JPH0473017A - 蒸気加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は蒸気加熱装置に関する。

（従来の技術） 従来から食品等を蒸気により加熱する加熱装置として、
加熱室内に食品を載せる載置台と蒸気を供給する蒸気供
給配管か設けられたボックスタイプの加熱装置が知られ
ており、載置台上の食品に蒸気か平均して当るように載
置台に多数の小孔を設けるようにすることが一般に行な
われている。

そして食品の加熱を連続処理するには、載置台をコンヘ
アのベルトに置換することし任意になされている。

（発明か解決しようとする課題） しかるに上記従来の蒸気加熱装置では、蒸気が加熱室に
充満したのち加熱室の天井部に至ると冷却されて凝縮し
、ドレンとなって載置台上に滴下し、載置台上の加熱さ
れた食品（例えば卵黄粉）等の水分含有量か場所により
不均一になったり、その食品等が湿ったりするという問
題点かあった。

本発明はこれに鑑み、載置台上の加熱食品等の上にドレ
ンが滴下することがなく、均質な加熱処理を行なうこと
かできる蒸気加熱装置を提供することを目的としてなさ
れたものである。

（課題を解決するための手段） 上記従来技術の問題点を解決する手段として本発明は、
蒸気を充満させるための加熱室と、この加熱室内に設け
られ加熱すべき粉末等の被加熱物を載置する小孔群を備
えた被加熱物載置台と、この載置台の下方位置に設けら
れ蒸気を分散供給させる蒸気供給配管と、前記加熱室の
天井部と被加熱物載置台との間にあって該載置台の略全
域を覆うように設けられ最下位置が前記載置台より外方
に位置する遮蔽部材とを具備することを特徴とするもの
である。

（作　用） 蒸気により加熱しようとする対象物を加熱室内の被加熱
物載置台上に載せ、その載置台の下方に配置されている
蒸気供給配管から蒸気を供給すると、蒸気は載置台の小
孔群を通り抜けるなどにより被加熱物の蒸気加熱が十分
に行なわれる。この蒸気は加熱室内を上昇し、その天井
部に至って冷却され、ドレンとなって滴下しても、載置
台の上部は遮蔽部材により覆われているのでその遮蔽部
材の上面に落ち、被加熱物の上に滴下することはない。

また蒸気は遮蔽部材の下面に接触するが、この遮蔽部材
の上面も蒸気に接触するので、遮蔽部材は短時間で蒸気
に近い温度に昇温し、したがってこの遮蔽部材の表面で
蒸気が凝縮することは殆んど起こらない。仮に遮蔽部材
の下面で凝縮が生じたとしても、この遮蔽部材の最下位
置が載置台の両側縁より外方に位置しているのて載置台
上に滴下することかない。これにより載置台上の被加熱
物が加熱を受ける際にドレンにより不均一に湿る等のこ
とが解消される。

（実施例） 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明する。

加熱室１は、外壁２により周囲か囲繞されたボックス構
造のもので、基台３上に置かれ、その天井部４は横断面
か略半円状とされ、頂部に排気口５か、下部低位にバル
ブ６付きのドレン排出ロアがそれぞれ設けられている。

前記加熱室１の内部にはその長手方向に被加熱物、例え
ば卵黄粉等の粉末を載置して加熱するための被加熱物載
置台８が設けられている。

図示の実施例では被加熱物載置台８をコンベアのベルト
９で構成し、連続加熱処理を行なうようにした場合を示
している。すなわち加熱室１の一端外部から他端外部に
かけて無端状のベルト９がドラム１０．１１に巻回して
設置され、入口側の外端部上に被加熱物である粉末１２
を供給するホッパ１３、このホッパ１３の下端から排出
される粉末１２をベルト９上に供給する振動式フィーダ
１４が設けられており、ベルト９の出口側の外端部には
加熱処理済の粉末１２を回収する回収容器１５（または
回収コンベア）が設けられている。

前記ベルト９は、第４図示のように被加熱物である粉末
１２に蒸気がよく接触するようにするため多数の小孔１
６．１６・・・が穿設されている。被加熱物か卵黄粉で
ある場合、前記小孔１６の直径は０．２〜１．０ｗｍ程
度とされ、その密度はｌｅｄ当り２０〜１００個程度と
される。

前記ベルト９の下部走行側９ｂは中間ローラ１７．１８
．．１９．２０により加熱室１の内部下方を通るよう上
部走行側９ａに対し間隔があけられており、この間に蒸
気供給配管２１がベルト９の走行方向にそって挿入設置
され、ベルト９の上部走行側９ａの下面に向けて蒸気を
噴出するようになっている。

