合量が好ましい。 脂肪酸を中和するアルカリとしては、製品の品
質特性であるクリームの硬度、伸び度合及び起泡
性等の点から総合して水酸化カリウムがもつとも
好ましい。なお、脂肪酸とアルカリは予め中和し
てから製品に配合しても良いし、油相と水相に
別々に添加して乳化反応の際に中和する方法をと
つても良い。またどちらか一方が完全中和量より
も過剰であつても構わないが、皮膚安全性上から
は、アルカリ過剰はあまり好ましくない。脂肪酸
のカリウム塩の配合量は該クリーム状洗浄料の6
〜40%である。6%未満では十分な起泡性が得ら
れず、40%を越えるとクリームが硬くなり過ぎて
製品として好ましくない。 本発明で用いられる保湿剤は、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール、マルチトール等
の水溶性多価アルコールやこれらの縮合物、ある
いは、上記多価アルコールのエチレンオキシド付
加物及びプロピレンオキシド付加物等であり、こ
れらのうちから1種または2種以上が任意に、選
択されて使用される。上記保湿剤のうち、特にグ
リセリン、マルチトール及びソルビトール等の、
藤田らの有機概念図(化学の領域第11巻第10号第
719〜725頁1957年)で無機性/有機性が4以上の
保湿剤が製品安定性上好ましく、上記種々の保湿
剤を2種以上組み合せて使用する際にもこれら無
機性/有機性が4以上の保湿剤が全保湿剤量の50
%以上を占めるようにするとよい。これは、これ
ら無機性/有機性4以上の保湿剤を用いたとき
に、脂肪酸石けん6〜40%、保湿剤6〜50%、油
分6〜60%からなる組成物がゲル構造を形成する
ためと考えられる。保湿剤の配合量は6〜50%で
ある。6%以下ではクリームが硬くなりすぎ、50
%を超えるとクリームが糊様となつて、外観上の
製品価値が損なわれる。 本発明で用いられる油分は、化粧品用として使
用される油分であれば何でも良いが、流動パラフ
イン、スクワラン等の炭化水素系の油分が好まし
い。又、油分は、常温で液体のものが好ましい
が、常温で半固型、固型状のものを全油分量の50
%を超えない範囲で配合しても構わない。油分の
具体例を挙げれば、牛脂、スクワラン、オリーブ
油、コメヌカ油等の動植物油脂及び炭化水素、流
動パラフイン、ワセリン、固型パラフイン等の鉱
物油、イソプロピルミリステート、ペンタエリス
リトールテトラ2エチルヘキサノエート、ビタミ
ンAパルミテート、ビタミンEアセテートなどの
エステル油、メチルフエニルシリコン、ジメチル
シリコン等のシリコン油等である。油分の配合量
は6〜60%の範囲である。6%未満では油性化粧
品に対する洗浄力が不足で、しかも水を使つて洗
つた場合肌がかさつき気味であり、逆に60%を超
えるとクリーム硬度が固くなり過ぎ、又、経時で
油がしみ出してくるなど安定性が良くない。 本発明に係るクリーム状洗浄料には上記の構成
成分の他、本発明の効果を損わない範囲で必要に
応じて他の洗浄料、例えばアシルアミノ酸等や、
ノニオン、アニオン、カチオン、両性界面活性
剤、着色料、香料、防腐剤、殺菌剤、薬剤等を配
合しても良い。 本発明のクリーム状洗浄料は単独で用いた場
合、クレンジングクリーム及びクレンジングフオ
ームそれぞれのもつ欠点がない。すなわちクレン
ジングクリームの様に直接クリームを顔面上に塗
布して、汚れと混ぜ合せた後、テイツシユペーパ
ー等で拭きとるだけで油つぽさがなく、適度なし
つとりさが得られるので、その後クレンジングク
リームの様に顔面上の油分落としのために更に化
粧水で拭き取るとか、クレンジングフオーム等で
洗顔し直す必要がない。また、クレンジングフオ
ームの様に製品を直接手に取り、水またはお湯に
て泡立てて洗顔する場合、洗髪後つつぱつたりか
さついたりすることがなくしつとりさが得られ、
しかも油性フアンデーシヨンが容易に落とせるの
で、クレンジングフオームの様に油性フアンデー
シヨン落としのために何回も繰り返し洗わなくて
はならないというようなことがない。更に使用方
法として、顔面上にクリームを塗布し、汚れと混
ぜ合せた後、水またはお湯にて洗い流す使い方も
出来、クレンジングクリームとクレンジングフオ
ームで2重洗願するというような煩わしさがな
く、消費者にとつても誠に有用な洗浄料といえ
る。 次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。本発明はこれにより限定されるものではな
い。配合量は重量%である。 実施例1 比較例1,2 表1に示す配合比で処方を組んだ。比較例1は
市販のクレンジングフオームで、比較例2は市販
のクレンジングクリームの処方である。
〔製造方法〕
(1) 比較例1 を70℃で加熱溶解し、これに
をで溶解したものを同じく70℃に加熱して添加
する。十分攪拌して中和反応を行なう。 別にを70℃で加熱溶解して、中和反応
が終了した中に攪拌混合する。混合後、室温まで
冷却してクレンジングフオームを得た。 (2) 比較例2 を70℃で加熱溶解し、これに
を70℃で加熱溶解したものを攪拌しながら添
加して、のちホモミキサーで乳化粒子を整える。
ホモ処理後、室温まで冷却してクレンジングクリ
ームを得た。 (3) 実施例1 を70℃で加熱溶解し、これに
をで溶解したものを同じく70℃に加熱して添
加する。十分攪拌して中和反応を行なう。 別にを70℃で加熱溶解して、中
和反応が終了した中に攪拌混合する。混合後、室
温まで冷却した。 表1で得た比較例1,2、実施例1の起泡性、