前記ベルト９の上部走行側９ａと加熱室１の天井部４と
の間には遮蔽部材２２が設けられている。

この遮蔽部材２２は横断面が山形状をなし、薄くて熱容
量の小さい材料で形成されており、その長手方向両側端
の最下位置２２ａ、２２ａは第２図に示すように前記ベ
ルト９の長手方向両側縁より外方に位置するようにして
遮蔽部材２２の長手方向両側端に設けられた支持脚２３
．２３が加熱室１の外壁２に固着された支持脚２４．２
４に係合支持されていて、これらの間の空間部２５．　
２５を蒸気か流れて上昇するようになっている。

図において２６は、ベルト９上に供給された粉末１２を
予備加熱するため加熱室１の人口側外部に設置された赤
外線ヒータ等からなる予熱器、２７は加熱された粉末１
２を冷却するため加熱室１の出口側外部に設置された冷
却ファン等からなる冷却器である。

つぎに上記実施例の作用を説明する。

ベルト９を矢印方向に駆動するとともにフィーダ１４を
駆動して被加熱物の粉末１２を一定量ずつベルト９上に
供給する一方、蒸気供給配管２１から蒸気を供給する。

蒸気供給配管２１から噴出する蒸気は、ベルト９の小孔
１６．１６・・・を通過してその上面に載置されている
粉末１２に接触し、粉末１２の加熱が万遍なく十分に行
なわれる。この蒸気は加熱室１内を上昇し、空間部２５
．２５を通って天井部４に至り、排気口５から外部に排
出される。このとき天井部４に当った蒸気が冷却されて
凝縮し、ドレンとなって滴下しても、ベルト９の上方は
遮蔽部材２２て覆われているのでその上面に落ち、ヘル
ド９上の粉末１２に落ちることはない。また遮蔽部材２
２の上面に滴下したドレンが流れ落ちても、この遮蔽部
材２２の最下位置２２ａ、２２ａがベルト９の両側縁よ
り外方に位置しているので、やはりベルト９上の粉末１
２に落ちることがない。

ベルト９を透過した蒸気の一部は遮蔽部材２２の下面に
接触するが、この遮蔽部材２２の上面も蒸気に接してい
るので遮蔽部材２２自体が短時間で蒸気と略近い温度に
昇温し、そのため遮蔽部材２２の下面に蒸気が当っても
凝縮することは殆んど起こることはない。仮に遮蔽部材
２２の下面てドレンが生じても、前記と同様に遮蔽部材
２２の最下位置２２ａ、２２ａがベルト９の両側縁より
外方に位置しているのでベルト９上の粉末１２に落ちる
ことはない。

なお上記実施例では被加熱物載置台８をヘルド９で構成
した場合について説明したが、これは移動可能な合板を
加熱室１に出入する構造として、バッチ式に加熱処理す
る構造とすることもてき、また図示実施例のように被加
熱物の加熱を連続して行なう場合、被加熱物載置台８か
加熱室１内から一部加熱室１外に延設されているか、こ
のような装置も本発明に含まれることはもちろんである
。

そしてこの場合、ベルト９の下部走行側９ｂは被加熱物
載置台としては機能していない。さらにその他の構成に
関しても図示の実施例に限られるものではない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、蒸気により粉末の
ような被加熱物を加熱処理しても、蒸気の凝縮によるド
レンが被加熱物載置台上の粉末に落下することがなく、
ドレンの混入により不均一に湿ることを確実に防止する
ことかできる。またこれを防ぐ手段としての遮蔽部材は
その最下位置を被加熱物載置台の両側縁より外方に位置
させであるので、仮に遮蔽部材に接触した蒸気か凝縮し
ても載置台より外方に滴下することになり、載置台上に
落ちることかない。さらに前記載置台をコンベアのヘル
ドて構成すれば前記のような均一な加熱処理を連続的に
行なえ、多量の被加熱物の加熱を高能率に行なうことが
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による蒸気加熱装置の一実施例を示す縦
断側面図、第２図は第１図の■−■線相当の横断面図、
第３−図は第１図の■−ｍ線相当の水平断面図、第４図
は第１図のベルトの一部の拡大平面図である。 １・・加熱室、４・・・天井部、８・、被加熱物載置台
、９・・・被加熱物載置台としてのベルト、１２・・・
粉末、１６・・・小孔、２１・・・蒸気供給配管、２２
・・・遮蔽部材、２２ａ・・・最下位置。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 ■−Ｊ 第１図 第２図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、蒸気を充満させるための加熱室と、この加熱室内に
   設けられ加熱すべき粉末等の被加熱物を載置する小孔群
   を備えた被加熱物載置台と、この載置台の下方位置に設
   けられ蒸気を分散供給させる蒸気供給配管と、前記加熱
   室の天井部と被加熱物載置台との間にあって該載置台の
   略全域を覆うように設けられ最下位置が前記載置台より
   外方に位置する遮蔽部材とを具備することを特徴とする
   蒸気加熱装置。 ２、前記被加熱物載置台をコンベアのベルトで構成した
   請求項１記載の蒸気加熱装置