洗浄性および使用後感覚について比較評価した。 結果を表2に示す。 評価方法は次の通りである。 (1) 起泡性 美容専門パネル5名による実使用官能評価によ
り評価し、平均値で示した。 ◎……極めて泡立ちが良い。 ○……泡立ちが良い。 ○△……泡立ち普通。 △……泡立ちが悪い。 ×……泡立ちが極めて悪い。 同時に攪拌機付き円筒形シリンダーを用いて、
試料濃度5%CaCO3100ppm人工硬水溶液400ml、
温度35℃で起泡性を測定した。 発生した泡の量を体積mlで示した。 (2) 洗浄性 20〜30歳の女性パネル30名により、一般市販の
油性フアウンデーシヨンを落とす力を実用テスト
によつて評価した。表2中の数値は平均値であ
る。 (評点) ◎……極めて洗浄性が良い。 ○……洗浄性良い。 ○△……洗浄性普通。 △……洗浄性悪い。 ×……極めて洗浄性が悪い。 なお、比較例1,2は通常のクレンジングフオ
ーム、クレンジングクリームの使用法で使用し、
実施例1は油性フアンデーシヨンの上から顔に塗
り、フアンデーシヨンと混ぜ合せてから、テイツ
シユペーパーで拭きとる方法と、テイツシユペー
パーで拭くのではなく水で洗い流す二通りで使用
し、両者の評点を平均した。 (3) 使用後感覚 20〜30歳の女性パネル30名による実使用テスト
を行ない、洗顔後の頬部の状態(つつぱる感
じ、しつとりする感じ、油つぽくない感じ)
を評価した。 使用方法は上記の洗浄性テストに準じた。 (評点) つつぱる感じ ◎……極めてつつぱり感がない ○……つつぱり感が少ない ○△…… 〃 が普通 △…… 〃 が少しある ×……極めてつつぱり感がある しつとりする感じ ◎……極めてしつとりする ○……ややしつとりする ○△……普通 △……ややしつとりしない ×……極めてしつとりしない 油つぽくない感じ ◎……極めて油つぽくない ○……油つぽさが少ない ○△……油つぽさが普通 △……少し油つぽい ×……極めて油つぽい
【表】 比較例1は市販のクレンジングフオームであ
り、起泡性は優れているが、油性フアンデーシヨ
ンを落とす洗浄性はやや劣り、使用後感覚はしつ
とりさが少なくややつつぱるものであつた。 比較例2は市販のクレンジングクリームであ
り、泡は全くたたないが、油性フアンデーシヨン
を落とす洗浄性は優れていた。使用後感覚はつつ
ぱることはないが、しつとりするというよりは油
つぽい感じがするものであつた。 以上のごとく市販の洗浄料は、性能および使用
後感覚にそれぞれ欠点があり、十分満足のいくも
のではない。 本発明品は、起泡性を有し、洗浄性に優れ、使
用後感覚はつつぱり感がなく、油つぽさがなく、
しつとりするという非常に良好な洗浄料であつ
た。 実施例2〜5,比較例3〜9 表3に示す配合量で処方を組んだ。
【表】 製造方法は、実施例1と同様に行なつた。評価
項目は、製造品の外観の項目を加えて同様に評価
した。結果を表4に示す。 (1) 外観 ◎……外観がクリーム様で艶があり、ブツがな
く良好 ○……やや良好 ○△……普通 △……やや不良 ×……外観が糊様で艶がなく、ブツがあり不良
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 脂肪酸のカリウム塩6〜40重量%と、保湿剤
    6〜50重量%と、油分6〜60重量%とを配合さ
    れ、全油分中に占める液状油分の割合が50重量%
    以上であることを特徴とするクリーム状洗浄料。
JP23095382A 1982-12-25 1982-12-25 クリ−ム状洗浄料 Granted JPS59117598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23095382A JPS59117598A (ja) 1982-12-25 1982-12-25 クリ−ム状洗浄料

Applications Claiming Priority (1)

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JP23095382A JPS59117598A (ja) 1982-12-25 1982-12-25 クリ−ム状洗浄料

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JPS59117598A JPS59117598A (ja) 1984-07-06
JPH0475279B2 true JPH0475279B2 (ja) 1992-11-30

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JP23095382A Granted JPS59117598A (ja) 1982-12-25 1982-12-25 クリ−ム状洗浄料

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072618B2 (ja) * 1985-12-09 1995-01-18 株式会社小林コ−セ− メ−キヤツプ除去料
AUPP108197A0 (en) * 1997-12-22 1998-01-22 Dow Corning Australia Pty Ltd Stable emulsions
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JPS59117598A (ja) 1984-07-06

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